JPH0645708A - ストライプレーザダイオードおよびその製造方法 - Google Patents
ストライプレーザダイオードおよびその製造方法Info
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- JPH0645708A JPH0645708A JP4250280A JP25028092A JPH0645708A JP H0645708 A JPH0645708 A JP H0645708A JP 4250280 A JP4250280 A JP 4250280A JP 25028092 A JP25028092 A JP 25028092A JP H0645708 A JPH0645708 A JP H0645708A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電流狭窄効率の向上したストライプレーザダ
イオードをMOCVD法により形成するレーザダイオー
ドの製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 レーザダイオードのクラッド層をInGaA
lPのMOCVD成長で形成する場合に、ソースガスに
Mgのドーパントガスを混入し、結晶面の面方位によら
ず一様なドーパント濃度を達成する。またソースガスに
ZnとSeのドーパントガスを混入し、ストライプレー
ザダイオードのストライプ構造部分に電流が集中するよ
うにドープレベルを設定する。
イオードをMOCVD法により形成するレーザダイオー
ドの製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 レーザダイオードのクラッド層をInGaA
lPのMOCVD成長で形成する場合に、ソースガスに
Mgのドーパントガスを混入し、結晶面の面方位によら
ず一様なドーパント濃度を達成する。またソースガスに
ZnとSeのドーパントガスを混入し、ストライプレー
ザダイオードのストライプ構造部分に電流が集中するよ
うにドープレベルを設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にレーザダイオード
に関し、特にストライプ構造を有するレーザダイオード
の改良に関する。
に関し、特にストライプ構造を有するレーザダイオード
の改良に関する。
【0002】レーザダイオードの社会的な普及、例えば
光磁気ディスクへの情報の記憶やいわゆるPOSシステ
ムにおけるバーコードの読み取り、あるいはプリンタに
おいてなされる光記録等に伴い、短波長、特に可視光波
長において光ビームを発生できるレーザダイオードが要
求されている。光記録の分野で短波長ビームを使うこと
ができれば、光情報記録装置の記録容量を大きく増加さ
せることができる。また、可視光の使用は、他の分野例
えばPOS装置においても有利である。
光磁気ディスクへの情報の記憶やいわゆるPOSシステ
ムにおけるバーコードの読み取り、あるいはプリンタに
おいてなされる光記録等に伴い、短波長、特に可視光波
長において光ビームを発生できるレーザダイオードが要
求されている。光記録の分野で短波長ビームを使うこと
ができれば、光情報記録装置の記録容量を大きく増加さ
せることができる。また、可視光の使用は、他の分野例
えばPOS装置においても有利である。
【0003】情報を収束光ビームにより記録媒体上に記
録しまた再生する光情報記録装置では、レーザダイオー
ドは通常の低閾値電流、高出力、高信頼性等の条件以外
に発生される光ビームの非点収差が少ないことが要求さ
れる。特に光記録再生装置では光ビームは記録媒体例え
ば光ディスク上に収束された場合に非常に小さくしかも
円形のビーム形状を有するのが望ましい。非点収差が大
きいと、光ビームは円形ではなる細長い楕円形形状とな
り、しかも楕円の長軸方向が焦点の結像状態によって変
化してしまう。かかる非点収差の問題を解決するために
様々な努力がなされている。
録しまた再生する光情報記録装置では、レーザダイオー
ドは通常の低閾値電流、高出力、高信頼性等の条件以外
に発生される光ビームの非点収差が少ないことが要求さ
れる。特に光記録再生装置では光ビームは記録媒体例え
ば光ディスク上に収束された場合に非常に小さくしかも
円形のビーム形状を有するのが望ましい。非点収差が大
きいと、光ビームは円形ではなる細長い楕円形形状とな
り、しかも楕円の長軸方向が焦点の結像状態によって変
化してしまう。かかる非点収差の問題を解決するために
様々な努力がなされている。
【0004】
【従来の技術】図41はいわゆるリッジ型構造を有し可
視波長域で光ビームを形成できる従来のレーザダイオー
ドの構成を示す。
視波長域で光ビームを形成できる従来のレーザダイオー
ドの構成を示す。
【0005】図41を参照するに、レーザダイオードは
n型GaAs基板101の(100)面上に構成され
る。(100)面上にはn型GaAsよりなるバッファ
層102がエピタキシャル成長され、さらにバッファ層
102上にはn型InGaPよりなる中間層103がエ
ピタキシャル成長される。
n型GaAs基板101の(100)面上に構成され
る。(100)面上にはn型GaAsよりなるバッファ
層102がエピタキシャル成長され、さらにバッファ層
102上にはn型InGaPよりなる中間層103がエ
ピタキシャル成長される。
【0006】中間層103上には、n型InGaAlP
よりなるクラッド層104がエピタキシャル成長され、
さらに非ドープInGaPよりなる活性層105がクラ
ッド層104上にエピタキシャル成長される。いっぽ
う、活性層105上にはp型InGaAlPよりなるク
ラッド層106が形成され、さらに図示の例ではp型I
nGaPよりなるエッチングストッパ層107がクラッ
ド層106上に形成される。さらに、p型InGaAl
Pよりなる別のクラッド層109とInGaPよりなる
中間層110とが順次形成されて層状半導体構造を形成
する。さらに、かかる層状半導体構造上には層110上
に図示はしないが酸化シリコン層が堆積される。堆積さ
れた酸化シリコン層はリッジ構造に対応してパターニン
グされ、前記層状半導体構造はパターニングされた酸化
シリコン層をマスクにしてウエットエッチングを施され
る。エッチングの結果、層109〜110を含んだリッ
ジ構造が形成され、さらに同じ酸化シリコンマスクを使
いながらn型GaAsを堆積する。その結果、n型Ga
As領域108a,108bが図示したようにリッジ構
造の両側に形成される。
よりなるクラッド層104がエピタキシャル成長され、
さらに非ドープInGaPよりなる活性層105がクラ
ッド層104上にエピタキシャル成長される。いっぽ
う、活性層105上にはp型InGaAlPよりなるク
ラッド層106が形成され、さらに図示の例ではp型I
nGaPよりなるエッチングストッパ層107がクラッ
ド層106上に形成される。さらに、p型InGaAl
Pよりなる別のクラッド層109とInGaPよりなる
中間層110とが順次形成されて層状半導体構造を形成
する。さらに、かかる層状半導体構造上には層110上
に図示はしないが酸化シリコン層が堆積される。堆積さ
れた酸化シリコン層はリッジ構造に対応してパターニン
グされ、前記層状半導体構造はパターニングされた酸化
シリコン層をマスクにしてウエットエッチングを施され
る。エッチングの結果、層109〜110を含んだリッ
ジ構造が形成され、さらに同じ酸化シリコンマスクを使
いながらn型GaAsを堆積する。その結果、n型Ga
As領域108a,108bが図示したようにリッジ構
造の両側に形成される。
【0007】図1の構造では、リッジ構造が左右からn
型のGaAs領域108a,108bにより支持される
ように形成されるため、かかるリッジ構造はいわゆるロ
スガイドを形成し、活性層105中で形成された光はリ
ッジ構造に沿って導波される。これは、リッジ構造両側
のGaAsがInGaPやInGaAlPよりもバンド
ギャップが小さいため活性層で形成された光を吸収し、
その結果領域108a,108bにおいて屈折率が変化
するためである。また、かかるリッジ構造ではリッジ両
側のGaAs領域108a,108bがn型にドープさ
れているため駆動電流も前記リッジ構造を流れるように
電流狭窄をうける。かかる電流狭窄の結果、図41のレ
ーザダイオードは閾値が低い利点を有する。また、活性
層105としてInGaPを使っているため約680n
mの波長での発振が可能である。すなわち、図41のレ
ーザダイオードは可視光領域での発振が可能である。
型のGaAs領域108a,108bにより支持される
ように形成されるため、かかるリッジ構造はいわゆるロ
スガイドを形成し、活性層105中で形成された光はリ
ッジ構造に沿って導波される。これは、リッジ構造両側
のGaAsがInGaPやInGaAlPよりもバンド
ギャップが小さいため活性層で形成された光を吸収し、
その結果領域108a,108bにおいて屈折率が変化
するためである。また、かかるリッジ構造ではリッジ両
側のGaAs領域108a,108bがn型にドープさ
れているため駆動電流も前記リッジ構造を流れるように
電流狭窄をうける。かかる電流狭窄の結果、図41のレ
ーザダイオードは閾値が低い利点を有する。また、活性
層105としてInGaPを使っているため約680n
mの波長での発振が可能である。すなわち、図41のレ
ーザダイオードは可視光領域での発振が可能である。
【0008】一方、図41のレーザダイオードは発生さ
れる光ビームが非点収差を含む問題点を有している。よ
り具体的に説明すると、レーザダイオードの端面から発
射される光ビームはビームの発散面が活性層に水平な場
合と垂直な場合とで焦点の位置が異なってしまう。図4
2はかかる非点収差の問題を示す図で、レーザダイオー
ドから発射される光ビームには二つの焦点f1 ,f2 が
存在する場合を示す。すなわち、光ビームは垂直面内で
は第1の焦点f1 から発散するのに対し、水平面内では
第2の焦点f2 から発散し、焦点f1 と焦点f2 とは相
互に数ミクロン離れている。このように焦点がずれてい
るため、光ビームは光情報記録装置等では好ましくない
楕円形のビーム形状を有してしまう。先にも説明したよ
うに、かかる楕円形状のビームの長軸方向は光ビームの
焦点合わせの状態如何で変化してしまう。
れる光ビームが非点収差を含む問題点を有している。よ
り具体的に説明すると、レーザダイオードの端面から発
射される光ビームはビームの発散面が活性層に水平な場
合と垂直な場合とで焦点の位置が異なってしまう。図4
2はかかる非点収差の問題を示す図で、レーザダイオー
ドから発射される光ビームには二つの焦点f1 ,f2 が
存在する場合を示す。すなわち、光ビームは垂直面内で
は第1の焦点f1 から発散するのに対し、水平面内では
第2の焦点f2 から発散し、焦点f1 と焦点f2 とは相
互に数ミクロン離れている。このように焦点がずれてい
るため、光ビームは光情報記録装置等では好ましくない
楕円形のビーム形状を有してしまう。先にも説明したよ
うに、かかる楕円形状のビームの長軸方向は光ビームの
焦点合わせの状態如何で変化してしまう。
【0009】かかる非点収差は主として活性層に対して
水平方向の光閉じ込めの効率と垂直方向での光閉じ込め
効率が異なることにより生じるものと考えられる。すな
わち、横方向への光閉じ込めを行う屈折率構造を有さな
いロスガイド構造を使用する限り、非点収差の問題は解
決できない。かかる非点収差の問題を解決すべく、本発
明の発明者は、先に欧州特許出願公開第0454476
号において、基板上にメサ構造を形成し、活性層をメサ
構造に沿って延在するように形成したレーザダイオード
を提案した。
水平方向の光閉じ込めの効率と垂直方向での光閉じ込め
効率が異なることにより生じるものと考えられる。すな
わち、横方向への光閉じ込めを行う屈折率構造を有さな
いロスガイド構造を使用する限り、非点収差の問題は解
決できない。かかる非点収差の問題を解決すべく、本発
明の発明者は、先に欧州特許出願公開第0454476
号において、基板上にメサ構造を形成し、活性層をメサ
構造に沿って延在するように形成したレーザダイオード
を提案した。
【0010】図43は前記従来の提案になるレーザダイ
オードの構造を示す。
オードの構造を示す。
【0011】図43を参照するに、レーザダイオードは
例えばp型にドープされたGaAs基板201上に構成
され、基板は(100)主面を有するように形成されて
いる。さらに、基板201上には(100)面よりなる
主面とその両側に形成される(111)B面よりなる側
壁面とにより画成されるメサ構造201aが形成されて
いる。メサ構造201aを形成する(100)面はレー
ザダイオードの縦方向に延在し、ストライプ構造の基本
構造をなす。
例えばp型にドープされたGaAs基板201上に構成
され、基板は(100)主面を有するように形成されて
いる。さらに、基板201上には(100)面よりなる
主面とその両側に形成される(111)B面よりなる側
壁面とにより画成されるメサ構造201aが形成されて
いる。メサ構造201aを形成する(100)面はレー
ザダイオードの縦方向に延在し、ストライプ構造の基本
構造をなす。
【0012】このように形成された基板201には、メ
サ構造201aの主面を酸化シリコンマスクで被覆した
状態でn型GaAsをエピタキシャルに堆積することに
より、電流狭窄構造202が形成される。GaAs基板
201の(100)面に対して斜めに延在する(11
1)B面に対してエピタキシャル成長を行った場合、
((311)B面の成長速度が遅いため(311)B面
が選択的に発達する傾向がある。換言すれば、このよう
にして形成されたエピタキシャル層202は、メサ構造
202aの両側に延在し、GaAsの(100)面に対
して傾いた(311)B面を有することを特徴とする。
これにより、(311)B面はレーザダイオードのスト
ライプ構造に一致して延在する別のメサ構造を形成す
る。
サ構造201aの主面を酸化シリコンマスクで被覆した
状態でn型GaAsをエピタキシャルに堆積することに
より、電流狭窄構造202が形成される。GaAs基板
201の(100)面に対して斜めに延在する(11
1)B面に対してエピタキシャル成長を行った場合、
((311)B面の成長速度が遅いため(311)B面
が選択的に発達する傾向がある。換言すれば、このよう
にして形成されたエピタキシャル層202は、メサ構造
202aの両側に延在し、GaAsの(100)面に対
して傾いた(311)B面を有することを特徴とする。
これにより、(311)B面はレーザダイオードのスト
ライプ構造に一致して延在する別のメサ構造を形成す
る。
【0013】層202が形成されてマスクが除去される
と、以後のエピタキシャル成長に必要な良好な結晶面を
得るためにp型のGaAsよりなるバッファ層203が
エピタキシャル成長され、さらに、中間層110に対応
するp型InGaPよりなる中間層204がバッファ層
203上にエピタキシャル成長される。中間層204上
にはさらにp型InGaAlPよりなるクラッド層20
5がエピタキシャル成長され、さらにクラッド層205
上には非ドープInGaPよりなる活性層206がエピ
タキシャル成長される。
と、以後のエピタキシャル成長に必要な良好な結晶面を
得るためにp型のGaAsよりなるバッファ層203が
エピタキシャル成長され、さらに、中間層110に対応
するp型InGaPよりなる中間層204がバッファ層
203上にエピタキシャル成長される。中間層204上
にはさらにp型InGaAlPよりなるクラッド層20
5がエピタキシャル成長され、さらにクラッド層205
上には非ドープInGaPよりなる活性層206がエピ
タキシャル成長される。
【0014】さらに、活性層206上にはn型InGa
AlPよりなるクラッド層207がエピタキシャル成長
され、図41の中間層103に対応するn型InGaA
lPよりなる中間層208がエピタキシャル成長され
る。さらに中間層208上にはn+ 型のGaAsよりな
るコンタクト層208がエピタキシャル成長され、さら
に上部電極および下部電極(図示せず)がそれぞれコン
タクト層209の上主面および基板201の下主面に形
成されている。これらのエピタキシャル層は組成の精密
な制御を要する理由でMOCVD法により形成され、エ
ピタキシャルプロセス中に必要に応じてドーパントを導
入する。通常は、p型ドーパントとしてAnが使用さ
れ、またn型ドーパントとしてはSeあるいはSiが使
われる。Znはエピタキシャル層を形成するソースガス
にジメチル亜鉛((CH3 )2 Zn)を混合することに
より導入されるのに対し、Seは水素化セレン(H2 S
e)を混合することで導入される。Siを使う場合はシ
ラン(SiH4 )あるいはジシラン(Si2 H6 )が使
われる。
AlPよりなるクラッド層207がエピタキシャル成長
され、図41の中間層103に対応するn型InGaA
lPよりなる中間層208がエピタキシャル成長され
る。さらに中間層208上にはn+ 型のGaAsよりな
るコンタクト層208がエピタキシャル成長され、さら
に上部電極および下部電極(図示せず)がそれぞれコン
タクト層209の上主面および基板201の下主面に形
成されている。これらのエピタキシャル層は組成の精密
な制御を要する理由でMOCVD法により形成され、エ
ピタキシャルプロセス中に必要に応じてドーパントを導
入する。通常は、p型ドーパントとしてAnが使用さ
れ、またn型ドーパントとしてはSeあるいはSiが使
われる。Znはエピタキシャル層を形成するソースガス
にジメチル亜鉛((CH3 )2 Zn)を混合することに
より導入されるのに対し、Seは水素化セレン(H2 S
e)を混合することで導入される。Siを使う場合はシ
ラン(SiH4 )あるいはジシラン(Si2 H6 )が使
われる。
【0015】図43のレーザダイオードは上部電極と下
部電極との間に順方向バイアス電圧を印加して活性層2
06にキャリアを注入することで動作を行う。図示の例
では、ホールがp型基板201に注入されて活性層20
6に向かって流れ、その際メサ構造201aを通過する
際にメサ構造201a両側に形成されたn型GaAs層
202によりキャリアの狭窄作用がなされる。その結
果、ホールはクラッド層205の中央部に選択的に注入
され、さらにクラッド層205から活性層206に流
れ、活性層206において上部電極から層209,20
8および207を通って活性層206に注入された電子
と再結合を行う。かかる電子とホールの再結合により周
知の誘導放出が生じ、レーザダイオードの縦方向両端部
に反射器を設けて光ビームを往復反射させることによ
り、光ビームの増幅が生じる。
部電極との間に順方向バイアス電圧を印加して活性層2
06にキャリアを注入することで動作を行う。図示の例
では、ホールがp型基板201に注入されて活性層20
6に向かって流れ、その際メサ構造201aを通過する
際にメサ構造201a両側に形成されたn型GaAs層
202によりキャリアの狭窄作用がなされる。その結
果、ホールはクラッド層205の中央部に選択的に注入
され、さらにクラッド層205から活性層206に流
れ、活性層206において上部電極から層209,20
8および207を通って活性層206に注入された電子
と再結合を行う。かかる電子とホールの再結合により周
知の誘導放出が生じ、レーザダイオードの縦方向両端部
に反射器を設けて光ビームを往復反射させることによ
り、光ビームの増幅が生じる。
【0016】かかるレーザダイオードの構成において
は、層203〜209は全て前記第2のメサ構造の表面
形状に整合した形状を有し、各々の層はメサ構造201
aの(100)面に対応した(100)面により特徴づ
けられる細長いストライプ領域を形成されてなる。さら
に、各々のストライプ領域は横方向を、(100)面の
両側に形成された層202の(311)B面に対応する
面指数(311)Bの斜面により画成される。勿論前記
(100)面は平坦でメサ構造201aの上主面に平行
に延在する。かかる構造では横方向への光閉じ込め作用
により、光ビームは活性層のストライプ領域に閉じ込め
られるため、キャリアの再結合は主として活性層のスト
ライプ領域において生じ、このため図43の素子は非点
収差の問題を解決することができる。
は、層203〜209は全て前記第2のメサ構造の表面
形状に整合した形状を有し、各々の層はメサ構造201
aの(100)面に対応した(100)面により特徴づ
けられる細長いストライプ領域を形成されてなる。さら
に、各々のストライプ領域は横方向を、(100)面の
両側に形成された層202の(311)B面に対応する
面指数(311)Bの斜面により画成される。勿論前記
(100)面は平坦でメサ構造201aの上主面に平行
に延在する。かかる構造では横方向への光閉じ込め作用
により、光ビームは活性層のストライプ領域に閉じ込め
られるため、キャリアの再結合は主として活性層のスト
ライプ領域において生じ、このため図43の素子は非点
収差の問題を解決することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】かかる構造において
は、各々のエピタキシャル層は結晶学的に非等価な面を
有しているため、エピタキシャル層の性質が結晶面の方
位によって変化してしまう問題点が生じる。
は、各々のエピタキシャル層は結晶学的に非等価な面を
有しているため、エピタキシャル層の性質が結晶面の方
位によって変化してしまう問題点が生じる。
【0018】図43の装置においては、クラッド層20
5はそれぞれ三つの結晶学的に非等価な結晶面を特徴と
する三つの領域より構成されている。すなわち、第1の
領域は(100)面で特徴づけられる領域で、第2およ
び第3の領域は(311)B面を特徴とし、前記第1の
領域の両側に形成され、何れもレーザダイオードの長手
方向ないし光軸方向に延在する。後で詳細に検討する
が、かかる構造ではドーパントの濃度レベルがクラッド
層205の第1〜第3の領域で変化することが見出され
た。より具体的には、Znの濃度レベルは(311)B
面で特徴づけられる第2および第3の領域におけるほう
が(100)面で特徴づけられる第1の領域におけるよ
りも高くなり、かかるドーパントの濃度レベルの変化に
伴ってキャリア密度が第2および第3の領域で第1の領
域よりも高くなる傾向が生じる。かかるキャリア密度の
変化が生じるとクラッド層205の抵抗率が前記第1の
領域においてその両側の第2,第3の領域よりも高くな
ってしまい、注入された電流が図43に矢印で示すよう
にストライプ領域に集中するよりも斜面領域に優先的に
流れる傾向が生じる。換言すると、注入された駆動電流
は活性層206のストライプ領域を迂回して流れてしま
い、電流狭窄の効果が低下し、またこれに伴いレーザダ
イオードの効率も低下してしまう。
5はそれぞれ三つの結晶学的に非等価な結晶面を特徴と
する三つの領域より構成されている。すなわち、第1の
領域は(100)面で特徴づけられる領域で、第2およ
び第3の領域は(311)B面を特徴とし、前記第1の
領域の両側に形成され、何れもレーザダイオードの長手
方向ないし光軸方向に延在する。後で詳細に検討する
が、かかる構造ではドーパントの濃度レベルがクラッド
層205の第1〜第3の領域で変化することが見出され
た。より具体的には、Znの濃度レベルは(311)B
面で特徴づけられる第2および第3の領域におけるほう
が(100)面で特徴づけられる第1の領域におけるよ
りも高くなり、かかるドーパントの濃度レベルの変化に
伴ってキャリア密度が第2および第3の領域で第1の領
域よりも高くなる傾向が生じる。かかるキャリア密度の
変化が生じるとクラッド層205の抵抗率が前記第1の
領域においてその両側の第2,第3の領域よりも高くな
ってしまい、注入された電流が図43に矢印で示すよう
にストライプ領域に集中するよりも斜面領域に優先的に
流れる傾向が生じる。換言すると、注入された駆動電流
は活性層206のストライプ領域を迂回して流れてしま
い、電流狭窄の効果が低下し、またこれに伴いレーザダ
イオードの効率も低下してしまう。
【0019】さらに、図43に示す従来のレーザダイオ
ードはエピタキシャル層中に含まれるZnの濃度が低い
点で問題点を有する。より具体的に説明すると、エピタ
キシャル層中におけるZn濃度が低いためp型層におい
てホール濃度が低く、このため従来のレーザダイオード
では抵抗が大きく大出力を取り出せない問題点があっ
た。すなわち、かかるレーザダイオードでは、注入電流
を増加させると過大な発熱が生じてしまう。かかるエピ
タキシャル層でZn濃度が低くなる理由は、MOCVD
プロセス中において結晶相と平衡するZnの蒸気圧が高
く、このためZnが結晶相から蒸発して気相に濃集する
ために生じると考えられている。従って、この傾向はエ
ピタキシャル相の成長温度が高くなればなるほど顕著に
なる。一方、良質の結晶層を得るためには成長温度を高
くすることが望ましく、従ってかかる良質の結晶層を得
る要求はエピタキシャル層中に高いZn濃度を実現する
要求と矛盾してしまう。
ードはエピタキシャル層中に含まれるZnの濃度が低い
点で問題点を有する。より具体的に説明すると、エピタ
キシャル層中におけるZn濃度が低いためp型層におい
てホール濃度が低く、このため従来のレーザダイオード
では抵抗が大きく大出力を取り出せない問題点があっ
た。すなわち、かかるレーザダイオードでは、注入電流
を増加させると過大な発熱が生じてしまう。かかるエピ
タキシャル層でZn濃度が低くなる理由は、MOCVD
プロセス中において結晶相と平衡するZnの蒸気圧が高
く、このためZnが結晶相から蒸発して気相に濃集する
ために生じると考えられている。従って、この傾向はエ
ピタキシャル相の成長温度が高くなればなるほど顕著に
なる。一方、良質の結晶層を得るためには成長温度を高
くすることが望ましく、従ってかかる良質の結晶層を得
る要求はエピタキシャル層中に高いZn濃度を実現する
要求と矛盾してしまう。
【0020】従って、本発明の概括的目的は前記の問題
点を解決した新規で有用なレーザダイオードおよびその
製造方法を提供することにある。
点を解決した新規で有用なレーザダイオードおよびその
製造方法を提供することにある。
【0021】本発明のより具体的な目的は、可視光波長
で大きな非点収差を生じることなく光ビームを発生でき
る、レーザダイオードおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
で大きな非点収差を生じることなく光ビームを発生でき
る、レーザダイオードおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0022】本発明の別の目的は、結晶学的に非等価な
面を含み所定方向に延在するストライプ構造を形成され
た基板上に、レーザダイオードを形成する方法におい
て、クラッド層中のドーパント濃度を増大させて抵抗の
低いレーザダイオードを製造するレーザダイオードの製
造方法を提供することにある。
面を含み所定方向に延在するストライプ構造を形成され
た基板上に、レーザダイオードを形成する方法におい
て、クラッド層中のドーパント濃度を増大させて抵抗の
低いレーザダイオードを製造するレーザダイオードの製
造方法を提供することにある。
【0023】本発明のさらに別の目的は、効果的な電流
狭窄を実現できる、簡単なレーザダイオードの製造方法
を提供することにある。
狭窄を実現できる、簡単なレーザダイオードの製造方法
を提供することにある。
【0024】
【課題を解決する手段】本発明は、上記の目的を、半導
体基板(300,301,302)の主面上に第1のス
トライプ構造(301a)を、前記第一のストライプ構
造が所定方向に互いに平行に延在する結晶学的に非等価
な複数の面(301c,303b1 ,303b2 )によ
り構成されるように形成する工程と;前記半導体基板上
に、前記第1のストライプ構造(301a)を含むよう
に、InGaAlP層(305,309)をIn,G
a,Al,Pを含むソースガスの分解により、前記半導
体基板に対してエピタキシー関係を維持しながら形成
し、その際前記InGaAlP層に第2のストライプ構
造を、前記第2のストライプ構造が前記第1のストライ
プ構造を構成する前記結晶学的に非等価な面の各々に対
応する結晶学的に非等価な複数の面により構成されるよ
うに形成する工程とを含むレーザダイオードの製造方法
において、前記InGaAlP層が成長する間に、Mg
を含むソースガスを前記In,Ga,Al,Pを含むソ
ースガスに加えることにより、前記InGaAlP層
が、前記第2のストライプ構造を構成する結晶面に無関
係に実質的に一様にp型にドープする工程を特徴とする
ストライプレーザダイオードの製造方法により、又は半
導体基板(300)の主面上に第1のストライプ構造
を、前記第一のストライプ構造が所定方向に互いに平行
に延在する結晶学的に非等価な複数の面(301c,3
03b1 ,303b2 )により構成されるように形成す
る工程と、前記半導体基板上に、前記第1のストライプ
構造(301a)を含むように、InGaAlP層(3
05,307)をIn,Ga,Al,Pを含むソースガ
スの分解により、前記半導体基板に対してエピタキシー
関係を維持しながら形成し、その際前記InGaAlP
層に第2のストライプ構造を、前記第2のストライプ構
造が前記第1のストライプ構造を構成する前記結晶学的
に非等価な面の各々に対応する結晶学的に非等価な複数
の面により構成されるように形成する工程とを含むレー
ザダイオードの製造方法において、更に、前記InGa
AlP層(305,307)をドープする工程は、前記
InGaAlP層を、その成長時に、In,Ga,A
l,Pのソースガスにp型ドーパントのソースガスとn
型ドーパントのソースガスとを加えることにより、前記
p型ドーパントと前記n型ドーパントとにより同時にド
ープし、前記InGaAlP層の電子的性質を前記In
GaAlP層の結晶学的に非等価な面に対応して変化さ
せる工程を含むことを特徴とする製造方法により、又は
半導体基板(501)の主面上に、所定方向に延在して
段部を形成する(311)A面(501c)を含んだ第
1のストライプ構造(501a)を形成する工程と;前
記半導体基板上に、前記第1のストライプ構造(501
a)を含むように、InGaAlP層を、In,Ga,
Al,Pを含むソースガスの分解により、前記半導体基
板に対してエピタキシー関係を維持しながら形成し、そ
の際前記InGaAlP層に第2のストライプ構造を、
前記(311)A面に対応する別の(311)A面(5
08a)が含まれるように形成する工程とを含むレーザ
ダイオードの製造方法において、更に、前記InGaA
lP層(305,307)をドープする工程は、前記I
nGaAlP層を、その成長時に、In,Ga,Al,
PのソースガスにZnのソースガスとSeのソースガス
とを加えることにより、前記InGaAlP層を前記
(311)A面においてp型にする工程を含むことを特
徴とする製造方法により、又は第1の端部から第2の、
対向側端部まで長手方向に延在する半導体基板(30
0)と;前記半導体基板上に形成され、前記長手方向に
前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する(10
0)面よりなる第1のストライプ面(301a)と、各
々(100)面とは異なる結晶方位を有し前記長手方向
に前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する一対
の別のストライプ面(303b1 ,303b2 )とより
なるストライプ構造(301a)と;InGaAlPよ
りなり、前記基板上に前記長手方向に第1の端部から第
2の、対向側端部まで延在するように形成され、前記半
導体基板に形成されたストライプ構造に整合するように
形成されたストライプ構造を有する第1のクラッド層
(305)と;前記第1のクラッド層よりも小さいバン
ドギャップを有する非ドープ半導体材料よりなり、前記
第1のクラッド層上に形成されて前記長手方向に第1の
端部から第2の、対向側端部まで延在し、前記基板上に
形成されたストライプ構造に整合するように形成された
ストライプ構造を有する活性層(306)と;InGa
AlPよりなり、前記活性層上に前記長手方向に第1の
端部から第2の、対向側端部まで延在するように形成さ
れ、前記半導体基板に形成されたストライプ構造に整合
するように形成されたストライプ構造を有する第2のク
ラッド層(307)と;前記半導体基板上に形成されて
第1の極性を有する第1種のキャリアを前記第1のクラ
ッド層を介して前記活性層に注入する第1のキャリア注
入手段(311)と;前記第2のクラッド層上に形成さ
れて第2の、前記第1の極性とは逆の極性の第2種のキ
ャリアを前記第2のクラッド層を介して前記活性層に注
入する第2のキャリア注入手段(308〜310)とよ
りなるレーザダイオードにおいて、前記第1および第2
のクラッド層(305,307)の何れか一方はMgを
前記ストライプ構造の有無に関わらず実質的に一様に導
入されてなり、一方他方のクラッド層はn型にドープさ
れてなることを特徴とするレーザダイオードにより、又
は第1の導電型にドープされ、第1の端部から第2の、
対向側端部まで長手方向に延在する半導体基板(30
0)と;前記半導体基板上に形成され、前記長手方向に
前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する(10
0)面よりなる第1のストライプ面(301a)と、各
々(100)面とは異なる結晶方位を有し前記長手方向
に前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する一対
の別のストライプ面(303b1 ,303b2 )とより
構成される第1のストライプ構造(301a)と;In
GaAlPよりなり、前記基板上に前記長手方向に第1
の端部から第2の、対向側端部まで延在するように形成
された第1のクラッド層(305)と;前記第1のクラ
ッド層上に前記第1のクラッド層の一部として、かつ前
記半導体基板に形成されたストライプ構造に整合するよ
うに形成されてなり、前記長手方向に延在する(10
0)面よりなる第2のストライプ面と、前記第2のスト
ライプ面の両側で前記長手方向に延在し(100)面と
は異なる結晶面よりなる一対のストライプ面とより構成
され、前記長手方向に延在する第2のストライプ構造
と;前記第1のクラッド層よりも小さいバンドギャップ
を有する非ドープ半導体材料よりなり、前記第1のクラ
ッド層上に形成されて前記長手方向に第1の端部から第
2の、対向側端部まで延在し、第1の極性を有する第1
種のキャリアと第2の極性を有する第2種のキャリアと
を供給されて前記第1種のキャリアと前記第2種のキャ
リアとの再結合により光を発生する活性層(306)
と;前記活性層上に前記活性層の一部として、かつ前記
半導体基板に形成されたストライプ構造に整合するよう
に形成されてなり、前記長手方向に延在する(100)
面よりなる第3のストライプ面と、前記第3のストライ
プ面の両側で前記長手方向に延在し(100)面とは異
なる結晶面よりなる一対のストライプ面とより構成さ
れ、前記長手方向に延在する第3のストライプ構造と;
InGaAlPよりなり、前記活性層上に前記長手方向
に第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するよう
に形成された第2のクラッド層(307)と;前記第2
のクラッド層上に前記第2のクラッド層の一部として、
かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構造に整合
するように形成されてなり、前記長手方向に延在する
(100)面よりなる第4のストライプ面と、前記第4
のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し(10
0)面とは異なる結晶面よりなる一対のストライプ面と
より構成され、前記長手方向に延在する第4のストライ
プ構造と;前記半導体基板上に形成されて第1の極性を
有する第1種のキャリアを前記第1のクラッド層を介し
て前記活性層に注入する第1のキャリア注入手段(31
1)と;前記第2のクラッド層上に形成されて第2の、
前記第1の極性とは逆の極性の第2種のキャリアを前記
第2のクラッド層を介して前記活性層に注入する第2の
キャリア注入手段(308〜310)とよりなるレーザ
ダイオードにおいて、前記第1および第2のクラッド層
(305,307)の一方はZnおよびSeにより同時
にドープされることによりレーザダイオードに注入され
た駆動電流を前記活性層(306)のうち前記第3のス
トライプ構造に対応する部分に集中的に注入する電流狭
窄構造を形成することを特徴とするレーザタイオードに
より、又は第1の導電型にドープされ、第1の端部から
第2の、対向側端部まで長手方向に延在する半導体基板
(300)と;前記半導体基板上に形成され、前記長手
方向に前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する
(311)A面よりなる第1のストライプ面(301
a)と、各々(311)A面とは異なる結晶方位を有し
前記長手方向に前記第1の端部から前記第2の端部まで
延在する一対の別のストライプ面(303b1 ,303
b2 )とより構成される第1のストライプ構造(301
a)と;InGaAlPよりなり、前記基板上に前記長
手方向に第1の端部から第2の、対向側端部まで延在す
るように形成された第1のクラッド層(305)と;前
記第1のクラッド層上に前記第1のクラッド層の一部と
して、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構造
に整合するように形成されてなり、前記長手方向に延在
する(311)A面よりなる第2のストライプ面と、前
記第2のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し
(311)A面とは異なる結晶面よりなる一対のストラ
イプ面とより構成され、前記長手方向に延在する第2の
ストライプ構造と;前記第1のクラッド層よりも小さい
バンドギャップを有する非ドープ半導体材料よりなり、
前記第1のクラッド層上に形成されて前記長手方向に第
1の端部から第2の、対向側端部まで延在し、第1の極
性を有する第1種のキャリアと第2の極性を有する第2
種のキャリアとを供給されて前記第1種のキャリアと前
記第2種のキャリアとの再結合により光を発生する活性
層(306)と;前記活性層上に前記活性層の一部とし
て、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構造に
整合するように形成されてなり、前記長手方向に延在す
る(311)A面よりなる第3のストライプ面と、前記
第3のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し(3
11)A面とは異なる結晶面よりなる一対のストライプ
面とより構成され、前記長手方向に延在する第3のスト
ライプ構造と;InGaAlPよりなり、前記活性層上
に前記長手方向に第1の端部から第2の、対向側端部ま
で延在するように形成された第2のクラッド層(30
7)と;前記第2のクラッド層上に前記第2のクラッド
層の一部として、かつ前記半導体基板に形成されたスト
ライプ構造に整合するように形成されてなり、前記長手
方向に延在する(311)A面よりなる第4のストライ
プ面と、前記第4のストライプ面の両側で前記長手方向
に延在し(311)A面とは異なる結晶面よりなる一対
のストライプ面とより構成され、前記長手方向に延在す
る第4のストライプ構造と;前記半導体基板上に形成さ
れて第1の極性を有する第1種のキャリアを前記第1の
クラッド層を介して前記活性層に注入する第1のキャリ
ア注入手段(311)と;前記第2のクラッド層上に形
成されて第2の、前記第1の極性とは逆の極性の第2種
のキャリアを前記第2のクラッド層を介して前記活性層
に注入する第2のキャリア注入手段(308〜310)
とを備え前記第1および第2のクラッド層(305,3
07)の一方はZnおよびSeにより同時にドープされ
ることによりレーザダイオードに注入された駆動電流を
前記活性層(306)のうち前記第3のストライプ構造
に対応する部分に集中的に注入する電流狭窄構造を形成
することを特徴とするレーザタイオードにより達成す
る。
体基板(300,301,302)の主面上に第1のス
トライプ構造(301a)を、前記第一のストライプ構
造が所定方向に互いに平行に延在する結晶学的に非等価
な複数の面(301c,303b1 ,303b2 )によ
り構成されるように形成する工程と;前記半導体基板上
に、前記第1のストライプ構造(301a)を含むよう
に、InGaAlP層(305,309)をIn,G
a,Al,Pを含むソースガスの分解により、前記半導
体基板に対してエピタキシー関係を維持しながら形成
し、その際前記InGaAlP層に第2のストライプ構
造を、前記第2のストライプ構造が前記第1のストライ
プ構造を構成する前記結晶学的に非等価な面の各々に対
応する結晶学的に非等価な複数の面により構成されるよ
うに形成する工程とを含むレーザダイオードの製造方法
において、前記InGaAlP層が成長する間に、Mg
を含むソースガスを前記In,Ga,Al,Pを含むソ
ースガスに加えることにより、前記InGaAlP層
が、前記第2のストライプ構造を構成する結晶面に無関
係に実質的に一様にp型にドープする工程を特徴とする
ストライプレーザダイオードの製造方法により、又は半
導体基板(300)の主面上に第1のストライプ構造
を、前記第一のストライプ構造が所定方向に互いに平行
に延在する結晶学的に非等価な複数の面(301c,3
03b1 ,303b2 )により構成されるように形成す
る工程と、前記半導体基板上に、前記第1のストライプ
構造(301a)を含むように、InGaAlP層(3
05,307)をIn,Ga,Al,Pを含むソースガ
スの分解により、前記半導体基板に対してエピタキシー
関係を維持しながら形成し、その際前記InGaAlP
層に第2のストライプ構造を、前記第2のストライプ構
造が前記第1のストライプ構造を構成する前記結晶学的
に非等価な面の各々に対応する結晶学的に非等価な複数
の面により構成されるように形成する工程とを含むレー
ザダイオードの製造方法において、更に、前記InGa
AlP層(305,307)をドープする工程は、前記
InGaAlP層を、その成長時に、In,Ga,A
l,Pのソースガスにp型ドーパントのソースガスとn
型ドーパントのソースガスとを加えることにより、前記
p型ドーパントと前記n型ドーパントとにより同時にド
ープし、前記InGaAlP層の電子的性質を前記In
GaAlP層の結晶学的に非等価な面に対応して変化さ
せる工程を含むことを特徴とする製造方法により、又は
半導体基板(501)の主面上に、所定方向に延在して
段部を形成する(311)A面(501c)を含んだ第
1のストライプ構造(501a)を形成する工程と;前
記半導体基板上に、前記第1のストライプ構造(501
a)を含むように、InGaAlP層を、In,Ga,
Al,Pを含むソースガスの分解により、前記半導体基
板に対してエピタキシー関係を維持しながら形成し、そ
の際前記InGaAlP層に第2のストライプ構造を、
前記(311)A面に対応する別の(311)A面(5
08a)が含まれるように形成する工程とを含むレーザ
ダイオードの製造方法において、更に、前記InGaA
lP層(305,307)をドープする工程は、前記I
nGaAlP層を、その成長時に、In,Ga,Al,
PのソースガスにZnのソースガスとSeのソースガス
とを加えることにより、前記InGaAlP層を前記
(311)A面においてp型にする工程を含むことを特
徴とする製造方法により、又は第1の端部から第2の、
対向側端部まで長手方向に延在する半導体基板(30
0)と;前記半導体基板上に形成され、前記長手方向に
前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する(10
0)面よりなる第1のストライプ面(301a)と、各
々(100)面とは異なる結晶方位を有し前記長手方向
に前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する一対
の別のストライプ面(303b1 ,303b2 )とより
なるストライプ構造(301a)と;InGaAlPよ
りなり、前記基板上に前記長手方向に第1の端部から第
2の、対向側端部まで延在するように形成され、前記半
導体基板に形成されたストライプ構造に整合するように
形成されたストライプ構造を有する第1のクラッド層
(305)と;前記第1のクラッド層よりも小さいバン
ドギャップを有する非ドープ半導体材料よりなり、前記
第1のクラッド層上に形成されて前記長手方向に第1の
端部から第2の、対向側端部まで延在し、前記基板上に
形成されたストライプ構造に整合するように形成された
ストライプ構造を有する活性層(306)と;InGa
AlPよりなり、前記活性層上に前記長手方向に第1の
端部から第2の、対向側端部まで延在するように形成さ
れ、前記半導体基板に形成されたストライプ構造に整合
するように形成されたストライプ構造を有する第2のク
ラッド層(307)と;前記半導体基板上に形成されて
第1の極性を有する第1種のキャリアを前記第1のクラ
ッド層を介して前記活性層に注入する第1のキャリア注
入手段(311)と;前記第2のクラッド層上に形成さ
れて第2の、前記第1の極性とは逆の極性の第2種のキ
ャリアを前記第2のクラッド層を介して前記活性層に注
入する第2のキャリア注入手段(308〜310)とよ
りなるレーザダイオードにおいて、前記第1および第2
のクラッド層(305,307)の何れか一方はMgを
前記ストライプ構造の有無に関わらず実質的に一様に導
入されてなり、一方他方のクラッド層はn型にドープさ
れてなることを特徴とするレーザダイオードにより、又
は第1の導電型にドープされ、第1の端部から第2の、
対向側端部まで長手方向に延在する半導体基板(30
0)と;前記半導体基板上に形成され、前記長手方向に
前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する(10
0)面よりなる第1のストライプ面(301a)と、各
々(100)面とは異なる結晶方位を有し前記長手方向
に前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する一対
の別のストライプ面(303b1 ,303b2 )とより
構成される第1のストライプ構造(301a)と;In
GaAlPよりなり、前記基板上に前記長手方向に第1
の端部から第2の、対向側端部まで延在するように形成
された第1のクラッド層(305)と;前記第1のクラ
ッド層上に前記第1のクラッド層の一部として、かつ前
記半導体基板に形成されたストライプ構造に整合するよ
うに形成されてなり、前記長手方向に延在する(10
0)面よりなる第2のストライプ面と、前記第2のスト
ライプ面の両側で前記長手方向に延在し(100)面と
は異なる結晶面よりなる一対のストライプ面とより構成
され、前記長手方向に延在する第2のストライプ構造
と;前記第1のクラッド層よりも小さいバンドギャップ
を有する非ドープ半導体材料よりなり、前記第1のクラ
ッド層上に形成されて前記長手方向に第1の端部から第
2の、対向側端部まで延在し、第1の極性を有する第1
種のキャリアと第2の極性を有する第2種のキャリアと
を供給されて前記第1種のキャリアと前記第2種のキャ
リアとの再結合により光を発生する活性層(306)
と;前記活性層上に前記活性層の一部として、かつ前記
半導体基板に形成されたストライプ構造に整合するよう
に形成されてなり、前記長手方向に延在する(100)
面よりなる第3のストライプ面と、前記第3のストライ
プ面の両側で前記長手方向に延在し(100)面とは異
なる結晶面よりなる一対のストライプ面とより構成さ
れ、前記長手方向に延在する第3のストライプ構造と;
InGaAlPよりなり、前記活性層上に前記長手方向
に第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するよう
に形成された第2のクラッド層(307)と;前記第2
のクラッド層上に前記第2のクラッド層の一部として、
かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構造に整合
するように形成されてなり、前記長手方向に延在する
(100)面よりなる第4のストライプ面と、前記第4
のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し(10
0)面とは異なる結晶面よりなる一対のストライプ面と
より構成され、前記長手方向に延在する第4のストライ
プ構造と;前記半導体基板上に形成されて第1の極性を
有する第1種のキャリアを前記第1のクラッド層を介し
て前記活性層に注入する第1のキャリア注入手段(31
1)と;前記第2のクラッド層上に形成されて第2の、
前記第1の極性とは逆の極性の第2種のキャリアを前記
第2のクラッド層を介して前記活性層に注入する第2の
キャリア注入手段(308〜310)とよりなるレーザ
ダイオードにおいて、前記第1および第2のクラッド層
(305,307)の一方はZnおよびSeにより同時
にドープされることによりレーザダイオードに注入され
た駆動電流を前記活性層(306)のうち前記第3のス
トライプ構造に対応する部分に集中的に注入する電流狭
窄構造を形成することを特徴とするレーザタイオードに
より、又は第1の導電型にドープされ、第1の端部から
第2の、対向側端部まで長手方向に延在する半導体基板
(300)と;前記半導体基板上に形成され、前記長手
方向に前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する
(311)A面よりなる第1のストライプ面(301
a)と、各々(311)A面とは異なる結晶方位を有し
前記長手方向に前記第1の端部から前記第2の端部まで
延在する一対の別のストライプ面(303b1 ,303
b2 )とより構成される第1のストライプ構造(301
a)と;InGaAlPよりなり、前記基板上に前記長
手方向に第1の端部から第2の、対向側端部まで延在す
るように形成された第1のクラッド層(305)と;前
記第1のクラッド層上に前記第1のクラッド層の一部と
して、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構造
に整合するように形成されてなり、前記長手方向に延在
する(311)A面よりなる第2のストライプ面と、前
記第2のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し
(311)A面とは異なる結晶面よりなる一対のストラ
イプ面とより構成され、前記長手方向に延在する第2の
ストライプ構造と;前記第1のクラッド層よりも小さい
バンドギャップを有する非ドープ半導体材料よりなり、
前記第1のクラッド層上に形成されて前記長手方向に第
1の端部から第2の、対向側端部まで延在し、第1の極
性を有する第1種のキャリアと第2の極性を有する第2
種のキャリアとを供給されて前記第1種のキャリアと前
記第2種のキャリアとの再結合により光を発生する活性
層(306)と;前記活性層上に前記活性層の一部とし
て、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構造に
整合するように形成されてなり、前記長手方向に延在す
る(311)A面よりなる第3のストライプ面と、前記
第3のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し(3
11)A面とは異なる結晶面よりなる一対のストライプ
面とより構成され、前記長手方向に延在する第3のスト
ライプ構造と;InGaAlPよりなり、前記活性層上
に前記長手方向に第1の端部から第2の、対向側端部ま
で延在するように形成された第2のクラッド層(30
7)と;前記第2のクラッド層上に前記第2のクラッド
層の一部として、かつ前記半導体基板に形成されたスト
ライプ構造に整合するように形成されてなり、前記長手
方向に延在する(311)A面よりなる第4のストライ
プ面と、前記第4のストライプ面の両側で前記長手方向
に延在し(311)A面とは異なる結晶面よりなる一対
のストライプ面とより構成され、前記長手方向に延在す
る第4のストライプ構造と;前記半導体基板上に形成さ
れて第1の極性を有する第1種のキャリアを前記第1の
クラッド層を介して前記活性層に注入する第1のキャリ
ア注入手段(311)と;前記第2のクラッド層上に形
成されて第2の、前記第1の極性とは逆の極性の第2種
のキャリアを前記第2のクラッド層を介して前記活性層
に注入する第2のキャリア注入手段(308〜310)
とを備え前記第1および第2のクラッド層(305,3
07)の一方はZnおよびSeにより同時にドープされ
ることによりレーザダイオードに注入された駆動電流を
前記活性層(306)のうち前記第3のストライプ構造
に対応する部分に集中的に注入する電流狭窄構造を形成
することを特徴とするレーザタイオードにより達成す
る。
【0025】
【作用】本発明の第1の特徴によれば、クラッド層中に
おけるドーパントの分布を、クラッド層下地の結晶面に
無関係にほぼ一定にすることができる。換言すると、従
来のZnをドーパントに使う場合と異なり、クラッド層
が結晶学的に非等価な面を含むストライプ構造上に形成
された場合でも、クラッド層中におけるMgの分布を実
質的に一様にすることができる。従って本発明はかかる
ストライプ構造を形成されたGaAs基板上に形成され
たレーザダイオードにおいて駆動電流の発散を回避する
のに特に有効である。また、Mgをドーパントとして使
うことにより、高濃度レベルのドーピングが可能にな
る。さらに、Mgドープされたクラッド層を非ドープ活
性層の形成に先立って形成することにより、クラッド層
とその上に成長された活性層との間に明確な導電型の境
界を形成することができる。Mgの供給を遮断すること
により、クラッド層へのMgの導入は直ちに停止され
る。これに対し、既に形成されている活性層上に成長さ
れるクラッド層に対してMgドーピングを行った場合に
は、クラッド層におけるMgの取込みに遅れが生じる傾
向があり、ダブルヘテロ構造のレーザダイオードに必須
導電型の境界が活性層とクラッド層との間の物理的な境
界からずれてしまう可能性がある。
おけるドーパントの分布を、クラッド層下地の結晶面に
無関係にほぼ一定にすることができる。換言すると、従
来のZnをドーパントに使う場合と異なり、クラッド層
