JPH0645408Y2 - 延線用自走車 - Google Patents
延線用自走車Info
- Publication number
- JPH0645408Y2 JPH0645408Y2 JP1988165140U JP16514088U JPH0645408Y2 JP H0645408 Y2 JPH0645408 Y2 JP H0645408Y2 JP 1988165140 U JP1988165140 U JP 1988165140U JP 16514088 U JP16514088 U JP 16514088U JP H0645408 Y2 JPH0645408 Y2 JP H0645408Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- self
- propelled vehicle
- lever
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は送電線の延線作業に於いて、既設電線がある場
合、それに沿うて走行し、新たにパイロットロープを自
動張設可能な自走車に関するものである。
合、それに沿うて走行し、新たにパイロットロープを自
動張設可能な自走車に関するものである。
［従来の技術］ 従来は既設電線（以下旧線と呼ぶ）がある場合でも、新
線用のパイロットロープは人力やヘリコプタ利用で張設
された。旧線上を自走可能な自走車は実公昭63-5388で
公知であるが、それは緊線用カムアロングを鉄塔から比
較的近くの所定位置まで移動させるためのものである。
２箇の駆動ホィールと１箇の押圧ホィールとで電線を上
下から挟持しているが、自走車は重量の大きいカムアロ
ングを支持してカテナリの傾斜部を走行するため、押圧
ホィールには強力なばねで終始一定の押圧力を作用さ
せ、駆動ホィールはその強い挟持抵抗に抗して駆動する
ようになっている。そのためパイロットロープの延線用
には用いられていない。不必要に大きな動力と時間を費
やすからである。
線用のパイロットロープは人力やヘリコプタ利用で張設
された。旧線上を自走可能な自走車は実公昭63-5388で
公知であるが、それは緊線用カムアロングを鉄塔から比
較的近くの所定位置まで移動させるためのものである。
２箇の駆動ホィールと１箇の押圧ホィールとで電線を上
下から挟持しているが、自走車は重量の大きいカムアロ
ングを支持してカテナリの傾斜部を走行するため、押圧
ホィールには強力なばねで終始一定の押圧力を作用さ
せ、駆動ホィールはその強い挟持抵抗に抗して駆動する
ようになっている。そのためパイロットロープの延線用
には用いられていない。不必要に大きな動力と時間を費
やすからである。
［問題点解決の手段］ 公知例にある押圧ばねを廃し、自走車の本体に中央部を
枢着したレバを設ける。レバの上端に押圧ホィールを装
着し、下端にはパイロットロープを係止する。
枢着したレバを設ける。レバの上端に押圧ホィールを装
着し、下端にはパイロットロープを係止する。
カテナリの始点附近では自走車の電線挟持力は小さくて
も差支えない。進行とともにくり出されたパイロットロ
ープは、その重みで次第に挟持力を増していく。終点に
近づきカテナリの上り勾配に入ると、電線挟持力は極大
に近づき、スリップを防ぐ。レバは以上の條件を満たす
よう作用する。
も差支えない。進行とともにくり出されたパイロットロ
ープは、その重みで次第に挟持力を増していく。終点に
近づきカテナリの上り勾配に入ると、電線挟持力は極大
に近づき、スリップを防ぐ。レバは以上の條件を満たす
よう作用する。
［実施例］ 図面について説明する。本体１は両端にスタンド２が固
定され、これへモータＭを備えた駆動ホィール３が軸支
されている。駆動ホィールは電線Ｅ上を転動可能で、転
動面にはウレタンゴムを貼付し、摩擦を増してある。本
体１は中央部に下方凸起1aを備える。脚４はその上端が
凸起1aに枢着されて垂下し、下端でバッテリＢを支持す
る。くの字形レバ５は折曲基部を本体の一部1bに枢着さ
れ、その上端には電線Ｅを下方から押上げ可能な押圧ホ
ィール６を軸支している。パイロットロープＲは一端が
レバ５の下端に係止され、他端は鉄塔或は地上に定置し
たドラム（図示せず）に巻取られている。バッテリＢは
本体に附設した制御器（図示せず）を介してモータＭへ
電気接続する。
定され、これへモータＭを備えた駆動ホィール３が軸支
されている。駆動ホィールは電線Ｅ上を転動可能で、転
動面にはウレタンゴムを貼付し、摩擦を増してある。本
体１は中央部に下方凸起1aを備える。脚４はその上端が
凸起1aに枢着されて垂下し、下端でバッテリＢを支持す
る。くの字形レバ５は折曲基部を本体の一部1bに枢着さ
れ、その上端には電線Ｅを下方から押上げ可能な押圧ホ
ィール６を軸支している。パイロットロープＲは一端が
レバ５の下端に係止され、他端は鉄塔或は地上に定置し
たドラム（図示せず）に巻取られている。バッテリＢは
本体に附設した制御器（図示せず）を介してモータＭへ
電気接続する。
以上のように構成された本考案は、駆動ホィールと押圧
ホィールとで電線Ｅを挟むように取付けると、バッテリ
Ｂの重みで上下姿勢は安定する。作業者が手にした電波
発信具を操作すると、制御器の作用で、モータの起動と
停止が遠隔制御できる。
ホィールとで電線Ｅを挟むように取付けると、バッテリ
Ｂの重みで上下姿勢は安定する。作業者が手にした電波
発信具を操作すると、制御器の作用で、モータの起動と
停止が遠隔制御できる。
第３図は自走車がカテナリの始点附近にある状態を示し
た。脚が本体に枢着されているので勾配部に於いても、
脚は垂直で、前後の駆動ホィールには均等に力がかか
る。自走車の暴走をさけるためパイロットロープには、
わずかの予圧をもたせてあるが、カテナリの下り勾配部
では殆どエネルギを消費することなく、早い速度で自走
する。自走車が図の右方へ進むにつれ、くり出されるロ
ープの重みで、レバは少しずつ回動し、電線挟持力を増
す。カテナリの終点附近へくると挟持力は極大値に近づ
き、上り勾配にも支障なく、前進する。
た。脚が本体に枢着されているので勾配部に於いても、
脚は垂直で、前後の駆動ホィールには均等に力がかか
る。自走車の暴走をさけるためパイロットロープには、
わずかの予圧をもたせてあるが、カテナリの下り勾配部
では殆どエネルギを消費することなく、早い速度で自走
する。自走車が図の右方へ進むにつれ、くり出されるロ
ープの重みで、レバは少しずつ回動し、電線挟持力を増
す。カテナリの終点附近へくると挟持力は極大値に近づ
き、上り勾配にも支障なく、前進する。
［効果］ 延線用自走車として特開昭61-109407、実公昭59-10888
が公知であるが、前者はカテナリの両端から１対の自走
車を対向発進し中央部でドッキングさせるもの、後者は
宙乗作業者が手動で制動するものであって、何れもパイ
ロットワイヤの重量増によって把持力を強めるという本
考案の思想を含んでいない。これに対し本考案は前記思
想に基づき、構造簡素な無人の自走車でカテナリ全長に
わたる走行を可能にしたことが特徴である。
が公知であるが、前者はカテナリの両端から１対の自走
車を対向発進し中央部でドッキングさせるもの、後者は
宙乗作業者が手動で制動するものであって、何れもパイ
ロットワイヤの重量増によって把持力を強めるという本
考案の思想を含んでいない。これに対し本考案は前記思
想に基づき、構造簡素な無人の自走車でカテナリ全長に
わたる走行を可能にしたことが特徴である。
第１図は本考案の正面図、第２図は同側面図、第３図は
使用状態説明図である。 １……本体、２……スタンド、３……駆動ホィール、４
……脚、５……レバ、６……押圧ホィール、Ｍ……モー
タ、Ｅ……電線、Ｂ……バッテリ、Ｒ……パイロットロ
ープ。
使用状態説明図である。 １……本体、２……スタンド、３……駆動ホィール、４
……脚、５……レバ、６……押圧ホィール、Ｍ……モー
タ、Ｅ……電線、Ｂ……バッテリ、Ｒ……パイロットロ
ープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安田 一博 大阪府大阪市北区茶屋町18―21 三和テッ キ株式会社大阪支店内 (72)考案者 後藤 安人 東京都千代田区内神田１丁目18番11号 株 式会社後藤製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−109407（ＪＰ，Ａ) 実公 昭59−10888（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】本体と、本体両端に軸支され両鉄塔間の旧
線に沿い転動可能な１対の駆動ホィールと、上端を本体
に枢着された脚と、脚の下端で支持されたバッテリと、
折曲基部が本体の一部に枢着され上端に旧線下面を押圧
可能な押圧ホィールを軸支するレバと、一端はレバ下端
に係止され他端は定置ドラムに巻取られたパイロットロ
ープと、本体に附設された駆動ホィール用制御器と、か
ら成る延線用自走車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988165140U JPH0645408Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | 延線用自走車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988165140U JPH0645408Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | 延線用自走車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0285664U JPH0285664U (ja) | 1990-07-05 |
| JPH0645408Y2 true JPH0645408Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31451357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988165140U Expired - Lifetime JPH0645408Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | 延線用自走車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645408Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100756783B1 (ko) * | 2006-10-18 | 2007-09-07 | 이기영 | 구조장치 |
| JP6437617B1 (ja) * | 2017-10-18 | 2018-12-12 | 北海道電力株式会社 | ワイヤ巻き付け方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5910888U (ja) * | 1982-07-10 | 1984-01-23 | 湯山 順義 | 管清掃機 |
| JPS61109407A (ja) * | 1984-11-01 | 1986-05-27 | 日立電線株式会社 | 長径間鉄塔への延線方法ならびにそのための自走機 |
-
1988
- 1988-12-22 JP JP1988165140U patent/JPH0645408Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0285664U (ja) | 1990-07-05 |
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