JPH0646464A - モニタキャリブレータハウジング及びマウンティングブラケット - Google Patents

モニタキャリブレータハウジング及びマウンティングブラケット

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JPH0646464A
JPH0646464A JP5048208A JP4820893A JPH0646464A JP H0646464 A JPH0646464 A JP H0646464A JP 5048208 A JP5048208 A JP 5048208A JP 4820893 A JP4820893 A JP 4820893A JP H0646464 A JPH0646464 A JP H0646464A
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housing
calibrator
suction cup
mounting bracket
recess
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JP5048208A
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Jr Francis R Skop
ロナルド スコップ ジュニア フランシス
Isevy Chernobilsky
チェルノビルスキ イゼビ
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平方向、垂直方向いずれでもハウジングを
簡便かつ好適に収納可能にする。 【構成】 マウンティングブラケット３０を第１の部分
３２と第２の部分６０に分割形成する。第１の部分３２
は水平面上に配置されるかあるいは第２の部分６０と結
合した状態で、第２の部分６０は垂直面上に配置された
状態で、キャリブレータのハウジングを収納する。ハウ
ジングには、その側面に相対向して２個のフィンガレセ
プタクル５４が設けられ、使用者はフィンガレセプタク
ル５４を摘むことによりキャリブレータを移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【関連出願】本願は、“CRT Calibrator Unit ”（米国
出願番号第８５５、２６０号）及び“Luminance Measur
ement Method And Apparatus”（米国出願番号第８５
５、２８１号）、特にその電子回路ハードウエア及びソ
フトウエアに関連する。そこで、これらの出願の内容の
一部を、以下の説明中に含めている。
【０００２】
【産業上の利用分野】本発明は、精密な色管理システム
であるモニタキャリブレータに関し、より詳細には、モ
ニタキャリブレータハウジング及びこのハウジングを簡
便に収納するブラケットの組合せに関する。
【０００３】
【従来の技術】モニタキャリブレータは、陰極線管（Ｃ
ＲＴ）やコンピュータモニタの色特性を電子的に測定す
るため用いられる装置である。キャリブレータは、通
常、ハンドヘルド型の構成であり、吸着カップを介して
ＣＲＴやコンピュータモニタ画面に装着される。
【０００４】現在入手可能なキャリブレータの例として
は、レイディアス社(Radius, Inc.)による「プレシジョ
ン・カラー・キャリブレータ(Precision Color Calibra
tor)」や、スーパーマック・テクノロジー社(Supermac
Technology) による「スーパーマック(Supermatch)」が
ある（いずれも商品名）。いずれの装置においても、キ
ャリブレータハウジングには光センサが設けられてい
る。キャリブレータハウジング内部に配置される光セン
サは、ケーブルによって、長方形パッド又は長方形部材
に接続される。この長方形パッド又は長方形部材は、ハ
ウジングから独立している。この長方形パッド又は長方
形部材は、光センサにより検出された光をある種の電気
信号に変換する電子回路を収納している。この電気信号
は、他のケーブルを介してコンピュータに送信され、監
視処理に供される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ここに、従来のキャリ
ブレータには次のような問題点があった。
【０００６】まず、非使用時、すなわちＣＲＴ画面上に
装着する必要のないときには、キャリブレータは、長方
形部材の上、卓上又はコンピュータモニタのトップパネ
ル上に置かれるのが通常である。キャリブレータが長方
形部材、机、あるいはモニタのわきに置かれたり、これ
らの端からはみ出して置かれたりすると、キャリブレー
タの精密部分が光やほこりにさらされる可能性がある。
光やほこりにさらされると、精密キャリブレータの有効
性が劣化する。現在、キャリブレータの精密部分をほこ
りや光にさらされないように収納する信頼性の高い方法
としては、簡便な方法は知られていない。
【０００７】また、キャリブレータが長方形部材の上、
卓上、又はコンピュータモニタの上に放置されている
と、キャリブレータが偶然床にたたきつけられたりぶつ
けられたり、また単に落下したりして、キャリブレータ
の高感度電子回路が破損する可能性がある。
【０００８】さらに、現在のキャリブレータは、片手で
用いることが容易な設計とはなっていない。従来のキャ
リブレータハウジングは、円柱形又は平面状の側面を有
しているが、いずれも、あまり人間工学的に優れている
とはいえず、ハウジングを把持したりＣＲＴ画面からキ
ャリブレータの吸着カップを取り外したりする操作は、
片手では行いにくい。
【０００９】従来のキャリブレータにおいては、シェー
ド付ストリップが標準フィルタとして用いられている。
このストリップを工場で製造する際、まず、ハウジング
の内側に向けて配置される。この状態で、キャリブレー
タは、キャリブレータ校正用コンピュータにより校正さ
れる。その際、キャリブレータ校正用コンピュータは、
所定のソフトウエアを実行する。この後、ストリップは
ハウジングの内部に対して正確に配置される。その後、
ストリップの両端が切断され、ハウジング内部にはスト
リップの一部が残される。先に述べたように、落下等に
よりストリップが外れると、色を正確に読取ることが困
難になる。
【００１０】そして、長方形部材は水平面上においてし
か使用できない。取り扱いやすい箇所に長方形部材を置
こうとするとワークステーションの貴重なスペースが占
拠されてしまうため、ユーザは、往々にして、長方形部
材を不便な位置に配置することを余儀無くされる。ま
た、コンピュータにおける処理のため、長方形部材は、
キャリブレータハウジング側において受光した光を電気
信号に変換しコンピュータにその電気信号を送信する電
子回路を収納している。このため、多数に分離している
扱いにくいシステムとなり、システムに潜在的に存在す
る可搬性がコンピュータのタイプに応じて損なわれてし
まっていた。
【００１１】本発明の第１の目的は、キャリブレータハ
ウジング内部へのほこりや光の侵入を防ぎ、キャリブレ
ータの性能を維持することが可能なモニタキャリブレー
タ用マウンティングブラケットを提供することにある。
【００１２】本発明の第２の目的は、キャリブレータが
偶発的にはずれたりキャリブレータの落下事故が生じた
りすることがないモニタキャリブレータ用マウンティン
グブラケットを提供することにある。
【００１３】本発明の第３の目的は、人間工学的に優れ
片手で使用するのが容易なモニタキャリブレータ用ハウ
ジングを提供することにある。
【００１４】本発明の第４の目的は、設計が容易で構成
が小型な装置を、検出された光を電気信号に変換する手
段をキャリブレータ用ハウジング内に配置することによ
り、実現することにある。
【００１５】本発明の第５の目的は、キャリブレータが
シェード付ストリップによって校正された後、ハウジン
グ内部にストリップをしっかり固定するための手段を有
するキャリブレータ用ハウジングを提供することにあ
る。
【００１６】本発明の第６の目的は、垂直位置でも水平
位置でもユーザーにとって便利な位置に、かつ簡便な方
法で、キャリブレータを収納することの可能なモニタキ
ャリブレータ用マウンティングブラケットを提供するこ
とである。
【００１７】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本願出願人は、垂直位置でも水平位置で
も、かつ、簡便な方法で、マウンティングブラケットに
収納可能なモニタキャリブレータ用ハウジングを提案す
る。このハウジングの両側面には、相対向して、輪郭づ
けされたフィンガレセプタクルが設けられる。これらフ
ィンガレセプタクルは、ハウジングに組み付けられた状
態で、シェード付ストリップを定位置に固定し、その一
端に吸着カップを固定する。各マウンティングブラケッ
トは、それぞれ、第１及び第２の部分を有する。第１の
部分は平板状部材を有しており、その一端（第１の端
部）は、曲面を有する自由端であり、他端（第２の端
部）は垂直なＵ字部を有する。第１の部分と独立した第
２の部分は曲面を有する部材であり、上記平板状部材の
第１の端部吸着カップの一部を収納する第１の凹部並び
にキャリブレータのハウジングの一部を支持する第２の
凹部を有する。
【００１８】ＣＲＴから取り外されると、キャリブレー
タは例えば第１の部分に置かれる。この第１の部分は、
例えば卓上等の上に水平に置かれる。ハウジングの吸着
カップは平らな部分に対向するように置かれるが、この
平らな部分には吸いつかない。Ｕ字部は、ハウジングの
一部を取り囲む。また、キャリブレータは、マウンティ
ングブラケット第２の部分にも置かれ得る。第２の部分
は、ＣＲＴサイドパネル等、垂直面に取り外し可能なよ
うに配置される。マウンティングブラケット第１の部分
はマウンティングブラケット第２の部分に載せられる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明のその他の目的及び利点と共
に、その構成及び動作の詳細について、図面を参照しつ
つ具体的に説明する。
【００２０】図１及び図２には、本発明の一実施例に係
るモニタキャリブレータが符号１０で示されている。こ
のキャリブレータ１０はハウジング１２及び吸着カップ
１４を有している。吸着カップ１４は、ハウジング１２
をＣＲＴ画面１５に取り外し可能に装着するよう、設け
られている。製造を容易にするためにはハウジング１２
が円柱形であることが好ましいが、本発明はこの形状に
限定されるべきものではない。ハウジング１２は、第１
の部材１２ａ及び第２の部材１２ｂから構成されてい
る。
【００２１】図２に示されるように、吸着カップ１４の
中央開口部３１には透明ガラスパネル２８が収納されて
いる。このガラスパネル２８を介し、光がハウジング１
２の内部に到達する。また、ガラスパネル２８は、ハウ
ジング１２内部へのほこりの侵入を防止している。ハウ
ジング１２の内部には、方形ガラスフィルタ２９、プリ
ント回路基板１７及び電気接続手段２１が配置されてい
る。プリント回路基板１７上には光周波数変換器１９が
設けられている。この光周波数変換器１９は、ハウジン
グ１２内において受光した光を電気信号に変換する回路
を有している。電気接続手段２１は、ケーブル１６をプ
リント基板１７に電気的に接続する。ケーブル１６はモ
ニタされるコンピュータに接続される。このコンピュー
タには、電気信号を処理するために所定のソフトウエア
が搭載される。
【００２２】この装置の電子回路は、先に関連出願の欄
に示した関連米国出願においてより詳細に説明されてい
る。この実施例の特徴は、当該電子回路がキャリブレー
タハウジングに収納されており、先に述べたキャリブレ
ータのように別体の長方形パッド又は部材に収納されて
いるのではないことである。従って、本実施例は、より
コンパクトでより持ち運び易く、また使用が容易であ
る。
【００２３】ハウジング１２の各部材１２ａ及び１２ｂ
の側面には、後述のフィンガレセプタクルを取り付ける
ための凹部１８が設けられている。各凹部１８には、ハ
ウジング１２の第１の部材１２ａと第２の部材１２ｂと
をネジ止めするための中央穴２０が設けられている。凹
部１８には、また、上部開口部２２ａ及び下部開口部２
２ｂが設けられている。各開口部２２ａ及び２２ｂは、
輪郭付けされたフィンガレセプタクルから延びているフ
ック状突起２７を収納する。これにより、フィンガレセ
プタクルがハウジング１２にしっかりと装着される。
【００２４】また、凹部１８にはスリット２４が設けら
れている。スリット２４は、各キャリブレータの標準フ
ィルタとして設けられたシェード付ストリップ２５を収
納するために設けられている。シェード付ストリップ２
５は、キャリブレータ動作に関連しているコンピュータ
が特定のソフトウエアによりキャリブレータ１０を校正
するまでは、対向する２個のスリット２４及びハウジン
グ１２の内部に通されている。
【００２５】対向する２個のスリット２４にストリップ
２５を通して適切な校正を達成した後、スリット２４の
外にはみ出しているストリップ２５の両端が、ハウジン
グ１２から約１／２インチの箇所で、フィンガレセプタ
クル５４を所定の位置に置き固定するのに十分な長さが
残るよう、切断される。上述のように、フィンガレセプ
タクル５４は、フィンガレセプタクル５４の突起２７並
びに開口部２２ａ及び２２ｂにより、ハウジング１２に
組み付けられる。
【００２６】吸着カップ１４は、ゴム、プラスティック
等、柔軟な素材から形成されている。吸着カップ１４に
は、直径方向に沿って対向する２個のリリーススタンド
オフ２６が設けられている（図１と図９を比較のこ
と）。リリーススタンドオフ２６は、吸着カップ１４の
把持によるＣＲＴ画面１５からの取り外しを容易にす
る。
【００２７】本実施例におけるマウンティングブラケッ
ト３０（図９）は、後述するように、互いに独立した第
１の部分３２及び第２の部分６０を有している。かかる
２個の部分３２及び６０を有するマウンティングブラケ
ット３０を用いることにより、ブラケットの組み立てや
分解、キャリブレータ１０の収納及び取り出しが容易と
なり、また生産・組み立てコストが最小限に抑えられ
る。このマウンティングブラケット３０は、光やほこり
等による損傷や、垂直方向又は水平方向から受ける損傷
や、キャリブレータ１０の運搬中に受ける損傷から、キ
ャリブレータ１０を保護する。
【００２８】図３及び図４には、水平面３３に配置され
たマウンティングブラケット３０の第１の部分３２が示
されている。第１の部分３２は、好ましくは、ハイイン
パクトプラスティックから形成する。
【００２９】この第１の部分３２は、平板状部材３４を
有している。平板状部材３４の第１の端部４０は環状の
自由端であり、第２の端部４１は、ほぼ垂直に立つＵ字
部３６を有している。
【００３０】平板状部材３４上には、自由端部４０に開
口するよう縦方向の線状凹部３８が設けられている。吸
着カップ１４が後述するように平板状部材３４の上に置
かれる際、線状凹部３８は吸着カップ１４の急着を防止
する。これにより、第１の部分３２からキャリブレータ
１０を取り外すのが容易になる。
【００３１】平板状部材３４の下側には、また、複数の
小さなゴム状突起４２が設けられている。これら突起４
２は、第１の部分３２が置かれている面がどのようなも
のであってもその面を傷つけないようにしている。
【００３２】Ｕ字部３６は、内側曲面壁４４及び外側曲
面壁４６、上面壁４８、底面壁５０及び２個の端面壁５
２を有している。
【００３３】図５には、キャリブレータ１０をマウンテ
ィングブラケット３０の第１の部分３２に挿入された状
態が示されている。この図では、キャリブレータ１０及
び第１の部分３２の双方が、ＣＲＴに隣接した卓上等の
水平面３３に置かれている。
【００３４】より詳細には、ＣＲＴ画面１５から取り外
されたキャリブレータ１０をマウンティングブラケット
３０の第１の部分３２に滑り込ませるだけで、吸着カッ
プ１４を平板状部材３４の上に置くことが可能であり、
またＵ字部３６がハウジング１２の上部分１２ｃを概略
取り囲むことが可能である。この位置では、ほこりや光
がキャリブレータ１０に侵入することはほとんとない。
【００３５】マウンティングブラケット３０の第１の部
分３２は、ある特定の水平面３３に恒久的に固定される
部材ではない。すなわち、第１の部分３２は水平面上の
どこへでも、又は後述するように第２の部分６０の上
へ、容易に移動可能である。
【００３６】図５には、また、ハウジング１２の部材１
２ｂに設けられた輪郭付けされたフィンガレセプタクル
５４が示されている。部材１２ａにも、直径方向に沿う
同一位置に、同様のフィンガレセプタクル５４が設けら
れている。そこで、以下、一方についてのみ説明する。
【００３７】図から明らかなように、フィンガレセプタ
クル５４の２個の相対向する側壁５６は傾斜しており、
側壁５６間には凹面５８が形成されている。この設計に
よって、ハウジング１２を片手の親指と人差指で持つこ
とが容易になり、片手のみを用いてキャリブレータ１０
を操作することが容易になる。輪郭づけされたフィンガ
レセプタクル５４を用いることにより、ユーザーは、そ
の片手のみで、キャリブレータ１０をＣＲＴ画面１５か
らマウンティングブラケット３０へ、あるいはマウンテ
ィングブラケット３０からＣＲＴ画面１５へと、容易に
かつ信頼のおける方法で移動することができる。凹形の
フィンガレセプタクル５４は、また、指をリリーススタ
ンドオフ２６へ導くため、吸着カップ１４をＣＲＴ画面
１５から容易に取り外すことができる。
【００３８】図６乃至図８には、マウンティングブラケ
ット３０の第２の部分６０が示されている。この図に示
されるように、第２の部分６０は凹面を有する部材であ
る。第２の部分６０においては、後述のようにケーブル
１６がゆったりと収納されるよう、チャネル６２が形成
されている。
【００３９】第２の部分６０は、また、第１の曲面状凹
部６４を有している。第１の曲面状凹部６４の中央に
は、リブ６６が設けられている。凹部６４はこのリブ６
６により２個の部分に区画されている。区画されている
２個の部分のうち奥の部分は、平板状部材３４の自由端
部４０を収納し、手前の部分は、キャリブレータ１０の
吸着カップ１４の一部を収納する。第２の部分６０は、
また、第１の凹部６４に隣接して形成された第２の凹部
６８を有している。第２の凹部６８は、ハウジング１２
の下部１２ｄを収納する。そして、上部壁７０が各凹部
６４、６８にまたがっている。また、前部壁７１及び後
部壁７３が設けられている。
【００４０】図９には、本実施例のキャリブレータ１０
とマウンティングブラケット３０を組合せて使用してい
る状態が示されている。この図に示されているように、
第２の部分６０の後部壁７３は、ＣＲＴサイドパネル等
のような垂直面７２に取り付けられている。この取り付
けのための取付手段７４としては、図８に示されるよう
に両面粘着テープを用いるのが好ましいが、吸着カップ
やベルクロ(Velcro)等、他の手段を用いることも可能で
ある。ただし、コンピュータ記憶装置の敏感な性質や、
キャビネットが非磁性材であることを考慮すると、磁気
ストリップの使用は不適切であるといえる。
【００４１】キャリブレータ１０は、吸着カップ１４が
第２の部分６０に形成された第１の凹部６４によって収
納されるよう、第２の部分６０上に載置されている。さ
らに、ハウジング１２の下部１２ｄは第２の部分６０の
第２の凹部６８によって支持されている。第１の部分３
２は、第２の部分６０の上部壁７０に隣接する壁５２
と、第１の部分３２の第１の凹部６４とにより、自由端
部４０が収納されるよう、キャリブレータ１０に対して
位置決めされている。また、吸着カップ１４は第１の部
分３２の平板状部材３４に対向している。キャリブレー
タ１０をマウンティングブラケット３０においている状
態では、輪郭づけられたフィンガレセプタクル５４は外
部に現れており、容易に持つことができる。
【００４２】そして、図７に示された組合せ全体又はブ
ラケット３０及びハウジング１２を、別のコンピュータ
ワークステーションへ移動することが可能である。その
場合、ケーブル１６を新たなコンピュータへ差し込むだ
けで足りる。従来のようなある程度の体積を有する付加
的な長方形部材又はパッドは全く必要なく、さらに、上
述したように、新たに配置されたマウンティングブラケ
ット３０がキャリブレータ１０を保護する。このよう
に、本実施例においては、キャリブレータ１０をワーク
ステーションからワークステーションへ移動する便利か
つ安全な方法を提供している。
【００４３】なお、以上の図面では、ハウジング１２及
びブラケット３０の部分３２及び６０の形状として特定
のものが示されているが、これらの形状は単なる例であ
る。本発明において肝要な点は、ハウジングを容易に手
で操作できること、ブラケットの各部分がハウジングを
保護すること、及び、ブラケットの各部分がハウジング
を可搬的に収納することにある。
【００４４】また、本発明の構成は、以上の説明及び図
面に記載された構成に限定されるものではない。すなわ
ち、明細書及び図面に記載されていないが当業者にとっ
ては自明な変形も可能である。
【００４５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
によれば、キャリブレータ用ハウジングをマウンティン
グブラケットに水平及び垂直方向に取り外し可能に格納
するようにしたため、ユーザにとって簡便な方法で、キ
ャリブレータを収納することが可能になる。
【００４６】また、本発明の請求項２、１０及び２１に
よれば、マウンティングブラケットを第１及び第２の部
分から構成し、両者をそれぞれ水平又は垂直面上に配置
するようにしたため、垂直位置でも水平位置でもユーザ
にとって便利な位置に、キャリブレータを収納すること
が可能になる。これにより、マウンティングブラケット
の配置箇所の制限が緩和されかつ移動が容易となるた
め、使用性が向上する。加えて、ハウジング内部へのほ
こりや光の侵入を防ぎ、キャリブレータの性能を維持す
ることが可能となる。
【００４７】さらに、本発明の請求項３及び７によれ
ば、ユーザの片手の指を置くための輪郭部分をハウジン
グに設けるようにしたため、キャリブレータを片手で簡
単に操作可能になり、人間工学的に優れたキャリブレー
タ用ハウジングが得られる。
【００４８】本発明の請求項４によれば、ハウジング内
において互いに対向するよう、輪郭部分に一対の凹型部
材を設けるようにしたため、より指で持ちやすい構成が
得られる。
【００４９】本発明の請求項５によれば、輪郭部分に突
起を設けこれにより輪郭部分をハウジングに取り付ける
ようにしたため、輪郭部分とハウジングの取り付けが簡
便かつ確実となる。
【００５０】本発明の請求項６によれば、キャリブレー
ションストリップがハウジング内に挿通するよう当該ハ
ウジングにスリット手段を設けるようにしたため、キャ
リブレータがストリップによって校正された後にハウジ
ング内部にストリップをしっかり固定することができ
る。
【００５１】本発明の請求項８によれば、スリット手段
に隣接して上記突起を設けるようにしたため、輪郭部分
とハウジングの取り付けが簡便かつ確実となる。
【００５２】本発明の請求項９によれば、ハウジングを
円筒状にした構成を提供できる。
【００５３】本発明の請求項１１及び２２によれば、第
２の部分を第１の凹部及び第２の凹部を有する構成とし
たため、ハウジングを好適に収納することができ、キャ
リブレータの偶発的な逸失や落下事故を防止できる。
【００５４】本発明の請求項１２及び１８によれば、リ
リーススタンドオフ又は凹部を設けるようにしたため、
吸着カップの取り外しが容易になる。
【００５５】本発明の請求項１３によれば、ハウジング
からケーブルを延伸するようにしたため、キャリブレー
タを計算手段に直接に接続することが可能になる。
【００５６】本発明の請求項１４によれば、第２の部分
に開口部を設けケーブルを収納するようにしたため、ケ
ーブルを固定しつつハウジングを収納することが可能に
なり、キャリブレータの破損を防止可能になる。
【００５７】本発明の請求項１５によれば、第２の部分
により第１の部分を収納可能にしたため、両者を結合す
ることによりキャリブレータを好適かつ確実に収納可能
になり、キャリブレータの精密部分の劣化・破損の発生
を抑制・防止できる。
【００５８】本発明の請求項１６によれば、受光される
