JPH0644890B2 - 製品見本分与―塗布用具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は一般に製品見本分与−塗布用具に関し、詳しく
は塑性或は塗り易い状態の、口紅その他化粧品及びペイ
ントの如き製品の見本を試験するべく分与するための製
品見本分与−塗布用具に関する。

（従来技術の説明） 今日、化粧品工業の売上高は、特に米国に於ては他の工
業界におけるよりもはるかに大きい。そのように販売さ
れる数ある化粧品の中で、口紅は今日の化粧品マーケッ
トの主要なシェアを占める。

女性は、特定の銘柄及び色の口紅を選択すると一般的に
その特定銘柄及び色を再び購入する。しかしながら、女
性は自身の容貌を変え或は良くしようとしてしばしば他
の銘柄及び色を試みる。加うるに、最初に先ず口紅を試
す若い女性が、そして時には年配の女性が常に存在す
る。他の銘柄及び色を購入しようとするこうした再購入
者及び新規購入者の大半は、普通サイズの口紅を購入す
る前に、気に入った数種類の銘柄及び色の口紅をテスト
を希望する。

従来、口紅の試験は店頭で”テスター”を使用して行な
われた。そうした”テスター”は実際の口紅であり通常
は、”テスター”のそれと同一メーカーの負担で且つそ
のメーカーが、全ての客が使用出来るよう小売店に提供
して来た。デパートでは薬局及びその他の店頭で化粧品
が販売される。各テスターは一定期間中に数百人の人々
によって取扱われ、それらの人々が各々テスターの口紅
を取上げそれを手或は唇に塗ってその色及び感じを評価
する。”テスター”のこうした状態での使用は、試す人
々の唇の体液が口紅である”テスター”の表面に残留し
得ることから明らかに健康上危険である。人々はエイズ
及びヘルペスの如き病気の感染に対する関心を有し、購
入予定者の多くがテスターの口紅を唇或は手の皮膚にさ
え塗るのを嫌い、その代わりにテスターの口紅をティッ
シュその他捨てても良いものに塗り付ける。しかし、特
定のタイプ及び色は、そうしたティッシュその他の上で
はそれを試した人の唇でどのように見えるかは正しく示
されない。

そうした公共的なテスターの使用によってもたらされる
健康上の危険とは全く別に、その使用には固有の別の問
題がある。一つは”テスター”の提供は、”テスター”
の各々が普通サイズの口紅であることから製造業者にか
なりの出費を必要とさせる点である。”テスター”はま
た、たいていの女性が唇にそれを塗る前にテスターの表
面を拭う傾向があることから無くなるのが早く、しかも
不注意な取扱い或は間違った取扱いによって口紅自体が
破損してしまう。そして、忙しい小売店カウンタでは何
人かの客は”テスター”を取り上げそれを持ち去ってし
まう。従って従来は、テスターの使用はテスターに組込
まれる口紅の製造業者にとっての実質的な出費を意味し
ていた。

加うるに、口紅の製品見本は（特に何度も使用された後
では）非常に汚染されており、従ってテスターと同じ口
紅を購入しようとする人にとっては魅力的なものではな
い。

米国特許第2,606,565号及び第2,557,141号に記載される
如く、化粧品の為の引き剥し自在のパッケージが幾つか
考案されたが、何れも口紅製品見本としては適合し得な
い。

また、ブックマッチ状のメーキャップ塗布具が米国特許
第2,203,986号及び第4,471,874号に記載されるが、それ
ら塗布具は口紅塗布具として使用しようとするとその先
端がすぐに乾燥し且つ硬化しその状態では使用出来ない
ことから問題がある。

