JPH0647430A - 中空材間接押出機用異型ブロック - Google Patents
中空材間接押出機用異型ブロックInfo
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- JPH0647430A JPH0647430A JP22801592A JP22801592A JPH0647430A JP H0647430 A JPH0647430 A JP H0647430A JP 22801592 A JP22801592 A JP 22801592A JP 22801592 A JP22801592 A JP 22801592A JP H0647430 A JPH0647430 A JP H0647430A
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- Japan
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Abstract
押ヘタを極限まで薄くできる中空材間接押出用異型ブロ
ックを提供する。 【構成】 中空材間接押出機を構成するブロック1内の
マンドレル挿通孔3の拡径部4を、長さを狭めてブロッ
ク1の後方に配置して、ブロック1をダイリング5に近
接可能となして、ブロック1とダイリング5間の押ヘタ
8を薄くする。又前記ブロック1のメタルと接触する面
のマンドレル挿通孔部位を凹状に形成してマンドレル6
とブロック1との接触長さを短くし、押出圧力を低位に
維持する。
Description
擦抵抗が小さく、且つ押ヘタを極限まで薄くできる中空
材間接押出用異型ブロックに関する。
は、押出圧力が小さい間接押出機が多用されている。こ
の間接押出機は、図2にその縦断面説明図を示したよう
に、中空ビレット9を収容するコンテナ10、前記中空ビ
レット9を挟圧するブロック1とダイリング5、中空材
11の中空部を形成する為のマンドレル6から構成されて
いる。前記マンドレル6は、ブロック1のマンドレル挿
通孔3と中空ビレット9の中空部とを貫通し、その先端
のチップ部7をダイリング5内に所定長さ突設して配置
されている。前記中空ビレット9は、ラム12によりブロ
ック1をダイリング5方向に押込むことにより、中空材
11としてダイリング5前方に押出される。ここで、マン
ドレル6はダイリング5とフィックスしており、従って
ブロック1は、その挿通孔内面をマンドレル6の外周に
接触させつつダイリング5方向に前進する。この前進時
のマンドレル6と前記挿通孔3内面との接触摩擦抵抗を
減ずる為、前記挿通孔3の中央部分には、マンドレル6
とブロック1とが非接触となる拡径部4が形成されてい
る。
のブロックとダイリング間の残留メタル(以下、押ヘタ
と称す。)を減ずる為、図3イに示したように、押出終
了時にはブロック1とダイリング5とはできるだけ近づ
けるようにする。しかしながら、マンドレル6先端のチ
ップ部7が、マンドレル挿通孔3の拡径部4に達すると
メタルが前記拡径部4に入り込んで押ヘタ8が逆に増加
し、又押ヘタ8の除去が困難になる等の弊害が生じ、又
メタルが前記拡径部4に入り込む際、押出圧力が不連続
に変化して押出される中空材11の品質が低下するという
問題があった。このようなことから、マンドレル挿通孔
の拡径部を、その長さを狭めてブロックの後方に位置さ
せたブロックが提案されたが、マンドレルとマンドレル
挿通孔との接触長さが増えた分押出圧力が増大し、実用
に至らなかった。
に鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的
とするところは、マンドレルとの接触摩擦抵抗が小さ
く、且つ押ヘタを極限まで薄くできる中空材間接押出機
用異型ブロックを提供することにある。即ち、本発明
は、中空材間接押出機を構成するブロックに形成された
マンドレル挿通孔の拡径部を、長さを狭めてブロックの
後方に配置し、且つ前記ブロックのメタルと接触する面
のマンドレル挿通孔部位を凹状に形成したことを特徴と
するものである。
する。図1イは、本発明の中空材間接押出機用異型ブロ
ックの態様例を示す縦断面説明図である。ブロック1内
のマンドレル挿通孔3の拡径部4が長さを狭めてブロッ
ク1の後方に配置され、且つ前記ブロック1のメタルと
接触する面のマンドレル挿通孔部位が擂鉢状に形成され
ている。本発明の異型ブロックの、マンドレル挿通孔の
マンドレルと接触する長さ(S1+S2)は、図4に示した
従来のブロックのそれ(S3+S4)と同等の長さにするこ
とにより、押出圧力を従来のブロックの場合と同様に低
位に維持できる。拡径部のブロック内の配置位置は、ブ
ロックの後方、つまりラム側に寄せるが、その位置は、
拡径部の長さやマンドレルチップ部の形状により決定さ
れる。図1ロは、前記異型ブロックを用いた間接押出終
了状態の態様例を示す縦断面説明図である。異型ブロッ
ク1内の前記拡径部4がブロック1の後方に配置されて
いるので、前記ブロック1をダイリング5の極く近くま
で接近させても、マンドレルのチップ部7が前記拡径部
4に達することがない。従って、押ヘタ8を薄くでき、
押ヘタ8中央の凸部を考慮しても押ヘタ8の量は従来よ
り大幅に低減される。本発明において、ブロックのメタ
ルと接触する面のマンドレル挿通孔部位に形成する凹部
の形状は、升型等任意の形状でよいが、擂鉢状が押出終
了後のダイリングとブロックとを容易に分離でき、しか
も凹部の体積を低減できて好ましい。同じ擂鉢状でも窪
みの傾斜が大きい方が押ヘタ量を少なくできて好まし
い。
ックに形成されたマンドレル挿通孔の拡径部を、長さを
狭めてブロックの後方に配置したので、ブロックをダイ
リングに十分近ずけられ、ダイリングとブロックとの間
の押ヘタを薄くできる。又前記ブロックのメタルと接触
する面のマンドレル挿通孔部位を凹状に形成したので、
マンドレルとマンドレル挿通孔との接触長さが短くな
り、押出圧力を低位に維持できる。
る。間接押出法により、直径 327mmφの3003(Al−M
n系)合金ビレットを、 480℃に加熱して外径54mmφ,
内径50mmφのパイプを間接押出しした。ブロックには、
図1イに示したのと同じ形状の、メタル接触面が擂鉢状
に形成された異型ブロック及び図4に示したメタル接触
面がフラットな従来のブロックの2種のブロックを用い
た。このようにして押出を行ったのち、押ヘタ周辺部の
厚さ及び押ヘタの重量を測定した。結果を押出圧力を併
記して表1に示した。
1)は、押ヘタの周辺部厚さが薄く又中央の凸部を含め
た押ヘタの全重量も少なかった。又ブロックのメタル接
触部に凹部を設けマンドレルとマンドレル挿通孔との接
触長さを短くしたので、押出圧力を低位に維持できた。
これに対し、比較例品のNo2は、ブロック挿通孔の拡径
部が長い為、マンドレルのチップ部が拡径部に達しない
ようにブロックとダイリングとは距離をあけて押出を終
了した。その結果押ヘタが厚くなり歩留りが低下した。
れば、マンドレルとの接触摩擦抵抗が小さい為押出圧力
が低くて済み、又押ヘタを極限まで薄くできるので押出
歩留りが高く、工業上顕著な効果を奏する。
用いた押出終了状態の態様例を示すそれぞれ縦断面図で
ある。
工程説明図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 中空材間接押出機を構成するブロックに
形成されたマンドレル挿通孔の拡径部を、長さを狭めて
ブロックの後方に配置し、且つ前記ブロックのメタルと
接触する面のマンドレル挿通孔部位を凹状に形成したこ
とを特徴とする中空材間接押出機用異型ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04228015A JP3109767B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 中空材間接押出機用異型ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04228015A JP3109767B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 中空材間接押出機用異型ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647430A true JPH0647430A (ja) | 1994-02-22 |
JP3109767B2 JP3109767B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=16869854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04228015A Expired - Lifetime JP3109767B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 中空材間接押出機用異型ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109767B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09144991A (ja) * | 1995-11-24 | 1997-06-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミニウム樹脂複合管及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP04228015A patent/JP3109767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09144991A (ja) * | 1995-11-24 | 1997-06-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミニウム樹脂複合管及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3109767B2 (ja) | 2000-11-20 |
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