JPH0647134A - 遊技機のソレノイド駆動回路 - Google Patents

遊技機のソレノイド駆動回路

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JPH0647134A
JPH0647134A JP22535092A JP22535092A JPH0647134A JP H0647134 A JPH0647134 A JP H0647134A JP 22535092 A JP22535092 A JP 22535092A JP 22535092 A JP22535092 A JP 22535092A JP H0647134 A JPH0647134 A JP H0647134A
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solenoid
ball
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circuit
game
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JP22535092A
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソレノイドの発熱を抑制でき、また、通電停
止時のソレノイドの残留磁気を少なくして高い復帰応答
性が得られる遊技機のソレノイド駆動回路を簡素な構成
で達成する。 【構成】 交流電流を整流した直流電流をソレノイド5
8,61に通電し、このソレノイド58,61で遊技球
の流れを制御する遊技機1において、交流電流を全波整
流回路STで整流し、この全波整流回路STを平滑回路
を経ることなく直接的にソレノイド58,61に接続
し、ソレノイド58,61に波状の電流を通電するよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遊技機のソレノイド駆動
回路に係り、特に、パチンコ等の簡素な構造が求められ
る遊技機に適したソレノイド駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ等の遊技機にあっては、入賞球
の処理および遊技球の排出等の遊技球の流れの制御、ま
た、遊技盤の電動役物の駆動等をソレノイドにより行っ
ている。このような遊技機では、通常、直流式のソレノ
イドが用いられるため、100V商用電源を所定の低電
圧の直流電流に整流かつ降圧する変圧器、およびこの変
圧器の出力を平滑化する平滑回路等を設けてソレノイド
駆動回路を構成し、各ソレノイドには平滑な直流電流、
例えば、24V直流電流を通電していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たソレノイド駆動回路にあっては、ソレノイドに平滑化
された電流を通電するために平滑回路を設けなければな
らず、部品点数の増大を招き、製造コストも増大すると
いう問題があった。特に、遊技機等はその設置環境の制
約等から簡素かつ小型化の要望が大きいため、その問題
も顕著であった。
【0004】また、遊技機にあっては、熱的に脆弱な半
導体等の機器が多用されるためソレノイドの発熱を抑制
することが望まれ、さらに、遊技の適正化のためにソレ
ノイドの復帰時間の短縮化の要望も大きい。しかしなが
ら、ソレノイドに平滑化された電流を通電すると、ソレ
ノイドの発熱量も増大し、また、残留磁気の増大により
復帰時間が長くなるという問題が生じる。この発明は、
上記事情に鑑みてなされたもので、簡素な構成が求めら
れる遊技機に用いて更なる構成の簡素化とともに部品点
数の削減が可能で、また、ソレノイドの発熱量の低減、
ソレノイドの復帰応答性等の改善を図ることができるソ
レノイド駆動回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、交流電流を整流した直流電流をソレノイ
ドに通電し、このソレノイドで遊技球の流れを制御する
遊技機であって、前記交流電流を全波整流回路で整流し
て前記ソレノイドに直接的に通電するように構成した。
【0006】
【作用】この発明にかかる遊技機のソレノイド駆動回路
は、ソレノイドに全波整流回路から直流電流を直接的に
供給するため、平滑回路が不要で構成の簡素化、部品点
数の削減が図れる。そして、ソレノイドには平滑化され
ないパルス状の電流が通電、すなわち、ソレノイドは断
続的に通電、すなわちチョッパ駆動的に通電されるた
め、ソレノイドの発熱を抑制してソレノイドの周辺に配
置される機器への熱影響を最小限にとどめることがで
き、また、ソレノイドの残留磁気を小さくして復帰応答
性を向上できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図11はこの発明にかかる遊技機のソ
レノイド駆動回路の一実施例を示し、図1が遊技機の正
面図、図2が同遊技機の背面図、図3が機構要部の分解
斜視図、図4が同要部の正面図、図5が他の機構要部の
斜視図、図6が制御系のブロック図、図7が主要回路の
回路図、図8から図11が他の主要回路の回路図であ
る。
【0008】図1、図2および図3において、1は遊技
機、2は遊技球貸出用の玉貸機であり、これら遊技機1
と玉貸機2とは一体的に組み付けられている。遊技機1
は機枠4に前面枠5がヒンジ6を介して片開き形式に開
閉可能に取り付けられている。前面枠5の裏側にはその
枠組みに沿うようにフレーム7が取り付けられ、このフ
レーム7の内側に遊技盤8が、フレーム7の外側に裏機
構800が取り付けられている。後述するように、裏機
構800は遊技球の賞球処理を行う入賞球処理装置80
1、遊技球の排出を行う遊技球排出装置804等を有す
る。
【0009】遊技盤8は、単体で入れ替えできるように
フレーム7に取り付けられる。この遊技盤8には前面に
ガイドレール3が設けられ、このガイドレール3と後述
するガラス収納枠5Dのガラス板との間に遊技領域が設
定される。そして、遊技盤8の遊技領域には、大当り遊
技(特別遊技)の権利発生の可変表示ゲームを行う可変
表示装置8Aおよび特別遊技時に開放される変動入賞装
置8C等が設置され、変動入賞装置8Cに入賞口が開口
する。
【0010】図中明示しないが、変動入賞装置8C等
は、遊技盤制御装置901に接続された駆動用のソレノ
イドを有し、このソレノイドにより駆動されて作動す
る。また、入賞口はそれぞれ、入賞球案内樋および入賞
球集合樋を介し後述する入賞球処理装置801に連絡
し、これら入賞口には入賞球を検出する入賞球センサが
設けられる。入賞球案内樋および入賞球集合樋は入賞球
を案内して入賞球処理装置801に導き、入賞球センサ
は遊技盤制御装置901に接続され入賞を検出して検出
信号を出力する。
【0011】遊技盤制御装置901は、図6に示すよう
に、排出制御装置902とコネクタCN4(図11参
照)を介して接続され、また、スピーカSPが接続す
る。後述するように、遊技盤制御装置901は、球排出
制御装置902から要求データ信号が入力し、この要求
データ信号に応じて球排出制御装置902にクロック信
号と賞球データ信号とを出力する。なお、この遊技盤8
の遊技領域に関する詳細な構成は本出願人が先に提出し
た特許願等に記載されているため、その説明は割愛す
る。
【0012】前面枠5は、遊技盤8が臨む開口部5Aが
形成され、前面部に開口部5Aを縁取りする縁枠5Bが
ネジ止めされ、縁枠5Bの上方にランプ装置20が設け
られている。縁枠5Bは、開口部(図中明示せず)を有
し、この開口部を開閉する片開き形式のガラス収納枠5
Dが前面側上部に図示しないヒンジによって取り付けら
れている。ガラス収納枠5Dには透明なガラス板(図
中、符号を省略する)が取り付けられる。
【0013】ランプ装置20は賞球排出表示ランプ2
1、貸し球排出表示ランプ22および完了ランプ23を
有し、これらランプ21,22,23が球排出制御装置
902に接続される。賞球排出表示ランプ21は賞球排
出時に点灯され、貸し球排出表示ランプ22は貸し球の
排出時に点灯され、完了ランプ23は打止状態が発生し
た時に点灯する。なお、5Gは前面枠5の右枠部に設け
られた鍵装置であり、鍵装置5Gは前面枠5の機枠4に
対する施錠、ガラス収納枠5Dの縁枠5Bに対する施錠
を行う。
【0014】また、前面枠5には、ガラス収納枠5Dの
下方に開閉パネル9が図示しないヒンジによって開閉可
能に取り付けられ、この開閉パネル9の下方に受皿取付
板10Aが取り付けられる。開閉パネル9には球供給皿
9Bが形成され、この開閉パネル9は球供給皿9Bと一
体に樹脂のモールド成形等で成形される。受皿取付板1
0Aには、前面に球供給皿9Bでオーバフローした遊技
球を貯留する受皿10が、この受皿10の右側に操作ハ
ンドル10Bが設けられ、また、裏面に球送りユニット
および発射ユニット(図示せず)が設けられている。
【0015】なお、球供給皿9Bには玉貸機2の操作用
の操作パネル30が形成され、この操作パネル30に貸
し玉への変換指令用の変換ボタン31、カードの排出の
指令用の返却ボタン32が設けられ、また、残高表示器
33および球貸し可能表示ランプ34が設けられてい
る。図6に示すように、これら残高表示器33、変換ボ
タン31、返却ボタン32および球貸し可能表示ランプ
34は球貸し制御装置903に接続され、球貸し制御装
置903の出力に基づき残高表示器33は挿入されたカ
ードの残高を表示し、球貸し可能表示ランプ34は変換
ボタン31の有効、無効を表示し、また、変換ボタン3
1および返却ボタン32は操作信号を球貸し制御装置9
03に出力する。
【0016】操作ハンドル10B、球送りユニットおよ
び発射ユニットは発射駆動制御回路(図示せず)に接続
されて遊技球発射装置を構成し、球供給皿9B上の遊技
球を上述した遊技盤8の遊技領域に向けて発射する。図
示および詳細な説明は省略するが、操作ハンドル10B
は操作角度に応じ抵抗値が変化する可変抵抗および停止
スイッチ等を有し、また、発射ユニットはロータリソレ
ノイドを有し、これら可変抵抗、停止スイッチおよびロ
ータリソレノイドが発射制御駆動回路に接続される。
【0017】発射駆動制御回路は、図示しないが、24
V直流電力を供給されてロータリソレノイドを通電駆動
し、電源供給系に発射停止用の発射制御リレーが介設さ
れる。発射制御リレーは、ソレノイドが球排出制御装置
902に接続され、この球排出制御装置902の出力に
基づき遊技球のオーバフロー時あるいは遊技店の打ち止
指令時等に、コンタクタを開成して発射駆動制御回路へ
の電源供給を停止する。この遊技球発射装置は、球送り
ユニットにより球供給皿9B上の遊技球を発射レールに
1個づつ供給し、この発射レール上の遊技球を発射ユニ
ットが操作ハンドルの操作角度に応じた力で発射する。
【0018】さらに、前面枠5の裏面側には、図2に示
すように、フレーム7を介して上部に貯留タンク806
が設けられ、また、入賞球処理装置801と球排出装置
804とを包含する裏機構800が、さらに、遊技盤制
御装置901と球排出制御装置902とが設けられる。
貯留タンク806は、排出前の遊技球を貯留し、2条の
誘導路807によって球排出装置804に連絡する。こ
