JPH0645265U - 端子付き電線へのプロテクター類の嵌着治具 - Google Patents

端子付き電線へのプロテクター類の嵌着治具

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JPH0645265U
JPH0645265U JP8811892U JP8811892U JPH0645265U JP H0645265 U JPH0645265 U JP H0645265U JP 8811892 U JP8811892 U JP 8811892U JP 8811892 U JP8811892 U JP 8811892U JP H0645265 U JPH0645265 U JP H0645265U
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protectors
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秀男 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロテクターを端子付き電線に高能率に嵌着
できる端子付き電線へのプロテクター類の嵌着治具を提
供する。 【構成】 プロテクターの中空部を貫通して両端を突き
出し、かつ、該中空部を通過可能にして、前端部分を引
き抜き部6、後端部分を電線保持部8になす通し板5を
主要部となし、電線保持部8は、前端を平になして通し
板5に添着係止され、かつ、後端の開口部を通し板5の
端部に位置させて、通し板5に載設した若干長の弾性質
チューブの電線収納チューブ体9と、電線収納チューブ
体9の中間に外嵌し、かつ、下端を通し板5のリング止
孔14に起立・倒れ自在に係止した電線セットリング1
0と、電線セットリング10より通し板5の中央よりに
位置して通し板5と一体になるU字溝の端子保護枠11
を組合せた構造が特徴である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、電線端に端子を取付けたコネクタ挿着前の電線群に、チュ ーブ状のプロテクターを嵌め着けるのに使用する端子付き電線へのプロテクター 類の嵌着治具に関するものである。なお、本考案におけるプロテクター類とは、 公知のチューブ状の電線用プロテクターと、弾性質チューブ体にして電線束外周 に嵌着緊締するものを含めたものをいう。
【0002】
【従来の技術】
端部に端子を取付けた電線群に、ゴム質チューブ体のプロテクターを嵌着する 場合は、図4参照、プロテクター1の中空部4に突き通してプロテクタ1を強制 拡大して保持する中空の拡げロッド20を突設した嵌着治具が用いられている。 そして、この拡げロッド20の外周に潤滑材を施した後、プロテクター1を拡げ ロッド20に指先で無理入れして保持させ、続いて、その拡げロッド20の中空 部21に、端子3つき電線群2の先端部分を入れ、しかるのち、拡げロッド20 からプロテクター1を滑り移動させて、内側に存在する電線群2に嵌め着ける作 業方法が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上の従来のプロテクターの嵌着治具によると、電線群2の端子3が挿入でき る中空部21を有する拡げロッド20の外周に、プロテクター1を手作業で無理 入れして拡大し、その拡大状態に保持したグロメット1を滑らせて電線群2に嵌 め着けるので、電線群2の外形サイズよりプロテクター1を相当過大に拡大させ る必要があると共に、拡げロッド20とプロテクター1の摺接面積が広く、拡げ ロッド20へのプロテクター1の無理入れと滑り抜きに要する抵抗力は極めて大 きく、その上、拡げロッド20への潤滑剤塗布が不可欠となる。従って、プロテ クター1の電線群2への嵌着作業は、やりづらい煩雑作業にして疲れ易く、作業 能率が極めて劣り、量産性に欠ける不具合がある。本考案は、以上の従来技術の 不具合点を解消するコネクタ付き電線へのプロテクター類の嵌着治具を提供する ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の技術課題を解決する本考案の嵌着治具は、「プロテクターの中空部を貫 通して両端を突き出す長さを有し、かつ、該中空部通過可能の細長板にして、前 端部分を引き抜き部、後端部分を電線保持部になす通し板を主要部となし、該電 線保持部は、前記引き抜き部寄りの前端を平になして該通し板に添着係止され、 かつ、後端を開口する可撓性の電線収納チューブ体を該通し板に載設すると共に 、該電線収納チューブ体の中間に起立・倒れ自在に外嵌し、かつ、該通し板に係 止した電線セットリングと、該電線セットリングより該通し板の前端方向に位置 し、かつ、前記電線収納チューブ体を受け入れるU字溝の端子保護枠を設けた構 造」が特徴である。
【0005】 そして、その電線収納チューブ体に、プロテクターを嵌着すべき端子付き電線 群を後端の開口部から入れ、端子群が端子保護枠に入るように姿勢を整えて電線 セットリングを倒して、電線収納チューブ体内の端子付き電線の収納姿勢をセッ トする。しかるのち、通し板をプロテクターの中空部に入れ、突き出している引 き抜き部を引いて、その電線セット姿勢の通し板を、プロテクターの中空部を通 過させることによって、その端子付電線群にプロテクターを嵌め着けるようにな っている。なお、前記の通し板の引き抜き通過の摩擦抵抗を低減化させる意図で 、前記の通し板に、自己潤滑性の「ふっ素樹脂製の粘着テープ」を貼着すること がある。
【0006】
【作用】
以上の構成の本考案の端子付き電線へのプロテクター類の嵌着治具は、電線に 嵌着すべきプロテクター類の中空部を通過する通し板の後端部分に、前記構成の 電線保持部が存在し、その電線保持部の電線収納チューブ体に前端部分を入れた 端子付き電線群は、端子が通し板側の端子保護枠内に位置させて姿勢が整えられ 、続いてなされる電線セットリングの倒しによって、その電線収納チューブ体を 介して通し板と電線セットリング間に挾み込まれて姿勢がセットされる。そして 、プロテクターの中空部を貫通して突き出している通し板の引き抜き部を引いて 、その通し板を引き抜くと、電線収納チューブ体に外嵌している電線セットリン グは、プロテクターの中空部を押し拡げて通過し、その通過抵抗によってチュー ブ体内の電線群を、一段と強く押え付けて電線群の抜け・位置ずれを防止すると 共に、端子群は端子保護枠からずれることなく、そのU字溝内に収まって有効に 保護され、中空部の通過に伴う端子の変形や損傷が防止される。
【0007】 かくして、その通し板の引き抜き後は、電線セットリングがプロテクターの中 空部の強制通過による反力によって、中空部通過直後に起立姿勢となって電線群 の押えを解放し、電線群が電線収納チューブ体から抜き取られて、自由形状に復 帰したプロテクターが端子付き電線群に嵌着される。即ち、本考案の嵌着治具は 、従来の嵌着治具におけるプロテクターの強制拡大保持と、その拡大姿勢のもの を電線側へ滑り抜き移しをするツウーステップ主作業の必要がなく、電線保持部 へ電線をセットした通し板を、プロテクターを通過させるワンステップ主作業の みでよく、主たる作業要素がシンプル化する。そして、プロテクターの強制拡大 度も「端子付き電線群の通過空間+若干のサイズ」程度で必要かつ充分となるの で、通し板の引き抜き抵抗は「従来の嵌着治具において、プロテクターの内周面 を拡げロッド20に全面圧接して過大拡大させる拡大抵抗」に比べて、特段に小 さくなる。
【0008】
【実施例】
以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まず、本考案の一実施例を示す図1 ・図2を参照して、本考案の端子付き電線へのプロテクタ類の嵌着治具は、チュ ーブ状のプロテクター1の中空部4を貫通して前端部分と後端部分をプロテクタ ー1から突き出す細長形状の通し板5が主要部を構成し、この通し板5の前端部 分が引き抜き部6、中間部分が通し部7、後端部分が電線保持部8に形成されて いる。
【0009】 即ち、通し部7は、プロテクター1を電線群に嵌着するとき、予めプロテクタ ー1の中空部4に貫通させておく部分で平坦な板体をなし、引き抜き部6は、同 じくプロテクター1を嵌着するとき、手で握って通し板5をプロテクター1から 引き出す部分で、指掛け凹部16を設けて引き出し易くなっている。そして、電 線保持部8は、下記に詳細する弾性質透明チューブの電線収納チューブ体9と、 この電線収納チューブ体9に外嵌する電線セットリング10と、樹脂製短小U字 溝の端子保護枠11の3部材の組合せによって構成されている。
【0010】 詳しくは、電線収納チューブ体9は、プロテクター1を嵌着すべき端子付き電 線群2の先端の若干部分を一括して収納するに足る内径と長さを有して、通し板 5の長手方向とチューブ軸心を同一方向になして通し板5に載設されている。そ して、この電線収納チューブ体9は、通し部7寄りになる前端12の下半部分を 切欠き、残りの上半のチューブ壁を平になして、テープ止13によって通し板5 に添着係止されると共に、後端は通し板5の端部に位置して自由状態の開口形状 になっている。そして、電線セットリング10は、通し板5の幅小部17の側部 に設けたリング止孔14に下端を通して、起立・倒れ自在に係止されると共に、 電線収納チューブ体9に「がたつき」少なく外嵌する環体をなして、電線収納チ ューブ体9の長手方向の概ね中間に位置している。
【0011】 一方、端子保護枠11は、電線群の端子を入れて保護するに足る可及的小サイ ズのU字溝体をなし、図示点線に示す、両面テープを貼着した貼着部15を、通 し板5の下面に接着して固定され、この端子保護枠11は、電線セットリング1 0のリング止孔14より通し部7側に位置して、上方に存在する電線収納チュー ブ体9を受け入れるようになっている。
【0012】 なお、この実施例の通し板5は、軽量を考慮したアルミニウム製であり、全面 に「ふっ素樹脂」製の自己潤滑性の粘着テープ(例えば、日東電工株式会社製の ニトフロン(商品名))が貼着されている。
【0013】 以上の構成の嵌着治具は、図2参照、以下のように使用される。即ち、まずプ ロテクター1を嵌着すべき端子付き電線群2の端子3を揃えて、電線収納チュー ブ体9に前端部分を入れ、端子3が端子保護枠11に入るように整えて、電線セ ットリング10を後方へ倒して電線群2の挿入姿勢をセットする。続いて、通し 板5をプロテクター1の中空部4に通して先端の引き抜き部6をプロテクター1 から突き出した状態になし、しかるのち、その引き抜き部6を手で握って引き出 し、通し板5の全体をプロテクター1の中空部4を通過させ、その通過によって プロテクター1を電線群2に嵌め着ける。以上の実施例のものは前記の作用があ り、従来の嵌着治具より簡便かつ能率的にプロテクター1の嵌着作業ができる。 そして、通し板5に前記の自己潤滑性粘着テープが貼着してあるので、「ベタベ タ」する潤滑剤の塗布作業の必要がなく、作業が一段とし易くなる。本実施例の ものと図4の従来の嵌着治具による同一条件の端子付き電線へのプロテクターの 嵌着作業を対比してところ、本実施例のものの作業時間は、従来のものの約1/ 6にして歴然たる作業性の相違が存在した。
【0014】 つぎに、図3を参照して本考案の他の実施例を説明する。即ち、本考案の嵌着 治具は図1の実施例に限定されず、例えば、端子保護枠11は、通し板5の板材 を曲成立設して通し板5の一部を底になすU字溝のものにしたり、或は、電線セ ットリング10は、両端を内側へ対向曲成した係止端18の切欠リングになし、 この係止端18を通し板5のリング止孔14に挿入係止したり、または、引き抜 き部6を指掛けバー19つきT形片に形成する等の変化がある。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明のとおり、本考案の端子付き電線へのプロテクター類の嵌着治具は 、従来構造のものより、作業能率が特段に向上すると共に、作業が簡易化して作 業疲れも少なく、近年の量産システムに適する生産性を奏する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の端子付き電線へのプロテクタ
ー類の嵌着治具を示し、図中の(A)はその全体斜視
図、図中の(B)はその構成部材の斜視図
【図2】図1実施例の嵌着治具の使用方法の説明図
【図3】本考案の他の実施例の嵌着治具の部分斜視図
【図4】従来の端子付き電線へのプロテクターの嵌着治
具の構造と用法を示す斜視図
【符号の説明】
1 プロテクター 2 電線 3 端子 4 中空部 5 通し板 6 引き抜き部 7 通し部 8 電線保持部 9 電線収納チューブ体 10 電線セットリング 11 端子保護枠 13 テープ止 14 リング止孔 16 指掛け凹部 17 幅小部 18 係止端

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロテクターの中空部を貫通して両端を
    突き出す長さを有し、かつ、該中空部通過可能の細長板
    にして、前端部分を引き抜き部、後端部分を電線保持部
    になす通し板を主要部となし、該電線保持部は、前記引
    き抜き部寄りの前端を平になして該通し板に添着係止さ
    れ、かつ、後端を開口する可撓性の電線収納チューブ体
    を該通し板に載設すると共に、該電線収納チューブ体の
    中間に起立・倒れ自在に外嵌し、かつ、該通し板に係止
    した電線セットリングと、該電線セットリングより該通
    し板の前端方向に位置し、かつ、前記電線収納チューブ
    体を受け入れるU字溝の端子保護枠を設けた構造を特徴
    とする端子付き電線へのプロテクター類の嵌着治具。
  2. 【請求項2】通し板の表面に、ふっ素樹脂製の自己潤滑
    性粘着テープを貼着した請求項1の端子付き電線へのプ
    ロテクター類の嵌着治具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140828A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 矢崎総業株式会社 電線挿通用治具

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