JPH0646172Y2 - 呼び線ガイド装置 - Google Patents

呼び線ガイド装置

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JPH0646172Y2
JPH0646172Y2 JP7876191U JP7876191U JPH0646172Y2 JP H0646172 Y2 JPH0646172 Y2 JP H0646172Y2 JP 7876191 U JP7876191 U JP 7876191U JP 7876191 U JP7876191 U JP 7876191U JP H0646172 Y2 JPH0646172 Y2 JP H0646172Y2
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JP
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guide device
line
nominal
nominal line
concave groove
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JP7876191U
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JPH0523717U (ja
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實 高橋
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實 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地中に埋設されている
管路に各種の配線の導通作業を行う際に使用する呼び線
のガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地中に埋設されている電線管
などの管路内にケーブルなどの線材を挿通して配線する
には、可撓性の合成樹脂などからなる呼び線を管路の一
端開口部から他端開口部まで導入し、該他端開口部にお
いてその誘導金具にケーブルなどの線材を連結した後、
呼び線を引き戻して配線している。
【0003】しかしながら、呼び線を管路に導入して行
く時に、埋設管などの管路の継ぎ目や段差、あるいは湾
曲部分や屈曲部分に呼び線が引っ掛かって管路内を円滑
に挿通させる事が出来なかった。
【0004】特に、管路の長さが150m〜300m位の長尺
の場合、管と管の継ぎ目や段差が数箇所あるため、その
継ぎ目や段差に引っ掛かると呼び線に大きな推進力を与
えなければならず、呼び線が折損したり大きく撓んだり
して管内を円滑に押し進める事が困難であった。
【0005】そこで、図10に示すように、呼び線(2')
を挾持するための一対の挾持片(1a')(1b')と、前記挾持
片(1a')(1b')の外周に装着され、管路を複数個の転子
(5')とで構成された呼び線ガイド装置(B)というものが
提案され、線材の適所にガイド装置(B)を挾持固着して
管路内に呼び線(2')を円滑に挿通させるようにしてい
た。
【0006】ところが、この呼び線ガイド装置(B)の挾
持片(1a')(1b')の対向内面に形成された凹溝(3')は、単
なる半円形のものであったため、呼び線(2')の胴部(2
a')を挾持する事は出来るものの、2本の呼び線(2')の
先端金具(図示せず)を同時に挾持して接続する事ができ
ず(即ち、2本の呼び線(2')の先端金具を同時に挾持し
ても先端金具を係止固定する事が出来ないので、呼び線
(2')に張力がかかると抜け落ちてしまう。)、呼び線
(2')の全長より管路(4')の方が長い場合には、呼び線
(2')による配線挿通作業が出来なくなるという問題があ
った。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
呼び線を途中で接続する事ができて呼び線の全長より管
路の方が長いでも支障なく呼び線による配線挿通作業が
出来るようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の前記解決課題に
対する手段は、請求項1に示すように、 呼び線(2)
を挾持するための凹溝(3)がその対向内面に対向して形
成されている一対の挾持片(1a)(1b)と、 前記挾持片
(1a)(1b)の外周に装着され、管路(4)内を転動する複数
個の転子(5)とで構成された呼び線ガイド装置(A)におい
て、 凹溝(3)の開口部分の内径より内側部分の内径
を大に形成し、凹溝(3)の開口部分に係止用開口段部(6)
を設けた事を特徴とする。これにより、呼び線ガイド装
置(A)の凹溝(3)の係止用開口段部(6)に2本の呼び線(2)
の先端金具(14)を係合して両者を接続する事が出来、呼
び線(2)の全長より管路(4)の方が長いでも支障なく配線
挿通作業が出来るようになった。
【0009】
【実施例】以下、本考案の呼び線ガイド装置(A)を図示
実施例に従って説明する。(1a)(1b)は一対の挾持片で、
例えばアルミ押出成形品を切断したもので、半円筒状部
(1c)の外面に90°の角度で一対のU型フィン(9)を突
設してあり、転子(5)がこのU型フィン(9)に回転自在に
回転軸(10)によって取り付けられている。
【0010】挾持片(1a)(1b)を構成する半円筒状部(1c)
の対向内面には、呼び線(2)を挾持するための凹溝(3)が
形成されている。本実施例では、凹溝(3)の形状は断面
半円状で、凹溝(3)の開口部分の内径より内側部分の内
径を大に形成し、凹溝(3)の開口部分に係止用開口段部
(6)が設けられている。
【0011】両挾持片(1a)(1b)の一端には、蝶着部(11)
が形成されており、蝶着部(11)に挿通された蝶着軸(12)
にて両挾持片(1a)(1b)が開閉自在に蝶着されている。(1
2)は蝶着軸に取り付けられたスプリング(13)で、両挾持
片(1a)(1b)の蝶着部(11)側のU型フィン(9)の外面に当
接して両挾持片(1a)(1b)を閉じる方向に押圧付勢してい
る。
【0012】呼び線(2)の先端部分には、図4に示すよ
うに先端が鏃状になっており、首(15)の部分が凹溝(3)
の係止用開口段部(6)に合わせてくびれている先端金具
(14)が装着されている。
【0013】このように構成した呼び線ガイド装置(A)
の使用態様に付いて述べると、図5に示すようにリール
(16)に巻き取られていた呼び線(2)を繰り出しながら管
路(4)である埋設管の一端開口部から他端開口部に向か
って呼び線(2)を挿入して行く際に、該呼び線(2)に所望
の間隔で呼び線ガイド装置(A)…を取り付け、呼び線ガ
イド装置(A)の転子(5)を埋設管(4)の内周に転接させつ
つ呼び線(2)を挿入して行く。この状態を図5、図7及
び図8に示す。図7は2つの転子(5)によって埋設管(4)
内をガイドされている状態であり、図8は1つの転子
(5)によって埋設管(4)内をガイドされている状態であ
る。この際、埋設管(4)に屈曲部分や湾曲部分乃至段差
や継ぎ目があり、これを通過する際に呼び線(2)に捩れ
が生じてもいずれかの転子(5)が埋設管(4)の内面を転動
して行き、スムーズに挿入されて行く。
【0014】ここで、呼び線(2)の全長が埋設管(4)の全
長より短い場合には、図4に示すように呼び線ガイド装
置(A)にて接続し、挿入作業を継続する。図6は2本の
呼び線(2)が接続されて埋設管(4)内を挿入されている状
態の正面図である。
【0015】呼び線ガイド装置(A)による2本の呼び線
(2)の接続方法は、図4によって分かるようにスプリン
グ(13)に抗して両挾持片(1a)(1b)を開き、呼び線(2)の
先端金具(14)の首(15)を凹溝(3)の係止用開口段部(6)に
嵌め込み、然る後、両挾持片(1a)(1b)を閉じて突き合わ
せに設置された先端金具(14)を固定し、2本の呼び線
(2)を接続する。
【0016】この呼び線ガイド装置(A)は呼び線(2)の先
端だけでなく、呼び線(2)の胴部(2a)を前記凹溝(3)に嵌
め込み、凹溝(3)の係止用開口段部(6)にて呼び線(2)の
胴部(2a)を挾持する事により、呼び線(2)の任意の位置
に取り付ける事も出来る。
【0017】このようにして、呼び線ガイド装置(A)に
案内されながら呼び線(2)の先端に取り付けている誘導
金具(8)が埋設管(4)の他端開口部に達すると、当該誘導
金具(8)にケーブル(図示せず)の先端を取り付け、然る
後、呼び線(2)を一端開口部側に引き戻し、埋設管(4)内
に当該ケーブルを配設するのである。
【0018】尚、以上の実施例において、一対の挾持片
(1a)(1b)に凹設した凹溝(3)は断面半円形状のものを示
したが、これに限られず、V字状やその他適宜形状を採
用する事ができる。
【0019】
【考案の効果】叙述のように本考案の呼び線ガイド装置
にあっては、呼び線を挾持するための凹溝がその対向内
面に対向して形成されている一対の挾持片と、前記挾持
片の外周に装着され、管路を複数個の転子とで構成され
た呼び線ガイド装置において、凹溝の開口部分の内径よ
り内側部分の内径を大に形成し、凹溝の開口部分に係止
用開口段部を設けたので、2本の呼び線の先端に装着し
た先端金具の首部分を凹溝の両側の開口部分に設けた係
止用開口段部に係合固定して接続する事ができ、たと
え、呼び線の全長が埋設管の全長よりも短い場合でも呼
び線の埋設管への挿入作業を中止する事なく行えるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の斜視図
【図2】本考案の1実施例の側面図
【図3】本考案の1実施例の正面図
【図4】本考案による呼び線の接続状態を示す断面図
【図5】本考案による呼び線の埋設管への挿入作業を示
す断面図
【図6】図5における呼び線の接続状態の拡大正面図
【図7】本考案の呼び線ガイド装置の埋設管内での通過
状態の1例を示す断面図
【図8】本考案の呼び線ガイド装置の埋設管内での通過
状態の他の例を示す断面図
【図9】本考案による呼び線の胴部保持状態を示す断面
【図10】従来例の断面図
【符号の説明】
(A)…本考案の呼び線ガイド装置 (B)…従来の呼び線ガイド装置 (1a)(1b)…挾持片 (2)…呼び線 (3)…凹溝 (4)…管路 (5)…転子 (6)…係止用開口段部 (7)…線材 (8)…誘導金具 (9)…U型フィン (10)…回転軸 (11)…蝶着部 (12)…蝶着軸 (13)…スプリング (14)…先端金具 (15)…首 (16)…リール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼び線を挾持するための凹溝がその対
    向内面に対向して形成されている一対の挾持片と、前記
    挾持片の外周に装着され、管路内を転動する複数個の転
    子とで構成された呼び線ガイド装置において、 凹溝の開口部分の内径より内側部分の内径を大に形成
    し、凹溝の開口部分に係止用開口段部を設けた事を特徴
    とする呼び線ガイド装置。
JP7876191U 1991-09-02 1991-09-02 呼び線ガイド装置 Expired - Lifetime JPH0646172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7876191U JPH0646172Y2 (ja) 1991-09-02 1991-09-02 呼び線ガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7876191U JPH0646172Y2 (ja) 1991-09-02 1991-09-02 呼び線ガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0523717U JPH0523717U (ja) 1993-03-26
JPH0646172Y2 true JPH0646172Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=13670890

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7876191U Expired - Lifetime JPH0646172Y2 (ja) 1991-09-02 1991-09-02 呼び線ガイド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256526A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Pekku Technical:Kk 管内走行用車輪構造体

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JPH0523717U (ja) 1993-03-26

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