JPH0646906U - パネルソーの当て定規 - Google Patents

パネルソーの当て定規

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JPH0646906U
JPH0646906U JP9083892U JP9083892U JPH0646906U JP H0646906 U JPH0646906 U JP H0646906U JP 9083892 U JP9083892 U JP 9083892U JP 9083892 U JP9083892 U JP 9083892U JP H0646906 U JPH0646906 U JP H0646906U
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矯吉 田中
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田中機械工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 反復使用を行なってもガイドレールに損傷を
与える事無く任意の位置に容易かつ確実に固定できるパ
ネルソーの当て定規を提供する。 【構成】 ガイドレールが貫通する穴部Aが形成された
内部パイプ部20の外径部に、若干短く形成された外部
パイプ部21を回転可能に挿入する。内部パイプ部20
外部パイプ部21より長く形成されて露出した端部に
は、外部パイプ部21が抜け落ちないようにストップリ
ング22が、固定されている。内部パイプ部20の一端
には、開口部Kを備えC字断面を形成する握持リング部
20aが一体に形成され、締め付けノブ23によりガイ
ドレールに固定できる。外部パイプ部21の一端には、
加工材の端部を押さえる定規片21aを一体に形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は木材や合成樹脂パネル等の板材を切断するパネルソーの改良に関し、 特にパネルソーに対して切断する板材を所定の位置で保持する当て定規に関する 。
【0002】
【従来の技術】
大型電動丸鋸盤の一種であるパネルソーに関する技術は、具体的な装置として 既に各種の製品が開発され市場に供給されているが、その代表的な例として、田 中機械工業(株)のパネルソーについて、その概要を説明す。 パネルソーは、図1に示す如く、装置全体を支える基台1に加工板を載置する定 盤2を取り付け、更に、定盤2の上方には支柱3が立設されている。 そして、この支柱3には、定磐2の上に載置した加工板の背面を支持するための 当て板4が傾斜させて取り付けられている。この当て板4の前部には、当て板4 から適当な間隔を設けた位置に、基台1及び支柱3を介して支持柱5が立設され ている。また、支持柱5の背部には押え板6が配設され、クランプ部材7を介し て支持柱5に支持されている。この押え板6の両側には人体接近検知用センサ8 が取り付けられ、その中央部には円盤状の鋸歯が入り込むスリットが形成されて いる。また、上・下のクランプ部材7の中間部は、支持柱5に回動可能に枢着さ れ、その一端が押え板6に回動可能に取り付けられると共に他端は駆動シャフト 9に回動可能に取り付けられている。この駆動シャフト9の上端部は、支持柱5 に取付けられたエアシリンダ10のピストンロッド10aに連結され、駆動シャ フト9を上下方向に駆動することにより、押え板6は、クランプ部材7を介して 作動するようになっている。一方、当て板4には左・右の幅方向に部分的な切欠 部が形成され、この切欠部の下端部にガイドレール11が取り付けられている。 そして、このガイドレール11の外径部には加工板材の寸法設定用の当て定規1 2が摺動かつ固定可能に取り付けられている。そして、この構成によって、本従 来技術のパネルソーは、作動時の揺れが極めて少なく、鋸歯を円滑に移動させる ことができるという作用・効果が得られるとしている
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、上記従来技術のパネルソーは板材を切断加工する能力においては 極めて優れた技術であるが、その性能を効果的に発揮させるためのは、板材を鋸 歯に当てる当て定規12の位置をガイドレール11の正確な位置に固定しなけれ ばならない。また、当て定規12は、鋸歯が板材を切断する際に発生する振動や 衝撃を相当量受けるため、切断加工中に当て定規12の固定ノブ12aが緩んで しまい、当て定規12の位置がずれてしむうことがある。この為、上記従来技術 では、図2に示す如く、ガイドレール11の上端外径部に、固定ノブ12aのボ ルト部12bが嵌合する溝部11aをガイドレール11の長さ方向に形成し、当 て定規12の固定ノブ12aを締め付けて、ボルト12bの先端部をガイドレー ル11の溝部11aに突設させ、当て定規12をガイドレール11の任意の位置 に固定するようにしている。ところが、上記従来技術のガイドレール11の溝部 11aに、固定ノブ12aを絞め込んで、当て定規12をガイドレール11の任 意の位置に固定する方法では、固定ノブ12aを何度か絞め込んでいるうち、ガ イドレール11の溝部11aに凹み傷を作ってしまうことがある。