JPH0647123Y2 - ベーン形揺動アクチュエータ - Google Patents
ベーン形揺動アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0647123Y2 JPH0647123Y2 JP10629789U JP10629789U JPH0647123Y2 JP H0647123 Y2 JPH0647123 Y2 JP H0647123Y2 JP 10629789 U JP10629789 U JP 10629789U JP 10629789 U JP10629789 U JP 10629789U JP H0647123 Y2 JPH0647123 Y2 JP H0647123Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vane
- rectangular
- actuator
- rectangular body
- pressure chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体圧によってベーンを回転揺動させるベー
ン形揺動アクチュエータに関するものである。
ン形揺動アクチュエータに関するものである。
[従来の技術] ベーン形揺動アクチュエータを可能な限り小型化しよう
とすると、そのボディの外形は、ベーンが回転揺動する
圧力室の形状に合わせてできるだけ薄肉化することによ
り、短寸円柱状となる。このように外形が円柱面になる
場合には、通常、その円周面を適宜取付け用平面に対す
るアクチュエータの固定に利用することができず、実際
に使用する場合には、各種フート金具を用いるか、何ら
かの取付け手段を考慮する必要がある。
とすると、そのボディの外形は、ベーンが回転揺動する
圧力室の形状に合わせてできるだけ薄肉化することによ
り、短寸円柱状となる。このように外形が円柱面になる
場合には、通常、その円周面を適宜取付け用平面に対す
るアクチュエータの固定に利用することができず、実際
に使用する場合には、各種フート金具を用いるか、何ら
かの取付け手段を考慮する必要がある。
しかしながら、このようなフート金具等を用いる場合に
は、この金具により結果的には小型化の努力が無意味に
なり兼ねない。
は、この金具により結果的には小型化の努力が無意味に
なり兼ねない。
[考案が解決しようとする課題] ベーン形揺動アクチュエータの小型化のために、そのボ
ディの外形を短寸円柱状とした場合、そのボディにおけ
る圧力室の両側においてベーンの回転軸を支持するベア
リングの周囲の空間に若干の余裕がある。
ディの外形を短寸円柱状とした場合、そのボディにおけ
る圧力室の両側においてベーンの回転軸を支持するベア
リングの周囲の空間に若干の余裕がある。
本考案の技術的課題は、このようなベーンの回転軸を支
持するベアリングの周囲の空間をアクチュエータの取付
けのために有効に利用し、しかもボディの周囲にできる
だけ平面部分を設けることにより、取付け用平面に対す
る直接的な固定を容易化したベーン形揺動アクチュエー
タを得ることにある。
持するベアリングの周囲の空間をアクチュエータの取付
けのために有効に利用し、しかもボディの周囲にできる
だけ平面部分を設けることにより、取付け用平面に対す
る直接的な固定を容易化したベーン形揺動アクチュエー
タを得ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案のベーン形揺動アクチ
ュエータは、揺動アクチュエータのボディを、その内部
のベーンが回転揺動する圧力室をベーンの回転軸に直交
する横断面で二分し、且つその一方を外形が方形をなす
角形ボディ、他方を外形が上記角形ボディの方形内に収
まる円柱状をなす円柱ボディによって構成し、上記角形
ボディにおけるベーン回転軸を支持するベアリングの周
囲において、その角形ボディの方形の外周各平面にそれ
ぞれ取付け穴を貫設し、かつ該角形ボディの4隅にベー
ン回転軸に平行する軸方向取付け穴を貫設し、上記円柱
ボディにおける圧力室の周壁部分に、ベーン回転軸に平
行する軸方向穴を貫設することによって構成される。
ュエータは、揺動アクチュエータのボディを、その内部
のベーンが回転揺動する圧力室をベーンの回転軸に直交
する横断面で二分し、且つその一方を外形が方形をなす