要するに、従来からの口紅の製品見本は深刻な健康上の
危険をもたらしそれを使用する客にとって不都合なもの
であり、そして製造業者の出費を招く。

その他の化粧品、ペイントその他、空気中に長く晒すこ
とのできない塑性或は塗り易い状態の製品の見本を提供
するに際しては固有の問題が存在する。

（解決しようとする課題） 衛生的で且つ簡単な操作で使用出来ると同時に、塗布量
を自由に調節可能な製品見本分与−塗布用具を提供する
ことである。

（課題を解決するための手段） 本発明の製品見本分与−塗布用具は、口紅製品見本の為
に使用した場合に購入予定者をして製品見本の銘柄及び
色が自分に合っていると判断せしめるに十分な量の口紅
の、無菌状態での“一回限り”の塗り付けを提供する。
製品見本（例えば口紅）は、ポリ塩化ビニルその他適宜
のプラスチック製のへん平の細長い支持要素内に成形し
たポッドに盛付けされる。前記支持要素の肉厚は、ポッ
ドをへん平に成形した後、そのポッドの形状を維持する
に十分なしかし指によって容易に曲げ得るに十分なもの
とされる。ポッドは底壁及び側壁によって画定され、口
紅を塗る為のその縁部或はリブは支持要素の平面よりも
下方に位置付けられ、更に、ポッド周囲の少くとも一部
分には第２の壁によって画定されてなるＵ字計空間が成
形される。このＵ字形空間はポッドの各壁の肉厚よりも
薄肉とされそれにより、支持要素の平面上方へのポッド
の“ポップアップ”を可能とする。製品見本はポッドへ
の充填後速やかにシール自在の薄肉の不透明プラスチッ
ク製の被覆シートにより被覆されシールされる。被覆シ
ートはポッドの第２の壁のリブと接触され、除去し得る
状態で重ねて配設される。シールされたポッドが製品見
本をポッドに盛り付けた状態に維持する作用を為す。製
品見本の使用に際しては被覆シートはポッドそれ自体の
第２の壁を含めて細長い支持要素内から容易に引き剥さ
れ、製品見本がそれを試す人が塗れるよう露呈される。
製品見本を担持するポッド部分における支持要素は柔軟
であることから、ポッドを十分に後方に折り曲げて前記
支持要素の平面よりも上方にポップアップさせ、製品見
本が口紅である場合はそれを試験する何らかの表面、例
えば試そうとする人の唇に塗ることが可能である。別様
にはポッドを、指を底壁の後方に置き底壁を押すだけで
支持要素の外側にポップアップさせ得る。支持要素の外
側に、ポッドを画定する底壁よりも高く伸延するＵ字形
の空間を成形することにより、ポップアップの為の指受
け凹所を設け得る。これは第２の壁がポッドの壁及び支
持要素それ自体よりも薄い場所で容易に為し得る。

本発明に従う製品見本分与−塗布用具は斯くして、それ
を購入しようとする人に試験するべき任意の表面の為に
必要な小型の且つ完全に無菌の、十分な量の新鮮な製品
見本を提供する。口紅である場合は前記表面とは製品見
本を使用する女性の唇である。試験に引き続き、支持要
素は単に廃棄される。支持要素それ自体及び或はその被
覆シートのポッドに、収納された製品見本に関する、そ
の製品見本に満足した人が普通サイズの本物の製品容器
を注文するに十分の識別情報を印刷し得る。そうした印
刷はまた、製造業者の識別そして宣伝さえも提供する。
更には、支持要素を口紅その他その製品見本となる物品
の形状及び色と一致させ得る。

口紅の製品見本を提供する為に使用される場合は、本発
明の製品見本分与−塗布用具は極めて安価に作成し且つ
充填し得、その結果、口紅の製造業者は購入希望者に口
紅製品見本を試させる為の、普通サイズの“テスター”
を提供するに際しての従来の実質的な費用及び損失にも
はや直面することはなくなる。加うるに、従来の“テス
ター”を使用する何分の一かのコストで製品見本を組合
せ可能とする機会を消費者に提供する。そして更に、普
通サイズの口紅テスターを多数の人が小売店の販売店等
で使用する際の破損、汚れ或は盗みは無くなる。

しかしながら最も魅力的な点は、製品見本の各々が一人
分であることにより、製品見本を試す際に、従来形式の
テスターに於けるような前回使用者の唇或は指との接触
によって付着したビールス或はバクテリアに感染する恐
れがなくなることである。

（好ましい実施例の説明） 本発明の好ましい具体例が第１、２、３及び７図に例示
される。ポリ塩化ビニル製であり得る支持要素１０は取
っ手セグメント１２及びポッド領域１４を提供するべく
成形される。取っ手セグメント１２は、一連の細長の、
把持用の且つ補強用のリブ１６を具備するべく成形し得
る。各リブはその断面を、第３図に示される如くＵ字形
とし得る。

好ましくは、ポッド領域１４はその断面が第２図に最も
良く示される楕円形のポッド１８を含む。ポッド１８そ
れ自身は底壁２０及び側壁２２を有するドーム状に形成
し得る。側壁２２の縁部或はリム部２４は望ましくは支
持要素１０の平面２６の上方に配設される。同じく第１
図及び２図に示されるように、支持要素１０にポッド１
８を成形するに際してはポッド周囲に断面がＵ字形の第
２の側壁２８を更に成形し、ポッド１８を取巻く空間３
０を画定させるのが好ましい。好ましくは第２の側壁２
８の頂部３２は平面２６からポッド１８の底壁２０より
も高く伸延されそれにより、製品見本の使用者がその指
先を第９図に示されるように挿入し得る凹所３４が提供
される。第２の側壁２８の肉厚は、支持要素１０の平面
から外側にポップアップ可能とし得るよう、ポッド１８
の側壁２２及び支持要素１０のそれよりも薄くされる。

製品３６の製品見本がポッドに盛り付けられ薄肉の被覆
シート３８を、ポッドの第２の側壁２８のリム部と接合
する状態で被覆させることによりそこに固定される。被
覆シート３８は支持要素１０の残余部をも被覆する。好
ましくは、支持要素１０の成形に引き続く製品３６の充
填及び製品見本の組立に際しては、支持要素１０は製品
３６を盛り付けそして重力によってそれをポッド領域１
４内に維持する為に逆転される。被覆シート３８の支持
要素１０と接触する側に粘着材（図示せず）がコーティ
ングされる。この粘着材は被覆シート３８の、支持要素
１０との接触状態からの引き剥しを可能とする形式の粘
着剤（図示せず）である。被覆シート３８の引き剥しを
容易化して製品３６への接近を安全なものとするため、
支持要素１０の一端４２に破断線或は折り目４０を設け
得る。

使用に際し、第７図、第８Ａ図、８Ｂ図及び９図に示さ
れる様に、製品３６の少量の製品見本を露出させる為に
被覆シート３８が剥され、支持要素１０から全部除去さ
れそして捨てられる。次いで製品見本を試そうとする人
は指をポッド１８の後ろの凹所３４に第８Ａ図に示され
るようにして差し込み、そして静かに押し上げることに
よりポッドを製品３６と共に支持要素１０の上方にポッ
プアップさせ、斯くして製品３６を第９図に示されるよ
うにして唇に容易に塗ることが出来る。別様には支持要
素１０を、第８Ｂ図に示される如き軸ｘ−ｘに沿って折
り曲げるだけでポッド１８をポップアップさせ得る。製
品３６を唇に塗った後は用具の全てを廃棄し得る。

第４図、５図及び６図は本発明の別のしかし関連する具
体例を開示する。第４図に最も良く示され、また第６図
と関連上示される第２の側壁２８′は完全にはポッド領
域１４を取巻かない。第２の側壁２８′は取っ手セグメ
ント１２に面するポッドの端部の参照番号４０の位置で
開口されそれにより、取っ手セグメントの端部４６に隣
合う端部壁４４に向けて伸延するフード１４２をそこに
形成する。第４図及び６図に示されるように、フード１
４２の部分４８を単に丸み付けし且つ円滑状態に形成す
る一方で、複数の把持用の細長隆起５０をフード１４２
の更に離れた位置５２の内部に成形し得る。そうしたフ
ード１４２を設けることにより本発明の製品見本分与−
塗布用具の形状を、その製品見本を製品３６′として組
込んでなる口紅その他物品の形状に似せることが出来
る。第４図から６図の具体例に関して例示され且つ記載
された構造上の相違を別として、ポッド領域１４は第１
図から３図の具体例に含まれると同一の様式にて充填さ
れ、被覆されそして使用される。

第１０図の更に別の具体例では、ポッド領域１４′をＵ
字形の第２の側壁により取巻くのに代えて、参照番号５
４の位置で底壁２０′及び側壁２２′の夫々に、支持要
素１０′のポッド領域１４′の各側の折り目５６−５８
と整列する破断線を形成する折り目が形成される。この
具体例の使用に際しては先ず、支持要素１０′の上方部
分１０ａ′を折り目５６−５８に沿って折り曲げ、ポッ
ド領域１４′を番号５４の位置の折り目に沿って裂開し
その底壁の上半分２０ａ′、２２ａ′並びに側壁２
０′、２２′の夫々もまた後方に折り曲げて製品３６か
ら遠ざけそれにより、唇に塗る為の製品３６′の上半分
３６ａ′を露呈させる。

前述の説明及び図面に於て提供された付随する例示か
ら、本発明が口紅製品見本の為に特に好ましく且つ効果
的であり得る有効な製品見本サンプラを提供することを
認識されよう。基本的な容器分与−塗布用具は真空成形
の如きによって容易に成形し得、引き続きこれを製品３
６の見本をポッド１８に盛り付けする製品見本充填ステ
ーションに送達し得る。次いで製品３６を充填した開放
状態のポッド１８を有する支持要素１０の側面全体が引
き剥し自在の粘着性の被覆シート３８によって有効に被
覆され得る。

大量生産におけるこうした製品見本分与−塗布用具の製
造及び充填の費用は数セントもの低いオーダーであり得
る。斯くして、製品見本の製造業者はこうした製品見本
分与−塗布用具を、従来“テスター”として入手し得た
単一の口紅以下の総費用で何ダースも分与し得る。しか
も店員は客にただ一個の製品見本を手渡すのであるから
盗難の心配がない。更に重要な点は、製品見本の各々が
客のただ一度の使用を意図したものであり、従って従来
からの“テスター”の場合にはあり得た様な、客が前の
使用者によって付着したビールス或はバクテリアに触れ
る機会がなくなることである。

（発明の効果） 1)．使用者に健康上の深刻な危険を与えることの無い衛
生的な製品見本分与−塗布用具が提供される。

2)．第２の側壁２８、２８′（第１図及び第４図参照）
または側壁２２′（第１０図参照）を指で押圧し得る構
成としたことにより、製品見本を調節自在に押し出すこ
とが可能であり、唇等の塗布表面への塗り厚を自在に変
更可能となる。

3)．特に第１０図に示される形態に於ては製品見本を使
用可能状態とするまでの手順が従来製品と比較して大幅
に減少される。

提案された本発明の具体例は、米国特許及び商標庁に対
し1987年２月12日に送達され、開示文書第164,319を受
領した開示文書提出物の主題とされていたものである。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の分与−塗布用具の好ましい形態の斜視
図である。

第２図は第１図を線２−２で切断した断面図である。

第３図は第１図を線３−３で切断した断面図である。

第４図は本発明の別態様の、第１図と類似の斜視図であ
る。

第５図は第４図を線５−５で切断した断面図である。

第６図は第４図を線６−６で切断した断面図である。

第７図は被覆シートを剥した状態を示す、第１図の具体
例を上方から見た斜視図である。

第８Ａ図は製品見本を収納するポッドを、第９図に例示
される様式で使用する為にその前面側からポップアップ
させる様子を示す後方からの斜視図である。

第８Ｂ図は製品見本を収納するポッドを単に曲げること
だけによって支持要素からポップアップさせる様子を示
す斜視図である。

第９図は本発明の分与−塗布用具を口紅製品見本として
使用し得ることを示す略図である。

第１０図は本発明の別態様の斜視図であり、製品見本は
支持要素を折り曲げることによって露出され使用される
ことが示される。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】口紅の如き塗布し得る表面を提示する、液
   体、固体、半固体、圧縮粉体或は塑性製品のためのシー
   ルされた製品見本分与−塗布用具であって、 細長の、成形された、肉薄の、可撓性の、へん平な、プ
   ラスチック製の支持要素（１０）にして、該支持要素の
   一端部から反対側の他端部へと伸延してなる取っ手セグ
   メント（１２）、前記支持要素の平面（２６）の外側に
   膨出された製品保持用のポッド（１８）を含み該製品保
   持用のポッド（１８）が、前記支持要素の他端部に接近
   して配設され、底壁（２０）、側壁（２２）、該側壁の
   前記平面に配設されたリム部（２４）、該リム部により
   画定される開放頂部を有してなる支持要素と、 前記ポッドに保持された所定量の製品見本と、 前記ポッドの前記開放頂部を覆い、ポッドに保持された
   製品見本を被覆してなる薄肉の被覆シート（３８）と、 ポッド（１８）及び前記支持要素の残余部分よりも薄肉
   の材料から形成されポッド（１８）の少くとも一部分を
   取り巻く第２の側壁（２８）にして、Ｕ字型断面の空間
   をその内部に画定してなる第２の側壁（２８）とを包含
   し、 前記被覆シート（３８）が前記ポッドの第２の側壁（２
   ８）のリム部に除去自在にしかしシール状態で接合さ
   れ、製品見本の塗布に際し製品見本を露呈させるべく前
   記ポッドから手によって除去自在であり、 前記支持要素（１０）を指で押すか或は折り曲げること
   によりポッドを前記支持要素の平面よりも外側へとポッ
   プアップさせることにより製品見本を使用者の唇の如き
   表面に塗布可能としてなる製品見本分与−塗布用具。
2. 【請求項２】ポッド（１８）の少くとも一部分を取り巻
   くＵ字型断面の空間をその内部に画定してなる第２の側
   壁（２８）は、支持要素（１０）の平面（２６）から側
   壁（２２）よりも高く伸延されそれによりポッドの底壁
   と共に指受け用の凹所を提供するようになっている請求
   の範囲第１項記載の製品見本分与−塗布用具。
3. 【請求項３】支持要素の取っ手セグメント（１２）の一
   部分には、支持要素の平面（２６）の外側にポッドと同
   一方向に於て複数の細長隆起（１６，５０）が配設さ
   れ、該複数の細長隆起（１６，５０）が製品見本分与−
   塗布用具に於ける把持手段を形成してなる請求の範囲第
   １項記載の製品見本分与−塗布用具。
4. 【請求項４】被覆シート（３８）は不透明でありその何
   れかの側に印刷が為されるようになっている請求の範囲
   第１項記載の製品見本分与−塗布用具。
5. 【請求項５】支持要素の取っ手セグメントの一部分はポ
   ッドと同一方向に於て支持要素の平面の外側に配設さ
   れ、細長隆起（５０）の少くとも一部分から第２の側壁
   （２８′）に向けて伸延し、該第２の側壁（２８′）と
   細長隆起の少くとも一部分との間を伸延するフード（１
   ４２）を画定してなる請求の範囲第３項記載の製品見本
   分与−塗布用具。
6. 【請求項６】支持要素はポッドを通って伸延する線に沿
   って横断方向に折り目付けされそれにより、該支持要素
   の一端を該折り目に沿って折り曲げ可能であり、ポッド
   の底壁及び側壁もまた支持要素の折り目と一致する線に
   沿って折り目付けされ、該ポッドの底壁及び側壁の折り
   目付けは、支持要素の一端を後方に折り曲げた場合にポ
   ッドの底壁及び側壁が破断されて後方に引き寄せられて
   製品見本から遠ざけられそれにより製品見本が使用状態
   に露呈される程度に於て為されることを特徴とする請求
   の範囲第１項記載の製品見本分与−塗布用具。