光を電気信号に変換する手段をハウイジングに内蔵する
ようにしため、設計が容易で構成が小型な装置を実現で
きる。
【００５９】本発明の請求項１７によれば、水平状態で
第１の部分がハウジングを収納するようにしたため、水
平状態におけるキャリブレータの破損を防止できる。
【００６０】そして、本発明の請求項１９によれば、水
平状態及び垂直状態で第１又は第２の部分がハウジング
を収納するようにしたため、水平状態及び垂直状態にお
けるキャリブレータの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るキャリブレータハウジ
ングを垂直方向に向けかつフィンガレセプタクルを取り
除いた状態の斜視図である。
【図２】ハウジング及び吸着カップの内部を左側からみ
た図である。
【図３】マウンティングブラケットのうち水平位置に設
置される第１の部分の斜視図である。
【図４】図３に示される第１の部分の左側面図である。
【図５】キャリブレータハウジングが第１の部分に収納
された状態を示す斜視図である。
【図６】マウンティングブラケットのうち第２の部分の
斜視図である。
【図７】第２の部分を他の方向から見た斜視図である。
【図８】第２の部分の平面図である。
【図９】キャリブレータハウジングをマウンティングブ
ラケットに垂直方向に収納した状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
１０ キャリブレータ １２ ハウジング １２ａ，１２ｂ ハウジングの第１及び第２の部材 １４ 吸着カップ １５ ＣＲＴ画面 １６ ケーブル １８，３８ 凹部 １９ 光周波数変換器 ２２ａ，２２ｂ ハウジングの開口部 ２４ スリット ２５ ストリップ ２６ リリーススタンドオフ ２７ フック状突起 ３０ マウンティングブラケット ３２，６０ マウンティングブラケットの第１及び第２
の部分 ３３，７２ 水平又は垂直面 ３４ 平板状部材 ３６ Ｕ字部 ４０ 自由端部 ４４，４６，４８，５０，５２ 第１の部分の壁 ５４ フィンガレセプタクル ５６ フィンガレセプタクルの側壁 ５８ フィンガレセプタクルの凹面 ６２ 第２の部分のチャネル ６４，６８ 第２の部分の凹部 ６６ 第２の部分のリブ ７０，７１，７３ 第２の部分の壁

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 （ａ）キャリブレータ用ハウジングと、 （ｂ）水平方向及び垂直方向に取り外し可能にハウジン
    グを格納するマウンティングブラケットと、 の組合せを備える装置。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の装置において、マウンテ
    ィングブラケットが、 （ｉ）水平面上に配置される第１の部分と、 （ｉｉ）垂直面上に配置される第２の部分と、 を有することを特徴とする装置。
  3. 【請求項３】 請求項１記載の装置において、ハウジン
    グが、ユーザの片手の指を置くための輪郭部分を備える
    ことを特徴とする装置。
  4. 【請求項４】 請求項３記載の装置において、輪郭部分
    が、ハウジング内において互いに対向するよう設けられ
    た１対の凹形部材を備えることを特徴とする装置。
  5. 【請求項５】 請求項３記載の装置において、輪郭部分
    が、当該輪郭部分がハウジングと連結するよう、ハウジ
    ングの開口部と嵌合可能に設けられた突起を有すること
    を特徴とする装置。
  6. 【請求項６】 請求項１記載の装置において、ハウジン
    グが、２個の端部を有するキャリブレーションストリッ
    プがハウジング内に挿通するよう、スリット手段を備え
    ることを特徴とする装置。
  7. 【請求項７】 請求項６記載の装置において、ハウジン
    グが、ユーザの片手の指を置くための輪郭部分を備える
    ことを特徴とする装置。
  8. 【請求項８】 請求項７記載の装置において、輪郭部分
    が、当該輪郭部分がハウジングと連結しかつキャリブレ
