JPH0646358A - 液晶駆動装置 - Google Patents
液晶駆動装置Info
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- JPH0646358A JPH0646358A JP14878693A JP14878693A JPH0646358A JP H0646358 A JPH0646358 A JP H0646358A JP 14878693 A JP14878693 A JP 14878693A JP 14878693 A JP14878693 A JP 14878693A JP H0646358 A JPH0646358 A JP H0646358A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 静止画における輪郭部分等の輝度変化が大き
い部分に対して動画領域であると誤検出する虞れがな
く、動画領域のみ画像変化を強調する。 【構成】 A/D変換器11から出力されるデジタル信
号wn と1フレーム遅延回路12から出力される信号w
n-1 を減算器13で減算する。動き検出回路16は、上
記減算結果により動画領域か静止画領域かを判断して定
数Kを出力するが、この際、現ライン信号wn とライン
メモリ31に保持されている1ライン前の信号とのレベ
ル差をチェックし、そのレベル差がある設定されたビッ
ト以上であった場合は、上記減算結果値が動画領域にあ
る場合でも、静止画におけるエッジ部分を含んでいると
判断し、静止画領域としての処理動作を行なう。動き検
出回路16において静止画領域であると判断された場合
は、画像変化の強調は行なわず、動画領域であると判断
された場合に画像変化を強調する信号処理を行なう。
い部分に対して動画領域であると誤検出する虞れがな
く、動画領域のみ画像変化を強調する。 【構成】 A/D変換器11から出力されるデジタル信
号wn と1フレーム遅延回路12から出力される信号w
n-1 を減算器13で減算する。動き検出回路16は、上
記減算結果により動画領域か静止画領域かを判断して定
数Kを出力するが、この際、現ライン信号wn とライン
メモリ31に保持されている1ライン前の信号とのレベ
ル差をチェックし、そのレベル差がある設定されたビッ
ト以上であった場合は、上記減算結果値が動画領域にあ
る場合でも、静止画におけるエッジ部分を含んでいると
判断し、静止画領域としての処理動作を行なう。動き検
出回路16において静止画領域であると判断された場合
は、画像変化の強調は行なわず、動画領域であると判断
された場合に画像変化を強調する信号処理を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットマトリクスの液
晶表示パネルを駆動する液晶駆動装置に関する。
晶表示パネルを駆動する液晶駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用の小型テレビジョン受像
機、小型電子式計算機等の表示部には、一般にドットマ
トリクスの液晶表示パネルが使用されている。NTSC
方式によるテレビジョン受像機では、垂直周波数が60
Hzであるので、各フィールドの画像は17[ms]
(=1/60[s])毎に表示しなければならず、液晶
表示パネルの応答速度は必然的に17[ms]より充分
速いことが望まれる。しかしながら、現状における液晶
表示パネルの応答速度は50〜100[ms]程度であ
り、また、累積応答性のために動画表示の際に残像が見
えてしまうという欠点があった。
機、小型電子式計算機等の表示部には、一般にドットマ
トリクスの液晶表示パネルが使用されている。NTSC
方式によるテレビジョン受像機では、垂直周波数が60
Hzであるので、各フィールドの画像は17[ms]
(=1/60[s])毎に表示しなければならず、液晶
表示パネルの応答速度は必然的に17[ms]より充分
速いことが望まれる。しかしながら、現状における液晶
表示パネルの応答速度は50〜100[ms]程度であ
り、また、累積応答性のために動画表示の際に残像が見
えてしまうという欠点があった。
【0003】そこで、応答速度を向上させ、残像が出な
くなる液晶駆動装置として次のような方法が提案されて
いる。すなわち、液晶表示パネル中の一画素に着目する
と、1F(フレーム:本願明細書中に言う「フレーム」
とは、表示パネルの1画面を構成する絵素全てが1通り
