JP3283938B2 - 先止めの連続式電解水生成装置 - Google Patents

先止めの連続式電解水生成装置

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JP3283938B2
JP3283938B2 JP35907492A JP35907492A JP3283938B2 JP 3283938 B2 JP3283938 B2 JP 3283938B2 JP 35907492 A JP35907492 A JP 35907492A JP 35907492 A JP35907492 A JP 35907492A JP 3283938 B2 JP3283938 B2 JP 3283938B2
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龍夫 岡崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は水を電解してアルカリ水と
酸性水に整水する電解イオン整水装置に関し、特に、ア
ルカリ水排水管路に設けた蛇口の開閉によって電解槽へ
の原水の供給を制御する先止めの連続式電解水生成装置
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】電解槽の一対の排水管
路に二段フロースイッチバルブを設け、一方の排水管路
の先方に設けた蛇口の開閉により電解槽への原水の供給
と電極への電圧印加を制御するようにした先止めの連続
式電解水生成装置が知られている。
【0003】この種の電解水生成装置はカルシウムの析
出する電解アルカリ水の排水管路にフロースイッチバル
ブを設けているため、電解時間の経過によりフロースイ
ッチバルブのアルカリ水排水路にカルシウムが付着し、
円滑なスイッチ作動ができなくなる。
【0004】従って本発明の第1の目的は、電解制御ス
イッチがカルシウムの析出による影響を受けない先止め
の連続式電解水生成装置を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、所定時間毎に電極の
極性を転換して電解水を生成するとともに、極性切換え
の際、、アルカリ水取水蛇口から酸性水の混った水が排
出されないようにした上記電解水生成装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、給水管路から供給される水を電解
槽で電解し、生成されたアルカリ水と酸性水を一対の電
解水排水管路から各別に排出するとともに、電解水排水
管路に蛇口等の開閉部材を有する先止めの連続式電解水
生成装置において、前記一対の電解水排水管路に、一方
の排水管路に設けた前記蛇口等の開閉弁の開閉操作によ
って他方の排水管路を同時に開閉する流量調整バルブを
設けるとともに、前記給水管路または酸性水配水管路
に、管路内の水の流れあるいは水の圧力を検出して電解
制御信号を発信する検出スイッチを設けたことを特徴と
する。
【0007】上記流量調整バルブは、好ましくは、バル
ブケーシングの内部にダイアフラムを介して仕切った第
1流体通路と第2流体通路を設け、第1流体通路の圧力
変化に応答して前記ダイアフラムが変位作動するように
構成するとともに、前記ダイアフラムに第2流体通路の
内部流通口を開閉制御する弁部材を固定し、ダイアフラ
ムと一体に作動する弁部材のストロークにより第2流体
通路の流通口断面積が第1流体通路の流量変動に比例し
て変化するようにする。
【0008】流量調整バルブの前記第2流体通路の流体
導入側電解水排水管路に、絞り弁を設けてもよい。ま
た、電解槽の給水管路に浄水器を設置するとともに、浄
水器下流側の給水管路に電解式遊離塩素発生装置を設け
てもよい。さらには、電解槽のアルカリ水排水管路に、
電解銀イオン発生装置を設けてもよい。
【0009】また、本発明の前記他の目的は、電解電圧
の極性を転換して電解操作ができる電解槽と、該電解槽
の排水側に設けられた一対の電解水排水路の流路切換弁
装置とを具備し、上記流路切換弁装置が一対の電解水排
水路を転換させる切換機構と、電解槽から排出されるす
べての水を蛇口開閉弁を有しない配水管路から排出させ
る洗浄排水機構を備えている上記電解水生成装置によっ
て達成することができる。蛇口開閉弁の閉鎖を条件とし
て極性を転換する装置にあっては、蛇口開閉弁を有しな
い側の排水管路に、前記流量調整バルブを迂回するバイ
パス排水管路をもうけるとともに、このバイパス排水管
路に開閉弁を設ける。
【0010】
【作用】本発明の電解水生成装置は電解水排水管路の蛇
口の開閉によって電解槽への原水供給が制御される、い
わゆる先止め機能を有するものであるが、一対の電解水
排水管路に流量調整バルブを設けてあるので、電解制御
用の検出スイッチを原水給水管路または酸性水排水管路
に設けることが可能になり、検出スイッチがアルカリ水
からのカルシウム析出による影響をうけない。他方、一
対の電解水排水管路は取水管路側の蛇口の開閉で作動す
る流量調整バルブによって開閉制御されるが、この流量
調整バルブは開閉機構のみを有し、スイッチ機構を具備
しないので、カルシウム析出によるスイッチの誤作動が
生じない。
【0011】流量調整バルブの前記第2流体通路の流体
導入側電解水排水管路に、絞り弁を設けることによっ
て、第2流体通路の絞り量に応じて、流量調整バルブの
前記第1及び第2流体通路の水流量比率を調節できる。
【0012】一般に、浄水器を通すことによって、水道
水中の塩素が取り除かれ、殺菌力が弱まるが、浄水器の
下流側に、電解によって水中に遊離塩素を生成させる装
置を設置することにより、原水に殺菌力が付与される。
【0013】電解槽のアルカリ水排水管路に、電解銀イ
オン発生装置を設けることにより、電解アルカリイオン
水中に、殺菌力の強い水酸化銀が生成される。
【0014】本発明の上記他の目的を達成するための電
解水生成装置は、流路切換弁装置が、電解槽からのすべ
ての水を、蛇口開閉弁を有しない排水管路から流す洗浄
排水機構を備えているので、逆電電解切換えの際に所定
時間(例えば10秒)だけアルカリ水、酸性水の双方が
ともにドレン等へ流れ、その結果、電解槽及び配管中に
残っている酸性水が完全にドレン等へ捨てられてから逆
電電解によるアルカリ水が蛇口開閉弁から取水されるこ
とになる。
【0015】尚、逆電切換えに際し、洗浄排水機構から
水を流している間の電解操作については次のような種々
のモードがある。 (1)電解を停止したまま流す方式 (2)最初の数秒間は電解を停止したまま流し、残りの
数秒間は電解をしながら流す方式 (3)電解停止後、洗浄排水の当初から電解しながら流
す方式
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1において1は給水管路2から供給される
水道水などの原水を電解槽3に導入して電解し、電解槽
3内で生成されたアルカリ水と酸性水を一対の排水管路
4,5、すなわち、アルカリ水排水管路4と酸性水排水
管路5から別々に排出する連続式の電解水生成装置であ
る。図は省略したが、電解槽3は内部に対向配設した電
極間を電解隔膜によって一対の電極室に仕切った構成に
なり、両電極に直流電解電圧を印加して内部を通る水を
アルカリ水と酸性水に電解するものである。図1実施例
はアルカリ水の使用を目的とした電解水生成装置を例示
しているため、アルカリ水排水管路4に取水蛇口等の開
閉弁6が設けられており、この開閉弁6の開閉操作によ
り、電解槽3への原水の供給制御が行われるようになっ
ている。このように電解水の排水管路4,5に設けた蛇
口開閉弁6の開閉により電解槽3への原水供給を制御す
る連続式電解水生成装置を先止め式(あるいは圧力式)
と称している。ちなみに、これとは逆に給水管路に取水
開閉弁を設けたものを元止め式(あるいは無圧式)と称
している。
【0017】本発明は、上記のような先止め式の連続式
電解水生成装置の一対の電解水排水管路4,5に、アル
カリ水排水管路4に設けた蛇口等の開閉弁6の開閉操作
によって酸性水排水管路5を同時に開閉する流量調整バ
ルブ7を設けるとともに、原水給水管路2に、該管路2
を通る水の流れを検出して信号を出すフロースイッチま
たは圧力スイッチなどの検出スイッチ8を設け、これに
より、カルシウムが析出しない給水管路2側で電解槽3
への原水供給を検出し、その検出信号で電解槽3の電解
が制御されるようになっている。尚、図の実施例では、
検出スイッチ7を給水管路2に設けているが、これに代
えて酸性水の排水管路5に上記検出スイッチ7設けても
よい。また、検出スイッチ8はフロースイッチに限ら
ず、水の圧力を検出して信号を出す圧力スイッチでもよ
い。さらに、フロースイッチには差圧作動式と重力式が
あるが、本発明の電解水生成装置に使用されるフロース
イッチはそのいずれでもよい。
【0018】流量調整バルブ7は図2に詳細に示すよう
に、内部にダイアフラム9によって上下二段に仕切った
第1流体通路(アルカリ水通路)10aと第2流体通路
(酸性水通路)10bを有し、第1流体通路10aの圧
力変化によって前記ダイアフラム9が上下に変位するよ
うに構成するとともに、前記ダイアフラム9に第2流体
通路10bの内部通路(図の実施例では弁座口)を開閉
制御する弁部材11を固定した構成になり、ダイアフラ
ム9と一体に作動する弁部材11のストロークにより第
2流体通路10bの流通口断面積が第1流体通路10a
の流量変動に比例して変化するようになっている。すな
わち、図1において蛇口開閉弁6を閉じると、アルカリ
水の排水が止まるとともに流量調整バルブ7の第1流体
通路10aの圧力が上昇して弁部材11によって第2流
体通路10bが閉じ、酸性水の排水が止まる。蛇口開閉
弁6の流量調整によって、一対の流体通路10a,10
bの流量比率が保持されるので、図の実施例の流量調整
バルブ7は流量比率安定バルブとしての機能を有してい
る。
【0019】流量調整バルブ7の前記第2流体通路10
bの流体導入側排水管路5に、絞り弁35が設けられて
おり、この絞り弁35の絞り量によって、流量調整バル
ブ7の第1流体通路10aと第2流体通路10bの流量
調整ができるようになっている。
【0020】給水管路2の浄水機30の下流側には、浄
化処理後の水を電解して水中に遊離塩素を発生させる電
解式遊離塩素発生装置36が設置されており、浄化処理
によって、失われた殺菌力が遊離塩素発生装置による塩
素イオンの殺菌力によって補完されるようになってい
る。尚、この遊離塩素発生装置36の電極は、一定時間
毎に電極の極性が逆転され、これにより、陰極に付着し
たカルシウムなどが逆電洗浄されるようにするのがのぞ
ましい。
【0021】さらに、図の実施例では、アルカリ水排水
管路4には、アルカリ水中で銀を電解して水中に銀イオ
ンを溶出させる銀イオン発生装置37を設けてある。か
くして、アルカリ水中に溶出した銀イオンは、水中のO
Hイオンと結合して水酸化銀(AgOH)になり、アル
カリ中に殺菌力、制菌力を付与する。
【0022】本発明の前記第2の目的を達成するため
に、図1実施例の装置には、陰極−陽極両用に耐え得る
電極(例えばチタン白金表面処理をした材質の電極な
ど)を用い、所定電解時間(例えば3〜10時間)毎に
電解電圧の極性を転換して正規の稼働ができる電解槽3
が用いられているとともに、電解槽3の排水側に流路切
換弁装置13が一体に組付けられている。
【0023】流路切換弁装置13は、電解槽3内部の一
対の電極室に各別に連通する一対のチャンバ14、15
の双方に両端を臨ませた一対の切換通路16,17が設
けられており、一方の切換通路16にはアルカリ水排水
管路4が接続され、他方の通路17には酸性水排水管路
5が接続されるようになっている。さらに、前記一対の
切換通路16,17の両端開口部にはこれら4個所の開
口部を各々独立に開閉する4個の開閉バルブ18a,1
8b,19a,19bが設けられている。図の実施例で
は、これらバルブ18a,18b,19a,19bはダ
イアフラム弁で構成されており、ポートA,B,C,D
から導入される流体の圧力で、各バルブに対応する切換
通路の開口部を閉じ、該ポートがドレン側へ切換わると
該開口部を開くように作動する。この構成により、チャ
ンバ14にアルカリ水が流れ、チャンバ15に酸性水が
流れているときは、一方の切換通路16のアルカリ水チ
ャンバ14側を開き、酸性水チャンバ15側を閉じると
ともに、他方の切換通路17のアルカリ水チャンバ14
側を閉じ、酸性水チャンバ15側を開くと電解槽3のア
ルカリ水はアルカリ水排水管路4に流れ、酸性水は酸性
水排水管路5に流れる。他方、電解槽3の印加電圧極性
を逆転させたときはバルブ18a,18b,19a,1
9bを前記と逆に作動させると、一対の切換通路16,
17の流路が逆になる。従って、電極の極性が逆転して
もアルカリ水はアルカリ水排水管路4から排出され、酸
性水は酸性水排水管路5から排出される。
【0024】ところで本発明の第2の目的を達成するた
めには極性転換の際に、配管内に残存する酸性水がアル
カリ水排水管路4に混入しないようにする必要がある。
このために、前記バルブ18a,18b,19a,19
bは各々独立に作動させることができるようになってお
り、一方の切換通路16の両端開口部をバルブ18a、
18bの操作によって閉じるとともに、他方の切換通路
17の両端開口部をバルブ19a,19bによって開く
と、電解槽3から排出されるすべての水は排水管路5に
流れるようにしてある。。従って、極性切換時に所定時
間(例えば10秒間)上記の弁操作を経た後、流路を切
換えて蛇口開閉弁6を開くことにより、残留酸性水がす
べて排出された後の、新たな逆電アルカリ水がアルカリ
水排水管路4に流れるようになる。
【0025】アルカリ水排水管路4に連通する切換通路
16の両端開口部を閉じ、酸性水排水管路5に連通する
切換通路17の両端開口部を開いているとき、すなわ
ち、電解槽の水をすべて排水管路5へ流しているとき
は、アルカリ水の蛇口開口弁6は開いたままにしてよい
ので排水管路5は排水管路4よりも水圧が高くなり、流
量調整バルブ7のダイアフラムを押し上げる。従って、
ドレンへの排水には支障がない。しかし、蛇口開閉弁6
を閉じた時、すなわち、アルカリ水を取水していない時
にのみ、洗浄排水機構が働くようにしたい場合には、蛇
口開閉弁6を閉じても排水管路5の水が外部に流れるよ
うにする必要がある。この問題に対応できるようにする
ため、図1の実施例では、酸性水排水管路5に、流量調
整バルブ7を迂回してドレン28へ流すバイパス排水管
路20を設け、このバイパス排水管路20に開閉弁21
を設けてある。この開閉弁21はアルカリ水の生成中は
閉じ、洗浄水排水時にのみ開くようにすることはもちろ
んである 。
【0026】電解槽3の陰極室にはミネラル等の薬液タ
ンク22からミネラルが補給されるようになっている
が、極性切換式の電解槽にあっては電極室の極性が逆転
する関係で電解槽3には一対の電極室に各別に連通する
一対の補給ポートE,Fが設けられており、電極の極性
転換に応じて、補給回路が切換わるようになっている。
【0027】かくして、電解水生成装置は正規の極性で
陰極室にミネラルを補給しながら所定時間正電解で電解
水生成の稼働をする第1ポジションと;ミネラル補給
を停止して所定時間だけ電解槽からの排水をすべてドレ
ンへのみに排水する第2ポジションと;電圧極性を転
換し、且つ、ミネラル補給ポートを切換えて所定時間逆
電解で電解水生成の稼働をする第3ポジションと;逆
電電解後に再び所定時間だけ電解槽からの排水を排水管
路5から排水する第4ポジションとを繰返して行うも
のである。
【0028】流路切換弁装置13の各バルブ18a,1
8b,19a,19bとバイパス排水路20の開閉弁2
1は、給水管路2からの分岐管路23を介して供給され
る水を作動流体とするパイロットバルブで構成されてお
り、前記第1ポジションから第4ポジションが連動して
形成されるようにモータバルブ24,25,26によっ
て制御されるようになっている。尚、27はミネラル補
給ポートへのミネラル供給を制御するモータバルブであ
り、これらモータバルブ24,25,26,27はそれ
ぞれ前記4段階の切換ポジション、、、を有
し、最上段位置から最下段に向けて前記第1ポジション
から第4ポジションに順次切換わるものである。
【0029】図3は本発明の上記装置を電気的に操作す
る場合の電気制御ブロック図であり、電気回路は電源回
路、制御回路、フロースイッチ入力回路、積算回路、モ
ータバルブ制御回路、極性切換回路、電圧可変回路、ミ
ネラルポンプ駆動回路から構成されている。尚、電圧可
変回路は電圧印加の初期に電解電圧を徐々に昇圧して所
定電圧に安定させ、これにより電極を保護するために用
いられている。
【0030】図3の電気回路図に基づいて図1の装置の
電気制御について説明する。前記第1ポジションでア
ルカリ水排水管路4の蛇口開閉弁6を開けることにより
フロースイッチがオンになり、フロースイッチ入力回路
からの信号が制御回路に送られ、一定時間遅延して電解
槽3の電解がスタートする。この場合、電解がスタート
すると電圧可変回路が働き、電解電圧は徐々に昇圧し、
所定電圧に安定して正電解の電解が行われる。一定時間
正電解で稼働すると、電解積算回路から制御回路に信号
がでて制御回路からモータバルブ制御回路へ信号が伝わ
り、モータバルブ24,25,26,27を前記第2ポ
ジションに駆動する。第2ポジションではバルブ1
8a,18bが共に閉じ、バルブ19a,19bが共に
開いているので電解槽からの水はすべて配水管路5から
排出される。正電解時の電解槽の水が排出されるに充分
な時間(例えば10秒間)が経過すると制御回路からの
信号でモータバルブ24〜27は第3ポジションに駆
動されて一対の排水管路4,5の水路が切り換えられる
とともに、制御回路からの信号で極性切換回路のスイッ
チが切換わり、極性転換による逆電解の稼働が行われ
る。一定時間、逆電解で稼働すると積算回路からの信号
で制御回路が働き、モータバルブ24〜27は第4ポジ
ションに駆動される。第4ポジションは第2ポジショ
ンと同じ作用で所定時間、電解槽3からの水をすべて配
水管路5へ流す。逆電解時の電解槽の水が排出されるに
充分な時間が経過すると、制御回路からの信号でモータ
バルブ24〜27は第1ポジションに駆動されて排水
管路4,5が切り換えられるとともに、制御回路からの
信号で極性切換回路のスイッチが切換わり、正電解の稼
働になる。以後、上記の操作が繰り返される。尚、ミネ
ラル薬液管路のモータバルブ27は流路切換弁装置13
のモータバルブ24,25等と連動して駆動されるが、
ミネラルポンプ駆動回路27は制御回路からの信号によ
り、電解スタート後、遅延してミネラルポンプを作動す
るようにするのが望ましい。
【0031】電解槽の水をすべてドレンへ流していると
き、すなわち、第2、第4ポジションの電解については
いろいろなモードがある。例えば、水をドレンへ排水し
ている間は無電解の状態にしてもよく、この場合は、電
力消費が少なくてすむ。また、10秒間のうち、最初の
5秒間は無電解で排水し、残りの5秒間は極性を切換え
た状態で電解しながら排水してもよく、さらには水路を
第2、第4ポジションに切換えると同時に極性を切換え
て電解しながらドレンへ排水してもよい。この場合は取
水蛇口の開成当初から所望の電解アルカリ水が得られる
利点がある。
【0032】図1において、参照数字29は流量安定バ
ルブ、30は浄水器などの浄化装置、31は水道元栓、
32はストレーナ、33はモータ、34はマイクロスイ
ッチでなる。
【0033】
【効果】本発明は電解整水装置の排水管路に、蛇口開閉
弁の操作によって開閉する流量調整バルブ設けるととも
に、給水管路に電解制御検出スイッチを設けてあるの
で、先止め機能を保持しながら、検出スイッチがアルカ
リ水のカルシウム析出の影響をうけない装置を得ること
ができる。
【0034】流量調整バルブは、蛇口開閉弁の開度に応
じて一対の排水管路の流量比を常に所定の比率に保持す
るので蛇口開閉弁の開度によってアルカリ水と酸性水の
流量比が変調するといった問題はなくなる。
【0035】本発明の装置は印加電圧の極性を転換する
際に、所定時間、蛇口開閉弁側の排水管路が不通とな
り、その間、電解槽からの水は他方の排水管路からのみ
排水される。従って、極性切換え後のアルカリ水に酸性
水が混入するおそれがなくなり、常に所望の電解水が得
られる。
【0036】電気制御によって自動化が図れるほか、い
ろいろなモードの電解操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による電解水生成装置の概略
的な全体構成図、
【図2】 図1実施例の装置に使用される流量調整バル
ブの拡大図、
【図3】 本発明装置の電気制御を説明するためのブロ
ック図、
【符号の説明】 2…給水管路、 3…電解槽、 4、5…排水管路、
6…蛇口開閉弁、 7…流量調整バルブ、 8…検出ス
イッチ、 9…ダイアフラム、 10a,10b…流体
通路、 11…弁部材、 13…流路切換弁装置、 1
4,15…チャンバ、 16,17…切換通路、 18
a,18b,19a,19b…開閉バルブ、 20…バ
イプス排水管路、 21…開閉弁、 22…薬液タン
ク、 23…分岐管路、 24,25,26,27…モ
ータバルブ、 28…ドレン、 29…流量安定バル
ブ、 30…浄水器、 35…絞り弁、 36…遊離塩
素発生装置、 37…銀イオン発生装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46 C02F 1/50 C02F 1/76

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管路から供給される水を電解槽で電
    解し、生成されたアルカリ水と酸性水を一対の電解水排
    水管路から各別に排出するとともに、一方の排水管路に
    蛇口等の開閉部材を有する先止めの連続式電解水生成装
    置において、前記一対の電解水排水管路に、一方の排水
    管路に設けた前記蛇口等の開閉弁の開閉操作によって他
    方の排水管路を同時に開閉する流量調整バルブを設ける
    とともに、前記給水管路または酸性水排水管路に、管路
    内の水の流れまたは水の圧力を検出して電解制御信号を
    発信する検出スイッチを設けたことを特徴とする連続式
    電解水生成装置
  2. 【請求項2】 流量調整バルブが、バルブケーシングの
    内部にダイアフラムを介して仕切った第1流体通路と第
    2流体通路を設け、第1流体通路の圧力変化に応答して
    前記ダイアフラムが変位作動するように構成するととも
    に、前記ダイアフラムに第2流体通路の内部流通口を開
    閉制御する弁部材を固定し、ダイアフラムと一体に作動
    する弁部材のストロークにより第2流体通路の流通口断
    面積が第1流体通路の流量変動に比例して変化するよう
    にした流量比率安定化バルブであることを特徴とする請
    求項1記載の電解水生成装置
  3. 【請求項3】 流量調整バルブの前記第2流体通路の流
    体導入側電解水排水管路に、絞り弁を設けたことを特徴
    とする請求項2記載の電解水生成装置
  4. 【請求項4】 電解槽の給水管路に浄水器を設置する
    とともに、浄水器下流側の給水管路に電解式遊離塩素発
    生装置を設けたことを特徴とする請求項1、2または3
    記載の電解水生成装置
  5. 【請求項5】 電解槽のアルカリ水排水管路に、電解銀
    イオン発生装置を設けたことを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の電解水生成装置
  6. 【請求項6】 電解電圧の極性を転換して電解操作がで
    きる電解槽と、該電解槽の排水側に設けられた一対の電
    解水排水路の流路切換弁装置とを具備し、上記流路切換
    弁装置が一対の電解水排水路を転換させる切換機構と、
    電解槽から排出されるすべての水を蛇口開閉弁を有しな
    い配水管路から排出させる洗浄排水機構を備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の電解水生成装置
  7. 【請求項7】 蛇口開閉弁を有しない側の排水管路に、
    前記流量調整バルブを迂回するバイパス排水管路をもう
    けるとともに、このバイパス排水管路に開閉弁を設けた
    ことをさらに特徴とする請求項3記載の電解水生成装置
  8. 【請求項8】 検出スイッチ入力回路と;電解積算回路
    と;電極極性スイッチ切換回路と;一対の排水管路の流
    路切換弁装置を制御する電動バルブ制御回路と;を有す
    る電気制御回路を備え、検出スイッチの入力信号で電解
    槽の電極に電解電圧を印加し、所定の電解積算時間が経
    過し且つ、検出スイッチの信号がOFFになつたとき
    に、電解電圧の印加を停止させた状態で電極極性スイッ
    チを切換え、所定時間だけ電解槽からの水を洗浄排水機
    構を通して排水した後、一対の排水管路の流路を切換え
    て電極に電解電圧が印加されるようにした請求項3記載
    の電解水生成装置
  9. 【請求項9】 検出スイッチ入力回路と;電解積算回路
    と;電極極性スイッチ切換回路と;一対の排水管路の流
    路切換弁装置を制御する電動バルブ制御回路と;を有す
    る電気制御回路を備え、検出スイッチの入力信号で電解
    槽の電極に電解電圧を印加し、所定の電解積算時間が経
    過し且つ検出スイッチの信号がOFFになつたときに、
    電圧印加を停止した状態で極性スイッチを切換え、所定
    時間だけ無電解で電解槽からの水を洗浄排水機構を通し
    て排水した後、電解電圧を印加して所定時間電解しなが
    ら前記洗浄排水機構からの排水を続行し、しかる後 、
    一対の排水管路の流路が切換わるようにした請求項3記
    載の連続式電解水生成装置
  10. 【請求項10】 検出スイッチ入力回路と;電解積算回
    路と;電極極性スイッチ切換回路と;一対の排水管路の
    流路切換弁装置を制御する電動バルブ制御回路と;を有
    する電気制御回路を備え、検出スイッチの入力信号で電
    解槽の電極に電解電圧を印加し、所定の電解積算時間が
    経過し且つ検出スイッチの信号がOFFになつたとき
    に、極性スイッチを切換えて電圧を印加し、所定時間だ
    け電解槽の水を前記洗浄排水機構を通して排水した後、
    一対の排水管路が切換わるようにした請求項3記載の連
    続式電解水生成装置
  11. 【請求項11】 電圧印加の初期に印加電圧を徐々に昇
    圧させて所定電圧に安定させる電圧可変回路をさらに具
    備することを特徴とする請求項5,6または7記載の連
    続式電解水生成装置
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