JPH0647459Y2 - 生理用ナプキン - Google Patents

生理用ナプキン

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JPH0647459Y2
JPH0647459Y2 JP7631192U JP7631192U JPH0647459Y2 JP H0647459 Y2 JPH0647459 Y2 JP H0647459Y2 JP 7631192 U JP7631192 U JP 7631192U JP 7631192 U JP7631192 U JP 7631192U JP H0647459 Y2 JPH0647459 Y2 JP H0647459Y2
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JP
Japan
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waterproof member
sanitary napkin
napkin
extraction
paper
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JP7631192U
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JPH0638953U (ja
Inventor
耕三 合田
Original Assignee
大三株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、下着の股部分に巻き
込み、その位置に固定できるウイング部を有した生理用
ナプキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生理用ナプキンは、例え
ば特開昭63−3858号公報に記載されたようなもの
が存在する。この生理用ナプキンは、図7に示したよう
に、ナプキンの非使用面側に2枚のウイング11、11
が取り付けられ、これらウイング11、11はナプキン
本体10の左右に突出している。前記ウイング11、1
1は、図8、9に示したように、下着Sの股部分12に
巻き込んだときに、巻き込んだ部分においてウイング1
1、11を固定しておくための粘着部材13を有してい
る。さらに、下着Sの内側股部分12aにナプキンを粘
着させるための粘着部材14を有している。
【0003】そして、この生理用ナプキンは、ナプキン
の使用面が露出しているため、商品とする場合に、ウイ
ング11、11が非使用面側に折り畳まれ、ナプキン本
体10を三つ折りにするなどして個包装し、さらに個包
装したもの複数個を一纏めにして包装していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
生理用ナプキンは、ナプキン本体10とウイング11を
別体として構成してから、ナプキン本体10にウイング
11を取り付けているので、両者の取り付けが不完全で
強度的に充分でない場合があるという課題を有してい
た。
【0005】また、従来の生理用ナプキンは、ナプキン
の使用面が露出しているため、商品とする場合に、上記
したように個包装する必要があるので、生産工程がこの
分余計にかかり、より安価に製造できないという課題を
有していた。そこで、この考案は、上記従来の生理用ナ
プキンが有する課題を解決することを目的としてなされ
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案に係
る生理用ナプキンは、防水部材2の両端部2a、2aが
使用面側で重なり合うかまたは突き合うようにして、こ
の防水部材2で吸収部材1全体を被うと共に、使用面側
の防水部材2の上下部を破断線4で包囲した抜取部4
a、4bとし、この防水部材2の略中央の残余部をウイ
ング5、5となる部分とし、防水部材2の略中央部にお
ける両端部2a、2a近辺に粘着部材6、6を設け、さ
らに防水部材2の両端部2a、2aを剥離紙7で被い、
この剥離紙7の一端部7aを抜取部4aに固着させると
共に他端部7bを抜取部4bに固着させ、中央部7cを
粘着部材6、6に粘着させたものとしている。
【0007】さらに、この考案に係る生理用ナプキン
は、防水部材2の両端部2a、2aが使用面側で重なり
合うかまたは突き合うようにして、この防水部材2で吸
収部材1全体を被うと共に、使用面側の防水部材2の上
下部を破断線4で包囲した抜取部4a、4bとし、この
防水部材2の略中央の残余部をウイング5、5となる部
分とし、防水部材2の略中央部における両端部2a、2
a近辺に粘着部材6、6を設け、この粘着部材6、6に
剥離紙7を粘着させ、さらに防水部材2の両端部2a、
2aを抜取紙8で被い、この抜取紙8の一端部8aを抜
取部4aに固着させると共に他端部8bを抜取部4bに
固着させたものとしている。
【0008】
【作用】この考案に係る生理用ナプキンは、使用する前
の状態は、ナプキンの使用面である吸収部材1表面は防
水部材2で被われており、使用する時には、剥離紙7ま
たは抜取紙8をナプキン本体3から引っ張ることにより
防水部材2の抜取部4a、4bを抜き取り、残余部をナ
プキン本体3の外側に折り返すことにより、ナプキン本
体3と一体としたウイング5、5を形成することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、この考案に係る生理用ナプキンの構成
を、実施例として示した図面に基づいて説明する。この
考案に係る生理用ナプキンは、図1〜3に示したよう
に、吸収部材1と防水部材2によりナプキン本体3が構
成されており、防水部材2の両端部2a、2aがナプキ
ンの使用面側で重なり合うかまたは突き合う(この実施
例では突き合うようにしている)ようにして、この防水
部材2で吸収部材1全体を被ったものとしている。
【0010】吸収部材1は、ポリマーパウダーを保持さ
せた綿状パルプ1aをパルプ受紙1bで包囲し、その上
面を不織布1cで被ったものとしている。この不織布1
cは、図2に示したように、その両側部内面をパルプ受
紙1bに熱溶着し、さらに両側部外面を防水部材2に熱
溶着したり、図3に示したように、防水部材2をサイド
シール加工するときに、その両側部を防水部材2に挟ん
で熱溶着することにより、前記パルプ受紙1b上面を被
うようにしている。また、防水部材2は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのフィルムとしており、前記吸
収部材1と熱溶着し易いようにしている。
【0011】そして、この考案に係る生理用ナプキン
は、ナプキンの使用面側の防水部材2の上下部をミシン
目などとした破断線4で包囲した抜取部4a、4bと
し、この防水部材2の略中央の残余部をウイング5、5
となる部分としている。前記抜取部4a、4bは、ウイ
ング5、5を形成するのに必要な大きさとすればよく、
略四角形状、楕円形状、長円形状などとすることができ
る。なお、前記抜取部4a、4bは、同じ大きさとして
もよいが、ナプキンの前方となる側を小さく、ナプキン
の後方となる側を大きくするなど、必要に応じ適宜の形
状、大きさにすることができる。
【0012】前記防水部材2の略中央部における両端部
2a、2a近辺には、粘着部材6、6を設けている。こ
の粘着部材6、6は、下着の股部分に巻き込んだとき
に、巻き込んだ部分においてウイング5、5を固定して
おけるものであれば、適宜の形状、大きさにすることが
できる。また、ナプキンの非使用面側の防水部材2に
は、下着の内側股部分にナプキンを粘着させるための粘
着部材(図示せず)を設けている。
【0013】さらに、この考案に係る生理用ナプキン
は、前記防水部材2の両端部2a、2aを剥離紙7で被
い、この剥離紙7の一端部7aを抜取部4aに固着させ
ると共に他端部7bを抜取部4bに固着させ、中央部7
cを粘着部材6、6に粘着させている。なお、剥離紙7
は、防水部材2の両端部2a、2aのほぼ全域が被い隠
される程度の大きさとするのが好ましいが、両端部2
a、2aが重なり合うようにしたものでは、剥離紙7の
両端部7a、7bが抜取部4aから抜取部4bに股がる
程度の大きさにすればよく、それほど大きくする必要は
ない。また、剥離紙7の端部7a、7bと抜取部4a、
4bとの固着は、この実施例では熱溶着としているが、
他の手段により固着することもできる。
【0014】また、この考案に係る生理用ナプキンは、
図4に示したように、前記粘着部材6、6に剥離紙7を
粘着させてから、防水部材2の両端部2a、2aを抜取
紙8で被い、この抜取紙8の一端部8aを抜取部4aに
固着させると共に他端部8bを抜取部4bに固着させた
ものとしてもよい。この場合、剥離紙7は、粘着部材
6、6を被い隠す程度の大きさでよい。なお、抜取紙8
は、防水部材2の両端部2a、2aのほぼ全域が被い隠
される程度の大きさとするのが好ましいが、両端部2
a、2aが重なり合うようにしたものでは、抜取紙8の
端部8a、8bが抜取部4aから抜取部4bに股がる程
度の大きさにすればよく、それほど大きくする必要はな
い。また、抜取紙8の端部8a、8bと抜取部4a、4
bとの固着は、この実施例では熱溶着としているが、他
の手段により固着することもできる。
【0015】以上のように構成されたこの考案に係る生
理用ナプキンを使用する場合には、図1に示したもので
は、剥離紙7を剥がして防水部材2の粘着部材6を露出
させる時に、この剥離紙7をナプキン本体3側から引っ
張れば、破断線4が破断することにより抜取部4a、4
bが抜き取られ、図5に示した状態となる。また、図4
に示したものでは、抜取紙8をナプキン本体3側から引
っ張れば、図1に示したものと同様に破断線4が破断す
ることにより抜取部4a、4bが抜き取られ、剥離紙7
