JPH0645161U - 変速機操作装置 - Google Patents

変速機操作装置

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JPH0645161U
JPH0645161U JP082010U JP8201092U JPH0645161U JP H0645161 U JPH0645161 U JP H0645161U JP 082010 U JP082010 U JP 082010U JP 8201092 U JP8201092 U JP 8201092U JP H0645161 U JPH0645161 U JP H0645161U
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K20/00Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles
    • B60K20/02Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles of initiating means

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少く、高い加工精度にて安価に加
工でき、しかも、防水用シール剤を使用する必要のない
ような構成のストライカの回転防止及び案内機構を備え
た変速機操作装置を提供する。 【構成】 変速用操作シャフト6に対して平行に延びる
溝孔23をストライカ8に形成して、この溝孔23に長
手状のガイド部材28を相対的に摺動自在に嵌合配置す
ると共に、ガイド部材29の両端部29a,29bをハ
ウジング5の凹部30a,30bに嵌着し、ハウジング
5が取付けられる部品のケーシング3aとハウジング5
の凹部30a,30bとの間にガイド部材29の両端部
29a,29bを挾み込むことにより、ガイド部材29
をハウジング5の内部に固定配置する。また、挿通孔4
2をストライカ8に形成して、この挿通孔42にロッド
状のガイド部材40を相対的に摺動自在に嵌合配置する
と共に、ガイド部材40をハウジング5の内部に固定配
置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のギヤチェンジを行う変速機操作装置に関し、更に詳しくは 、ハウジング内に摺動可能に配設された変速用操作シャフトにストライカを固定 して前記ストライカに動力伝達レバーの一端を係着し、前記変速用操作シャフト を作動させることにより前記ストライカ及び動力伝達レバーを作動せしめて所定 の変速操作を行うように構成した変速機操作装置に関するものである。
【0002】 図5及び図6はこの種の従来の変速機操作装置50の要部を示すものであって 、同図において、51はセレクト操作用アクチュエータ、52は図外のシフト操 作用アクチュエータの動力を図外のトランスミッションケースに伝達する動力伝 達機構である。この動力伝達機構52は、図外のトランスミッションケースの上 部に固着され、動力伝達機構52のケーシング(アッパーケース)52aにセレ クト操作用アクチュエータ51が取付けられている。
【0003】 上述のセレクト操作用アクチュエータ51のハウジング(シリンダ本体)53 内にはセレクト用操作シャフト(セレクトロッド)54が摺動可能に収納配置さ れており、このセレクト用操作シャフト54の中間部にはストライカ55が一体 に固着されている。そして、セレクト用操作シャフト54は左右一対のフリーピ ストン56,57にて所定の4つのセレクト位置に位置決めされ、これに伴って 、ストライカ55も所定の4つの位置に移動されて位置決めされるように構成さ れている。
【0004】 また、前記ストライカ55の凹部55aには動力伝達レバー58の一端58a が係着されており、前記ストライカ55の移動に伴ってこの動力伝達レバー58 が支軸59を中心に回動されるように構成されている。そして、このレバー58 の回動に応じて、動力伝達機構52のケーシング52a内にその軸線を中心に回 転可能に配設されたシフトシャフト61上のレバー80がシフトシャフト61の 軸線方向に沿って移動され、次いで図外のシフト操作用アクチュエータが駆動さ れてシフトシャフト61が前記レバー80と一緒に回転駆動されるのに伴って所 定の変速操作(ギヤチェンジ)が行なわれるようになっている。
【0005】 一方、図6に示すように、ストライカ55にはボルト62が螺着されており、 このボルト62の頭部62aに磁石63が埋設されている。そして、この磁石6 3に対応する箇所に、例えば4つのホール素子(磁電変換素子から成るセンサー )64がセレクト用操作シャフト54のストローク方向に沿って所定間隔を置い て一列状に配列されている(図5参照)。かくして、セレクト用操作シャフト5 4ひいてはストライカ55の位置決めは、前記磁石63及びホール素子から成る 位置検出機構からの位置検出信号に基いて行なわれるようになっている。
【0006】 また、このような構成の変速機操作装置50にあっては、磁石63がセレクト 用操作シャフト54の軸線を中心にして回動するのを防止しつつ磁石63をセレ クト用操作シャフト54の軸線方向(ストローク方向)に沿って案内するために 、図6及び図7に示すような回転防止及び摺動案内機構65が設けられている。
【0007】 図6に示す如く、上述の回転防止及び摺動案内機構65は、ストライカ55に 設けられた溝孔66と、板状部67に焼結合金等から成るガイド用キー68を一 体に突設して成るキー部材69とから構成されている。上述の溝孔66はセレク ト用操作シャフト54に対して平行に延びるように形成されており、この溝孔6 6内に前記キー部材69のガイド用キー68が相対的に摺動可能な状態で嵌合配 置されている。
【0008】 なお、前記キー部材69の取付けは、次のようにしてなされている。すなわち 、キー部材69の板状部67に防水用のシール剤を塗布した後に、セレクト操作 用アクチュエータ51のハウジング53に設けられた長手状の矩形の開口70( 図6参照)を通してキー部材69のガイド用キー68をハウジング53内に挿入 してストライカ55の溝孔66内に嵌合し、前記板状部67をハウジング53の 外面に当てがってボルト71にてハウジング53に締付け固定する。これにより 、ハウジング53の開口70が防水用シール剤及び板状部67にて密閉される一 方、前記溝孔66とガイド用キー68との係合及び案内作用にてセレクト用操作 シャフト54を中心とするストライカ55の回転が防止されると共に、セレクト 用操作シャフト54と一緒にストライカ55が案内されつつ所定経路に沿って摺 動されるように構成されている。
【0009】 このようにしてストライカ55の回転防止を図ることにより、磁石63の移動 経路を4つのホール素子64の配列に一致せしめ、セレクト用操作シャフト54 の位置検出精度の低下防止、ストライカ55と動力伝達レバー58との係着状態 の解除防止を図るようにしている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来の変速機操作装置50では、キー部材69を締 付け固定するボルト71やキー部材69が取付けられる開口70を密閉して防水 するためのシール剤が必要であるため、部品点数が多くなる上に組付作業も面倒 であるという問題点がある。また、焼結合金製のキー68を使用しているため材 料費が高くなり、しかもこの焼結合金の加工には手間がかかるため、キー部材6 9が高価になってしまう不都合がある。さらに、ハウジング53に開口70を形 成する作業、及びストライカ55に長手状の溝孔66を形成する作業は非常に手 間を要するといった問題点もある。
【0011】 また、ハウジング53へのキー部材69の取付けに際しては、防水用のシール 剤の乾燥時間をとらねばならず、その上に当該シール剤のシール機能の検査をし なければならないため、その組立作業を容易かつ迅速に行なうことができないと いう不具合もある。
【0012】 本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品 点数が少なく、高い加工精度にて安価に加工でき、しかも、防水用シール剤を使 用する必要のないような構成のストライカの回転防止及び摺動案内機構を備えた 変速機操作装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案では、ハウジングの内部に摺動可能に配 設された変速用操作シャフトにストライカを固定して前記ストライカに動力伝達 レバーの一端を係着し、前記変速用操作シャフトを作動させることにより前記ス トライカ及び動力伝達レバーを作動せしめて所定の変速操作を行うように構成し た変速機操作装置において、前記変速用操作シャフトに対して平行に延びる溝孔 を前記ストライカに形成して、前記ストライカの溝孔に長手状のガイド部材を相 対的に摺動自在に嵌合配置すると共に、前記ガイド部材の両端部を前記ハウジン グの凹部に嵌着し、前記ハウジングが取付けられる部品のケーシングと前記ハウ ジングの凹部との間に前記ガイド部材の両端部を挾み込むことにより、前記ガイ ド部材を前記ハウジングの内部に固定配置するようにしている。 また、本考案では、ハウジングの内部に摺動可能に配設された変速用操作シャ フトにストライカを固定して前記ストライカに動力伝達レバーの一端を係着し、 前記変速用操作シャフトを作動させることにより前記ストライカ及び動力伝達レ バーを作動せしめて所定の変速操作を行うように構成した変速機操作装置におい て、前記変速用操作シャフトに対して平行に延びる挿通孔を前記ストライカに形 成して、前記ストライカの挿通孔にロッド状のガイド部材を相対的に摺動自在に 挿通配置すると共に、前記ガイド部材を前記ハウジングの内部に固定配置するよ うにしている。
【0014】
【作用】
前記ストライカの溝部と長手状のガイド部材、或いは、前記ストライカの挿通 孔とロッド状のガイド部材との間の係合作用にてストライカの回転防止が図られ ると共に、ストライカがガイド部材にて円滑に案内移動される。また、上述のガ イド部材は、キー部材のような特別な別部材を用いることなくハウジング内に配 設されるので、部品点数の削減並びに防水用シール剤の省略が図られ、装置の組 立作業の簡素化及び能率化が可能となる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例に付き図1〜図3を参照して説明する。
【0016】 図1は、本考案に係る変速機操作装置1の要部を示すものであって、この装置 1はセレクト操作用アクチュエータ2と、図外のシフト操作用アクチュエータの 動力を図外のトランスミッションに伝達するための動力伝達機構3とをそれぞれ 具備している。
【0017】 上述のセレクト操作用アクチュエータ2は、4つのハウジング部分5a,5b ,5c,5dから成るハウジング5と、このハウジング5内にその軸線方向に摺 動自在に配設されたセレクト用操作シャフト(セレクトロッド)6と、このセレ クト用操作シャフト6を作動させるための作動機構部7a,7bと、前記セレク ト用操作シャフト6に取付けられたストライカ8と、このストライカ8に関連し て配設された位置検出機構Sとをそれぞれ具備している。そして、前記作動機構 部7a及び7bは、それぞれ一対の室9a,9b及び10a,10bを有してお り、セレクト用操作シャフト6に一体成形された固定ピストン11と、作動機構 部7a,7b内のフリーピストン12,13とによる位置決め作用によって、セ レクト用操作シャフト6及びストライカ8は所定の4つのセレクト位置に選択的 に位置決めされるように構成されている。
【0018】 また、上述のストライカ8には、図1及び図2に示す如く互いに対向する平坦 な係合面14a,14bを有する凹部15が形成され、この凹部15内に動力伝 達レバー16の一端16aが摺接状態で嵌合配置されている。ここで、ストライ カ8及び動力伝達レバー16の構成について更に具体的に述べると次の通りであ る。まず、ストライカ8は、図2に示すように、基体部20と、この基体部20 から突出した突出部21とを有している。そして、基体部20には、セレクト操 作用シャフト6が挿通される挿通孔22が設けられると共に、突出部21には前 記挿通孔22ひいてはセレクト用操作シャフト6に対して平行に延びる溝孔23 が設けられている。さらに、前記突出部21の片面側には、凹部15が形成され ており、この凹部15の一端が突出部21の端面21aにおいて開放されている 。
【0019】 一方、基体部20には、前記凹部15に貫通するねじ孔24が形成されている 。そして、上述のねじ孔24には、図1に示すようにボルト25がねじ込まれて ストライカ8に固定状態で螺着されるようになっている。このボルト25はセラ ミック等の非磁性材から成るものであって、その頭部25aの上面には、1個の 磁石26が埋め込まれている。
【0020】 上述の如くボルト25が螺着されたストライカ8は、その挿通孔22にセレク ト用操作シャフト6が挿通配置された状態の下でこのシャフト6に一体的に固着 され、このシャフト6は、ハウジング部分5cの両側壁部27a,27bに形成 された貫通孔28a,28b内に摺動自在に貫通配置されている。そして、スト ライカ8の凹部15内に動力伝達レバー16の一端16aが係着されており、ハ ウジング部分5c内において前記シャフト6に対して平行に配設された長手状の ガイド部材29がストライカ8の溝孔23内に嵌合されている。
【0021】 すなわち、上述のガイド部材29は、図2に明示するように、長手状の断面矩 形の角材から成るものであって、このガイド部材29の両端部29a,29bが ハウジング部分5cの両側壁部27a,27bに形成された凹部30a,30b 内に嵌着されている。これらの凹部30a,30bは、ハウジング部分5cの両 側壁部27a,27bのうち、互いに対向する対向面31a,31b、並びに、 動力伝達機構3のケーシング3aへの取付面32a,32bにそれぞれ開口を有 する矩形の凹部であって、ガイド部材29の両端部29a,29bは前記ハウジ ング部分5cの嵌合凹部30a,30b内にそれぞれ嵌合されて両側壁部27a ,27b間に架設されると共に、このガイド部材29にストライカ8の溝孔23 が摺動可能に嵌合配置されている。
【0022】 そして、このような組付状態の下でハウジング部分5cの取付面32a,32 bが動力伝達機構3のケーシング(アッパーケース)3a上に当てがわれた状態 の下で、セレクト操作用アクチュエータ2が動力伝達機構3にボルト締めにて固 着されるようになっている。これにより、ガイド部材29がハウジング部分5c の両側壁部27a,27bと動力伝達機構3のケーシング3aとの間にガタツキ なく挾持されると共に、前記両側壁部27a,27bの間にガタツキなく保持さ れている。かくして、前記ガイド部材29は、上述の如き状態で特別の取付部材 を用いることなくハウジング部分5c内に収納配置されている。
【0023】 さらに、ストライカ8が収納されるハウジング部分5cには、前記磁石26の 移動経路に対応する箇所において4つのホール素子35が等間隔を用いて一列状 に配置されている。かくして、磁石26とホール素子35とにより位置検出機構 Sが構成されており、磁石26がホール素子35の1つにそれぞれ対向するのに 応じて、このホール素子35から所定の検知信号(ON信号)が同軸ケーブル3 7を介して図外のコントローラに入力されるようになっている。
【0024】 次に、上述の構成を有する変速機操作装置1の動作に付き説明する。
【0025】 まず、図外のチェンジレバーがセレクト方向に操作されると、図外のコントロ ーラからの制御信号に基いてセレクト操作用アクチュエータ2の室9a,9b, 10a,10bへの圧縮空気の給排がなされ、これに応じて、セレクト用操作シ ャフト6がその軸線方向(ストローク方向)に駆動される。これに伴い、ストラ イカ8の溝孔23とガイド部材29との係合・案内作用にてストライカ8がセレ クト用操作シャフト6を中心に回動されることなく、この操作シャフト6と一緒 に移動され、4つのセレクト位置のうちの1つの位置に位置決めされる。そして 、これと同時に、動力伝達レバー16が支軸36(図1参照)を中心に回動され る。
【0026】 一方、ストライカ8の移動に伴い、磁石26が4つのホール素子35のうちの 1つに対向配置されるため、そのホール素子35からセレクト位置検知信号(O N信号)が同軸ケーブル37を介して図外のコントローラに入力され、これによ り、セレクト用操作シャフト6が所定のセレクト位置に移動されたことが検知さ れて前記シャフト6の作動が停止され、セレクト操作が完了される。
【0027】 しかる後に、チェンジレバーがシフト方向に操作されて例えば1速に投入され ると、このチェンジ信号及び位置検出機構Sからのセレクト完了信号等に基いて 図外のコントローラから所定の制御信号が出力され、図外のシフト操作用アクチ ュエータが作動され、1速へのギヤ投入がなされる。しかる後に、チェンジレバ ーが再びニュートラルに切換えられると、図外のシフト操作用アクチュエータ及 びセレクト操作用アクチュエータ2が復動され、再びニュートラル状態の下に置 かれる。
【0028】 このような構成の変速機操作装置1によれば、ストライカ8の溝孔23とガイ ド部材29との間の係合・案内作用にて、セレクト用操作シャフト6を中心とす るストライカ8の回転が確実に阻止された状態の下で、このストライカ8がガイ ド部材29に沿って案内移動されることとなる。そのため、磁石26の移動経路 が正規の経過から外れて位置検出精度が悪くなるような事態や、動力伝達レバー 16がストライカ8の凹部15から外れてしまうような事態の発生を防止するこ とができる。
【0029】 さらに、本例においては、ストライカ8の回転防止を図るガイド部材29を特 別な取付具を用いることなくハウジング5の内部(具体的には、ハウジング部分 5cの内部)に配設するようにしたので、装置1の部品点数の削減並びに組立作 業の容易化を図ることができる。すなわち、ガイド部材29の組付けは、このガ イド部材29の両端部29a,29bをハウジング部分5cの凹部30a,30 b内に嵌着して、その状態のまま、ハウジング部分5cの取付面32a,32b (図2参照)を動力伝達機構3のケーシング3a上に取付けることにより、ガイ ド部材29の保持を行なうようにしたので、従来用いていたように防水用シール 剤や取付用ボルトを省略することができる。従って、部品点数及び組付作業工数 の削減が可能となると共に、その組立作業も容易でありしかも防水用シール剤の 乾燥に要する時間をとる必要がなくなるため、組立作業の大幅な能率化を図るこ とが可能となる。
【0030】 その上、ガイド部材29は単なる角材でよいため、その製作が容易で製造コス トも低く抑えることができる。
【0031】 また、図3及び図4は本考案の第2実施例を示すものであって、本例において は、ストライカ8の回転防止用並びにストライカ8の案内用の部材としてロッド 状のガイド部材40が用いられている。
【0032】 すなわち、図3及び図4に明示するように、ハウジング部分5cの両側壁部2 7a,27bには貫通孔41a,41bが形成されており、ストライカ8の突出 部21にはセレクト用操作シャフト6に対して平行に延びる挿通孔42が形成さ れている。そして、前記ガイド部材40の先端部40aが一方の貫通孔41aに 挿入配置されると共に、その他端部40bが他方の貫通孔41bに挿入配置され 、前記他端部40bに一体成形された大径の頭部40cがハウジング部分5cの 側壁部27bの外側面に形成された前記貫通孔40bと同軸状の凹部43内に嵌 着されている。
【0033】 これにより、ガイド部材40の丸棒状のロッド部40eがハウジング部分5c の両側壁部27a,27b間においてセレクト用操作シャフト6に対して平行に 架設され、このロッド部40eが前記ストライカ8の挿通孔42内に相対的に摺 動可能な状態で挿通配置されている。
【0034】 そして、前記ガイド部材40の頭部40cの頂面には、図3に示すように、ハ ウジング部分5cの側壁部27bの側部に当接状態で固定される部材すなわち固 定ピストン11のストッパ部材44が当接配置されており、これによりガイド部 材40の抜け止めがなされている。
【0035】 なお、その他の構成は既述の実施例の場合と同様である。
【0036】 このような構成の場合にも、ハウジング5内に配設されたロッド状のガイド部 材40とストライカ8の挿通孔42との間の係合・案内作用にて、ストライカ8 の回転防止が図られると共に、セレクト方向へのストライカ8の摺動移動が円滑 に行なわれる。従って、既述の実施例の場合と同様の作用効果を得ることができ る。さらに、本例によれば、ストライカ8の挿通孔42は単なるストレート状の 丸穴でよいため、ストライカ8に断面コ字状の長い溝孔を設ける場合に比べて、 その製作が容易で製作費が安価で済むという利点がある。
【0037】 以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案はこれらの実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。 例えば、ガイド部材29は角材でなくてもよく、またガイド部材40のロッド部 40eは丸棒である必要は必ずしもなく、それらの形状は必要に応じて任意に変 更可能である。
【0038】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、ボルトや取付板等の特別な取付部材を用いることなく ハウジングの内部に組込んだ長手状或いはロッド状のガイド部材をストライカの 回転防止及び摺動案内用の部材としたものであるから、この部材を取付けるため のボルト等や防水用シール剤を省略することができ、部品点数の削減を図ること ができる。さらに、防水用シール剤の乾燥に要する時間を省略できると共にシー ル機能の検査も行なわずに済むため、組立作業の容易化及び能率化を図ることが できる。
【0039】 また、ガイド部材は製作が容易な角材や丸棒等でよく、従ってこの部材の加工 及び加工精度出しを安価に行なうことができる上に、ハウジングの外側壁にキー 部材取付用の開口を設けずに済み、装置の大幅なコストダウンを図ることが可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる変速機操作装置の第1実施例を
示す断面図である。
【図2】第1実施例の変速機操作装置におけるストライ
カの配設構造を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る変速機操作装置の第2実施例を示
す要部断面図である。
【図4】第2実施例の変速機操作装置におけるストライ
カの配設構造を示す要部斜視図である。
【図5】従来の変速機操作装置の要部を示す断面図であ
る。
【図6】図5におけるA−A線拡大断面図である。
【図7】従来の変速機操作装置におけるストライカの配
設構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 変速機操作装置 2 セレクト操作用アクチュエータ 3 動力伝達機構 3a ケーシング(アッパーケース) 5 ハウジング 5a〜5d ハウジング部分 6 セレクト用操作シャフト 8 ストライカ 15 凹部 16 動力伝達レバー 16a 一端部 23 溝孔 27a,27b 側壁部 29 長手状のガイド部材 29a,29b 端部 30a,30b 凹部 32a,32b 取付面 40 ロッド状のガイド部材 40a,40b 端部 42 挿通孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内部に摺動可能に配設され
    た変速用操作シャフトにストライカを固定して前記スト
    ライカに動力伝達レバーの一端を係着し、前記変速用操
    作シャフトを作動させることにより前記ストライカ及び
    動力伝達レバーを作動せしめて所定の変速操作を行うよ
    うに構成した変速機操作装置において、前記変速用操作
    シャフトに対して平行に延びる溝孔を前記ストライカに
    形成して、前記ストライカの溝孔に長手状のガイド部材
    を相対的に摺動自在に嵌合配置すると共に、前記ガイド
    部材の両端部を前記ハウジングの凹部に嵌着し、前記ハ
    ウジングが取付けられる部品のケーシングと前記ハウジ
    ングの凹部との間に前記ガイド部材の両端部を挾み込む
    ことにより、前記ガイド部材を前記ハウジングの内部に
    固定配置するようにしたことを特徴とする変速機操作装
    置。
  2. 【請求項2】 ハウジングの内部に摺動可能に配設され
    た変速用操作シャフトにストライカを固定して前記スト
    ライカに動力伝達レバーの一端を係着し、前記変速用操
    作シャフトを作動させることにより前記ストライカ及び
    動力伝達レバーを作動せしめて所定の変速操作を行うよ
    うに構成した変速機操作装置において、前記変速用操作
    シャフトに対して平行に延びる挿通孔を前記ストライカ
    に形成して、前記ストライカの挿通孔にロッド状のガイ
    ド部材を相対的に摺動自在に挿通配置すると共に、前記
    ガイド部材を前記ハウジングの内部に固定配置するよう
    にしたことを特徴とする変速機操作装置。
JP1992082010U 1922-11-27 1992-11-27 変速機操作装置 Expired - Lifetime JP2597555Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395965U (ja) * 1977-01-07 1978-08-04
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