JPH0645482A - Icソケット - Google Patents
IcソケットInfo
- Publication number
- JPH0645482A JPH0645482A JP19664892A JP19664892A JPH0645482A JP H0645482 A JPH0645482 A JP H0645482A JP 19664892 A JP19664892 A JP 19664892A JP 19664892 A JP19664892 A JP 19664892A JP H0645482 A JPH0645482 A JP H0645482A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- contact pin
- pedestal
- contact
- spring
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリア装着形ICソケットにおいて、絶縁
リブの全高を低くすることにより強度不足や成形不可能
の問題を解決して絶縁機能を確実なものにし、かつコン
タクトピンの全長を長くすることなく、バネ特性である
荷重に対する応力の規定値が確保されるようにする。 【構成】 ICソケット基盤4の主面に、片持ちバネの
コンタクトピン11群が挿設されており、その先端接触
部の下方には、コイルスプリング12が連結され上下動
が可能なコンタクトピン台座13が配設され、前記コン
タクトピン11の弾性力が補助されている。また、コン
タクトピン台座13の露出面上とICソケット基盤4上
には、従来のICソケットの絶縁リブに比べて全高の低
い絶縁リブ14、9が配設され、片持ちバネのコンタク
トピンを絶縁している。
リブの全高を低くすることにより強度不足や成形不可能
の問題を解決して絶縁機能を確実なものにし、かつコン
タクトピンの全長を長くすることなく、バネ特性である
荷重に対する応力の規定値が確保されるようにする。 【構成】 ICソケット基盤4の主面に、片持ちバネの
コンタクトピン11群が挿設されており、その先端接触
部の下方には、コイルスプリング12が連結され上下動
が可能なコンタクトピン台座13が配設され、前記コン
タクトピン11の弾性力が補助されている。また、コン
タクトピン台座13の露出面上とICソケット基盤4上
には、従来のICソケットの絶縁リブに比べて全高の低
い絶縁リブ14、9が配設され、片持ちバネのコンタク
トピンを絶縁している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC装置をキャリア内
に収容された状態でICソケット基盤に装着し、IC装
置とICソケット基盤との適正な接触を得るようにし
た、キャリア装着形ICソケットの改良に関する。
に収容された状態でICソケット基盤に装着し、IC装
置とICソケット基盤との適正な接触を得るようにし
た、キャリア装着形ICソケットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャリア装着形のICソケットの
構造を、図5に示す。
構造を、図5に示す。
【0003】図において、符号1はキャリアを示し、そ
の凹部にはIC装置2が収容され、抑えフック3により
固定保持される。そして、このようにIC装置2を収容
したキャリア1が装着されるICソケット基盤4の主面
の4辺には、弾性的な機能を有する円弧状の先端部を有
するコンタクトピン5群が、それぞれ先端部を中央部に
向け対向して挿設されている。またICソケット基盤4
の中央部には、キャリア1内のIC装置2を位置決めガ
イドし、かつIC装置のリード6をコンタクトピン5に
対して適正に接触させるために、ICソケット基盤4と
の間にコイルスプリング7が垂直に挿着され、上下動
(浮上および沈下)が可能なように構成された浮沈式の
台座8が配設されている。そして、リード6の変形や横
ずれなどが回避された構造となっている。さらに、IC
ソケット基盤4の主面には、コンタクトピン5相互の接
触を防止するために、複数の絶縁リブ9がそれぞれ突出
形成されている。さらに、ICソケット基盤4の2方向
の端部には、キャリア1を抑え、それに収容されたIC
装置2のリード6とコンタクトピン5との弾性接触を得
るために、抑え用ストッパー10が取着されている。
の凹部にはIC装置2が収容され、抑えフック3により
固定保持される。そして、このようにIC装置2を収容
したキャリア1が装着されるICソケット基盤4の主面
