JPH064731U - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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Publication number
JPH064731U
JPH064731U JP5009192U JP5009192U JPH064731U JP H064731 U JPH064731 U JP H064731U JP 5009192 U JP5009192 U JP 5009192U JP 5009192 U JP5009192 U JP 5009192U JP H064731 U JPH064731 U JP H064731U
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft body
peripheral surface
tubular body
outer peripheral
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5009192U
Other languages
English (en)
Inventor
正樹 後藤
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社三協精機製作所 filed Critical 株式会社三協精機製作所
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Publication of JPH064731U publication Critical patent/JPH064731U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動圧軸受を構成する軸体と筒状体(ロータ)
の軸受面の寸法精度を緩和することができ、かつ軸体と
筒状体の選択嵌合を不要にする。 【構成】 動圧発生用溝11aを有する軸体11と、そ
の外周面を覆う筒状体12とを備え、筒状体12にポリ
ゴンミラー13を取付け、前記筒状体12の回転時に前
記溝11aの作用で軸受隙間の流体圧を高めて軸受荷重
を支承する動圧軸受装置において、前記軸体11の外周
面をテーパー状となし、前記筒状体12の内周面も、軸
体外周面と同様にテーパー状に形成し、軸体11のテー
パー状外周面から所定の間隔をあけて配置する。 【効果】 軸体11をそのテーパー外周面が筒状体12
のテーパー内周面に当接するまで押し込んだあと、ネジ
23等で固定する。この構成により、軸体と筒状体の軸
受面の寸法精度を緩和することが可能となり、軸体と筒
状体の選択嵌合も不要となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポリゴンミラー回転駆動装置や回転磁気ヘッド装置等に用いられる 動圧軸受装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に、ポリゴンミラー回転駆動装置に適用した従来の動圧軸受装置を示す。 同図において、1は軸受面に動圧を発生させるヘリングボーン状溝を有する軸 体、2はその軸体の外周に所定の隙間をとって同心に覆う筒状体、3は軸体をそ の下端部で支持しているベース、4は筒状体の上端部に設けた蓋、5は筒状体に 取り付けられたポリゴンミラー、6はロータ、7はステータである。
【0003】 上記動圧軸受装置は、通常、起動後、筒状体2が一定回転数以上になると、軸 体1に形成されたヘリングボーン状溝により動圧効果を発生し、軸体1と筒状体 2は非接触状態で運転される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記動圧軸受装置では、軸体とその外周で回転する筒状体との隙間(数ミクロ ン〜+数ミクロン)は高度の寸法精度が要求されているが、所定の隙間を得るこ とが難しい。
【0005】 例えば、軸体と筒状体の隙間寸法が狭すぎると、組み立て不能となったり、軸 受損失が増加したり、真円度の誤差により、互いに擦れ合って焼き付きを起こす 可能性がある。逆に前記隙間寸法が広すぎると、流体圧が高まらず、軸受能力が 低下し、所定の性能が得られなくなる。 そこで、軸体と筒状体をそれぞれ製作したあとで、互いに合うもの同士を選択 して嵌め合わす選択嵌合が採用されている。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、上記問題を解消するためになされたものであって、前記軸体および 筒状体の製作上での寸法精度を緩和することができ、しかも両者の選択嵌合を採 用しないでも、軸体と筒状体の隙間寸法精度を高めることができる動圧軸受装置 を提供することを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸受面に動圧発生用溝が設けられた軸体と、この軸体の外周面を覆 う筒状体とを備え、前記軸体と前記筒状体との相対的な回転時に前記溝の作用で 軸受隙間の流体圧を高めて軸受荷重を支承する動圧軸受装置において、前記軸体 の一端の外径が他端の外径より大きくなるように前記軸体の外周面をテーパー状 に形成し、かつ前記筒状体の前記軸体との軸受面が前記軸体の外周面から所定の 間隔をあけて配置したことを要旨としている。
【0008】
【作用】
上記構成の動圧軸受装置においては、軸体の外周面がテーパー状に形成され、 一方、筒状体は前記軸体との軸受面が軸体のテーパー外周面から所定の間隔をあ けて配置されているので、前記軸体の位置を軸線方向に移動することにより、軸 体と筒状体の隙間を一定に調整することができる。
【0009】
【実施例】
図1に、本考案の一実施例を示す。 同図において、10はベース、11はそれに支持された軸体である。この軸体 11はその下端部の外径が上端部の外径より大きくなるように、軸体外周面がテ ーパー状(錐体状)に形成されている。11aは軸体外周面に形成された動圧発 生用溝である。
【0010】 12は前記軸11の外周面から所定の間隔をあけて配置された回転筒状体であ り、その内周面は軸体外周面と同様にテーパー状に形成されている。この筒状体 12の上部にはポリゴンミラー13が嵌着され、筒状体12の上端には輪状板バ ネ14および座金15を介してミラーを押え付けるミラー押え部材16がネジ1 7で固着されている。
【0011】 前記筒状体12には、その所要部位にヨーク18および駆動マグネット19が 設けられ、ベース10側に駆動コイル20が設けられている。21,22は、筒 状体12およびベース10側の所要部位に設けられたスラスト浮上用マグネット である。また、ベース10には、軸体11をベース側に固定するネジ23が設け られている。
【0012】 上記構成によれば、筒状体12またはポリゴンミラー13に対するベース10 の位置を治具により決めてから、軸体11をそのテーパー外周面が筒状体12の テーパー内周面に当接するまで押し込んだあと、ネジ23で固定するか、あるい はカシメ、接着等の手段で固定することにより、軸体11と筒状体12の隙間を 一定に保持させることができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、軸体および筒状体とも、その軸受面の寸法精度を緩和するこ とができ、しかも両者の選択嵌合を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す動圧軸受装置の一部を
切断した側面図である。
【図2】従来の動圧軸受装置の断面図である。
【符号の説明】 10 ベース 11 軸体 11a 溝 12 筒状体 13 ポリゴンミラー 14 軸状板バネ 15 座金 16 ミラー押え部材 17 取付けネジ 18 ヨーク 19 駆動マグネット 20 駆動コイル 21,22 スラスト浮上用マグネット 23 ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受面に動圧発生用溝が設けられた軸体
    と、この軸体の外周面を覆う筒状体とを備え、前記軸体
    と前記筒状体との相対的な回転時に前記溝の作用で軸受
    隙間の流体圧を高めて軸受荷重を支承する動圧軸受装置
    において、前記軸体の一端の外径が他端の外径より大き
    くなるように前記軸体の外周面がテーパー状に形成さ
    れ、かつ前記筒状体の前記軸体との軸受面が前記軸体の
    外周面から所定の間隔をあけて配置されていることを特
    徴とする動圧軸受装置。
JP5009192U 1992-06-23 1992-06-23 動圧軸受装置 Pending JPH064731U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5009192U JPH064731U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 動圧軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5009192U JPH064731U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 動圧軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH064731U true JPH064731U (ja) 1994-01-21

Family

ID=12849382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5009192U Pending JPH064731U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 動圧軸受装置

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JP (1) JPH064731U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01188821A (ja) * 1988-01-25 1989-07-28 Copal Electron Co Ltd 光偏向器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01188821A (ja) * 1988-01-25 1989-07-28 Copal Electron Co Ltd 光偏向器

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