走査される期間を示し、例えばTV信号の1フィールド
毎に1画面を構成する絵素全てを1通り走査して表示を
行なう場合においては、TV信号の1フィールドと本願
中にいう1フレームとは等しいものとみなし、TV信号
の1フレームとは必ずしも一致しない。)に1回選択状
態となり、画像データがリフレッシュされる。液晶表示
パネルが累積応答性を有することは周知であるが、この
累積応答性を数式のモデルとして表すと、 yn =(1−K)xn +Kyn-1 …(1) (ただし、K:定数 xn :入力画像データ yn :出力画像データ(表示されるデータ) となる。この(1)式をZ変換すると、 Y(z) =(1−K)X(z) +KZ-1Y(z) Y(z) =(1−K)X(z) /(1−KZ-1) …(2) (ただし、Z-1:1フレーム分の遅延演算子)となる。
したがって、液晶表示パネルの伝達関数H(z) は、 H(z) =(1−K)/(1−KZ-1) …(3) と考えることができる。ここで液晶表示パネルの伝達関
数とは逆の伝達関数で信号の前処理を行なえば、表示の
応答速度を改善することができる。すなわち、 X(z) =(1−KZ-1)W(z) /(1−KZ-1) …(4) この(4)式をZ逆変換すると、 xn =(wn −Kwn-1 )/(1−K) …(5) の式が得られる。
くなる液晶駆動装置として次のような方法が提案されて
いる。すなわち、液晶表示パネル中の一画素に着目する
と、1F(フレーム:本願明細書中に言う「フレーム」
とは、表示パネルの1画面を構成する絵素全てが1通り
走査される期間を示し、例えばTV信号の1フィールド
毎に1画面を構成する絵素全てを1通り走査して表示を
行なう場合においては、TV信号の1フィールドと本願
中にいう1フレームとは等しいものとみなし、TV信号
の1フレームとは必ずしも一致しない。)に1回選択状
態となり、画像データがリフレッシュされる。液晶表示
パネルが累積応答性を有することは周知であるが、この
累積応答性を数式のモデルとして表すと、 yn =(1−K)xn +Kyn-1 …(1) (ただし、K:定数 xn :入力画像データ yn :出力画像データ(表示されるデータ) となる。この(1)式をZ変換すると、 Y(z) =(1−K)X(z) +KZ-1Y(z) Y(z) =(1−K)X(z) /(1−KZ-1) …(2) (ただし、Z-1:1フレーム分の遅延演算子)となる。
したがって、液晶表示パネルの伝達関数H(z) は、 H(z) =(1−K)/(1−KZ-1) …(3) と考えることができる。ここで液晶表示パネルの伝達関
数とは逆の伝達関数で信号の前処理を行なえば、表示の
応答速度を改善することができる。すなわち、 X(z) =(1−KZ-1)W(z) /(1−KZ-1) …(4) この(4)式をZ逆変換すると、 xn =(wn −Kwn-1 )/(1−K) …(5) の式が得られる。
【0004】更に、この(5)式は、 xn =K(wn −wn-1 )/(1−K)+wn …(6) と表すことができる。
【0005】なお、上記の信号処理は、動画領域につい
てのみ行なうようにする必要がある。また、こうして得
られた信号xn は、その振幅が大きくなってしまい、そ
のまま液晶表示パネルで表示させることは不可能である
ので、リミッタによってxnとwn の振幅を等しくする
必要がある。
てのみ行なうようにする必要がある。また、こうして得
られた信号xn は、その振幅が大きくなってしまい、そ
のまま液晶表示パネルで表示させることは不可能である
ので、リミッタによってxnとwn の振幅を等しくする
必要がある。
【0006】また、上記のような信号xn は、動きの速
い画像の応答性を改善することは有効であるが、反面、
動きが少なく、静止画に近い画像に対しては僅かな変化
が強調されてしまうため、ノイズが多くなってしまうと
いう問題がある。従って、上記のような信号xn の処理
は、画像の変化がある程度以上の画素、領域に対して行
なう必要がある。
い画像の応答性を改善することは有効であるが、反面、
動きが少なく、静止画に近い画像に対しては僅かな変化
が強調されてしまうため、ノイズが多くなってしまうと
いう問題がある。従って、上記のような信号xn の処理
は、画像の変化がある程度以上の画素、領域に対して行
なう必要がある。
【0007】図2は上記(6)式を実現するための回路
構成を示すもので、アナログ映像入力信号は、A/D変
換器11によりデジタル信号wn に変換された後、1フ