の4辺には、弾性的な機能を有する円弧状の先端部を有
するコンタクトピン5群が、それぞれ先端部を中央部に
向け対向して挿設されている。またICソケット基盤4
の中央部には、キャリア1内のIC装置2を位置決めガ
イドし、かつIC装置のリード6をコンタクトピン5に
対して適正に接触させるために、ICソケット基盤4と
の間にコイルスプリング7が垂直に挿着され、上下動
(浮上および沈下)が可能なように構成された浮沈式の
台座8が配設されている。そして、リード6の変形や横
ずれなどが回避された構造となっている。さらに、IC
ソケット基盤4の主面には、コンタクトピン5相互の接
触を防止するために、複数の絶縁リブ9がそれぞれ突出
形成されている。さらに、ICソケット基盤4の2方向
の端部には、キャリア1を抑え、それに収容されたIC
装置2のリード6とコンタクトピン5との弾性接触を得
るために、抑え用ストッパー10が取着されている。
【0004】このような構造のICソケットにおいて、
各コンタクトピン5を絶縁離隔する絶縁リブ9の高さ
は、以下に示すように決められる。すなわち絶縁リブ9
の高さは、図6に示すように、コンタクトピン5の弾性
変形する先端部分の高さによって決まり、そのためIC
装置のリード6が狭ピッチになるほど、絶縁リブ9の高
さは高くなってゆく。これは、リード6の狭ピッチ化が
進行するほどコンタクトピン5の板厚が薄くなるため、
コンタクトピン5のバネ特性である荷重に対する応力の
規定値を確保するには、コンタクトピン5の円弧部、す
なわち弾性変形する先端部を大きくする必要があるため
である。加えて絶縁リブ9の幅は、IC装置のリード6
のピッチと比例関係にあるため、狭ピッチIC装置ほど
絶縁リブ9の幅は小さくなる。
各コンタクトピン5を絶縁離隔する絶縁リブ9の高さ
は、以下に示すように決められる。すなわち絶縁リブ9
の高さは、図6に示すように、コンタクトピン5の弾性
変形する先端部分の高さによって決まり、そのためIC
装置のリード6が狭ピッチになるほど、絶縁リブ9の高
さは高くなってゆく。これは、リード6の狭ピッチ化が
進行するほどコンタクトピン5の板厚が薄くなるため、
コンタクトピン5のバネ特性である荷重に対する応力の
規定値を確保するには、コンタクトピン5の円弧部、す
なわち弾性変形する先端部を大きくする必要があるため
である。加えて絶縁リブ9の幅は、IC装置のリード6
のピッチと比例関係にあるため、狭ピッチIC装置ほど
絶縁リブ9の幅は小さくなる。
【0005】このように従来のICソケットにおいて
は、絶縁リブ9の全高の増大と幅の減少がそれぞれ生じ
ており、それにより絶縁リブ9の強度不足や、あるいは
ICソケット基盤4の成形の際の絶縁リブ9の形成不能
などが生じ、コンタクトピン5を絶縁する機能が発揮で
きないおそれがあった。
は、絶縁リブ9の全高の増大と幅の減少がそれぞれ生じ
ており、それにより絶縁リブ9の強度不足や、あるいは
ICソケット基盤4の成形の際の絶縁リブ9の形成不能
などが生じ、コンタクトピン5を絶縁する機能が発揮で
きないおそれがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記構成の従来のIC
ソケットにおいては、円弧状の弾性先端部を有するコン
タクトピン5が使用されているため、IC装置のリード
6が狭ピッチになるほど、ICソケット基盤4の絶縁リ
ブ9の全高を高くする必要があり、絶縁リブ9の強度不
足や成形不可能の問題が生じていた。
ソケットにおいては、円弧状の弾性先端部を有するコン
タクトピン5が使用されているため、IC装置のリード
6が狭ピッチになるほど、ICソケット基盤4の絶縁リ
ブ9の全高を高くする必要があり、絶縁リブ9の強度不
足や成形不可能の問題が生じていた。
【0007】また、コンタクトピンとして、絶縁リブ9
の高さをあまり必要としない片持ちバネを用いることも
考えられるが、その場合には、ICソケットのバネ特性
である荷重に対する応力を規定値に設計すると、片持ち
バネからなるコンタクトピンの全長が従来の円弧状バネ
のコンタクトピン5よりも長くなるため、ICソケット
全体の外形が従来のものより大きくなるという問題があ
った。
の高さをあまり必要としない片持ちバネを用いることも
考えられるが、その場合には、ICソケットのバネ特性
である荷重に対する応力を規定値に設計すると、片持ち
バネからなるコンタクトピンの全長が従来の円弧状バネ
のコンタクトピン5よりも長くなるため、ICソケット
