JPH0646855Y2 - 真空密閉容器 - Google Patents

真空密閉容器

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Publication number
JPH0646855Y2
JPH0646855Y2 JP597088U JP597088U JPH0646855Y2 JP H0646855 Y2 JPH0646855 Y2 JP H0646855Y2 JP 597088 U JP597088 U JP 597088U JP 597088 U JP597088 U JP 597088U JP H0646855 Y2 JPH0646855 Y2 JP H0646855Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
lid
check valve
container
sealed container
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP597088U
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English (en)
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JPH01114577U (ja
Inventor
實 野村
茂 野村
Original Assignee
光金属工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は食品などの保存を目的とした真空密閉容器に関
するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の真空密閉容器のパッキンは型成形の加硫
ゴム、インジェクション成形の合成樹脂エラストマーに
よりパッキンケースの形状に合わせて成形されている。
更にクッション性をよくするため押出成形により断面中
空体のものをリング状に接着又は融着して中空パッキン
を製造している。
(考案が解決しようとする問題点) パッキンが一体成形した中実の弾性体の場合は、軟かい
弾性体でもパッキンケース内に嵌入されると固くなり、
特に角型で深い容器においてはパッキンを介して本体と
蓋との初期の密着状態が得られない。そのため従来の方
法では初期密着状態を得るため、本体と蓋とを係合する
止め金を用いていた。又中空パッキンを用いる場合に
は、上述の初期密着状態は得られるが、真空ポンプで引
いて容器内部が真空状態になると、内外の圧力差により
パッキンの一部が負圧側に引き込まれて割合短時間でリ
ークしてしまうという難点があった。
容器本体と蓋がパッキンを介して接する真空密閉容器に
おいて、蓋に逆止弁を設けパッキンにクッション性が大
きい場合は蓋を手で軽く押圧すれば逆止弁の空気孔から
内部の空気が流出し、押圧を解除すると逆止弁が外部か
らの空気の流入を防ぐ事により本体と蓋が密着する。そ
の上で真空ポンプの吸引パイプの先端に設けた吸盤を逆
止弁の上にかぶせれば逆止弁の空気孔から内部の空気が
吸引されて所期の真空が得られる。しかしながら、中実
のパッキンの場合は、パッキンケース内に嵌入すると固
くなり蓋を押圧するだけでは初期密着状態が得られな
い。本考案は斯かる従来の問題点を解決すべく構成され
たものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の要旨とするところは容器本体と、逆止弁を備え
る蓋とからなる真空密閉容器において、前記蓋の周縁に
連設されたパッキンケースの基部に形成された二条の凹
溝にチャンネル型パッキンの両脚部を嵌入させて、前記
パッキンケースの基部と前記パッキンとにより中空部が
構成される如くし、かつ前記蓋には該中空部から負圧
側、即ち容器本体内部に通ずる空気抜き孔を設けた事を
特徴とする真空密閉容器にある。
本考案にしたがって、パッキンケースの基部とパッキン
との組合せにより中空部を形成し、かつ前記蓋に該中空
部から負圧側に通ずる空気抜き孔を設けることによって
蓋の押圧前には中空部が形成されており、押圧すれば中
空部の空気が負圧側へ出てゆくため、パッキン全体とし
ては大きいクッション性をもたせる事が出来る。更に2
〜3回蓋を押圧すれば、容器本体の空気と共に前記蓋の
逆止弁から外部に放出されて、内外圧差が生じた時点で
容器本体と蓋とがパッキンを介して、固く密着する。か
くしてリークを防ぐ事が出来る。
本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。第1図は
本考案の真空密閉容器の断面を示す説明図、第2図は逆
止弁の説明図、第3図は本考案に従いパッキンをパッキ
ンケースの基部の二条の凹溝に装着した状態を示す図で
ある。
図において1は容器の蓋で3は容器本体である。6は蓋
の周縁部のパッキンケース2の基部に設けられた二条の
凹溝にその脚部を気密に嵌入させたパッキンであり、容
器本体3の上端面に均一に当接する様にかつ無端状(エ
ンドレス)に構成されている。パッキン6はゴム軟質樹
脂などの弾性体でつくられ、第3図に示す如く、脚部6
a,6a′を有するチャンネル状に形成され両脚部はパッキ
ンケース2の基部2aに設けられた二条の凹溝2b,2b′内
に気密に嵌入されて中空部8が形成されるようになって
いる。更に蓋1のパッキンケース2の基部2aに設けられ
た二条の凹溝2b,2b′の2b′側の周辺の数ケ所に中空部
8から負圧側に通ずる幅1mm位の空気孔7を設けてあ
る。
第1図において4は逆止弁、5は蓋1に設けられた空気
孔である。逆止弁4の詳細を第2図に示す。逆止弁4は
図示の実施例で茸の傘状に形成されており、下部中央部
には突起4aを備え傘の周辺の裏側に当たる部分には切欠
部4bを有する。この逆止弁の突起4aは蓋1の開口9内に
表側から挿入され、この突起4aにより逆止弁4自体は開
口9から外れないようになっている。しかして逆止弁の
軸4dの径は開口9の径よりも小さくなっており、従って
この軸自体は開口9内で遊動自在にしてもよい。その
際、傘の周縁先端面4cは蓋1の面に気密に接触されるよ
うにする。5は切欠部4bに対向して蓋に設けられた空気
孔である。なお、逆止弁の構造は本実施例に限定される
ものではなく、他の構造をとりうる事は勿論である。
本考案は以上の如く構成されているから、第1図の状態
で蓋1を押圧するとパッキン6は圧縮され中空部8内の
空気は空気孔7を通じて容器内に排出されると共に又容
器内の空気は蓋の空気孔5を通して外部に排出される。
押圧を解除すると逆止弁4が作用して、空気孔5を閉塞
するため容器内は減圧されて外部との間に差圧を生じ
て、蓋1はパッキン6を介して容器本体3に強く密着す
る。更に真空ポンプによりその吸引パイプの先端に設け
た吸盤を逆止弁4にかぶせて吸引すれば容器内の空気は
排出され真空状態となる。
かくの如く本考案においては、パッキンのクッション性
がよいので蓋を軽く押圧するだけで逆止弁を通じて内部
の空気を押し出し内外圧差をつくることができ、蓋及び
本体を簡単に密着状態となしうる。従ってその後は真空
ポンプで容器内を真空状態に吸引し得る。特に角型で深
い容器の場合は、たとえ特に軟かい弾性材料を使用した
としても型成形による中実パッキンの場合には初期密着
状態が得られ難いが、本考案によれば極めて容易に初期
密着状態が得られる。一方中空パッキンを使えば初期密
着状態が得られ易い反面、真空度が強くなればなる程パ
ッキンが負圧側へ引き込まれ易く短時間で真空状態がリ
ークされてしまうおそれがある。本考案によれば斯かる
欠点も克服されうる。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば極めて簡単な構造であるにも
かかわらず容器内の減圧に際して、初期密着状態が得ら
れ易く、又長時間真空状態を維持し得るシール効果の優
れた真空保存容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の真空密閉容器の断面を示す説明図、第
2図は逆止弁の説明図、第3図は本考案に従い、パッキ
ンをパッキンケースの基部の二条の凹溝に装着した状態
を示す図である。 1:蓋、2:パッキンケース、2a:パッキンケース基部、2b,
2b′:凹溝、3:容器本体、4:逆止弁、5:空気孔、6:パッ
キン、6a,6a′:脚部、7:空気孔、8:中空部、9:開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体と逆止弁を備える蓋とからなる真
    空密閉容器において、前記蓋の周縁に連設されたパッキ
    ンケースの基部に形成された二条の凹溝に、チャンネル
    型パッキンの両脚部を嵌入させて前記パッキンケースの
    基部と前記パッキンとにより擬似中空部が構成される如
    くし、かつ前記蓋には該中空部から負圧側、即ち容器本
    体内部に通ずる空気抜き孔を設けた事を特徴とする真空
    密閉容器。
JP597088U 1988-01-22 1988-01-22 真空密閉容器 Expired - Lifetime JPH0646855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP597088U JPH0646855Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 真空密閉容器

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JP597088U JPH0646855Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 真空密閉容器

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Publication Number Publication Date
JPH01114577U JPH01114577U (ja) 1989-08-01
JPH0646855Y2 true JPH0646855Y2 (ja) 1994-11-30

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JP597088U Expired - Lifetime JPH0646855Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 真空密閉容器

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2626322B2 (ja) * 1991-04-24 1997-07-02 東洋製罐株式会社 減圧容器用キャップおよび減圧容器シール方法
KR101223759B1 (ko) * 2012-02-24 2013-01-17 주식회사 보루인터내셔날 진공용기용 고무밀봉재 및 이를 이용한 진공용기 뚜껑

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JPH01114577U (ja) 1989-08-01

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