JPH0645177Y2 - ヒートパイプ - Google Patents

ヒートパイプ

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JPH0645177Y2
JPH0645177Y2 JP1988091000U JP9100088U JPH0645177Y2 JP H0645177 Y2 JPH0645177 Y2 JP H0645177Y2 JP 1988091000 U JP1988091000 U JP 1988091000U JP 9100088 U JP9100088 U JP 9100088U JP H0645177 Y2 JPH0645177 Y2 JP H0645177Y2
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JP
Japan
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temperature
damper
heat transfer
heat
transfer medium
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Application number
JP1988091000U
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JPH0214568U (ja
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光男 玉木
保 佐野
和明 根本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば化学工業プラント、原子力プラントな
ど産業一般に適用されるヒートパイプに関する。
〔従来の技術〕 ヒートパイプは優れた伝熱性能を持つた伝熱素子であ
り、例えば化学工業プラント、原子力プラントなど産業
一般に於いて熱を移動させる場合に使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来のヒートパイプに於いて、ヒートパイ
プの伝熱性能、特に作動温度範囲は伝熱媒体の種類、内
部の真空度などにより決る。しかしながら、ヒートパイ
プの用途によつては、或る温度以上で作動して或る温度
以下では作動しない方が良い場合がある。一例として、
原子炉の崩壊熱除去系に使用する場合には原子炉の異常
時の温度550+α℃以上で作動し、原子炉の正常復帰時
の温度約400℃以下で作動を停止する必要があるが、こ
れを人為によらず自動的に行わせることが難しいなどの
問題を抱えている。
〔課題を解決するための手段〕 本考案に係るヒートパイプは上記の課題を解決すること
を目的にしており、吸熱部と放熱部との間に設けられ伝
熱媒体の蒸気の流れを遮断するダンパーと、上記伝熱媒
体の温度が上限温度以上のときに上記ダンパーを開き上
限温度よりも低いときに上記ダンパーを閉じる形状記憶
合金製の第1のばねと、上記伝熱媒体の温度が上限温度
より低下しても上記第1のばねに抗して上記ダンパーを
開いた状態で係止し下限温度以下に低下すると上記ダン
パーを放し形状記憶合金製の第2のばねとを備えてなる
構成を特徴としている。
〔作用〕
即ち、本考案に係るヒートパイプにおいては、内部に伝
熱媒体の蒸気の流れを遮断するダンパーが設けられ、こ
のダンパーを伝熱媒体の作動温度範囲の上限および下限
温度で形状が変化する2種類の形状記憶合金製のばねに
より開閉させるとともに係止するようになっており、伝
熱媒体の温度が上昇するとき第1のばねにより、また伝
熱媒体の温度が下降するときは第2のばねによりダンパ
ーを作動させるので、作動温度範囲の上限温度以上で自
動的にダンパーが開かれ、下限温度以下で自動的にダン
パーが閉じられる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図乃至第3図に基づき説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るヒートパイプの断面
図、第2図はその機構説明図、第3図はその作用説明図
である。
第1図に於いて、本考案に係るヒートパイプは図に示す
ようにヒートパイプ本体の途中に温度制御装置が取付け
られており、吸熱部1で蒸発した伝熱媒体の蒸気3の温
度に基づいてダンパー4の開閉が行われるようになつて
おり、放熱部2への蒸気3の流れを制御する。
第2図は温度制御装置の作動状態を示しており、第2図
(a)は作動温度範囲の下限温度以下でダンパー4が閉
じられた状態で、蒸気3は吸熱部1に封じ込められてい
るので放熱部2へ熱の移動が行われない。この状態から
吸熱部1の温度が上昇し、それにより蒸気3の温度が作
動温度範囲の上限温度以上になると形状記憶合金で造ら
れた上限温度形状記憶コイルばね5が収縮し、ダンパー
4を開いて蒸気3を流通させる。ダンパー4は爪7によ
りストツパー8に係止されるので、伝熱作用により吸熱
部1の温度が下り、蒸気3の温度が上限温度以下に低下
してもダンパー4は開いた状態で保持され、ヒートパイ
プの伝熱作用が持続される。なお、9はストツパ8の調
節ばねである。
伝熱作用が続いて吸熱部1の温度がさらに低下し、蒸気
3の温度が下限温度以下に達すると形状記憶合金で造ら
れた下限温度形状記憶コイルばね6が膨張し、ストツパ
ー8を動かして爪7を外す。すると、ダンパー4が上限
温度記憶コイルばね5の膨張力により閉じ、蒸気3の流
通を遮断してヒートパイプの伝熱作用を停止させる。
第3図は本実施例に係るヒートパイプの上記の作動状態
を示しており、このように本実施例に係るヒートパイプ
は作動温度範囲の上限温度以上で自動的に伝熱作用を行
い、下限温度以下で自動的に伝熱作用を停止する。
〔考案の効果〕
本考案に係るヒートパイプは前記の通り構成されてお
り、作動温度範囲の上限温度以上で自動的にダンパーが
開かれ、下限温度以下で自動的にダンパーが閉じられる
ので、ヒートパイプが上限温度以上で自動的に伝熱作用
を行い、下限温度以下で自動的に伝熱作用を停止するこ
とが可能であるなどの効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るヒートパイプの断面
図、第2図はその機構説明図、第3図はその作用説明図
である。 1…吸熱部、2…放熱部、3…伝熱媒体の蒸気、4…ダ
ンパー、5…上限温度記憶コイルばね、6…下限温度記
憶コイルばね、7…爪、8…ストツパー、9…調節ば
ね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸熱部と放熱部との間に設けられ伝熱媒体
    の蒸気の流れを遮断するダンパーと、上記伝熱媒体の温
    度が上限温度以上のときに上記ダンパーを開き上限温度
    よりも低いときに上記ダンパーを閉じる形状記憶合金製
    の第1のばねと、上記伝熱媒体の温度が上限温度より低
    下しても上記第1のばねに抗して上記ダンパーを開いた
    状態で係止し下限温度以下に低下すると上記ダンパーを
    放す形状記憶合金製の第2のばねとを備えてなることを
    特徴とするヒートパイプ。
JP1988091000U 1988-07-11 1988-07-11 ヒートパイプ Expired - Lifetime JPH0645177Y2 (ja)

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JP1988091000U JPH0645177Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 ヒートパイプ

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JP1988091000U JPH0645177Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 ヒートパイプ

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Publication Number Publication Date
JPH0214568U JPH0214568U (ja) 1990-01-30
JPH0645177Y2 true JPH0645177Y2 (ja) 1994-11-16

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ID=31315501

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2904102B1 (fr) * 2006-07-18 2015-03-27 Airbus France Dispositif a ecoulement de chaleur
FR2904103B1 (fr) 2006-07-18 2015-05-15 Airbus France Dispositif a ecoulement de chaleur

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59186676U (ja) * 1983-05-25 1984-12-11 株式会社フジクラ 自己制御形ヒ−トパイプ

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JPH0214568U (ja) 1990-01-30

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