更に、切断加 工を行ない板材の幅があるていど規格化されているため、ガイドレール11のほ ぼ同じ位置の溝部11aに当て定規12の固定ノブ12aを締め付けることにな り、溝部11aの一部分だけ大きな凹みを作ってしまうことがある。 このようになると、ガイドレール11の溝部11aの凹み部分から微妙にずれた 所で当て定規12を固定しようとして、固定ノブ12aを絞め込んでも、ボルト 1bの先端部が凹み部分に填り込んで当て定規12の位置がずれてしまうという 大きな問題があった。そこで、本考案はこのような問題点を解決するために成さ れたもので、ガイドレール11の任意の位置に当て定規12を容易かつ確実に固 定すると共に反復使用を行なってもガイドレール11に損傷を与える事無く、パ ネルソーの性能を効果的に引き出すことのできるパネルソーの当て定規の提供を 目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために成された本考案は、枠体と、当該枠体の上部に立設 した支柱部材と、当該支柱部材に傾斜して固定した加工材の保持盤と、当該保持 盤の上面に加工歯の一部が突出した丸鋸歯と、当該丸鋸盤の回転方向に対して直 行する方向に設けられたガイドレール部材と、当該ガイドレール部材の長さ方向 に形成した溝部と、上記ガイドレール部材に摺動及び回動可能に外嵌する当て定 規本体と、当該当て定規の後部に回動自在に連結した調節リング部材と、当該リ ング部材の外径部から内径部に形成した雌ねじ部と、当該雌ねじ部を螺合貫通し て、先端部がガイドレール部材の溝部に突設するよに設けた締め付けノブ部材と から成るパネルソーの当て定規において、上記当て定規部材の後部に連結する調 節リング部材を、外径部から内径部に所定の幅で切欠部を形成したC字状リング 部材とし、当該C字状リング部材の開口部の上片から開口部の下片に貫通するよ うに形成した長穴部の下方の長穴部に螺設した雌ねじ部と、当該雌ねじ部に螺合 する雄ねじシャフト部を備えた締め付けノブと、を備えたことを特徴とするパネ ルソーの当て定規を要旨としている。
【0005】
【作用】
本考案のパネルソーの当て定規によれば、まず、保持盤に加工材を載置した後 、切断する加工材の幅を決めるため、ガイドレール部材上の当て定規を加工材に 当たる位置まで摺動させる。次に、当て定規部材の後部に連結されている調節リ ング部材の締め付けノブを締め付ける。すると、締め付けノブの雄ねじシャフト 部は、C字状リング部材の雌ねじ部に捩込まれて開口部の間隙を狭くしながら、 C字状リング部材の内径部がガイドレール部材の外径部を面として強持する。こ の作用により、当て定規部材はガイドレール部材に強固に固定される。
【0006】
【実施例】
本考案のパネルソーの当て定規の実施例について説明する。 図3(a)は本考案の実施例のパネルソーの当て定規を分解した斜視図であり、 図3の(b)はパネルソーの当て定規を組み立てた斜視図である。 本実施例パネルソーの当て定規は、図に示す如く、中心部にガイドレール11が 貫通する穴部Aが形成された内部パイプ部20の外径部に、この内部パイプ20 の長さより若干短く形成された外部パイプ部21の内径部が回転可能に挿入され ている。そして、内部パイプ部20の外径部の内、外部パイプ部21より長く形 成されて露出した端部には、外部パイプ部21が内部パイプ部20から抜け落ち ないように固定するストップリング22が、固定ナット22aを介して固定され ている。
【0007】 この内の内部パイプ部20の一端には、開口部Kを備えC字断面を形成する握 持リング部20aが一体に形成され、この握持リング部20aには、開口部Kを 上・下から挟み込む位置のそれぞれに貫通する長穴20bが形成され、その内の 下側の長穴20bのみ雌ねじが螺設されている。そして、この雌ネジに、締め付 けノブ23のシャフトに形成した雄ねじ部23aが捩込まれている。 一方、外部パイプ部21の一端には、パネルソーに載置した加工材の端部を押さ える定規片21aが一体に形成されている。
【0008】 次に、以上の構成からなる本考案の作用・効果について説明する。まず、本実 施例の当て定規をパネルソーのガイドレール11に摺動可能に装着した後、切断 加工しようとする木材や合成樹脂等の板材を当て板4に載置する。次に、締め付 けノブ23を緩めた状態にした内部パイプ部20を、定規片21aが板材の端片 に当たる位置まで摺動させ、当たった所で締め付けノブ23を絞め込む。 すると、締め付けノブ23のシャフトに形成した雄ねじ部23aが握持リング部 20aの雌ネジに螺合して下方に移動することで、締め付けノブ23が握持リン グ部20aの開口部K近傍の上片を下方に押し下げ、結果的に開口部Kの間隙を 狭くする。そして、握持リング部20aの内径部はガイドレール11の外径部を 強握して、内部パイプ部20はガイドレール11を頑強に固定すると共に当て板 4に載置された加工板は定規片21aによって確実に保持されることになる。 