を剥がすと、図5に示した状態となる。そこで、図6に
示したように、ウイング5、5をナプキン本体3の外側
に折り返せば、従来のウイングを有した生理用ナプキン
と同様に使用することができる。
【0016】
【考案の効果】この考案に係る生理用ナプキンは、以上
に述べたように構成されており、ナプキン本体3と一体
としたウイング5、5を形成することができるので、ウ
イング5、5が強度的に充分なものとなる。さらに、使
用する前の状態は、ナプキンの使用面である吸収部材1
表面は防水部材2で被われているため、商品とする場合
に、個包装する必要がなく、そのまま三つ折りにするな
どし複数個を一纏めにして包装することができるので、
生産工程がこの分余計にかかることもなく、より安価に
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る生理用ナプキンの一実施例を示
す平面図である。
【図2】この考案に係る生理用ナプキンにおいて防水部
材で吸収部材全体を被っている状態を示す説明図であ
る。
【図3】この考案に係る生理用ナプキンにおいて防水部
材で吸収部材全体を被っている状態を示す説明図であ
る。
【図4】この考案に係る生理用ナプキンの他実施例を示
す平面図である。
【図5】この考案に係る生理用ナプキンの抜取部を抜き
取った状態を示す平面図である。
【図6】この考案に係る生理用ナプキンのウイングをナ
プキン本体の外側へ折り返した状態を示す平面図であ
る。
【図7】従来の生理用ナプキンの非使用面側の平面図で
ある。
【図8】従来の生理用ナプキンの使用状態を示す説明図
である。
【図9】従来の生理用ナプキンの使用状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 吸収部材 2 防水部材 2a 端部 4 破断線 4a 抜取部 4b 抜取部 5 ウイング 6 粘着部材 7 剥離紙 7a 端部 7b 端部 7c 中央部 8a 端部 8b 端部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水部材(2)の両端部(2a)、(2
    a)が使用面側で重なり合うかまたは突き合うようにし
    て、この防水部材(2)で吸収部材(1)全体を被うと
    共に、使用面側の防水部材(2)の上下部を破断線
    (4)で包囲した抜取部(4a)、(4b)とし、この
    防水部材(2)の略中央の残余部をウイング(5)、
    (5)となる部分とし、防水部材(2)の略中央部にお
    ける両端部(2a)、(2a)近辺に粘着部材(6)、
    (6)を設け、さらに防水部材(2)の両端部(2
    a)、(2a)を剥離紙(7)で被い、この剥離紙
    (7)の一端部(7a)を抜取部(4a)に固着させる
    と共に他端部(7b)を抜取部(4b)に固着させ、中
    央部(7c)を粘着部材(6)、(6)に粘着させたこ
    とを特徴とする生理用ナプキン。
  2. 【請求項2】 防水部材(2)の両端部(2a)、(2
    a)が使用面側で重なり合うかまたは突き合うようにし
    て、この防水部材(2)で吸収部材(1)全体を被うと
    共に、使用面側の防水部材(2)の上下部を破断線
    (4)で包囲した抜取部(4a)、(4b)とし、この
    防水部材(2)の略中央の残余部をウイング(5)、
    (5)となる部分とし、防水部材(2)の略中央部にお
    ける両端部(2a)、(2a)近辺に粘着部材(6)、
    (6)を設け、この粘着部材(6)、(6)に剥離紙
    (7)を粘着させ、さらに防水部材(2)の両端部(2
    a)、(2a)を抜取紙(8)で被い、この抜取紙
    (8)の一端部(8a)を抜取部(4a)に固着させる
    と共に他端部(8b)を抜取部(4b)に固着させたこ
    とを特徴とする生理用ナプキン。
JP7631192U 1992-11-05 1992-11-05 生理用ナプキン Expired - Lifetime JPH0647459Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0638953U JPH0638953U (ja) 1994-05-24
JPH0647459Y2 true JPH0647459Y2 (ja) 1994-12-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122713A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Unicharm Corporation Individually Wrapped Absorbent Product

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