JPH0647447Y2 - Mri装置のインターコム - Google Patents

Mri装置のインターコム

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JPH0647447Y2
JPH0647447Y2 JP1849189U JP1849189U JPH0647447Y2 JP H0647447 Y2 JPH0647447 Y2 JP H0647447Y2 JP 1849189 U JP1849189 U JP 1849189U JP 1849189 U JP1849189 U JP 1849189U JP H0647447 Y2 JPH0647447 Y2 JP H0647447Y2
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signal
circuit
gradient
pulse
gate
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JP1849189U
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JPH02109605U (ja
Inventor
雅雄 守山
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気共鳴画像撮影装置(以下MRIという)にお
ける被検体と操作者との連絡に用いるインターコムに関
し、特にその音質を改善したインターコムに関する。
(従来の技術) 原子核を静磁場中におくと、原子核は磁界の強さと原子
核の種類によって異なる定数に比例した角速度で歳差運
動をする。この静磁場に垂直な軸に前記の周波数の高周
波回転磁場を印加すると磁気共鳴が起こり、前記定数を
有する特定の原子核の集団は共鳴条件を満足する高周波
磁場によって準位間の遷移を生じ、エネルギー準位の高
い方の準位に遷移する。共鳴後高い準位に励起された原
子核は低い準位に戻ってエネルギーの放射を行う。MRI
はこの特定の原子核による核磁気共鳴現象を観察して被
検体の断層像を撮像する装置である。このMRIにおい
て、断層面を特定し、核磁気共鳴により発生する信号の
読み出しを行う等のために3軸の勾配コイルに電流を流
して勾配磁場を作っている。
MRIでは大きな勾配電流を流し、高周波を印加する関係
上、安全確保のため操作者は被検者との連絡を緊密にし
て、被検者から危険を告げる声を常に聞くことができる
ようにしておかなければならない。そのため、通常、被
検者の周辺に集音マイクを設置し、被検者の発する声を
集音し、操作室に設けたスピーカによりその声を聞くよ
うにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、スキャン中には、強力な静磁場中にMRIに勾
配磁場を印加するために勾配コイルに勾配電流を流す
と、この勾配電流の立上り立下り時に生ずる電流の変化
によって勾配音を発生し、又、インターコムのラインに
誘導電流が流れてスピーカに雑音が入り、又、同様に高
周波回転磁場パルス(以下RFパルスという)によっても
オーディオ回路に誘導電流が流れてノイズとなり、被検
者の声が掻き消されて、操作者は殆ど被検者の声を識別
することができないという問題点があった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は、スキャン中において、勾配コイルに電流が流れるこ
とにより生ずる誘導による雑音や勾配コイルに発生する
勾配音やRFパルスの誘導による雑音が発生する時にも、
被検者の声を識別し得るMRIのインターコムを実現する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 前記の課題を解決する本考案は、勾配パルス波形の微係
数の大なる部分を抽出するために勾配パルスの一部の入
力信号を微分する微分演算手段と、該微分演算手段の出
力波形により前記ノイズを減衰又は消去させるに必要に
して充分なパルス幅のゲート信号を作るゲート信号発生
手段と、オーディオ回路中に挿入されて前記ゲート信号
発生手段からの信号と高周波回転磁場パルスの出力イネ
ーブル信号との論理和によりゲート信号入力中にオーデ
ィオ信号を制限若しくは遮断するオーディオ制限遮断手
段とを具備することを特徴とするものである。
(作用) 勾配波形を微分演算手段が微分して尖鋭パルスを出力し
ゲート信号発生手段は入力パルスによりノイズ期間に相
当するパルス幅のパルスを発生し又、RF出力イネーブル
信号(Txイネーブル信号)をRF側からのゲート信号と
し、勾配からのゲート信号とRF側からのゲート信号の論
理和でオーディオ信号回路に挿入されているオーディオ
制限遮断手段を制御してオーディオ信号を制限若しくは
遮断する。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の装置のブロック図である。
図において、1は被検者2を収容して、被検者に静磁
場、勾配磁場及び高周波回転磁場を印加するためのコイ
ル等で構成されているマグネットアセンブリである。3
は被検者2の発声を電気信号に変換する集音マイクで、
しに低周波出力はオーディオ回路4に入力されて増幅さ
れる。5はX,Y,Zの3軸に配置された勾配コイルに所定
のタイミングで勾配電流を供給し、又、RFコイルにRFパ
ルスを供給するためのパルスシーケンス記憶回路で、そ
の3軸の勾配パルス出力電圧の一部を微分回路6に入力
している。微分回路6は入力された勾配パルスを微分し
て、その立上り及び立下りの時点で発生する急峻なパル
ス波形を取り出してゲート信号発生回路7に送る。ゲー
ト信号発生回路7は入力微分波形の信号に基づいて誘導
の生ずる時間だけのパルス幅のゲート信号を発生する。
8はゲート信号発生回路7からのゲート信号と、パルス
シーケンス記憶回路5からのRFパルス出力可能時間幅を
示すTxイネーブル信号との論理和を求めるオア回路であ
る。9はオア回路8からのゲート入力のある時点で回路
にリミットをかけるか、“オフ”にして、オーディオ回
路4からの入力信号を妨害のない程度に制限するか、又
は、オーディオ信号を遮断する動作を行うリミッタゲー
ト回路である。この出力信号は増幅器10で増幅され、オ
ペレータコンソール11に設けられたスピーカ12において
音声に変換される。
次に上記のように構成された実施例の動作を説明する。
MRIのスキャンが開始されると、勾配コイルに勾配電流
を供給するための勾配パルスがパルスシーケンス記憶回
路5から出力される。出力されるX,Y,Z3軸の勾配パルス
の一部は微分回路6に入力される。微分回路6は入力さ
れた勾配波形の立上りと立下りにピーク電圧を発生す
る。ゲート信号発生回路7は勾配パルスの微分波形に基
づき、トリガパルスを発生する。そのパルスは微分波形
を充分カバーする幅のパルスである。この波形を第2図
に示す。図において、(イ)はパルスシーケンス記憶回
路5の出力の勾配パルスの波形の図、(ロ)は(イ)の
勾配波形を微分回路6において微分した波形、(ハ)は
(ロ)の微分波形に基づいて作られたゲート波形で、零
電位のイネーブル信号20と正電位のゲート信号とから成
っている。他方、パルスシーケンス記憶回路5からはTx
イネーブル信号が出力されており、RF発振回路(図示せ
ず)はこのTxイネーブル信号によりRF信号を出力する
が、Txイネーブル信号は又、オア回路8に入力される。
このTxイネーブル信号とRF波形の関係を第3図に示す。
図において、(イ)はRF波形の図で、(ロ)はTxイネー
ブル信号の図である。図中、22はゲート信号で、オア回
路8においてゲート信号21との論理和が得られる。
一方、マグネットアセンブリ1の中に収容されている被
検者2の発声は集音マイク3で集められてオーディオ回
路4は電気信号に変換され、増幅されてリミッタゲート
回路9に入力される。このリミッタゲート回路9に入力
されるオーディオ信号には勾配電流による誘導雑音や静
磁場中の勾配電流のために生ずる勾配コイルの振動に基
づく勾配音およびRF信号による誘導雑音が混入してい
る。リミッタゲート回路9にはオーディオ回路4からの
信号の他にオア回路8からの信号の第2図の(ハ)の波
形と第3図(ロ)の波形の論理和のパルスが入力されて
いて、オア回路8の出力信号の入力時にはリミッタゲー
ト回路9は入力信号の振幅を制限するか又は回路が“オ
フ”状態となり、その間オーディオ信号の振幅を制限
し、又は、遮断する。第2図(ハ)及び第3図(ロ)の
波形の中イネーブル信号20入力時にはオーディオ信号は
通過して増幅器10で増幅され、オペレータコンソール11
中のスピーカ12で音声に変換される。
以上説明したように本実施例によれば、被検者2の発声
がゲート信号によって振幅制限若しくは遮断される部分
があっても、極めて短時間なので、音声の識別には支障
はなく、勾配音に妨害されることがなくなったので被検
者の話す内容を聞き洩らすことはなくなった。この回路
において勾配音のない静かな状況下では何の影響もな
い。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案によれば、スキャン中
に勾配電流による誘導雑音や勾配コイルによる勾配音及
びRF信号による誘導雑音が音声回路に誘導されるような
ときにもスピーカには雑音が入らなくなり、実用上の効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のブロック図、第2図はゲー
ト波形生成のタイムチャート、第3図はTxイネーブル信
号とRF波形の関係を示す図である。 1…マグネットアセンブリ 2…被検者、3…集音マイク 4…オーディオ回路 5…パルスシーケンス記憶回路 6…微分回路、7…ゲート信号発生回路 8…オア回路、9…リミッタゲート回路 10…増幅器、11…オペレータコンソール 12…スピーカ、21,22…ゲート信号

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】勾配パルス波形の微係数の大なる部分を抽
    出するために勾配パルスの一部の入力信号を微分する微
    分演算手段と、該微分演算手段の出力波形により前記ノ
    イズを減衰又は消去させるに必要にして充分なパルス幅
    のゲート信号を作るゲート信号発生手段と、オーディオ
    回路中に挿入されて前記ゲート信号発生手段からの信号
    と高周波回転磁場パルスの出力イネーブル信号との論理
    和によりゲート信号入力中にオーディオ信号を制限若し
    くは遮断するオーディオ制限遮断手段とを具備すること
    を特徴とするMRI装置のインターコム。
JP1849189U 1989-02-20 1989-02-20 Mri装置のインターコム Expired - Lifetime JPH0647447Y2 (ja)

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JP1849189U JPH0647447Y2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20 Mri装置のインターコム

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JP1849189U JPH0647447Y2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20 Mri装置のインターコム

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JPH02109605U JPH02109605U (ja) 1990-09-03
JPH0647447Y2 true JPH0647447Y2 (ja) 1994-12-07

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ID=31233189

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JP5823850B2 (ja) * 2011-12-21 2015-11-25 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 通信連絡システムおよび磁気共鳴装置

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JPH02109605U (ja) 1990-09-03

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