角形ボディ、他方を外形が上記角形ボディの方形内に収
まる円柱状をなす円柱ボディによって構成し、上記角形
ボディにおけるベーン回転軸を支持するベアリングの周
囲において、その角形ボディの方形の外周各平面にそれ
ぞれ取付け穴を貫設し、かつ該角形ボディの4隅にベー
ン回転軸に平行する軸方向取付け穴を貫設し、上記円柱
ボディにおける圧力室の周壁部分に、ベーン回転軸に平
行する軸方向穴を貫設することによって構成される。
[作用] ベーン形揺動アクチュエータのボディを二分し、一方を
外形が方形をなす角形ボディ、他方を外形が円柱状をな
す円柱ボディによって構成し、上記角形ボディにおける
ベーン回転軸のベアリングの周囲において、その角形ボ
ディに互いに直交する3方向の取付け穴を設けているの
で、回転軸を支持するベアリングの周囲の空間における
若干の余裕を、アクチュエータの取付けのために有効に
利用することができ、また、上述した3方向の穴を利用
し、さらに角形ボディ及び円柱ボディの周囲の各平面を
利用して、それらの平面をアクチュエータ取付け面に当
接することにより、ボルト等で容易に、しかも回転軸を
各種方向に向けて、アクチュエータの多様性ある取付け
を行うことができる。
外形が方形をなす角形ボディ、他方を外形が円柱状をな
す円柱ボディによって構成し、上記角形ボディにおける
ベーン回転軸のベアリングの周囲において、その角形ボ
ディに互いに直交する3方向の取付け穴を設けているの
で、回転軸を支持するベアリングの周囲の空間における
若干の余裕を、アクチュエータの取付けのために有効に
利用することができ、また、上述した3方向の穴を利用
し、さらに角形ボディ及び円柱ボディの周囲の各平面を
利用して、それらの平面をアクチュエータ取付け面に当
接することにより、ボルト等で容易に、しかも回転軸を
各種方向に向けて、アクチュエータの多様性ある取付け
を行うことができる。
[実施例] 第1図ないし第6図は本考案のベーン形揺動アクチュエ
ータの実施例を示している。
ータの実施例を示している。
このベーン形揺動アクチュエータは、図示を省略してい
るが、周知のアクチュエータと同様に、ボディ1内の圧
力室2内に、中心の回転軸3の回りにおいて回転するベ
ーンを備え、このベーンに設けた羽板と圧力室内に固定
的に設置されるストッパとによって、該圧力室2内を複
数の室に区画し、それぞれの室にポート4,5から圧力流
体を給排することによりベーンを回転揺動させ、その回
転揺動を回転軸3から出力させるものである。
るが、周知のアクチュエータと同様に、ボディ1内の圧
力室2内に、中心の回転軸3の回りにおいて回転するベ
ーンを備え、このベーンに設けた羽板と圧力室内に固定
的に設置されるストッパとによって、該圧力室2内を複
数の室に区画し、それぞれの室にポート4,5から圧力流
体を給排することによりベーンを回転揺動させ、その回
転揺動を回転軸3から出力させるものである。
上記、アクチュエータのボディ1は、その内部のベーン
が回転揺動する圧力室2を、ベーンの回転軸3に直交す
る横断面で二分し、その一方を外形が方形をなす角形ボ
ディ1A、他方を外形が上記角形ボディ1Aの方形内に収ま
る円柱状をなす円柱ボディ1Bによって構成している。こ
の両ボディ1A,1Bは、円柱ボディ1B側から螺挿される連
結ボルト6によって、相互に連結されるものである。
が回転揺動する圧力室2を、ベーンの回転軸3に直交す
る横断面で二分し、その一方を外形が方形をなす角形ボ
ディ1A、他方を外形が上記角形ボディ1Aの方形内に収ま
る円柱状をなす円柱ボディ1Bによって構成している。こ
の両ボディ1A,1Bは、円柱ボディ1B側から螺挿される連
結ボルト6によって、相互に連結されるものである。
従って、この角形ボディ1A及び円柱ボディ1Bは、いずれ
もその内部に圧力室2を形成するための凹部7,8が設け
られ、またそれらの凹部7,8の中心には回転軸3が挿入
される軸孔9及びその回転軸3を支持するベアリングを
収容するための拡径孔部10が設けられている。
もその内部に圧力室2を形成するための凹部7,8が設け
られ、またそれらの凹部7,8の中心には回転軸3が挿入
される軸孔9及びその回転軸3を支持するベアリングを
収容するための拡径孔部10が設けられている。
上記角形ボディ1Aは、ベーン回転軸3を支持するベアリ
ングの周囲において、その角形ボディ1Aの方形の外周各
平面にそれぞれ取付け穴11,11,12,12を貫設し、かつ該
角形ボディ1Aの4隅にベーン回転軸3に平行する軸方向
取付け穴13を貫設している。なお、第5図からわかるよ
うに、取付け穴11及び12は、相互にボディ内部で交差す
ることになる。
ングの周囲において、その角形ボディ1Aの方形の外周各
平面にそれぞれ取付け穴11,11,12,12を貫設し、かつ該
角形ボディ1Aの4隅にベーン回転軸3に平行する軸方向
取付け穴13を貫設している。なお、第5図からわかるよ
うに、取付け穴11及び12は、相互にボディ内部で交差す
ることになる。
また、上記円柱ボディ1Bにおける圧力室2の周壁部分に
は、ベーン回転軸3に平行する軸方向穴14を貫設してい
る。この軸方向穴14は、実願昭62-136529号(実開昭64-
41705号)や実願平1-3222号等において提案している回
転位置検出用のスイッチの取付けと兼用するものであ
る。
は、ベーン回転軸3に平行する軸方向穴14を貫設してい
る。この軸方向穴14は、実願昭62-136529号(実開昭64-
41705号)や実願平1-3222号等において提案している回
転位置検出用のスイッチの取付けと兼用するものであ
る。
上記構成を有するベーン形揺動アクチュエータにおいて
は、そのボディを二分して、一方を外形が方形をなす角
形ボディ1A、他方を外形が上記角形ボディの方形内に収
まる円柱ボディ1Bによって構成し、上記角形ボディ1Aに
おけるベーン回転軸3のベアリングの周囲において、そ
の角形ボディ1Aに互いに直交する3方向の取付け穴11,1
2,13,14を設けたので、回転軸3を支持するベアリング
の周囲の空間における若干の余裕を、アクチュエータの
取付けのために有効に利用することができる。
は、そのボディを二分して、一方を外形が方形をなす角
形ボディ1A、他方を外形が上記角形ボディの方形内に収
まる円柱ボディ1Bによって構成し、上記角形ボディ1Aに
おけるベーン回転軸3のベアリングの周囲において、そ
の角形ボディ1Aに互いに直交する3方向の取付け穴11,1
2,13,14を設けたので、回転軸3を支持するベアリング
の周囲の空間における若干の余裕を、アクチュエータの
取付けのために有効に利用することができる。
また、上述した3方向の穴を利用し、さらに角形ボディ
1A及び円柱ボディ1Bの周囲の各平面を利用して、それら
の平面をアクチュエータ取付け面に当接することによ
り、ボルト等で容易に、しかも回転軸3を各種方向に向
けて、アクチュエータの多様性ある取付けを行うことが
できる。
1A及び円柱ボディ1Bの周囲の各平面を利用して、それら
の平面をアクチュエータ取付け面に当接することによ
り、ボルト等で容易に、しかも回転軸3を各種方向に向
けて、アクチュエータの多様性ある取付けを行うことが
できる。
第7図A〜Eは、上記アクチュエータの各種取付け面に
対する取付け状態を例示するものである。いずれの場合
にも、取付け面20に対するアクチュエータの取付けにボ
ルト21及びナット22を用いる場合、及び取付け面20に雌
ねじを刻設してその雌ねじにボルト23を螺合する場合を
併記して示している。
対する取付け状態を例示するものである。いずれの場合
にも、取付け面20に対するアクチュエータの取付けにボ
ルト21及びナット22を用いる場合、及び取付け面20に雌
ねじを刻設してその雌ねじにボルト23を螺合する場合を
併記して示している。
いずれの取付け態様の場合にも、圧力流体の給排ポート
を任意の方向に向けて取付けることが可能であり、アク
チュエータの取付けが簡単で、しかも極めて多様性があ
ることが分かる。
を任意の方向に向けて取付けることが可能であり、アク
チュエータの取付けが簡単で、しかも極めて多様性があ
ることが分かる。
[考案の効果] このような本考案のベーン形揺動アクチュエータによれ
ば、ベーンの回転軸を支持するベアリングの周囲の空間
をアクチュエータの取付けのために有効に利用し、しか
もボディの周囲にできるだけ平面部分を設けることによ
り、取付け用平面に対する直接的な固定を容易化したベ
ーン形揺動アクチュエータを得ることができる。
ば、ベーンの回転軸を支持するベアリングの周囲の空間
をアクチュエータの取付けのために有効に利用し、しか
もボディの周囲にできるだけ平面部分を設けることによ
