JPH0645057A - 誘導加熱用電源 - Google Patents

誘導加熱用電源

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Publication number
JPH0645057A
JPH0645057A JP19534292A JP19534292A JPH0645057A JP H0645057 A JPH0645057 A JP H0645057A JP 19534292 A JP19534292 A JP 19534292A JP 19534292 A JP19534292 A JP 19534292A JP H0645057 A JPH0645057 A JP H0645057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
power source
heating power
igbts
transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP19534292A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Terada
守 寺田
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SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スイッチング部内の各ゲート絶縁型バイポーラ
トランジスタに個々に流れる電流を平均化することがで
きる誘導加熱用電源を提供する。 【構成】インバータ回路1の各スイッチング部2を複数
個のゲート絶縁型バイポーラトランジスタ3a〜3cの
並列回路でそれぞれ形成する。隣合う2個のゲート絶縁
型バイポーラトランジスタ3a,3bのコレクタ間は、
トランス4aの逆位相で直列接続された各巻線a1 ,a
2 を介して接続する。また、隣合う2個のゲート絶縁型
バイポーラトランジスタ3b,3cのコレクタ間は、ト
ランス4bの逆移相で直列接続された各巻線b1 ,b2
を介して接続する。更に、巻線a2と巻線b1 とは同位
相で直列接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路の各ス
イッチング部が複数個のゲート絶縁型バイポーラトラン
ジスタ(以下、IGBTと称する。)の並列回路でそれ
ぞれ形成されている誘導加熱用電源に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高周波電流を利用して金属を誘導加熱す
るのに使用する従来の誘導加熱用電源は、図2に示すよ
うにインバータ回路1の各スイッチング部2を複数個の
IGBT3a〜3cの並列回路でそれぞれ形成してい
た。この場合、従来は各スイッチング部2を複数個のI
GBT3a〜3cを単に並列接続することにより形成し
ていた。なお、a,a´は入力端子、b,b´は出力端
子である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなIGBT3a〜3cを用いた従来の誘導加熱用電源
では、各IGBT3a〜3cの特性のバラツキ、各IG
BT3a〜3cの並列配線の長さの差異等により、並列
接続した個々のIGBT3a〜3cに流れる電流に差異
が発生し、この差異を取り除くことは困難であった。
【0004】このように並列接続した個々のIGBT3
a〜3cに流れる電流に差異が発生し、その電流の差異
が大きくなると、大きな電流が流れるIGBTが破損さ
れ、並列接続による大容量化が困難になる問題点があっ
た。
【0005】本発明の目的は、スイッチング部内の各I
GBTに個々に流れる電流を平均化することができる誘
導加熱用電源を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の構成を説明すると、本発明はインバータ回路の各
スイッチング部が複数個のIGBTの並列回路でそれぞ
れ形成されている誘導加熱用電源において、前記各IG
BTの並列回路における前記各IGBTのコレクタ間が
トランスを介して接続されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】このように各IGBTの並列回路における各I
GBTのコレクタ間をトランスを介して接続すると、該
トランスにより各IGBTに個々に流れる電流を平均化
することができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る誘導加熱用電源の一実
施例を示したものである。なお、前述した図2と対応す
る部分には、同一符号を付けて示している。
【0009】本実施例の誘導加熱用電源においては、各
スイッチング部2の各IGBT3a〜3cの並列回路に
おける各IGBT3a〜3cのコレクタ間が、巻数比の
等しい2つ巻線a1 ,a2 、b1 ,b2 を有するトラン
ス4a,4bを介して図示のように接続されている。即
ち、隣合う2個のIGBT3a,3bのコレクタ間は、
トランス4aの逆位相で直列接続された各巻線a1 ,a
2 を介して接続されている。また、隣合う2個のIGB
T3b,3cのコレクタ間は、トランス4bの逆位相で
直列接続された各巻線b1 ,b2 を介して接続されてい
る。更に、巻線a2 と巻線b1 とは直列接続されてい
る。
【0010】IGBTは、VCEが低いという特徴をもっ
ている。しかも、VCEを変化させると、IGBTのコレ
クタ・エミッタ間に流れる電流を制御することができ
る。
【0011】今、IGBT3a,3bに電流の不均衡が
あったとき、トランス4aのいずれかの巻線に電圧が発
生し、IGBT3a,3bのコレクタ・エミッタ間に流
れる電流の不均衡を修正するように動作して、IGBT
3a,3bのVCEを変化させて電流が同一になるように
トランス4aが働く。
【0012】同じように、IGBT3b,3c間の電流
不均衡は、トランス4bにより修正される。
【0013】上記実施例では、3個のIGBTを並列接
続してスイッチング部を構成した例について説明した
が、IGBTの並列接続個数は3個に限定されるもので
はなく、2個でもよく、或いは4個以上でもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る誘導加
熱用電源は、スイッチング部を構成している各IGBT
の並列回路における各IGBTのコレクタ間をトランス
を介して接続したので、該トランスにより各IGBTに
個々に流れる電流を平均化することができる。従って、
本発明に係る誘導加熱用電源のスイッチングによれば、
各IGBTの並列回路に流れる電流の差異によるIGB
Tの破損を防止でき、並列接続による大容量化が容易に
なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る誘導加熱用電源の一実施例の回路
図である。
【図2】従来の誘導加熱用電源の回路図である。
【符号の説明】
1 インバータ回路 2 スイッチング部 3a〜3c ゲート絶縁型バイポーラトランジスタ(I
GBT) 4a,4b トランス a1 ,a2 巻線 b1 ,b2 巻線 a,a´ 入力端子 b,b´ 出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ回路の各スイッチング部が複
    数個のゲート絶縁型バイポーラトランジスタの並列回路
    でそれぞれ形成されている誘導加熱用電源において、 前記各ゲート絶縁型バイポーラトランジスタの並列回路
    における前記各ゲート絶縁バイポーラトランジスタのコ
    レクタ間がトランスを介して接続されていることを特徴
    とする誘導加熱用電源。
JP19534292A 1992-07-22 1992-07-22 誘導加熱用電源 Pending JPH0645057A (ja)

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JPH0645057A true JPH0645057A (ja) 1994-02-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028701A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd Fetモジュールおよび誘導加熱用インバータ
CN108924980A (zh) * 2018-07-06 2018-11-30 西安理工大学 基于电压叠加原理的任意双频功率信号发生电路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028701A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd Fetモジュールおよび誘導加熱用インバータ
CN108924980A (zh) * 2018-07-06 2018-11-30 西安理工大学 基于电压叠加原理的任意双频功率信号发生电路
CN108924980B (zh) * 2018-07-06 2021-06-15 西安理工大学 基于电压叠加原理的任意双频功率信号发生电路

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Effective date: 20000815