JP2589965Y2 - 変速機操作装置 - Google Patents

変速機操作装置

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JP2589965Y2 JP1991099096U JP9909691U JP2589965Y2 JP 2589965 Y2 JP2589965 Y2 JP 2589965Y2 JP 1991099096 U JP1991099096 U JP 1991099096U JP 9909691 U JP9909691 U JP 9909691U JP 2589965 Y2 JP2589965 Y2 JP 2589965Y2
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篤 川村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のギヤチェンジ
を行なう変速機操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変速機操作装置は、セレクト用操作シャ
フト及びシフト用操作シャフトを具備しており、これら
の変速用操作シャフトを所定のセレクト位置及びシフト
位置にそれぞれ正しく位置決めするための位置検出機構
が設けられている。
【0003】この位置検出装置としては、次のような型
式のものが一般的に用いられている。すなわち、変速用
操作シャフトに磁石を一体に組付けてこの磁石の移動経
路に対応する箇所に複数の磁電変換素子(ホール素子
等)を配列し、前記磁電変換素子にて前記磁石の位置を
検出することにより前記変速用操作シャフトのストロー
ク位置を検出するようにした位置検出機構が用いられて
いる。
【0004】図7及び図8は従来の変速機操作装置50
を示すものであって、この装置50はセレクトロッド5
1及びシフトロッド52を具備している。そして、セレ
クトロッド51に一体に取付けられたセレクトレバー
(ストライカ)53と、シフトロッド52に装着された
ギヤシフトレバー54とはレバー機構55を介して連結
されている。
【0005】上述のレバー機構55は、図7に示すよう
に、セレクトレバー53に一体成形された突片56と、
この突片56にボルト57にて一端部が回動自在に連結
された第1の回動レバー58と、この第1の回動レバー
58の他端が固着された支軸(回動軸)59と、一端部
が支軸59に固着されかつ他端部が前記ギヤシフトレバ
ー54に係着された第2の回動レバー60とで構成され
ている。かくして、セレクトロッド51がその軸線に沿
って移動されると、レバー機構55が作動され、ギヤシ
フトレバー54がシフトロッド52に沿って摺動され
レクト操作がなされるようになっている。
【0006】また、図8に示すように、セレクトロッド
51の端部に取付けられた円筒部材61に磁石62が埋
設されており、ハウジング63にはこの磁石62に対応
する箇所に磁電変換素子(ホール素子)64が配設され
ている。かくして、磁石62及び磁電変換素子64から
成る位置検出機構にてセレクトロッド51の位置検出が
なされ、セレクトロッド51ひいてはギヤシフトレバー
54が所定のセレクト位置に位置決めされるようになっ
ている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の変速機操作装置50では、多部材から成るレ
バー機構55を設けなくてはならないので、組付作業が
面倒で手間を要する上に、装置50が大型化するという
問題点がある。
【0008】また、位置検出機構をハウジング63の端
部等に付設するようにしている関係上、変速機操作装置
50が長尺化してしまうという問題点がある。
【0009】本考案は、このような問題点を解消すべく
なされたものであって、その目的は、コンパクト化(小
型化)を図り得る上に、組立作業の容易化を図り得るよ
うな変速機操作装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案では、変速用操作シャフトに一体に取付け
られたストライカに凹部を設けてこの凹部内に動力伝達
レバーの一端を係着し、前記変速用操作シャフトを作動
させることにより前記ストライカ及び力伝達レバーを作
動せしめて変速操作を行なうように構成し、かつ、前記
ストライカに前記凹部に貫通するねじ孔を形成してこの
ねじ孔にボルトを螺着すると共に前記ボルトに磁石を固
着し、前記磁石の位置を磁電変換素子にて検知すること
により、前記変速用操作シャフトのストローク位置を検
出するように構成している。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例に付き図1〜図6を
参照して説明する。
【0012】図1及び図2は、本考案に係る変速機操作
装置1を示すものであって、この装置1はセレクト操作
用アクチュエータ2及びシフト操作用アクチュエータ3
とから構成されている。
【0013】上述のセレクト操作用アクチュエータ2
は、図1に示すように、4つのハウジング部分5a,5
b,5c,5dから成るハウジング5と、このハウジン
グ5内にその軸線方向に摺動自在に配設されたセレクト
用操作シャフト(セレクトロッド)6と、このセレクト
用操作シャフト6を作動させるための作動機構部7a,
7bと、前記セレクト用操作シャフト6に一体的に固着
されたストライカ8と、このストライカ8に関連して配
設された位置検出機構Sとをそれぞれ具備している。そ
して、前記作動機構部7a及び7bは、それぞれ一対の
室9a,9b及び10a,10bを有しており、セレク
ト用操作シャフト6に一体成形された固定ピストン部1
1と、作動機構部7a,7b内のフリーピストン12,
13とによる位置決め作用によって、セレクト用操作シ
ャフト6及びストライカ8は所定の4つの位置に選択的
に位置決めされるように構成されている。
【0014】また、上述のストライカ8には、図4に示
す如く互いに対向する平坦な係合面14a,14bを有
する凹部15が形成され、この凹部15内に動力伝達レ
バー16の一端の係合部16aが摺接状態で嵌合配置さ
れている。ここで、ストライカ8及び動力伝達レバー1
6の構成について更に具体的に述べると次の通りであ
る。まず、ストライカ8は、図4に示すように、直方体
形状の本体部20と、この本体部20から突出した突出
部21とから成り、突出部21にはセレクト操作用シャ
フト6が挿通される挿通孔22及びキー溝23が設けら
れている。また、前記本体部20には、突出部21とは
反対側の面20aに矩形の凹部15が形成されると共
に、この凹部15の底面15aのほぼ中央には断面半円
弧状の溝部24が形成されており、これらの凹部15及
び溝部24の一端が本体部20の側面20bにまで延び
て開放されている。そして、本体部20の他方の側面2
0cには、前記凹部15に貫通するねじ孔25が形成さ
れている。
【0015】上述のねじ孔25には、本体部20の側面
20cの側からボルト26がねじ込まれ、ボルト26と
ナット40とによる締付作用にてボルト26が図5及び
図6に示すようにストライカ8に固定状態で螺着される
ようになっている。このボルト26はセラミック等の非
磁性体から成るものであって、その頭部26aの上面に
は、図3及び図5に明示するように1個の磁石27が埋
め込まれている。なお、ストライカ8に対するボルト2
6の相対位置は、ボルト26の頭部26a或いはボルト
26のねじ部26bの先端に形成された溝26cをスパ
ナやドライバー等で回動操作することにより任意に調整
可能である。
【0016】ボルト26が螺着されたストライカ8は、
その挿通孔22にセレクト用操作シャフト6を挿通配置
した状態の下でこのシャフト6に一体的に固着され、ス
トライカ8の凹部15内に動力伝達レバー16の一端1
6aが係着されると共にキー溝23にガイド用キー41
が嵌合されるようになっている(図2参照)。
【0017】図4に明示するように、動力伝達レバー1
6の一端16aはその両側部分16b,16cが円筒面
形状に成形されており、これらの両側部分16a,16
bがストライカ8の凹部15の平面形状の両側部分14
a,14bに摺接されている。かくして、ストライカ8
が移動されるのに伴ってストライカ8から動力伝達レバ
ー16の一端16aに押圧力が作用し、これに応じて動
力伝達レバー16が軸28を中心に回動され、これに伴
って回動される作動レバー29(図2参照)にてシフト
用操作シャフト(図示せず)がその軸線方向に移動され
るように構成されている。
【0018】一方、ストライカ8が収納されるハウジン
グ部分5cには、前記磁石27の移動経路に対応する箇
所に磁電変換素子30が取付けられており、この素子3
0の4つの感応部31が等間隔を用いて一列状にセレク
ト用操作シャフト6と平行に配設されている。かくし
て、磁石27と磁電変換素子30とにより位置検出機構
Sが構成されており、磁石27が磁電変換素子30の感
応部31に対向するのに応じて、この素子30から所定
の検知信号(ON信号)が同軸ケーブル32を介して図
外のコントローラに入力されるようになっている。
【0019】次に、上述の構成を有する変速機操作装置
1の動作に付き説明する。
【0020】まず、図外のチェンジレバーがセレクト方
向に操作されると、図外のコントローラからの制御信号
に基いてセレクト操作用アクチュエータ2の室9a,9
b,10a,10bへの圧縮空気の給排がなされ、これ
に応じて、セレクト用操作シャフト6が4つのセレクト
位置のうち1つの位置に位置決めされる。これに伴い、
磁石27が磁電変換素子30の感応部31の1つに対向
配置されるため、その感応部31からセレクト位置検知
信号(ON信号)が同軸ケーブル32を介して図外のコ
ントローラに入力され、これにより、セレクト用操作シ
ャフト6が所定のセレクト位置に移動されたことが検知
されて前記シャフト6の作動が停止され、セレクト操作
が完了される。
【0021】しかる後に、チェンジレバーがシフト方向
に操作されて例えば1速に投入されると、このチェンジ
信号及び位置検出装置1からのセレクト完了信号等に基
いて図外のコントローラから所定の制御信号が出力さ
れ、シフト操作用アクチュエータが作動され、1速へ
のギヤ投入がなされる。しかる後に、チェンジレバーが
再びニュートラルに切換えられると、シフト操作用アク
チュエータ及びセレクト操作用アクチュエータ2が復
動され、再びニュートラル状態の下に置かれる。
【0022】本例の変速機操作装置1によれば、セレク
ト操作用シャフト6に固着されるストライカ8にボルト
26を介して磁石27を取付けるように構成したので、
磁石27の配設箇所を特別に設ける必要がなくなる。し
かも、磁石27付きのボルト26を動力伝達レバー16
の一端16aが係着されるストライカ8の凹部15に対
応する箇所に螺着するようにしたので、ストライカ8の
寸法形状を大きくしたり、ハウジング5の一部を外方に
出っ張らせる等の変更は何ら必要がなく、前記凹部15
内の空間を有効利用できる。このため、本装置1の全体
的形状をコンパクトに構成できる。
【0023】また、ドライバー等の工具を前記凹部15
内を介してボルト26の溝26cに差し込んで回転操作
することにより、ボルト26の頭部26aひいては磁石
27の高さ位置(感応部31との間の相対距離)を任意
に調整することができる。なお、ボルト26の頭部26
aをスパナ等にて回転操作することにより磁石27の位
置調整を行なうことも可能である。
【0024】さらに、本装置1の組立作業に際しては、
磁石27付きのボルト26をストライカ8に螺着してこ
れらを一体化した状態の下で、ストライカ8をセレクト
操作用シャフト6に組付けるようにすればよいため、組
立作業が容易となり、組立作業能率の向上を図ることが
できる。
【0025】以上、本考案の一実施例に付き述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基いて各種の変形及び変形が可能であ
る。例えば、本考案に係る位置検出装置1は、セレクト
用操作シャフト6に限らず、シフト用操作シャフトの位
置検出にも適用し得る。
【0026】
【考案の効果】以上の如く、本考案は、変速用操作シャ
フトに固着されかつ動力伝達レバー係着用の凹部が形成
されたストライカに、前記凹部に貫通するねじ孔を設
け、このねじ孔に位置検出用磁石付きのボルトを螺着せ
しめるようにしたものであるから、磁石を配設するため
の特別な箇所を設ける必要がなく、しかも、前記ストラ
イカの凹部を磁石付きのボルトの調整孔並びに動力伝達
レバーの係合孔として兼用することができ、従って、変
速機操作装置のコンパクト化(小型化)を図ることがで
きる。さらに、変速用操作装置の組立てに際しては、こ
のストライカに磁石付きのボルトを螺着してこれらを一
体化した状態の下でストライカを変速用操作シャフトに
組付ければよいため、組立作業が容易で、組立作業能率
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る変速機操作装置の断面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】前記装置に設けられている位置検出機構の断面
図である。
【図4】ストライカ、動力伝達レバー及び磁石付きのボ
ルトの配置関係を示す分解斜視図である。
【図5】ストライカへのボルトの取付状態を示す断面図
である。
【図6】同上の取付状態を示す平面図である。
【図7】従来の変速機操作装置の要部断面図である。
【図8】従来の変速機操作装置における位置検出機構を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 変速機操作装置 6 セレクト用操作シャフト 8 ストライカ 15 凹部 16 動力伝達レバー 16a 一端 25 ねじ孔 26 ボルト 26a 頭部 27 磁石 30 磁電変換素子 S 位置検出機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速用操作シャフトに一体に取付けられ
    たストライカに凹部を設けてこの凹部内に動力伝達レバ
    ーの一端を係着し、前記変速用操作シャフトを作動させ
    ることにより前記ストライカ及び動力伝達レバーを作動
    せしめて変速操作を行なうように構成し、かつ、前記ス
    トライカに前記凹部に貫通するねじ孔を形成してこのね
    じ孔にボルトを螺着すると共に前記ボルトに磁石を固着
    し、前記磁石の位置を磁電変換素子にて検知することに
    より、前記変速用操作シャフトのストローク位置を検出
    するように構成したことを特徴とする変速機操作装置。
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