    ーションストリップの２個の端部がハウジングに固定さ
    れるよう、ハウジングの開口部と嵌合可能に設けられか
    つスリット手段に隣接して形成された突起を有すること
    を特徴とする装置。
  9. 【請求項９】 請求項３記載の装置において、ハウジン
    グが、円筒部と、円筒部の一端に取り付けられた吸着カ
    ップと、を有することを特徴とする装置。
  10. 【請求項１０】 請求項９記載の装置において、 マウンティングブラケットが、 （ｉ）水平面上に配置される第１の部分と、 （ｉｉ）垂直面上に配置される第２の部分と、 を備え、 第１の部分が、吸着カップを収納するための平板状部材
    と、曲面を有する自由な第１の端部と、平板状部材に連
    結され実質的に垂直なＵ字部を有する第２の端部と、を
    有することを特徴とする装置。
  11. 【請求項１１】 請求項１０記載の装置において、第２
    の部分が、前記第１の端部及び前記吸着カップの一部を
    収納するための第１の凹部と、ハウジングの一部を支持
    するための第２の凹部と、を有することを特徴とする装
    置。
  12. 【請求項１２】 請求項１０記載の装置において、吸着
    カップが、当該吸着カップが容易に取り外されるよう、
    その両側に対向して形成された複数のリリーススタンド
    オフを有することを特徴とする装置。
  13. 【請求項１３】 請求項１０記載の装置において、計算
    手段に接続するためハウジングから延伸されたケーブル
    を備えることを特徴とする装置。
  14. 【請求項１４】 請求項１３記載の装置において、第２
    の部分が、ハウジングが第２の部分に収納されている状
    態でケーブルを収納する開口部を有することを特徴とす
    る装置。
  15. 【請求項１５】 請求項２記載の装置において、垂直方
    向に向けられたとき第２の部分が第１の部分及びハウジ
    ングを収納することを特徴とする装置。
  16. 【請求項１６】 請求項２記載の装置において、ハウジ
    ングが、キャリブレータによって受光される光を電気信
    号に変換する手段を内蔵することを特徴とする装置。
  17. 【請求項１７】 請求項２記載の装置において、水平方
    向に向けられたとき第１の部分がハウジングを収納する
    ことを特徴とする装置。
  18. 【請求項１８】 請求項１０記載の装置において、平面
    部分が、吸着カップ収納時における当該吸着カップの急
    着を防止する凹部を有することを特徴とする装置。
  19. 【請求項１９】 水平方向及び垂直方向に取り外し可能
    にハウジングを収納するマウンティングブラケットを備
    え、 マウンティングブラケットが、 （ｉ）水平面上に配置される第１の部分と、 （ｉｉ）垂直面上に配置される第２の部分と、 を有し、 水平方向に向けられたときは第１の部分がハウジングを
    収納し、 垂直方向に向けられたときには第２の部分が第１の部分
    及びハウジングを収納することを特徴とするキャリブレ
    ータハウジング収納装置。
  20. 【請求項２０】 請求項１９記載の装置において、第１
    の部分が、吸着カップを収納するための平板状部材と、
    曲面を有する自由な第１の端部と、平板状部材に連結さ
    れ実質的に垂直なＵ字部を有する第２の端部と、を有す
    ることを特徴とする装置。
  21. 【請求項２１】 請求項２０記載の装置において、前記
    第１の端部及び前記吸着カップの一部を収納するための
    第１の凹部と、ハウジングの一部を支持するための第２
    の凹部と、を有することを特徴とする装置。
JP5048208A 1992-03-23 1993-03-09 モニタキャリブレータハウジング及びマウンティングブラケット Pending JPH0646464A (ja)

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