JPH064521B2 - 養毛料 - Google Patents

養毛料

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JPH064521B2
JPH064521B2 JP13119785A JP13119785A JPH064521B2 JP H064521 B2 JPH064521 B2 JP H064521B2 JP 13119785 A JP13119785 A JP 13119785A JP 13119785 A JP13119785 A JP 13119785A JP H064521 B2 JPH064521 B2 JP H064521B2
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JP
Japan
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hair
effect
tocopherol
test
hair nourishing
Prior art date
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Application number
JP13119785A
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JPS61289022A (ja
Inventor
利幸 元井
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リノール酸トコフェロールエステル(ビタミ
ンEリノール酸エステル)を含有して成る、優れた養毛
効果を有する養毛料に関する。
(従来の技術) 男性型脱毛症には数多くの薬剤がその治療に応用されて
いる。即ち、頭皮の血行を促進したり、毛母細胞を活性
化したり、頭皮の脂質の分泌を抑制する薬剤を組み合わ
せる例や、その他毛髪の栄養成分であるアミノ酸やビタ
ミン類を配合する例が多い。
近年、リノール酸が強力な5α−リダクターゼ阻害活性
を有すると共に養毛効果を発揮するという発明が開示さ
れている(特開昭59−141514)。しかしなが
ら、その養毛効果はいまだ不十分であり、またリノール
酸を高濃度に使用すると皮膚刺激の問題がある。
一方、トコフェロールは、頭皮の血行促進により養毛効
果を有するとされているが、その効果は不十分であり、
また加熱、光及び長期保存により容易に分解変色し臭気
を有する等の欠点がある。
又、酢酸トコフェロールエステルは比較的加水分解し易
く、加水分解時に酢酸臭を発生し、しかもその養毛効果
もいまだ不十分である。
(発明が解決しようとする問題点) すなわち、本発明者は男性型脱毛症の原因は性ホルモン
のアンバランスのみに起因するのではなくて、血行の不
全や毛母細胞活性の低下等も同時に原因として寄与して
いると考え、これらの症状を改善する薬剤を鋭意研究し
た結果、リノール酸トコフェロールエステルを含有した
養毛料が著しい養毛効果を発現すること等を見出し、本
発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明は、リノール酸トコフェロールエステルを
含有することを特徴とする養毛料である。
本発明にいうリノール酸トコフェロールエステルとは、
リノール酸と、α−トコフェロール(dl−α−トコフェ
ロール、d−α−トコフェロール、l−α−トコフェロ
ール)、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ま
たはδ−トコフェロールとからなるエステルの単独、ま
たはこれらの混合物を指す。
エステルの養毛料への配合量は特に限定されず広範囲に
選択することができるが、組成物の全量重量に対して通
常0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜1重
量%である。
本発明の養毛料は、常法に従って、ヘアートニック、ヘ
アーローション、ヘアークリーム等の剤型に調製するこ
とが可能である。本発明の養毛料における基材として
は、例えば水、エタノール等のアルコール類、グリセリ
ン等の多価アルコール類、流動パラフィン、高級脂肪酸
(ステアリン酸等)、脂肪酸グリセライド(グリセリン
モノステアレート等)、高級アルコール、動植物油、ワ
ックス類等の油性物質、界面活性剤(乳化剤、可溶化
剤)、殺菌剤、角質溶解剤等を適宜配合し得る。
(発明の効果) 本発明の養毛料は、ヒトまたは動物の皮膚に塗布すると
顕著良好な毛成長促進効果(養毛効果)を発揮し、かつ
長期保存しても安定であって、その商品価値は極めて高
い。
(実施例) 以下、実施例、比較例の記載に基づいて本発明を詳説す
る。また、白色マウスに対する毛成長促進効果、ヒト頭
髪に対する毛成長促進効果等の試験方法を下記に示す。
(1) マウス毛成長促進効果試験方法 ddY系白色マウス(雄、6週齢、平均体重35g)の
尾部よりの背部皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛ク
リームにより完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例
の各試料を被験部皮膚に毎日朝夕2回、一匹当たり0.
1mlもしくは0.1grを塗布した。一試料に対して動物
は一群10匹使用した。養毛効果の判定は、第1表に示
す判定基準による肉眼判定の評価点と毛長、毛重量を比
較例と比較することにより行った。
実験開始後15日目に動物を屠殺し第1表に示す判定基
準により肉眼判定し、その評価点を合計し、一匹当たり
の平均評価点を求めた。さらに、被験部の皮膚を切除
し、直径12mmのパンチで、一定面積の皮膚を打ち抜い
て、乾燥後毛の重量を測定し、その中の20本の毛の長
さについても測定し、平均値と標準偏差を算出した。
(2) ヒト頭髪毛成長促進効果試験方法 所定人数の被試験者の頭部の耳の上5cmの位置の頭髪を
左右2ケ所を直径1cm剃毛した被験部位に試料を左側
に、対照例を右側と定めて毎日朝夕2回、約3ml塗布し
た。効果の判定は試験開始後28日目に、左右の被験部
位の毛髪各々20本ずつ剃毛し、左側の毛20本の長さ
の平均値(B)を右側の毛20本の長さの平均値(A)で除し
た値を求めて評価した。(判定結果:被試験者10名の
(B)/(A)の平均値) 以下に、実施例及び比較例の実験方法及び実験結果につ
いて示す。尚、以下に示す%とは重量%を意味する。
実施例1、比較例1〜4(ローション型養毛料) (1) 処方 (2) 試験 上記試料を用いてマウス毛成長促進試験を実施した。そ
の結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、実施例1の毛長、毛重量は
ともに比較例や対照より大きく、また肉眼判定による評
価点も高い値を示し、本発明の毛成長促進効果が著しい
事が認められる。
実施例2、比較例5〜8(クリーム型養毛料) (1) 処方 (2) 試験 上記試料を用いてマウス毛成長促進試験を実施した。そ
の結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、実施例1の養毛料を使用し
た場合の毛長、毛重量はともに比較例や対照より大き
く、また肉眼判定による評価点も高い値を示し、本発明
の毛成長促進効果が著しい事が認められる。
実施例3、比較例8(ローシヨン型養毛料) (1) 処方 (2) 試験 本品の養毛効果を健康な男子10名により、前記試験方
法記載の「ヒト頭髪毛成長促進効果試験方法」により行
なった。結果を第4表に示す。
第4表から明らかな如く、本発明品の毛成長促進効果は
著しいことが判明した。
実施例4、比較例9(ローション型養毛料) (1) 処方 (2) 試験 本品の養毛効果を男性型脱毛症患者5名により、前記試
験方法で行なった。結果を第5表に示す。
第5表から明らかな如く、本発明品の毛成長促進効果は
著しいことが判明した。
実施例5 リノール酸−DL−α−トコフェロールエステルの代り
に、リノール酸−β−トコフェロールエステルを使用す
る他は、実施例3と同様に行なって、本発明のローショ
ン型養毛料を調製した。この養毛料を実施例3と同様に
試験した結果、養毛効果が優れていることが確認され
た。
実施例6 リノール酸−DL−α−トコフェロールエステルの代り
に、リノール酸−γ−トコフェロールエステルを使用す
る他は、実施例3と同様に行なって、本発明のローショ
ン型養毛料を調製した。この養毛料を実施例3と同様に
行なった結果、養毛効果が優れていることが確認され
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リノール酸トコフェロールエステルを含有
    することを特徴とする養毛料。
JP13119785A 1985-06-17 1985-06-17 養毛料 Expired - Lifetime JPH064521B2 (ja)

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JP13119785A JPH064521B2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17 養毛料

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JP13119785A JPH064521B2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17 養毛料

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JPS61289022A JPS61289022A (ja) 1986-12-19
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JP13119785A Expired - Lifetime JPH064521B2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17 養毛料

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FR2825088A1 (fr) * 2001-05-25 2002-11-29 Derma Dev Nouveaux esters de tocopherol, leurs procedes d'obtention et leurs utilisations

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JPS61289022A (ja) 1986-12-19

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