JPH0646892U - 板材の連続切断装置 - Google Patents

板材の連続切断装置

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JPH0646892U
JPH0646892U JP9027492U JP9027492U JPH0646892U JP H0646892 U JPH0646892 U JP H0646892U JP 9027492 U JP9027492 U JP 9027492U JP 9027492 U JP9027492 U JP 9027492U JP H0646892 U JPH0646892 U JP H0646892U
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cutter
counter
pulse
plate material
cutting
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JP9027492U
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Inventor
和彦 松下
Original Assignee
三友工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度高く長尺板材を連続して切断でき且つ安
価な板材の連続切断装置を提供する。 【構成】 長尺板材10の送り運動に応じてパルス発生
器11によりパルス発生させる。これをカウンタにてカ
ウントしてROMのアドレス指定を行ない、カウントア
ップごとにROMの各アドレスのデータ格納部に格納し
てある0,1信号をカッター12の移動パターンに対応
したパターンで出力させ、カッター12駆動用のサーボ
モータ14を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は連続的に送られてくる長尺の板材を所定寸法ごとに切断する装置に 関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
例えば建材用として用いられる所定幅のガラス板片の製造工程において、所定 速度で連続的に送り出されてくる長尺のガラス板に対してこれを横切るようにカ ッターを移動させ、長尺のガラス板を所定寸法ごとに切断するといったことが行 なわれている。
【0003】 ここでガラス板を所定寸法ごとに自動的に切断するためには、カッターの移動 開始時期及び移動速度を長尺ガラス板の送り速度と同期させる必要がある。 そのための具体的な手段として、従来ギヤ,カム等機械的連動手段にて長尺ガ ラス板の送りとカッターの移動とを連動させる方法が知られているが、この方法 の場合、切断幅(切断間隔)を変える必要があるときに対応が困難であり、また 高精度での切断加工が難しいのに加えてメンテナンスが大変であるといった問題 がある。
【0004】 一方NC装置を用いてこれを行なうことも考えられるが、ただ単に長尺ガラス 板を所定寸法ごとに切断するためのものとしてこの種装置を用いることは、コス ト的に高いものとなってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置はこのような課題を解決するために案出されたものであり、その 要旨は、連続的に送られる長尺の板材を送り方向と交差する方向に一定寸法ごと に切断する切断装置であって、(イ)該板材の進行につれてパルスを発生するパ ルス発生器と、(ロ)連続的に送られる該板材を横切るように設定されたカッタ ー搬送路に沿って移動させられ、該板材を切断するカッターと、(ハ)供給され るパルスに応じて駆動され、該カッターを該搬送路に沿って移動させるアクチュ エ−タと、(ニ)該カッターを加速しつつ前記板材に向かって接近させ且つ予め 設定した速度に到達後、該板材を切断する間これを一定速度に維持するように前 記アクチュエ−タを制御する制御部とを有し、該制御部は、(a)前記パルス発 生器において発生するパルスをカウントするカウンタと、(b)該カウンタにお けるカウント値と予め設定された基準値とを比較し、それらが一致したときスタ ート信号と該カウンタのクリアー信号とを発生する比較器と、(c)該カウンタ におけるカウント値に応じてアドレス指定され、該カウンタ値の変化に伴う該ア ドレスの順次的変化に応じて各アドレスに格納してあるデータを前記スタート信 号によりパルス信号として、前記アクチュエ−タの駆動パターンに対応したパタ ーンで順次的に出力するROMとを含んでいることにある。
【0006】
【作用及び考案の効果】
以上のように本考案は、マイクロコンピュータを働かせるためのプログラムを 格納するROMにおいて、サーボモータ等アクチュエ−タの駆動パターンに対応 したパターンでパルス信号を直接出力させるようにし、且つこれをパルス発生器 におけるパルス発生と連動して行なうようにしたもの、即ち長尺板材の送りと連 動して行なわせるようにしたものである。
【0007】 本考案の装置は、マイクロコンピュータにおけるCPUを通さずにアクチュエ −タの制御を行なうことのできるものであるから、アクチュエ−タひいてはカッ ターを時間的な遅れを生ぜしめることなく応答良く動作させることができ、長尺 板材を精度良く切断加工することができる。 また装置コストも安価とすることができる。
【0008】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1において10は溶融状態で排出された後冷却固化した状態で連続的に送り 出される長尺のガラス板で、11はこの長尺ガラス板10の送り速度に対応して パルスを発生するパルス発生器である。
【0009】 12は長尺ガラス板10を斜めに横切るように設定された搬送路に沿って移動 させられるカッターで、これらカッター12により長尺ガラス板10が所定幅寸 法のガラス板片10aに切断されて行く。 尚一対のカッター12は、それぞれ矢印で示す同じ方向に交互に移動して切断 を行なって行く。
【0010】 14はパルス供給に基づいてカッター12を駆動するサーボモータで、16は このサーボモータ14の駆動を制御する制御部である。 制御部16は、長尺ガラス板10の送り速度に連動してカッター12を移動さ せるべくサーボモータ14の駆動を制御する。即ち長尺ガラス板10の送り速度 が変化した場合にもこれに合せてカッター12の移動を変化させ、常に長尺ガラ ス板10を一定寸法で且つ正しく送り方向と直角方向に切断すべくサーボモータ 14を制御する。
【0011】 図2(A)はカッター12の動作パターンを示している。図においてAは加速 期間、Bは等速期間、Cは減速期間であり、▽は長尺ガラス板10の切断開始時 期を示している。 即ち本例では、カッター12は先ずスタート位置から長尺ガラス板10に向か って接近する間順次加速され、そして所定速度に到達した後一定速度を維持しつ つ長尺ガラス板10の切断を開始する。
【0012】 そして長尺ガラス板10を切断し終わった後漸次減速して最終的に停止する。 そして当初の位置に戻された後上記の動作を繰り返し、長尺ガラス板10を次々 と一定寸法ごとに切断して行く。
【0013】 図3は制御部16の構成を示すブロック図である。図中18はカウンタ(本例 では16ビットカウンタ)で、パルス発生器11において発生したパルス数がこ こでカウントされる。 カウンタ18にはコンパレータ20(24ビット)が接続されており、コンパ レータ20に予め設定されている基準値とカウンタ18におけるカウント値とが ここで比較される。 尚この基準値はガラス板片10aの幅寸法に対応するもので、マイクロコンピ ュータからの指令により設定される。
【0014】 而してコンパレータ20に設定された基準値とカウンタ18におけるカウント 値とが一致するとコンパレータ20よりスタート信号がパルス払出用のROM2 2に出力される。また同信号はクリア信号としてカウンタ18に入力される。
【0015】 ROM22には各アドレスの複数のビットに0,1のデータが格納されており 、カウンタ18からの出力にて指定される各アドレスの0,1信号がカウンタ値 のアップに同期して出力される。
【0016】 ここではカウンタ18の下位16ビットのうち13ビットがROM22のアド レス指定に当てられ、残り3ビットが同一アドレスの複数のビットにある複数の データの出力切替用に用いられている。即ちデータセレクタ24によるデータ選 択用に当てられている。
【0017】 次に本例の装置の作用を説明する。 長尺ガラス板10が送り運動されると、これに応じてパルス発生器がパルス発 生し、カウンタ18において発生パルス数がカウントされる。そしてその値が基 準値に達するとコンパレータ20からスタート信号が出力され、ROM22に入 力される。これと同時にカウンタ18の値がクリアされる。
【0018】 スタート信号とともにROM22からはカウンタ18のカウントに同期して、 そのカウント値にて指定されるアドレスの0,1信号、即ちパルスが逐次的に出 力される。このパルスに基づいて前記サーボモータ14が駆動されるが、そのと きのパルス発生パターンは、図2(B)に示しているように加速期間Aにおいて は順次段階的に発生パルスが増大するようにされている。
【0019】 具体的には、カッター停止状態から一定速度Vに到達するまでの加速期間Aが 8等分され、そして最初の区画部分(イ)ではパルス発生器11においてパルス が340発生する間に(カウンタ18におけるカウント値が対応する数だけ変化 する間に)ROM22から42パルス出力されるようになっている。
【0020】 そして次の区画部分(ロ)では、パルス発生器11における発生パルス340 に対してROM22より85パルス出力され、次いで同様に128パルス,17 0パルス……と順次増大し、最終的にパルス発生器11における発生パルス数と ROM22からの出力パルス数とが一致するようにされている。
【0021】 これに伴ってカッター速度は当初の1/8(最終一定速度Vに対して1/8) の速度から2/8,3/8……と順次速度を上げ、最終的に一定速度Vに到達し て以後は同一速度Vで運行し、長尺ガラス板10を送り方向と直角方向にストレ ートに切断する。
【0022】 このようにして長尺ガラス板10を一回切断したカッター12は、当初の位置 に戻された後コンパレータ20からのスタート信号によって再び運行を開始し、 ガラス切断を開始する。
【0023】 而して2回目にカッター12が切断を開始する時期によってガラス板片10a の切断幅が決定されることとなるが、この切断開始時期はコンパレータ20への 基準値の設定により定められる。
【0024】 即ち本例の装置によれば、コンパレータ20に設定される基準値を変えるだけ で、容易にガラス板片10aの切断幅を変更することができる。 またパルス発生器11におけるパルス発生に対してROM22からのパルス出 力の応答性が高いため、カッター12の駆動に時間遅れが生じず、高精度でガラ ス切断を行なうことができる。
【0025】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はガラ ス板以外の長尺板材の切断に際しても適用可能であるなど、その主旨を逸脱しな い範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である板材の連続切断装置の
図である。
【図2】図1におけるカッター及びカッターを移動させ
るためのパルスの出力パターンを示す図である。
【図3】図1における制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 長尺ガラス板 11 パルス発生器 12 カッター 14 サーボモータ 16 制御部 18 カウンタ 20 コンパレータ 22 ROM

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に送られる長尺の板材を送り方向
    と交差する方向に一定寸法ごとに切断する切断装置であ
    って (イ)該板材の進行につれてパルスを発生するパルス発
    生器と (ロ)連続的に送られる該板材を横切るように設定され
    たカッター搬送路に沿って移動させられ、該板材を切断
    するカッターと (ハ)供給されるパルスに応じて駆動され、該カッター
    を該搬送路に沿って移動させるアクチュエ−タと (ニ)該カッターを加速しつつ前記板材に向かって接近
    させ且つ予め設定した速度に到達後、該板材を切断する
    間これを一定速度に維持するように前記アクチュエ−タ
    を制御する制御部と を有し、該制御部は (a)前記パルス発生器において発生するパルスをカウ
    ントするカウンタと (b)該カウンタにおけるカウント値と予め設定された
    基準値とを比較し、それらが一致したときスタート信号
    と該カウンタのクリアー信号とを発生する比較器と (c)該カウンタにおけるカウント値に応じてアドレス
    指定され、該カウンタ値の変化に伴う該アドレスの順次
    的変化に応じて各アドレスに格納してあるデータを前記
    スタート信号によりパルス信号として、前記アクチュエ
    −タの駆動パターンに対応したパターンで順次的に出力
    するROMと を含んでいることを特徴とする板材の連続切断装置。
JP9027492U 1992-12-08 1992-12-08 板材の連続切断装置 Pending JPH0646892U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54131187A (en) * 1978-03-31 1979-10-12 Merrill David Martin Rotary shear
JPS555276A (en) * 1979-03-16 1980-01-16 Miyakita Ichirou Pulse controller for electric motor for driving rotary cutter

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54131187A (en) * 1978-03-31 1979-10-12 Merrill David Martin Rotary shear
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