れら誘導路807は、遊技球を一列に整列させて球排出
装置804に誘導する。
【0019】球排出装置804は、上述したように2条
の誘導路807によって貯留タンク806と連絡し、ま
た、流下樋808によって供給皿9Bに、流下樋808
に連続するオーバフロー樋809によって受皿10に連
絡する。図中明示しないが、流下樋808には途中から
球抜き樋が分岐し、この球抜き樋の分岐部にソレノイド
を有する電磁式の流路切換弁58(図6参照)が設けら
れている。
【0020】流路切換弁58は、コネクタCN2(後述
する図10参照)を介して球排出制御装置902に接続
され、球排出制御装置902からの通電で作動する。こ
の流路切換弁58は、非通電時において流下樋808と
球抜き樋とを遮断し、通電時において流下樋808を球
抜き樋に連通する。
【0021】また、図2中では明示されないが、オーバ
フロー樋809には上流部にオーバフロースイッチ59
(図6参照)が、誘導樋807には所定位置に半端セン
サ160が設けられ、さらに、誘導樋807の廻りに球
抜きセンサ161が設けられる。これらオーバフロース
イッチ59はコネクタCN6によって、半端センサ16
0および球抜きセンサ161はコネクタCN1によって
球排出制御装置902に接続される(図9、図11参
照)。
【0022】本出願人が先に提出した特許願等に明らか
なように、オーバフロースイッチ59は、磁気変化によ
る作動する近接スイッチあるいは機械的なマイクロスイ
ッチから構成され、オーバフロー樋809に所定数を越
えて遊技球が滞留した場合にオーバフロー信号を球排出
制御装置902に出力する。半端センサ160は誘導路
807に所定数以上の遊技球が存在するか否かを検出
し、その検出信号を球排出制御回路902に出力する。
球抜きセンサ161は、遊技機1の前面枠から差し込ま
れる球抜き棒を検出し、検出信号を球排出制御回路90
2に出力する。
【0023】球排出装置804は、図3および図4に示
すように、3つの部材51,52,53に3分割可能な
ケース50A内に2組の排出ユニット60,90を有
し、ケース50Aに部材51,52,53の合わせ部で
2条の誘導路807に対応した2つの球通路51Cが形
成される。球通路51Cは一方が一方の誘導路807と
流下樋808とを、他方が他方の誘導路807と流下樋
808とを連絡する。排出ユニット60,90は、略同
一の構成を有し、ケース50Aの各球通路51Cに対応
して配置される。なお、排出ユニット60,90は同一
構成であるため、以下、対応する部分には同一の符号を
付して一方の排出ユニット60の説明で代表し、他方の
排出ユニット90の説明を省略する。
【0024】排出ユニット60は、排出ソレノイド6
1、排出センサ64および排出機構70を有し、これら
がケース50Aに設けられる。排出ソレノイド61と排
出センサ64とはコネクタCN2を介して球排出制御装
置902に接続され、排出ソレノイド61は球排出制御
装置902からの通電で排出機構70を駆動し、排出セ
ンサ64は球通路51Cを流下する遊技球を検出する。
【0025】排出ソレノイド61は、スプリング61b
により下方に付勢されたプランジャ(スプリング61b
の下側にあり、符号を省略する)を有し、このプランジ
ャの下端が規制部材62と連結する。この排出ソレノイ
ド61は、後述するように、非通電時においてプランジ
ャがスプリング61bにより付勢されて規制部材62の
規制片62aを球通路51C内に突入させ、また、通電
時においてプランジャが上動して規制部材62の規制片
62aを球通路51Cから離脱させる。排出センサ64
は、発光部と受光部とを有する周知のフォトスイッチか
ら構成され、発光部の発光する光が遊技球で遮られた状
態で受光部がオン状態を維持する。
【0026】排出機構70は、図3に明示されるよう
に、規制部材62と緩衝部材63とを有し、これら部材
62,63がケース50Aに揺動自在に支持される。規
制部材62は、一端を軸62cによってケース50Aに
回動自在に支持され、中間部分に排出ソレノイド61の
プランジャが軸62cを介して摺動自在に連結する。こ
の規制部材62には他端に規制片62aが球通路51C
に出没可能に突設され、この規制片62aは排出ソレノ
イド61の非通電時に球通路51C内に突入して遊技球
の流下を規制し、排出ソレノイド61の通電時に球通路
51Cから離脱して遊技球の流下を許容する。
【0027】緩衝部材63は、中間部分が軸63cによ
ってケース50Aに回動自在に支持され、一端にブッシ
ュ状の弾性体63aが規制部材62と当接可能に設けら
れ、他端にカウンタウェイト63bが設けられる。この
緩衝部材63は弾性体63aが図4中反時計方向に揺動
する規制部材62と当接して規制部材62の運動エネル
ギを吸収、すなわち、排出ソレノイド61の消磁時にス
プリングの弾性力で反時計方向に揺動する規制部材62
の運動を緩和する。
【0028】50Bは衝撃緩衝部材、50Fはストッパ
板、50Gは係止部材50Hを介して取り付けられた取
付基板であり、取付基板50Gには排出ソレノイド61
と各排出センサ64に接続したコネクタ50aが設けら
れる。図10に示すように、このコネクタ50aは後述
するコネクタCN2を介して球排出制御装置902に接
続される。
【0029】この排出ユニット60は、排出ソレノイド
61が通電されると規制部材62が規制片62aを球通
路51Cから離脱し、この排出ソレノイド61の通電期
間において遊技球の流下を許容する。そして、流下する
遊技球を排出センサ64で検知して流下する遊技球の数
を計数し、この計数結果に基づき排出ソレノイド61の
通電期間を制御し、所定数の遊技球を流下させる。ここ
で、この実施例にあっては、後述するように、排出ソレ
ノイド61には平滑されない電流を通電、すなわち排出
ソレノイド61をチョッパ的に通電する。このため、排
出ソレノイド61の発熱を抑制でき、また、残留磁気を
少なくして復帰応答性を改善できる。特に、遊技機の排
出ユニット60にあっては、排出ソレノイド61の通電
時間と遊技球の排出数とが関連するため、復帰応答性の
向上の要請も大きいが、この復帰応答性を簡素な構成で
達成できる。
【0030】入賞球処理装置801は、遊技盤8の裏面
側に配置された入賞球集合樋に回収路828(図2参
照)を接続し、この回収路828と回収樋112(図2
参照)との間に入賞球払出ユニット330を介設して構
成される。前述したように集合樋(図示せず)は遊技盤
8の入賞口に入賞した遊技球を集めて回収路828を介
して入賞球払出ユニット330に送り出し、回収樋11
2は入賞球払出ユニット330から送り出される遊技球
を遊技店の島設備等に送り出す。
【0031】入賞球払出ユニット330は、図5に示す
ように、セーフソレノイド361と、遊技球規制機構3
70と、セーフセンサ364とを有し、これらを球通路
351cが形成されたケース350Aに設けて構成され
る。セーフソレノイド361は、コネクタCN3(図1
1参照)を介して球排出制御装置902に接続され、球
排出制御装置902からの通電で遊技球規制機構370
を駆動する。同様に、セーフセンサ364も、コネクタ
CN3を介して球排出制御装置902に接続され、遊技
球規制機構370により規制されてケース350Aの球
通路351Cの所定位置で停止状態にある遊技球を検出
する。このセーフセンサ364は、上述した球排出装置
804のセンサと同様に、フォトスイッチ等から構成さ
れる。
【0032】遊技球規制機構370は、ケース350A
に一端が回動自在に支持された第1の規制部材362の
他端に係合孔を形成し、この係合孔に第2の規制部材3
63の突起を挿通させて第1の規制部材362と第2の
規制部材363とを連動可能に連結する。第1の規制部
材362には中間部分にセーフソレノイド361のプラ
ンジャ361aが係合し、第2の規制部材363はケー
ス350Aに回動自在に支持される。
【0033】第1の規制部材362には規制片が、第2
の規制部材363には規制部363Bが形成され、これ
ら規制片と規制部363Bとがセーフソレノイド361
の1回の通電毎に球通路351Cに出没して入賞球を1
個づつ回収樋112に送り出す。そして、セーフセンサ
364は回収樋112に送り出される入賞球を検出し、
その検出信号を球排出制御装置902に出力する。な
お、これら球排出装置804および入賞球処理装置80
1は本出願人が先に提出した特願平4−84602号に
詳細に記載されているため一部の説明および図示を割愛
している。
【0034】詳細な説明は割愛するが、玉貸機2は、磁
気カード読み取り用のカードリーダ250および球貸し
制御用の球貸し制御装置903を内蔵する(図6参
照)。そして、この球貸機2の前面パネルには、図1に
示すように、カードリーダに対応してカード挿排口21
1、挿入された磁気カードの残高データを表示する表示
器220、作動状態にあることを表示する有効表示ラン
プ230が設けられる。これらカードリーダ250、表
示器220および有効表示ランプ230は球貸し制御装
置903に接続され、カードリーダ250はカードから
読み取ったデータを出力し、表示器220は球貸し制御
装置903から入力する信号に応じてデータを表示し、
また同様に、有効表示ランプ230は入力信号に応じて
ランプ230を点灯する。
【0035】球貸し制御装置903は、図6に示すよう
に、上述した球供給皿9Bの操作パネル30上の変換ボ
タン31等と接続され、さらに、球排出制御装置902
に中継基板905を介して接続される。詳細な説明は割
愛するが、この球貸し制御装置903は、球排出制御装
置902とデータを授受し、上述のように表示器220
の表示等を制御し、また、カードから読み取ったデータ
に基づき球貸し信号を球排出制御装置902に出力す
る。
【0036】球排出制御装置902は、図8から図11
に示すように、電源回路810、CPU820、インタ
ーフェース回路830および6つのコネクタCN1〜C
N6(以下、必要に応じCNで代表する)を有し、これ
らコネクタCN1〜CN6の各端子がインターフェース
回路830を経てCPU820に接続する。なお、以
下、図に表される回路図の抵抗、コンデンサ、ダイオー
ド、ツェナーダイオード等について一律にR,C,D,
ZD等の記号に数字を付して表し、抵抗値等の具体的な
値の説明を省略する。
【0037】電源回路810は、図8に示すように、ダ
イオード全波整流回路ST、2つのトランジスタTR
2,TR3および2つの集積回路IC4,IC5を主要
な要素として構成される。そして、一方のトランジスタ
TR2と一方の集積回路IC4が第1段階の降圧回路8
11を、他方のトランジスタTR3と他方の集積回路I
C5が第2段階の降圧回路812を構成する。
【0038】ダイオード整流回路STは、4つのダイオ
ードをブリッジ形に結線してなる周知の構成を有し、2
つの入力端子がコネクタCN1の電源入力端子1,2に
接続され、コネクタCN1を介して供給される24V交
流電流を24V直流電流に全波整流する。このダイオー
ド整流回路STは、出力端子が第1の降圧回路811に
接続し、また、インターフェース回路830に結線され
インターフェース回路830およびコネクタCNを経て
前述した各ソレノイドに接続し、これらソレノイドに2
4V直流電力を供給する。
【0039】後に詳述するように、このダイオード整流
回路STは、各ソレノイドに直接に、すなわち平滑回路
を介することなく接続され、各ソレノイドに平滑されな
い波状の電流を供給する。このため、ソレノイドの発熱
量を低減でき、また、電流の通電を停止した場合の残留
磁気を少なくできて復帰応答性を改善でき、さらに、平
滑回路を省いた回路構成が達成でき部品点数の削減、製
造コストの低減が可能である。
【0040】第1の降圧回路811は、トランジスタT
R2を集積回路IC4により所定の周期でオン、オフさ
せてダイオード整流回路STから供給される24V直流
電流を12V直流に降圧する。この第1の降圧回路81
1は、第2の降圧回路812に接続され、また、インタ
ーフェース回路830に接続されインターフェース回路
830およびコネクタCNを介して上述した各センサに
接続する。
【0041】同様に、第2の降圧回路812は、トラン
ジスタTR3を集積回路IC5により所定の周期でオ
ン、オフさせて第1の降圧回路811から供給される1
2V直流電流を5V直流電流に降圧する。この第2の降
圧回路812は、上述したCPU820等に接続されて
CPU820に5V直流電源を供給し、また、集積回路
IC5が規制回路870に接続される。後述するよう
に、規制回路870は、集積回路IC5から入力する信
号で電源投入時等の立ち上がり状態を判別し、球排出装
置804のソレノイドへの通電を禁止する。
【0042】インターフェース回路830は、コネクタ
CN1,CN2,CN3,CN4,CN5,CN6の各
端子が接続し、これら端子をCPU820の各端子に接
続する。図9に示すように、コネクタCNIは、電源供
給用の端子1,2、センサ電源用の端子3,4、半端セ
ンサ接続用の端子5、球抜きセンサ接続用の端子6、遊
技店の指令用の端子7、ランプ電源供給用の端子8、完
了ランプ駆動用の端子9、遊技球発射制御用の端子1
0、遊技店の出玉管理データ出力用の端子11,12を
有する。
【0043】このコネクタCN1は、端子1,2が商用
交流100Vを24V交流に変圧するトランス(図示せ
ず)に、端子3,4が半端センサ160および球抜きセ
ンサ161に、端子7が遊技店の中央指令装置に、端子
8,9が完了ランプ23に、端子10が端子3と対をな
して前述した発射制御リレーのソレノイド(図示せず)
に接続され、また、端子11,12がそれぞれが端子3
と対をなして信号中継用のソレノイド(図示せず)に接
続され、このソレノイドを介し遊技店の中央指令装置に
接続される。詳細な説明は割愛するが、発射制御リレー
は端子10の出力に基づきコンタクタが開閉して発射装
置への電源供給を制御し、遊技店の中央指令装置には端
子11,12から遊技機1の遊技球の払出状況を表す信
号が出力される。
【0044】また同様に、コネクタCN2は、図10に
示すように、接地された端子1、各排出センサ64に接
続された入力用端子2,3、センサ電源用の端子4、球
抜きソレノイド(図示せず)に接続された駆動制御用の
端子5、各排出ソレノイド61に接続された駆動制御用
の端子6,7およびソレノイド電源用の端子8を有す
る。コネクタCN3は、セーフセンサ電源用の端子1、
セーフセンサ64が接続する入力用の端子2、接地され
た端子3、ソレノイド駆動制御用の端子4,5を有す
る。
【0045】コネクタCN4は、図11に示すように、
接地された端子1、送信クロック用の入力端子2、賞球
データ用の入力端子3、要求データ用の出力端子4およ
び12V電源端子5を有し、全端子が遊技盤制御装置9
01に接続する。コネクタCN5は、球貸し要求信号入
力用のBRQ端子1、接地された端子2,4,10、球
貸し信号入力用のBRDY端子3、フォトカプラ電源用
端子5,7、遊技機レディ信号出力用のP台RDY端子
6、貸し球払い出し完了信号出力用のEXS端子8、球
貸し機と遊技機間の接続確認用のCHK1端子9、交流
24V出力用の端子11,12を有する。後述するよう
に、コネクタCN5は中継基板905のコネクタに接続
され中継基板905を介して球貸し制御装置903に接
続する。
【0046】インターフェース回路830は、コネクタ
CN1の端子5,6,7を第1の降圧回路811の出力
部、すなわち12V直流電源に接続し、また、各端子
5,6,7について12V直流電源とCPU820の端
子との間にそれぞれインバータIC2を介装する。同様
に、このインターフェース回路830は、コネクタCN
2の端子2,3、コネクタCN3の端子2、コネクタC
N5の端子1,3およびコネクタCN6の端子1を12
V直流電源に接続し、また、これら端子とCPU820
との間にそれぞれ12V直流電源との接続部よりもCP
U820側でインバータIC2,IC3を介装する。
【0047】インバータIC2,IC3はそれぞれ、集
積回路、例えば、μPD74HC14C等の集積回路が
用いられれ、コネクタCNの端子に入力する信号(端子
の電位)を反転してCPU820に出力する。上述した
インバータIC2,IC3は、端子の電位が12V電位
(高電位)であれば0Vの低電位信号を、端子の電位が
0V(低電位)であれば5Vの高電位信号を出力する。
したがって、センサの出力信号に混入するノイズの影響
排除のために各端子の電位を高電位に設定しても、各コ
ネクタCNの端子の電位を特別な変圧回路を用いること
なく降圧してCPU820に入力させることができ、簡
素な回路構成が達成できる。
【0048】また、インターフェース回路820は、コ
ネクタCN1の端子9,10,11,12とCPU82
