JPH0646484Y2 - 液体濾過装置のシ−ル装置 - Google Patents
液体濾過装置のシ−ル装置Info
- Publication number
- JPH0646484Y2 JPH0646484Y2 JP10273687U JP10273687U JPH0646484Y2 JP H0646484 Y2 JPH0646484 Y2 JP H0646484Y2 JP 10273687 U JP10273687 U JP 10273687U JP 10273687 U JP10273687 U JP 10273687U JP H0646484 Y2 JPH0646484 Y2 JP H0646484Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- liquid
- attachment
- filtering device
- mounting plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は液体中に存在する不純物を濾過する装置におけ
るフィルター脱着部のシール機構に関するものである。
るフィルター脱着部のシール機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、液体濾過装置のフィルターを収納する方法は、一
体形フィルター或は分割形フィルターのいずれも密閉式
が多いために、手入れのためフィルターを取外す場合
は、あらかじめ濾過装置本体のフィルター脱着口を塞い
でいる蓋を取外してから、フィルターを取外す必要があ
り、フィルター装着後は、本体のフィルター脱着口の外
周全般にパッキンを付けたシール機能を確保するように
して、蓋を装着せねばならない。
体形フィルター或は分割形フィルターのいずれも密閉式
が多いために、手入れのためフィルターを取外す場合
は、あらかじめ濾過装置本体のフィルター脱着口を塞い
でいる蓋を取外してから、フィルターを取外す必要があ
り、フィルター装着後は、本体のフィルター脱着口の外
周全般にパッキンを付けたシール機能を確保するように
して、蓋を装着せねばならない。
従って、フィルター取外し中は、濾過を中断するか、中
断することができない装置では、予備装置を設けてお
き、そこで濾過を行わしめるか、いずれかである。
断することができない装置では、予備装置を設けてお
き、そこで濾過を行わしめるか、いずれかである。
前者はフィルターの手入れ時間と脱着時間に多くを費
し、後者は投資面でコストが大になる難点があった。
し、後者は投資面でコストが大になる難点があった。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案はこの問題点を解決するために創案されたもので
あり、フィルター脱着口から液体の外部流出を防止し濾
過を中断することなく、フィルターの脱着を容易ならし
めるシール機構を提案するものである。
あり、フィルター脱着口から液体の外部流出を防止し濾
過を中断することなく、フィルターの脱着を容易ならし
めるシール機構を提案するものである。
[問題点を解決するための手段と作用] 本考案は、液体濾過装置内に多段又は多列状のフィルタ
ーが配列された構造のものにおいて、各段又は各列ごと
にフィルターに固定されたパッキンを有するフィルター
取付板を設け、これをクランプ機構によって押え込んで
脱着口からの液体流出を防止する。更にフィルター脱着
側の濾過装置本体の壁を二重構造とし、壁間をドレーン
室とする。
ーが配列された構造のものにおいて、各段又は各列ごと
にフィルターに固定されたパッキンを有するフィルター
取付板を設け、これをクランプ機構によって押え込んで
脱着口からの液体流出を防止する。更にフィルター脱着
側の濾過装置本体の壁を二重構造とし、壁間をドレーン
室とする。
フィルター装着時にはフィルター取付板はクランプによ
りフィルター脱着口外周部に押圧されるので、濾過部の
液体は、完全にシールされ、フィルター取出し時には濾
過部から流出した液体はドレーン室にて受理され、外部
への流出量は微少となる。
りフィルター脱着口外周部に押圧されるので、濾過部の
液体は、完全にシールされ、フィルター取出し時には濾
過部から流出した液体はドレーン室にて受理され、外部
への流出量は微少となる。
[実施例] 実施例は製鉄所における圧延機の圧延油濾過装置におい
て実施したものである。第1図及び第2図は、複数に区
分され、多段状に配列されたフィルター3に、シール装
置が併設されたものの任意の段を示す。
て実施したものである。第1図及び第2図は、複数に区