が結晶学的に非等価な面を含むストライプ構造上に形成
された場合でも、クラッド層中におけるMgの分布を実
質的に一様にすることができる。従って本発明はかかる
ストライプ構造を形成されたGaAs基板上に形成され
たレーザダイオードにおいて駆動電流の発散を回避する
のに特に有効である。また、Mgをドーパントとして使
うことにより、高濃度レベルのドーピングが可能にな
る。さらに、Mgドープされたクラッド層を非ドープ活
性層の形成に先立って形成することにより、クラッド層
とその上に成長された活性層との間に明確な導電型の境
界を形成することができる。Mgの供給を遮断すること
により、クラッド層へのMgの導入は直ちに停止され
る。これに対し、既に形成されている活性層上に成長さ
れるクラッド層に対してMgドーピングを行った場合に
は、クラッド層におけるMgの取込みに遅れが生じる傾
向があり、ダブルヘテロ構造のレーザダイオードに必須
導電型の境界が活性層とクラッド層との間の物理的な境
界からずれてしまう可能性がある。
【0026】本発明の第2の特徴によれば、同一のクラ
ッド層中に、単一のMOCVD法により、n型領域とp
型領域とを、n型領域が一対のp型領域により側方から
挟まれるようにあるいはその逆に形成することができ
る。例えば、MgあるいはZnをp型ドーパントとして
使い、さらにSeをn型ドーパントとして使うことによ
り、かかる構造を形成することができる。あるいは、p
型ドーパントとn型ドーパントのドープレベルを適当に
設定することにより、クラッド層の中の前記第1のスト
ライプ面上に形成された部分のキャリア密度を他の部分
よりも高く設定することができ、その結果クラッド層に
おいて電流狭窄を行うことが可能になり、レーザダイオ
ードの動作効率が大きく向上する。さらに、このように
して形成されたクラッド層上に活性層を成長させること
により、活性層においてもストライプ構造部分に対応し
て電流を集中させることが可能になる。すなわち、基板
上に形成された、結晶学的に非等価がストライプ面より
なるストライプ構造の形状は第1のクラッド層およびそ
の上に形成された活性層、さらに活性層上に形成された
第2のクラッド層にも転写され、このためかかる構造で
は第1のクラッド層上に堆積された活性層のうち、前記
第1のストライプ面に対応して堆積された部分が、前記
第1のストライプ面に対して傾斜した他のストライプ面
上に形成された第2のクラッド層部分により側方から挟
まれるように構成される。換言すると、活性層で形成さ
れた光放射は上下および左右に前記第1および第2のク
ラッド層で閉じ込められ、このため非点収差の問題が実
質的に解消される。
ッド層中に、単一のMOCVD法により、n型領域とp
型領域とを、n型領域が一対のp型領域により側方から
挟まれるようにあるいはその逆に形成することができ
る。例えば、MgあるいはZnをp型ドーパントとして
使い、さらにSeをn型ドーパントとして使うことによ
り、かかる構造を形成することができる。あるいは、p
型ドーパントとn型ドーパントのドープレベルを適当に
設定することにより、クラッド層の中の前記第1のスト
ライプ面上に形成された部分のキャリア密度を他の部分
よりも高く設定することができ、その結果クラッド層に
おいて電流狭窄を行うことが可能になり、レーザダイオ
ードの動作効率が大きく向上する。さらに、このように
して形成されたクラッド層上に活性層を成長させること
により、活性層においてもストライプ構造部分に対応し
て電流を集中させることが可能になる。すなわち、基板
上に形成された、結晶学的に非等価がストライプ面より
なるストライプ構造の形状は第1のクラッド層およびそ
の上に形成された活性層、さらに活性層上に形成された
第2のクラッド層にも転写され、このためかかる構造で
は第1のクラッド層上に堆積された活性層のうち、前記
第1のストライプ面に対応して堆積された部分が、前記
第1のストライプ面に対して傾斜した他のストライプ面
上に形成された第2のクラッド層部分により側方から挟
まれるように構成される。換言すると、活性層で形成さ
れた光放射は上下および左右に前記第1および第2のク
ラッド層で閉じ込められ、このため非点収差の問題が実
質的に解消される。
【0027】本発明の第3の特徴によれば、単一の堆積
工程で、導電型を選択的に変化させたクラッド層を得る
ことができる。このため、優れた電流狭窄作用を有する
レーザダイオードを簡単に製造することができる。
工程で、導電型を選択的に変化させたクラッド層を得る
ことができる。このため、優れた電流狭窄作用を有する
レーザダイオードを簡単に製造することができる。
【0028】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、本発明の基
本となる実験的事実を簡単に説明する。
本となる実験的事実を簡単に説明する。
【0029】半導体材料の性質が結晶面ないし方位によ
り変化することは周知である。これは結晶の異方性とし
て知られる物理的性質の面方位依存性のみならす、エピ
タキシャルプロセスによる結晶成長においてもあてはま
る。特に、MOCVD法で成長した半導体層はその組成
を結晶面によって変化させることがある。例えば、In
GaAlP結晶に導入されたZnの量はエピタキシャル
成長がなされる結晶面の(100)面に対する傾斜角に
より変化することが報告されている。
り変化することは周知である。これは結晶の異方性とし
て知られる物理的性質の面方位依存性のみならす、エピ
タキシャルプロセスによる結晶成長においてもあてはま
る。特に、MOCVD法で成長した半導体層はその組成
を結晶面によって変化させることがある。例えば、In
GaAlP結晶に導入されたZnの量はエピタキシャル
成長がなされる結晶面の(100)面に対する傾斜角に
より変化することが報告されている。
【0030】図1はInGaAlPよりなるエピタキシ
ャル層に加えられたZn,Mgの濃度レベルを各結晶面
について示す図である。ただし、ZnとMgのデータは
本発明の発明者により見出されたものである(Kondo,
M., Anayama, C., Takanashi,T. and Yamazaki, S., Si
xth International Conference on Metalorganic Vapor
Phase Epitaxy, IEEE Catalog #92THO459-8, June 8 -
11, 1992)。図1中には、他の文献に報告されたZnの
データも示してある。MgとZnのドーピングはInG
aAlP層をMOCVD法により成長させる際にAl,
In,Ga,Pのソースガスにジメチル亜鉛((C5 H
5 )2 Mg)あるいはビス(シクロペンタジエニル)マ
グネシウム等のソースガスを混入することにより実行さ
れる。図1中、黒丸および白丸、また黒四角および白四
角は本発明の発明者による実験結果を示し、このうち白
丸および白四角はSIMS分析結果を、また黒丸および
黒四角はC−V測定の結果をあらわす。MOCVD法に
よる成長条件を表1に示す。
ャル層に加えられたZn,Mgの濃度レベルを各結晶面
について示す図である。ただし、ZnとMgのデータは
本発明の発明者により見出されたものである(Kondo,
M., Anayama, C., Takanashi,T. and Yamazaki, S., Si
xth International Conference on Metalorganic Vapor
Phase Epitaxy, IEEE Catalog #92THO459-8, June 8 -
11, 1992)。図1中には、他の文献に報告されたZnの
データも示してある。MgとZnのドーピングはInG
aAlP層をMOCVD法により成長させる際にAl,
In,Ga,Pのソースガスにジメチル亜鉛((C5 H
5 )2 Mg)あるいはビス(シクロペンタジエニル)マ
グネシウム等のソースガスを混入することにより実行さ
れる。図1中、黒丸および白丸、また黒四角および白四
角は本発明の発明者による実験結果を示し、このうち白
丸および白四角はSIMS分析結果を、また黒丸および
黒四角はC−V測定の結果をあらわす。MOCVD法に
よる成長条件を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】図1はInGaAlP層中におけるZn濃
度およびMg濃度を(100)面上のZn濃度に対して
規格化して示した図であり、図中にA方向として示すよ
うにInGaAlP層中のZn濃度が、結晶面の(11
1)A面への傾斜角が増大するにつれて急激に増加する
のがわかる。Zn濃度は結晶面が(311)A面である
場合に略最大になり、それ以上傾斜角が増大すると減少
に転ずる。ただし、(111)A方向に傾斜した(31
1)面はGa面を形成し、従って(311)A面とな
る。一方、(111)B方向に傾斜した(311)面は
As面を形成し、従って(311)B面となる。結晶面
が図中B方向として示すように(311)B面の方へ傾
斜すると、Zn濃度はより緩やかに増大し、(311)
B面に対応する傾斜角において略最大になる。それ以上
傾斜角を増大させるとZn濃度は減少に転じる。
度およびMg濃度を(100)面上のZn濃度に対して
規格化して示した図であり、図中にA方向として示すよ
うにInGaAlP層中のZn濃度が、結晶面の(11
1)A面への傾斜角が増大するにつれて急激に増加する
のがわかる。Zn濃度は結晶面が(311)A面である
場合に略最大になり、それ以上傾斜角が増大すると減少
に転ずる。ただし、(111)A方向に傾斜した(31
1)面はGa面を形成し、従って(311)A面とな
る。一方、(111)B方向に傾斜した(311)面は
As面を形成し、従って(311)B面となる。結晶面
が図中B方向として示すように(311)B面の方へ傾
斜すると、Zn濃度はより緩やかに増大し、(311)
B面に対応する傾斜角において略最大になる。それ以上
傾斜角を増大させるとZn濃度は減少に転じる。
【0033】これに対して、Mgの場合には結晶面を
(311)B面方向に傾斜させてもMg濃度レベルはほ
とんど変化しないことがわかる。換言すると、Mgの濃
度は(100)面と(311)B面で同じになる。これ
に対して、結晶面が(311)A面方向に傾斜するとM
g濃度は傾斜角と共に増加する。さらに、Mg濃度は何
れの結晶面においてもZn濃度よりも高いことがわか
る。先にも説明したように、これはZnの平衡蒸気圧が
Mgのものよりもはるかに大きいことを示している。換
言すると、ZnはInGaAlPから気相に蒸発によっ
て容易に逃れ、堆積温度を増大すればするほどこの傾向
は顕著になる。
(311)B面方向に傾斜させてもMg濃度レベルはほ
とんど変化しないことがわかる。換言すると、Mgの濃
度は(100)面と(311)B面で同じになる。これ
に対して、結晶面が(311)A面方向に傾斜するとM
g濃度は傾斜角と共に増加する。さらに、Mg濃度は何
れの結晶面においてもZn濃度よりも高いことがわか
る。先にも説明したように、これはZnの平衡蒸気圧が
Mgのものよりもはるかに大きいことを示している。換
言すると、ZnはInGaAlPから気相に蒸発によっ
て容易に逃れ、堆積温度を増大すればするほどこの傾向
は顕著になる。
【0034】図2はInGaAlP層中に導入されたS
eの濃度を各結晶面について示したものである。InG
aAlP層の成長はMOCVD法により、表1に示した
のと同一の条件でなされる。図2を参照するに、Se濃
度は(100)面に比べ(311)B面でやや増加し、
傾斜角が(311)B面に対応する角度を超えると急激
に増加を始める。一方、A方向については、Se濃度は
(100)面からの傾斜角の増大とともに、急激に減少
する。
eの濃度を各結晶面について示したものである。InG
aAlP層の成長はMOCVD法により、表1に示した
のと同一の条件でなされる。図2を参照するに、Se濃
度は(100)面に比べ(311)B面でやや増加し、
傾斜角が(311)B面に対応する角度を超えると急激
に増加を始める。一方、A方向については、Se濃度は
(100)面からの傾斜角の増大とともに、急激に減少
する。
【0035】図3はInGaAlP層の(100)面に
対するMgドーピングの効果を示す図である。図3を参
照するに、III族元素のソースガスに対する(C5 H
5 ) 2 Mgのモル比を3×10-4に設定することより約
4×1017cm-3のホール濃度を得ることができる。望
ましいホール濃度が約1×1018cm-3である場合、モ
ル比は1×10-3に設定すればよい。MgはInGaA
lP結晶中でIII族元素の席を占有し、p型ドーパン
トとして作用してホールを放出する。
対するMgドーピングの効果を示す図である。図3を参
照するに、III族元素のソースガスに対する(C5 H
5 ) 2 Mgのモル比を3×10-4に設定することより約
4×1017cm-3のホール濃度を得ることができる。望
ましいホール濃度が約1×1018cm-3である場合、モ
ル比は1×10-3に設定すればよい。MgはInGaA
lP結晶中でIII族元素の席を占有し、p型ドーパン
トとして作用してホールを放出する。
【0036】図4は図3と同様な図であり、InGaA
lPの各結晶面におけるZnドーピングの効果を示す。
図4に示すように、Zn濃度はZnのソースガスのモル
比が増大するにつれて増大し、また各結晶面でそれぞれ
に異なっている。図1の結果に対応して、ホール濃度は
図3のMgの場合と比較してはるかに低いことがわか
る。
lPの各結晶面におけるZnドーピングの効果を示す。
図4に示すように、Zn濃度はZnのソースガスのモル
比が増大するにつれて増大し、また各結晶面でそれぞれ
に異なっている。図1の結果に対応して、ホール濃度は
図3のMgの場合と比較してはるかに低いことがわか
る。
【0037】Znドーピングを、図43に示すレーザダ
イオードにおいてp型クラッド層205の成長に使った
場合、(311)B面上に成長した層205の斜面部は
図5に示すように(100)面上に成長した平坦部より
もZn濃度が高くなってしまう。その結果、ストライプ
構造を形成する(100)面部分におけるキャリア濃度
が減少してしまい、これに伴ってクラッド層205のう
ち、その上に活性層の要部が形成されるストライプ構造
部分の抵抗が大きくなってしまう。その結果、下部電極
から注入された電流は活性層のストライプ部を迂回して
流れてしまい、レーザ発振の効率は著しく低下してしま
う。
イオードにおいてp型クラッド層205の成長に使った
場合、(311)B面上に成長した層205の斜面部は
図5に示すように(100)面上に成長した平坦部より
もZn濃度が高くなってしまう。その結果、ストライプ
構造を形成する(100)面部分におけるキャリア濃度
が減少してしまい、これに伴ってクラッド層205のう
ち、その上に活性層の要部が形成されるストライプ構造
部分の抵抗が大きくなってしまう。その結果、下部電極
から注入された電流は活性層のストライプ部を迂回して
流れてしまい、レーザ発振の効率は著しく低下してしま
う。
【0038】ざらに、図1の結果はかかる(100)面
に対応するストライプ構造部におけるInGaAlP層
の抵抗の増加の問題が、ZnドーピングのかわりにMg
ドーピングを使うことで回避されることを示している。
図6は(100)面とその両側に形成された一対の(3
11)B面とを含むメサ構造上に形成されたInGaA
lP層中におけるMgの濃度分布およびホール濃度分
布、さらにこれらに対応する抵抗率の分布を示す。図1
の結果に対応して、Mg濃度レベルおよびホール濃度レ
ベルは結晶面に関係なくほぼ一定であることがわかる。
に対応するストライプ構造部におけるInGaAlP層
の抵抗の増加の問題が、ZnドーピングのかわりにMg
ドーピングを使うことで回避されることを示している。
図6は(100)面とその両側に形成された一対の(3
11)B面とを含むメサ構造上に形成されたInGaA
lP層中におけるMgの濃度分布およびホール濃度分
布、さらにこれらに対応する抵抗率の分布を示す。図1
の結果に対応して、Mg濃度レベルおよびホール濃度レ
ベルは結晶面に関係なくほぼ一定であることがわかる。
【0039】次に、クラッド層をMgドーピングするこ
とにより電流狭窄を向上した本発明の第1実施例を説明
する。
とにより電流狭窄を向上した本発明の第1実施例を説明
する。
【0040】図7は本発明の第1実施例によるレーザダ
イオードの構造を示す図である。本実施例によるレーザ
ダイオードは例えばZnによりキャリア濃度が約1×1
0 19cm-3にドープされたp型GaAs基板301上に
構成される。GaAs基板301はいずれも(100)
面よりなる上主面および下主面を有し、基板上主面上に
はメサ構造301aがレーザダイオードの長手方向ない
し光軸方向に延在するように形成されている。ただし、
レーザダイオードは基板301の<011>方向に延在
するように形成される。メサ構造はいずれも(111)
B面よりなる一対の斜面301b1 ,301b2 により
側方を画成され、レーザダイオードの長手方向に一致し
て延在する(100)面よりなるストライプ面301c
を含む。
イオードの構造を示す図である。本実施例によるレーザ
ダイオードは例えばZnによりキャリア濃度が約1×1
0 19cm-3にドープされたp型GaAs基板301上に
構成される。GaAs基板301はいずれも(100)
面よりなる上主面および下主面を有し、基板上主面上に
はメサ構造301aがレーザダイオードの長手方向ない
し光軸方向に延在するように形成されている。ただし、
レーザダイオードは基板301の<011>方向に延在
するように形成される。メサ構造はいずれも(111)
B面よりなる一対の斜面301b1 ,301b2 により
側方を画成され、レーザダイオードの長手方向に一致し
て延在する(100)面よりなるストライプ面301c
を含む。
【0041】基板301の上主面上には、n型GaAs
よりなる電流狭窄層302が厚さ約1μmで形成され、
電流狭窄層302上には前記GaAs基板のストライプ
面301cが露出して前記長手方向に延在する。電流狭
窄層302はSiあるいはSeにより、約5×1018c
m-3のキャリア濃度レベルにドープされ、ストライプ面
301cの両側には斜面303b1 ,303b2 が形成
される。これらの斜面303b1 ,303b2 は互いに
等価で(311)B面を形成する。換言すると、前記第
1のメサ構造上に第2のメサ構造が、(100)面より
なるストライプ面301cを共有するように形成され、
第2のメサ構造にはストライプ面301cの両側に各々
(311)B面よりなる斜面303b1 ,303b2 が
形成される。その際、基板301と電流狭窄層302と
は基板構造体300を形成し、レーザダイオードの主要
部はMOCVD法により基板構造体300上に形成され
ると考えることができる。レーザダイオードの主要部を
構成するエピタキシャル層をMOCVD法で成長させる
場合、通常に実施されているように、Inのソースとし
てはトリメチルインジウム(TMI)が、Gaのソース
としてはトリメチルガリウム(TMG)が、Alのソー
スとしてはトリエチルアルミニウム(TEA)が使われ
る。さらに、Asのソースとしてはアルシンが、さらに
Pのソースとしてはホスフィンが使われ、成長は表1に
示したのとほぼ同一の条件下で行われる。
よりなる電流狭窄層302が厚さ約1μmで形成され、
電流狭窄層302上には前記GaAs基板のストライプ
面301cが露出して前記長手方向に延在する。電流狭
窄層302はSiあるいはSeにより、約5×1018c
m-3のキャリア濃度レベルにドープされ、ストライプ面
301cの両側には斜面303b1 ,303b2 が形成
される。これらの斜面303b1 ,303b2 は互いに
等価で(311)B面を形成する。換言すると、前記第
1のメサ構造上に第2のメサ構造が、(100)面より
なるストライプ面301cを共有するように形成され、
第2のメサ構造にはストライプ面301cの両側に各々
(311)B面よりなる斜面303b1 ,303b2 が
形成される。その際、基板301と電流狭窄層302と
は基板構造体300を形成し、レーザダイオードの主要
部はMOCVD法により基板構造体300上に形成され
ると考えることができる。レーザダイオードの主要部を
構成するエピタキシャル層をMOCVD法で成長させる
場合、通常に実施されているように、Inのソースとし
てはトリメチルインジウム(TMI)が、Gaのソース
としてはトリメチルガリウム(TMG)が、Alのソー
スとしてはトリエチルアルミニウム(TEA)が使われ
る。さらに、Asのソースとしてはアルシンが、さらに
Pのソースとしてはホスフィンが使われ、成長は表1に
示したのとほぼ同一の条件下で行われる。
【0042】基板構造体300上には、Znおよび/ま
たはMgで1×1018cm-3のキャリア密度にドープさ
れたGaAsよりなるバッファ層303が、MOCVD
法により約0.1〜0.2μmの厚さにエピタキシャル
成長される。さらに、Znおよび/またはMgにより1
×1018cm-3のキャリア濃度にドープされたInGa
Pよりなる第1中間層304が、バッファ層303上
に、やはりMOCVD法により約0.1μmの厚さでエ
ピタキシャル成長される。その際、基板構造体300上
の第2のメサ構造の形状がエピタキシャル層303,3
04に転写され、その結果、このように成長されたIn
GaP層304にもその上主面に対応するメサ構造が転
写される。すなわち、InGaP層304に転写された
メサ構造も、(100)面よりなり<011>方向に延
在するストライプ面とその両側に形成された一対の(3
11)B面よりなる斜面とにより構成される。中間層3
04は中間層110,204と同様に、価電子帯に現れ
るスパイクを減少させてキャリアを流れやすくする作用
をなす。
たはMgで1×1018cm-3のキャリア密度にドープさ
れたGaAsよりなるバッファ層303が、MOCVD
法により約0.1〜0.2μmの厚さにエピタキシャル
成長される。さらに、Znおよび/またはMgにより1
×1018cm-3のキャリア濃度にドープされたInGa
Pよりなる第1中間層304が、バッファ層303上
に、やはりMOCVD法により約0.1μmの厚さでエ
ピタキシャル成長される。その際、基板構造体300上
の第2のメサ構造の形状がエピタキシャル層303,3
04に転写され、その結果、このように成長されたIn
GaP層304にもその上主面に対応するメサ構造が転
写される。すなわち、InGaP層304に転写された
メサ構造も、(100)面よりなり<011>方向に延
在するストライプ面とその両側に形成された一対の(3
11)B面よりなる斜面とにより構成される。中間層3
04は中間層110,204と同様に、価電子帯に現れ
るスパイクを減少させてキャリアを流れやすくする作用
をなす。
【0043】層304上には、本実施例の要部をなすp
型InGaAlPよりなる第1のクラッド層305が形
成される。層305は組成(Al0.7 Ga0.3 )0.5 I
n0. 5 を有し、MOCVD法により、約1μmの厚さに
成長される。また、層305のドーピングはTMI,T
EG,TMAおよびホスフィンよりなるソースガスにビ
ス(シクロペンタジエニル)マグネシウムを、図6に示
す関係に従って、キャリア密度が1×1018cm-3にな
るように流量を設定して混合することでなされる。ま
た、基板構造体300のメサ構造はこのようにして成長
した第1のクラッド層305の上主面にも転写される。
換言すると、クラッド層305の上主面には、(10
0)面よりなるストライプ面とその両側の(311)B
面よりなる斜面とより構成されるメサ構造が、基板およ
び層304上のメサ構造に対応して形成される。
型InGaAlPよりなる第1のクラッド層305が形
成される。層305は組成(Al0.7 Ga0.3 )0.5 I
n0. 5 を有し、MOCVD法により、約1μmの厚さに
成長される。また、層305のドーピングはTMI,T
EG,TMAおよびホスフィンよりなるソースガスにビ
ス(シクロペンタジエニル)マグネシウムを、図6に示
す関係に従って、キャリア密度が1×1018cm-3にな
るように流量を設定して混合することでなされる。ま
た、基板構造体300のメサ構造はこのようにして成長
した第1のクラッド層305の上主面にも転写される。
換言すると、クラッド層305の上主面には、(10
0)面よりなるストライプ面とその両側の(311)B
面よりなる斜面とより構成されるメサ構造が、基板およ
び層304上のメサ構造に対応して形成される。
【0044】クラッド層305の上主面上には、非ドー
プInGaPよりなる活性層306が0.07μmの厚
さに形成される。活性層306もその上主面上にクラッ
ド層305のメサ構造に対応するメサ構造が転写されて
なる。換言すると、活性層306にも(100)面より
なるストライプ面とその両側の(311)B面よりなる
斜面により構成されるメサ構造が転写される。さらに、
InGaAlPよりなりn型にドープされた第2のクラ
ッド層307が活性層306上に約1μmの厚さで形成
される。この場合、n型へのドーピングはIn,Ga,
AlおよびPのソースガスに水素化セレンあるいはモノ
シランやジシラン等のシランを混合し、表1の条件で成
長を行うことで実行される。かかる活性層がメサ構造上
に形成されている構造では、活性層の(100)面がク
ラッド層307の斜面部により左右から挟まれている。
プInGaPよりなる活性層306が0.07μmの厚
さに形成される。活性層306もその上主面上にクラッ
ド層305のメサ構造に対応するメサ構造が転写されて
なる。換言すると、活性層306にも(100)面より
なるストライプ面とその両側の(311)B面よりなる
斜面により構成されるメサ構造が転写される。さらに、
InGaAlPよりなりn型にドープされた第2のクラ
ッド層307が活性層306上に約1μmの厚さで形成
される。この場合、n型へのドーピングはIn,Ga,
AlおよびPのソースガスに水素化セレンあるいはモノ
シランやジシラン等のシランを混合し、表1の条件で成
長を行うことで実行される。かかる活性層がメサ構造上
に形成されている構造では、活性層の(100)面がク
ラッド層307の斜面部により左右から挟まれている。
【0045】このように形成された第2のクラッド層3
07上には、SeまたはSiにより約1×1018cm-3
のキャリア濃度にドープされたn型InGaPよりなる
第2の中間層308が約0.1μmの厚さに形成され、
さらに約3×1018cm-3のキャリア密度にドープされ
たn型GaAsよりなるコンタクト層309が前記中間
層308上に約1μmの厚さで形成される。かかる第2
の中間層は第1の中間層304の場合と同じく、伝導帯
におけるスパイクを減少させるためのものである。さら
に、上部電極310および下部電極311がそれぞれコ
ンタクト層309の上主面および基板301の下主面上
にオーミック接触するように形成される。また、レーザ
ダイオードの長手方向上で対向する端面は通常のレーザ
ダイオードと同じく、反射器を構成する。
07上には、SeまたはSiにより約1×1018cm-3
のキャリア濃度にドープされたn型InGaPよりなる
第2の中間層308が約0.1μmの厚さに形成され、
さらに約3×1018cm-3のキャリア密度にドープされ
たn型GaAsよりなるコンタクト層309が前記中間
層308上に約1μmの厚さで形成される。かかる第2
の中間層は第1の中間層304の場合と同じく、伝導帯
におけるスパイクを減少させるためのものである。さら
に、上部電極310および下部電極311がそれぞれコ
ンタクト層309の上主面および基板301の下主面上
にオーミック接触するように形成される。また、レーザ
ダイオードの長手方向上で対向する端面は通常のレーザ
ダイオードと同じく、反射器を構成する。
【0046】本実施例では、結晶面如何によらずクラッ
ド層305を一様にドープすることが可能であり、これ
により、注入電流の発散の問題が解決される。さらに、
活性層のストライプ領域を左右からクラッド層307の
斜面部により挟むことにより、比点収差の問題が解決さ
れる。
ド層305を一様にドープすることが可能であり、これ
により、注入電流の発散の問題が解決される。さらに、
活性層のストライプ領域を左右からクラッド層307の
斜面部により挟むことにより、比点収差の問題が解決さ
れる。
【0047】図7の装置において、エピタキシャル層の
導電型を反転させることも可能である。この場合はp型
GaAs基板301のかわりにn型GaAs基板を使
い、Mgドーピングを第2のクラッド層307に対して
行う。ただし、この場合はエピタキシャル層へのMgの
取込みにかなりの遅れが発生するため、p型基板上に構
成されるレーザダイオードにおいてMgドープされたク
ラッド層を形成する場合とn型基板上に構成されるレー
ザダイオードにおいてMgドープされたクラッド層を形
成する場合とでは、実質的な違いが生じる。かかるMg
の取込みの遅れは、反応容器内で有機分子(C5 H5 )
2 Mgから放出されたMg原子が、石英よりなる容器壁
に選択的に堆積してしまい、エピタキシャル層へのMg
の取込みは容器壁がMgで被覆された後に生じるためと
考えられている。
導電型を反転させることも可能である。この場合はp型
GaAs基板301のかわりにn型GaAs基板を使
い、Mgドーピングを第2のクラッド層307に対して
行う。ただし、この場合はエピタキシャル層へのMgの
取込みにかなりの遅れが発生するため、p型基板上に構
成されるレーザダイオードにおいてMgドープされたク
ラッド層を形成する場合とn型基板上に構成されるレー
ザダイオードにおいてMgドープされたクラッド層を形
成する場合とでは、実質的な違いが生じる。かかるMg
の取込みの遅れは、反応容器内で有機分子(C5 H5 )
2 Mgから放出されたMg原子が、石英よりなる容器壁
に選択的に堆積してしまい、エピタキシャル層へのMg
の取込みは容器壁がMgで被覆された後に生じるためと
考えられている。
【0048】図8(A)はn型GaAs基板上に形成さ
れる装置において、Mgをクラッド層307にMOCV
D法で導入する場合のドーピングシーケンスを示す。
れる装置において、Mgをクラッド層307にMOCV
D法で導入する場合のドーピングシーケンスを示す。
【0049】図8(A)を参照するに、クラッド層30
7の堆積は非ドープInGaP活性層306が形成され
た後に開始される。この図よりわかるように、Mgのク
ラッド層307への取込みはクラッド層307の成長が
開始されてからかなりの時間が経過した後に始まってい
る。換言すると、かかるシーケンスで形成されたクラッ
ド層307は活性層306の直上部では、別のドーピン
グプロセスを同時に併用しない限り、非ドープ状態にな
ってしまうことを意味する。クラッド層307がドープ
されないと、活性層306へのキャリアの注入が生じな
い。この問題を回避するため、図8(A)のプロセスで
はクラッド層307の活性層に接する部分でのMgの枯
渇を補償すべく、Znによるドーピングを併用してい
る。すなわち、クラッド層307の成長開始と同時にZ
nを例えばジメチル亜鉛の形でAl,Ga,In,Pの
ソースガスに混合する。この場合、Znの取込みは直ち
に開始され、クラッド層307は確実にp型になる。さ
らに、Mgが反応容器の器壁を覆うに要する時間が経過
した後、Znの供給は停止され、クラッド層307への
実質的な濃度レベルでのMgの取込みが開始される。
7の堆積は非ドープInGaP活性層306が形成され
た後に開始される。この図よりわかるように、Mgのク
ラッド層307への取込みはクラッド層307の成長が
開始されてからかなりの時間が経過した後に始まってい
る。換言すると、かかるシーケンスで形成されたクラッ
ド層307は活性層306の直上部では、別のドーピン
グプロセスを同時に併用しない限り、非ドープ状態にな
ってしまうことを意味する。クラッド層307がドープ
されないと、活性層306へのキャリアの注入が生じな
い。この問題を回避するため、図8(A)のプロセスで
はクラッド層307の活性層に接する部分でのMgの枯
渇を補償すべく、Znによるドーピングを併用してい
る。すなわち、クラッド層307の成長開始と同時にZ
nを例えばジメチル亜鉛の形でAl,Ga,In,Pの
ソースガスに混合する。この場合、Znの取込みは直ち
に開始され、クラッド層307は確実にp型になる。さ
らに、Mgが反応容器の器壁を覆うに要する時間が経過
した後、Znの供給は停止され、クラッド層307への
実質的な濃度レベルでのMgの取込みが開始される。
【0050】一方、図8(B)のプロセスはp型GaA
s基板の場合に対して適用される。この場合には、p型
の基板構造体300上に、GaAsバッファ層303が
形成される際に、層303をZnを導入することにより
p型にドープする工程を含む。さらに、層303の成長
がまだ続いている間にMgの供給を、GaAs層303
のソースガスにビス(シクロペンタジエニル)マグネシ
ウムを混合することにより、開始する。その際、Mgの
量はGaAsバッファ層303の成長と共に増大し、バ
ッファ層303上に中間層104が成長される頃にはほ
ぼ一定値になっている。さらに、中間層304の成長開
始と同時にZnの供給が停止される。Znのエピタキシ
ャル層への取込みはZn供給停止と同時に直ちに停止さ
れる。中間層304の成長が停止された後もMgの供給
は続けられ、第1のクラッド層305の成長が開始され
る。かかる成長の結果、層304,305のホール濃度
レベルは実質的に一定になる。クラッド層305が所定
の厚さに成長すると、Mgの供給は停止され、同時にエ
ピタキシャル層のソースも変更される、非ドープ活性層
306の成長が開始される。さらに、このようにして成
長した活性層306上にSeあるいはSiによりドープ
されたInGaAlPよりなる第2のクラッド層307
が形成される。
s基板の場合に対して適用される。この場合には、p型
の基板構造体300上に、GaAsバッファ層303が
形成される際に、層303をZnを導入することにより
p型にドープする工程を含む。さらに、層303の成長
がまだ続いている間にMgの供給を、GaAs層303
のソースガスにビス(シクロペンタジエニル)マグネシ
ウムを混合することにより、開始する。その際、Mgの
量はGaAsバッファ層303の成長と共に増大し、バ
ッファ層303上に中間層104が成長される頃にはほ
ぼ一定値になっている。さらに、中間層304の成長開
始と同時にZnの供給が停止される。Znのエピタキシ
ャル層への取込みはZn供給停止と同時に直ちに停止さ
れる。中間層304の成長が停止された後もMgの供給
は続けられ、第1のクラッド層305の成長が開始され
る。かかる成長の結果、層304,305のホール濃度
レベルは実質的に一定になる。クラッド層305が所定
の厚さに成長すると、Mgの供給は停止され、同時にエ
ピタキシャル層のソースも変更される、非ドープ活性層
306の成長が開始される。さらに、このようにして成
長した活性層306上にSeあるいはSiによりドープ
されたInGaAlPよりなる第2のクラッド層307
が形成される。
【0051】図8(B)のプロセスでは、第1のクラッ
ド層305とその上に成長される活性層306との間の
物理的な境界に対応して、明確な導電型の境界を、例え
ばZnを層305にドープする等の別のドーピングプロ
セスを使うことなく、得ることができる。すなわち、図
7の構造に対応する図8(B)のプロセスの方が、半導
体基板およびその上に形成されるエピタキシャル層の導
電型を反転させた場合のプロセスよりも好ましい。ただ
し、これは図8(A)のプロセスの有用性を否定するも
のではない。
ド層305とその上に成長される活性層306との間の
物理的な境界に対応して、明確な導電型の境界を、例え
ばZnを層305にドープする等の別のドーピングプロ
セスを使うことなく、得ることができる。すなわち、図
7の構造に対応する図8(B)のプロセスの方が、半導
体基板およびその上に形成されるエピタキシャル層の導
電型を反転させた場合のプロセスよりも好ましい。ただ
し、これは図8(A)のプロセスの有用性を否定するも
のではない。
【0052】次に、図7の構造の製造プロセスを図9
(A),(B)および図10(C),(D)を参照しな
がら説明する。
(A),(B)および図10(C),(D)を参照しな
がら説明する。
【0053】図9(A)の最初の工程で、酸化シリコン
層がp型GaAs基板301の上主面を形成する(10
0)面上に堆積され、次いでパターニングされて<01
1>方向に延在する酸化シリコンストライプマスクが形
成される。さらに、基板301を、基板上主面をこのよ
うにして形成された酸化シリコンストライプマスク21
で保護したまま、H2 SO4 ,H2 O2 およびH2 Oの
混合エッチング液中でウエットエッチングして、<01
1>方向に延在するストライプ状の(100)面を頂部
に有するメサ構造301aを、約5μmの幅で形成す
る。こうして形成されたメサ構造301aは(100)
ストライプ面の側方を、(111)B面よりなる一対の
斜面により画成される。また、メサ構造301aの左右
両側にはGaAs基板301の上主面をなす(100)
面が、メサ構造の頂部をなす(100)面と平行に延在
する。
層がp型GaAs基板301の上主面を形成する(10
0)面上に堆積され、次いでパターニングされて<01
1>方向に延在する酸化シリコンストライプマスクが形
成される。さらに、基板301を、基板上主面をこのよ
うにして形成された酸化シリコンストライプマスク21
で保護したまま、H2 SO4 ,H2 O2 およびH2 Oの
混合エッチング液中でウエットエッチングして、<01
1>方向に延在するストライプ状の(100)面を頂部
に有するメサ構造301aを、約5μmの幅で形成す
る。こうして形成されたメサ構造301aは(100)
ストライプ面の側方を、(111)B面よりなる一対の
斜面により画成される。また、メサ構造301aの左右
両側にはGaAs基板301の上主面をなす(100)
面が、メサ構造の頂部をなす(100)面と平行に延在
する。
【0054】次に、図9(B)の工程において、図9
(A)の工程で得られた構造上に、n型GaAs層30
2を、前記メサ構造301aの(100)ストライプ面
をマスク21で保護した状態でMOCVD法により堆積
することにより形成する。マスク21は酸化シリコンで
形成されているため、マスク21上におけるGaAs層
の堆積は生じない。そこで、GaAs層302はメサ構
造301aの両側に延在するGaAs基板301の(1
00)上主面上に堆積し、その際図9(B)に示すよう
にGaAs層302上主面には、(100)ストライプ
面の両側に、(311)Bの面指数を有する斜面303
b1 ,303b2 が、メサ構造301aの(111)B
面に対応して形成されている。その際、斜面303
b1 ,303b 2 は(100)ストライプ面と共に第2
のメサ構造を形成する。
(A)の工程で得られた構造上に、n型GaAs層30
2を、前記メサ構造301aの(100)ストライプ面
をマスク21で保護した状態でMOCVD法により堆積
することにより形成する。マスク21は酸化シリコンで
形成されているため、マスク21上におけるGaAs層
の堆積は生じない。そこで、GaAs層302はメサ構
造301aの両側に延在するGaAs基板301の(1
00)上主面上に堆積し、その際図9(B)に示すよう
にGaAs層302上主面には、(100)ストライプ
面の両側に、(311)Bの面指数を有する斜面303
b1 ,303b2 が、メサ構造301aの(111)B
面に対応して形成されている。その際、斜面303
b1 ,303b 2 は(100)ストライプ面と共に第2
のメサ構造を形成する。
【0055】次いで図9(B)で得られた構造から酸化
シリコンマスク21を除去し、層303から309をM
OCVD法により、順次堆積する。その際、層304,
305の堆積は例えば図8(B)で説明した手順で行
う。その結果、図10(C),(D)に示す層状半導体
構造体が得られる。図10(C)の構造体が形成された
後、上下電極310,311をそれぞれコンタクト層3
09の上主面と基板301の下主面に堆積し、図10
(D)に示すレーザダイオードが完成する。
シリコンマスク21を除去し、層303から309をM
OCVD法により、順次堆積する。その際、層304,
305の堆積は例えば図8(B)で説明した手順で行
う。その結果、図10(C),(D)に示す層状半導体
構造体が得られる。図10(C)の構造体が形成された
後、上下電極310,311をそれぞれコンタクト層3
09の上主面と基板301の下主面に堆積し、図10
(D)に示すレーザダイオードが完成する。
【0056】第1実施例で説明した電流狭窄構造の構成
はエピタキシャル層の導電型を反転させた場合にも有効
である。より具体的に説明すると、p型基板301のか
わりにn型GaAs基板を使う場合、各エピタキシャル
層における導電型は反転され、図8(A)で説明した手
順でp型クラッド層307の成長がなされる。
はエピタキシャル層の導電型を反転させた場合にも有効
である。より具体的に説明すると、p型基板301のか
わりにn型GaAs基板を使う場合、各エピタキシャル
層における導電型は反転され、図8(A)で説明した手
順でp型クラッド層307の成長がなされる。
【0057】次に、本発明の第2実施例を図11
(A),(B)および図12を参照しながら説明する。
ただし図11(A),(B)は第2実施例の原理を示す
図である。
(A),(B)および図12を参照しながら説明する。
ただし図11(A),(B)は第2実施例の原理を示す
図である。
【0058】図11(A)はInGaAlPのエピタキ
シャル中におけるMgおよびSeの濃度レベルを種々の
結晶面について示す図であり、Seの濃度が(311)
B面において(100)面よりも増加することがわか
る。換言すると、Seの濃度、従って電子濃度はInG
aAlP層では(100)面において(311)B面に
おけるよりもやや減少する。一方、InGaAlP層に
Seと同時にドープされるMgの濃度レベルおよびこれ
に対応するホールの濃度レベルは結晶面に無関係にほぼ
一定であることがわかる。さらに、図11(A)の例で
はMgの濃度は(311)B面および(100)面のい
ずれにおいてもSeの濃度よりも高く設定されている。
その結果、InGaAlP層は結晶面によらずp型にド
ープされ、また(311)B面と(100)面でキャリ
ア濃度が異なることに起因して結晶面に応じて抵抗率が
変化する。より具体的には、(100)面で電子濃度が
低いことに起因してホール濃度が(311)B面上にお
けるよるも(100)面上で高くなっている。そこで、
図11(A)の原理を使うことにより、クラッド層を抵
抗率がメサ構造の(100)面ストライプ部分で選択的
に低下し、同時に(311)B斜面で選択的に増加する
ように形成することが可能になる。
シャル中におけるMgおよびSeの濃度レベルを種々の
結晶面について示す図であり、Seの濃度が(311)
B面において(100)面よりも増加することがわか
る。換言すると、Seの濃度、従って電子濃度はInG
aAlP層では(100)面において(311)B面に
おけるよりもやや減少する。一方、InGaAlP層に
Seと同時にドープされるMgの濃度レベルおよびこれ
に対応するホールの濃度レベルは結晶面に無関係にほぼ
一定であることがわかる。さらに、図11(A)の例で
はMgの濃度は(311)B面および(100)面のい
ずれにおいてもSeの濃度よりも高く設定されている。
その結果、InGaAlP層は結晶面によらずp型にド
ープされ、また(311)B面と(100)面でキャリ
ア濃度が異なることに起因して結晶面に応じて抵抗率が
変化する。より具体的には、(100)面で電子濃度が
低いことに起因してホール濃度が(311)B面上にお
けるよるも(100)面上で高くなっている。そこで、
図11(A)の原理を使うことにより、クラッド層を抵
抗率がメサ構造の(100)面ストライプ部分で選択的
に低下し、同時に(311)B斜面で選択的に増加する
ように形成することが可能になる。
【0059】図11(B)は第2実施例の別の原理を示
す。図11(B)の場合、同時ドープされるMgとSe
の濃度レベルをInGaAlP層の導電型が結晶面によ
って変化するように設定する。すなわち、MgとSeの
濃度レベルはInGaAlPが(311)B面上に成長
された部分でn型に、また(100)面上に成長された
部分でp型になるように設定される。
す。図11(B)の場合、同時ドープされるMgとSe
の濃度レベルをInGaAlP層の導電型が結晶面によ
って変化するように設定する。すなわち、MgとSeの
濃度レベルはInGaAlPが(311)B面上に成長
された部分でn型に、また(100)面上に成長された
部分でp型になるように設定される。
【0060】図12は前記原理を用いて電流狭窄を行う
ことを要旨とする第2実施例のレーザダイオードの横断
面図を示す。図12において装置構造自体は図7のもの
と実質的に同一であり、以下には要部のみを説明する。
ことを要旨とする第2実施例のレーザダイオードの横断
面図を示す。図12において装置構造自体は図7のもの
と実質的に同一であり、以下には要部のみを説明する。
【0061】図12の装置では、第1のクラッド層30
5の成長時にMgとSeとを、Mgの濃度レベルがSe
の濃度レベルよりも(311)B面と(100)面のい
ずれにおいても高くなるようにドープする。例えば、M
gとSeの濃度レベルはInGaAlPクラッド層30
5の各部分において表2に示すように設定される。
5の成長時にMgとSeとを、Mgの濃度レベルがSe
の濃度レベルよりも(311)B面と(100)面のい
ずれにおいても高くなるようにドープする。例えば、M
gとSeの濃度レベルはInGaAlPクラッド層30
5の各部分において表2に示すように設定される。
【0062】
【表2】
【0063】すなわち、ドープレベルを表2に示すよう
に設定することにより、クラッド層305の抵抗率は、
図12に斜線部で示すように、(311)B面上に成長
した部分が選択的に大きくなるように設定される。その
結果、電極311に供給された駆動電流はn型GaAs
層302で狭窄された後、メサ構造の(100)ストラ
イプ面の直上に位置するクラッド層305の低抵抗部分
を通って活性層306のストライプ部分に注入される。
その結果、効率のよいレーザ発振を行うことが可能にな
る。
に設定することにより、クラッド層305の抵抗率は、
図12に斜線部で示すように、(311)B面上に成長
した部分が選択的に大きくなるように設定される。その
結果、電極311に供給された駆動電流はn型GaAs
層302で狭窄された後、メサ構造の(100)ストラ
イプ面の直上に位置するクラッド層305の低抵抗部分
を通って活性層306のストライプ部分に注入される。
その結果、効率のよいレーザ発振を行うことが可能にな
る。
【0064】第2実施例の変形例は図11(B)の原理
に基づくものであり、MgとSeのドープレベルを以下
の表3のように設定する。
に基づくものであり、MgとSeのドープレベルを以下
の表3のように設定する。
【0065】
【表3】
【0066】表3のドープレベルを使った場合、図14
に斜線部で示した(311)B面部分の導電型を選択的
に反転させることができ、これによりクラッド層305
の斜面部において駆動電流を阻止することが可能にな
る。その結果、注入された駆動電流は図中に矢印で示し
たように、メサ構造の(100)ストライプ面に対応し
た活性層306のストライプ面に集中的に注入され、レ
ーザ発振の効率が向上する。
に斜線部で示した(311)B面部分の導電型を選択的
に反転させることができ、これによりクラッド層305
の斜面部において駆動電流を阻止することが可能にな
る。その結果、注入された駆動電流は図中に矢印で示し
たように、メサ構造の(100)ストライプ面に対応し
た活性層306のストライプ面に集中的に注入され、レ
ーザ発振の効率が向上する。
【0067】前記二つの変形例のいずれにおいても、活
性層直上に形成されているクラッド層中に電流閉じ込め
構造が形成されるため、電流狭窄がなされた後で駆動電
流が発散してしまう問題点が実質的に解消される。換言
すると、図12の装置は図7の装置よりも電流狭窄効率
が向上している。
性層直上に形成されているクラッド層中に電流閉じ込め
構造が形成されるため、電流狭窄がなされた後で駆動電
流が発散してしまう問題点が実質的に解消される。換言
すると、図12の装置は図7の装置よりも電流狭窄効率
が向上している。
【0068】また、クラッド層207をSeとZnによ
り同時にドープすることにより、図14に斜線部で示す
ような電流狭窄構造をクラッド層207に形成すること
ができる。
り同時にドープすることにより、図14に斜線部で示す
ような電流狭窄構造をクラッド層207に形成すること
ができる。
【0069】図13(A),(B)はかかる電流狭窄構
造の原理を示しており、このうち図13(A)は、In
GaAlP層307が(100)面上に成長している場
合も(311)B面上に成長している場合も同様に、n
型にドープる場合を示し、これに対し、図13(B)は
導電型が結晶面で変化する場合を示す。図15(A)の
実施例では導電型は変化せず、ただ電子濃度だけが(3
11)B面上に成長した部分で(100)面上に成長し
た場合よりも低くなっている。
造の原理を示しており、このうち図13(A)は、In
GaAlP層307が(100)面上に成長している場
合も(311)B面上に成長している場合も同様に、n
型にドープる場合を示し、これに対し、図13(B)は
導電型が結晶面で変化する場合を示す。図15(A)の
実施例では導電型は変化せず、ただ電子濃度だけが(3
11)B面上に成長した部分で(100)面上に成長し
た場合よりも低くなっている。
【0070】図13(A)および(B)のいずれのドー
ピングも、クラッド層307のドーピングに使った場
合、駆動電流を図12に示すように(100)ストライ
プ面上に成長したメサ構造領域に集中させることが可能
になり、電流狭窄構造がクラッド層305のみに形成さ
れる実施例におけるよりも電流狭窄の効率を向上させる
ことが可能になる。図13(A)に示すドーピングは下
の表4に示すドーピングレベルを使って実現できる。こ
れに対して、図13(B)に示すドーピングは表5に示
すドーピングレベルにより実現される。
ピングも、クラッド層307のドーピングに使った場
合、駆動電流を図12に示すように(100)ストライ
プ面上に成長したメサ構造領域に集中させることが可能
になり、電流狭窄構造がクラッド層305のみに形成さ
れる実施例におけるよりも電流狭窄の効率を向上させる
ことが可能になる。図13(A)に示すドーピングは下
の表4に示すドーピングレベルを使って実現できる。こ
れに対して、図13(B)に示すドーピングは表5に示
すドーピングレベルにより実現される。
【0071】
【表4】
【0072】次に、クラッド層305,307にさらに
別の電流狭窄構造を埋設されたことを特徴とする、本発
明の第3実施例を説明する。
別の電流狭窄構造を埋設されたことを特徴とする、本発
明の第3実施例を説明する。
【0073】
【表5】
【0074】まず、本実施例の原理を図14,15を参
照しながら説明する。ここで、図14はMOCVD法に
より成長したGaAs層中に導入されたZnの濃度レベ
ルをGaAs層の各結晶面について示し、一方図15は
同じくGaAs層中に導入されたSeの濃度レベルを各
結晶面について示す。図14より、Zn濃度は(10
0)面を基準として(111)B面方向へ結晶面が傾斜
するにつれて減少するのに対し、Se濃度は(111)
B面方向への傾斜が大きくなるにつれて増大するのがわ
かる。一方、Zn濃度は(111)A面方向への傾斜が
大きくなるにつれて増大し、(311)A面に対応する
傾斜角で最大になる。これに対し、Se濃度は(11
1)A面方向への傾斜角が増大するにつれて単調に増加
する。このように、ZnとSeを、互いに異なる結晶面
を含む面上にMOCVD法により成長されたGaAs層
中に同時に導入することにより、その抵抗率や導電型等
の電子的性質を、結晶面に対応して変化させることがで
きる。
照しながら説明する。ここで、図14はMOCVD法に
より成長したGaAs層中に導入されたZnの濃度レベ
ルをGaAs層の各結晶面について示し、一方図15は
同じくGaAs層中に導入されたSeの濃度レベルを各
結晶面について示す。図14より、Zn濃度は(10
0)面を基準として(111)B面方向へ結晶面が傾斜
するにつれて減少するのに対し、Se濃度は(111)
B面方向への傾斜が大きくなるにつれて増大するのがわ
かる。一方、Zn濃度は(111)A面方向への傾斜が
大きくなるにつれて増大し、(311)A面に対応する
傾斜角で最大になる。これに対し、Se濃度は(11
1)A面方向への傾斜角が増大するにつれて単調に増加
する。このように、ZnとSeを、互いに異なる結晶面
を含む面上にMOCVD法により成長されたGaAs層
中に同時に導入することにより、その抵抗率や導電型等
の電子的性質を、結晶面に対応して変化させることがで
きる。
【0075】図16はMOCVD法により成長されたG
aAs層において生じる導電型の変化を示す。図18を
参照するに、GaAs層を(100)面上に成長させ、
SeとZnをいずれも約1×1018cm-3の濃度で同時
にドープした場合、高抵抗層が得られることがわかる。
一方、GaAs層を成長させる結晶面が(100)面に
対して(111)B面方向に傾いている場合、Zn濃度
は傾斜角の増加と共に徐々に減少し、GaAs層はn型
にドープされる。さらに、Seの濃度レベルをZnより
もやや低く設定した場合、GaAs層は(100)面上
に成長した場合はZnがら放出されたホールが過剰にな
ってp型になるが、傾斜角が増大するにつれてZn濃度
は徐々に減少し、図16よりわかるように導電型は傾斜
角が約10度のところで反転する。
aAs層において生じる導電型の変化を示す。図18を
参照するに、GaAs層を(100)面上に成長させ、
SeとZnをいずれも約1×1018cm-3の濃度で同時
にドープした場合、高抵抗層が得られることがわかる。
一方、GaAs層を成長させる結晶面が(100)面に
対して(111)B面方向に傾いている場合、Zn濃度
は傾斜角の増加と共に徐々に減少し、GaAs層はn型
にドープされる。さらに、Seの濃度レベルをZnより
もやや低く設定した場合、GaAs層は(100)面上
に成長した場合はZnがら放出されたホールが過剰にな
ってp型になるが、傾斜角が増大するにつれてZn濃度
は徐々に減少し、図16よりわかるように導電型は傾斜
角が約10度のところで反転する。
【0076】図17は、クラッド層中に電流狭窄層を埋
設された、本発明の第3実施例によるレーザダイオード
の構造を示す。
設された、本発明の第3実施例によるレーザダイオード
の構造を示す。
【0077】図17を参照するに、レーザダイオードは
中間層304,308を省略した他は図7あるいは図1
2のレーザダイオードとほぼ同様な構成を有している。
そこで、先の実施例で説明した部分には同一の参照符号
を付して、説明を省略する。
中間層304,308を省略した他は図7あるいは図1
2のレーザダイオードとほぼ同様な構成を有している。
そこで、先の実施例で説明した部分には同一の参照符号
を付して、説明を省略する。
【0078】本実施例では、クラッド層305内に、薄
いGaAs層312が設けられ、これにより層305は
下層部305aと上層部305bとに分割される。Ga
As層312は約8nmの厚さを有し、メサ構造を構成
する(100)ストライプ面上に形成されてこれに平行
に延在する第1のストライプ領域312aと、メサ構造
の(311)B面上に形成されて領域312aの両側で
これと平行に延在する一対の斜面領域312b1 ,31
2b2 を含む。GaAs層312はMOCVD法により
成長され、ZnとSeにより、領域312aはp型にま
た領域312b 1 ,312b2 はn型になるようにドー
プされる。かかる層312のドープはZnとSeの濃度
レベルを図16に示すように設定することで可能であ
る。より具体的には、GaAs層312の成長時にGa
Asの成長ガスであるTEGとアルシンにジメチル亜鉛
と水素化Seとを、Znの濃度レベルが(100)面上
で約1×1018cm-3になるように、またSeの濃度レ
ベルが同じく(100)面上で約5×1017cm-3にな
るように設定する。その結果、n型領域312b1 ,3
12b2 はn型にドープされ活性層306に注入される
電流と阻止する。その結果、電流狭窄の効率がさらに向
上する。
いGaAs層312が設けられ、これにより層305は
下層部305aと上層部305bとに分割される。Ga
As層312は約8nmの厚さを有し、メサ構造を構成
する(100)ストライプ面上に形成されてこれに平行
に延在する第1のストライプ領域312aと、メサ構造
の(311)B面上に形成されて領域312aの両側で
これと平行に延在する一対の斜面領域312b1 ,31
2b2 を含む。GaAs層312はMOCVD法により
成長され、ZnとSeにより、領域312aはp型にま
た領域312b 1 ,312b2 はn型になるようにドー
プされる。かかる層312のドープはZnとSeの濃度
レベルを図16に示すように設定することで可能であ
る。より具体的には、GaAs層312の成長時にGa
Asの成長ガスであるTEGとアルシンにジメチル亜鉛
と水素化Seとを、Znの濃度レベルが(100)面上
で約1×1018cm-3になるように、またSeの濃度レ
ベルが同じく(100)面上で約5×1017cm-3にな
るように設定する。その結果、n型領域312b1 ,3
12b2 はn型にドープされ活性層306に注入される
電流と阻止する。その結果、電流狭窄の効率がさらに向
上する。
【0079】図18は第3実施例の変形例を示す。この
例では、レーザダイオードは図17のものと略同様な構
造を有するが、各エピタキシャル層の導電型およびGa
As基板の導電型が反転している点が相違している。よ
り具体的には、レーザダイオードは基板301のメサ構
造301aに対応するメサ構造321aを形成されたn
型GaAs基板上に形成され、基板321上には図17
のエピタキシャル層302〜309に対応するエピタキ
シャル層322〜329が、導電型が反転されている点
を除いて、同様に形成されている。図18の装置の構成
は図17より明らかであり、細部の説明は省略する。
例では、レーザダイオードは図17のものと略同様な構
造を有するが、各エピタキシャル層の導電型およびGa
As基板の導電型が反転している点が相違している。よ
り具体的には、レーザダイオードは基板301のメサ構
造301aに対応するメサ構造321aを形成されたn
型GaAs基板上に形成され、基板321上には図17
のエピタキシャル層302〜309に対応するエピタキ
シャル層322〜329が、導電型が反転されている点
を除いて、同様に形成されている。図18の装置の構成
は図17より明らかであり、細部の説明は省略する。
【0080】図18の装置では、厚さが約8nmの薄い
GaAs層331がp型InGaAlPクラッド層32
7内に形成され、これによりクラッド層327は層33
1の下の第1の層327aと層331の上の第2の層3
27bとに分割される。層331はZnとSeにより同
時にドープされ、層327はメサ構造の(100)スト
ライプ面上に形成されるp型領域331aと、その両側
に(311)B面に対応して形成されるn型の斜面部3
31b1 ,331b2 とを含む。GaAs層331のド
ーピングは層312の場合と同様に行われ、従って説明
を省略する。
GaAs層331がp型InGaAlPクラッド層32
7内に形成され、これによりクラッド層327は層33
1の下の第1の層327aと層331の上の第2の層3
27bとに分割される。層331はZnとSeにより同
時にドープされ、層327はメサ構造の(100)スト
ライプ面上に形成されるp型領域331aと、その両側
に(311)B面に対応して形成されるn型の斜面部3
31b1 ,331b2 とを含む。GaAs層331のド
ーピングは層312の場合と同様に行われ、従って説明
を省略する。
【0081】図19は第3実施例の別の変形例を示す。
図19を参照するに、本変形例によるレーザダイオード
は、層302に対応するn型GaAs電流阻止層342
を形成されたp型GaAs基板341上に構成され、層
342の上主面上には基板341にまで達する溝341
aが形成されている。この溝341aは負のメサ構造を
形成し、(100)面方位のストライプ状底面341c
とその両側に形成される(111)B面方位の一対の斜
面341b1 ,341b2 とにより画成される。ただ
し、底面341cはGaAs基板341の露出面より形
成される。ストライプ面は先の実施例と同じく、典型的
に約5μmの幅を有する。
図19を参照するに、本変形例によるレーザダイオード
は、層302に対応するn型GaAs電流阻止層342
を形成されたp型GaAs基板341上に構成され、層
342の上主面上には基板341にまで達する溝341
aが形成されている。この溝341aは負のメサ構造を
形成し、(100)面方位のストライプ状底面341c
とその両側に形成される(111)B面方位の一対の斜
面341b1 ,341b2 とにより画成される。ただ
し、底面341cはGaAs基板341の露出面より形
成される。ストライプ面は先の実施例と同じく、典型的
に約5μmの幅を有する。
【0082】負のメサ構造341aをこのようにして形
成された層342の上主面には、前記メサ構造部を除い
て酸化シリコンマスク52が形成され、この状態でp型
GaAs層が堆積される。図20(A)を参照。その結
果、負のメサ構造341aの露出面にはp型領域343
が選択的に成長され、成長されたp型領域343は、第
1のメサ構造341aに対応し、また(100)面方位
のストライプ状底面343aとその両側の(311)B
面方位の斜面343b1 ,343b2 とを特徴とする第
2のメサ構造341を形成する。p型GaAs基板34
1,n型GaAs層342,およびp型GaAs343
は基板構造体340を形成し、レーザダイオードの主要
部が基板構造対340上に形成される。
成された層342の上主面には、前記メサ構造部を除い
て酸化シリコンマスク52が形成され、この状態でp型
GaAs層が堆積される。図20(A)を参照。その結
果、負のメサ構造341aの露出面にはp型領域343
が選択的に成長され、成長されたp型領域343は、第
1のメサ構造341aに対応し、また(100)面方位
のストライプ状底面343aとその両側の(311)B
面方位の斜面343b1 ,343b2 とを特徴とする第
2のメサ構造341を形成する。p型GaAs基板34
1,n型GaAs層342,およびp型GaAs343
は基板構造体340を形成し、レーザダイオードの主要
部が基板構造対340上に形成される。
【0083】基板構造体340上には、厚さが約0.2
μmのp型GaAsバッファ層344が前記第2のメサ
構造の形状に整合してエピタキシャル成長され、さらに
バッファ層344上にはp型InGaAlPよりなる第
1のクラッド層345が前記第2のメサ構造に整合して
形成される。クラッド層345は第1実施例において説
明したようにMgでドープされる。あるいは、第2実施
例で説明したように、MgとSeで同時にドープしても
よい。
μmのp型GaAsバッファ層344が前記第2のメサ
構造の形状に整合してエピタキシャル成長され、さらに
バッファ層344上にはp型InGaAlPよりなる第
1のクラッド層345が前記第2のメサ構造に整合して
形成される。クラッド層345は第1実施例において説
明したようにMgでドープされる。あるいは、第2実施
例で説明したように、MgとSeで同時にドープしても
よい。
【0084】クラッド層345の上主面には、ZnとS
eを同時に導入することによりドープされたGaAsよ
りなる電流阻止層346が、(100)面上に成長した
部分がp型にドープされ、(311)B面に成長した部
分がn型にドープされるように形成される。さらに、p
型InGaAlPよりなる第2のクラッド層347が電
流阻止層346上に成長する。さらに、非ドープInG
aPよりなる活性層348がクラッド層347上に形成
される。また、活性層348上にはn型クラッド層34
9が成長され、さらにn型GaAsよりなるコンタクト
層350がクラッド層349上に形成されて図20
(B)に示す構造が得られる。上記のエピタキシャル成
長プロセスは周知のMOCVD法を使って行うことがで
きる。図20(B)の層状構造体が形成された後、上部
電極351および下部電極352がそれぞれコンタクト
層350の上主面および基板341の下主面に形成さ
れ、図19の構造が得られる。
eを同時に導入することによりドープされたGaAsよ
りなる電流阻止層346が、(100)面上に成長した
部分がp型にドープされ、(311)B面に成長した部
分がn型にドープされるように形成される。さらに、p
型InGaAlPよりなる第2のクラッド層347が電
流阻止層346上に成長する。さらに、非ドープInG
aPよりなる活性層348がクラッド層347上に形成
される。また、活性層348上にはn型クラッド層34
9が成長され、さらにn型GaAsよりなるコンタクト
層350がクラッド層349上に形成されて図20
(B)に示す構造が得られる。上記のエピタキシャル成
長プロセスは周知のMOCVD法を使って行うことがで
きる。図20(B)の層状構造体が形成された後、上部
電極351および下部電極352がそれぞれコンタクト
層350の上主面および基板341の下主面に形成さ
れ、図19の構造が得られる。
【0085】本実施例においても、p型InGaAlP
クラッド層345と347のMgとSeの濃度レベル
を、クラッド層がメサ構造の(100)ストライプ面上
に成長された領域でp型にドープされ、また(311)
B面上に成長された領域でn型にドープされるように設
定してもよい。あるいは、クラッド層345、347を
一様にMgでドープしてもよい。これらのいずれの場合
でも、クラッド層中にGaAs層346を形成し、(3
11)B面上に成長したn型領域により駆動電流を阻止
することにより、効果的な電流狭窄作用を得ることが可
能になる。
クラッド層345と347のMgとSeの濃度レベル
を、クラッド層がメサ構造の(100)ストライプ面上
に成長された領域でp型にドープされ、また(311)
B面上に成長された領域でn型にドープされるように設
定してもよい。あるいは、クラッド層345、347を
一様にMgでドープしてもよい。これらのいずれの場合
でも、クラッド層中にGaAs層346を形成し、(3
11)B面上に成長したn型領域により駆動電流を阻止
することにより、効果的な電流狭窄作用を得ることが可
能になる。
【0086】次に、本発明の第4実施例を説明する。実
施例の説明の前に、本実施例の原理を図21を参照しな
がら説明する。
施例の説明の前に、本実施例の原理を図21を参照しな
がら説明する。
【0087】図21は、ZnとSeで同時にドープされ
たInGaAlP層におけるキャリア濃度と結晶面の関
係を示す図である。図中、黒丸はSeが放出する電子の
濃度レベルを(111)A面方向への結晶面の傾斜角の
関数として示し、一方白丸はZnから放出されるホール
の濃度レベルをやはり(111)A面方向の傾斜角の関
数として示す。また、黒三角と白三角はそれぞれInG
aAlP層がZnとSeで同時にドープされた場合の電
子濃度レベルの変化とホール濃度レベルの変化を表す。
図21よりわかるように、エピタキシャル層が(10
0)面上に成長された場合には、Seから放出される電
子の濃度はZnから放出されるホールの濃度を上回る
が、エピタキシャル層が(311)A面上に成長される
場合にはこの関係は、図1,図2の関係に整合して逆転
する。より具体的には、(311)A面上に成長したエ
ピタキシャル層はp型にドープされ、これに対して(1
00)面上に成長したエピタキシャル層はn型にドープ
される。図21の例では、(100)面上では約1×1
018cm-3の電子濃度レベルと2×1016cm-3のホー
ル濃度レベルが得られるのに対し、(311)A面上で
は同一の条件下で約6×1016cm-3の電子濃度レベル
と約1×1018cm-3のホール濃度レベルが得られる。
たInGaAlP層におけるキャリア濃度と結晶面の関
係を示す図である。図中、黒丸はSeが放出する電子の
濃度レベルを(111)A面方向への結晶面の傾斜角の
関数として示し、一方白丸はZnから放出されるホール
の濃度レベルをやはり(111)A面方向の傾斜角の関
数として示す。また、黒三角と白三角はそれぞれInG
aAlP層がZnとSeで同時にドープされた場合の電
子濃度レベルの変化とホール濃度レベルの変化を表す。
図21よりわかるように、エピタキシャル層が(10
0)面上に成長された場合には、Seから放出される電
子の濃度はZnから放出されるホールの濃度を上回る
が、エピタキシャル層が(311)A面上に成長される
場合にはこの関係は、図1,図2の関係に整合して逆転
する。より具体的には、(311)A面上に成長したエ
ピタキシャル層はp型にドープされ、これに対して(1
00)面上に成長したエピタキシャル層はn型にドープ
される。図21の例では、(100)面上では約1×1
018cm-3の電子濃度レベルと2×1016cm-3のホー
ル濃度レベルが得られるのに対し、(311)A面上で
は同一の条件下で約6×1016cm-3の電子濃度レベル
と約1×1018cm-3のホール濃度レベルが得られる。
【0088】このように、図21の関係はInGaAl
P層の導電型を層が成長される結晶面にもとづいて制御
するのに有用である。すなわち、図21の原理は単に
(100)面方位のストライプ面の延在方向を<01−
1>方向に設定し、メサ構造の斜面を(311)B面の
かわりに(311)A面とすることで、先に説明した実
施例のいずれに対しても適用可能である。(311)A
面を使った方が(311)B面を使うよりもキャリア濃
度の変化幅が大きいため、より効果的な電流狭窄作用を
得ることができる。以下に説明する実施例はかかる大き
なキャリア濃度の変化を利用することを特徴とする。
P層の導電型を層が成長される結晶面にもとづいて制御
するのに有用である。すなわち、図21の原理は単に
(100)面方位のストライプ面の延在方向を<01−
1>方向に設定し、メサ構造の斜面を(311)B面の
かわりに(311)A面とすることで、先に説明した実
施例のいずれに対しても適用可能である。(311)A
面を使った方が(311)B面を使うよりもキャリア濃
度の変化幅が大きいため、より効果的な電流狭窄作用を
得ることができる。以下に説明する実施例はかかる大き
なキャリア濃度の変化を利用することを特徴とする。
【0089】図22(A)はZnおよびSeの濃度の第
1の設定例を示す。この例では、ZnとSeの濃度レベ
ルは(100)面上に成長したエピタキシャル層部分と
(311)A面上に成長したエピタキシャル層部分とで
導電型の変化が生じないように設定されている。この場
合でも、キャリア濃度レベルおよび抵抗率はエピタキシ
ャル層のうち(100)面上に成長した部分で実質的に
増加しており、従って図22(A)のドーピングをクラ
ッド層に行うことにより効果的な電流の狭窄が可能にな
る。
1の設定例を示す。この例では、ZnとSeの濃度レベ
ルは(100)面上に成長したエピタキシャル層部分と
(311)A面上に成長したエピタキシャル層部分とで
導電型の変化が生じないように設定されている。この場
合でも、キャリア濃度レベルおよび抵抗率はエピタキシ
ャル層のうち(100)面上に成長した部分で実質的に
増加しており、従って図22(A)のドーピングをクラ
ッド層に行うことにより効果的な電流の狭窄が可能にな
る。
【0090】これに対して、図22(B)ではZnとS
eの濃度レベルが、InGaAlP層のうち(100)
面上に成長した部分と(311)A面上に成長した部分
とで導電型が変化するような値に設定されている。この
場合、Seの濃度は(100)面上に成長した部分では
Znの濃度を上回り、一方この関係が(311)A面上
に成長した部分では逆転している。
eの濃度レベルが、InGaAlP層のうち(100)
面上に成長した部分と(311)A面上に成長した部分
とで導電型が変化するような値に設定されている。この
場合、Seの濃度は(100)面上に成長した部分では
Znの濃度を上回り、一方この関係が(311)A面上
に成長した部分では逆転している。
【0091】次に、本発明の第5実施例によるレーザダ
イオードを図23を参照しながら説明する。
イオードを図23を参照しながら説明する。
【0092】図23を参照するに、本実施例のレーザダ
イオードはp型GaAs基板401上に形成されてな
り、基板401上にはメサ構造301aに相当するメサ
構造401aが形成されている。すなわち、メサ構造4
01aは<01−1>方向に延在する(100)面方位
のストライプ面401cと、その両側に延在する(31
1)A面方位の斜面401b1 ,401b2 とにより画
成されてなり、基板401上にはバッファ層301に対
応してバッファ層301が形成されている。さらに、中
間層304に対応する中間層403がバッファ層402
上に形成される。中間層403上には、クラッド層30
5に対応するクラッド層404がMgをドーパントとし
て形成されており、その結果、クラッド層404は一様
にp型にドープされている。
イオードはp型GaAs基板401上に形成されてな
り、基板401上にはメサ構造301aに相当するメサ
構造401aが形成されている。すなわち、メサ構造4
01aは<01−1>方向に延在する(100)面方位
のストライプ面401cと、その両側に延在する(31
1)A面方位の斜面401b1 ,401b2 とにより画
成されてなり、基板401上にはバッファ層301に対
応してバッファ層301が形成されている。さらに、中
間層304に対応する中間層403がバッファ層402
上に形成される。中間層403上には、クラッド層30
5に対応するクラッド層404がMgをドーパントとし
て形成されており、その結果、クラッド層404は一様
にp型にドープされている。
【0093】クラッド層404の上主面上には、先の実
施例と同様に、非ドープの活性層405がエピタキシャ
ル成長され、さらにn型InGaAlPよりなる第1の
クラッド層406が活性層405上に形成される。クラ
ッド層406はSeによりどの部分もn型になるように
ドープされている。さらに、クラッド層406上にはn
型InGaAlPよりなりZnとSeを同時にドープさ
れた別のクラッド層407が、MOCVD法により成長
される。その際、ZnとSeの濃度は図22(A)ある
いは(B)に示したように設定され、その結果、クラッ
ド層407は(311)A面上に成長した斜面部分40
7b1 ,407b2 において抵抗率が増大する。あるい
は、図22(B)の場合だと前記領域407b1 ,40
7b2 においてp型の導電型を示す。
施例と同様に、非ドープの活性層405がエピタキシャ
ル成長され、さらにn型InGaAlPよりなる第1の
クラッド層406が活性層405上に形成される。クラ
ッド層406はSeによりどの部分もn型になるように
ドープされている。さらに、クラッド層406上にはn
型InGaAlPよりなりZnとSeを同時にドープさ
れた別のクラッド層407が、MOCVD法により成長
される。その際、ZnとSeの濃度は図22(A)ある
いは(B)に示したように設定され、その結果、クラッ
ド層407は(311)A面上に成長した斜面部分40
7b1 ,407b2 において抵抗率が増大する。あるい
は、図22(B)の場合だと前記領域407b1 ,40
7b2 においてp型の導電型を示す。
【0094】クラッド層407上には、先の実施例の中
間層308に対応するInGaPよりなるn型の中間層
408が成長され、p型GaAsよりなる電流阻止層4
09が中間層408上に成長される。さらに、層409
はメサ構造部分で中間層408が露出されるようにパタ
ーニングされ、n型GaAsコンタクト層410が電流
阻止層409上に、露出された中間層408表面に接す
るように堆積される。さらに、上部電極および下部電極
411,412が層410の上主面および基板401の
下主面にそれぞれオーミック接触するように形成され
る。
間層308に対応するInGaPよりなるn型の中間層
408が成長され、p型GaAsよりなる電流阻止層4
09が中間層408上に成長される。さらに、層409
はメサ構造部分で中間層408が露出されるようにパタ
ーニングされ、n型GaAsコンタクト層410が電流
阻止層409上に、露出された中間層408表面に接す
るように堆積される。さらに、上部電極および下部電極
411,412が層410の上主面および基板401の
下主面にそれぞれオーミック接触するように形成され
る。
【0095】図23のレーザダイオードでは、p型Ga
As層409による電流狭窄作用以外にも、n型クラッ
ド層407中に形成されたp型領域407b1 ,407
b2により電流狭窄作用が得られる。その結果、レーザ
発振の効率を向上させることが可能になる。また、中間
層408に対してもZnとSeの同時ドープを行い、層
408を図22(A)の場合と同様な、抵抗率の低い第
1の領域408aと、抵抗率の大きい一対の第2の領域
408b1 ,408b2 に分けて形成することも可能で
ある。さらに、中間層408をドープする場合に図22
(B)に対応して領域408aをn型に、また領域40
8b1 ,408b2 をp型に形成してもよい。
As層409による電流狭窄作用以外にも、n型クラッ
ド層407中に形成されたp型領域407b1 ,407
b2により電流狭窄作用が得られる。その結果、レーザ
発振の効率を向上させることが可能になる。また、中間
層408に対してもZnとSeの同時ドープを行い、層
408を図22(A)の場合と同様な、抵抗率の低い第
1の領域408aと、抵抗率の大きい一対の第2の領域
408b1 ,408b2 に分けて形成することも可能で
ある。さらに、中間層408をドープする場合に図22
(B)に対応して領域408aをn型に、また領域40
8b1 ,408b2 をp型に形成してもよい。
【0096】図24はp型基板401のかわりにn型基
板421を使った例を示す。基板421には、(10
0)面方位のストライプ面421aとその両側の(11
1)A面方位の斜面421b1 ,421b2 とにより画
成されるメサ構造421aが形成され、さらにp型Ga
As層422が図18の層322と同様に基板421上
に形成されている。
板421を使った例を示す。基板421には、(10
0)面方位のストライプ面421aとその両側の(11
1)A面方位の斜面421b1 ,421b2 とにより画
成されるメサ構造421aが形成され、さらにp型Ga
As層422が図18の層322と同様に基板421上
に形成されている。
【0097】p型GaAs層422は層322と同様
に、(100)面方位のストライプ面とその両側の(3
11)A面方位の斜面423b1 ,423b2 よりなる
第2のメサ構造を形成されてなり、さらにn型GaAs
よりなるバッファ層423が層422上に成長される。
バッファ層423上にはn型InGaAlPよりなる中
間層424が成長され、さらにn型InGaAlPより
なる第1のクラッド層4251 が中間層424上に成長
される。層4251 はZnとSeにより同時にドープさ
れ、(100)面上に成長した第1の領域425aと、
前記第1の領域425aの両側で(311)A面上に成
長した一対の第2の領域425b1 ,425b2 とを含
む。
に、(100)面方位のストライプ面とその両側の(3
11)A面方位の斜面423b1 ,423b2 よりなる
第2のメサ構造を形成されてなり、さらにn型GaAs
よりなるバッファ層423が層422上に成長される。
バッファ層423上にはn型InGaAlPよりなる中
間層424が成長され、さらにn型InGaAlPより
なる第1のクラッド層4251 が中間層424上に成長
される。層4251 はZnとSeにより同時にドープさ
れ、(100)面上に成長した第1の領域425aと、
前記第1の領域425aの両側で(311)A面上に成
長した一対の第2の領域425b1 ,425b2 とを含
む。
【0098】図22(A)で説明したように、Znおよ
びSeのドーピング濃度を適宜設定することにより、領
域425b1 ,425b2 におけるキャリア濃度を選択
的に減少させることが可能である。また、図22(B)
に示すようにZnとSeのドーピング濃度を設定するこ
とにより、領域425b1 ,425b2 の導電型を選択
的にp型に設定することが可能になる。
びSeのドーピング濃度を適宜設定することにより、領
域425b1 ,425b2 におけるキャリア濃度を選択
的に減少させることが可能である。また、図22(B)
に示すようにZnとSeのドーピング濃度を設定するこ
とにより、領域425b1 ,425b2 の導電型を選択
的にp型に設定することが可能になる。
【0099】さらに、クラッド層4251 上にSeドー
プされたInGaAlPよりなる別のクラッド層425
b2 が形成され、非ドープInGaPよりなる活性層4
26が層4252 上に、メサ構造に整合する形状で形成
される。活性層406上にはp型InGaAlPよりな
るクラッド層427がエピタキシャル成長され、さらに
p型InGaPよりなる中間層428がクラッド層42
7上に形成され、ついでp型GaAsよりなるコンタク
ト層429が層428上に通常通り、成長される。この
ようにして層状半導体構造体が形成されて後、上部電極
430がp型GaAsコンタクト層上主面に堆積され、
さらにn型GaAs基板421の下主面に下部電極43
1が形成される。
プされたInGaAlPよりなる別のクラッド層425
b2 が形成され、非ドープInGaPよりなる活性層4
26が層4252 上に、メサ構造に整合する形状で形成
される。活性層406上にはp型InGaAlPよりな
るクラッド層427がエピタキシャル成長され、さらに
p型InGaPよりなる中間層428がクラッド層42
7上に形成され、ついでp型GaAsよりなるコンタク
ト層429が層428上に通常通り、成長される。この
ようにして層状半導体構造体が形成されて後、上部電極
430がp型GaAsコンタクト層上主面に堆積され、
さらにn型GaAs基板421の下主面に下部電極43
1が形成される。
【0100】本実施例によれば、注入されたキャリアを
領域425b1 ,425b2 により効果的に狭窄するこ
とができる。かかる電流狭窄の効果は中間層424にZ
nとSeの同時ドープを行うことにより、さらに高める
ことができる。
領域425b1 ,425b2 により効果的に狭窄するこ
とができる。かかる電流狭窄の効果は中間層424にZ
nとSeの同時ドープを行うことにより、さらに高める
ことができる。
【0101】図25は第4実施例の別の変形例を示す。
この変形例ではレーザダイオードはn型GaAs基板4
41上に構成され、基板441の上面にはp型GaAs
よりなる電流狭窄層442が形成されている層442お
よび基板441は負のメサ構造441aが図19のメサ
構造341aと同様に形成されており、n型InGaP
中間層443が層442上にメサ構造441aを覆って
形成されている。
この変形例ではレーザダイオードはn型GaAs基板4
41上に構成され、基板441の上面にはp型GaAs
よりなる電流狭窄層442が形成されている層442お
よび基板441は負のメサ構造441aが図19のメサ
構造341aと同様に形成されており、n型InGaP
中間層443が層442上にメサ構造441aを覆って
形成されている。
【0102】中間層443上にはn型InGaAlPよ
りなる第1のクラッド層4441 がエピタキシャル成長
され、その際クラッド層4441 は図22(A)あるい
は図22(B)に示したように、ZnおよびSeにより
同時にドープされる。図22(A)のような関係でZn
とSeがドープされた場合には、クラッド層4441は
(100)面上に成長したn型の低抵抗領域444a
と、メサ構造の(311)A面上に成長した一対のn型
高抵抗領域444b1 ,444b2 とが画成され、クラ
ッド層4441 が有効な電流狭窄構造として作用する。
一方ZnとSeを図22(B)の関係に従ってドープし
た場合には、領域444aがn型にドープされるのに対
し、領域444b1 ,444b2 がp型にドープされ、
このため領域444b1 ,444b2 は有効な電流狭窄
構造として作用する電流阻止構造を形成する。
りなる第1のクラッド層4441 がエピタキシャル成長
され、その際クラッド層4441 は図22(A)あるい
は図22(B)に示したように、ZnおよびSeにより
同時にドープされる。図22(A)のような関係でZn
とSeがドープされた場合には、クラッド層4441は
(100)面上に成長したn型の低抵抗領域444a
と、メサ構造の(311)A面上に成長した一対のn型
高抵抗領域444b1 ,444b2 とが画成され、クラ
ッド層4441 が有効な電流狭窄構造として作用する。
一方ZnとSeを図22(B)の関係に従ってドープし
た場合には、領域444aがn型にドープされるのに対
し、領域444b1 ,444b2 がp型にドープされ、
このため領域444b1 ,444b2 は有効な電流狭窄
構造として作用する電流阻止構造を形成する。
【0103】クラッド層4441 上にはn型InGaA
lPよりなる別のクラッド層444 2 がエピタキシャル
成長され、非ドープInGaPよりなる活性層445が
層4442 上に成長される。さらに、p型InGaAl
Pよりなるクラッド層446が活性層445の上主面上
に形成され、p型InGaPよりなる中間層447が層
446上に成長される。層446上にはさらにp型コン
タクト層448が図示のように形成される。さらに、上
部電極451と下部電極452とがコンタクト層448
の上主面および基板441の下主面上にそれぞれ形成さ
れる。
lPよりなる別のクラッド層444 2 がエピタキシャル
成長され、非ドープInGaPよりなる活性層445が
層4442 上に成長される。さらに、p型InGaAl
Pよりなるクラッド層446が活性層445の上主面上
に形成され、p型InGaPよりなる中間層447が層
446上に成長される。層446上にはさらにp型コン
タクト層448が図示のように形成される。さらに、上
部電極451と下部電極452とがコンタクト層448
の上主面および基板441の下主面上にそれぞれ形成さ
れる。
【0104】図26は第4実施例の別の変形例を示す。
本変形例のレーザダイオードは、導電型が反転している
点を除き図25のGaAs基板441とGaAs層44
2に対応するp型基板構造体441’上に形成され、基
板構造体441’上にメサ構造441aと同様な負のメ
サ構造が形成されている。
本変形例のレーザダイオードは、導電型が反転している
点を除き図25のGaAs基板441とGaAs層44
2に対応するp型基板構造体441’上に形成され、基
板構造体441’上にメサ構造441aと同様な負のメ
サ構造が形成されている。
【0105】基板441’上には、図25のエピタキシ
ャル層に対応するエピタキシャル層443’〜448’
が、逆の導電型で順次形成される。すなわち、エピタキ
シャル層443’はエピタキシャル層443に対応し、
エピタキシャル層444’はエピタキシャル層444に
対応し、エピタキシャル層445’はエピタキシャル層
445に対応し、エピタキシャル層446’はエピタキ
シャル層446に対応し、エピタキシャル層447’は
エピタキシャル層447に対応し、エピタキシャル層4
48’はエピタキシャル層448に対応し、エピタキシ
ャル449’はエピタキシャル層449に対応する。た
だし、非ドープ活性層を構成する層445,445’を
除いて、導電型は逆転されている。さらに、層444’
の構成はp型InGaAlPの単層よりなる点が相違し
ている。同様に、層446’の構成は、層446’が二
つの層、すなわち下部層4461 および上部層4462
の積層よりなる点で相違している。
ャル層に対応するエピタキシャル層443’〜448’
が、逆の導電型で順次形成される。すなわち、エピタキ
シャル層443’はエピタキシャル層443に対応し、
エピタキシャル層444’はエピタキシャル層444に
対応し、エピタキシャル層445’はエピタキシャル層
445に対応し、エピタキシャル層446’はエピタキ
シャル層446に対応し、エピタキシャル層447’は
エピタキシャル層447に対応し、エピタキシャル層4
48’はエピタキシャル層448に対応し、エピタキシ
ャル449’はエピタキシャル層449に対応する。た
だし、非ドープ活性層を構成する層445,445’を
除いて、導電型は逆転されている。さらに、層444’
の構成はp型InGaAlPの単層よりなる点が相違し
ている。同様に、層446’の構成は、層446’が二
つの層、すなわち下部層4461 および上部層4462
の積層よりなる点で相違している。
【0106】層4461 はSeをドープすることによ
り、一様にn型にドープされるのに対し、層4462 は
ZnとSeを同時にドープすることにより、n型にドー
プされる。さらに、ZnをSeの濃度レベルを図22
(A)の原理に従って適当に設定することにより、層4
462 中の(311)A面上に成長する斜面部446
a,446bの抵抗率を、(100)面方位のストライ
プ面上に成長したストライプ領域446cに対して選択
的に増加させることができる。あるいは、ZnをSeの
ドープレベルを図22(B)の関係に従って設定するこ
とにより、領域446aと領域446bにおいて、導電
型を選択的に反転させることが可能である。これらのい
ずれの方法によっても、注入電流をメサ構造441aに
狭窄することができ、効率的なレーザ発振が可能にな
る。
り、一様にn型にドープされるのに対し、層4462 は
ZnとSeを同時にドープすることにより、n型にドー
プされる。さらに、ZnをSeの濃度レベルを図22
(A)の原理に従って適当に設定することにより、層4
462 中の(311)A面上に成長する斜面部446
a,446bの抵抗率を、(100)面方位のストライ
プ面上に成長したストライプ領域446cに対して選択
的に増加させることができる。あるいは、ZnをSeの
ドープレベルを図22(B)の関係に従って設定するこ
とにより、領域446aと領域446bにおいて、導電
型を選択的に反転させることが可能である。これらのい
ずれの方法によっても、注入電流をメサ構造441aに
狭窄することができ、効率的なレーザ発振が可能にな
る。
【0107】次に、本発明の第5実施例を図23のもの
と同様な構成を有する図27のレーザダイオードを参照
しながら説明する。図27中、図25に対応する部分は
同一符号を付して、説明を省略する。
と同様な構成を有する図27のレーザダイオードを参照
しながら説明する。図27中、図25に対応する部分は
同一符号を付して、説明を省略する。
【0108】図27を参照するに、クラッド層406が
下部層4061 と上部層4062 とにより構成され、上
部層4062 はSeを導入することにより一様にn型に
ドープされているのに対し、下部層4061 はZnとS
eの同時ドープにより、層4061 中にn型の第1の領
域61aが、両側をp型の第2の領域61b1 ,61b
2 で挟まれるようにして形成されるのを特徴とする。そ
の結果、n型上部層4062 と領域61b1 ,61b2
との間にはp−n接合が形成され、かかるp−n接合
は、活性層405に注入されるキャリアに対してバリア
として作用するリモート接合を形成する。すなわち、
(311)A面を通って流れる駆動電流がリモート接合
で阻止され、電流狭窄の効率が一層向上する。
下部層4061 と上部層4062 とにより構成され、上
部層4062 はSeを導入することにより一様にn型に
ドープされているのに対し、下部層4061 はZnとS
eの同時ドープにより、層4061 中にn型の第1の領
域61aが、両側をp型の第2の領域61b1 ,61b
2 で挟まれるようにして形成されるのを特徴とする。そ
の結果、n型上部層4062 と領域61b1 ,61b2
との間にはp−n接合が形成され、かかるp−n接合
は、活性層405に注入されるキャリアに対してバリア
として作用するリモート接合を形成する。すなわち、
(311)A面を通って流れる駆動電流がリモート接合
で阻止され、電流狭窄の効率が一層向上する。
【0109】図28は第5実施例の変形例を示し、図2
4のレーザダイオードとほぼ同様の構成を有している。
ただし、クラッド層4252 がSeによりn型にドープ
された下部層42521とZnおよびSeを同時にドープ
された上部層42522とにより構成され、さらに層42
522は(100)面方位のメサ構造ストライプ面に対応
しn型にドープされた第1の領域42522aと、領域4
2522aの両側に(311)A面に対応して形成された
一対のp型領域42522b1 ,42522b2 とを含み、
n型層42512と領域42522b1 あるいは42522b
2 との間にリモート接合が形成される。その結果、(3
11)A面を流れる駆動電流がリモート接合に伴うポテ
ンシャルバリアにより阻止され、駆動電流が領域425
aおよび42522aを流れるように電流狭窄を行うこと
が可能である。
4のレーザダイオードとほぼ同様の構成を有している。
ただし、クラッド層4252 がSeによりn型にドープ
された下部層42521とZnおよびSeを同時にドープ
された上部層42522とにより構成され、さらに層42
522は(100)面方位のメサ構造ストライプ面に対応
しn型にドープされた第1の領域42522aと、領域4
2522aの両側に(311)A面に対応して形成された
一対のp型領域42522b1 ,42522b2 とを含み、
n型層42512と領域42522b1 あるいは42522b
2 との間にリモート接合が形成される。その結果、(3
11)A面を流れる駆動電流がリモート接合に伴うポテ
ンシャルバリアにより阻止され、駆動電流が領域425
aおよび42522aを流れるように電流狭窄を行うこと
が可能である。
【0110】図29は第5実施例の別の変形例を示す。
この例では、レーザダイオードは図25のものと略同様
の構造を有するが、クラッド層4442 がSeによりn
型にドープされた下部層44421とZnおよびSeを同
時ドープされた上部層444 22とより形成される。さら
に、上部層44422はメサ構造の(100)ストライプ
面に対応しn型にドープされた第1の領域44422aと
(311)A面に対応しp型にドープされた一対の領域
44422b1 および44422b2 を含み、層44421と
領域44422b1 あるいは44422b2 との間にリモー
ト接合が形成される。リモート接合による電流阻止作用
の結果、駆動電流は領域444aおよび(100)面方
位のストライプ面を通って流れるように電流狭窄作用を
受ける。
この例では、レーザダイオードは図25のものと略同様
の構造を有するが、クラッド層4442 がSeによりn
型にドープされた下部層44421とZnおよびSeを同
時ドープされた上部層444 22とより形成される。さら
に、上部層44422はメサ構造の(100)ストライプ
面に対応しn型にドープされた第1の領域44422aと
(311)A面に対応しp型にドープされた一対の領域
44422b1 および44422b2 を含み、層44421と
領域44422b1 あるいは44422b2 との間にリモー
ト接合が形成される。リモート接合による電流阻止作用
の結果、駆動電流は領域444aおよび(100)面方
位のストライプ面を通って流れるように電流狭窄作用を
受ける。
【0111】次に、本発明の第6の実施例を図30を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0112】図30を参照するに、本実施例によるレー
ザダイオードはn型GaAs基板461上に形成され
る。基板461には(100)面方位のストライプ面4
61cとその両側の(311)A面方位の一対の斜面4
61b1 ,461b2 とにより画成される負のメサ構造
が形成されており、n型GaAsよりなるバッファ層4
62がかかる基板上にエピタキシャル成長される。その
際、バッファ層462には第2のメサ構造がメサ構造4
61aに対応して形成される。第2のメサ構造も負のメ
サを形成し、(100)面方位のストライプ面とその両
側の(311)A面方位を有する斜面とよりなる。
ザダイオードはn型GaAs基板461上に形成され
る。基板461には(100)面方位のストライプ面4
61cとその両側の(311)A面方位の一対の斜面4
61b1 ,461b2 とにより画成される負のメサ構造
が形成されており、n型GaAsよりなるバッファ層4
62がかかる基板上にエピタキシャル成長される。その
際、バッファ層462には第2のメサ構造がメサ構造4
61aに対応して形成される。第2のメサ構造も負のメ
サを形成し、(100)面方位のストライプ面とその両
側の(311)A面方位を有する斜面とよりなる。
【0113】バッファ層462上には、n型InGaA
lPよりなるクラッド層463がZnとSeを同時にド
ープすることで成長され、クラッド層463中には一対
のp型領域463b1 ,463b2 が(311)A面に
対応して形成されている。層463の他の部分はn型に
ドープされている。さらに、非ドープInGaPよりな
る活性層464がクラッド層463上にエピタキシャル
成長され、活性層464上にはInGaAlPよりなる
p型クラッド層465がさらに成長される。
lPよりなるクラッド層463がZnとSeを同時にド
ープすることで成長され、クラッド層463中には一対
のp型領域463b1 ,463b2 が(311)A面に
対応して形成されている。層463の他の部分はn型に
ドープされている。さらに、非ドープInGaPよりな
る活性層464がクラッド層463上にエピタキシャル
成長され、活性層464上にはInGaAlPよりなる
p型クラッド層465がさらに成長される。
【0114】クラッド層465には負のメサ461aに
対応する位置に上方へ突出する清野メサ構造465aが
形成され、p型InGaPよりなる中間層466がメサ
構造465aに対応して形成される。さらに、p型Ga
Asよりなる別の中間層467が層466上に、メサ構
造465aの延長部として形成される。
対応する位置に上方へ突出する清野メサ構造465aが
形成され、p型InGaPよりなる中間層466がメサ
構造465aに対応して形成される。さらに、p型Ga
Asよりなる別の中間層467が層466上に、メサ構
造465aの延長部として形成される。
【0115】メサ構造465aはInGaP層466と
その上に成長したGaAs層467とを含み、左右に電
流狭窄作用をなすn型GaAs領域468が形成され
る。さらに、p型GaAsよりなるコンタクト層469
が層468上に、層467の上主面に接するように成長
される。
その上に成長したGaAs層467とを含み、左右に電
流狭窄作用をなすn型GaAs領域468が形成され
る。さらに、p型GaAsよりなるコンタクト層469
が層468上に、層467の上主面に接するように成長
される。
【0116】本実施例によるレーザダイオードでは、電
流の狭窄作用を通常用いられるn型GaAs層468の
他に、p型領域463b1 ,463b2 においても得る
ことができ、電流狭窄作用をさらに強化することができ
る。
流の狭窄作用を通常用いられるn型GaAs層468の
他に、p型領域463b1 ,463b2 においても得る
ことができ、電流狭窄作用をさらに強化することができ
る。
【0117】次に、図30の構造を形成する工程を図3
1(A)〜(D),図32(E)〜(G),図33
(H)〜(J),図34(K)〜(M)を参照しながら
説明する。
1(A)〜(D),図32(E)〜(G),図33
(H)〜(J),図34(K)〜(M)を参照しながら
説明する。
【0118】図31(A)を参照するに、n型基板46
1の上主面上にメサ構造461aが<01−1>方向に
延在する溝として形成され、このようにして形成された
溝は、底面461cとその両側の一対の斜面461
b1 ,461b2 とにより画成される。さらに、n型G
aAs層462がこのように溝を形成された基板461
上にエピタキシャル成長され、その結果、層462に
も、(311)A面方位の一対の斜面で画成された第2
のメサ構造が前記第1のメサ構造に対応して図31
(B)に示すように形成される。
1の上主面上にメサ構造461aが<01−1>方向に
延在する溝として形成され、このようにして形成された
溝は、底面461cとその両側の一対の斜面461
b1 ,461b2 とにより画成される。さらに、n型G
aAs層462がこのように溝を形成された基板461
上にエピタキシャル成長され、その結果、層462に
も、(311)A面方位の一対の斜面で画成された第2
のメサ構造が前記第1のメサ構造に対応して図31
(B)に示すように形成される。
【0119】ついで、図31(B)の構造上にMOCV
D法により層463〜467がそれぞれの導電型で順次
形成され、図31(C)の構造が得られる。図31
(C)において、層463はp型にドープされた斜面部
を除き、n型にドープされ、一方層465〜467はn
型にドープされている。
D法により層463〜467がそれぞれの導電型で順次
形成され、図31(C)の構造が得られる。図31
(C)において、層463はp型にドープされた斜面部
を除き、n型にドープされ、一方層465〜467はn
型にドープされている。
【0120】次に、酸化シリコンマスク471が図31
(D)に示すように堆積され、さらにマスク471上に
はフォトレジスト471が堆積される。層467の上主
面上および層471の上主面上にはメサ構造461cに
対応して凹部ないし溝が形成され、フォトレジストはか
かる凹部を満たすように形成される。
(D)に示すように堆積され、さらにマスク471上に
はフォトレジスト471が堆積される。層467の上主
面上および層471の上主面上にはメサ構造461cに
対応して凹部ないし溝が形成され、フォトレジストはか
かる凹部を満たすように形成される。
【0121】図32(E)の工程で、フォトレジスト4
72は酸素プラズマ中でアッシングを行われ、前記溝部
を除き除去される。
72は酸素プラズマ中でアッシングを行われ、前記溝部
を除き除去される。
【0122】次に、図32(F)の工程で残っているレ
ジスト472をマスクとして酸化シリコン層471をエ
ッチングする。さらにエッチングの後、図32(G)の
工程でフォトレジストを除去する。
ジスト472をマスクとして酸化シリコン層471をエ
ッチングする。さらにエッチングの後、図32(G)の
工程でフォトレジストを除去する。
【0123】さらに、図32(G)の工程で形成された
構造を、NH4 とH2 O2 の水溶液よりなるエッチング
液でエッチングし、図33(H)に示すように層467
を選択的に除去する。さらに、このようにしてパターニ
ングされた層467の両側で上方に延在する酸化シリコ
ン層471を、図33(I)の工程で緩衝HF溶液を使
ったエッチングにより除去する。
構造を、NH4 とH2 O2 の水溶液よりなるエッチング
液でエッチングし、図33(H)に示すように層467
を選択的に除去する。さらに、このようにしてパターニ
ングされた層467の両側で上方に延在する酸化シリコ
ン層471を、図33(I)の工程で緩衝HF溶液を使
ったエッチングにより除去する。
【0124】さらに、パターニングされた層467をマ
スクとして使い、中間層466をBr,HBrおよびH
2 Oの混合液によりエッチングして除し、次いで層46
5をHClを含むエッチング液でエッチングして図33
(I)に示す構造を得る。
スクとして使い、中間層466をBr,HBrおよびH
2 Oの混合液によりエッチングして除し、次いで層46
5をHClを含むエッチング液でエッチングして図33
(I)に示す構造を得る。
【0125】次に、酸化シリコン層471をマスクとし
て使いながら、n型GaAs層468をMOCVD法で
堆積して図34(K)に示す構造を得る。図34(K)
の構造が形成された後、マスク471をステップ34
(L)において除去し、さらに図34(M)の工程でp
型GaAs層469を堆積することにより、図30の構
造が得られる。
て使いながら、n型GaAs層468をMOCVD法で
堆積して図34(K)に示す構造を得る。図34(K)
の構造が形成された後、マスク471をステップ34
(L)において除去し、さらに図34(M)の工程でp
型GaAs層469を堆積することにより、図30の構
造が得られる。
【0126】次に、本発明の第7実施例を説明する。
【0127】図35は第7実施例によるストライプレー
ザダイオードを示す。図示のレーザダイオードはSiに
より4×1018cm-3のキャリア濃度にドープされたG
aAs基板501上に構成され、通常の(100)面方
位の上主面を形成されている。さらに、基板上主面には
<01−1>方向に延在する段部501aが形成され、
前記段部501aは<01−1>方向に延在する(31
1)A面方位を有するストライプ面501cにより形成
され、約1μmの高さを有する。すなわち、段部501
aは基板501の上主面を、第1の(100)面領域5
01b1 と第2の(100)面領域501b2 に分割す
る。かかる段部は例えばGaAs基板の(100)面上
に酸化シリコンマスクを形成し、HF水溶液を使ったエ
ッチングを施すことで形成できる。
ザダイオードを示す。図示のレーザダイオードはSiに
より4×1018cm-3のキャリア濃度にドープされたG
aAs基板501上に構成され、通常の(100)面方
位の上主面を形成されている。さらに、基板上主面には
<01−1>方向に延在する段部501aが形成され、
前記段部501aは<01−1>方向に延在する(31
1)A面方位を有するストライプ面501cにより形成
され、約1μmの高さを有する。すなわち、段部501
aは基板501の上主面を、第1の(100)面領域5
01b1 と第2の(100)面領域501b2 に分割す
る。かかる段部は例えばGaAs基板の(100)面上
に酸化シリコンマスクを形成し、HF水溶液を使ったエ
ッチングを施すことで形成できる。
【0128】基板501の上主面上には、Seあるいは
Siによりドープされたn型バッファ層502が約1μ
mの厚さで形成されている。Seをドーパントとした場
合、Seの濃度レベルは先に図15で説明したように、
結晶面によって変化する。図示の例では、(100)面
上に成長した部分では約3×1017cm-3のSe濃度が
得られるが、(311)A面上に成長した部分では、約
1.2×1017cm-3となる。図15の関係を参照。エ
ピタキシャル成長は一様な厚さでなされるため、基板5
01上主面の段部形状はバッファ層502の上主面に転
写される。
Siによりドープされたn型バッファ層502が約1μ
mの厚さで形成されている。Seをドーパントとした場
合、Seの濃度レベルは先に図15で説明したように、
結晶面によって変化する。図示の例では、(100)面
上に成長した部分では約3×1017cm-3のSe濃度が
得られるが、(311)A面上に成長した部分では、約
1.2×1017cm-3となる。図15の関係を参照。エ
ピタキシャル成長は一様な厚さでなされるため、基板5
01上主面の段部形状はバッファ層502の上主面に転
写される。
【0129】バッファ層502上には、n型InGaP
よりなる中間層503がMOCVD法によりエピタキシ
ャル成長される。層503は組成としてGa0.5 In
0.5 Pを有し、Se又はSiによりドープされる。Se
を使う場合には、Se濃度は結晶面により変化し、(1
00)面上に成長した部分で3.7×1017cm-3、
(311)A面上に成長した部分で7×1016cm-3の
濃度になる。また、層503の厚さは(100)面上で
0.1μm、(311)A面上で0.25ミクロンにな
る。
よりなる中間層503がMOCVD法によりエピタキシ
ャル成長される。層503は組成としてGa0.5 In
0.5 Pを有し、Se又はSiによりドープされる。Se
を使う場合には、Se濃度は結晶面により変化し、(1
00)面上に成長した部分で3.7×1017cm-3、
(311)A面上に成長した部分で7×1016cm-3の
濃度になる。また、層503の厚さは(100)面上で
0.1μm、(311)A面上で0.25ミクロンにな
る。
【0130】層503上には、SeまたはSiによりド
ープされ、組成が(Al0.7 Ga0. 3 )0.5 In0.5 P
のn型InGaAlPよりなるクラッド層504が形成
される。層504の厚さは結晶面でわずかに変化し、
(100)面上に成長した部分で0.3μm、(31
1)A面上に成長した部分で0.6μmの厚さを有す
る。さらに、n型InGaAlPよりなり組成(Al
0.4 Ga0.6 )0,5 Pを有する光ガイド層505が層5
04上に形成される。層504はSiまたはSeにより
n型にドープされ、(100)面上に成長した部分で
0.2μmの厚さを、また(311)A上に成長した部
分で0.4μmの厚さを有する。層505の上には組成
がGa0.5 In0.5 Pの非ドープInGaP活性層50
6が形成される。活性層506もその厚さが成長される
結晶面により異なり、(100)面上に成長した部分で
0.015μmの厚さを、(311)A面上に成長した
部分で0.03μmの厚さを有する。
ープされ、組成が(Al0.7 Ga0. 3 )0.5 In0.5 P
のn型InGaAlPよりなるクラッド層504が形成
される。層504の厚さは結晶面でわずかに変化し、
(100)面上に成長した部分で0.3μm、(31
1)A面上に成長した部分で0.6μmの厚さを有す
る。さらに、n型InGaAlPよりなり組成(Al
0.4 Ga0.6 )0,5 Pを有する光ガイド層505が層5
04上に形成される。層504はSiまたはSeにより
n型にドープされ、(100)面上に成長した部分で
0.2μmの厚さを、また(311)A上に成長した部
分で0.4μmの厚さを有する。層505の上には組成
がGa0.5 In0.5 Pの非ドープInGaP活性層50
6が形成される。活性層506もその厚さが成長される
結晶面により異なり、(100)面上に成長した部分で
0.015μmの厚さを、(311)A面上に成長した
部分で0.03μmの厚さを有する。
【0131】活性層506上には、組成が(Al0.7 G
a0.3 )0.5 In0.5 Pのp型InGaAlPクラッド
層507が成長される。層507はMgまたはZnによ
りドープされ、(100)面上に成長した部分で0.3
μmの厚さを、また(311)A面上に成長した部分で
0.6μmの厚さを有する。さらに、InGaAlPよ
りなりZnとSeで同時にドープされた別のクラッド層
508が層507上に形成される。クラッド層508は
組成(Al0.7 Ga0.3 )0.5 In0.5 Pを有し、厚さ
が0.4μmのp型領域508aと、その両側の厚さが
0.2μmのn型領域508b1 ,508b2 を含む。
ただし、領域508aではSeよりもZnの濃度が高
く、このためp型を示すのに対し、領域508b1 ,5
08b2 ではSeの濃度のほうがZn濃度よりも高くn
型の導電性を示す。
a0.3 )0.5 In0.5 Pのp型InGaAlPクラッド
層507が成長される。層507はMgまたはZnによ
りドープされ、(100)面上に成長した部分で0.3
μmの厚さを、また(311)A面上に成長した部分で
0.6μmの厚さを有する。さらに、InGaAlPよ
りなりZnとSeで同時にドープされた別のクラッド層
508が層507上に形成される。クラッド層508は
組成(Al0.7 Ga0.3 )0.5 In0.5 Pを有し、厚さ
が0.4μmのp型領域508aと、その両側の厚さが
0.2μmのn型領域508b1 ,508b2 を含む。
ただし、領域508aではSeよりもZnの濃度が高
く、このためp型を示すのに対し、領域508b1 ,5
08b2 ではSeの濃度のほうがZn濃度よりも高くn
型の導電性を示す。
【0132】層508上には、組成が(Al0.1 Ga
0.9 )0.5 In0.5 Pであらわされるp型InGaAl
Pよりなる中間層509が、(100)面上に成長した
部分で0.04ミクロンの厚さで、また(311)A面
上に成長した部分で0.08ミクロンの厚さで形成され
る。さらに、組成が(Al0.4 Ga0.6 )0.5 In0.5
Pのp型InGaAlPよりなる別の中間層510が、
層509上に(100)面上の部分で0.1ミクロンの
厚さを、また(311)A面上の部分で0.2ミクロン
の厚さを有するように形成される。層509および51
0はいずれもMgまたはZnによりドープされ、結晶面
に関係なくp型の導電型を示す。さらに、p型GaAs
よりなるコンタクト層511が5〜10ミクロンの厚さ
で形成される。層511はZnにより、1〜6×1018
cm-3の濃度レベルのドープされる。
0.9 )0.5 In0.5 Pであらわされるp型InGaAl
Pよりなる中間層509が、(100)面上に成長した
部分で0.04ミクロンの厚さで、また(311)A面
上に成長した部分で0.08ミクロンの厚さで形成され
る。さらに、組成が(Al0.4 Ga0.6 )0.5 In0.5
Pのp型InGaAlPよりなる別の中間層510が、
層509上に(100)面上の部分で0.1ミクロンの
厚さを、また(311)A面上の部分で0.2ミクロン
の厚さを有するように形成される。層509および51
0はいずれもMgまたはZnによりドープされ、結晶面
に関係なくp型の導電型を示す。さらに、p型GaAs
よりなるコンタクト層511が5〜10ミクロンの厚さ
で形成される。層511はZnにより、1〜6×1018
cm-3の濃度レベルのドープされる。
【0133】上記各エピタキシャル層の成長は、先の実
施例と同様に、所望のドーパントを含んだ気体状ソース
材料をエピタキシャルのソースガスに混合することによ
りなされる。すなわち、Seのみを層502〜505に
導入する場合、水素化セレンを、Seのモル濃度が他の
V族元素のモル濃度に対して約2×10-6になるように
設定する。これにより、(100)面上に成長した部分
で約8×1017cm-3の電子濃度レベルが得られ、また
(311)A面上に成長した部分で約1.5×1017c
m-3の電子濃度レベルが得られる。一方、SeとZnが
同時にドープされる層508では、Znを供給する際に
ジメチル亜鉛のモル比をIII族元素の気体状ソース材
料に対して0.1に設定する。すなわち、ジメチル亜鉛
は、層508中のZn濃度が(100)面上成長した部
分で約5×1016cm-3になるように、また(311)
A面上に成長した部分で約5×1017cm-3になるよう
に供給される。
施例と同様に、所望のドーパントを含んだ気体状ソース
材料をエピタキシャルのソースガスに混合することによ
りなされる。すなわち、Seのみを層502〜505に
導入する場合、水素化セレンを、Seのモル濃度が他の
V族元素のモル濃度に対して約2×10-6になるように
設定する。これにより、(100)面上に成長した部分
で約8×1017cm-3の電子濃度レベルが得られ、また
(311)A面上に成長した部分で約1.5×1017c
m-3の電子濃度レベルが得られる。一方、SeとZnが
同時にドープされる層508では、Znを供給する際に
ジメチル亜鉛のモル比をIII族元素の気体状ソース材
料に対して0.1に設定する。すなわち、ジメチル亜鉛
は、層508中のZn濃度が(100)面上成長した部
分で約5×1016cm-3になるように、また(311)
A面上に成長した部分で約5×1017cm-3になるよう
に供給される。
【0134】図35の層状構造体が形成されて後、上部
電極512および下部電極513がそれぞれGaAsコ
ンタクト層511の上主面および基板501の下主面上
に形成される。
電極512および下部電極513がそれぞれGaAsコ
ンタクト層511の上主面および基板501の下主面上
に形成される。
【0135】図35のレーザダイオードにおいても、領
域508aにおいて電流の狭窄作用が得られ、従って、
(311)A面に対応して形成されたストライプ領域に
おいて効率的なレーザ発振が生じる。図35の素子構造
は、基板501上に段部501aが形成された後は、単
純なエピタキシャルプロセスの繰り返しにより形成でき
る。
域508aにおいて電流の狭窄作用が得られ、従って、
(311)A面に対応して形成されたストライプ領域に
おいて効率的なレーザ発振が生じる。図35の素子構造
は、基板501上に段部501aが形成された後は、単
純なエピタキシャルプロセスの繰り返しにより形成でき
る。
【0136】図36は図35の装置の変形例を示し、ク
ラッド層507中にリモート接合が形成されていること
を特徴とする。層507は下部層5071 と上部層50
72より形成れてなり、層5071 は(311)A面に
対応したp型の第1の領域507aと、いずれもn型に
ドープされた一対の第2の領域507b1 ,507b 2
より形成される。かかる層5071 のドーピングは先に
説明したSeとZnの同時ドープにより達成できる。こ
れに対し、上部層5072 は一様にp型ドープされる。
その結果、n型領域507b1 あるいは507b2 とp
型上部層507 2 の境界面にリモート接合が形成され、
電流狭窄作用をさらに増大させることができる。
ラッド層507中にリモート接合が形成されていること
を特徴とする。層507は下部層5071 と上部層50
72より形成れてなり、層5071 は(311)A面に
対応したp型の第1の領域507aと、いずれもn型に
ドープされた一対の第2の領域507b1 ,507b 2
より形成される。かかる層5071 のドーピングは先に
説明したSeとZnの同時ドープにより達成できる。こ
れに対し、上部層5072 は一様にp型ドープされる。
その結果、n型領域507b1 あるいは507b2 とp
型上部層507 2 の境界面にリモート接合が形成され、
電流狭窄作用をさらに増大させることができる。
【0137】図37は図35のレーザダイオードの別の
変形例を示す。本変形例によるレーザダイオードは上主
面601bが(100)面に対して(111)A面方向
に約+8°傾斜したn型GaAs基板601を使用す
る。ここで、正の傾斜角は時計回り方向への傾斜を示
す。さらに、基板601には<01−1>方向へ延在す
る溝ないし負のメサ構造601aが形成されており、メ
サ構造601aは(311)A面方位の側壁面601c
とこれに対向するように形成され(100)面から(1
11)A面方向に−9°の角度傾斜した別の側壁面60
1dとにより画成されている。その結果、表面601d
は基板601の傾斜上主面601bと結晶学的に等価な
面を構成する。
変形例を示す。本変形例によるレーザダイオードは上主
面601bが(100)面に対して(111)A面方向
に約+8°傾斜したn型GaAs基板601を使用す
る。ここで、正の傾斜角は時計回り方向への傾斜を示
す。さらに、基板601には<01−1>方向へ延在す
る溝ないし負のメサ構造601aが形成されており、メ
サ構造601aは(311)A面方位の側壁面601c
とこれに対向するように形成され(100)面から(1
11)A面方向に−9°の角度傾斜した別の側壁面60
1dとにより画成されている。その結果、表面601d
は基板601の傾斜上主面601bと結晶学的に等価な
面を構成する。
【0138】このように形成された基板601上に、エ
ピタキシャル層602〜606が順次堆積され、このう
ち、層602はクラッド層502に対応し、層603は
活性層506に対応し、層604はクラッド層507に
対応し、層605はクラッド層508に対応し、層60
6は層509に対応する。さらに、p型GaAsよりな
るコンタクト層607がコンタクト層511に対応して
層606上に形成される。また、層607の上主面上に
は上部電極608が、また基板601の下主面上には下
部電極609が形成される。ここで、層602はSeま
たはSによりn型にドープされ、一方層604,606
はMgまたはZnによりp型にドープされる。一方、ク
ラッド層605にはZnとSeの同時ドープがなされ
る。
ピタキシャル層602〜606が順次堆積され、このう
ち、層602はクラッド層502に対応し、層603は
活性層506に対応し、層604はクラッド層507に
対応し、層605はクラッド層508に対応し、層60
6は層509に対応する。さらに、p型GaAsよりな
るコンタクト層607がコンタクト層511に対応して
層606上に形成される。また、層607の上主面上に
は上部電極608が、また基板601の下主面上には下
部電極609が形成される。ここで、層602はSeま
たはSによりn型にドープされ、一方層604,606
はMgまたはZnによりp型にドープされる。一方、ク
ラッド層605にはZnとSeの同時ドープがなされ
る。
【0139】図37のレーザダイオードでは、クラッド
層605はZnとSeで同時にドープされる結果、先の
実施例の場合と同じく、三つの異なった部分、すなわち
(311)A面方位のストライプ面を含む第1の領域6
05aと、その両側の斜面部を含む第2の領域605b
1 ,605b2 により構成され、その際第1の領域60
5aはp型にドープされるのに対し、第2の領域605
b1 ,605b2 はn型にドープされる。ただし、メサ
601aの側壁を形成する領域605b1 は、基板上主
面が傾斜して形成されていることにより、基板上主面上
に形成される結晶面605b2 と等価な面を形成する。
その結果、層605では側壁面605aのみがp型にド
ープされ、層605の他の部分は全てn型にドープされ
る。このため、駆動電流は活性層603のうち、(31
1)A面上に形成されている部分んに集中的に流れ、レ
ーザ発振はかかるストライプ状部分で集中的に生じる。
活性層の他の部分では駆動電流が供給されないため、レ
ーザ発振は生じない。
層605はZnとSeで同時にドープされる結果、先の
実施例の場合と同じく、三つの異なった部分、すなわち
(311)A面方位のストライプ面を含む第1の領域6
05aと、その両側の斜面部を含む第2の領域605b
1 ,605b2 により構成され、その際第1の領域60
5aはp型にドープされるのに対し、第2の領域605
b1 ,605b2 はn型にドープされる。ただし、メサ
601aの側壁を形成する領域605b1 は、基板上主
面が傾斜して形成されていることにより、基板上主面上
に形成される結晶面605b2 と等価な面を形成する。
その結果、層605では側壁面605aのみがp型にド
ープされ、層605の他の部分は全てn型にドープされ
る。このため、駆動電流は活性層603のうち、(31
1)A面上に形成されている部分んに集中的に流れ、レ
ーザ発振はかかるストライプ状部分で集中的に生じる。
活性層の他の部分では駆動電流が供給されないため、レ
ーザ発振は生じない。
【0140】図37のレーザダイオードの原理を応用し
て、CODとして周知のレーザダイオードの端面におけ
る溶融の問題を解決することができる。CODが生じる
と、レーザダイオード端面における不純物準位が光ビー
ムの吸収を生じ、かかる吸収は発熱により端面の温度上
昇を招く。端面の温度が上昇すると、活性層のバンドギ
ャップが狭くなり、究極的には短絡を生じてしまう。
て、CODとして周知のレーザダイオードの端面におけ
る溶融の問題を解決することができる。CODが生じる
と、レーザダイオード端面における不純物準位が光ビー
ムの吸収を生じ、かかる吸収は発熱により端面の温度上
昇を招く。端面の温度が上昇すると、活性層のバンドギ
ャップが狭くなり、究極的には短絡を生じてしまう。
【0141】このCOD問題を回避するため、従来の高
出力レーザダイオードは端面にだけバンドギャップの大
きい材料を使ったり、あるいは端面部分に電流が注入さ
れないように、電極形状を工夫していた。しかし、これ
らの対策はいずれも複雑で、実際のレーザダイオードの
製造工程に適用するのは困難であった。
出力レーザダイオードは端面にだけバンドギャップの大
きい材料を使ったり、あるいは端面部分に電流が注入さ
れないように、電極形状を工夫していた。しかし、これ
らの対策はいずれも複雑で、実際のレーザダイオードの
製造工程に適用するのは困難であった。
【0142】図38,39は図37の原理に基づいて前
記CODの問題を解決したレーザダイオードの製造方法
を説明する図である。
記CODの問題を解決したレーザダイオードの製造方法
を説明する図である。
【0143】図38を参照するに、n型GaAs基板7
01の上主面および下主面を、(100)面から(11
1)A面に+8°傾くように形成する。さらに、基板上
主面を酸化シリコン層702で覆い、これを図38に示
すようにパターニングする。その際、酸化物層702は
マスクを形成し、レーザダイオードの両端部に対応し
て、基板701の両端部に突出部702a,702bを
形成されている。
01の上主面および下主面を、(100)面から(11
1)A面に+8°傾くように形成する。さらに、基板上
主面を酸化シリコン層702で覆い、これを図38に示
すようにパターニングする。その際、酸化物層702は
マスクを形成し、レーザダイオードの両端部に対応し
て、基板701の両端部に突出部702a,702bを
形成されている。
【0144】次に、マスク702で保護した基板701
をウエットエッチングにより処理する。エッチングは基
板701上主面の露出部に作用し、図39に示す構造が
得られる。ここで、図39はマスク702を除去した状
態を示す。図39より明らかなように、基板701の上
主面は(311)A面方位を有するストライプ状の際1
の面703aと、ストライプ面703aの両側に形成さ
れた一対の平面部703b1 ,703b2 に区画され
る。さらに、基板701の両端面には(311)A面に
対して傾いた斜面704aが、ストライプ面703aの
延在方向上に整合して形成される。ただし、斜面704
aの両側には基板701の上主面703b 1 あるいは7
03b2 と同一面指数の面704b1 ,704b2 が形
成されている。
をウエットエッチングにより処理する。エッチングは基
板701上主面の露出部に作用し、図39に示す構造が
得られる。ここで、図39はマスク702を除去した状
態を示す。図39より明らかなように、基板701の上
主面は(311)A面方位を有するストライプ状の際1
の面703aと、ストライプ面703aの両側に形成さ
れた一対の平面部703b1 ,703b2 に区画され
る。さらに、基板701の両端面には(311)A面に
対して傾いた斜面704aが、ストライプ面703aの
延在方向上に整合して形成される。ただし、斜面704
aの両側には基板701の上主面703b 1 あるいは7
03b2 と同一面指数の面704b1 ,704b2 が形
成されている。
【0145】基板701上には、MOCVD法により、
図37と同様にエピタキシャル層が成長される。本実施
例では、ストライプ面703a上に成長したエピタキシ
ャル層はストライプ面704上に成長したエピタキシャ
ル層と等価でなく、これらの層の関係は図37のレーザ
ダイオードにおける層605aと層605b1 の関係と
同様になる。
図37と同様にエピタキシャル層が成長される。本実施
例では、ストライプ面703a上に成長したエピタキシ
ャル層はストライプ面704上に成長したエピタキシャ
ル層と等価でなく、これらの層の関係は図37のレーザ
ダイオードにおける層605aと層605b1 の関係と
同様になる。
【0146】図40は図39の構造体上に形成されるレ
ーザダイオードの要部を示し、n型InGaAlPクラ
ッド層705aと、非ドープInGaP活性層706a
と、p型InGaAlPクラッド層707aとが、各面
703a,703b1 ,703b2 上に成長される。ク
ラッド層705はSeとZnにより同時にドープされ結
晶面にかかわらずn型を有するのに対し、(311)A
面上に成長される層707aは(311)A面上に成長
する部分のみがp型にドープされ、他の部分はn型にド
ープされる。
ーザダイオードの要部を示し、n型InGaAlPクラ
ッド層705aと、非ドープInGaP活性層706a
と、p型InGaAlPクラッド層707aとが、各面
703a,703b1 ,703b2 上に成長される。ク
ラッド層705はSeとZnにより同時にドープされ結
晶面にかかわらずn型を有するのに対し、(311)A
面上に成長される層707aは(311)A面上に成長
する部分のみがp型にドープされ、他の部分はn型にド
ープされる。
【0147】一方、エピタキシャル705b〜707b
は図39の両端部に形成された面704a,704
b1 ,704b2 に対応するエピタキシャル705a〜
707aと同時に成長される。ただし、これらの結晶面
のいずれにも(311)A面は含まれない。そこで、ク
ラッド層705bおよび707bはいずれもn型にドー
プされ、従って、ダブルヘテロ構造のレーザダイオード
を構成する接合部はレーザダイオードの両端部には形成
されない。このため、かりに電極をレーザダイオードの
上下に一様に形成しても、レーザダイオード両端部でレ
ーザ発振が生じることはなく、CODの問題を回避する
ことが可能になる。
は図39の両端部に形成された面704a,704
b1 ,704b2 に対応するエピタキシャル705a〜
707aと同時に成長される。ただし、これらの結晶面
のいずれにも(311)A面は含まれない。そこで、ク
ラッド層705bおよび707bはいずれもn型にドー
プされ、従って、ダブルヘテロ構造のレーザダイオード
を構成する接合部はレーザダイオードの両端部には形成
されない。このため、かりに電極をレーザダイオードの
上下に一様に形成しても、レーザダイオード両端部でレ
ーザ発振が生じることはなく、CODの問題を回避する
ことが可能になる。
【0148】本発明は以上の実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨ないで様々な変形、変更が可能であ
る。
はなく、発明の要旨ないで様々な変形、変更が可能であ
る。
【0149】
【発明の効果】本発明によれば、Mgをp型ドーパント
として使うことにより、MOCVD法により成長される
クラッド層の抵抗率を結晶面に無関係に一様に設定で
き、またMgあるいはZnよりなるp型ドーパントとS
eよりなるn型ドーパントをクラッド層に同時にドープ
することにより、クラッド層の抵抗率あるいは導電型を
レーザダイオードのストライプ領域に対応して選択的に
低下させあるいは反転させることが可能になり、これに
よりレーザダイオードに注入される駆動電流を効率的に
狭窄することが可能になる。
として使うことにより、MOCVD法により成長される
クラッド層の抵抗率を結晶面に無関係に一様に設定で
き、またMgあるいはZnよりなるp型ドーパントとS
eよりなるn型ドーパントをクラッド層に同時にドープ
することにより、クラッド層の抵抗率あるいは導電型を
レーザダイオードのストライプ領域に対応して選択的に
低下させあるいは反転させることが可能になり、これに
よりレーザダイオードに注入される駆動電流を効率的に
狭窄することが可能になる。
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の原理を説明する別の図である。
【図3】Mgドーパントガスのモル比とホール濃度の関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図4】Znドーパントガスのモル比とホール濃度およ
びZn濃度の関係を示す図である。
びZn濃度の関係を示す図である。
【図5】各結晶面と、Zn濃度,ホール濃度および抵抗
率の関係を示す図である。
率の関係を示す図である。
【図6】各結晶面と、Mg濃度,ホール濃度および抵抗
率の関係を示す図である。
率の関係を示す図である。
【図7】本発明第1実施例によるレーザダイオードの構
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
【図8】(A),(B)は図7のレーザダイオードを製
造する際の各エピタキシャル層の成長シーケンスを示す
図である。
造する際の各エピタキシャル層の成長シーケンスを示す
図である。
【図9】(A),(B)は図7のレーザダイオードを製
造する工程図(その一)である。
造する工程図(その一)である。
【図10】(C),(D)は図7のレーザダイオードを
製造する工程図(その二)である。
製造する工程図(その二)である。
【図11】(A),(B)は各結晶面と、Mg濃度,S
e濃度,ホール濃度および抵抗率との関係を示す図であ
る。
e濃度,ホール濃度および抵抗率との関係を示す図であ
る。
【図12】本発明の第2実施例を示す図である。
【図13】(A),(B)は各結晶面と、Se濃度,Z
n濃度,キャリア濃度および抵抗率との関係を示す図で
ある。
n濃度,キャリア濃度および抵抗率との関係を示す図で
ある。
【図14】本発明の第3実施例の原理を説明する図(そ
の一)である。
の一)である。
【図15】本発明の第3実施例の原理を説明する図(そ
の二)である。
の二)である。
【図16】本発明の第3実施例の原理を説明する図(そ
の三)である。
の三)である。
【図17】本発明の第3実施例を示す図である。
【図18】第3実施例の一変形例を示す図である。
【図19】第3実施例の別の変形例を示す図である。
【図20】(A),(B)は図19のレーザダイオード
を製造する工程を示す図である。
を製造する工程を示す図である。
【図21】本発明の第4〜第7実施例の原理を説明する
図(その一)である。
図(その一)である。
【図22】(A),(B)は第4〜第7実施例の原理を
説明する図(その二)である。
説明する図(その二)である。
【図23】本発明の第4実施例を示す図である。
【図24】第4実施例の一変形例を示す図である。
【図25】第4実施例の別の変形例を示す図である。
【図26】第4実施例のさらに別の変形例を示す図であ
る。
る。
【図27】本発明の第5実施例を示す図である。
【図28】第5実施例の一変形例を示す図である。
【図29】第5実施例の別の変形例を示す図である。
【図30】本発明の第6実施例を示す図である。
【図31】(A)〜(D)は第6実施例の製造工程を示
す図(その一)である。
す図(その一)である。
【図32】(E)〜(G)は第6実施例の製造工程を示
す図(その二)である。
す図(その二)である。
【図33】(H)〜(J)は第6実施例の製造工程を示
す図(その三)である。
す図(その三)である。
【図34】(K)〜(M)は第6実施例の製造工程を示
す図(その四)である。
す図(その四)である。
【図35】本発明の第7実施例を示す図である。
【図36】第7実施例の一変形例を示す図である。
【図37】第7実施例の別の変形例を示す図である。
【図38】本発明の第8実施例によるレーザダイオード
の製造工程を示す図(その一)である。
の製造工程を示す図(その一)である。
【図39】本発明の第8実施例によるレーザダイオード
の製造工程を示す図(その二)である。
の製造工程を示す図(その二)である。
【図40】本発明の第8実施例によるレーザダイオード
の要部を示す図である。
の要部を示す図である。
【図41】従来のリッジ型レーザダイオードの構造を示
す図である。
す図である。
【図42】従来のリッジ型レーザダイオードにおいて生
じる非点収差を説明する図である。
じる非点収差を説明する図である。
【図43】従来のストライプ型レーザダイオードを示す
図である。
図である。
300,340,400 基板構造体 301,341,401,441’ p型GaAs基板 321,421,441,461,501,601,7
01 n型GaAs基板 302,322,342,442 GaAs電流狭窄構
造 303,323,344,402,423,462,5
02,602 GaAsバッファ層 304,308,403,408,424,428,4
43,447,466,467,503,509,51
0 InGaP中間層 305,307,327,345,347,349,4
04,406,407,425,427,444,44
6,463,465,502,504,507,50
8,605,705,707 InGaAlPクラッド
層 306,348,426,405,445,464,5
06,603,706InGaP活性層 301a,321a,341a,401a,421a,
441a,461a,501a,601a ストライプ
構造 301c,303b1 ,303b2 ,321b1 ,32
1b2 ,321c,343a,343b1 ,343
b2 、401c,401b1 ,401b2 ,441c,
441b1 ,441b2 非等価結晶面
01 n型GaAs基板 302,322,342,442 GaAs電流狭窄構
造 303,323,344,402,423,462,5
02,602 GaAsバッファ層 304,308,403,408,424,428,4
43,447,466,467,503,509,51
0 InGaP中間層 305,307,327,345,347,349,4
04,406,407,425,427,444,44
6,463,465,502,504,507,50
8,605,705,707 InGaAlPクラッド
層 306,348,426,405,445,464,5
06,603,706InGaP活性層 301a,321a,341a,401a,421a,
441a,461a,501a,601a ストライプ
構造 301c,303b1 ,303b2 ,321b1 ,32
1b2 ,321c,343a,343b1 ,343
b2 、401c,401b1 ,401b2 ,441c,
441b1 ,441b2 非等価結晶面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−51563 (32)優先日 平4(1992)3月10日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−68000 (32)優先日 平4(1992)3月26日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−132304 (32)優先日 平4(1992)5月25日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 菅野 真実 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 堂面 恵 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 棚橋 俊之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 関口 洋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (32)
- 【請求項1】 半導体基板の主面上に第1のストライプ
構造を、前記第一のストライプ構造が所定方向に互いに
平行に延在する結晶学的に非等価な複数の面により構成
されるように形成する工程と、 前記半導体基板上に、前記第1のストライプ構造を含む
ように、InGaAlP層をIn,Ga,Al,Pを含
むソースガスの分解により、前記半導体基板に対してエ
ピタキシー関係を維持しながら形成し、その際前記In
GaAlP層に第2のストライプ構造を、前記第2のス
トライプ構造が前記第1のストライプ構造を構成する前
記結晶学的に非等価な面の各々に対応する結晶学的に非
等価な複数の面により構成されるように形成する工程と
を含むレーザダイオードの製造方法において、 前記InGaAlP層が成長する間に、Mgを含むソー
スガスを前記In,Ga,Al,Pを含むソースガスに
加えることにより、前記InGaAlP層が、前記第2
のストライプ構造を構成する結晶面に無関係に実質的に
一様にp型にドープする工程を特徴とするストライプレ
ーザダイオードの製造方法。 - 【請求項2】 前記Mgを含むソースガスは式(C5 H
5 )2 Mgを有するビスシクロペンタジエニルマグネシ
ウムであることを特徴とする請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 前記InGaAlP層をドープする工程
は、前記Mgを含むソースガスを、前記InGaAlP
層を形成する工程が開始されるよりも前に供給して、M
gが前記InGaAlP層の成長開始時から実質的に一
様な濃度レベルで含まれるようにする工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項1記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記ストライプ構造の各々は、<011
>方向に延在するストライプ状の上主面と、同じく<0
11>方向に延在する一対のストライプ状側壁面とより
なるメサ構造を有し、前記主面は(100)面よりなる
のに対し、前記側壁面は(311)B面よりなることを
特徴とする請求項1記載の製造方法。 - 【請求項5】 前記InGaAlP層(305)が形成
された後、前記InGaAlP層上に前記ストライプ構
造を含むように、InGaAlPよりも小さいバンドギ
ャップを有する非ドープ半導体材料よりなる活性層を、
前記InGaAlP層とエピタキシー関係を維持しなが
ら形成する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の
製造方法。 - 【請求項6】 更に、前記InGaAlP層の成長が開
始されるに先立って、前記基板上にp型半導体層を成長
する工程を含み、前記p型半導体層を成長する工程は、
Mg以外のp型ドーパントを前記半導体層のソースガス
と同時に供給し、次いで前記半導体層のソースガスにM
gを含むソースガスを加え、前記InGaAlP層の形
成工程が開始された場合にMgが所望の濃度レベルで含
まれるようにする工程を含むことを特徴とする請求項1
記載の製造方法。 - 【請求項7】 前記InGaAlP層の形成工程が開始
されるに先立って、InGaAlPよりも小さいバンド
ギャップを有する非ドープ半導体材料よりなる活性層
を、前記基板上の前記ストライプ構造に整合して、かつ
基板とエピタキシー関係を維持しながら、しかも前記I
nGaAlP層が前記活性層上に形成されるように形成
する工程を含み、前記InGaAlP層をドーピングす
る工程はMg以外のドーパントを前記InGaAlP層
の形成工程の開始と同時に供給し、前記InGaAlP
層にMgが一定の濃度レベルで含まれるようになると供
給を停止する工程を含むことを特徴とする請求項1記載
の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板の主面上に第1のストライプ
構造を、前記第一のストライプ構造が所定方向に互いに
平行に延在する結晶学的に非等価な複数の面により構成
されるように形成する工程と、 前記半導体基板上に、前記第1のストライプ構造を含む
ように、InGaAlP層をIn,Ga,Al,Pを含
むソースガスの分解により、前記半導体基板に対してエ
ピタキシー関係を維持しながら形成し、その際前記In
GaAlP層に第2のストライプ構造を、前記第2のス
トライプ構造が前記第1のストライプ構造を構成する前
記結晶学的に非等価な面の各々に対応する結晶学的に非
等価な複数の面により構成されるように形成する工程と
を含むレーザダイオードの製造方法において、 更に、前記InGaAlP層をドープする工程は、前記
InGaAlP層を、その成長時に、In,Ga,A
l,Pのソースガスにp型ドーパントのソースガスとn
型ドーパントのソースガスとを加えることにより、前記
p型ドーパントと前記n型ドーパントとにより同時にド
ープし、前記InGaAlP層の電子的性質を前記In
GaAlP層の結晶学的に非等価な面に対応して変化さ
せる工程を含むことを特徴とする製造方法。 - 【請求項9】 前記結晶学的に非等価な結晶面は前記
(100)面の他に(311)B面を含み、前記InG
aAlP層をドープする工程は、前記p型ドーパントと
してMgのソースガスと、前記n型ドーパントとしてS
eのソースガスとを同時に加える工程を含み、前記ドー
プ工程ではMgとSeの前記InGaAlP層中におけ
る濃度が、前記InGaAlP層がp型にドープされ、
かつキャリア濃度が前記(100)面上に成長した部分
で前記(311)B面上に成長した部分におけるよりも
高くなるように設定されることを特徴とする請求項8記
載の製造方法。 - 【請求項10】 前記InGaAlP層をドープする工
程は、前記InGaAlP層が前記(100)面上に成
長した部分と前記(311)B面上に成長した部分とに
おいて約1×1018cm-3の濃度でMgを含み、またS
eを前記(100)面上に成長した部分で約4×1017
cm-3の濃度で、また前記(311)B面上に成長した
部分で約8×1017cm-3の濃度で含むように実行され
ることを特徴とする請求項9記載の製造方法。 - 【請求項11】 前記結晶学的に非等価な結晶面は前記
(100)面の他に(311)B面を含み、前記InG
aAlP層をドープする工程は、前記p型ドーパントと
してMgのソースガスと、前記n型ドーパントとしてS
eのソースガスとを同時に加える工程を含み、前記ドー
プ工程ではMgとSeの前記InGaAlP層中におけ
る濃度が、前記InGaAlP層が前記(100)面上
に成長した部分ではp型にドープされ前記(311)B
面上に成長した部分ではn型にドープされるように設定
されることを特徴とする請求項8記載の製造方法。 - 【請求項12】 前記InGaAlP層をドープする工
程は、前記InGaAlP層が前記(100)面上に成
長した部分と前記(311)B面上に成長した部分とに
おいて約1×1018cm-3の濃度でMgを含み、またS
eを前記(100)面上に成長した部分で約6×1017
cm-3の濃度で、また前記(311)B面上に成長した
部分で約1.2×1018cm-3の濃度で含むように実行
されることを特徴とする請求項11記載の製造方法。 - 【請求項13】 前記結晶学的に非等価な結晶面は前記
(100)面の他に(311)B面を含み、前記InG
aAlP層をドープする工程は、前記p型ドーパントと
してZnのソースガスと、前記n型ドーパントとしてS
eのソースガスとを同時に加える工程を含み、前記ドー
プ工程ではZnとSeの前記InGaAlP層中におけ
る濃度が、前記InGaAlP層がn型にドープされ、
かつキャリア濃度が前記(100)面上に成長した部分
で前記(311)B面上に成長した部分におけるよりも
高くなるように設定されることを特徴とする請求項8記
載の製造方法。 - 【請求項14】 前記InGaAlP層をドープする工
程は、前記InGaAlP層がZnを前記(100)面
上に成長した部分において約6×1017cm -3の濃度
で、また前記(311)B面上に成長した部分において
約1.8×10 18cm-3の濃度で含むように、さらにS
eを前記(100)面上に成長した部分で約1×1018
cm-3の濃度で、また前記(311)B面上に成長した
部分で約2×1018cm-3の濃度で含むように実行され
ることを特徴とする請求項13記載の製造方法。 - 【請求項15】 前記結晶学的に非等価な結晶面は前記
(100)面(301c)の他に(311)B面を含
み、前記InGaAlP層をドープする工程は、前記p
型ドーパントとしてZnのソースガスと、前記n型ドー
パントとしてSeのソースガスとを同時に加える工程を
含み、前記ドープ工程ではZnとSeの前記InGaA
lP層中における濃度が、前記InGaAlP層が前記
(100)面上に成長した部分ではp型にドープされ前
記(311)B面上に成長した部分ではn型にドープさ
れるように設定されることを特徴とする請求項8記載の
製造方法。 - 【請求項16】 前記InGaAlP層をドープする工
程は、前記InGaAlP層がZnを前記(100)面
上に成長した部分において約7×1017cm -3の濃度
で、また前記(311)B面上に成長した部分において
約2.1×10 18cm-3の濃度で含むように、さらにS
eを前記(100)面上に成長した部分で約1×1018
cm-3の濃度で、また前記(311)B面上に成長した
部分で約2×1018cm-3の濃度で含むように実行され
ることを特徴とする請求項15記載の製造方法。 - 【請求項17】 前記結晶学的に非等価な結晶面は前記
(100)面(301c)の他に(311)A面を含
み、前記InGaAlP層をドープする工程は、前記p
型ドーパントとしてZnのソースガスと、前記n型ドー
パントとしてSeのソースガスとを同時に加える工程を
含み、前記ドープ工程ではZnとSeの前記InGaA
lP層中における濃度が、前記InGaAlP層が前記
(100)面上に成長した部分ではn型にドープされ前
記(311)A面上に成長した部分ではp型にドープさ
れるように設定されることを特徴とする請求項8記載の
製造方法。 - 【請求項18】 前記InGaAlP層をドープする工
程は、前記InGaAlP層がZnを前記(100)面
上に成長した部分において約2×1016cm -3の濃度
で、また前記(311)A面上に成長した部分において
約1×1018cm-3の濃度で含むように、さらにSeを
前記(100)面上に成長した部分で約1×1018cm
-3の濃度で、また前記(311)A面上に成長した部分
で約6×1018cm-3の濃度で含むように実行されるこ
とを特徴とする請求項17記載の製造方法。 - 【請求項19】 更に、前記InGaAlP層に隣接し
て第2のInGaAlP層を、前記第1のInGaAl
P層のうち前記(311)A面上に形成されている部分
と前記第2のInGaAlP層との間にp−n接合が形
成されるように形成する工程を含むことを特徴とする請
求項17記載の製造方法。 - 【請求項20】 前記結晶学的に非等価な結晶面は前記
(100)面(301c)の他に(311)A面を含
み、前記InGaAlP層をドープする工程は、前記p
型ドーパントとしてZnのソースガスと、前記n型ドー
パントとしてSeのソースガスとを同時に加える工程を
含み、前記ドープ工程ではZnとSeの前記InGaA
lP層中における濃度が、前記InGaAlP層がn型
にドープされ、かつ前記(100)面上に成長した部分
において前記(311)A面上に成長した部分における
よりも小さい抵抗率を有するように設定されることを特
徴とする請求項8記載の製造方法。 - 【請求項21】 半導体基板の主面上に、所定方向に延
在して段部を形成する(311)A面を含んだ第1のス
トライプ構造を形成する工程と、 前記半導体基板上に、前記第1のストライプ構造を含む
ように、InGaAlP層を、In,Ga,Al,Pを
含むソースガスの分解により、前記半導体基板に対して
エピタキシー関係を維持しながら形成し、その際前記I
nGaAlP層に第2のストライプ構造を、前記(31
1)A面に対応する別の(311)A面が含まれるよう
に形成する工程とを含むレーザダイオードの製造方法に
おいて、 更に、前記InGaAlP層をドープする工程は、前記
InGaAlP層を、その成長時に、In,Ga,A
l,PのソースガスにZnのソースガスとSeのソース
ガスとを加えることにより、前記InGaAlP層を前
記(311)A面においてp型にする工程を含むことを
特徴とする製造方法。 - 【請求項22】 前記第1のストライプ構造を形成する
工程は、前記半導体基板の主面を(100)面に対して
傾いた面として形成する工程を含むことを特徴とする請
求項21記載の製造方法。 - 【請求項23】 更に、前記第1のInGaAlP層に
隣接して、p型の第2のInGaAlP層を、前記第1
のInGaAlP層と前記第2のInGaAlP層との
間に、前記(311)A面上に形成された部分を除き、
p−n接合が形成されるように形成する工程を含むこと
を特徴とする請求項21記載の製造方法。 - 【請求項24】 さらに、前記半導体基板に対してエピ
タキシー関係を維持しながらGaAs層を、Gaおよび
Asを含むソースガスの分解により、前記GaAs層上
に前記第1,第2のストライプ構造に対応した第3のス
トライプ構造が形成されるように、また前記第3のスト
ライプ構造が、前記第1および第2のストライプ構造を
構成する結晶学的に非等価な複数の結晶面に対応して、
(100)面を含む複数の結晶学的に非等価な結晶面に
より構成されるように形成する工程とを含み、前記Ga
As層を形成する工程は、ZnおよびSeを含むソース
ガスを加えることにより前記GaAs層をZnおよびS
eにより同時にドープして、前記GaAs層の電子的性
質が(100)面上に成長した部分と他の結晶面上に成
長した部分とで異なるようにする工程を含むことを特徴
とする請求項8記載の製造方法。 - 【請求項25】 前記GaAs層をドープする工程は、
前記GaAs層が(100)面上に成長した部分では他
の結晶面上に成長した部分よりも低い抵抗率を有するよ
う実行されることを特徴とする請求項24記載の製造方
法。 - 【請求項26】 前記GaAs層をドープする工程は、
前記GaAs層が(100)面上に成長した部分がp型
にドープされ、他の結晶面上に成長した部分がn型にド
ープされるように実行されることを特徴とする請求項2
4記載の製造方法。 - 【請求項27】 半導体基板の主面上に前記主面とは異
なった結晶方位を有する結晶面を形成し、前記半導体基
板上にエピタキシー関係を維持しながらソースガスの分
解によりクラッド層を形成する工程を含むレーザダイオ
ードの製造方法において、 前記クラッド層を形成する工程はp型ドーパントとn型
ドーパントとを同時に導入して、クラッド層中に、レー
ザダイオードの駆動電流を前記半導体基板の特定の結晶
面上に成長した部分に集中させる電流狭窄構造を形成す
る工程を含むことを特徴とする製造方法。 - 【請求項28】 第1の端部から第2の、対向側端部ま
で長手方向に延在する半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、前記長手方向に前記第1
の端部から前記第2の端部まで延在する(100)面よ
りなる第1のストライプ面と、各々(100)面とは異
なる結晶方位を有し前記長手方向に前記第1の端部から
前記第2の端部まで延在する一対の別のストライプ面と
よりなるストライプ構造と、 InGaAlPよりなり、前記基板上に前記長手方向に
第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するように
形成され、前記半導体基板に形成されたストライプ構造
に整合するように形成されたストライプ構造を有する第
1のクラッド層と、 前記第1のクラッド層よりも小さいバンドギャップを有
する非ドープ半導体材料よりなり、前記第1のクラッド
層上に形成されて前記長手方向に第1の端部から第2
の、対向側端部まで延在し、前記基板上に形成されたス
トライプ構造に整合するように形成されたストライプ構
造を有する活性層と、 InGaAlPよりなり、前記活性層上に前記長手方向
に第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するよう
に形成され、前記半導体基板に形成されたストライプ構
造に整合するように形成されたストライプ構造を有する
第2のクラッド層と、 前記半導体基板上に形成されて第1の極性を有する第1
種のキャリアを前記第1のクラッド層を介して前記活性
層に注入する第1のキャリア注入手段と、 前記第2のクラッド層上に形成されて第2の、前記第1
の極性とは逆の極性の第2種のキャリアを前記第2のク
ラッド層を介して前記活性層に注入する第2のキャリア
注入手段とよりなるレーザダイオードにおいて、 前記第1および第2のクラッド層の何れか一方はMgを
前記ストライプ構造の有無に関わらず実質的に一様に導
入されてなり、一方他方のクラッド層はn型にドープさ
れてなることを特徴とするレーザダイオード。 - 【請求項29】 第1の導電型にドープされ、第1の端
部から第2の、対向側端部まで長手方向に延在する半導
体基板と、 前記半導体基板上に形成され、前記長手方向に前記第1
の端部から前記第2の端部まで延在する(100)面よ
りなる第1のストライプ面と、各々(100)面とは異
なる結晶方位を有し前記長手方向に前記第1の端部から
前記第2の端部まで延在する一対の別のストライプ面と
より構成される第1のストライプ構造と、 InGaAlPよりなり、前記基板上に前記長手方向に
第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するように
形成された第1のクラッド層と、 前記第1のクラッド層上に前記第1のクラッド層の一部
として、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構
造に整合するように形成されてなり、前記長手方向に延
在する(100)面よりなる第2のストライプ面と、前
記第2のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し
(100)面とは異なる結晶面よりなる一対のストライ
プ面とより構成され、前記長手方向に延在する第2のス
トライプ構造と、 前記第1のクラッド層よりも小さいバンドギャップを有
する非ドープ半導体材料よりなり、前記第1のクラッド
層上に形成されて前記長手方向に第1の端部から第2
の、対向側端部まで延在し、第1の極性を有する第1種
のキャリアと第2の極性を有する第2種のキャリアとを
供給されて前記第1種のキャリアと前記第2種のキャリ
アとの再結合により光を発生する活性層と、 前記活性層上に前記活性層の一部として、かつ前記半導
体基板に形成されたストライプ構造に整合するように形
成されてなり、前記長手方向に延在する(100)面よ
りなる第3のストライプ面と、前記第3のストライプ面
の両側で前記長手方向に延在し(100)面とは異なる
結晶面よりなる一対のストライプ面とより構成され、前
記長手方向に延在する第3のストライプ構造と、 InGaAlPよりなり、前記活性層上に前記長手方向
に第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するよう
に形成された第2のクラッド層と、 前記第2のクラッド層上に前記第2のクラッド層の一部
として、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構
造に整合するように形成されてなり、前記長手方向に延
在する(100)面よりなる第4のストライプ面と、前
記第4のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し
(100)面とは異なる結晶面よりなる一対のストライ
プ面とより構成され、前記長手方向に延在する第4のス
トライプ構造と、 前記半導体基板上に形成されて第1の極性を有する第1
種のキャリアを前記第1のクラッド層を介して前記活性
層に注入する第1のキャリア注入手段と、 前記第2のクラッド層上に形成されて第2の、前記第1
の極性とは逆の極性の第2種のキャリアを前記第2のク
ラッド層を介して前記活性層に注入する第2のキャリア
注入手段とよりなるレーザダイオードにおいて、 前記第1および第2のクラッド層の一方はZnおよびS
eにより同時にドープされることによりレーザダイオー
ドに注入された駆動電流を前記活性層のうち前記第3の
ストライプ構造に対応する部分に集中的に注入する電流
狭窄構造を形成することを特徴とするレーザタイオー
ド。 - 【請求項30】 前記第1〜第4のストライプ構造は前
記(100)面に平行に、かつ<011>方向に延在す
る一対の(311)B面を含むことを特徴とする請求項
29記載のレーザダイオード。 - 【請求項31】 前記第1〜第4のストライプ構造は前
記(100)面に平行に、かつ<01−1>方向に延在
する一対の(311)A面を含むことを特徴とする請求
項29記載のレーザダイオード。 - 【請求項32】 第1の導電型にドープされ、第1の端
部から第2の、対向側端部まで長手方向に延在する半導
体基板と、 前記半導体基板上に形成され、前記長手方向に前記第1
の端部から前記第2の端部まで延在する(311)A面
よりなる第1のストライプ面と、各々(311)A面と
は異なる結晶方位を有し前記長手方向に前記第1の端部
から前記第2の端部まで延在する一対の別のストライプ
面とより構成される第1のストライプ構造と、 InGaAlPよりなり、前記基板上に前記長手方向に
第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するように
形成された第1のクラッド層と、 前記第1のクラッド層上に前記第1のクラッド層の一部
として、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構
造に整合するように形成されてなり、前記長手方向に延
在する(311)A面よりなる第2のストライプ面と、
前記第2のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し
(311)A面とは異なる結晶面よりなる一対のストラ
イプ面とより構成され、前記長手方向に延在する第2の
ストライプ構造と、 前記第1のクラッド層よりも小さいバンドギャップを有
する非ドープ半導体材料よりなり、前記第1のクラッド
層上に形成されて前記長手方向に第1の端部から第2
の、対向側端部まで延在し、第1の極性を有する第1種
のキャリアと第2の極性を有する第2種のキャリアとを
供給されて前記第1種のキャリアと前記第2種のキャリ
アとの再結合により光を発生する活性層と、 前記活性層上に前記活性層の一部として、かつ前記半導
体基板に形成されたストライプ構造に整合するように形
成されてなり、前記長手方向に延在する(311)A面
よりなる第3のストライプ面と、前記第3のストライプ
面の両側で前記長手方向に延在し(311)A面とは異
なる結晶面よりなる一対のストライプ面とより構成さ
れ、前記長手方向に延在する第3のストライプ構造と、 InGaAlPよりなり、前記活性層上に前記長手方向
に第1の端部から第2の、対向側端部まで延在するよう
に形成された第2のクラッド層と、 前記第2のクラッド層上に前記第2のクラッド層の一部
として、かつ前記半導体基板に形成されたストライプ構
造に整合するように形成されてなり、前記長手方向に延
在する(311)A面よりなる第4のストライプ面と、
前記第4のストライプ面の両側で前記長手方向に延在し
(311)A面とは異なる結晶面よりなる一対のストラ
イプ面とより構成され、前記長手方向に延在する第4の
ストライプ構造と、 前記半導体基板上に形成されて第1の極性を有する第1
種のキャリアを前記第1のクラッド層を介して前記活性
層に注入する第1のキャリア注入手段と、 前記第2のクラッド層上に形成されて第2の、前記第1
の極性とは逆の極性の第2種のキャリアを前記第2のク
ラッド層を介して前記活性層に注入する第2のキャリア
注入手段とを備え前記第1および第2のクラッド層の一
方はZnおよびSeにより同時にドープされることによ
りレーザダイオードに注入された駆動電流を前記活性層
のうち前記第3のストライプ構造に対応する部分に集中
的に注入する電流狭窄構造を形成することを特徴とする
レーザタイオード。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP4250280A JP2945546B2 (ja) | 1991-09-20 | 1992-09-18 | ストライプレーザダイオードおよびその製造方法 |
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| JP3-241533 | 1992-05-25 | ||
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