全体の外形が従来のものより大きくなるという問題があ
った。
【0008】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので、絶縁リブの全高を低くすることにより強
度不足や成形不可能の問題を解決して絶縁機能を確実な
ものにし、かつコンタクトピンの全長を長くすることな
く、バネ特性である荷重に対する応力の規定値を確保す
ることができるICソケットを提供することを目的とす
る。
されたもので、絶縁リブの全高を低くすることにより強
度不足や成形不可能の問題を解決して絶縁機能を確実な
ものにし、かつコンタクトピンの全長を長くすることな
く、バネ特性である荷重に対する応力の規定値を確保す
ることができるICソケットを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のICソケット
は、凹部にIC装置を収容したキャリアが装着されるI
Cソケット基盤と、前記キャリア内のIC装置との間
に、コイルスプリングが連結された上下動可能な浮沈式
台座を備え、この浮沈式台座により、前記IC装置の位
置決め案内、並びにIC装置のリードと前記ICソケッ
ト基盤に挿設されたコンタクトピンとの適正な接触を得
るように構成してなるキャリア装着形ICソケットにお
いて、前記IC装置のリードと電気的に接触するコンタ
クトピンを、片持ちバネとするとともに、前記浮沈式台
座とICソケット基盤との間に、主面に前記コンタクト
ピンを互いに絶縁するリブが配設された、上下動可能な
コンタクトピン台座を設けてなることを特徴とする。
は、凹部にIC装置を収容したキャリアが装着されるI
Cソケット基盤と、前記キャリア内のIC装置との間
に、コイルスプリングが連結された上下動可能な浮沈式
台座を備え、この浮沈式台座により、前記IC装置の位
置決め案内、並びにIC装置のリードと前記ICソケッ
ト基盤に挿設されたコンタクトピンとの適正な接触を得
るように構成してなるキャリア装着形ICソケットにお
いて、前記IC装置のリードと電気的に接触するコンタ
クトピンを、片持ちバネとするとともに、前記浮沈式台
座とICソケット基盤との間に、主面に前記コンタクト
ピンを互いに絶縁するリブが配設された、上下動可能な
コンタクトピン台座を設けてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のICソケットにおいては、IC装置の
リードと電気的に接触するコンタクトピンとして、片持
ちバネが使用されているので、各コンタクトピンを絶縁
離隔する絶縁リブの全高を低くすることが可能である。
したがって、絶縁リブの強度不足や成形性の問題が解消
され、コンタクトピン間が完全に絶縁されて電気的短絡
が生じることがない。
リードと電気的に接触するコンタクトピンとして、片持
ちバネが使用されているので、各コンタクトピンを絶縁
離隔する絶縁リブの全高を低くすることが可能である。
したがって、絶縁リブの強度不足や成形性の問題が解消
され、コンタクトピン間が完全に絶縁されて電気的短絡
が生じることがない。
【0011】また、このような片持ちバネのコンタクト
ピン先端のICリードとの接触部の下方に、コイルスプ
リング等の連結により上下動可能に構成されたコンタク
トピン台座が設けられているので、このコンタクトピン
台座によりコンタクトピンの弾性力の十分でないところ
が補われる。このようコンタクトピン台座によりにコン
タクトピンの弾性機能が支えられるので、円弧状のバネ
と同程度の全長の片持ちバネでも、ICソケットのバネ
特性である荷重に対する応力の規定値が保持され、従来
のICソケットの外形と同じ大きさにすることが可能で
ある。
ピン先端のICリードとの接触部の下方に、コイルスプ
リング等の連結により上下動可能に構成されたコンタク
トピン台座が設けられているので、このコンタクトピン
台座によりコンタクトピンの弾性力の十分でないところ
が補われる。このようコンタクトピン台座によりにコン
タクトピンの弾性機能が支えられるので、円弧状のバネ
と同程度の全長の片持ちバネでも、ICソケットのバネ
特性である荷重に対する応力の規定値が保持され、従来
のICソケットの外形と同じ大きさにすることが可能で
ある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明のキャリア装着形ICソケットの
一実施例を示す断面図である。図1において、図4と同
じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。実施例に