り、取付け用平面に対する直接的な固定を容易化したベ
ーン形揺動アクチュエータを得ることができる。
第1図は本考案のベーン形揺動アクチュエータの実施例
を示す平面図、第2図は同正面図、第3図は同側面図、
第4図は同底面図、第5図は第2図におけるA−A線で
の断面図、第6図はアクチュエータのボディの縦断面
図、第7図A〜Eは取付け面に対する取付け状態を示す
説明図である。 1……ボディ、1A……角形ボディ、 1B……円柱ボディ、2……圧力室、 3……回転軸、11,12……取付け穴、 13……軸方向取付け穴、14……軸方向穴。
を示す平面図、第2図は同正面図、第3図は同側面図、
第4図は同底面図、第5図は第2図におけるA−A線で
の断面図、第6図はアクチュエータのボディの縦断面
図、第7図A〜Eは取付け面に対する取付け状態を示す
説明図である。 1……ボディ、1A……角形ボディ、 1B……円柱ボディ、2……圧力室、 3……回転軸、11,12……取付け穴、 13……軸方向取付け穴、14……軸方向穴。
Claims (1)
- 【請求項1】揺動アクチュエータのボディを、その内部
のベーンが回転揺動する圧力室をベーンの回転軸に直交
する横断面で二分し、且つその一方を外形が方形をなす
角形ボディ、他方を外形が上記角形ボディの方形内に収
まる円柱状をなす円柱ボディによって構成し、 上記角形ボディにおけるベーン回転軸を支持するベアリ
ングの周囲において、その角形ボディの方形の外周各平
面にそれぞれ取付け穴を貫設し、かつ該角形ボディの4
隅にベーン回転軸に平行する軸方向取付け穴を貫設し、 上記円柱ボディにおける圧力室の周壁部分に、ベーン回
転軸に平行する軸方向穴を貫設した、 ことを特徴とするベーン形揺動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10629789U JPH0647123Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ベーン形揺動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10629789U JPH0647123Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ベーン形揺動アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0344209U JPH0344209U (ja) | 1991-04-24 |
JPH0647123Y2 true JPH0647123Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31655034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10629789U Expired - Lifetime JPH0647123Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ベーン形揺動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647123Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2063086B1 (en) * | 2006-09-12 | 2013-06-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Engine with variable stroke characteristics |
JP5777034B2 (ja) * | 2013-01-30 | 2015-09-09 | Smc株式会社 | 揺動形アクチュエータ |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP10629789U patent/JPH0647123Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0344209U (ja) | 1991-04-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |