JPH0646085Y2 - 合成,分波装置のシ−ルド機構 - Google Patents

合成,分波装置のシ−ルド機構

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JPH0646085Y2
JPH0646085Y2 JP12607587U JP12607587U JPH0646085Y2 JP H0646085 Y2 JPH0646085 Y2 JP H0646085Y2 JP 12607587 U JP12607587 U JP 12607587U JP 12607587 U JP12607587 U JP 12607587U JP H0646085 Y2 JPH0646085 Y2 JP H0646085Y2
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秀一 和田
耕一 竹原
透 谷崎
重次 荒川
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、合成,分波装置、例えば自動車電話用の無線
基地局に採用される送信共用装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車用電話で通話する場合、この移動局と通話相手と
の送信,受信信号を中継するために、各無線ゾーンごと
に無線基地局が設置されている。この無線基地局には、
多数の無線チャンネル、つまり送信,受信機を配設する
必要があり、従来この多数の送,受信機に対して1つの
アンテナを共用するアンテナ共用装置が採用されてい
る。このアンテナ共用装置には、多数の送,受信機が互
いに干渉せず、しかも他へ妨害となる信号を放射しない
ようにするために送信波と受信波とを共用する送,受信
共用装置および多数の送信機からの送信波を合成する送
信共用装置が不可欠である。
第9図は、一般的な送信共用装置の概略構成を示し、こ
の装置は主として送信機出力の逆流を防止するアイソレ
ータ20、バンドパスフィルタとして機能するチャンネル
フィルタ21及び各送信信号を合成して送出するパワー合
成部22をそれぞれ電気的,機械的に接続して構成されて
いる。また、このパワー合成部22は、受信帯域で大きな
減衰量を持つアンテナフィルタ24を介して1つのアンテ
ナ25に接続されている。
このような送信共用装置において、上記チャンネルフィ
ルタ21をパワー合成部22に接続する場合、従来、第8図
に示すように、チャンネルフィルタ21のキャビティ21a
内に配設された出力ループ26と、支持基板30に取り付け
られた上記パワー合成部22を構成するジャンクションボ
ックス27とを、コネクタ29を有する同軸ケーブル28によ
って接続している。なお、31は誘電体共振器,32は入力
ループであり、該入力ループ32は入力ケーブル33を介し
て図示しないアイソレータに接続されている。
ところで、上記支持基板30には、多数のチャンネルフィ
ルタ21が設置されることから、該フィルタ21の設置スペ
ースをできるだけ縮小する必要がある。しかしながら、
上記従来のチャンネルフィルタ21ではコネクタ29等を介
して接続することから、それだけ設置スペースが拡大さ
れるという問題点がある。
そこで、本件考案者らは上記従来の問題点を解決するた
めに、第3図ないし第7図に示すような接続構造を提案
した。
図において、1はチャンネルフィルタを2組つづ縦方向
に配設できるように構成された支持基板であり、該支持
基板1には各組ごとに4本のガイドピン2が該支持基板
1の取付面に対して直角方向に植設されている。また、
上記支持基板1には出力ループ4を突出してなるジャン
クションボックス3が配設されている。
5はチャンネルフィルタであり、これは本体と閉塞板と
を有するキャビティ5aと、該キャビティ5aを支持する枠
体6とから構成されている。上記本体はセラミックス製
円筒の外周面に銀等の薄膜を焼き付け形成してなり、TE
01δモード誘電体共振器を内蔵している。また上記閉塞
板は本体の両端で該本体と一体化しており、かつ表面に
銀等の薄膜が焼き付け形成されている。上記枠体6は、
操作板7と上記キャビティ5aに固定された実装板8とを
対向させるとともに、該操作板7及び実装板8間の四隅
部分に、上記各ガイドピン2が挿通されるガイドパイプ
9を挿入固定して構成されている。また、上記実装板8
の底面には上記キャビティ5a内に配設された入力ループ
に接続された同軸ケーブル10が接続されており、さらに
上記出力ループ4が挿入される挿入孔11が形成されてい
る。なお、6aは把手である。
上記チャンネルフィルタ5をジャンクションボックス1
に接続する場合は、該フィルタ5を、これのガイドパイ
プ9内に上記ガイドピン2が挿通されるように支持基板
1面に当接させるだけで、上記挿通孔11内に出力ループ
4を収容でき、上記チャンネルフィルタ5とジャンクシ
ョンボックス3とを直接接続できるので、従来のコネク
タ29等を廃止でき、その分設置スペースを縮小できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記支持基板1には多数のチャンネルフィル
タ5が装着されるが、この場合、不要のチャンネルフィ
ルタを取り外すと、上記出力ループ4はジャンクション
ボックス3の上面に露出されることになり、このまま放
置すれば該ループ4から電磁波が漏れたり、外力が加わ
って損傷する場合があり、そのため該出力ループ4をシ
ールドする必要が生じる。この場合、ただ出力ループ4
をキャップ等により囲うだけでは、上記ジャンクション
ボックス3内に配設された同軸ケーブルの電気長が変動
し、チャンネルフィルタ装着時の位相条件と異なること
から、この位相条件を一致させる必要がある。このよう
な課題は、信号を合成する場合のみならず信号を分波す
る場合にもある。
そこで、本考案の目的は、上記チャンネルフィルタ装着
時と同一の位相になるような合成,分波装置のシールド
機構を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、入,出力ループを有するジャンクションボッ
クスが配設された支持基板上に、チャンネルフィルタを
これの入,出力部が上記入,出力ループに結合されるよ
う着脱自在に装着してなる合成,分波装置において、チ
ャンネルフィルタが取り外された入,出力ループのシー
ルド機構であって、該チャンネルフィルタが取り外され
た入,出力ループに、チャンネルフィルタ装着時と同一
の位相となる内部形状を有するショートキャップを装着
したことを特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る合成,分波装置のシールド機構によれば、
入,出力ループにショートキャップを装着したので、外
力による入,出力ループの損傷等を防止でき、しかも上
記ショートキャップの内部形状をフィルタ装着時の位相
条件に一致するようにしたので、同軸ケーブルの電気長
を変動させることがなく、電磁波の漏れを防止して合
成,分波装置の電気的特性を補償できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による送信共用装
置のシールド機構を説明するための図であり、本実施例
のシールド機構は、第3図ないし第7図において説明し
た送信共用装置に適用した場合を例にとって説明する。
図中、第3図ないし第7図と同一符号は同一又は相当部
分を示す。
本実施例の支持基板1上のチャンネルフィルタ5が取り
外された側の出力ループ4には、ショートキャップ12が
装着されている。このショートキャップ12は、金属製の
本体13に蓋部14を固着して構成されており、該蓋部14の
両端には上記支持基板1のジャンクションボックス3を
挟んで対向する一対のガイドピン2が挿通される挿通孔
14aが形成されている。
また、上記本体13は底壁13aを有する略筒状のもので、
この底壁13aには、上記ジャンクションボックス3の凸
部3aが嵌合する大きさの挿通孔15が設けられており、さ
らに該底壁13aの上面には、環状の板ばね16が締着され
ており、これの内端は上記凸部3aの上面に当接してお
り、これにより安定した電気的接触が保持されるように
なっている。また、上記本体13の両側には支持基板1に
当接する側壁13bが一体に形成されている。さらに、こ
の側壁13b内には固定ピン17が貫通されており、これは
蓋部3を貫通して上記支持基板1に当接している。上記
固定ピン17の下端には抜け防止のためのEリング18が配
設されており、該Eリング18の下方にはねじが形成され
ており、このねじは上記支持基板1に形成されたタップ
ねじ1aに螺挿され、これにより上記ショートキャップ12
は支持基板1に固定されていることとなる。
そして、上記本体13内は、上記チャンネルフィルタ5装
着時と同一の位相になるような内部形状、つまり所定の
内径D及び深さhを有する円柱状の空間部Aになってい
る。即ち該空間部Aは、上記ショートキャップ12をジャ
ンクションボックス3の出力ループ4に装着した場合の
電気長が、チャンネルフィルタ5を装着した時の電気長
と同じλ/4になるように形成されており、該送信共用装
置の電気的特性を補償するためのものである。
ここで上記ショートキャップ12の空間部Aの容積と、ル
ープ4の電気長との関係についてさらに詳述する。
一般にジャンクションボックス3を支持基板1上に配設
した合成・分波装置では、入出力ループの電気長といっ
た場合はジャンクションボックス3を含めて考えるもの
で、例えば第9図において説明すれば、同図の主線路、
すなわちアンテナフィルタ24から同図における右方向に
延びる伝送線路から上下に分岐している点aからループ
bの先端までの電気長を考えるものである。そして本考
案では、ショートキャップ12を装着した状態で、上記分
岐点aからみた電気長がチャンネルフィルタ5装着時と
同一位相となるようにしたものである。
この場合、ショートキャップ12装着時のループ4の電気
長は、ショートキャップ12の容積が変動するに伴って変
化する。例えば、ループ4の周囲にショートキャップ12
を装着した場合、該キャップ12の側壁あるいは天井壁が
ループ4に近ければ近いほど(内径D,深さhが小さいほ
ど)、すなわちショートキャップ12の容積が小さければ
小さいほど周波数が高くなり、ループ4の電気長は短く
なる。逆にショートキャップ12の側壁あるいは天井壁が
ループ4から遠ければ遠いほど(内径D,深さhが大きい
ほど)、すなわちショートキャップ12の容積が大きけれ
ば大きいほど周波数が低くなり、ループ4の電気長は長
くなる。
そして上記チャンネルフィルタ5装着時のループ4の電
気長は既知であるから、この電気長と同一位相となるよ
うに上記ショートキャップ4の容積あるいは内径D,深さ
hを設定すればよく、これによりショートキャップ12を
装着した状態で、上記分岐点aからみた電気長がチャン
ネルフィルタ5装着時と同一位相となるようにすること
ができる。
次に本実施例の作用効果について説明する。
上記送信共用装置では、各送信機から送出された送信信
号は、アイソレータから各チャンネルフィルタ5を通っ
た後、ジャンクションボックス3からアンテナフィルタ
を通ってアンテナから送出される。そして、上記装置で
は、不要のチャンネルフィルタ5を取り外すと、出力ル
ープ4が露出することから、該出力ループ4にショート
キャップ12を装着することになる。
この場合、上記ショートキャップ12を、これの挿通孔14
a内に2本のガイドピン2が挿通されるように装着して
支持基板1に当接させ、固定ピン17をタップねじ1a内に
締着すればよい。このとき本実施例のショートキャップ
12は、チャンネルフィルタ5装着時と位相条件を一致さ
せることとなる。
このように本実施例によれば、チャンネルフィルタ5が
取り外された後の出力ループ4に、該フィルタ5装着時
と同一の位相の空間部Aを有するショートキャップ12を
装着したので、上記出力ループ4の露出による電磁波の
漏れや外力からの損傷を防止できるとともに、位相の変
動を回避できる。
また、上記ショートキャップ12は挿通孔14aが2本のガ
イドピン2にガイドされながら装着されるから、装着時
に出力ループ4に接触して損傷させる危険はない。さら
に、装着状態ではジャンクションボックス3の凸部3aに
板ばね16が当接するので、安定した電気的接触を確保で
きる。
なお、上記実施例では送信共用装置の出力ループを例に
とって説明したが、本考案は入力結合部分をループで実
現したものにも適用でき、また入力ループと出力ループ
の両方を備えたものにも適用できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る合成,分波装置のシールド機
構によれば、チャンネルフィルタの取り外された入,出
力ループに、チャンネルフィルタ装着時と同一の位相の
内部形状を有するショートキャップを装着したので、外
力による損傷や電磁波の漏れ等を防止でき、しかも位相
の変動を回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例による送信共用装
置のシールド機構を説明するための図であり、第1図は
そのショートキャップの装着状態を示す斜視図、第2図
(a)は第1図のIIa−IIa線断面図、第2図(b)は第
1図のIIb−IIb線断面図、第3図(a)及び第3図
(b)はそれぞれ送信共用装置の支持基板を示す側面
図,正面図、第4図(a)及び第4図(b)はそれぞれ
チャンネルフィルタを示す側面図,底面図、第5図は支
持基板にチャンネルフィルタを装着する状態を示す側面
図、第6図はその出力ループの挿入状態を示す側面図、
第7図は支持基板にチャンネルフィルタを装着した状態
を示す側面図、第8図は従来の支持基板にチャンネルフ
ィルタを装着した状態を示す図、第9図は送信共用装置
の概略構成を示す図である。 図おいて、1は支持基板、3はジャンクションボック
ス、4は出力ループ、5はチャンネルフィルタ、11は挿
入孔(出力部)、12はショートキャップである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷崎 透 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)考案者 荒川 重次 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入,出力ループを有するジャンクションボ
    ックスを支持基板上に配設し、チャンネルフィルタをこ
    れの入,出力部がそれぞれ上記入,出力ループに結合さ
    れるよう上記支持基板に着脱自在に装着してなる合成,
    分波装置において、チャンネルフィルタが取り外された
    入,出力ループのシールド機構であって、該チャンネル
    フィルタが取り外された入,出力ループに、チャンネル
    フィルタ装着時と同一の位相となる内部形状を有するシ
    ョートキャップを装着したことを特徴とする合成,分波
    装置のシールド機構。
JP12607587U 1987-08-18 1987-08-18 合成,分波装置のシ−ルド機構 Expired - Lifetime JPH0646085Y2 (ja)

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JP12607587U JPH0646085Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18 合成,分波装置のシ−ルド機構

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JPS6430903U JPS6430903U (ja) 1989-02-27
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JPS6430903U (ja) 1989-02-27

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