JPH0647378A - イオン水生成器 - Google Patents

イオン水生成器

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JPH0647378A
JPH0647378A JP4222257A JP22225792A JPH0647378A JP H0647378 A JPH0647378 A JP H0647378A JP 4222257 A JP4222257 A JP 4222257A JP 22225792 A JP22225792 A JP 22225792A JP H0647378 A JPH0647378 A JP H0647378A
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JP
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water
electrolysis
ionized water
chamber
acidic
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JP4222257A
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Tsutomu Ikebe
勉 池辺
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Eagle Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水Wを電解する過程での塩類の析出及び電解
槽10内側への塩類の付着を防止し、これによる電解力
の低下を防止して、イオン水生成機能を長期間にわたっ
て維持する。 【構成】 第一及び第二の電極板11,12への電流の
方向を切り換えるスイッチSW1,SW2と、各電解室
10A,10Bの一端部に分岐して接続された原水入水
路15と、各電解室10A,10Bの他端部に接続され
共通のアルカリイオン水採水口17に合流した第一及び
第二のアルカリイオン水流路17a,17bと、各電解
室10A,10Bの他端部に接続され下流側で共通の酸
性イオン水採水口18に合流した第一及び第二の酸性イ
オン水流路18a,18bと、これらのイオン水流路1
7a,17b,18a,18bに設けられた切換弁V1
〜V4とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、健康用、医療用として
有用な酸性イオン水及びアルカリイオン水を得るイオン
水生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】水を電解すると、同時に同量のアルカリ
イオン水(陰極水)と酸性イオン水(陽極水)が得られ
る。このうち、アルカリイオン水は飲用として、慢性下
痢、消化不良、胃腸内異常発酵に対する効能や、制酸用
として医療効果が認められている。また、酸性イオン水
は弱酸性のアストリンゼンとして美容に効果が認められ
ている。
【0003】このようなイオン水を得るイオン水生成器
の典型的な従来例は、図3に示すように、内部空間が多
孔質の隔膜102によって陽極室101Aと陰極室10
1Bに画成された電解槽101と、陽極室101A内及
び陰極室101B内に配置された陽極板103及び陰極
板104と、陽極板103及び陰極板104間に電流を
供給する直流電源105とを有する。電解槽101の両
端壁面には、陽極室101A及び陰極室101Bへの入
水路106と、陽極室101Aからの採水路107及び
陰極室101Bからの採水路108が設けられている。
【0004】このイオン水生成器は、水道水W等を、入
水路106から陽極室101A及び陰極室101Bに供
給すると共に、陽極板103及び陰極板104に電流を
供給することによって、陽極室101Aでは水が酸化さ
れて水素イオンH+濃度の高い酸性イオン水Waが生成さ
れる一方、陰極室101Bでは水が還元されて水酸化物
イオンOH- 濃度の高いアリカリイオン水Wbが生成さ
れ、それぞれ採水路107及び108から採水されるも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イオン水生成器では、長時間電解を行うと、陰極室10
1Bでは水酸化物イオンOH- 濃度の上昇によって、水中
に存在するカルシウムイオン等と次式のように反応し、
水酸化カルシウム等の塩類が析出し、陰極板104や隔
膜102の表面に付着する。 Ca2++2(OH)- →Ca(OH)2 ・・・・・・・・ そして、このような水酸化カルシウム等の塩類の付着に
よって、陰極室101B内の水に接触する陰極板104
の実質表面積が減少し、また隔膜102の微細孔が塞が
れて透水量が低下するため、電解時の抵抗が高くなって
電流値の低下を来す。したがって、電解機能が低下し、
生成されるアリカリイオン水Wb及び酸性イオン水Wa
のpH変化が小さくなり、すなわちイオン水生成器の性
能が失墜してしまう問題がある。
【0006】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その主な目的とするところは、水を電解す
る過程での塩類の析出及び電解槽内側への前記塩類の付
着を防止し、これによる電解力の低下を防止して、イオ
ン水生成機能を長期間にわたって維持することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術的課題
は、本発明によって有効に解決することができる。すな
わち本発明に係るイオン水生成器は、隔膜を介して互い
に隣接する第一及び第二の電解室が画成された電解槽
と、前記隔膜及び両電解室を介して互いに対向する前記
第一の電解室側の第一の電極板及び前記第二の電解室側
の第二の電極板と、両電極板への電流の方向を切り換え
るスイッチと、前記各電解室の一端部に分岐して接続さ
れた原水入水路と、前記各電解室の他端部に接続され下
流側で共通のアルカリイオン水採水口に合流した第一及
び第二のアルカリイオン水流路と、前記各電解室の他端
部に接続され下流側で共通の酸性イオン水採水口に合流
した第一及び第二の酸性イオン水流路と、前記各アルカ
リイオン水流路及び各酸性イオン水流路に設けられた切
換弁とを含むものである。この場合、一層好ましい構成
としては、前記スイッチ及び切換弁が、原水入水路に設
けられて原水の圧力又は流量を検出するセンサからの入
力により切換指令を出力する制御装置を介して切換動作
され、前記切換弁が、第一の電解室から延びる第一のア
ルカリイオン水流路及び第二の電解室から延びる第二の
酸性イオン水流路と、第一の電解室から延びる第一の酸
性イオン水流路及び第二の電解室から延びる第二のアル
カリイオン水流路の開閉を、それぞれ同時に切り換える
ものである。
【0008】
【作用】例えばまず第一の電極板を陽極、第二の電極板
を陰極として電解を行うと、第一の電解室では水が酸化
されて酸性イオン水が生成され、第二の電解室では水が
還元されてアルカリイオン水が生成される。このため、
第一の電解室から延びる第一の酸性イオン水流路及び第
二の電解室から延びる第二のアルカリイオン水流路を開
き、他の流路を閉じるように切換弁を動作することによ
って、酸性イオン水採水口から酸性イオン水が、またア
ルカリイオン水採水口からアルカリイオン水が採水可能
となる。
【0009】そして、次の採水の際には、電流の方向を
スイッチで切り換えることによって両電極板の極性を逆
転させると、上記とは逆に、第一の電解室でアルカリイ
オン水が、また第二の電解室で酸性イオン水が生成され
る。このため、第一の電解室から延びる第一のアルカリ
イオン水流路及び第二の電解室から延びる第二の酸性イ
オン水流路を開き、他の流路を閉じるように切換弁を動
作することによって、上記と同様に、酸性イオン水採水
口から酸性イオン水が、またアルカリイオン水採水口か
らアルカリイオン水が採水可能となる。そして、このよ
うな切り換えによって、同一の電解室内で酸化と還元が
交互に行われるので、塩類の析出が抑制される。
【0010】また、本発明の一層好ましい構成において
は、原水入水路を開いて第一及び第二の電解室に原水を
供給すると、その原水の圧力又は流量をセンサが検出
し、これによって制御装置がスイッチ及び切換弁を切換
動作させる。このため、原水入水路からの入水の度に、
両電極板の電位が逆転すると共に、第一のアルカリイオ
ン水流路及び第二の酸性イオン水流路と、第一の酸性イ
オン水流路及び第二のアルカリイオン水流路が切り換え
られる。
【0011】
【実施例】本発明に係るイオン水生成器の典型的な一実
施例の構成を、図1に基づいてその作用と共に説明する
と、参照符号10は例えば耐蝕性を有するステンレス
鋼、チタン、白金、あるいはフェライト、ニッケルフェ
ライト、カーボン、導電性セラミックス等、電気良導体
からなる第一の電極板11及び第二の電極板12が絶縁
体を介して筒状に組み合わされることによって構成され
た電解槽で、その内部には、隔膜13を介して互いに隣
接する前記第一の電極板11側の第一の電解室10A及
び前記第二の電極板12側の第二の電解室10Bが画成
されている。また、前記隔膜13は、直径 0.1〜5 μm
程度の無数の微細孔を有する多孔質の薄膜からなってい
る。
【0012】前記両電極板11,12は、それぞれ第一
及び第二のスイッチSW1,SW2を介して直流電源1
4の陽極及び陰極に接続されている。このうち第一のス
イッチSW1は、第一の電極板11側に接続される接点
1aと、第二の電極板12側に接続される接点1bと、
直流電源14の陰極側に接続されて前記接点1a,1b
を選択的に切り換える可動接点1cとを有する。また、
第二のスイッチSW2は、第二の電極板12側に接続さ
れる接点2aと、第一の電極板11側に接続される接点
2bと、直流電源14の陽極側に接続されて前記接点2
a,2bを選択的に切り換える可動接点2cとを有す
る。
【0013】15は電解槽10への水道水等原水Wの入
水路で、両電解室10A,10Bのそれぞれの一端に分
岐して接続されている。この原水入水路15には、手動
開閉弁16が設けられている。また17はアルカリイオ
ン水採水口で、その上流側で分岐した第一及び第二のア
ルカリイオン水流路17a,17bがそれぞれ第一及び
第二の電解室10A,10Bの他端に接続されており、
18は酸性イオン水採水口で、前記アルカリイオン水採
水口17と同様に上流側で分岐した第一及び第二の酸性
イオン水流路18a,18bがそれぞれ第一及び第二の
電解室10A,10Bの他端に接続されている。また、
これら各アルカリイオン水流路17a,17b及び各酸
性イオン水流路18a,18bには、切換弁V1〜V4
がそれぞれ配設されている。
【0014】以上の構成において、図示しない給水源か
らの原水Wは、手動開閉弁16を開くことによって、入
水路15から電解槽10の両電解室10A,10Bに分
岐供給される。このとき、第一のスイッチSW1の可動
接点1cを接点1a側に閉成し、かつ第二のスイッチS
W2の可動接点2cを接点2a側に閉成することによっ
て、直流電源14の陽極が第二の電極板12側に接続さ
れると共に、直流電源14の陰極が第一の電極板11側
に接続されるので、第二の電極板12は陽極板として機
能し、第一の電極板11は陰極板として機能する。この
ため、第二の電解室10Bでは次の陽極電解反応が起こ
る。 H2O →2H++2e-+1/2O2 ・・・・・・・・ また、第一の電解室10Aでは次の陰極電解反応が起こ
る。 H2O +e-→OH- +1/2H2 ・・・・・・・・
【0015】この反応によって第一の電解室10A内に
生成された水酸化物イオンOH- 及び第二の電解室10B
内に生成された水素イオンH+は、極性の強い水分子と会
合するので、隔膜13を通過できない大きさとなってそ
れぞれ第一の電解室10A及び第二の電解室10Bに留
められる一方、水分子はこの隔膜13を自由に通過する
ことができるので、継続的に電気分解を可能にしてい
る。このため、第一の電解室10A内では水酸化物イオ
ンOH- の濃度が高くなり、pHが上昇し、アルカリイオ
ン水Wbが生成される一方、第二の電解室10B内では
水素イオンH+の濃度が高くなり、pHが低下し、酸性イ
オン水Waが生成される。そこで、切換弁V1,V4を
開弁し、切換弁V2,V3を閉弁することによって、第
一の電解室10Aのアルカリイオン水Wbは、第一のア
ルカリイオン水流路17aを通じてアルカリイオン水採
水口17から採水することができ、また、第二の電解室
10Bの酸性イオン水Waは、第二の酸性イオン水流路
18bを通じて酸性イオン水採水口18から採水するこ
とができる。そして、手動開閉弁16を閉弁すれば、採
水を終了することができる。
【0016】上記イオン水の生成過程において、例えば
陰極電解反応が行われる第一の電解室10Aでは、水酸
化物イオンOH- 濃度の上昇によって、先に述べた式の
ような反応が起こり、水酸化カルシウム等の塩類が生成
される。しかしながら、本実施例によれば、次のイオン
水の採水に際して、第一のスイッチSW1の可動接点1
cを接点1b側に閉成し、かつ第二のスイッチSW2の
可動接点2cを接点2b側に閉成することによって、直
流電源14の陽極が第一の電極板11側に接続されると
共に、直流電源14の陰極が第二の電極板12側に接続
されるので、第一の電極板11が陽極板として機能し、
第二の電極板12が陰極板として機能する。このため前
回の採水の時とは逆に、第一の電解室10Aで上記式
による陽極電解反応が起こって酸性イオン水Waが生成
され、第二の電解室10Bで上記式による陰極電解反
応が起こってアルカリイオン水Wbが生成される。した
がって、第一の電解室10Aに析出した水酸化カルシウ
ム等の塩類は、上記式の逆反応である次式の反応に
よって溶解される。 Ca(OH)2 →Ca2++2(OH)- ・・・・・・・・
【0017】そして、この場合は切換弁V2,V3を開
弁し、切換弁V1,V4を閉弁することによって、第二
の電解室10Bのアルカリイオン水Wbは、第二のアル
カリイオン水流路17bを通じて、前回の採水の時と同
じアルカリイオン水採水口17から採水することがで
き、第一の電解室10Aの酸性イオン水Waは、第一の
酸性イオン水流路18aを通じて、前回の採水の時と同
じ酸性イオン水採水口18から採水することができる。
したがって、この構成によれば、アルカリイオン水Wb
及び酸性イオン水Waをそれぞれ前回と反対の採水口か
ら採水したり、捨て水にしなければならないといった不
都合がない。
【0018】図2は、本発明に係るイオン水生成器の更
に好ましい実施例の構成を概略的に示すもので、すなわ
ち原水入水路15には、手動開閉弁16の下流側に、圧
力センサ19が設けられており、この圧力センサ19か
らの出力信号が、制御装置20に入力される。この制御
装置20は、圧力センサ19からの入力の度に、第一及
び第二のスイッチSW1,SW2における可動接点1
c,2cを接点1a,2aと1b,2bとの間で可逆動
作させるものである。また、切換弁V1〜V4は、4連
型の単一の電磁弁Vを構成しており、そのソレノイド
は、前記第一及び第二のスイッチSW1,SW2と第一
及び第二の電極板11,12との間に接続されている。
その他の部分は、先に述べた図1の実施例と同様であ
る。
【0019】この実施例によると、手動開閉弁16を開
くことによって原水Wが入水路15から電解槽10の両
電解室10A,10Bに供給されると、その圧力を圧力
センサ19が検出することによって、制御装置20を介
して例えば第一のスイッチSW1の可動接点1cがその
中立位置から接点1a側に閉成され、かつ第二のスイッ
チSW2の可動接点2cがその中立位置から接点2a側
に閉成される。このため、第二の電解室10Bでは陽極
電解反応によって酸性イオン水Waが生成され、第一の
電解室10Aでは陰極電解反応によってアルカリイオン
水Wbが生成される。同時に、電磁弁Vが、そのソレノ
イドに電流が供給されて例えば図中矢印X1方向に変位
することによって、切換弁V1,V4が開弁されると共
に、切換弁V2,V3が閉弁される。したがって、手動
開閉弁16を開いて電解槽10への原水Wの供給を行う
だけで、アルカリイオン水Wb及び酸性イオン水Wa
を、アルカリイオン水採水口17及び酸性イオン水採水
口18からそれぞれ採水することができる。そして、手
動開閉弁16を閉弁すれば、採水が終了し、スイッチS
W1,SW2が開成されて、電解が停止される。
【0020】次に、再び手動開閉弁16を開くことによ
って原水Wが入水路15から電解槽10の両電解室10
A,10Bに供給され、その圧力を圧力センサ19が検
出すると、制御装置20によって、前回とは逆に、第一
のスイッチSW1の可動接点1cがその中立位置から接
点1b側に閉成され、かつ第二のスイッチSW2の可動
接点2cがその中立位置から接点2b側に閉成される。
このため、第一及び第二の電極板11,12の極性が前
回とは逆転し、第一の電解室10Aでは陽極電解反応に
よって酸性イオン水Waが生成され、第二の電解室10
Bでは陰極電解反応によってアルカリイオン水Wbが生
成される。またこの時に電磁弁Vのソレノイドに供給さ
れる電流の向きも逆になるため、この電磁弁Vは図中矢
印X2方向に変位することによって、切換弁V2,V3
が開弁されると共に切換弁V1,V4が閉弁され、先の
採水時と同様、アルカリイオン水Wb及び酸性イオン水
Waを、アルカリイオン水採水口17及び酸性イオン水
採水口18からそれぞれ採水することができる。
【0021】すなわち、この実施例によれば、手動開閉
弁16を開く度に自動的に第一及び第二のスイッチSW
1,SW2の切り換え及び切換弁V1〜V4の切り換え
がなされ、これによって、第一及び第二の電解室10
A,10Bにおける陽極電解反応と陰極電解反応が交互
に行われるので、塩類の析出や、その塩類が電極板1
1,12及び隔膜13に付着することによる電解性能の
低下を防止することができる。
【0022】なお、本発明は図示の実施例に限定される
ものではない。例えば、第一及び第二の電極板11,1
2は電解槽10とは別体として各電解室10A,10B
内に配置したものでも良く、アルカリイオン水採水口1
7及び酸性イオン水採水口18に手動開閉弁を設けてア
ルカリイオン水Wb及び酸性イオン水Waを選択的に採
水可能な構成とすれば、入水路15の手動開閉弁16を
自動弁に代えても良く、各アルカリイオン水流路17
a,17b及び各酸性イオン水流路18a,18bのそ
れぞれに設けた切換弁V1〜V4に代えて、これらアル
カリイオン水流路17aと17bの合流(分岐)部、及
び酸性イオン水流路18aと18bの合流(分岐)部に
流路切換弁を設けても良く、圧力センサ19は、これを
流量センサに代えても良く、その他細部の構造等も種々
の変更が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のイオン水生成器によると、電流の方向をスイッチで切
り換えて両電極板の極性を逆転させることによって、同
一の電解室内で酸化と還元が交互に行われ、電解の過程
で析出される塩類が次の逆電解によって溶解されるの
で、この塩類が電極板及び隔膜に付着することによる電
解性能の低下を防止することができる。この場合、採水
の度に前記切り換えが自動的になされる構成とすれば、
同一の電解室内で頻繁に陽極電解反応と陰極電解反応が
繰り返されるので、上記効果を一層高めることができ
る。また、前記切り換えによって電解槽内でのアルカリ
イオン水及び酸性イオン水の生成位置が交互に逆転する
にも拘らず、これらのイオン水の採水口が逆転すること
はないので、常に同一の採水口から採水することがで
き、このため無駄な捨て水も減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオン水生成器の典型的な一実施例の
構成を示す説明図である。
【図2】本発明のイオン水生成器の他の実施例の構成を
示す説明図である。
【図3】従来のイオン水生成器の構成の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 電解槽 10A 第一の電解室 10B 第二の電解室 11 第一の電極板 12 第二の電極板 13 隔膜 14 直流電源 15 原水入水路 16 手動開閉弁 17 アルカリイオン水採水口 17a 第一のアルカリイオン水流路 17b 第二のアルカリイオン水流路 18 酸性イオン水採水口 18a 第一の酸性イオン水流路 18b 第二の酸性イオン水流路 19 圧力センサ 20 制御装置 SW1 第一のスイッチ SW2 第二のスイッチ V1〜V4 切換弁 W 原水 Wa 酸性イオン水 Wb アルカリイオン水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔膜を介して互いに隣接する第一及び第
    二の電解室が画成された電解槽と、 前記隔膜及び両電解室を介して互いに対向する前記第一
    の電解室側の第一の電極板及び前記第二の電解室側の第
    二の電極板と、 両電極板への電流の方向を切り換えるスイッチと、 前記各電解室の一端部に分岐して接続された原水入水路
    と、 前記各電解室の他端部に接続され下流側で共通のアルカ
    リイオン水採水口に合流した第一及び第二のアルカリイ
    オン水流路と、 前記各電解室の他端部に接続され下流側で共通の酸性イ
    オン水採水口に合流した第一及び第二の酸性イオン水流
    路と、 前記各アルカリイオン水流路及び各酸性イオン水流路に
    設けられた切換弁と、を含むことを特徴とするイオン水
    生成器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記スイッチ
    及び切換弁が、原水入水路に設けられて原水の圧力又は
    流量を検出するセンサからの入力により切換指令を出力
    する制御装置を介して切換動作され、前記切換弁が、第
    一の電解室から延びる第一のアルカリイオン水流路及び
    第二の電解室から延びる第二の酸性イオン水流路と、第
    一の電解室から延びる第一の酸性イオン水流路及び第二
    の電解室から延びる第二のアルカリイオン水流路の開閉
    を、それぞれ同時に切り換えることを特徴とするイオン
    水生成器。
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