JPH0646659Y2 - 押出成形装置用のサイジングダイ - Google Patents
押出成形装置用のサイジングダイInfo
- Publication number
- JPH0646659Y2 JPH0646659Y2 JP1990054450U JP5445090U JPH0646659Y2 JP H0646659 Y2 JPH0646659 Y2 JP H0646659Y2 JP 1990054450 U JP1990054450 U JP 1990054450U JP 5445090 U JP5445090 U JP 5445090U JP H0646659 Y2 JPH0646659 Y2 JP H0646659Y2
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- JP
- Japan
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- slit
- peripheral portion
- die
- sizing die
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、熱可塑性樹脂管を成形する押出成形装置用の
サイジングダイに関する。
サイジングダイに関する。
（従来の技術） 熱可塑性樹脂管の押出成形は、押出機から送られる溶融
樹脂を押出機の先端に付設された金型から押出して管状
に成形し、次に、金型で賦形された溶融樹脂管をサイジ
ングダイの成形穴に通して最終製品寸法に成形した後、
冷却水槽で冷却固化させることで行なわれる。
樹脂を押出機の先端に付設された金型から押出して管状
に成形し、次に、金型で賦形された溶融樹脂管をサイジ
ングダイの成形穴に通して最終製品寸法に成形した後、
冷却水槽で冷却固化させることで行なわれる。
また、冷却水槽には、内部を真空状態にして使用するも
のがあり、このような冷却水槽に取り付けられるサイジ
ングダイは、筒状のダイ本体の成形穴を通る溶融樹脂管
を成形穴の内周面に密着させて外径を規制するため、ダ
イ本体にスリットがほぼ均一に散在して形成され、この
スリットを通して溶融樹脂管が吸引されるようになって
いる。従来、このようなサイジングダイは、スリットが
ダイ本体の周方向に不連続に形成されている。
のがあり、このような冷却水槽に取り付けられるサイジ
ングダイは、筒状のダイ本体の成形穴を通る溶融樹脂管
を成形穴の内周面に密着させて外径を規制するため、ダ
イ本体にスリットがほぼ均一に散在して形成され、この
スリットを通して溶融樹脂管が吸引されるようになって
いる。従来、このようなサイジングダイは、スリットが
ダイ本体の周方向に不連続に形成されている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来の押出成形装置用のサイ
ジングダイにあっては、スリットがダイ本体の周方向に
不連続に形成されていたため、このスリットの内周部の
エッジを旋盤等の工作機械でアール面に加工することが
困難であった。従って、従来は、スリット内周部のエッ
ジが角張ったままの状態になっており、そのために、金
型で賦形された溶融樹脂管がサイジングダイを通る時
に、スリット内周部のエッジによって溶融樹脂管の表面
に筋状のキズが入り、外観不良による熱可塑性樹脂管の
品質低下の要因になっていた。
ジングダイにあっては、スリットがダイ本体の周方向に
不連続に形成されていたため、このスリットの内周部の
エッジを旋盤等の工作機械でアール面に加工することが
困難であった。従って、従来は、スリット内周部のエッ
ジが角張ったままの状態になっており、そのために、金
型で賦形された溶融樹脂管がサイジングダイを通る時
に、スリット内周部のエッジによって溶融樹脂管の表面
に筋状のキズが入り、外観不良による熱可塑性樹脂管の
品質低下の要因になっていた。
本考案は、上記従来の問題に着目し、スリット内周部の
エッジをアール面に加工することができるようにするこ
とで、ダイ本体の成形穴を通る溶融樹脂管の表面にキズ
が入るのを防止できるようにした押出成形装置用のサイ
ジングダイを提供することを目的としている。
エッジをアール面に加工することができるようにするこ
とで、ダイ本体の成形穴を通る溶融樹脂管の表面にキズ
が入るのを防止できるようにした押出成形装置用のサイ
ジングダイを提供することを目的としている。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案の押出成形装置用の
サイジングダイは、熱可塑性樹脂管を成形する押出成形
装置用のサイジングダイであって、内部を真空状態にし
た冷却水槽内に挿入設置されるダイ本体が、管状に賦形
された溶融樹脂管が通る成形穴を有していると共に、ス
リットがほぼ均一に散在して形成されているサイジング
ダイにおいて、前記スリットのスリット外周部が前記ダ
イ本体の周方向に不連続に形成され、スリット内周部が
前記ダイ本体の周方向に連続して形成され、かつ前記ス
リット内周部のエッジがアール面に形成されているもの
である。
サイジングダイは、熱可塑性樹脂管を成形する押出成形
装置用のサイジングダイであって、内部を真空状態にし
た冷却水槽内に挿入設置されるダイ本体が、管状に賦形
された溶融樹脂管が通る成形穴を有していると共に、ス
リットがほぼ均一に散在して形成されているサイジング
ダイにおいて、前記スリットのスリット外周部が前記ダ
イ本体の周方向に不連続に形成され、スリット内周部が
前記ダイ本体の周方向に連続して形成され、かつ前記ス
リット内周部のエッジがアール面に形成されているもの
である。
（作用） 本考案の押出成形装置用のサイジングダイは、スリット
外周部がダイ本体の周方向に不連続に形成され、スリッ
ト内周部がダイ本体の周方向に連続して形成されている
ため、このスリット内周部のエッジをアール面に形成す
る際に、旋盤等で容易に加工することができる。
外周部がダイ本体の周方向に不連続に形成され、スリッ
ト内周部がダイ本体の周方向に連続して形成されている
ため、このスリット内周部のエッジをアール面に形成す
る際に、旋盤等で容易に加工することができる。
また、スリット内周部のエッジがアール面に形成されて
いるため、前記エッジによってダイ本体の成形穴を通る
溶融樹脂管の表面にキズが付かない。
いるため、前記エッジによってダイ本体の成形穴を通る
溶融樹脂管の表面にキズが付かない。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第２図は、押出成形装置を示す側面図で、この押出成形
装置は、押出機１、金型２、冷却水槽３が順に配設さ
れ、該冷却水槽３の金型２側の端部に、サイジングダイ
４が設けられている。そして、この押出成形装置は、押
出機１から送られる溶融状態の樹脂を金型２から押出し
て管状に賦形し、次に、金型２で賦形された溶融樹脂管
５をサイジングダイ４に通して最終製品寸法に成形した
後、内部を真空状態にしたいわゆる、真空方式の冷却水
槽３で冷却固化させるようになっている。
装置は、押出機１、金型２、冷却水槽３が順に配設さ
れ、該冷却水槽３の金型２側の端部に、サイジングダイ
４が設けられている。そして、この押出成形装置は、押
出機１から送られる溶融状態の樹脂を金型２から押出し
て管状に賦形し、次に、金型２で賦形された溶融樹脂管
５をサイジングダイ４に通して最終製品寸法に成形した
後、内部を真空状態にしたいわゆる、真空方式の冷却水
槽３で冷却固化させるようになっている。
次に、第１図は、本実施例のサイジングダイ４を示して
おり、このサイジングダイ４は、溶融樹脂管５が通る成
形穴40が形成されている円筒状のダイ本体41を備えてい
る。
おり、このサイジングダイ４は、溶融樹脂管５が通る成
形穴40が形成されている円筒状のダイ本体41を備えてい
る。
また、前記ダイ本体41には、スリット６がダイ本体41の
長手方向へ一定の間隔を置いて配列されている。前記ス
リット６は、スリット外周部61が前記ダイ本体41の周方
向に不連続に形成され、スリット内周部62が前記ダイ本
体41の周方向に連続して形成されており、更に、前記ス
リット内周部62のエッジ63がアール面に形成されてい
る。また、前記スリット６は、スリット内周部62の幅が
スリット外周部61の幅よりも広く形成されている。
長手方向へ一定の間隔を置いて配列されている。前記ス
リット６は、スリット外周部61が前記ダイ本体41の周方
向に不連続に形成され、スリット内周部62が前記ダイ本
体41の周方向に連続して形成されており、更に、前記ス
リット内周部62のエッジ63がアール面に形成されてい
る。また、前記スリット６は、スリット内周部62の幅が
スリット外周部61の幅よりも広く形成されている。
次に、実施例の作用を説明する。
本実施例のサイジングダイ４では、スリット外周部61が
ダイ本体41の周方向に不連続に形成され、スリット内周
部62がダイ本体41の周方向に連続して形成されているた
め、このスリット内周部62のエッジ63をアール面に形成
する際に、旋盤等で容易に加工することができる。
ダイ本体41の周方向に不連続に形成され、スリット内周
部62がダイ本体41の周方向に連続して形成されているた
め、このスリット内周部62のエッジ63をアール面に形成
する際に、旋盤等で容易に加工することができる。
また、スリット内周部62のエッジ63がアール面に形成さ
れているため、スリット内周部62のエッジ63によってダ
イ本体41の成形穴40を通る溶融樹脂管５の表面にキズが
付かない。
れているため、スリット内周部62のエッジ63によってダ
イ本体41の成形穴40を通る溶融樹脂管５の表面にキズが
付かない。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本考案
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案
に含まれる。
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本考案
