JPH0645195Y2 - 防刃用プロテクター - Google Patents

防刃用プロテクター

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Publication number
JPH0645195Y2
JPH0645195Y2 JP9266090U JP9266090U JPH0645195Y2 JP H0645195 Y2 JPH0645195 Y2 JP H0645195Y2 JP 9266090 U JP9266090 U JP 9266090U JP 9266090 U JP9266090 U JP 9266090U JP H0645195 Y2 JPH0645195 Y2 JP H0645195Y2
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JP
Japan
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piece
protector
sheet material
blade
edge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9266090U
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JPH0356096U (ja
Inventor
恒男 後藤
Original Assignee
株式会社ポータ工業
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主に警察官等が使用するプロテクター、さらに
詳しくは、身体に装着し、ナイフやアイスピック等の刃
物(凶器)による攻撃から身を護るために使用するプロ
テクターに関する。
〔従来の技術〕
従来、身体に装着するプロテクターとして、防弾用のプ
ロテクターは開発されているが、防刃用のプロテクター
は未だ開発されていない。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のプロテクター(防弾衣)は特殊な繊維で造られて
おり、このプロテクターは専ら防弾用に開発されたもの
で、アイスピックやナイフ等の刃物の攻撃に対しては、
十分な防御効果を期待できなかった。
ところで、人間は一般的には右利きであり、そのため、
刃物で攻撃する場合、通常は右下(攻撃を受ける者から
見ると左下)から斜上方に刃物を突き上げるケースが最
も多い。したがって、防刃用のプロテクターは上記の態
様の攻撃に対して防御効果を発揮できるように構成する
ことが肝要である。
本考案は上記のような点に鑑みてなされたものであっ
て、本考案の目的の1つは、刃物による攻撃に対して防
御効果を確実に発揮し得る防刃用プロテクターを提供す
ることにある。
本考案の目的の他の1つは、特に右利きの賊による刃物
での攻撃に対して防御効果を発揮できる防刃用プロテク
ターを提供することにある。
本考案の目的の他の1つは、軽量に形成できると共に装
着異和感がほとんどない防刃用プロテクターを提供する
ことにある。
本考案の目的の他の1つはフレキシブルな構造に形成
し、行動に支障なく着用できる防刃用プロテクターを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に係る防刃用プロテク
ターは、多数の金属板製駒片をシート材上に左右および
上下方向に整列して配設し、上記各駒片の適当部を上記
シート材に固着して所望の大きさのプロテクター本体を
構成して成る防刃用プロテクターにおいて、 上記金属板製駒片は、ほゞ四角形状の金属小板の表面
を、金属小板の左右側縁および上下縁を適当巾残して凹
ませて形成した凹部を設けて成っており、 上記各駒片は上記凹部側を表面に向けてシート材上に配
設してあり、 上記各駒片は、プロテクター本体の着用時に、各駒片同
士において左隣に位置する駒片の側縁部を右隣に位置す
る駒片の側縁部の上面に、また、下方側に位置する駒片
の上縁部を上方側に位置する駒片の下縁部の上面に重合
して配列させてあることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案に係るプロテクターは次のように作用する。プロ
テクター本体は各駒片の重合部(接合部)を介して縦方
向および横方向に対して自由に折り曲げすることができ
る。そして、ナイフやアイスピック等の刃物により攻撃
を受けた際には、各駒片でこれを防御できると共に、攻
撃の際、刃物が駒片上を滑っても、凹部の淵部でこれを
喰い止める。また、各駒片は、プロテクター本体の着用
時に、各駒片同士において左隣に位置する駒片の側縁部
を右隣に位置する側縁部の上面に、また、下方側に位置
する駒片の上縁部を上方側に位置する駒片の下端部の上
面に重合して配列させてあるため、刃物を右下から斜上
方に突き上げて攻撃を受けた際、刃物の先端が各駒片の
重合部の隙間から侵入して身体に達するのを確実に防止
できる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る防刃用プロテクターの1実施例につ
き、第1図ないし第5図を参照して説明する。
第1図および第2図は、この実施例による防刃用プロテ
クターの要部を示す正面図および縦断面図、第3図は金
属板製駒片の斜視図、第4図は全体の概略正面図、第5
図は作用説明図である。
これらの第1図ない第5図において、1はプロテクター
本体を示し、プロテクター本体1は多数の金属板製駒片
2をシート材上に左右および上下方向に整列して配設
し、各駒片2の適当部をビス6等でかしめ着してシート
材5に固着し、所望の大きさのシート状に形成して構成
されている。
金属板製駒片2は、ほゞ四角形状に形成した金属小板2a
の表面を、金属小板2aの左右側縁3a、3bおよび上下縁3
c、3dを適当巾残して凹ませて形成した凹部4を設けて
成っている。本実施例の金属小板2aは四隅角部に丸みを
もたせた長方形状に形成してあるが、金属小板2aの形状
は正方形状等に形成しても良い。
上記各駒片2は凹部4側を表面に向けてシート材5上に
配設し、ビス6等でシート材5に固着してある。本実施
例では、各駒片2の凹部4の左右側の二箇所をビス6等
でシート材5に固着してあるが、駒片2のビス止め等に
よる固着箇所は適当に変え得るものである。
そして、上記各駒片2は、プロテクター本体1の着用時
に、各駒片同士いおいて左隣に位置する駒片2の側縁3a
部を右隣に位置する駒片2の側縁3b部の上面に、また、
下方側に位置する駒片2の上縁3c部を上方側に位置する
駒片2の下縁3d部の上面に重合して配列させてある。
上記金属小板2aの素材としては、たとえば、ニッケルク
ロームマンガン合金や特殊アルミ合金等を使用すると良
い。また、金属小板2aの大きさは、実施例では24ミリ
(縦)×30ミリ(横)×0.3ミリ(厚み)に形成してあ
るが、この金属小板2aの大きさは適当に変更し得るもの
である。
上記シート材5の素材は可及的強靱な布地を使用するの
が望ましく、たとえば、一般に防弾衣などに使用されて
いる高強力なアラミド繊維(たとえば、米国のデュポン
社のケプラー、商品名)などが適している。但し、アラ
ミド繊維以外の布地を採用しても良いものである。
図中、7は駒片2の適当箇所に穿設したビス孔であり、
また、第4図において、8はプロテクター本体1のシー
ト材5の適当部に固設したベルト取付用の金具で、この
金具にベルト(図示せず)を連結する等により、プロテ
クターを身体に装着するものである。
本実施例のプロテクターは上記のように構成したもの
で、たとえば次のように製造することができる。
即ち、まづ、第1図において、シート材5の左側最上段
に位置する駒片2をビス止めし、次いで、その右隣の駒
片2の左側縁3aを上記の駒片2の右側縁3bの上面に重合
させ、その状態でビス止めし、次いでその右隣の駒片2
の左側縁3aを左隣の駒片2の右側縁3bの上面に重合して
ビス止めし、この作業により最上段の駒片を順次ビス止
めして固着する。
次に二段目の駒片を左側から順に上記と同様(この際、
二段目の駒片の上縁3cを最上段の駒片の下縁3dの上面に
重合)にビス止めしてシート材に固着する。このように
して、上方部の駒片から順にシート材に固着する。
或いはまた、左側最上段の駒片をビス止めし、次に左側
の二段目の駒片を固着し、次に三段目、四段目というよ
うに、まづ、左側の一列の駒片を固着し、次にその右隣
の一列の駒片を固着し、次にその右端の一列というよう
に縦方向に列を形成しながら駒片を固着しても良い。
上記により、各駒片2は、プロテクター本体の着用時
に、各駒片同士において左隣に位置する駒片の側縁部は
右隣に位置する駒片の側縁部の上面に、また、下方側に
位置する駒片の上縁部は上方側に位置する駒片の下縁部
の上面に重合して配列され、シート材に固着されること
になる。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように構成したので、次のような
効果を奏する。
(イ)ナイフやアイスピック等の刃物による攻撃を確実
に防御することができる。
(ロ)刃物で攻撃を受けた際、刃物の先端が駒片上を滑
っても、凹部の淵部で滑りを喰い止めることができる。
(ハ)刃物を右下から斜上方に突き上げて攻撃を受けた
際、刃物の先端が各駒片の重合部の隙間から侵入して身
体に達するのを確実に防止できる。
(ニ)着用が簡単で、かつ、軽量に形成できると共に長
時間着用しても違和感がほとんどない。
(ホ)フレキシブルに構成されているので、行動に支障
なく着用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る防刃用プロテクターの1実施例を示
すもので、第1図は要部を示す正面図、第2図は同じく
縦断面図、第3図は金属板製駒片の斜視図、第4図は全
体の概略正面図、第5図は作用説明図である。 1……プロテクター本体 2……金属板製駒片 2a……金属小板 3a、3b……金属小板の側縁 3c、3d……金属小板の上下縁 4……凹部 5……シート材 6……ビス等

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の金属板製駒片をシート材上に左右お
    よび上下方向に整列して配設し、上記各駒片の適当部を
    上記シート材に固着して所望の大きさのプロテクター本
    体を構成して成る防刃用プロテクターにおいて、 上記金属板製駒片は、ほゞ四角形状の金属小板の表面
    を、金属小板の左右側縁および上下縁を適当巾残して凹
    ませて形成した凹部を設けて成っており、 上記各駒片は上記凹部側を表面に向けてシート材上に配
    設してあり、 上記各駒片は、プロテクター本体の着用時に、各駒片同
    士において左隣に位置する駒片の側縁部を右隣に位置す
    る駒片の側縁部の上面に、また、下方側に位置する駒片
    の上縁部を上方側に位置する駒片の下縁部の上面に重合
    して配列させてあることを特徴とする、 防刃用プロテクター。
JP9266090U 1990-09-03 1990-09-03 防刃用プロテクター Expired - Lifetime JPH0645195Y2 (ja)

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JP9266090U JPH0645195Y2 (ja) 1990-09-03 1990-09-03 防刃用プロテクター

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JP9266090U JPH0645195Y2 (ja) 1990-09-03 1990-09-03 防刃用プロテクター

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Publication Number Publication Date
JPH0356096U JPH0356096U (ja) 1991-05-29
JPH0645195Y2 true JPH0645195Y2 (ja) 1994-11-16

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ID=31642074

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JP9266090U Expired - Lifetime JPH0645195Y2 (ja) 1990-09-03 1990-09-03 防刃用プロテクター

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JPH0356096U (ja) 1991-05-29

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