JPH0647467Y2

JPH0647467Y2 - 区分別収納ケース

Info

Publication number: JPH0647467Y2
Application number: JP1991105642U
Authority: JP
Inventors: 君子後藤
Original assignee: 君子後藤
Priority date: 1991-10-23
Filing date: 1991-10-23
Publication date: 1994-12-07
Anticipated expiration: 2004-12-07
Also published as: JPH0537242U

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本案は、薬など、毎日規則正しく
服用あるいは使用するものの場合に、使用目的や必要物
品を忘れたり紛失したりすることを防止するための収納
ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ポケット型曜日別資料ケース（実
開６２−５９４２２）、携帯用小物入れ（実開６２−１
５７３２）が知られている。しかし、薬など、毎日規則
正しく服用あるいは使用する場合には、日常生活の煩雑
さで服用あるいは使用することを忘れたり、服用あるい
は使用した後にも、迷うことがあった。また、薬、診察
券、健康保険被保険者証、各種手帳などの収納場所を忘
れたり、紛失したりする不都合もあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】本案は、上記の欠点を
除くために考案されたもので、服用あるいは使用するこ
とを忘れたり、紛失したりすることを防ぐために、薬な
ど一回の使用分を区分して収納でき、診察券、健康保健
被保険者証、各種手帳などの関連物品を、一つの収納ケ
ースに収納し、柱や壁に掛けて一目瞭然に収納できると
共に、必要に応じて折り畳み、携帯用としても使用でき
る区分別収納ケースの提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本案は、区分別収納ケー
スであって、本体１の内面に、曜日名２と時刻名３で縦
横に配列した複数の区分別収納部５を設けてなる収納ケ
ースにおいて、下部に用途別収納部６、７を設けると共
に、本体１の上端縁に吊り具兼止め具１０を、本体１の
外面に、前記吊り具兼止め具１０に係合する止め具１１
を、それぞれ取付ける手段を講じたものである。また、
本体１の外面９にフリー収納部８を設け、各収納部５、
６、７を、内容物が容易に判明できる素材で形成する手
段を講じる。

【０００５】

【作用】本案品を使用するときは、薬など、１回分の量
を服用あるいは使用別に分け、各区分別収納部５に収納
する。残りの薬は、用途別収納部６に収納することで、
服用あるいは使用忘れや間違いを防ぐことができ、診察
券、健康保険被保険者証、各種手帳等、通院、受診に必
要なものは用途別収納部７に収納することで、関連物品
を一つの収納ケースに収納することができる。また、診
察日に合わせて、曜日名２記載の曜日別収納部４に診察
券を収納しておくことで、診察日を忘れたり、間違った
りすることを防ぐことができる。本案品は、吊り具兼止
め具１０を使用して柱や壁に吊り下げることで、図１の
ように一目瞭然に収納でき、服用、使用状態がよく分か
る。さらに、図３に示すように、三つ折りにして吊り具
兼止め具１０を本体１の外面に設けた止め具１１に係止
することによってバッグ状となるので携帯用に便利であ
ると共に、携帯用物入れとしても使用することができ
る。

【０００６】

【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、さらに
詳細に説明する。

【０００７】この実施例のものは、薬と、その関連物品
を一つの収納ケースに区分別に収納した例である。本体
１の内面に、日曜日から土曜日までの７日間を７区分し
た上端縁が開口する収納部４を朝、昼、夜、曜日名２記
載の４区分で再区分して、縦横に配列した区分別収納部
５、５・・を、図示のように設ける。区分別収納部５に
はそれぞれ１回分の薬を収納し、朝、昼、夜と必要時取
り出して服用あるいは使用する。曜日名記載の区分別収
納部５には、１日４回以上服用の薬あるいは頓服薬等を
収納したり、受診日を忘れないために受診日、通院日に
合わせた曜日に診察券などを収納したりする。用途別収
納部６、７には、診察券、健康保険被保険者証、各種手
帳、通院、受診に必要なものを収納することで、紛失や
必要なものの持参忘れを防ぐことができる。また、本体
の外面下端部には、上端縁が開口したフリー収納部８を
１組設けているが、このフリー収納部８には、適宜、必
要物品を収納することができる。この実施例のものは、
本体１の上端縁に取付けた吊り具兼止め具１０を使用し
て柱や壁に吊り下げると区分別収納ケースの置き場所も
分かりやすく、収納、服用、使用状態が一目で速やかに
判明する。さらに、図３に示すように、三つ折りにして
吊り具兼止め具１０を止め具１１に係合して止めるとバ
ッグ状となり、そのままで携帯用として使用できると共
に、携帯用物入れとして使用できる。なお、外出時に
は、区分別収納部５に収納している薬を、１回分ずつ適
宜の小さな容器に収納したものを必要回数分持参するこ
とで、外出先での服用あるいは使用を忘れない。材質
は、布類、ニット類、合成樹脂類、皮革類など、形成可
能な素材を適宜使用することができる。特に、収納部
は、透明感のある素材を使用することで、内容物が容易
に判明できるものとする。色彩は、吊り具１０を使用し
て、室内に吊り下げたり、吊り具兼止め具１０、止め具
１１を係合して携帯用物入れとして使用することを考慮
して、カラフルに、美しく配色することによって、イン
テリヤとして、また装飾品として効果の高いものとする
ことができる。

【０００８】

【考案の効果】以上のように本案は、使用目的別に、縦
横に配列された区分別収納部５に、薬等を収納して使用
することによって、薬等の服用あるいは使用することを
忘れることを防止できると共に、診察券、健康保険被保
険者証、各種手帳などの関連物品を一つの区分別収納ケ
ースにまとめて収納できるので、関連物品を紛失したり
忘れ物をしたりすることを防止する効果がある。本案品
は、吊り具兼止め具１０で柱や壁に掛けて使用すること
によって、一目瞭然に薬などと関連物品を収納できると
共に、必要に応じて折り畳み、携帯用としても使用する
ことができるものである。特に、三つ折りにして吊り具
兼止め具１０を止め具１１に係止するとバッグ状とな
り、携帯に便利であると共に携帯用物入れとしても使用
できるので、実用上甚だ便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案一実施例の内面を示す平面図である。

【図２】本案一実施例の外面を示す平面図である。

【図３】本案の一実施例を三つ折りにして折り畳んだ状
態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１・・本体２・・曜日名３・・時刻名４・・曜日別収納部５・・区分別収納部６・・用途別収納部７・・用途別収納部８・・フリー収納部９・・本体外面１０・・吊り具兼止め具１１・・止め具

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本体（１）の内面に、曜日名（２）と時
刻名（３）で縦横に配列した複数の区分別収納部（５）
を設けてなる収納ケースにおいて、下部に用途別収納部
（６）、（７）を設けると共に、本体（１）の上端縁に
吊り具兼止め具（１０）を、本体（１）の外面に、前記
吊り具兼止め具（１０）に係合する止め具（１１）を、
それぞれ取付けたことを特徴とする区分別収納ケース。
【請求項２】本体（１）の外面（９）にフリー収納部
（８）を設けた請求項１記載の区分別収納ケース。
【請求項３】各収納部（５）、（６）、（７）が、内
容物が容易に判明できる素材で形成されている請求項１
又は請求項２記載の区分別収納ケース。