JPH0647513A - 電磁鋳造装置の破損防止方法 - Google Patents

電磁鋳造装置の破損防止方法

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JPH0647513A
JPH0647513A JP4228008A JP22800892A JPH0647513A JP H0647513 A JPH0647513 A JP H0647513A JP 4228008 A JP4228008 A JP 4228008A JP 22800892 A JP22800892 A JP 22800892A JP H0647513 A JPH0647513 A JP H0647513A
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JP
Japan
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coil
mold
capacitor
mold coil
starting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4228008A
Other languages
English (en)
Inventor
Norifumi Hayashi
典史 林
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0647513A publication Critical patent/JPH0647513A/ja
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 電力装置から入力される交流電力を、整流器
部、直流リアクトル、インバータ部を備えた周波数変換
装置により所定の出力を有する交流電力に変換した後、
該交流電力を鋳型コイルに供給するようにした電磁鋳造
装置の電力供給方式において、鋳型コイルへの電力供給
に先立ち、前記インバータ部に配設されているインバー
タ部を起動させるための起動回路のコンデンサを放電
し、鋳型コイルに電流を流してインバータ部出側電圧波
形を検出し、該電圧波形形状により鋳型コイルの導通状
況を確認する。 【効果】 鋳型のアーク損傷が防止でき、電源の素子や
回路保護が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁鋳造装置の破損防
止方法、特に幅可変鋳型を用いるアルミニウムの電磁鋳
造装置において有効な電磁鋳造装置の破損防止方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムの電磁鋳造装置において、
鋳型コイルを取り替えた場合、また幅可変鋳型使用時に
おいては幅を変更した場合、鋳型コイルへ電力を供給し
て電磁鋳造を開始する前に鋳型コイルに接触不良が生じ
ていないことを確認するために、鋳型コイルの導通状況
をチェックすることが必要となる。チェックを行わずに
電磁鋳造を開始した場合、もし鋳型コイルのどこかに接
触不良個所があると、一度に大電流が流れる結果、接触
不良部でアークが発生して鋳型コイルやブスバー等を損
傷し、電源側にも高電圧が加わって電源回路を形成する
サイリスタ素子を破壊するおそれもある。
【0003】従来、鋳型コイルの接触不良の確認は、固
定鋳型の場合は目視で行われており、幅可変鋳型の場合
は鋳型コイルの四隅の接触状況がスクリーンに隠れて目
視観察が困難なため、例えばテスターにより鋳型コイル
の導通チェックが行われていたが、いずれも信頼性の点
で必ずしも十分とはいえず、作業性も悪い。また、テス
ターによるチェック作業は、チェック個所の通電部がカ
バーされていることや、フロアー下部に位置しているこ
とから作業性の点でも不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電磁鋳造鋳
型コイルへの電力供給装置に組み込まれている回路構成
を利用して鋳型コイルの導通チェックを行うものであ
り、その目的は、上記従来の問題点を解消し、簡単で信
頼性が高く、特に幅可変鋳型コイルの導通チェックに適
した電磁鋳造装置の破損防止方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による電磁鋳造装置の破損防止方法は、電源
装置から入力される交流電力を、整流器、直流リアクト
ル、インバータ部を備えた周波数変換装置により所定の
出力を有する交流電力に変換した後、該交流電力を鋳型
コイルに供給するようにした電磁鋳造装置の電力供給方
式において、鋳型コイルへの電力供給に先立ち、前記イ
ンバータ部に配設されているインバータ部を起動させる
ための起動回路のコンデンサを放電し鋳型コイルに電流
を流してインバータ部出力電圧波形を検出し、該電圧波
形形状によって鋳型コイルの導通状況を確認することを
構成上の特徴とする。
【0006】図1に示すように、電源装置1から入力さ
れた交流電力は変圧器2を経て周波数変換装置3に入
り、所定の出力を有する交流電力に変換された後、変圧
器7を経て鋳型コイル8に供給される。周波数変換装置
3は、整流器(順変換装置)4、直流リアクトル5、イ
ンバータ部(逆変換装置)6等から構成され、変圧器2
を経た50〜60Hzの交流は、整流器4に入り直流電力に変
換される。直流は直流リアクトル5を通過して2000〜30
00Hzの高周波数とされた後、インバータ部(逆変換装
置)6で交流に変換され、変圧器7を経て鋳型コイル8
に供給される。9はインバータ部6を起動させるための
起動回路、10は、整流器4、インバータ部6等の作動
を制御するための制御回路である。11は力率調整用の
コンデンサで並列に配設される。12は変流器、13は
遮断器、14は計器用の変圧器であるる。
【0007】電磁鋳造開始時、上記の回路を通じて鋳型
コイル8に電流を供給すると、数千アンペアの電流がい
っきに流れるから、鋳型コイルに接触不完全部があると
その部分でアークが生じ装置破損の原因となる。本発明
では、電磁鋳造を開始する前に、電源を切った状態で鋳
型コイル8に小電流を流し鋳型コイルの導通性をチェッ
クしてコイル接触状況の良否を確認し、装置破損を未然
に防ぐものである。
【0008】鋳型コイル8への小電流の供給はインバー
タ部6に配設されているインバータ部6を起動させるた
めの起動回路9内のコンデンサを利用する。このコンデ
ンサを事前に充電した後放電し鋳型コイル8に電流を流
す。このときインバータ部6の出側電圧の波形を検出
し、波形形状によって鋳型コイルの導通性を確認する。
鋳型コイルの接触が完全な場合は、図2に示すようにコ
ンデンサ内の電荷が順次放電し、コイルと力率調整用の
コンデンサ11との共振回路により正弦波状に電圧が減
衰する。通常は2 〜5 サイクルで減衰し、波形のピーク
が数回認められる。一方、鋳型コイルの接触がなされて
いない場合は電荷放電が起こらず、図3に示すような電
圧波形となり、波形のピークはみられない。コイルの接
触が不完全な場合には減衰波形が歪み、図4に示すよう
な電圧波形となる。
【0009】
【作用】本発明は、鋳型コイルへ電力を供給する電気回
路内のコンデンサを利用し、事前にこのコンデンサを充
電して蓄積させたエネルギ分だけの小電流を鋳型コイル
に流し、コイルの導通性を示すコンデンサ内の電荷の放
電状況をコンデンサ放電時のインバータ部出側電圧波形
により検出することにより、鋳型コイルの接続の良否を
高い信頼性をもって判定することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して説
明する。 実施例1 アルミニウムの電磁鋳造において、コイルの接続が完全
な固定型鋳型コイルをセットし、図1に示す電力供給装
置により鋳型コイルに電流を供給する前に、予め充電し
た起動回路のコンデンサを放電し、鋳型コイルに電流を
流した。コンデンサ放電時のインバータ部6の出側の電
圧波形のピーク回数をサイクルカウンタで検出したとこ
ろ、規則正しいピークの出現が認められた。
【0011】比較例1 アルミニウムの電磁鋳造において、幅可変鋳型を使用し
て四隅部のうちの一か所でコイルの接続を完全に絶った
鋳型コイルをセットし、図1に示す電力供給装置により
鋳型コイルに電流を供給する前に、予め充電した起動回
路のコンデンサを放電して鋳型コイルに電流を流し、コ
ンデンサ放電時のインバータ部6の出側の電圧波形のピ
ーク回数をサイクルカウンタで検出したところ、ピーク
の出現は認められなかった。
【0012】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば電磁鋳造
装置の鋳型コイルの接触不良が事前にチェックできるか
ら、アーク発生に起因する装置の損傷が防止され、電源
の素子や回路保護が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において電磁鋳造装置の鋳型コイルに電
力を供給するための電力供給回路示す回路図である。
【図2】鋳型コイルの導通性が良好な場合の電圧波形を
示す図である。
【図3】鋳型コイルの接続が絶たれている場合の電圧波
形を示す図である。
【図4】鋳型コイルの接触が不完全な場合の電圧波形を
示す図である。
【符号の説明】
1 電源装置 2 変圧器 3 周波数変換装置 4 整流器 5 直流リアクトル 6 インバータ部 7 変圧器 8 鋳型コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から入力される交流電力を、整流器
    部、直流リアクトル、インバータ部を備えた周波数変換
    装置により所定の出力を有する交流電力に変換した後、
    該交流電力を鋳型コイルに供給するようにした電磁鋳造
    装置の電力供給方式において、鋳型コイルへの電力供給
    に先立ち、前記インバータ部に配設されているインバー
    タ部を起動させるための起動回路のコンデンサを放電し
    鋳型コイルに電流を流してインバータ部出側電圧波形を
    検出し、該電圧波形形状によって鋳型コイルの導通状況
    を確認することを特徴とする電磁鋳造装置の破損防止方
    法。
JP4228008A 1992-08-04 1992-08-04 電磁鋳造装置の破損防止方法 Pending JPH0647513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0916958A1 (fr) * 1997-11-18 1999-05-19 STMicroelectronics SA Procédé de test d'un circuit résonant inductif
CN113441691A (zh) * 2021-01-20 2021-09-28 重庆大学 单频感应加热激励电源实现电磁侧封装置及方法

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0916958A1 (fr) * 1997-11-18 1999-05-19 STMicroelectronics SA Procédé de test d'un circuit résonant inductif
FR2771183A1 (fr) * 1997-11-18 1999-05-21 Sgs Thomson Microelectronics Procede de test d'un circuit resonant inductif
CN113441691A (zh) * 2021-01-20 2021-09-28 重庆大学 单频感应加热激励电源实现电磁侧封装置及方法
CN113441691B (zh) * 2021-01-20 2022-06-14 重庆大学 单频感应加热激励电源实现电磁侧封装置及方法

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