レーム遅延回路12、減算器13の+入力側及び加算器
15に入力される。また、1フレーム遅延回路12によ
り1フレーム分例えば1/60[s]あるいは1/30
[s]だけ遅延された信号wn-1 は、減算器13の−入
力側に入力される。減算器13は、A/D変換器11か
らの信号wn と1フレーム遅延回路12からの信号w
n-1 とにより、「wn −wn-1 」の減算を行ない、その
差を乗算器14及び動き検出回路16に出力する。
構成を示すもので、アナログ映像入力信号は、A/D変
換器11によりデジタル信号wn に変換された後、1フ
レーム遅延回路12、減算器13の+入力側及び加算器
15に入力される。また、1フレーム遅延回路12によ
り1フレーム分例えば1/60[s]あるいは1/30
[s]だけ遅延された信号wn-1 は、減算器13の−入
力側に入力される。減算器13は、A/D変換器11か
らの信号wn と1フレーム遅延回路12からの信号w
n-1 とにより、「wn −wn-1 」の減算を行ない、その
差を乗算器14及び動き検出回路16に出力する。
【0008】この動き検出回路16は、減算器13から
送られてくる減算結果、即ち、1フレーム分の時間差を
有する2つの信号wn ,wn-1 の減算結果が所定以上で
あった場合に、画像の変化が大きいと判断して動画領域
として処理するもので、静止画領域では定数Kの値を
「0」とし、動画領域では定数Kの値を「0<K<1」
の範囲内で予め設定された値を出力する。そして、動き
検出回路16から出力される定数Kに基づく「K/(1
−K)」の値が乗算器14に乗数値として与えられる。
送られてくる減算結果、即ち、1フレーム分の時間差を
有する2つの信号wn ,wn-1 の減算結果が所定以上で
あった場合に、画像の変化が大きいと判断して動画領域
として処理するもので、静止画領域では定数Kの値を
「0」とし、動画領域では定数Kの値を「0<K<1」
の範囲内で予め設定された値を出力する。そして、動き
検出回路16から出力される定数Kに基づく「K/(1
−K)」の値が乗算器14に乗数値として与えられる。
【0009】乗算器14は、減算器13から入力された
信号を「K/(1−K)」倍し、加算器15に出力す
る。この加算器15は、A/D変換器11からのデジタ
ル信号wn と乗算器14からの信号とを加算し、その加
算結果をリミッタ17に出力する。このリミッタ17
は、加算器15から送られてきた信号がA/D変換器1
1の出力信号wn の振幅を越えていた場合に、これを演
算によって制限するもので、その出力が信号xn として
セグメントドライバ18に送られる。そして、セグメン
トドライバ18及びコモンドライバ20によって液晶表
示パネル19が駆動される。上記液晶表示パネル19、
コモンドライバ20及び上記A/D変換器11は、タイ
ミング信号発生回路21から送られてくるタイミング信
号に同期して動作する。
信号を「K/(1−K)」倍し、加算器15に出力す
る。この加算器15は、A/D変換器11からのデジタ
ル信号wn と乗算器14からの信号とを加算し、その加
算結果をリミッタ17に出力する。このリミッタ17
は、加算器15から送られてきた信号がA/D変換器1
1の出力信号wn の振幅を越えていた場合に、これを演
算によって制限するもので、その出力が信号xn として
セグメントドライバ18に送られる。そして、セグメン
トドライバ18及びコモンドライバ20によって液晶表
示パネル19が駆動される。上記液晶表示パネル19、
コモンドライバ20及び上記A/D変換器11は、タイ
ミング信号発生回路21から送られてくるタイミング信
号に同期して動作する。
【0010】しかして、A/D変換器11から出力され
るデジタル信号wn と1フレーム遅延回路12から出力
される信号wn-1 は、減算器13に入力されて減算処理
され(wn −wn-1 」)、その減算結果が動き検出回路
16に送られる。この動き検出回路16は、1フレーム
分の時間差を有する2つの信号wn ,wn-1 の差からそ
の画素の画像の変化(動き)が大きいか否かを判断し、
その判断結果に応じて定数Kを出力する。そして、この
定数Kに基づいて「K/(1−K)」の値が上記乗算器
14に与えられる。
るデジタル信号wn と1フレーム遅延回路12から出力
される信号wn-1 は、減算器13に入力されて減算処理
され(wn −wn-1 」)、その減算結果が動き検出回路
16に送られる。この動き検出回路16は、1フレーム
分の時間差を有する2つの信号wn ,wn-1 の差からそ
の画素の画像の変化(動き)が大きいか否かを判断し、
その判断結果に応じて定数Kを出力する。そして、この
定数Kに基づいて「K/(1−K)」の値が上記乗算器
14に与えられる。
【0011】例えばA/D変換器11の出力するデジタ
ル信号wn 及びこれを1フレーム遅延回路12で1フレ
ーム分遅延させた信号wn-1 は、映像信号の輝度成分を
mビットの重みを持ったデータで表したものであるの
で、これらの差分がある所定ビット以上あるか否かで画
像の変化が大きいか否かを判断する。この判断結果によ
って動き検出回路16から出力される定数Kのとり得る
範囲は「0≦K<1」である。変化が小さいと判断され
た場合は定数Kの値は「0」となり、その結果、乗算器
14の出力は「0」となり、画像変化を強調する信号処
理を行なわない回路となる。また、変化が大きいと判断
された場合は、定数Kは「0<K<1」の範囲内で予め
設定された値とされる。
ル信号wn 及びこれを1フレーム遅延回路12で1フレ
ーム分遅延させた信号wn-1 は、映像信号の輝度成分を
mビットの重みを持ったデータで表したものであるの
で、これらの差分がある所定ビット以上あるか否かで画
像の変化が大きいか否かを判断する。この判断結果によ
って動き検出回路16から出力される定数Kのとり得る
範囲は「0≦K<1」である。変化が小さいと判断され
た場合は定数Kの値は「0」となり、その結果、乗算器
14の出力は「0」となり、画像変化を強調する信号処
理を行なわない回路となる。また、変化が大きいと判断
された場合は、定数Kは「0<K<1」の範囲内で予め
設定された値とされる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の回路構成とする
ことにより、画像の変化が大きかった場合に予めその画
像変化を強調する信号処理を施したデータによって液晶
表示パネルを駆動することができるので、残像となる影
響成分を除去することが可能となり、液晶表示パネルの
応答速度を改善することができる。
ことにより、画像の変化が大きかった場合に予めその画
像変化を強調する信号処理を施したデータによって液晶
表示パネルを駆動することができるので、残像となる影
響成分を除去することが可能となり、液晶表示パネルの
応答速度を改善することができる。
【0013】しかし、上記の液晶駆動装置は、減算器1
3から出力される信号に基づいて動き検出回路32が画
像の動き検出を行なっているが、静止画であっても非常
に大きな輝度変化を有する輪郭部分などでは動画領域で
あると誤検出する可能性がある。これは特に、テレビ信
号の偶数フィールドと奇数フィールドとを各々1フレー
ムとして表示するような液晶表示装置において偶数フィ
ールドと奇数フィールドとで動き検出を行なうと可能性
が高い。
3から出力される信号に基づいて動き検出回路32が画
像の動き検出を行なっているが、静止画であっても非常
に大きな輝度変化を有する輪郭部分などでは動画領域で
あると誤検出する可能性がある。これは特に、テレビ信
号の偶数フィールドと奇数フィールドとを各々1フレー
ムとして表示するような液晶表示装置において偶数フィ
ールドと奇数フィールドとで動き検出を行なうと可能性
が高い。
【0014】本発明は上記実情に鑑みて成されたもの
で、静止画における輪郭部分等の輝度変化が大きい部分
に対して動画領域であると誤検出する虞れがなく、動画
領域のみ画像変化を強調する信号処理を行なうことがで
き、静止画の輪郭部分におけるノイズの発生を確実に防
止し得る液晶駆動装置を提供することを目的とする。
で、静止画における輪郭部分等の輝度変化が大きい部分
に対して動画領域であると誤検出する虞れがなく、動画
領域のみ画像変化を強調する信号処理を行なうことがで
き、静止画の輪郭部分におけるノイズの発生を確実に防
止し得る液晶駆動装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、第nフレーム
のデータから第n−1フレームのデータを減算し、その
減算出力を設定基準値と比較し、設定基準値より小さい
場合に静止画領域、設定基準値より大きい場合に動画領
域であると判断して定数Kを出力するようにし、かつ、
現ラインのデータと1ライン前のデータとを比較し、そ
の変化量がある設定値以上となった場合に上記動き検出
手段に対し、動画領域としての検出動作を行なわないよ
うに構成したものである。
のデータから第n−1フレームのデータを減算し、その
減算出力を設定基準値と比較し、設定基準値より小さい
場合に静止画領域、設定基準値より大きい場合に動画領
域であると判断して定数Kを出力するようにし、かつ、
現ラインのデータと1ライン前のデータとを比較し、そ
の変化量がある設定値以上となった場合に上記動き検出
手段に対し、動画領域としての検出動作を行なわないよ
うに構成したものである。
【0016】
【作用】上記のように現ラインのデータと1ライン前の
データとの間の変化量が大きい場合に、動き検出手段に
対し、静止画領域を検出したものとして処理させること
により、静止画における輪郭部分等の輝度変化の大きい
部分が動画領域であると誤検出されることがなくなり、
安定した動作が行なわれる。
データとの間の変化量が大きい場合に、動き検出手段に
対し、静止画領域を検出したものとして処理させること
により、静止画における輪郭部分等の輝度変化の大きい
部分が動画領域であると誤検出されることがなくなり、
安定した動作が行なわれる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1に示すようにアナログ映像入力信号は、A
/D変換器11によりデジタル信号wn に変換された
後、1フレーム遅延回路12、減算器13の+入力側及
び加算器15に入力される。また、1フレーム遅延回路
12により1フレーム分例えば1/60[s]あるいは
1/30[s]だけ遅延された信号wn-1 は、減算器1
3の−入力側に入力される。減算器13は、A/D変換
器11からの信号wn と1フレーム遅延回路12からの
信号wn-1 とにより、「wn −wn-1 」の減算を行な
い、その差を乗算器14及び動き検出回路16に出力す
る。この動き検出回路16には、更にA/D変換器11
の出力信号wn が直接及びラインメモリ31を介して入
力される。
明する。図1に示すようにアナログ映像入力信号は、A
/D変換器11によりデジタル信号wn に変換された
後、1フレーム遅延回路12、減算器13の+入力側及
び加算器15に入力される。また、1フレーム遅延回路
12により1フレーム分例えば1/60[s]あるいは
1/30[s]だけ遅延された信号wn-1 は、減算器1
3の−入力側に入力される。減算器13は、A/D変換
器11からの信号wn と1フレーム遅延回路12からの
信号wn-1 とにより、「wn −wn-1 」の減算を行な
い、その差を乗算器14及び動き検出回路16に出力す
る。この動き検出回路16には、更にA/D変換器11
の出力信号wn が直接及びラインメモリ31を介して入
力される。
【0018】上記動き検出回路16は、減算器13から
送られてくる減算結果、即ち、1フレーム分の時間差を
有する2つの信号wn ,wn-1 の減算結果が所定以上で
あった場合に、画像の変化が大きいと判断して動画領域
として処理するもので、静止画領域では定数Kの値を
「0」とし、動画領域では定数Kの値を「0<K<1」
の範囲内で予め設定された値を出力する。この場合、動
き検出回路16は、A/D変換器11から現ライン信号
wn とラインメモリ31から出力される1ライン前の信
号とのレベル差が、ある設定されたビット以上であった
場合は、静止画におけるエッジ部分を含んでいると判断
し、静止画領域として処理する。そして、上記動き検出
回路16から出力される定数Kに基づく「K/(1−
K)」の値が乗算器14に乗数値として与えられる。
送られてくる減算結果、即ち、1フレーム分の時間差を
有する2つの信号wn ,wn-1 の減算結果が所定以上で
あった場合に、画像の変化が大きいと判断して動画領域
として処理するもので、静止画領域では定数Kの値を
「0」とし、動画領域では定数Kの値を「0<K<1」
の範囲内で予め設定された値を出力する。この場合、動
き検出回路16は、A/D変換器11から現ライン信号
wn とラインメモリ31から出力される1ライン前の信
号とのレベル差が、ある設定されたビット以上であった
場合は、静止画におけるエッジ部分を含んでいると判断
し、静止画領域として処理する。そして、上記動き検出
回路16から出力される定数Kに基づく「K/(1−
K)」の値が乗算器14に乗数値として与えられる。
【0019】乗算器14は、減算器13から入力された
信号を「K/(1−K)」倍し、加算器15に出力す
る。この加算器15は、A/D変換器11からのデジタ
ル信号wn と乗算器14からの信号とを加算し、その加
算結果をリミッタ17に出力する。このリミッタ17
は、加算器15から送られてきた信号がA/D変換器1
1の出力信号wn の振幅を越えていた場合に、これを演
算によって制限するもので、その出力が信号xn として
セグメントドライバ18に送られる。そして、セグメン
トドライバ18及びコモンドライバ20によって液晶表
示パネル19が駆動される。
信号を「K/(1−K)」倍し、加算器15に出力す
る。この加算器15は、A/D変換器11からのデジタ
ル信号wn と乗算器14からの信号とを加算し、その加
算結果をリミッタ17に出力する。このリミッタ17
は、加算器15から送られてきた信号がA/D変換器1
1の出力信号wn の振幅を越えていた場合に、これを演
算によって制限するもので、その出力が信号xn として
セグメントドライバ18に送られる。そして、セグメン
トドライバ18及びコモンドライバ20によって液晶表
示パネル19が駆動される。
【0020】上記の構成において、A/D変換器11か
ら出力されるデジタル信号wn と1フレーム遅延回路1
2から出力される信号wn-1 は、減算器13に入力され
て減算処理され(wn −wn-1 )、その減算結果が動き
検出回路16に送られる。この動き検出回路16は、減
算器13から送られてくる1フレーム分の時間差を有す
る2つの信号wn ,wn-1 の差からその画素の画像の変
化(動き)が大きいか否か、つまり、動画領域であるか
静止画領域であるかを判断し、静止画領域では定数Kの
値を「0」とし、動画領域では定数Kの値を「0<K<
1」の範囲内で予め設定された値を出力する。このとき
動き検出回路16は、上記現ライン信号wn と1ライン
前の信号とのレベル差をチェックし、そのレベル差があ
る設定されたビット以上であった場合は、「wn −w
n-1 」の値が動画領域にある場合でも、静止画における
エッジ部分を含んでいると判断し、静止画領域としての
処理動作を行ない、定数Kの値を「0」とする。
ら出力されるデジタル信号wn と1フレーム遅延回路1
2から出力される信号wn-1 は、減算器13に入力され
て減算処理され(wn −wn-1 )、その減算結果が動き
検出回路16に送られる。この動き検出回路16は、減
算器13から送られてくる1フレーム分の時間差を有す
る2つの信号wn ,wn-1 の差からその画素の画像の変
化(動き)が大きいか否か、つまり、動画領域であるか
静止画領域であるかを判断し、静止画領域では定数Kの
値を「0」とし、動画領域では定数Kの値を「0<K<
1」の範囲内で予め設定された値を出力する。このとき
動き検出回路16は、上記現ライン信号wn と1ライン
前の信号とのレベル差をチェックし、そのレベル差があ
る設定されたビット以上であった場合は、「wn −w
n-1 」の値が動画領域にある場合でも、静止画における
エッジ部分を含んでいると判断し、静止画領域としての
処理動作を行ない、定数Kの値を「0」とする。
【0021】そして、上記動き検出回路16から出力さ
れる定数Kに基づく「K/(1−K)」の値が乗算器1
4に乗数値として与えられ、乗算器14の乗算動作が制
御される。即ち、動き検出回路16において静止画領域
であると判断された場合は定数Kとして「0」が出力さ
れ、乗算器14の出力は「0」となる。この結果、xn
=wn となり、画像変化の強調は行なわれない。
れる定数Kに基づく「K/(1−K)」の値が乗算器1
4に乗数値として与えられ、乗算器14の乗算動作が制
御される。即ち、動き検出回路16において静止画領域
であると判断された場合は定数Kとして「0」が出力さ
れ、乗算器14の出力は「0」となる。この結果、xn
=wn となり、画像変化の強調は行なわれない。
【0022】また、動き検出回路16において動画領域
であると判断された場合は、定数Kとして「0<K<
1」の範囲内で予め設定された値が出力され、乗算器1
4から「K(wn −wn-1 )/(1−K)」の信号が出
力される。この結果、加算器15よりリミッタ17を介
して出力される信号は、「K(wn −wn-1 )/(1−
K)+wn 」となり、画像変化を強調する信号処理が施
される。
であると判断された場合は、定数Kとして「0<K<
1」の範囲内で予め設定された値が出力され、乗算器1
4から「K(wn −wn-1 )/(1−K)」の信号が出
力される。この結果、加算器15よりリミッタ17を介
して出力される信号は、「K(wn −wn-1 )/(1−
K)+wn 」となり、画像変化を強調する信号処理が施
される。
【0023】上記のようにして画像の変化が大きかった
場合に予めその画像変化のを強調する信号処理を施した
データにより液晶表示パネル19が駆動され、残像とな
る影響成分が除去される。しかし、現ラインのデータと
1ライン前のデータとの間の変化量が大きい場合には、
動き検出回路16が静止画領域を検出したものとして動
作する。これにより静止画における輪郭部分等の輝度変
化の大きい部分であっても、動画領域であると判断され
ることはなく、静止画に対する正しい処理が実行され
る。
場合に予めその画像変化のを強調する信号処理を施した
データにより液晶表示パネル19が駆動され、残像とな
る影響成分が除去される。しかし、現ラインのデータと
1ライン前のデータとの間の変化量が大きい場合には、
動き検出回路16が静止画領域を検出したものとして動
作する。これにより静止画における輪郭部分等の輝度変
化の大きい部分であっても、動画領域であると判断され
ることはなく、静止画に対する正しい処理が実行され
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、第
nフレームのデータから第n−1フレームのデータを減
算し、その減算出力を設定基準値と比較し、設定基準値
より小さい場合に静止画領域、設定基準値より大きい場
合に動画領域であると判断して定数Kを出力するように
し、かつ、現ラインのデータと1ライン前のデータとを
比較し、その変化量がある設定値以上となった場合に上
記動き検出手段に対し、動画領域としての検出動作を行
なわないように構成したので、静止画における輪郭部分
等の輝度変化が大きい部分に対しても動画領域であると
誤検出する虞れがなく、動画領域でのみ画像変化を強調
する信号処理を行なうことができ、静止画の輪郭部分に
おけるノイズの発生を確実に防止して画像品質を向上し
得るものである。
nフレームのデータから第n−1フレームのデータを減
算し、その減算出力を設定基準値と比較し、設定基準値
より小さい場合に静止画領域、設定基準値より大きい場
合に動画領域であると判断して定数Kを出力するように
し、かつ、現ラインのデータと1ライン前のデータとを
比較し、その変化量がある設定値以上となった場合に上
記動き検出手段に対し、動画領域としての検出動作を行
なわないように構成したので、静止画における輪郭部分
等の輝度変化が大きい部分に対しても動画領域であると
誤検出する虞れがなく、動画領域でのみ画像変化を強調
する信号処理を行なうことができ、静止画の輪郭部分に
おけるノイズの発生を確実に防止して画像品質を向上し
得るものである。
【図1】本発明の一実施例に係る液晶駆動装置の回路構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図2】現在提案されている残像防止のための液晶駆動
装置の回路構成を示すブロック図。
装置の回路構成を示すブロック図。
11 A/D変換器 12 1フレーム遅延回路 13 減算器 14 乗算器 15 加算器 16 動き検出回路 17 リミッタ 18 セグメントドライバ 19 液晶表示パネル 20 コモンドライバ 31 ラインメモリ
Claims (1)
- 【請求項1】 第nフレームのデータから第n−1フレ
ームのデータを減算する減算手段と、 この減算手段の出力データを設定基準値と比較し、設定
基準値より小さい場合に静止画領域、設定基準値より大
きい場合に動画領域であると判断して定数Kを出力する
動き検出手段と、 上記第nフレームにおける現ラインのデータと1ライン
前のデータとを比較し、その変化量がある設定値以上と
なった場合に上記動き検出手段から静止画領域に対する
定数を出力させる制御手段と、 上記減算手段から出力されるデータをK/(1−K)倍
する乗算手段と、 この乗算手段から出力されるデータと上記第nフレーム
のデータとを加算する加算手段と、 この加算手段から出力されるデータにより液晶表示パネ