おいては、ICソケット基盤4の主面の4辺に、片持ち
バネの弾性先端部を有するコンタクトピン11群が挿設
されている。また、浮沈式台座8とICソケット基盤4
との間には、片持ちバネのコンタクトピン11の弾性力
を補助し支えるために、ICソケット基盤4との間にコ
イルスプリング12が垂直に挿着され上下動が可能なよ
うに構成されたコンタクトピン台座13が配設されてお
り、コンタクトピン11群のIC装置のリード6との接
触部(弾性先端部)の下方に露出している。さらに、こ
のようなコンタクトピン台座13の露出面上、およびそ
の周りのICソケット基盤4上には、図2に拡大して示
すように、コンタクトピン11の弾性先端部および基部
を絶縁離隔するための絶縁リブ14、9が、それぞれ配
設されている。なお、コンタクトピン11の弾性先端部
が片持ちバネとなっているので、この先端部を絶縁離隔
するコンタクトピン台座13上の絶縁リブ14の全高
は、従来のICソケットの絶縁リブに比べて低くなって
いる。またさらに、浮沈式台座8およびコンタクトピン
台座13にそれぞれ連結されたコイルスプリング7、1
2の弾性力を一定に維持するために、これらの台座の脚
部にはそれぞれ係止めフック15が形成されており、こ
れらがICソケット基盤4の所定の位置に設けられた係
止め収納部16に係合され拘止されるように構成されて
いる。
する。図1は、本発明のキャリア装着形ICソケットの
一実施例を示す断面図である。図1において、図4と同
じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。実施例に
おいては、ICソケット基盤4の主面の4辺に、片持ち
バネの弾性先端部を有するコンタクトピン11群が挿設
されている。また、浮沈式台座8とICソケット基盤4
との間には、片持ちバネのコンタクトピン11の弾性力
を補助し支えるために、ICソケット基盤4との間にコ
イルスプリング12が垂直に挿着され上下動が可能なよ
うに構成されたコンタクトピン台座13が配設されてお
り、コンタクトピン11群のIC装置のリード6との接
触部(弾性先端部)の下方に露出している。さらに、こ
のようなコンタクトピン台座13の露出面上、およびそ
の周りのICソケット基盤4上には、図2に拡大して示
すように、コンタクトピン11の弾性先端部および基部
を絶縁離隔するための絶縁リブ14、9が、それぞれ配
設されている。なお、コンタクトピン11の弾性先端部
が片持ちバネとなっているので、この先端部を絶縁離隔
するコンタクトピン台座13上の絶縁リブ14の全高
は、従来のICソケットの絶縁リブに比べて低くなって
いる。またさらに、浮沈式台座8およびコンタクトピン
台座13にそれぞれ連結されたコイルスプリング7、1
2の弾性力を一定に維持するために、これらの台座の脚
部にはそれぞれ係止めフック15が形成されており、こ
れらがICソケット基盤4の所定の位置に設けられた係
止め収納部16に係合され拘止されるように構成されて
いる。
【0013】次に、実施例のICソケットの動作を示
す。図3および図4は、IC装置2を収容したキャリア
1をICソケット基盤4に装着する前後における、片持
ちバネのコンタクトピン11と浮沈式台座8およびコン
タクトピン台座13の動作をそれぞれ示したものであ
る。図3は、キャリア1装着前の状態を示し、コイルス
プリング7、12が連結された浮沈式台座8とコンタク
トピン台座13においては、それぞれの脚部に形成され
た係止めフック15がICソケット基盤4の係止め収納
部16に係合拘止されて、コイルスプリングによる弾性
力が一定に維持されている。またこのような状態では、
片持ちバネのコンタクトピン11の先端接触部は、その
下方のコンタクトピン台座13と接触しておらず、コン
タクトピン台座13の弾性力は全く加えられていない。
す。図3および図4は、IC装置2を収容したキャリア
1をICソケット基盤4に装着する前後における、片持
ちバネのコンタクトピン11と浮沈式台座8およびコン
タクトピン台座13の動作をそれぞれ示したものであ
る。図3は、キャリア1装着前の状態を示し、コイルス
プリング7、12が連結された浮沈式台座8とコンタク
トピン台座13においては、それぞれの脚部に形成され
た係止めフック15がICソケット基盤4の係止め収納
部16に係合拘止されて、コイルスプリングによる弾性
力が一定に維持されている。またこのような状態では、
片持ちバネのコンタクトピン11の先端接触部は、その
