JPH0647309Y2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH0647309Y2
JPH0647309Y2 JP1990051790U JP5179090U JPH0647309Y2 JP H0647309 Y2 JPH0647309 Y2 JP H0647309Y2 JP 1990051790 U JP1990051790 U JP 1990051790U JP 5179090 U JP5179090 U JP 5179090U JP H0647309 Y2 JPH0647309 Y2 JP H0647309Y2
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seat plate
legs
seat
chair
seat surface
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陸平 山内
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陸平 山内
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家庭用ならびに事務用の各種スツール、背も
たれ付きの椅子等、特にスタッキング可能な椅子に関す
るものである。
〔従来の技術〕 従来の椅子は、例えば第7図に示すように、脚体2Aが貫
き部材9Aによって連結され、その上に座板1Aが載置さ
れ、これら脚体2Aおよび貫き部材9Aと座板1Aとがビス等
の止め金具8Aによって連結されて構成されていた。な
お、図では背もたれ3A付きの椅子を例示している。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の椅子は、座板1Aが硬質プラスチックや合板で形成
されていたために、座板1Aの強度が低く、座板1Aのみで
は座板1Aに掛かる荷重に耐えることができなかった。こ
のため、従来は、脚体2Aに一体的に取付けられた所定形
状の貫き部材9Aを座板1Aの下に配設して、座板1Aを補強
する必要があった。
このように従来の椅子は、座板1Aの下に貫き部材9Aが必
要であるとともに、脚体2Aと座板1Aとを連結するための
止め金具8Aが必要であったため、部品コストが嵩み、か
つ重いという欠点があった。しかも、保管、運搬する際
に複数個の椅子を上下に積み重ねる(スタッキングす
る)場合、貫き部材9Aが邪魔をして座板1A同士を上下に
重ね合せることができず、スタッキング寸法(積み重ね
寸法)が大きくなるという問題があった。
以上の事情に鑑みて、本考案は、貫き部材および止め金
具をなくして、部品コストの低減および軽量化を図るこ
とができるとともに、スタッキング寸法を小さくするこ
とができる椅子を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかる椅子は、強化プラスチックまたは強化木
材からなる座板と、複数本の脚体とを備え、前記座板の
周辺部の複数箇所にそれぞれ前記脚体の上端部を座面に
沿う方向に差し込んで前記脚体を前記座板に固定されて
なる椅子において、座板は、脚体の上端部が差し込まれ
る四隅を除く周辺部が薄く、周辺部から上記四隅の対角
線部分および中央部に向かって漸次肉厚になるように厚
さ寸法を設定したものである。
脚体をアルミダイキャストで形成した場合は、脚体の上
端部に座面に沿う方向に延びる上下一対の突片を形成
し、座板の周辺部の複数箇所における座面および裏面
に、座面に沿う方向に延び、かつ周辺に開放された溝を
それぞれ形成し、各溝に前記一対の突片をそれぞれ差し
込むようにする。
また、脚体をパイプで形成した場合は、脚体をその上部
開口端が側方を向くように屈曲し、座板の周辺部の複数
箇所に互いに平行な一対の切込みを形成し、これら一対
の切り込みに脚体の上端部の周壁部をそれぞれ差し込む
ようにする。
また、上記各椅子においては、座面に対して脚体の上端
部がほぼ同一高さになるように設定することが好まし
い。
〔作用〕
以上の構成によれば、座板を強化プラスチックまたは強
化木材で形成し、かつ、座板は、脚体の上端部が差し込
まれる座板の四隅の対角線部分および中央部に向かって
漸次肉厚になるように厚さ寸法を設定したため、座板に
おいて最も大きい負荷がかかる部分の強度が高くなって
おり、その部分に生じる集中応力に充分に対応すること
が可能であり、座板が同一厚さのものに比べて椅子の構
造的な強度が大きくなる。従って、従来のように貫き板
を用いることなく、座板単独で座板に掛かる荷重に耐え
ることができる。
また、座板の強度が高いため、座板の周辺部に脚体の上
端部を座面に沿った方向に差し込むようにして座板と脚
体とを連結することができ、座板と脚体とを連結するた
めの止め金具が不要となる。
特に、座面に対して脚体の上端部がほぼ同一高さになる
ように設定すれば、着座したときに臀部や太ももが脚体
の上端部に当たることがなくなり、座り心地が良くな
る。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は、本考案にかかる椅子の一実施例
を示している。この椅子は、略正方形の座板1と複数本
の脚体2と背もたれ板3とを備えている。
座板1と背もたれ板3とは、共にガラス繊維強化プラス
チック、炭素繊維強化プラスチック等の強化プラスチッ
クで一体的に形成されている。なお、強化プラスチック
の代りに、成形合板、硬化積層材、硬化合板、硬質繊維
板、圧縮木材、加熱加圧処理木材、合成樹脂浸透木材
等、強度が高まるように改良された強化木材を用いても
よい。座板1は、第3図(b),(c),(d)に示す
ように、四隅1a,1b,1c,1dを除く周辺部1eが薄く、その
周辺部1eから対角線部分および中央部分(第3図(a)
に二点鎖線で示す部分)に向かって徐々に厚くされてい
る。
脚体2は、アルミニウムダイカストによって略L字形に
屈曲形成され、上端部21が座板1の座面11に沿う方向に
延ばされている。この上端部21の先端には、座面11に沿
う方向に延びる上下一対の突片22,23が突出形成されて
いる。突片22,23間には、突片22,23の根元から途中位置
まで延びる係合片24が形成され、この係合片24によって
突片22,23同士が連結され補強されている。
座板1の四隅(周辺部の一部)1a,1b,1c,1dにおける座
面11と裏面12とにはそれぞれ座面11に沿う方向に延び、
かつ周辺に開放された溝13が形成され、これにより、溝
13形成部分には周囲よりも厚みが薄くなった嵌挿部14が
設けられている。上記溝13の形状は突片22,23の形状に
対応し、その深さhは突片22,23の厚みtに合わされて
いる。嵌挿部14には、端縁から奥に向かって縦割りのス
リット15が形成されている。
座板1の四隅1a,1b,1c,1dには、それぞれ脚体2の上端
部21が差し込まれている。すなわち、座板1の上下の溝
13にそれぞれ脚体2の突片22,23が差し込まれ、かつ座
板1のスリット15に脚体2の係合片24が差し込まれてい
る。これにより、突片22,23と突片22,23間に挟まれた嵌
挿部14とで座板1に対する脚体2の上下方向の動きが規
制され、さらに係合片24とスリット15を形成した嵌挿部
14とで座板1に対する脚体2の左右方向の動きが規制さ
れ、脚体2は座板1に対して上下左右に動かないように
固定されている。
なお、5はゴム等で形成されたアジャスタであって、脚
体2の下端に固定されている。
このようにこの椅子は、座板1が強化プラスチックまた
は強化木材で構成されているために、座板1の強度が高
く、厚みを薄く(10mm以下)しても、座板1単独で座板
1に掛かる荷重に耐えることができる。このため、座板
1を薄くでき、かつ補強用の貫き部材をなくすことがで
きる。
また、座板1の強度が高いため、座板1の四隅1a,1b,1
c,1dに脚体2の上端部21を座面11に沿った方向に差し込
むようにして座板1と脚体2とを連結することができ
る。つまり、このように連結しても、連結部で充分な強
度を得ることができる。このため、座板1と脚体2とを
連結するための止め金具をなくすことができる。
すなわち、この椅子の構成では、貫き部材および止め金
具が不要となり、部品コストを低減することができる。
しかも、貫き部材および止め金具をなくすことができ、
かつ座板1を薄くできるために、重量を軽減することが
できる。例えば、従来、4kg以上であったものを2〜2.5
kg程度に軽減することができる。また、貫き部材をなく
し座板1を薄くできるために、スタッキングする場合、
座板1同士を接した状態で上下に重ね合せることがで
き、スタッキング寸法を小さくすることができる。
特に、この実施例では、溝13の深さhと突片22,23の厚
みtとを合わすようにしているために、座面11に対して
脚体2の上端部21がほぼ同一高さ(面一)になってい
る。このため、着座したときに臀部や太ももが脚体2の
上端部21に当たることがなく、座り心地が良いものとな
っている。また、この実施例のように、座板1を周辺部
1eから対角線部分および中央部分に向かって徐々に厚く
すれば、座板1の強度を高めることができ、好ましい。
第5図および第6図は、別の実施例を示している。
この実施例では、脚体2aが四角筒状のパイプで形成され
ている。脚体2aは、その上部開口端25aが側方を向くよ
うに屈曲されている。座板1の四隅1a,1b,1c,1dには、
それぞれ互いに平行な一対の切込み16が周辺から中央部
に向かって形成され、これにより、一対の切込み16間に
は舌片17が設けられている。舌片17内には座板1の中央
部分から鋼線等からなる芯材18が通され、この芯材18に
よって舌片17が補強されている。上記一対の切込み16に
は、それぞれ脚体2aの上端部21aの周壁部26aが差し込ま
れている。
脚体2aがパイプの場合は、上記のようにして脚体2aの上
端部21aを座板1の四隅1a,1b,1c,1dに差し込むようにす
れば、脚体2aの上端部21aの周壁部26aと上端部21a内に
嵌め込まれた舌片17とによって座板1に対する脚体1の
上下左右方向の動きが規制され、脚体2を座板1に対し
て動かないように固定することができる。
なお、この実施例では、舌片17の上面が座面11よりも脚
体2aの周壁部26aの厚み分低くされ、これによって座面1
1と脚体2の上端部21aとが面一にされ、前記実施例と同
様に座り心地の良いものとされている。
本考案は、上記実施例に限られるものではない。例え
ば、脚体は鉄製の丸棒、角棒で形成されていてよい。た
だし、パイプまたはアルミダイキャストで形成すれば、
より軽量化することができる。パイプ形状は、断面丸、
四角、薄鉾形等、いずれの形状であってもよい。また、
本考案は、背もたれ付きの椅子に限られるものではな
く、背もたれなしの椅子、スツール、さらには肘掛け等
の付属品を備えたものにも適用される。
〔考案の効果〕
本考案に掛かる椅子は、強化プラスチックまたは強化木
材からなる座板と、複数本の脚体とを備え、前記座板の
周辺部の複数箇所にそれぞれ前記脚体の上端部を座面に
沿う方向に差し込んで前記脚体を前記座板に固定するよ
うにし、とくに座板は、脚体の上端部が差し込まれる座
板の四隅の対角線部分および中央部に向かって漸次肉厚
になるように厚さ寸法を設定したため、座板において最
も大きい負荷がかかる部分の強度が高くなっており、従
って全体的には座板を薄くすることができ、かつ、貫き
部材および止め金具をなくすことができる。このため、
部品コストの低減および軽量化を図ることができるとと
もに、スタッキング寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる椅子の一実施例を示す斜視図、
第2図はその側面図、第3図(a)は背もたれ板を省略
して示した平面図、第3図(b)は第3図(a)のIIIB
−IIIB線断面図、第3図(c)は第3図(a)のIIIC−
IIIC線断面図、第3図(d)は第3図(a)のIIID−II
ID線断面図、第4図は第3図(a)のIV−IV線断面図、
第5図は別の実施例の背もたれ板を省略して示した平面
図、第6図は第5図のVI−VI線断面図、第7図は従来の
椅子を示す側面図である。 1……座板、1a,1b,1c,1d……座板の四隅(周辺部の一
部)、2,2a……脚体、11……座板の座面、12……座板の
裏面、13……溝、21,21a……脚体の上端部、22,23……
突片、25a……脚体の上部開口端、26a……脚体の上端部
の周壁部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】強化プラスチックまたは強化木材からなる
    座板と、複数本の脚体とを備え、前記座板の周辺部の複
    数個所にそれぞれ前記脚体の上端部が座面に沿う方向に
    差し込まれて前記脚体が前記座板に固定されてなる椅子
    において、座板は、脚体の上端部が差し込まれる四隅を
    除く周辺部が薄く、周辺部から前記四隅の対角線部分お
    よび中央部に向かって漸次肉厚になるように厚さ寸法が
    設定されていることを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】脚体がアルミダイキャストで形成され、こ
    の脚体の上端部に座面に沿う方向に延びる上下一対の突
    片が形成され、座板の周辺部の複数箇所における座面お
    よび裏面に、座面に沿う方向に延び、かつ周辺に開放さ
    れた溝がそれぞれ形成され、各溝に前記一対の突片がそ
    れぞれ差し込まれていることを特徴とする請求項1記載
    の椅子。
  3. 【請求項3】脚体がパイプで形成され、かつ上部開口端
    を側方に向けるように屈曲され、座板の周辺部の複数箇
    所に互いに平行な一対の切込みが形成され、これら一対
    の切込みに脚体の上端部の周壁部がそれぞれ差し込まれ
    ていることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  4. 【請求項4】座面に対して脚体の上端部がほぼ同一高さ
    になるように設定されていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の椅子。
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