この作用により、本実施例のパネルソーの当て定規は、鋸歯が板材を切断する際 に発生する振動や衝撃によって定規片21aが緩んで加工材の寸法精度に狂いが でることが皆無になる。また、本実施例は定規片21aをガイドレール11に固 定する方法として、握持リング部20aの内径の面全体でガイドレール11の外 径部を強握して固定するようにしたため、ガイドレール11の外径部に損傷を与 えることも皆無である。従って、本実施例のパネルソーの当て定規は、パネルソ ーに装着するだけで、従来の装置に比較して加工材の寸法精度を飛躍的向上させ ることに成功した。また、本実施例は。長期に渡って加工材の寸法精度の初期性 能を維持することも可能で、この種の装置に有りがちな稼動時間による性能の劣 化も殆ど問題とはならない。更に、本実施例は、特別な改造をすることなく従来 技術のパネルソーに簡単に取り付けるだけで、パネルソーの性能を向上させるこ とができるため経済的に非常に有益である。
【0009】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案のパネルソーの当て定規は、枠体と、枠体の上 部に立設した支柱部材と、支柱部材に傾斜して固定した加工材の保持盤と、保持 盤の上面に加工歯の一部が突出した丸鋸歯と、丸鋸盤の回転方向に対して直行す る方向に設けられたガイドレール部材と、ガイドレール部材の長さ方向に形成し た溝部と、ガイドレール部材に摺動及び回動可能に外嵌する当て定規本体と、当 て定規の後部に回動自在に連結した調節リング部材と、リング部材の外径部から 内径部に形成した雌ねじ部と、雌ねじ部を螺合貫通して、先端部がガイドレール の溝部に突設するよに設けた締め付けノブ部材とから成るパネルソーの当て定規 において、当て定規部材の後部に連結する調節リング部材を、外径部から内径部 に所定の幅で切欠部を形成したC字状リング部材とし、C字状リング部材の開口 部の上片から開口部の下片に貫通するよう螺設した雌ねじ部と、雌ねじ部に螺合 する雄ねじシャフト部を備えた締め付けノブと、を備えたことで、本考案は、鋸 歯が板材を切断する際に発生する振動や衝撃によって当て定規が緩んで加工材の 寸法精度に狂いがでることが皆無になる。また、ガイドレールに損傷を与えるこ とも皆無である。従って、本実施例のパネルソーの当て定規は、パネルソーに装 着するだけで、従来の装置に比較して加工材の寸法精度を飛躍的向上させること に成功した。また、本考案は。長期に渡って加工材の寸法精度の初期性能を維持 することも可能で、この種の装置に有りがちな稼動時間による性能の劣化も殆ど 問題とはならない。更に、本考案は、特別な改造をすることなく従来技術のパネ ルソーに簡単に取り付けるだけで、パネルソーの性能を向上させることができる ため経済的に非常に有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のパネルソーの全体を表わした斜視図
である。
【図2】従来技術のパネルソーに使用されている当て定
規の斜視図である。
【図3】本考案の実施例のパネルソーの当て定規を表わ
した斜視図である。
【符号の説明】
1 基台 2 定盤 3 支柱 4 当て板 5 支持柱 6 押え板 7 クランプ部材 8 人体接近検知用センサ 9 駆動シャフト 10 エアシリンダ 10a ピストンロッド 11 ガイドレール 11a 溝部 12 当て定規 20 内部パイプ部 20a 握持リング部 20b 長穴 21 外部パイプ部 21a 定規片 22 ストップリング 22a 固定ナット 23 締め付けノブ 23a 雄ねじ部 A 穴部 K 開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体と、当該枠体の上部に立設した支柱
    部材と、当該支柱部材に傾斜して固定した加工材の保持
    盤と、当該保持盤の上面に加工歯の一部が突出した丸鋸
    歯と、当該丸鋸盤の回転方向に対して直行する方向に設
    けられたガイドレール部材と、当該ガイドレール部材の
    長さ方向に形成した溝部と、上記ガイドレール部材に、
    摺動及び回動可能に外嵌する当て定規本体と、当該当て
    定規の後部に回動自在に連結した調節リング部材と、当
    該リング部材の外径部から内径部に形成した雌ねじ部
    と、当該雌ねじ部を螺合貫通して、先端部がガイドレー
    ル部材の溝部に突設するよに設けた締め付けノブ部材と
    から成るパネルソーの当て定規において、 上記当て定規部材の後部に連結する調節リング部材を、
    外径部から内径部に所定の幅で切欠部を形成したC字状
    リング部材とし、 当該C字状リング部材の開口部の上片から開口部の下片
    に貫通するように形成した長穴部の下方の長穴部に螺設
    した雌ねじ部と、 当該雌ねじ部に螺合する雄ねじシャフト部を備えた締め
    付けノブと、 を備えたことを特徴とするパネルソーの当て定規。
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