JPH0645602U - ミキサセトラーの液面レベル調整装置 - Google Patents
ミキサセトラーの液面レベル調整装置Info
- Publication number
- JPH0645602U JPH0645602U JP8991592U JP8991592U JPH0645602U JP H0645602 U JPH0645602 U JP H0645602U JP 8991592 U JP8991592 U JP 8991592U JP 8991592 U JP8991592 U JP 8991592U JP H0645602 U JPH0645602 U JP H0645602U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- settler
- liquid level
- section
- mixer
- adjusting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ミキサセトラーのセトラー部底面に連通し、
セトラー部側方に直立したレベル管からなる液面調整装
置において、上記レベル管がセトラー部底面よりも下方
に突出した連通部分と、該連通部分から上方に反転して
セトラー部側方に立ち上がる直立部分とを備えることを
特徴とするミキサセトラーの液面レベル調整装置。 【効果】 水相の水量が一時的に減少しても信頼のある
液面調整機能を発揮することができる。また、構造が極
めて簡単であり、レベル管の高さを調節するだけで足
り、繁雑な操作を必要としないので、使用し易く、保守
も容易である。
セトラー部側方に直立したレベル管からなる液面調整装
置において、上記レベル管がセトラー部底面よりも下方
に突出した連通部分と、該連通部分から上方に反転して
セトラー部側方に立ち上がる直立部分とを備えることを
特徴とするミキサセトラーの液面レベル調整装置。 【効果】 水相の水量が一時的に減少しても信頼のある
液面調整機能を発揮することができる。また、構造が極
めて簡単であり、レベル管の高さを調節するだけで足
り、繁雑な操作を必要としないので、使用し易く、保守
も容易である。
Description
【0001】
本考案は、セトラー部の水相の液面を信頼性良く調節できるミキサセトラーの 液面レベル調整装置に関する。
【0002】
図3に示すように、溶媒抽出などに用いられるミキサセトラー10は、隔壁1 5によって仕切られたミキサー部11とセトラー部12を有している。ミキサー 部11は水相20と有機相30を混合する部分であり、攪拌機16が設けられて いる。セトラー部12はミキサー部11で混合された水相20と有機相30とを 分離する部分であり、水相20と有機相30の混合液は隔壁下部の連通孔13を 通じてセトラー部12に流入し、該セトラー部12において、比重差に応じて下 側の水相20とその上側の有機相30とに分離する。有機相30の液面はセトラ ー部12の上端に設けた排出孔17から溢流して一定に保たれるが、水相20の 液面は水相20と有機相30の比重差によって影響されるため、通常、該液面を 調整するレベル管14が設けられている。水相20は該レベル管14に流入し、 その比重に応じた高さ上昇し、これによって水相20の液面が定まる。従って、 レベル管14の高さを一定に設定すれば、多量に流入した水相20は該レベル管 14を通じて溢流するので水相20の液面を一定に保つことができる。ところが 、希土類元素の溶媒抽出などにおいては、抽出反応が進むにつれて水相の比重が 刻々変化し、しかも該比重は多数配設した各ミキサセトラーごとに相違するため 、実際には水相の液面レベルの調整は容易ではない。
【0003】 また、従来のレベル管14の構造は、レベル管14の連通部18がセトラー部 の側壁に開口しているために、水相が一時的に極端に少くなり、有機相がセトラ ー部の底面付近まで低下すると、有機相がレベル管14に侵入し、再び水相が増 加してレベル管14に流入すると、レベル管14の内部に先に侵入した有機相の 一部は水相よりも比重が小さいのでレベル管14に流入した水相によって上方に 押し上げられる。このためレベル管14の比重に誤差が生じ正確な液面制御が困 難になる。
【0004】
本考案は、従来の液面レベル調整機構の上記問題を解消した信頼性の高い液面 レベル調整装置を提供することを目的とし、水相の液面が低下しても正確な調節 機能を発揮し、かつ構造が簡単で使用し易い液面レベル調整装置を提供するもの である。
【0005】
本考案によれば、(1) ミキサセトラーのセトラー部底面に連通し、セトラー部 側方に直立したレベル管からなる液面調整装置において、上記レベル管がセトラ ー部底面よりも下方に突出した連通部分と、該連通部分から上方に反転してセト ラー部側方に立ち上がる直立部分とを備えることを特徴とするミキサセトラーの 液面レベル調整装置が提供される。 また本考案によれば、その好適な実施態様として、(2) セトラー部底面の上記 連通部分の開口近傍に、ミキサー部に面する堰を設けた上記(1) の液面レベル調 整装置が提供される。
【0006】 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の液面レベル調整装置の概略断面図であり、図2はその部分切欠 き斜視図であり、攪拌機を省略して示している。図示するように、該装置50は ミキサセトラー10の底部から側部にかけて設けられている。ミキサセトラー1 0は従来と同様の構造を有し、隔壁15によって仕切られたミキサー部11とセ トラー部12を備えており、ミキサー部11には攪拌機16が設けられている。 これらミキサー部11とセトラー部12は隔壁15の下端に穿設された連通孔1 3によって連通している。
【0007】 液面レベル調整装置50は、セトラー部12の底面に開口すると共にセトラー 部12の側方に直立したレベル管51によって形成されている。該レベル管51 はセトラー部底面よりも下方に突出した連通部分52と、該連通部分52から上 方に反転してセトラー部側方に立ち上がる直立部分53とを備えている。 該連通部分52の一端はセトラー部12の底面に開口しており、該開口54の 近傍にはミサキー部11に面する側に堰55が設けられている。該堰55は連通 孔13を通じてセトラー部12に流入する水相20と有機相30の混合液がレベ ル管51に直接流入しないように阻止するためのものであり、従って予定される 水相20の液面より十分に低い高さで足りる。一方、レベル管51の他端56は 上方に開口し、必要に応じて該開口56から水相20が溢流すると共に該水相2 0の液面高さの変動に対応できるように十分に高い位置に立上げられる。 レベル管51は塩化ビニールなどの可撓性の管材を用い、その開口端56が上 下動できるようにするとよい。あるいは開口端56を摺動自在な二重管とし、開 口端56の部分を上下に伸縮できるようにしてもよい。またレベル管51の断面 形状は図示するような長方形に限らず、円形でも良い。
【0008】 ミキサー部11で攪拌され混合された水相20と有機相30は連通孔13を通 じてセトラー部12に流入し、比重差によって上下に分離する。このとき水相2 0はレベル管51に流入し、その比重に応じた高さに上昇する。 ここで、レベル管14の高さh、有機相の液面の高さh1 、水相の液面の高さ h2 、有機相の比重ρ1 、水相の比重ρ2 であるとき、有機相と水相の液面は次 式に従って定まる。 (h1 −h2 )ρ1 +h2 ρ2 =hρ2 従って、水相の液面の高さh2 はレベル管14の高さhを調節することにより 制御される。
【0009】 以上説明した本考案の液面レベル調整装置においては、レベル管の連通部がセ トラー部底面よりも下側に突出して接続されているので、水相の水量が一時的に 減少して水面がセトラー部の底部付近まで低下しても、水相が僅かに残っている 限り、有機相がレベル管に流入することがなく、従来のレベル管のような有機相 の侵入による不都合を生じる虞が殆どない。また、万一、有機相がレベル管に侵 入しても、レベル管の連通部分には水相が残留しているので比重の軽い有機相が 直立部分に流れ込むことがなく、連通部分の上部に滞留する。従って、再び水相 の水量が増した場合にはレベル管に流入した水相によって有機相がセトラー部に 押し戻されるのでレベル管内に有機相が残留せず、信頼性の高い液面調整を行う ことができる。
【0010】
本考案の液面レベル調整装置は、水相の水量が一時的に減少しても信頼のある 液面調整機能を発揮することができる。また、構造が極めて簡単であり、レベル 管の高さを調節するだけで足り、繁雑な操作を必要としないので、使用し易く、 保守も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る液面レベル調整装置の概略縦断
面。
面。
【図2】 本考案に係る液面レベル調整装置の部分切欠
き斜視図。
き斜視図。
【図3】 従来の液面レベル調整装置の概略縦断面。
10−ミキサセトラー 11−ミキサー部 12−セトラー部 50−液面レベル調整装置 51−レベル管
Claims (2)
- 【請求項1】 ミキサセトラーのセトラー部底面に連通
し、セトラー部側方に直立したレベル管からなる液面調
整装置において、上記レベル管がセトラー部底面よりも
下方に突出した連通部分と、該連通部分から上方に反転
してセトラー部側方に立ち上がる直立部分とを備えるこ
とを特徴とするミキサセトラーの液面レベル調整装置。 - 【請求項2】 セトラー部底面の上記連通部分の開口近
傍に、ミキサー部に面する堰を設けた請求項1の液面レ
ベル調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8991592U JPH0645602U (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ミキサセトラーの液面レベル調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8991592U JPH0645602U (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ミキサセトラーの液面レベル調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645602U true JPH0645602U (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=13984012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8991592U Withdrawn JPH0645602U (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ミキサセトラーの液面レベル調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645602U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019065892A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 三菱ケミカル株式会社 | 分離方法及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
JP2019063788A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 三菱ケミカル株式会社 | 分離方法及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP8991592U patent/JPH0645602U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019065892A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 三菱ケミカル株式会社 | 分離方法及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
JP2019063788A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 三菱ケミカル株式会社 | 分離方法及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
US11097209B2 (en) | 2017-09-29 | 2021-08-24 | Mitsubishi Chemical Corporation | Separation method, and production method for (meth)acrylate |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2005012660A8 (en) | Liquid control structure | |
US7131240B2 (en) | Bucket column base and installation support | |
JPH0645602U (ja) | ミキサセトラーの液面レベル調整装置 | |
US2750768A (en) | Drinking glass | |
CN207465532U (zh) | 一种建筑用小型手动水泥浆搅拌装置 | |
CN211627151U (zh) | 一种浮游植物浓缩处理装置 | |
GB2032797A (en) | Mixer settlers | |
JPH0424089B2 (ja) | ||
CN207725572U (zh) | 变位船锚 | |
US5094366A (en) | Dispensing means for chemical solution | |
CN213467869U (zh) | 一种化学实验用试验台 | |
CN217490946U (zh) | 一种多功能简易式实验室支架 | |
CN218626263U (zh) | 一种测绘工程施工用测绘仪 | |
CN212132731U (zh) | 除湿机 | |
CN210091563U (zh) | 一种可横可竖安装的小立牌 | |
CN214863721U (zh) | 一种移液管架 | |
CN205875311U (zh) | 一种用于抽水马桶的提拉件、排水阀以及排水阀组件 | |
US4492037A (en) | Liquid leveling device | |
JPH0440721Y2 (ja) | ||
JPH0643007Y2 (ja) | 二液混合容器 | |
CN209854858U (zh) | 一种具有水晶条封边的坐便器 | |
JPS59183821A (ja) | 自動式液配合装置 | |
JPH0753686Y2 (ja) | 沈殿槽 | |
JP3038839U (ja) | 試薬調製用水槽 | |
JPS6225762Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |