JPH0647543A - アーク溶接機 - Google Patents
アーク溶接機Info
- Publication number
- JPH0647543A JPH0647543A JP20761892A JP20761892A JPH0647543A JP H0647543 A JPH0647543 A JP H0647543A JP 20761892 A JP20761892 A JP 20761892A JP 20761892 A JP20761892 A JP 20761892A JP H0647543 A JPH0647543 A JP H0647543A
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- JP
- Japan
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- humidity
- welding
- humidity level
- level
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Abstract
(57)【要約】
【目的】人が遂次湿度を監視することなく湿度異常によ
る溶接欠陥を自動的に未然に防止する。 【構成】湿度レベル判定器13において、湿度感知器11か
ら出力された電気信号と、湿度レベル設定器12で設定さ
れた電気信号とを比較し、大気中の湿度が設定湿度レベ
ルより高い湿度異常の場合に、アーク溶接機18の制御回
路部14に溶接出力停止指令信号を出力するので、湿度異
常時に自動的に溶接出力を停止することができる。
る溶接欠陥を自動的に未然に防止する。 【構成】湿度レベル判定器13において、湿度感知器11か
ら出力された電気信号と、湿度レベル設定器12で設定さ
れた電気信号とを比較し、大気中の湿度が設定湿度レベ
ルより高い湿度異常の場合に、アーク溶接機18の制御回
路部14に溶接出力停止指令信号を出力するので、湿度異
常時に自動的に溶接出力を停止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はアーク溶接機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のアーク溶接機の湿度感知方法の構
成例を図３に示す。図３において、アーク溶接機１は、
電源を供給するパワー回路としての主回路部２と、主回
路部２の電源供給および溶接条件を制御する制御回路部
３で構成されている。ここで、湿度によって溶接状態は
変化するが、湿度の測定はアーク溶接機１とは別個の湿
度計４で測定していた。このように、アーク溶接機１と
湿度感知器としての湿度計４とは別個のものであり、ア
ーク溶接機１は大気中の湿度に関しては無感知なもので
あった。
成例を図３に示す。図３において、アーク溶接機１は、
電源を供給するパワー回路としての主回路部２と、主回
路部２の電源供給および溶接条件を制御する制御回路部
３で構成されている。ここで、湿度によって溶接状態は
変化するが、湿度の測定はアーク溶接機１とは別個の湿
度計４で測定していた。このように、アーク溶接機１と
湿度感知器としての湿度計４とは別個のものであり、ア
ーク溶接機１は大気中の湿度に関しては無感知なもので
あった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
溶接時に大気中の湿度が溶接欠陥を発生し得る値であっ
ても、溶接作業は可能であり、溶接作業者が、遂次湿度
を監視して溶接作業を行わなければ溶接欠陥が防止でき
ないという問題があった。
溶接時に大気中の湿度が溶接欠陥を発生し得る値であっ
ても、溶接作業は可能であり、溶接作業者が、遂次湿度
を監視して溶接作業を行わなければ溶接欠陥が防止でき
ないという問題があった。
【０００４】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、人が遂次湿度を監視することなく湿度異常による溶
接欠陥を自動的に未然に防止することができるアーク溶
接機を提供することを目的とする。
で、人が遂次湿度を監視することなく湿度異常による溶
接欠陥を自動的に未然に防止することができるアーク溶
接機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のアーク溶接機は、湿度を電気信号に変換して
出力する湿度感知器と、湿度レベルを電気信号で設定す