0の端子P53,P23,P22,P21との間にそれ
ぞれ介装されたトランジスタTR1,TR8,TR7,
TR6を有する。これらトランジスタTR1,TR8,
TR7,TR6はベースがCPU820の上述した各端
子に、コレクタがコネクタCN1の端子と12V直流電
源とに並列に接続され、エミッタが接地される。
【0049】そして、これらトランジスタTR8,TR
7,TR6と12V直流電源との間にはコレクタへ向か
う方向を逆方向としてダイオードD11,D10,D9
が介装され、このダイオードD11,D10,D9がサ
ージキラーダイオードとして機能する。トランジスタT
R1,TR8,TR7,TR6は、ベースにCPUから
駆動信号が入力するとコレクタ−エミッタ間を導通、す
なわちオンさせ、端子8,9間の完了ランプ、端子3,
10間のソレノイド、端子3,11間および端子3,1
2間のソレノイドを通電する。
【0050】同様に、インターフェース回路830は、
コネクタCN2の端子5,6,7とCPU820の端子
P52,P51,P50との間にトランジスタTR1
1,TR13,TR12を介装し、これらトランジスタ
TR11,TR13,TR12のベースがCPU820
の各端子に接続される。端子5に接続するトランジスタ
TR11は、エミッタが接地、コレクタが端子5とトラ
ンジスタTR17のベースとに並列に接続され、CPU
820の出力信号でオンして端子5を接地する。このト
ランジスタTR11は、オン状態で端子5を接地するた
め、そのオン作動により端子5,8間、すなわち切換弁
58の球抜きソレノイドが通電される。
【0051】トランジスタTR17は、コレクタが5V
直流電源として機能する第2の降圧回路812の出力部
とCPU820の端子P12とに並列に接続され、エミ
ッタが接地される。このトランジスタTR17は、端子
5の電位に応じエミッタ−コレクタ間をオン、オフし、
端子5の電位に応じた信号、すなわち球抜きソレノイド
(流路切換弁58)の作動を表す信号を生成してCPU
820の端子P12に出力する。
【0052】コネクタCN2の端子6に接続するトラン
ジスタTR13は、コレクタが端子6に、また、ダイオ
ードD6を介しコネクタCN2の端子8に接続し、エミ
ッタが接地される。このトランジスタTR13は、CP
U820の出力信号でオンして端子6を接地し、端子
6,8間、すなわち排出ソレノイド61を通電する。端
子7に接続するトランジスタTR12は、トランジスタ
TR13と同様に、コレクタが端子7とダイオードD5
とに接続され、エミッタが接地され、ダイオードD5を
介して24V直流電源に接続する。このトランジスタT
R12も、CPU820の出力信号でエミッタ−コレク
タ間を導通させ、端子7,8間の排出ソレノイド61を
通電する。ダイオードD5,D6はトランジスタTR1
2,TR13のオン、オフ時に発生するサージ電流を電
源側に逃がすサージキラーダイオードとして機能する。
【0053】また同様に、インターフェース回路830
は、コネクタCN3の端子5とCPU820の端子P4
2との間にトランジスタTR10を介装し、このトラン
ジスタTR10のベースを端子P42に、コレクタを端
子5に接続し、エミッタを接地する。このトランジスタ
TR10は、上述した各トランジスタと同様に、コレク
タがサージキラーダイオードを介して並列的に端子4、
すなわち24V直流電源に接続され、サージ電流を電源
側に逃がす。
【0054】さらに、インターフェース回路830は、
コネクタCN4の端子2,3,4とCPU820の端子
P33,P30,P41との間にそれぞれフォトカプラ
PC1,PC2,PC3(以下、必要に応じ数字の無い
番号で代表する)を介装する。フォトカプラPC1,P
C2は発光素子の一端が12V直流電源と、他端が端子
2,3,4と接続され、受光素子が一端を接地、他端を
CPU820の端子P33,P30,P41にインバー
タIC3,IC3を介して接続し、さらに、並列に5V
直流電源に接続する。
【0055】フォトカプラPC1は、端子2に入力する
送信クロック信号で発光素子が発光し、この発光素子の
発光で受光素子がオン、オフしてインバータIC3に送
信クロック信号を印加する。インバータIC3は、送信
クロック信号を反転してCPU820の端子P33,P
30に出力する。同様に、フォトカプラPC2は端子3
に入力する賞球データ信号で発光素子が発光して発光の
有無に応じ受光素子がオン、オフし、インバータIC3
が受光素子により印加される賞球データ信号を反転して
CPU820の端子30に出力する。
【0056】フォトカプラPC3は、受光素子の一端が
接地、他端が端子4に接続され、発光素子の一端が12
V直流電源に、他端がトランジスタTR9のコレクタに
接続される。このトランジスタTR9は、エミッタが接
地され、ベースがCPU820の端子P41に接続さ
れ、この端子P41から入力する信号でオン、オフして
フォトカプラPC3の発光素子を通電する。そして、フ
ォトカプラPC3は、発光素子の発光の有無に応じてで
受光素子がオン、オフし、端子4、すなわち遊技盤制御
装置901に要求データ信号を出力する。
【0057】なお、上述した要求データ信号は入賞球処
理装置801に入賞球が流入した場合にいくつの球を払
い出すかのデータを遊技盤制御装置901に求める信
号、賞球データ信号は要求データ信号の求めにより払い
出すべき球数を指示する信号、送信クロック信号はこれ
ら信号の読み取りを同期させるための信号である。
【0058】またさらに、インターフェース回路830
は、コネクタCN5の端子6,8とCPU820の端子
P31,P32との間にトランジスタTR5,TR4を
介装する。トランジスタTR5は、コレクタがコネクタ
CN5の端子6に、エミッタが後述する規制回路870
に、ベースがCPU820の端子P31に接続する。こ
のトランジスタTR5は、CPU820の端子P31か
ら入力する信号に応じエミッタ−コレクタ間をオン、オ
フさせて端子6に球貸しレディ信号を出力する。同様
に、トランジスタTR4も、エミッタが規制回路870
に、コレクタがコネクタCN5の端子8に、ベースがC
PU820の端子P32に接続し、ベースに入力する信
号に応じて端子8に貸し球払い出し完了信号を出力す
る。
【0059】また、インターフェース回路830は、コ
ネクタCN5の端子9とCPU820の端子P60とを
接続して所定の抵抗R70を介し12V直流電源に接続
し、また、所定の抵抗R72を介し接地する。このイン
ターフェース回路830は、このコネクタCN5の端子
9とCPUの端子P60との接続により、コネクタCN
5が正常に接続された状態において抵抗R70,R7
1,R72で分圧された電位をCPU820の端子P6
0に印加し、コネクタCN5の接続状態の正常、異常を
検出する。
【0060】規制回路870は、3つのトランジスタT
R14,TR15,TR16を有し、トランジスタTR
16コレクタとトランジスタTR14のエミッタとが直
列に接続される。トランジスタTR16は、ベースがC
PU820の端子P40に、エミッタが5V直流電源に
接続される。トランジスタTR14は、ベースが前述し
た電源回路810の第2の降圧回路812の集積回路I
C5に接続され、コレクタがトランジスタTR15のベ
ースに接続され、また、このトランジスタTR15と並
列に抵抗R29を介して接地される。
【0061】トランジスタTR15はコレクタが前述し
たトランジスタTR4,TR5のエミッタに、エミッタ
が接地され、このトランジスタTR15のベースとトラ
ンジスタTR14のコレクタとの間にCPU820の端
子P50,P51,P52,P53がそれぞれ抵抗R
3,R60,R61,R62を介し並列に接続する。詳
細な説明は割愛するが、この規制回路870は、起動時
等においてトランジスタTR14が集積回路IC5から
ベースに所定電位の信号が入力するまでオフ状態を維持
し、起動時の不安定時において排出ソレノイド61およ
び球貸機2等の作動を停止する。
【0062】CPU820には、また、自己診断結果表
示用の表示器821およびクロック822が設けられ
る。表示器821は、1桁の数字を表示可能な蛍光表示
管等から構成され、CPU820の自己診断結果を1桁
の数字で表示する。クロック822は、所定周波数、例
えば4.19MHzのクロック信号をCPU822に出
力する。
【0063】このCPU820は、電源投入時等に自己
診断プログラムに従って自己診断を行い、その結果を表
示器821に表示し、併せて、異常と診断された場合は
ランプの点灯等で異常を報知する。そして、正常と判断
されると、図6に示すように、遊技盤制御装置901お
よび球貸し制御装置903と相互にデータを授受し、ま
た、各センサの出力を読み込み、これらデータおよびセ
ンサ出力に基づき各ソレノイドを駆動して通常の遊技球
の流れの制御を行う。なお、この球排出制御装置902
の制御手法、制御プログラム等については本出願人が先
に提出した特許願に詳細に記載されているため、その説
明は省略する。
【0064】中継基板905は、図7に示すように、5
つのフォトカプラPC11,PC12,PC13,PC
14,PC15を有し、これらフォトカプラPCを介し
球排出制御装置902と球貸し制御装置903とを信号
の授受可能に接続する。この中継基板905には、球貸
し制御装置903側および球排出制御装置902側にそ
れぞれコネクタCN11,CN12を有し、これらコネ
クタCN11,CN12に接続するコネクタの配線で各
制御装置903,902に接続する。なお、図7中、コ
ンデンサ、抵抗等にはC、R等の記号に数字を付して表
し、その説明は省略する。
【0065】球貸し制御装置903側のコネクタCN1
1は電源端子VL、球貸し信号出力用の端子BRDY、
貸し球要求信号出力用の端子BRQ、貸し球払出完了信
号入力用の端子EXS、遊技台レディ信号入力用の端子
P台RDYおよび接地端子GNDを有する。球排出制御
装置902側のコネクタCN12は球排出制御装置90
2のコネクタCN5と対応して端子BRDY,BRQ,
EXS,P台RDY,CHK1、電源端子(+12V)
および接地端子GNDを有する。
【0066】フォトカプラPC11,PC12,PC1
5は球貸し制御装置903側に発光素子を、球排出制御
装置902側に受光素子を有し、球貸し制御装置903
の出力信号を球排出制御装置902に出力する。フォト
カプラPC11は、発光素子の一端が電源端子に接続さ
れて18V直流電力を供給され、発光素子の他端が球貸
し信号出力用の端子BRDYに接続され、受光素子の一
端が端子BRDYに、他端が接地端子に接続される。同
様に、フォトカプラPC12は受光素子が端子BRQ
に、フォトカプラPC15は発光素子が電源端子VLと
接地端子GNDとに、受光素子が接続監視用の端子CH
K1に接続する。
【0067】フォトカプラPC13,PC14は、球排
出制御装置902側に発光素子を、球貸し制御装置90
3側に受光素子を有し、球排出制御装置902の出力信
号を球貸し制御装置903に出力する。フォトカプラP
C13は、発光素子の一端が12V直流電源端子に、他
端がEXS端子に接続され、受光素子の一端が端子EX
Sに、他端が接地端子GNDに接続される。同様に、フ
ォトカプラPC14は、発光素子が12V直流電源端子
と端子P台RDYとに、受光素子が入力端子P台RDY
と接地端子GNDとに接続される。
【0068】詳細な説明は割愛するが、この中継基板9
05は、球排出制御装置902と球貸し制御装置903
とを直接に結線することなく接続する。したがって、同
図に示すように、球排出制御装置902が12V電源、
球貸し制御装置903が18V電源を採用するもので
も、特別な変圧回路が不要である。
【0069】次に、この実施例の作用を説明する。パチ
ンコ等の遊技機にあっては、設置環境の制約等から部品
点数を削減して小型化を図ることが不可欠であり、遊技
球の流れの制御等に用いられる各ソレノイドを駆動する
回路も簡素な構成が望まれる。また、このような遊技機
は、球排出制御装置902および遊技盤制御装置901
等の制御装置に熱的に脆弱な集積回路を多用するため、
ソレノイド等の発熱量の低減の要求も大きい。さらに、
遊技の適正化を図るために遊技球の流れの制御を行うソ
レノイドの復帰応答性の向上の要望も大きい。
【0070】ここで、この実施例にあっては、コネクタ
CN1の端子1,2から供給される24V交流電力をダ
イオード整流回路STで全波整流して24V直流電力を
得、このダイオード整流回路STから各ソレノイドに直
接に、すなわち平滑化することなく24V直流電力を供
給するように球排出制御装置902の電源回路810を
構成する。このため、平滑回路が不要であり、部品点数
の削減を図れ、回路構成を簡素化でき、コストの低減が
達成される。
【0071】そして、各ソレノイドには平滑化されてい
ない直流電流、すなわち波状を呈する電流が通電され
る。このため、ソレノイドの消費電力を削減して発熱量
も削減でき、周囲の集積回路等に与える熱影響を小さく
でき、さらに、ソレノイドへの通電を停止した際の残留
磁気を小さくすることもできソレノイドの復帰応答性を
改善することができる。
【0072】なお、上述した実施例では、遊技球流れを
制御するためのソレノイド、すなわち裏機構800のソ
レノイドを例示して説明するが、電動役物駆動用のソレ
ノイドについても同様に適用できることは述べるまでも
ない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、 この発明に係る
遊技機のソレノイド駆動回路によれば、全波整流回路で
整流した直流電力を平滑化することなくソレノイドに供
給して駆動するようにしたため、平滑回路が不要で部品
点数の削減、小型化が図れ、設置環境に対し高い適応性
が得られ、また、ソレノイドの発熱量を小さくでき、他
の機器に及ぼす熱影響を小さくでき、さらに、残留磁気
を少なくしてソレノイドの復帰応答性を向上させること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例が適用された遊技機の正面
図である。
【図2】同遊技機の裏面図である。
【図3】同遊技機の機構要部の分解斜視図である。
【図4】同機構要部の正面図である。
【図5】同遊技機の他の機構要部の斜視図である。
【図6】同遊技機の制御系の概要を示すブロック図であ
る。
【図7】同制御系の主要回路を表す回路図である。
【図8】同制御系の他の主要回路の一部を表す回路図で
ある。
【図9】同主要回路の他の一部を表す回路図である。
【図10】同主要回路のまた他の一部を表す回路図であ
る。
【図11】同主要回路のさらに他の一部を表す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 遊技機 2 球貸機 58 切換弁(球抜きソレノイド) 61 排出ソレノイド,セーフソレノイド 800 裏機構 810 電源回路 820 CPU 830 インターフェース回路 901 遊技盤制御装置 902 球排出制御装置 903 球貸し制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電流を整流した直流電流をソレノイ
    ドに通電し、このソレノイドで遊技球の流れを制御する
    遊技機であって、 前記交流電流を全波整流回路で整流して前記ソレノイド
    に直接的に通電することを特徴とする遊技機のソレノイ
    ド駆動回路。
JP22535092A 1992-07-30 1992-07-30 遊技機のソレノイド駆動回路 Pending JPH0647134A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005058498A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Daiman:Kk 遊技機の球センサ装置
JP2007175314A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Joyco Systems Corp 遊技媒体貸出装置用設定アダプタ、遊技媒体貸出装置用設定アダプタ付き接続ケーブルおよび遊技媒体貸出システム
US7764930B2 (en) 1997-06-19 2010-07-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Data transmission system, data transmitter and data receiver used in the data transmission system

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