JPH0646278A - 高電圧放電回路 - Google Patents

高電圧放電回路

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Publication number
JPH0646278A
JPH0646278A JP19439192A JP19439192A JPH0646278A JP H0646278 A JPH0646278 A JP H0646278A JP 19439192 A JP19439192 A JP 19439192A JP 19439192 A JP19439192 A JP 19439192A JP H0646278 A JPH0646278 A JP H0646278A
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JP
Japan
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video output
power
high voltage
picture tube
transistor
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Pending
Application number
JP19439192A
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English (en)
Inventor
Eiji Obara
英二 小原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源オフ時に受像管のアノード側に残存して
いる高電圧の放電を行なう高電圧放電回路であって、そ
の放電を行なわせるに十分な量の電子ビームが受像管の
カソード側から放射されるようにする。 【構成】 電源オフ時には第1制御トランジスタ13を
非導通状態に、第2制御トランジスタ14を導通状態に
して、Rドライブ調整用可変抵抗6を接続するドライブ
トランジスタ8を完全な導通状態にして第2映像出力ト
ランジスタ5のエミッタ側の抵抗値を減少させる。そし
て、その際第1、第2ダイオード16、17を導通状態
にして第2映像出力トランジスタ5のベース側に通常動
作時よりも大きなバイアス電圧V3を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源オフ時に陰極線管
のアノード側に残存している高電圧の放電を行なう高電
圧放電回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビジョン受像機に用い
られている陰極線管(以下、「受像管」という)の高電
圧放電回路は図3に示すような構成になっており、ここ
では映像信号として赤、緑、青の3原色信号(以下、
「R、G、B信号」という)を受像管のカソード側に供
給するもので、その内のR信号の供給構成について示し
ている。
【0003】即ち、1はチューナ、中間周波増幅器等を
介して送出されてくる受信信号に映像検波、色再生等の
信号処理を施してR、G、B信号、この場合R信号を出
力する信号処理回路、2は電源がオンした状態での通常
動作時に信号処理回路1からのR信号を増幅して受像管
3のR用のカソード側に出力する映像出力回路である。
【0004】この映像出力回路2は、そのベース側に供
給される信号処理回路1からのR信号をエミッタ側より
出力するコレクタ接地形の第1映像出力トランジスタ4
と、そのベース側に供給される第1映像出力トランジス
タ4からのR信号をコレクタ側より受像管3のR用のカ
ソード側に出力するエミッタ接地形の第2映像出力トラ
ンジスタ5と、通常所定の導通度での導通状態(所謂、
能動状態)となって第2映像出力トランジスタ5のエミ
ッタ側にRドライブ調整用可変抵抗6とコンデンサ7と
を接続するドライブトランジスタ8等から成っている。
【0005】ここで、受像管3には電源のオン状態でそ
のアノード側に高圧回路9からの高電圧が印加されて、
そのカソード側からR信号に応じたR用の電子ビームが
放射されるようになっており、その電子ビームは偏向回
路10によって水平、垂直方向に偏向されるようになっ
ている。
【0006】11は電源オフ時に受像管3のアノード側
に残存している高電圧を放電するための高電圧放電回路
で、12はリモートコントロール送信機からのリモート
コントロールによる電源のオン時にはHレベルの制御信
号が、そして電源のオフ時(所謂、スタンバイ時)には
Lレベルの制御信号が夫々印加される制御端子である。
【0007】そして、13は電源オフ時に印加されるL
レベルの制御信号によって非導通状態となる第1制御ト
ランジスタ、14は第1制御トランジスタ13の非導通
時に所定期間、即ちコンデンサ15の充電期間だけ導通
状態となる第2制御トランジスタで、その導通時にドラ
イブトランジスタ8を完全な導通状態(所謂、飽和状
態)にして第2映像出力トランジスタ5のエミッタ側の
抵抗値を減少させるようになっている。
【0008】尚、電源のオフ時には受像管3のアノード
側への高電圧やバイアス電圧V1、V2、V3の供給が
停止されることになり、その時バイアス電圧V1、V
2、V3は所定の時定数でもって立ち下がるようになっ
ている。
【0009】従って、リモートコントロールにより電源
がオフされ、制御端子12にLレベルの制御信号が印加
されると、第1制御トランジスタ13が非導通状態に、
第2制御トランジスタ14が導通状態になって、ドライ
ブトランジスタ8を完全な導通状態にすることで、第2
映像出力トランジスタ5のエミッタ側の抵抗値が減少さ
れることになる。
【0010】その結果、残存しているバイアス電圧V
1、V2によってまだ動作状態にある映像出力回路2の
第2映像出力トランジスタ5の出力ゲインが上昇してそ
のコレクタ側に出力を生じ、受像管3のR用のカソード
側より電子ビームが放射されることになり、受像管3の
アノード側に残存している高電圧が放電されることにな
る。尚、G、B信号も同様の構成にて受像管のG、B用
のカソード側に夫々供給されるようになっており、夫々
のドライブトランジスタが高電圧放電回路によって同様
に制御されることになる。ここで、G用のドライブトラ
ンジスタによって並列接続される抵抗は、その抵抗値が
固定になっているものとする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構成の高電圧放電回路では、電源オフ時に第2映像
出力トランジスタ5のベース側が残存しているバイアス
電圧V1のみとなるため、特にこのバイアス電圧V1が
あまり高くない場合には、その時第2映像出力トランジ
スタ5のエミッタ側の抵抗値を減少させてその出力ゲイ
ンを上昇させても、受像管3のカソード側から放射され
る電子ビーム量には限界があり、受像管のアノード側に
残存する高電圧を十分に放電させることができなかっ
た。
【0012】本発明はこのような点に鑑み成されたもの
であって、電源オフ時に受像管のアノード側に残存する
高電圧を十分に放電させることができる高電圧放電回路
を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、電源オフ時に陰極線管、この場合受像
管のアノード側に残存している高電圧の放電を行なう高
電圧放電回路であって、受像管のカソード側に映像信号
を供給する映像出力回路を電源オフ時に所定期間だけ動
作させ、その際に映像出力回路へのバイアス電圧を通常
動作時よりも増大させる手段を備えた構成としたもので
ある。
【0014】具体的に前記映像出力回路は、通常動作時
にバイアス電圧と共にベース側に供給される映像信号を
コレクタ側より受像管のカソード側に供給するエミッタ
接地形の映像出力トランジスタを含み、前記手段は、電
源オフ時に導通状態となって映像出力トランジスタのエ
ミッタ側の抵抗値を減少させるトランジスタと、同じく
電源オフ時に導通状態となってその映像出力トランジス
タのベース側に通常動作時よりも大きなバイアス電圧を
供給するダイオードとを含んでいるものである。
【0015】
【作用】このような構成によると、電源オフ時に映像出
力トランジスタの出力ゲインが上昇されると共にそのベ
ース電圧も増大されることになるので、電源オフ時に受
像管のカソード側からそのアノード側に残存する高電圧
を放電させるに十分な電子ビームが放射されることにな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例としてそのR信号の
供給構成について図面と共に説明する。尚、従来と同一
部分については同一符号を付すと共にその説明を省略す
る。本実施例では、図1に示すように電源オフ時にはド
ライブトランジスタ8を完全な導通状態にして第2映像
出力トランジスタ5のエミッタ側の抵抗値を減少させる
と共に、その際第1、第2ダイオード16、17を導通
状態にして第2映像出力トランジスタ5のベース側に通
常動作時よりも大きなバイアス電圧V3を供給するよう
にしたものである。
【0017】この時、バイアス電圧V3を第1映像出力
トランジスタ4のベース側にも供給して第1映像出力ト
ランジスタ4をカットオフ状態にすることで、第1映像
出力トランジスタ4がそのベース側に残存しているバイ
アス電圧により動作状態となって第2映像出力トランジ
スタ5のベース側に供給されるバイアス電圧を低下させ
るのを防止するようにしている。
【0018】従って、電源をオン状態にした通常の動作
時には、制御端子12にHレベルの制御信号が印加され
て第1制御トランジスタ13が導通状態に、第1、第2
ダイオード16、17及び第2制御トランジスタ14が
夫々非導通状態にあるので、信号処理回路1からのR信
号が動作状態にある第1、第2映像出力トランジスタ
4、5を通じて受像管3のR用のカソード側に供給され
ることになる。
【0019】そのため、受像管3のカソード側にはR信
号に応じた電子ビームが放射され、その際電子ビームが
偏向回路10によって水平、垂直方向に偏向されること
で、受像管3の画面に画像が形成されることになる。
【0020】次に、リモートコントロールにより電源が
オフされ、制御端子12にLレベルの制御信号が印加さ
れると、第1制御トランジスタ13が非導通状態に、即
ちA点の電圧がバイアス電圧V3によって図2(a)に
示すように立ち上がることで第1、第2ダイオード1
6、17及び第2制御トランジスタ14が導通状態にな
って、第1映像出力トランジスタ4をカットオフ状態
に、またドライブトランジスタ8を完全な導通状態にす
ることになる。
【0021】そのため、第2映像出力トランジスタ5の
エミッタ側の抵抗値が減少してその出力ゲインが上昇す
ると共にそのベース側にバイアス電圧V3が第1映像出
力トランジスタ4によって低下させられることなく供給
されることになる。尚、バイアス電圧V1も立ち下がる
までの間供給されることになる。
【0022】その結果、第2映像出力トランジスタ5が
動作してそのコレクタ側に白レベルよりも大きな出力が
生じて、即ちB点の電圧が図2(b)に示すように白レ
ベルよりも下げられることで、受像管3のR用のカソー
ド側より大量の電子ビームが放射されることになり、受
像管3のアノード側に残存している高電圧が一挙に放電
されることになる。
【0023】尚、電源オフ時に第2映像出力トランジス
タ5のエミッタ側の抵抗値を下げ且つそのベース側にバ
イアス電圧V3を供給する期間は、コンデンサ15の充
電時定数とバイアス電圧V3の立ち下がり時定数の調整
によって、偏向回路10による水平、垂直偏向が行なわ
れなくなる前に、即ち図2(c)(d)に示すように水
平、垂直偏向用バイアス電圧が立ち下がってその水平、
垂直偏向電流が流れなくなる前に終了するように設定さ
れている。
【0024】そのため、電源オフ時に受像管3のアノー
ド側に残存する高電圧の放電を、受像機3の画面全体を
一瞬輝かせて行なわせることができ、その画面上の一点
のみが白く輝いて消える、所謂スポット消えを生じてそ
の部分での蛍光体劣化を早めると云った不都合を生じな
い。
【0025】以上、本実施例ではR信号の場合について
のみ述べたが、G、B信号の場合も同様に構成されるも
のとし、またリモートコントロールによる電源オフでは
なく、受像機本体側の主電源スイッチによる電源オフの
場合についても同様である。また、ドライブ調整に用い
られるドライブトランジスタを使って映像出力トランジ
スタのエミッタ側の抵抗値を下げるようにしたが、これ
に限定されるものでもない。
【0026】
【発明の効果】上述した如く本発明に依れば、受像管の
カソード側に映像信号を供給するエミッタ接地形の映像
出力トランジスタの出力ゲインとベース電圧を、電源オ
フ時に通常動作時よりも増大させるようにしているの
で、電源オフ時に受像管のアノード側に残存する高電圧
を放電させるに十分な量の電子ビームを、そのカソード
側から放射させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体的な回路構成例を示す図。
【図2】 その電圧波形を示す図。
【図3】 従来の回路構成例を示す図。
【符号の説明】
2 映像出力回路 3 受像管 4、5 第1、第2映像出力トランジスタ 10 偏向回路 13、14 第1、第2制御トランジスタ 16、17 第1、第2ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源オフ時に陰極線管のアノード側に残
    存している高電圧の放電を行なう高電圧放電回路であっ
    て、陰極線管のカソード側に映像信号を供給する映像出
    力回路を電源オフ時に所定期間だけ動作させ、その際に
    映像出力回路へのバイアス電圧を通常動作時よりも増大
    させる手段を備えていることを特徴とする高電圧放電回
    路。
  2. 【請求項2】 前記映像出力回路は、通常動作時にバイ
    アス電圧と共にベース側に供給される映像信号をコレク
    タ側より陰極線管のカソード側に供給するエミッタ接地
    形の映像出力トランジスタを含み、前記手段は、電源オ
    フ時に導通状態となって映像出力トランジスタのエミッ
    タ側の抵抗値を減少させるトランジスタと、同じく電源
    オフ時に導通状態となってその映像出力トランジスタの
    ベース側に通常動作時よりも大きなバイアス電圧を供給
    するダイオードとを含んでいることを特徴とする請求項
    1に記載の高電圧放電回路。
JP19439192A 1992-07-22 1992-07-22 高電圧放電回路 Pending JPH0646278A (ja)

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JP19439192A JPH0646278A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 高電圧放電回路

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JP19439192A JPH0646278A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 高電圧放電回路

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JPH0646278A true JPH0646278A (ja) 1994-02-18

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