る湿度レベル設定器と、前記湿度感知器より出力された
電気信号と、前記湿度レベル設定器で設定された電気信
号とを比較し、湿度が前記設定湿度レベルより高い場合
に溶接出力停止指令信号を出力する湿度レベル判定器と
を備え、前記溶接出力停止指令信号により溶接出力を停
止する構成としたものである。
に本発明のアーク溶接機は、湿度を電気信号に変換して
出力する湿度感知器と、湿度レベルを電気信号で設定す
る湿度レベル設定器と、前記湿度感知器より出力された
電気信号と、前記湿度レベル設定器で設定された電気信
号とを比較し、湿度が前記設定湿度レベルより高い場合
に溶接出力停止指令信号を出力する湿度レベル判定器と
を備え、前記溶接出力停止指令信号により溶接出力を停
止する構成としたものである。
【０００６】また、本発明のアーク溶接機は上記構成に
加えて、湿度レベル判定器からの溶接出力停止指令信号
により溶接出力を停止するように制御するとともに、湿
度感知器からの湿度情報により湿度が大きくなるにつれ
て自動的にガスプリフロー時間を長くするように制御す
る制御回路部を有するものである。
加えて、湿度レベル判定器からの溶接出力停止指令信号
により溶接出力を停止するように制御するとともに、湿
度感知器からの湿度情報により湿度が大きくなるにつれ
て自動的にガスプリフロー時間を長くするように制御す
る制御回路部を有するものである。
【０００７】さらに、本発明のアーク溶接機における湿
度感知器を溶接機内の溶接ガス経路内に設けたものであ
る。
度感知器を溶接機内の溶接ガス経路内に設けたものであ
る。
【０００８】
【作用】上記構成により、湿度レベル判定器は、湿度感
知器から出力された電気信号と、湿度レベル設定器で設
定された電気信号とを比較し、湿度が設定湿度レベルよ
り高い場合に溶接出力停止指令信号を出力するので、湿
度が予め設定した湿度レベルになると溶接出力停止指令
信号により自動的に溶接出力が停止されて、湿度異常に
よる溶接欠陥は未然に防止される。
知器から出力された電気信号と、湿度レベル設定器で設
定された電気信号とを比較し、湿度が設定湿度レベルよ
り高い場合に溶接出力停止指令信号を出力するので、湿
度が予め設定した湿度レベルになると溶接出力停止指令
信号により自動的に溶接出力が停止されて、湿度異常に
よる溶接欠陥は未然に防止される。
【０００９】また、制御回路部は、湿度が大きくなるに
つれて自動的にガスプリフロー時間を長くするので、溶
接時にその周囲を溶接ガスで覆うことができ、溶接に対
する湿度の影響を抑えることが可能となる。
つれて自動的にガスプリフロー時間を長くするので、溶
接時にその周囲を溶接ガスで覆うことができ、溶接に対
する湿度の影響を抑えることが可能となる。
【００１０】さらに、湿度感知器を溶接機内の溶接ガス
経路内に設ければ、溶接ガス経路内は大気と溶接ガスと
の混合ガスが通過するので、大気中の湿度だけではなく
溶接ガスを含めたより正確な湿度が測定可能となる。
経路内に設ければ、溶接ガス経路内は大気と溶接ガスと
の混合ガスが通過するので、大気中の湿度だけではなく
溶接ガスを含めたより正確な湿度が測定可能となる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図１は本発明の一実施例におけるア
ーク溶接機の構成を示すブロック図である。図１におい
て、湿度感知器11は大気中の湿度を電気信号に変換して
出力する。また、湿度レベル設定器12は湿度レベルを電
気信号で設定する。これら湿度感知器11および湿度レベ
ル設定器12が接続される湿度レベル判定器13は、湿度感
知器11より出力された電気信号と、湿度レベル設定器12
で設定された電気信号とを比較し、大気中の湿度が設定
湿度レベルより高い場合に、アーク溶接機の制御回路部
14に溶接出力停止指令信号を出力する。この制御回路部
14はアーク溶接機の主回路部15に接続され、溶接出力停
止指令信号により制御回路部14さらに主回路部15を介し
て溶接出力を停止する構成である。さらに、湿度表示器
16は湿度感知器11および湿度レベル判定器13に接続され
ており、湿度感知器11にて電気信号に変換された値を湿
度として湿度表示器16で表示するとともに、異常湿度時
に湿度レベル判定器13からの信号により湿度表示器16の
警報ランプなどで警報表示する。以上により、湿度感知
器11、湿度レベル設定器12、湿度レベル判定器13および
湿度表示器16からなる湿度モニタ17を内蔵したアーク溶
接機18が構成される。
しながら説明する。図１は本発明の一実施例におけるア
ーク溶接機の構成を示すブロック図である。図１におい
て、湿度感知器11は大気中の湿度を電気信号に変換して
出力する。また、湿度レベル設定器12は湿度レベルを電
気信号で設定する。これら湿度感知器11および湿度レベ
ル設定器12が接続される湿度レベル判定器13は、湿度感
知器11より出力された電気信号と、湿度レベル設定器12
で設定された電気信号とを比較し、大気中の湿度が設定
湿度レベルより高い場合に、アーク溶接機の制御回路部
14に溶接出力停止指令信号を出力する。この制御回路部
14はアーク溶接機の主回路部15に接続され、溶接出力停
止指令信号により制御回路部14さらに主回路部15を介し
て溶接出力を停止する構成である。さらに、湿度表示器
16は湿度感知器11および湿度レベル判定器13に接続され
ており、湿度感知器11にて電気信号に変換された値を湿
度として湿度表示器16で表示するとともに、異常湿度時
に湿度レベル判定器13からの信号により湿度表示器16の
警報ランプなどで警報表示する。以上により、湿度感知
器11、湿度レベル設定器12、湿度レベル判定器13および
湿度表示器16からなる湿度モニタ17を内蔵したアーク溶
接機18が構成される。
【００１２】上記構成により、図２に示すように、ま
ず、時刻Ｔ0 で溶接を行うために溶接起動を行ったとす
る。このとき、大気中の湿度が設定湿度レベルより低い
場合、通常通り溶接を行うことができる。次に、溶接中
時刻Ｔ1 で大気中の湿度が設定湿度レベルを超えた異常
湿度の場合、湿度レベル判定器13は、湿度感知器11から
出力された電気信号と、湿度レベル設定器12で設定され
た電気信号とを比較し、大気中の湿度が設定湿度レベル
より高い場合にアーク溶接機18の制御回路部14に溶接出
力停止指令信号を出力するので、自動的に溶接出力が停
止して同時に溶接は停止される。このとき、湿度表示器
16は、湿度感知器11にて電気信号に変換された値を湿度
として表示するとともに、湿度表示器16の警報ランプな
どで警報表示する。そして、時刻Ｔ2 で引き続き大気中
の湿度が設定湿度レベルを超えている場合、溶接起動を
行ってもアーク溶接機18は溶接出力せず溶接は行われな
い。
ず、時刻Ｔ0 で溶接を行うために溶接起動を行ったとす
る。このとき、大気中の湿度が設定湿度レベルより低い
場合、通常通り溶接を行うことができる。次に、溶接中
時刻Ｔ1 で大気中の湿度が設定湿度レベルを超えた異常
湿度の場合、湿度レベル判定器13は、湿度感知器11から
出力された電気信号と、湿度レベル設定器12で設定され
た電気信号とを比較し、大気中の湿度が設定湿度レベル
より高い場合にアーク溶接機18の制御回路部14に溶接出
力停止指令信号を出力するので、自動的に溶接出力が停
止して同時に溶接は停止される。このとき、湿度表示器
16は、湿度感知器11にて電気信号に変換された値を湿度
として表示するとともに、湿度表示器16の警報ランプな
どで警報表示する。そして、時刻Ｔ2 で引き続き大気中
の湿度が設定湿度レベルを超えている場合、溶接起動を
行ってもアーク溶接機18は溶接出力せず溶接は行われな
い。
【００１３】このように、大気中の湿度が設定湿度レベ
ルを超えている期間は、アーク溶接機18は自動的に溶接
出力を停止して溶接を停止することができ、湿度異常に
よる溶接欠陥を未然に防止することができる。
ルを超えている期間は、アーク溶接機18は自動的に溶接
出力を停止して溶接を停止することができ、湿度異常に
よる溶接欠陥を未然に防止することができる。
【００１４】なお、本実施例では、制御回路部14は湿度
レベル判定器13からの溶接出力停止指令信号により溶接
出力を停止するように制御する構成としたが、これに加
えて、図１の点線に示すように湿度感知器11を制御回路
部14に接続し、湿度感知器11からの湿度情報により湿度
が大きくなるにつれて自動的に、溶接前に予め溶接混合
ガスを流すガスプリフロー時間を長くとる構成とすれ
ば、溶接時にその周囲を溶接混合ガスで覆うことがで
き、溶接に対する湿度の影響を抑えることも可能とな
る。また、本実施例では湿度感知器11で大気の湿度を測
定したが、湿度感知器11を溶接機内の溶接ガス経路内に
設ければ、溶接ガス経路内は大気と溶接ガスとの混合ガ
スが通過するので、大気中の湿度だけではなく溶接ガス
を含めたより正確な湿度を測定することができる。
レベル判定器13からの溶接出力停止指令信号により溶接
出力を停止するように制御する構成としたが、これに加
えて、図１の点線に示すように湿度感知器11を制御回路
部14に接続し、湿度感知器11からの湿度情報により湿度
が大きくなるにつれて自動的に、溶接前に予め溶接混合
ガスを流すガスプリフロー時間を長くとる構成とすれ
ば、溶接時にその周囲を溶接混合ガスで覆うことがで
き、溶接に対する湿度の影響を抑えることも可能とな
る。また、本実施例では湿度感知器11で大気の湿度を測
定したが、湿度感知器11を溶接機内の溶接ガス経路内に
設ければ、溶接ガス経路内は大気と溶接ガスとの混合ガ
スが通過するので、大気中の湿度だけではなく溶接ガス
を含めたより正確な湿度を測定することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明のアーク溶接機によ
れば、湿度を予め設定した湿度レベルより高い異常湿度
になると、アーク溶接機が自動的に溶接出力を停止する
ため、従来のように人が遂次湿度を監視することなく湿
度異常による溶接欠陥を未然に防止することができる。
れば、湿度を予め設定した湿度レベルより高い異常湿度
になると、アーク溶接機が自動的に溶接出力を停止する
ため、従来のように人が遂次湿度を監視することなく湿
度異常による溶接欠陥を未然に防止することができる。
【図１】本発明の一実施例におけるアーク溶接機の湿度
モニタ構成を示す概略ブロック図
モニタ構成を示す概略ブロック図
【図２】図１のアーク溶接機における湿度モニタ動作を
示すタイミング図
示すタイミング図
【図３】従来のアーク溶接機における湿度感知構成例を
示す概略ブロック図
示す概略ブロック図
11 湿度感知器 12 湿度レベル設定器 13 湿度レベル判定器 14 制御回路部 15 主回路部 16 湿度表示器 17 湿度モニタ 18 アーク溶接機
Claims (3)
- 【請求項１】湿度を電気信号に変換して出力する湿度感
知器と、湿度レベルを電気信号で設定する湿度レベル設
定器と、前記湿度感知器より出力された電気信号と、前
記湿度レベル設定器で設定された電気信号とを比較し、
湿度が前記設定湿度レベルより高い場合に溶接出力停止
指令信号を出力する湿度レベル判定器とを備え、前記溶
接出力停止指令信号により溶接出力を停止する構成とし
たアーク溶接機。 - 【請求項２】湿度レベル判定器からの溶接出力停止指令
信号により溶接出力を停止するように制御するととも
に、湿度感知器からの湿度情報により湿度が大きくなる
につれて自動的にガスプリフロー時間を長くするように
制御する制御回路部を有する請求項１記載のアーク溶接
機。 - 【請求項３】湿度感知器を溶接機内の溶接ガス経路内に
設けた請求項１記載のアーク溶接機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20761892A JPH0647543A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | アーク溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20761892A JPH0647543A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | アーク溶接機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647543A true JPH0647543A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16542777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20761892A Pending JPH0647543A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | アーク溶接機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0647543A (ja) |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20761892A patent/JPH0647543A/ja active Pending
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