JPH0645859A - 振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振動子 - Google Patents
振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振動子Info
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- JPH0645859A JPH0645859A JP21449391A JP21449391A JPH0645859A JP H0645859 A JPH0645859 A JP H0645859A JP 21449391 A JP21449391 A JP 21449391A JP 21449391 A JP21449391 A JP 21449391A JP H0645859 A JPH0645859 A JP H0645859A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 抵抗溶接時の金属屑の飛散を防止する作業性
を良好として振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振
動子を提供する。 [構成] ベースとカバーのフランジを当接して抵抗溶
接し、水晶片を密閉封入してなる金属容器において、前
記フランジのいずれか一方の接合面に設けられた溶接用
突起とは別個に、前記フランジの他方の接合面に該溶接
用突起の先端部を位置決めする位置決用突起を複数箇所
に設けた構成とする。
を良好として振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振
動子を提供する。 [構成] ベースとカバーのフランジを当接して抵抗溶
接し、水晶片を密閉封入してなる金属容器において、前
記フランジのいずれか一方の接合面に設けられた溶接用
突起とは別個に、前記フランジの他方の接合面に該溶接
用突起の先端部を位置決めする位置決用突起を複数箇所
に設けた構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗溶接による振動子
用金属容器及びこれを用いた水晶振動子を利用分野と
し、特に抵抗溶接時における金属屑の発生を防止する振
動子用金属容器の構造に関する。
用金属容器及びこれを用いた水晶振動子を利用分野と
し、特に抵抗溶接時における金属屑の発生を防止する振
動子用金属容器の構造に関する。
【0002】
【発明の背景】水晶振動子は共振特性に優れることか
ら、種々の電子機器に周波数及び時間の基準源等として
有用されている。近年では、小型化を計るとともに、通
信事情等による周波数偏差等の仕様が一段と厳しく、よ
り高度のものが望まれている。このようなものの一つ
に、抵抗溶接時における金属屑の発生を防止して振動特
性を良好に維持するものがある(参照:特開平2−25
7656号公報)。
ら、種々の電子機器に周波数及び時間の基準源等として
有用されている。近年では、小型化を計るとともに、通
信事情等による周波数偏差等の仕様が一段と厳しく、よ
り高度のものが望まれている。このようなものの一つ
に、抵抗溶接時における金属屑の発生を防止して振動特
性を良好に維持するものがある(参照:特開平2−25
7656号公報)。
【従来技術】第3図乃至第5図はこのような従来技術の
一例を示す水晶振動子の図である。なお、第3図は水晶
振動子の断面図、第4図は同一部断面図、第5図(a)
はカバ−の正面図、同図(b)は同開口面側の平面図で
ある。水晶振動子は金属容器1内に水晶片2を密閉封入
して構成される。金属容器1はリード線3の絶縁貫通し
たベース4とカバー5とからなる。ベース4とカバー5
はいずれもその外周に抵抗溶接により接合されるフラン
ジ6、7を有する。ベースフランジ6には周回する溶接
用突起8を、カバーフランジ7には周回する飛散防止用
突起9を設けてなる。溶接用突起8は接合面の外周側と
し、飛散用防止突起9はその内周側とする。そして、飛
散防止用突起9は溶接用突起8よりもその高さを小さく
する。なお、ベース4及びカバー5は、いずれもそれら
の母体をFeとし、表面にNi膜をメッキにより設けら
れる。そして、特に、表面上のNi膜を溶融させて接合
する。水晶片2は例えば矩形状とし、両主面にそれぞれ
引出電極の延出する励振電極10を有する。そして、両
端外周部をリード線3に一体適に形成されたサポータ1
1により保持される。このようなものでは、抵抗溶接時
に生ずるスパーク等に起因した溶接用突起8から発生す
る金属屑を、飛散防止用突起9が遮蔽するので、その内
部侵入を防止する。そして、金属屑の水晶片2への付着
を減少させるので振動特性を良好に維持できる。
一例を示す水晶振動子の図である。なお、第3図は水晶
振動子の断面図、第4図は同一部断面図、第5図(a)
はカバ−の正面図、同図(b)は同開口面側の平面図で
ある。水晶振動子は金属容器1内に水晶片2を密閉封入
して構成される。金属容器1はリード線3の絶縁貫通し
たベース4とカバー5とからなる。ベース4とカバー5
はいずれもその外周に抵抗溶接により接合されるフラン
ジ6、7を有する。ベースフランジ6には周回する溶接
用突起8を、カバーフランジ7には周回する飛散防止用
突起9を設けてなる。溶接用突起8は接合面の外周側と
し、飛散用防止突起9はその内周側とする。そして、飛
散防止用突起9は溶接用突起8よりもその高さを小さく
する。なお、ベース4及びカバー5は、いずれもそれら
の母体をFeとし、表面にNi膜をメッキにより設けら
れる。そして、特に、表面上のNi膜を溶融させて接合
する。水晶片2は例えば矩形状とし、両主面にそれぞれ
引出電極の延出する励振電極10を有する。そして、両
端外周部をリード線3に一体適に形成されたサポータ1
1により保持される。このようなものでは、抵抗溶接時
に生ずるスパーク等に起因した溶接用突起8から発生す
る金属屑を、飛散防止用突起9が遮蔽するので、その内
部侵入を防止する。そして、金属屑の水晶片2への付着
を減少させるので振動特性を良好に維持できる。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成の水晶振
動子では、カバーフランジ7の全周に形成する飛散防止
用突起9の特に高さ寸法に起因して次の問題があった。
すなわち、飛散防止用突起9が所定の寸法より大きい場
合には、抵抗溶接時に溶接用突起8のみならず、飛散防
止用突起9もその先端が当接して通電し、その部分にて
同様に金属屑を発生する。また、所定の寸法より小さい
場合には、溶接用突起8からの金属屑が遮蔽しきれず内
部への侵入を防止できなくなる。このため、飛散防止用
突起9の高さを適切な寸法に決定すること、及びそのた
めの高精度の加工技術を必要とするが、現実的には後述
する溶接条件等の問題もあって、飛散防止用突起9をフ
ランジ全周に、適切な高さとして、しかも例えばプレス
加工等によりその通りに形成することを困難としてい
た。特に、フランジの幅を小さくして小型化を余儀なく
される現状においては、その問題を大きなものとしてい
た。このようなことから、本発明者は、飛散防止用突起
のない溶接用突起のみ設けられた一般の金属容器につい
て、抵抗溶接時における金属屑の発生原因を究明した。
そして、次のことを認識した。すなわち、カバー5の内
寸法(開口面)は、確実に嵌挿するため、ベース4の外
形より、大きめに設定される。したがって、抵抗溶接時
においては、第6図に示したように、溶接用突起8の先
端がカバーフランジ7の平坦面に全周にわたって当接す
る場合や「同図(a)」、あるいはその一部が傾斜面に
当接する場合がある「同図(b)」。そして、全周にわ
たって当接する場合は、いずれの箇所でも、電流等の接
合条件は同じになる。これに対し、溶接用突起8の一部
が傾斜面に当接する場合は、平坦面の箇所とは電流等の
接合条件を異にする。すなわち、平坦面においては、両
者間における押圧力を均一にして密接度を良好にするた
め、小電流でもその部分のNiが溶融して接合される。
しかし、傾斜面においては押圧力が分散されて密接度が
不十分になる。そのため、Niの溶融量を多くして接合
することになることから、大電流を要することになる。
したがって、ベース4とカバー5とを完全に封止するた
めには、平坦面における必要な溶接電流ではなく、傾斜
面における溶接電流を基準にして接合条件を設定しなけ
ればならない。その結果、平坦面においては、過電流と
なってNiが必要以上に溶融する。また、傾斜面におい
ては、密接度が不十分でギャップを生ずることからスパ
ーク等を起こし、金属屑を発生する。このようなことか
ら、実際には、溶接時の圧力や電流等の最適条件の設定
をきわめて困難とし、金属屑の発生を抑制しきれないと
認識した。
動子では、カバーフランジ7の全周に形成する飛散防止
用突起9の特に高さ寸法に起因して次の問題があった。
すなわち、飛散防止用突起9が所定の寸法より大きい場
合には、抵抗溶接時に溶接用突起8のみならず、飛散防
止用突起9もその先端が当接して通電し、その部分にて
同様に金属屑を発生する。また、所定の寸法より小さい
場合には、溶接用突起8からの金属屑が遮蔽しきれず内
部への侵入を防止できなくなる。このため、飛散防止用
突起9の高さを適切な寸法に決定すること、及びそのた
めの高精度の加工技術を必要とするが、現実的には後述
する溶接条件等の問題もあって、飛散防止用突起9をフ
ランジ全周に、適切な高さとして、しかも例えばプレス
加工等によりその通りに形成することを困難としてい
た。特に、フランジの幅を小さくして小型化を余儀なく
される現状においては、その問題を大きなものとしてい
た。このようなことから、本発明者は、飛散防止用突起
のない溶接用突起のみ設けられた一般の金属容器につい
て、抵抗溶接時における金属屑の発生原因を究明した。
そして、次のことを認識した。すなわち、カバー5の内
寸法(開口面)は、確実に嵌挿するため、ベース4の外
形より、大きめに設定される。したがって、抵抗溶接時
においては、第6図に示したように、溶接用突起8の先
端がカバーフランジ7の平坦面に全周にわたって当接す
る場合や「同図(a)」、あるいはその一部が傾斜面に
当接する場合がある「同図(b)」。そして、全周にわ
たって当接する場合は、いずれの箇所でも、電流等の接
合条件は同じになる。これに対し、溶接用突起8の一部
が傾斜面に当接する場合は、平坦面の箇所とは電流等の
接合条件を異にする。すなわち、平坦面においては、両
者間における押圧力を均一にして密接度を良好にするた
め、小電流でもその部分のNiが溶融して接合される。
しかし、傾斜面においては押圧力が分散されて密接度が
不十分になる。そのため、Niの溶融量を多くして接合
することになることから、大電流を要することになる。
したがって、ベース4とカバー5とを完全に封止するた
めには、平坦面における必要な溶接電流ではなく、傾斜
面における溶接電流を基準にして接合条件を設定しなけ
ればならない。その結果、平坦面においては、過電流と
なってNiが必要以上に溶融する。また、傾斜面におい
ては、密接度が不十分でギャップを生ずることからスパ
ーク等を起こし、金属屑を発生する。このようなことか
ら、実際には、溶接時の圧力や電流等の最適条件の設定
をきわめて困難とし、金属屑の発生を抑制しきれないと
認識した。
【0005】
【本発明の目的】本発明は、抵抗溶接時の金属屑の飛散
を防止する作業性を良好として振動子用金属容器及びこ
れを用いた水晶振動子を提供することを目的とする。
を防止する作業性を良好として振動子用金属容器及びこ
れを用いた水晶振動子を提供することを目的とする。
【0006】
【着目点及び解決手段】本発明は、溶接用突起がカバー
フランジの平坦面に均一に位置決めされていれば、溶接
電流等を必要最小限とする接合条件に設定でき、これに
よって過電流あるいはスパーク等による金属屑の発生を
防止できることを想定し、ベースとカバーのフランジの
いずれか一方の接合面に設けられた溶接用突起とは別個
に、前記フランジの他方の接合面に溶接用突起の先端部
を位置決めする位置決用突起を複数箇所に設けたことを
解決手段とする。以下、本発明の一実施例を説明する。
フランジの平坦面に均一に位置決めされていれば、溶接
電流等を必要最小限とする接合条件に設定でき、これに
よって過電流あるいはスパーク等による金属屑の発生を
防止できることを想定し、ベースとカバーのフランジの
いずれか一方の接合面に設けられた溶接用突起とは別個
に、前記フランジの他方の接合面に溶接用突起の先端部
を位置決めする位置決用突起を複数箇所に設けたことを
解決手段とする。以下、本発明の一実施例を説明する。
【0007】
【実施例】第1図は本発明の一実施例を説明する特にカ
バーの図で、同図(a)は正面図、同図(b)は同カバ
ーにおける開口面側の平面図である。なお、前従来例図
と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略する。
水晶振動子は、前述同様に、溶接用突起8の設けられた
ベース4とカバー5とを抵抗溶接してなる金属容器1内
に水晶片2を密閉封入して構成される(前第3図参
照)。そして、この実施例では、カバー5のフランジ7
に溶接用突起8の先端部を位置決めする位置決用突起1
2を設ける。位置決用突起12はその高さを溶接用突起
8より短くしてわずかに突出するのみで、カバーフラン
ジ7の内周側にプレス加工により形成される。そして、
この例では、長軸方向及び短軸方向の両端側とした合計
4箇所にそれぞれ設けられる。このようなものでは、第
2図に示したように、位置決用突起12により、溶接用
突起8をカバーフランジの平坦面に確実に当接できる。
したがって、いずれの箇所でも、接合状態を最良とする
ので、接合時の溶接電流等を最適条件(溶接電流を最小
とする)に設定できる。その結果、密接度が不十分でギ
ャップを生ずることからのスパークや、過電流に起因し
た金属屑を発生を防止する。そして、位置決用突起12
は、単に溶接用突起8を位置決めすればよいので、前述
した飛散防止用突起9のようにカバーフランジ7の全周
に設ける必要も、また高さ寸法についても特にその精度
を必要とすることがない。すなわち、溶接用突起8がず
れない程度に最低2箇所以上の複数箇所に突出していれ
ばよい。したがって、プレス加工等により、その形成を
容易にする。ちなみに、本実施例のものでは位置決用突
起のない従来例(第6図のもの)に比較し、次の実験結
果(表1)を得た。なお、この実験においては、ベース
上に両面粘着テープを接着し(第2図)、カバー封止後
にカバーを除去して、粘着テープ表面に付着した5μm
以上の金属屑(Ni)をカウントしたのである。但し、
供試サンプル数はそれぞれ20個である。 表 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 従来例 37 23 10 126 3 128 11 16 4 51 24 176 24 15 30 111 6 22 10 - 実施例 4 0 5 0 1 4 0 0 0 1 9 3 0 2 0 - - - - - すなわち、従来例のものでは付着した金属屑は10個か
ら176個に分布してその平均は約44個であり、本実
施例のものでは0個から9個に分布しその平均は2個で
あった。このことから明かなように、本実施例のもので
は、従来例のものに比較し、金属屑の発生数を約1/2
0以下にすることができた。
バーの図で、同図(a)は正面図、同図(b)は同カバ
ーにおける開口面側の平面図である。なお、前従来例図
と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略する。
水晶振動子は、前述同様に、溶接用突起8の設けられた
ベース4とカバー5とを抵抗溶接してなる金属容器1内
に水晶片2を密閉封入して構成される(前第3図参
照)。そして、この実施例では、カバー5のフランジ7
に溶接用突起8の先端部を位置決めする位置決用突起1
2を設ける。位置決用突起12はその高さを溶接用突起
8より短くしてわずかに突出するのみで、カバーフラン
ジ7の内周側にプレス加工により形成される。そして、
この例では、長軸方向及び短軸方向の両端側とした合計
4箇所にそれぞれ設けられる。このようなものでは、第
2図に示したように、位置決用突起12により、溶接用
突起8をカバーフランジの平坦面に確実に当接できる。
したがって、いずれの箇所でも、接合状態を最良とする
ので、接合時の溶接電流等を最適条件(溶接電流を最小
とする)に設定できる。その結果、密接度が不十分でギ
ャップを生ずることからのスパークや、過電流に起因し
た金属屑を発生を防止する。そして、位置決用突起12
は、単に溶接用突起8を位置決めすればよいので、前述
した飛散防止用突起9のようにカバーフランジ7の全周
に設ける必要も、また高さ寸法についても特にその精度
を必要とすることがない。すなわち、溶接用突起8がず
れない程度に最低2箇所以上の複数箇所に突出していれ
ばよい。したがって、プレス加工等により、その形成を
容易にする。ちなみに、本実施例のものでは位置決用突
起のない従来例(第6図のもの)に比較し、次の実験結
果(表1)を得た。なお、この実験においては、ベース
上に両面粘着テープを接着し(第2図)、カバー封止後
にカバーを除去して、粘着テープ表面に付着した5μm
以上の金属屑(Ni)をカウントしたのである。但し、
供試サンプル数はそれぞれ20個である。 表 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 従来例 37 23 10 126 3 128 11 16 4 51 24 176 24 15 30 111 6 22 10 - 実施例 4 0 5 0 1 4 0 0 0 1 9 3 0 2 0 - - - - - すなわち、従来例のものでは付着した金属屑は10個か
ら176個に分布してその平均は約44個であり、本実
施例のものでは0個から9個に分布しその平均は2個で
あった。このことから明かなように、本実施例のもので
は、従来例のものに比較し、金属屑の発生数を約1/2
0以下にすることができた。
【0008】
【他の事項】上記実施例では、ベース4に溶接用突起8
を、カバー5に位置決用突起12を設けたが、ベース4
に位置決用突起12を、カバー5に溶接用突起8を設け
たとしてもよい。また、位置決用突起12は接合面の内
周側に形成したが、単に位置決めするのみなので、溶接
用突起8の外側であってもよいものである。また、ベー
ス4及びカバー5はその母体をFeとしてその表面にN
iを設けたものを説明したが、これ以外のものであって
もよいことはいうまでもなく、位置決用突起12のその
他の形態等をも含め、本発明の主旨を逸脱しない範囲内
で自在に変更できるものである。
を、カバー5に位置決用突起12を設けたが、ベース4
に位置決用突起12を、カバー5に溶接用突起8を設け
たとしてもよい。また、位置決用突起12は接合面の内
周側に形成したが、単に位置決めするのみなので、溶接
用突起8の外側であってもよいものである。また、ベー
ス4及びカバー5はその母体をFeとしてその表面にN
iを設けたものを説明したが、これ以外のものであって
もよいことはいうまでもなく、位置決用突起12のその
他の形態等をも含め、本発明の主旨を逸脱しない範囲内
で自在に変更できるものである。
【0009】
【発明の効果】本発明は、ベースとカバーのフランジの
いずれか一方の接合面に設けられた溶接用突起とは別個
に、前記フランジの他方の接合面に該溶接用突起の先端
部を位置決めする位置決用突起を複数箇所に設けたの
で、抵抗溶接時の金属屑の飛散を防止する作業性を良好
にする抵抗溶接用金属容器及びこれを用いた水晶振動子
を提供できる。
いずれか一方の接合面に設けられた溶接用突起とは別個
に、前記フランジの他方の接合面に該溶接用突起の先端
部を位置決めする位置決用突起を複数箇所に設けたの
で、抵抗溶接時の金属屑の飛散を防止する作業性を良好
にする抵抗溶接用金属容器及びこれを用いた水晶振動子
を提供できる。
【第1図】本発明の一実施例を説明する特にカバーの図
で、同図(a)は正面図、同図(b)は開口面の平面図
である。
で、同図(a)は正面図、同図(b)は開口面の平面図
である。
【第2図】本発明の一実施例を説明するベースとカバー
の断面図である。
の断面図である。
【第3図】従来例を説明する水晶振動子の断面図であ
る。
る。
【第4図】従来例を説明する金属容器の一部拡大断面図
である。
である。
【第5図】従来例を説明するカバーの図で、同図(a)
は正面図、同図(b)は開口面の平面図である。
は正面図、同図(b)は開口面の平面図である。
【第6図】従来例の問題点を説明するベースとカバーの
図で、同図(a)(b)ともに断面図である。
図で、同図(a)(b)ともに断面図である。
4 ベース、5 カバー、6、7 フランジ、8 溶接
用突起、12 位置決用突起.
用突起、12 位置決用突起.
Claims (3)
- 【請求項1】 ベースとカバーのフランジを当接して抵
抗溶接し、水晶片を密閉封入してなる金属容器におい
て、前記フランジのいずれか一方の接合面に設けられた
溶接用突起とは別個に、前記フランジの他方の接合面に
該溶接用突起の先端部を位置決めする位置決用突起を複
数箇所に設けたことを特徴とする振動子用金属ベース。 - 【請求項2】 前記溶接用突起をベースに、前記位置決
用突起をカバーに設けた請求項1の振動子用金属容器。 - 【請求項3】 請求項1または2の金属容器を用いて構
成したことを特徴とする水晶振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21449391A JPH0645859A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21449391A JPH0645859A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振動子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645859A true JPH0645859A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16656625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21449391A Pending JPH0645859A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645859A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014053401A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Shimadzu Corp | レーザ装置及びレーザ装置の製造方法 |
JP2022514797A (ja) * | 2019-06-24 | 2022-02-15 | 広東美芝精密制造有限公司 | 圧縮機アキュムレータ及びそれを有する圧縮機 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21449391A patent/JPH0645859A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014053401A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Shimadzu Corp | レーザ装置及びレーザ装置の製造方法 |
JP2022514797A (ja) * | 2019-06-24 | 2022-02-15 | 広東美芝精密制造有限公司 | 圧縮機アキュムレータ及びそれを有する圧縮機 |
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