ルを駆動する駆動手段と、 を具備したことを特徴とする液晶駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148786A JP2536403B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 液晶駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148786A JP2536403B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 液晶駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646358A true JPH0646358A (ja) | 1994-02-18 |
JP2536403B2 JP2536403B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15460655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5148786A Expired - Lifetime JP2536403B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 液晶駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536403B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001010131A1 (en) | 1999-07-30 | 2001-02-08 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A system and method for motion compensation of image planes in color sequential displays |
US7106286B2 (en) | 2002-03-12 | 2006-09-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Liquid crystal displaying method |
WO2007026685A1 (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液晶表示装置、および液晶表示装置の駆動方法 |
JP2008129208A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Sharp Corp | 画像処理装置、液晶表示装置および画像処理方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5148786A patent/JP2536403B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001010131A1 (en) | 1999-07-30 | 2001-02-08 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A system and method for motion compensation of image planes in color sequential displays |
US7106286B2 (en) | 2002-03-12 | 2006-09-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Liquid crystal displaying method |
US7184008B2 (en) | 2002-03-12 | 2007-02-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Liquid crystal displaying method |
WO2007026685A1 (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液晶表示装置、および液晶表示装置の駆動方法 |
JP2008129208A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Sharp Corp | 画像処理装置、液晶表示装置および画像処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2536403B2 (ja) | 1996-09-18 |
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