分され、多段状に配列されたフィルター3に、シール装
置が併設されたものの任意の段を示す。
本考案は、フィルター取付板1及びパッキン5を複数の
フィルター3に固定し、シリンダー4をC,D方向に作動
させてクランプ2を開閉させ、フィルター取付板1の保
持部11を挟持する爪12をA,B方向に移動させることによ
って、フィルター3の脱着が可能な構造となっている。
フィルター3に固定し、シリンダー4をC,D方向に作動
させてクランプ2を開閉させ、フィルター取付板1の保
持部11を挟持する爪12をA,B方向に移動させることによ
って、フィルター3の脱着が可能な構造となっている。
爪12をB方向に作動させると、フィルター取付板1とフ
ィルタ3及びパッキン5が一体となって濾過部10方向に
移動し、パッキン5が外壁6に接するまでフィルター3
を濾過部10に挿入して装着する。
ィルタ3及びパッキン5が一体となって濾過部10方向に
移動し、パッキン5が外壁6に接するまでフィルター3
を濾過部10に挿入して装着する。
又シリンダー4をC方向に作動させることにより、クラ
ンプ2が反時計方向に旋回して、フィルター取付板1に
接触し、フィルター取付板1及びパッキン5が外壁6に
押え付けられることによって、外壁6のフィルタ脱着口
9よりドレーン室7内の液体がフィルター手入部13方向
に流出せぬようシールされる。このシール状態を第1図
及び第2図(a)に示す。
ンプ2が反時計方向に旋回して、フィルター取付板1に
接触し、フィルター取付板1及びパッキン5が外壁6に
押え付けられることによって、外壁6のフィルタ脱着口
9よりドレーン室7内の液体がフィルター手入部13方向
に流出せぬようシールされる。このシール状態を第1図
及び第2図(a)に示す。
フィルター3を手入れのため取出す時は、シリンダー4
をD方向に作動させることによりクランプ2が時計方向
に旋回し、フィルター取付板1及びパッキン5の圧を解
放する。
をD方向に作動させることによりクランプ2が時計方向
に旋回し、フィルター取付板1及びパッキン5の圧を解
放する。
そして爪12をA方向に移動させると、第2図(b)のよ
うにフィルター3が濾過部10より取出されフィルターの
手入れが可能となる。
うにフィルター3が濾過部10より取出されフィルターの
手入れが可能となる。
外壁6の内側に仕切板8を取付け、外壁6との間をドレ
ーン室7として濾過部10と区分している。第2図(b)
のようにフィルター3が濾過部10より取出されている時
は、フィルター取付板1の保持部11は爪12に挾持され、
フィルター後端15は外壁6及び仕切板8の脱着口9に支
持されており、仕切板8のフィルター脱着口9はフィル
ター後端15で塞がれた状態となり、又フィルター全周を
払拭するワイパー14が仕切板8に取付けられている。
ーン室7として濾過部10と区分している。第2図(b)
のようにフィルター3が濾過部10より取出されている時
は、フィルター取付板1の保持部11は爪12に挾持され、
フィルター後端15は外壁6及び仕切板8の脱着口9に支
持されており、仕切板8のフィルター脱着口9はフィル
ター後端15で塞がれた状態となり、又フィルター全周を
払拭するワイパー14が仕切板8に取付けられている。
濾過部10内の液体がドレーン室7へ流出するのを、前記
ワイパー14の効果により最小限にとどめており、ドレー
ン室7へ漏洩した液体は自然落下により下方Eに導かれ
る。
ワイパー14の効果により最小限にとどめており、ドレー
ン室7へ漏洩した液体は自然落下により下方Eに導かれ
る。
更に、このような構造なのでドレーン室7内にあるフィ
ルター3の表面に付着した液体が伝搬し、外壁1とフィ
ルター3の間隙から漏洩する流体はごく微少量である。
ルター3の表面に付着した液体が伝搬し、外壁1とフィ
ルター3の間隙から漏洩する流体はごく微少量である。
本実施例ではフィルター3の横断面は長方形であるが、
その他の形状を有するフィルターを備えた濾過装置にも
本考案は適用でき、又フィルター取付板1は各段の方向
に取付けられているが、各列方向に取付けることも可能
である。
その他の形状を有するフィルターを備えた濾過装置にも
本考案は適用でき、又フィルター取付板1は各段の方向
に取付けられているが、各列方向に取付けることも可能
である。
又本実施例ではクランプ2を作動させる動力源としてシ
リンダー4を用いているが、シリンダー以外のアクチュ
エーターを用いても、本シール装置のクランプ2を作動
させ得ることは勿論である。
リンダー4を用いているが、シリンダー以外のアクチュ
エーターを用いても、本シール装置のクランプ2を作動
させ得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば任意の段のフィル
ターを手入れのため取出しても濾過部内の液体の外部へ
の流出は、ごく少量であり、任意の段のフィルターを手
入れ中でも濾過の継続が可能となる効果がある。
ターを手入れのため取出しても濾過部内の液体の外部へ
の流出は、ごく少量であり、任意の段のフィルターを手
入れ中でも濾過の継続が可能となる効果がある。
更にフィルターの脱着装置及び選択装置を設置すること
によって、フィルター取出し、洗浄、装着作業を自動的
に行うことも可能で産業上有益である。
によって、フィルター取出し、洗浄、装着作業を自動的
に行うことも可能で産業上有益である。
第1図は本考案のシール装置の任意の一段を示す説明
図、第2図(a)にフィルター装着時の脱着口付近の断
面図、第2図(b)は同断面のフィルターを取出した状
態の説明図を示す。 1……フィルター取付板、2……クランプ 3……フィルター、4……シリンダー 5……パッキン、6……外壁 7……ドレーン室、8……仕切板 9……フィルター脱着口、10……濾過部 11……保持部、12……挾持する爪 13……手入部、14……ワイパー 15……フィルター後端 A,B……フィルター脱着方向 C,D……シリンダー作動方向 E……ドレーン室内の液体の流れ方向
図、第2図(a)にフィルター装着時の脱着口付近の断
面図、第2図(b)は同断面のフィルターを取出した状
態の説明図を示す。 1……フィルター取付板、2……クランプ 3……フィルター、4……シリンダー 5……パッキン、6……外壁 7……ドレーン室、8……仕切板 9……フィルター脱着口、10……濾過部 11……保持部、12……挾持する爪 13……手入部、14……ワイパー 15……フィルター後端 A,B……フィルター脱着方向 C,D……シリンダー作動方向 E……ドレーン室内の液体の流れ方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 稲垣 恵一 愛知県東海市富木島町北広81 太平工業株 式会社東海支店内 (72)考案者 有賀 源一 愛知県東海市富木島町北広81 太平工業株 式会社東海支店内
Claims (1)
- 【請求項1】濾過装置内に多段又は多列状にフィルター
を設けた液体濾過装置において、フィルター脱着口側の
フィルター端部に固定したパッキン付フィルター取付板
を、シリンダーで旋回するクランプ装置にて、押え込む
機構を設け、且つ、濾過装置本体のフィルター脱着口側
の壁を二重構造にし、この壁間をドレーン室としたこと
を特徴とした液体濾過装置のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10273687U JPH0646484Y2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 液体濾過装置のシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10273687U JPH0646484Y2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 液体濾過装置のシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS648916U JPS648916U (ja) | 1989-01-18 |
JPH0646484Y2 true JPH0646484Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31332917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10273687U Expired - Lifetime JPH0646484Y2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 液体濾過装置のシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646484Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-06 JP JP10273687U patent/JPH0646484Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS648916U (ja) | 1989-01-18 |
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