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案
に含まれる。
例えば、実施例では、スリット内周部の幅がスリット外
周部の幅よりも広いスリットを示したが、スリット内周
部とスリット外周部の幅を同一幅にしてもよい。
周部の幅よりも広いスリットを示したが、スリット内周
部とスリット外周部の幅を同一幅にしてもよい。
（考案の効果） 以上説明してきたように、本考案の押出成形装置用のサ
イジングダイにあっては、スリット内周部が前記ダイ本
体の周方向に連続して形成されているため、スリット内
周部のエッジをアール面に形成する際に、旋盤等で容易
に加工することができる。
イジングダイにあっては、スリット内周部が前記ダイ本
体の周方向に連続して形成されているため、スリット内
周部のエッジをアール面に形成する際に、旋盤等で容易
に加工することができる。
また、スリット内周部のエッジがアール面に形成されて
いるため、スリット内周部のエッジによってダイ本体の
成形穴を通る溶融樹脂管の表面にキズが付かなくなり、
それによって、成形が完了した熱可塑性樹脂管の品質が
向上するという効果が得られる。
いるため、スリット内周部のエッジによってダイ本体の
成形穴を通る溶融樹脂管の表面にキズが付かなくなり、
それによって、成形が完了した熱可塑性樹脂管の品質が
向上するという効果が得られる。
第１図は本考案第１実施例のサイジングダイを示す断面
図、第２図は押出成形装置を示す側面図である。 ３……冷却水槽 ４……サイジングダイ 40……成形穴 41……ダイ本体 ５……溶融樹脂管 ６……スリット 61……スリット外周部 62……スリット内周部 63……エッジ
図、第２図は押出成形装置を示す側面図である。 ３……冷却水槽 ４……サイジングダイ 40……成形穴 41……ダイ本体 ５……溶融樹脂管 ６……スリット 61……スリット外周部 62……スリット内周部 63……エッジ
Claims (1)
- 【請求項１】熱可塑性樹脂管を成形する押出成形装置用
のサイジングダイであって、内部を真空状態にした冷却
水槽内に挿入設置されるダイ本体が、管状に賦形された
溶融樹脂管が通る成形穴を有していると共に、スリット
がほぼ均一に散在して形成されているサイジングダイに
おいて、前記スリットのスリット外周部が前記ダイ本体
の周方向に不連続に形成され、スリット内周部が前記ダ
イ本体の周方向に連続して形成され、かつ前記スリット
内周部のエッジがアール面に形成されていることを特徴
とする押出成形装置用のサイジングダイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054450U JPH0646659Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 押出成形装置用のサイジングダイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054450U JPH0646659Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 押出成形装置用のサイジングダイ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413327U JPH0413327U (ja) | 1992-02-03 |
| JPH0646659Y2 true JPH0646659Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31576524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990054450U Expired - Fee Related JPH0646659Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 押出成形装置用のサイジングダイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646659Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029618B2 (ja) * | 1977-04-15 | 1985-07-11 | 三菱樹脂株式会社 | 合成樹脂管を製造する方法 |
| JPS5555833A (en) * | 1978-10-20 | 1980-04-24 | Matsushita Electric Works Ltd | Pipe sizing die |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP1990054450U patent/JPH0646659Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413327U (ja) | 1992-02-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |