JP4293396B2 - ゴルフクラブの角度調整用保持具 - Google Patents
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Description
【発明に属する技術分野】
本発明は、ゴルフクラブのロフトやライ角を調整するためのクラブ保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフクラブ(以下、単に「クラブ」という)のロフトを調整するためのクラブ保持具としては、汎用の万力や万力に装着して使用される治具が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
クラブには、右利き用と左利き用が存在するが、従来のクラブ保持具は、クラブのロフトを調整する場合、右利き用と左利き用との使い分けるに当たりその使い勝手に問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ゴルフクラブのトップブレードを抑える実質的に角柱状をなす上ブロックと、ゴルフクラブのソールを受ける実質的に角柱状をなす、上ブロックと上面が対向する下ブロックと、ゴルフクラブの角度調整時にゴルフクラブのフェースを当接させる対向内面を有し、上ブロックの前記対向内面に接する両側面を上下方向に摺動自在に支持する対向側壁と、下ブロックを着脱可能に受ける底面と、前記対向側壁の上端を結合する頂壁とを有する枠体と、上ブロックを下ブロック向かって押圧する上ブロック加圧手段と、前記対向側壁の各下端が固定された基台と、からなり、前記対向側壁には、上ブロックを上下方向に案内する案内長孔が設けられ、上ブロックには、前記対向内面にフェースが当接したゴルフクラブの前記トップブレードを抑える一対の対角稜線部に帯状の切り殺ぎ面が、もう一対の対角稜線部に湾曲凹面状の切り殺ぎ面がそれぞれ形成され、
下ブロックには、その一対の対角稜線部に前記ソールが当接する切り殺ぎ面が形成され、上ブロックは、前記案内長孔に通されるねじ軸を中心に傾斜し、かつ位置決めされるゴルフクラブの角度調整用保持具にある。
請求項2の発明は、請求項1記載のゴルフクラブの角度調整用保持具において、前記対向側壁のそれぞれには、下ブロックを枠体に固定するねじを通す孔が形成され、前記上ブロック加圧手段は、前記頂壁に設けられた上ブロック押圧ボルトであるゴルフクラブの角度調整用保持具にある。
【0005】
【作用効果】
本発明によれば、クラブのロフトを調整する場合、上下ブロックを支持する枠体の中で各ブロックの向きを変えるだけで、右利き用と左利き用との使い分けが簡単にでき、かつクラブの保持も強固になされる。
【0006】
【実施例】
図1、図5において、クラブの角度調整用保持具10は、クラブヘッドHのトップブレードTBを抑える上ブロック11と、クラブのソールSを受ける上ブロック11の下面と上面が対向する下ブロック12と、上下ブロック11、12を支持する枠体14と、上ブロック11を下方に押圧する上ブロック加圧ボルト15とを有する。
【0007】
枠体14は、鉄などの比較的硬い材料で作るられており、上ブロック11の両側面を上下方向に摺動自在に支持する対向内面16、17を有する平行対向側壁18、19と、下ブロック12を着脱可能に受ける底面と、対向側壁18、19の上端を結合する頂壁20と、対向側壁18、19の下端が固定された基台21とからなる。対向側壁18、19間寸法は、上下ブロック11、22が大きくがた付かない程度に定められる。
対向側壁18、19のそれぞれには、上ブロック11を上下方向に案内する長孔22、23と、下ブロック12を枠体14に固定するねじ24を通す孔25、26が形成されている。
基台21の4隅には、基台21を丈夫な机に固定するための取り付け孔28が設けられている。
上ブロック加圧ボルト15は、上端に締め付け用の頭部15aを有し、頂壁20に螺合している。
【0008】
図6、図7において、上下各ブロックは、枠体14およびクラブヘッドより低硬度の真鍮製で実質的に断面形状が正方形の角柱状をなしており、上ブロック11は、その一つの対角稜線に沿う帯状の切り殺ぎ面11aと、他の一つの対角稜線に沿う円錐面の一部からなるクレセント状の切り殺ぎ面11bを有し、下ブロック12は、一つの対角稜線に沿う円錐面の一部からなるクレセント状の切り殺ぎ面12aを有する。
上ブロック11には、上ブロック支持軸としてのねじ軸31(第5図参照)が螺合するねじ孔32が、水平方向に貫通して設けられている。ねじ軸31の外端には、つまみ31aが固定されている。ねじ軸31は長孔22を貫通し上ブロック11の長手方向の略中央部にねじ込まれている。
下ブロック12には、ねじ24の内端がねじ込まれるねじ孔33が設けられており、下ブロック12は、ねじ24で枠体14の底部に固定される。
【0009】
図5において、つまみ31aでねじ31を緩め、上ブロック11を上方に持ち上げて、右利き用のクラブヘッドHを対向側壁18の内面16に当てがった状態で上下ブロック11、12間に置く。上ブロック11を下げて、その切り殺ぎ面11aをトップブレードTBに当てがい、つまみ31aでねじ31を軽く締め付ける。クラブヘッドHのソールSは、下ブロック12のクレセント状の切り殺ぎ面12aに当接する。
【0010】
クラブヘッドHを上下ブロック11、12で保持しておいて、上ブロック加圧ボルト15の上端に固定された丈夫な頭部15aをメガネスパナなどの棒上工具の一端で掴んで上ブロック加圧ボルト15を強く締め付けて、クラブヘッドHを対向側壁18の内面16と下ブロック11と上ブロック12との三者で強固に締め付け固定する。上ブロック11は、その切り殺ぎ面11aがトップブレードに沿うようにねじ31を中心に傾斜する。
クラブヘッドのトップブレードは、一般的に、8番アイアン以下では上方に膨らんだラウンドを有し、7番アイアン以上のクラブのトップブレードは、ストレートである。したがって、7番アイアン以上のクラブを枠体14に固定するときは、図5に示すように、そのトップブレードに切り殺ぎ面11aを当接し、8番アイアン以下のクラブヘッドを枠体14に固定するときは、クレセント状の切り殺ぎ面11bをトップブレードに当接させる。
【0011】
クラブヘッドを枠体14に強固に固定した状態で、そのソケット部SKを棒上工具の一端に形成されたフォークで挾んでソケット部SKを梃子の原理を応用してこじ曲げる通常の方法によりロフト及び/又はライ角の調整を行なう。
【0012】
左利き用のクラブヘッドを枠体14に固定するときは、図2に示すように、クラブヘッドのフェースを対向側壁19の内面17と、下ブロック12のクレセント状の切り殺ぎ面12aと、上ブロック11の切り殺ぎ面11aまたはクレセント状の切り殺ぎ面11bとで強固に締め付け固定する。ロフト調整は、右利き用クラブのときの操作と同様に行なう。
【0013】
右利き左利き用いずれのクラブヘッドが、上ブロック加圧ボルトの強固な締め付けにより枠体に固定される場合でも、上下ブロックの各切り殺ぎ面によって生じる分力により、上下ブロックが水平方向に押し動かされようとする。しかし、この上ブロック加圧ボルトの締め付けによって生じる上下ブロックの移動は、クラブヘッドのフェースが当接する対向側壁の内面と対向する内面で受けとめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すクラブの角度調整用保持具の斜視図であって、右利き用のクラブを保持した態様を示す。
【図2】左利き用のクラブを保持した態様を示すクラブの角度調整用保持具の斜視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】クラブの角度調整用保持具の側面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】上ブロックの斜視図である。
【図7】下ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
10 クラブの角度調整用保持具
11 上ブロック
11a 帯状の切り殺ぎ面
11b クレセント状の切り殺ぎ面
12 下ブロック盛
12a クレセント状の切り殺ぎ面
13 長孔
14 枠体
15 上ブロック加圧ボルト
16、17 対向内面
18、19 対向側壁
20 頂壁
Claims (2)
- ゴルフクラブのトップブレードを抑える実質的に角柱状をなす上ブロックと、 ゴルフクラブのソールを受ける実質的に角柱状をなす、上ブロックと上面が対向する下ブロックと、
ゴルフクラブの角度調整時にゴルフクラブのフェースを当接させる対向内面を有し、上ブロックの前記対向内面に接する両側面を上下方向に摺動自在に支持する対向側壁と、下ブロックを着脱可能に受ける底面と、前記対向側壁の上端を結合する頂壁とを有する枠体と、
上ブロックを下ブロック向かって押圧する上ブロック加圧手段と、
前記対向側壁の各下端が固定された基台と、からなり、
前記対向側壁には、上ブロックを上下方向に案内する案内長孔が設けられ、
上ブロックには、前記対向内面にフェースが当接したゴルフクラブの前記トップブレードを抑える一対の対角稜線部に帯状の切り殺ぎ面が、もう一対の対角稜線部に湾曲凹面状の切り殺ぎ面がそれぞれ形成され、
下ブロックには、その一対の対角稜線部に前記ソールが当接する切り殺ぎ面が形成され、
上ブロックは、前記案内長孔に通されるねじ軸を中心に傾斜し、かつ位置決めされるゴルフクラブの角度調整用保持具。 - 請求項1記載のゴルフクラブの角度調整用保持具において、
前記対向側壁のそれぞれには、下ブロックを枠体に固定するねじを通す孔が形成され、前記上ブロック加圧手段は、前記頂壁に設けられた上ブロック押圧ボルトであるゴルフクラブの角度調整用保持具。
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JP17534599A JP4293396B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | ゴルフクラブの角度調整用保持具 |
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JP2001000591A JP2001000591A (ja) | 2001-01-09 |
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Family Applications (1)
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JP17534599A Expired - Lifetime JP4293396B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | ゴルフクラブの角度調整用保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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JP3578950B2 (ja) | 1999-11-08 | 2004-10-20 | 悦夫 中井 | ゴルフ用クラブの測定器 |
-
1999
- 1999-06-22 JP JP17534599A patent/JP4293396B2/ja not_active Expired - Lifetime
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