下方のコンタクトピン台座13と接触しておらず、コン
タクトピン台座13の弾性力は全く加えられていない。
【0014】次に、IC装置2を収容したキャリア1を
ICソケット基盤4に装着すると、図4に示すように、
浮沈式台座8はIC装置2をガイドし適正な位置に保ち
ながら下方へ変位し、片持ちバネのコンタクトピン11
の先端接触部とIC装置のリード6とは、弾性的に接触
する。そして、コンタクトピン11の先端接触部は下方
へ変位し、それと同時にコンタクトピン台座13も下方
へ変位して、コンタクトピン11の弾性力を補助的に支
える。こうして、片持ちバネのコンタクトピン11のバ
ネ特性である荷重に対する応力が変化するので、円弧状
のバネと同程度の全長を有する片持ちバネでも、荷重に
対する応力の規定値を保持することができる。
ICソケット基盤4に装着すると、図4に示すように、
浮沈式台座8はIC装置2をガイドし適正な位置に保ち
ながら下方へ変位し、片持ちバネのコンタクトピン11
の先端接触部とIC装置のリード6とは、弾性的に接触
する。そして、コンタクトピン11の先端接触部は下方
へ変位し、それと同時にコンタクトピン台座13も下方
へ変位して、コンタクトピン11の弾性力を補助的に支
える。こうして、片持ちバネのコンタクトピン11のバ
ネ特性である荷重に対する応力が変化するので、円弧状
のバネと同程度の全長を有する片持ちバネでも、荷重に
対する応力の規定値を保持することができる。
【0015】このように実施例のICソケットにおいて
は、コンタクトピンとして弾性先端部の高さが低い片持
ちバネが使用されているため、円弧状のバネが使用され
た従来のICソケットに比べて、コンタクトピンを絶縁
するリブの全高を低くすることができ、絶縁リブの強度
不足や成形性の問題を解消しコンタクトピン間の短絡を
効果的に防止することができる。
は、コンタクトピンとして弾性先端部の高さが低い片持
ちバネが使用されているため、円弧状のバネが使用され
た従来のICソケットに比べて、コンタクトピンを絶縁
するリブの全高を低くすることができ、絶縁リブの強度
不足や成形性の問題を解消しコンタクトピン間の短絡を
効果的に防止することができる。
【0016】また、片持ちバネのコンタクトピン11の
弾性力が、上下動可能なコンタクトピン台座13により
補助されているので、円弧状のバネと同程度の全長で、
バネ特性である荷重に対する応力の規定値を得ることが
でき、従来のICソケットの外形と等しい大きさにする
ことが可能である。
弾性力が、上下動可能なコンタクトピン台座13により
補助されているので、円弧状のバネと同程度の全長で、
バネ特性である荷重に対する応力の規定値を得ることが
でき、従来のICソケットの外形と等しい大きさにする
ことが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るICソ
ケットにおいては、ICリードとの電気的接触用のコン
タクトピンとして、片持ちバネが使用され、かつその先
端の接触部の下方に、コンタクトピン間を絶縁するリブ
の配設された上下動可能なコンタクトピン台座が設けら
れ、片持ちバネの弾性力が補助的に支えられているの
で、絶縁リブの全高を低くすることができ、絶縁リブの
強度や成形性の問題を解決し、加えて片持ちバネの特性
である荷重と応力を変化させることが可能となり、IC
ソケット外形の長大化を防ぐことができる。
ケットにおいては、ICリードとの電気的接触用のコン
タクトピンとして、片持ちバネが使用され、かつその先
端の接触部の下方に、コンタクトピン間を絶縁するリブ
の配設された上下動可能なコンタクトピン台座が設けら
れ、片持ちバネの弾性力が補助的に支えられているの
で、絶縁リブの全高を低くすることができ、絶縁リブの
強度や成形性の問題を解決し、加えて片持ちバネの特性
である荷重と応力を変化させることが可能となり、IC
ソケット外形の長大化を防ぐことができる。
【図1】本発明に係るICソケットの一実施例を示す断
面図。
面図。
【図2】実施例における絶縁リブおよびコンタクトピン
を拡大して示す図。
を拡大して示す図。
【図3】キャリア装着前の実施例のICソケットの動作
を示す断面図。
を示す断面図。
【図4】キャリア装着後の実施例のICソケットの動作
を示す断面図。
を示す断面図。
【図5】従来のICソケットの構成例を示す断面図。
【図6】従来のICソケットにおける絶縁リブ及びコン
タクトピンを拡大して示す図。
タクトピンを拡大して示す図。
1…キャリア 2…IC装置 3…抑えフック 4…ICソケット
基盤 5…円弧状の先端部を有するコンタクトピン 6…IC装置のリード 7…浮沈式台座用
コイルスプリング 8…浮沈式台座 9…ICソケット
基盤の絶縁リブ 10…抑え用ストッパー 11…片持ちバネの先端部を有するコンタクトピン 12………コンタクトピン台座用コイルスプリング 13………コンタクトピン台座 14………コンタクトピン台座の絶縁リブ 15………係止めフック 16………係止め収納部
基盤 5…円弧状の先端部を有するコンタクトピン 6…IC装置のリード 7…浮沈式台座用
コイルスプリング 8…浮沈式台座 9…ICソケット
基盤の絶縁リブ 10…抑え用ストッパー 11…片持ちバネの先端部を有するコンタクトピン 12………コンタクトピン台座用コイルスプリング 13………コンタクトピン台座 14………コンタクトピン台座の絶縁リブ 15………係止めフック 16………係止め収納部
Claims (1)
- 【請求項1】 凹部にIC装置を収容したキャリアが装
着されるICソケット基盤と、前記キャリア内のIC装
置との間に、コイルスプリングが連結された上下動可能
な浮沈式台座を備え、この浮沈式台座により、前記IC
装置の位置決め案内、並びにIC装置のリードと前記I
Cソケット基盤に挿設されたコンタクトピンとの適正な
接触を得るように構成してなるキャリア装着形ICソケ
ットにおいて、 前記IC装置のリードと電気的に接触するコンタクトピ
ンを、片持ちバネとするとともに、前記浮沈式台座とI
Cソケット基盤との間に、主面に前記コンタクトピンを
互いに絶縁するリブが配設された、上下動可能なコンタ
クトピン台座を設けてなることを特徴とするICソケッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19664892A JPH0645482A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | Icソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19664892A JPH0645482A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | Icソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645482A true JPH0645482A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16361275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19664892A Withdrawn JPH0645482A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | Icソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645482A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100345494B1 (ko) * | 1994-02-24 | 2005-08-09 | 야마이치덴키 가부시키가이샤 | Ic소켓용ic수용장치 |
DE112010005578T5 (de) | 2010-05-19 | 2013-03-14 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Kabelbaumschutzstruktur |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP19664892A patent/JPH0645482A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100345494B1 (ko) * | 1994-02-24 | 2005-08-09 | 야마이치덴키 가부시키가이샤 | Ic소켓용ic수용장치 |
DE112010005578T5 (de) | 2010-05-19 | 2013-03-14 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Kabelbaumschutzstruktur |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |