JP7029785B2 - 棒状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、サンプルとして顧客に配布したり携帯用として販売したりする少量充填タイプの棒状化粧料容器に関するものである。
従来、化粧品会社では、新製品の広告や何らかのキャンペーンを行う場合、新製品やキャンペーンにかかる商品の中身をサンプル分として少量だけ包装した化粧料サンプルを、店頭や街頭で無料配布したり、ダイレクトメールで送付したりすることが多い。
このような化粧料サンプルのうち、口紅化粧料やアイシャドウといった油性化粧料のサンプルとしては、例えば、図15に示すようなカードタイプのものが汎用されている。このものは、厚紙を積層した台紙1において、その表層部分に切欠き穴2を設け、その下層に化粧料3を少量だけ塗工して上記切欠き穴2から露出させ、切欠き穴2の開口をフィルム4で被覆したものである。このサンプルを使用するには、まず、フィルム4を剥がし、内側の化粧料3を化粧チップ等で擦り取って、唇や肌に塗布することが行われる。
しかしながら、化粧料のなかでも口紅化粧料は、実際には、スティックタイプの商品が多いため、このようなカードタイプの化粧料サンプルでは、実際に唇にスティックタイプの化粧料を塗布する場合の伸びやすさや肌触りの感触を実感することができず、試供品として充分に満足できるものとはいえない。
一方、図16に示すように、スティックタイプの口紅化粧料を模した使い捨ての試供用口紅が提案されている(特許文献1を参照)。このものは、実際の商品形状を模した筒状のボディ5の先端に、傾斜した端面6が設けられており、この端面6に、1回ないし数回分の口紅化粧料7が盛られた構造になっている。8はキャップである。
しかしながら、上記のものは、端面6に盛られた口紅化粧料7が、端面6から滑り落ちやすく、これを唇に当てて塗ろうとしても、唇に口紅化粧料7が付着する前に、端面6から浮き上がってずれたり、脱落したりしやすいという問題がある。
そこで、本出願人は、肌や唇に直接当てて化粧料を塗布しても化粧料がずれたり脱落したりせず、その伸び具合や感触をしっかり試すことのできる化粧料サンプルを開発し、すでに出願している(特許文献2を参照)。
このものは、例えば図17(a)およびそのX-X’断面図である図17(b)に示すように、油性化粧料13を充填保持する円筒状の胴体部14と、四角筒状の袴部14aとを有する樹脂ケース11を備え、その天面部12が、胴体部14に対し斜めに傾斜している。そして、天面部12の周囲には、浅い環状壁15が形成されており、天面部12に保持された油性化粧料13が、この環状壁15によって抜け止めされている。
実用新案登録第3068287号公報 特開2016-43179号公報
上記化粧料サンプルは、油性化粧料13が少量でありながら、実際の商品のように肌や唇で直接当てて使用することができ、使い勝手のよいものであるが、油性化粧料13が剥き出しのまま、ブリスターパック等で包装されるようになっている。このため、何回か繰り返して使用する際、いちいちブリスターパック等から取り出したり収納したりする手間を要し、煩雑である。また、その際、ブリスターパック等に油性化粧料13が付着して汚れるおそれもある。そこで、図16に示す試供用口紅のように、油性化粧料13をキャップで保護することも考えられるが、油性化粧料13がやや盛り上がった状態で充填された樹脂ケース11に細長いキャップを被せる際、少しでもキャップの向きがずれるとキャップ下端が油性化粧料13に当たって品質を損なうおそれがある。このため、できるだけ簡単な構成で油性化粧料13の表面を保護することができ、使用時には油性化粧料13の表面を簡単に露出させることができる構成にすることが強く望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、化粧料が簡単な構造で衛生的に保護され、使用時の使い勝手にも優れた棒状化粧料容器の提供を、その目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、一端側に把持部が形成され他端側に化粧料保持部が形成された本体部と、上記本体部に着脱自在に係合し上記化粧料保持部を被覆するキャップとを備えた棒状化粧料容器であって、上記本体部において、上記化粧料保持部の上部に水平面もしくは傾斜面が形成され、上記水平面もしくは傾斜面に、環状の周縁部を有する化粧料保持用凹部が形成されており、上記キャップは、上記化粧料保持部を被覆した状態において、化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に対峙する部分に、化粧料充填用の貫通穴が形成されているとともに、上記貫通穴を封止するためのシールが設けられている棒状化粧料容器を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記キャップは、略筒状の側壁部と天面部とを備え、上記天面部の少なくとも一部が、上記本体部の化粧料保持部を被覆した状態において上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面と平行になるよう形成されており、上記天面部に上記化粧料充填用の貫通穴が形成されている棒状化粧料容器を第2の要旨とし、上記本体部の化粧料保持部の上部に傾斜面が形成されているとともに、上記キャップは、略筒状の側壁部と天面部とを備え、上記キャップが上記本体部の化粧料保持部を被覆した状態において、上記キャップの側壁部に向かって、上記化粧料保持部の傾斜面を傾斜面垂直方向に投影して得られる仮想領域内に、上記化粧料充填用の貫通穴が形成されている棒状化粧料容器を第3の要旨とする。
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に形成された化粧料保持用凹部の深さが、0.1~1.2mmに設定されている棒状化粧料容器を第4の要旨とし、上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に形成された化粧料保持用凹部に、0.05~0.3gの油性化粧料が充填保持されるようになっている棒状化粧料容器を第5の要旨とする。
本発明の棒状化粧料容器は、化粧料サンプル等として用いられる簡易な棒状化粧料容器であって、その化粧料保持部の上部に、水平面もしくは傾斜面を形成し、その水平面もしくは傾斜面に、環状の周縁部を有する化粧料保持用凹部を形成したものである。この構成によれば、化粧料保持用凹部内に保持される化粧料の周囲が、凹部開口縁に設けられた環状の周縁部で囲われるため、その内側に保持される化粧料の表面を、直接肌や唇につけて伸ばしても、化粧料全体がずれたり脱落したりすることがない。したがって、一般的なスティックタイプの化粧料容器を使用する場合と同様、キャップを外すだけで、化粧料保持用凹部内に保持された化粧料を露出させることができ、この化粧料を、肌や唇に直接塗布して、化粧料の色味と使用感を実感することができる。
しかも、本発明の棒状化粧料容器では、上記キャップが、化粧料保持部を被覆した状態において、上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に対峙する部分に化粧料充填用の貫通穴を有し、上記貫通穴を封止するためのシールが設けられている。この構成によれば、キャップを本体部と係合した状態で、上記貫通穴から、キャップ内の化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に形成された化粧料保持用凹部内に化粧料を充填することができるため、化粧料充填後にキャップを本体部に係合させる必要がなく、キャップ下端部が、充填された化粧料に当たって見栄えを損なう等の問題を生じることがない。また、化粧料の充填後、上記貫通穴を上記シールで封止すれば、簡単にキャップ内を密封することができ、それ以降の工程において、充填された化粧料を衛生的に保つことができる。
そして、上記のように、先に本体部とキャップを係合し、その状態で化粧料を充填する方が、先に化粧料を充填し、後からキャップを係合するよりも、充填工程へのワークの準備や搬送にかかる手間が少なく、コスト的にも有利である。
さらに、本発明では、キャップ側に貫通穴が設けられ、この貫通穴がシールによって封止されるようになっているため、このシールに、化粧料に関する表示やキャンペーンに関する表示等を印刷しておけば、容器を使用する都度、シールの表示内容を顧客にアピールすることができ、宣伝効果が大きい。
なお、本発明のなかでも、特に、上記キャップが、略筒状の側壁部と天面部とを備え、上記天面部の少なくとも一部が、上記本体部の化粧料保持部を被覆した状態において上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面と平行になるよう形成されており、上記天面部に上記化粧料充填用の貫通穴が形成されている棒状化粧料容器は、全体形状がコンパクトで、好適である。そして、キャップの天面部と、化粧料保持部の化粧料を充填する面とが平行であるため、化粧料の充填作業がやりやすいという利点を有する。
また、本発明のなかでも、特に、上記本体部の化粧料保持部の上部に傾斜面が形成されているとともに、上記キャップが、略筒状の側壁部と天面部とを備え、上記キャップが上記本体部の化粧料保持部を被覆した状態において、上記キャップの側壁部に向かって、上記化粧料保持部の傾斜面を傾斜面垂直方向に投影して得られる仮想領域内に、上記化粧料充填用の貫通穴が形成されている棒状化粧料容器は、キャップの天面部を、本体部側の傾斜面に合わせて傾斜面にする必要がないため、一般的なスティックタイプの化粧料容器のように、全体を略円柱状にすることができ、取り扱いやすいという利点を有する。
そして、本発明のなかでも、特に、上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に形成された化粧料保持用凹部の深さが、0.1~1.2mmに設定されている棒状化粧料容器は、1回~数回分の化粧料を安定的に保持することができ、好適である。
さらに、本発明のなかでも、特に、上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に形成された化粧料保持用凹部に、0.05~0.3gの油性化粧料が充填保持されるようになっている棒状化粧料容器は、油性化粧料の1回~数回分の使用量が保持されるため、化粧料サンプルとして店頭で配布したりダイレクトメールで送付したりするのに便利である。また、携帯や保管にも便利である。
本発明の一実施の形態を示す分解斜視図である。 (a)は上記実施の形態に用いられる本体部の正面図、(b)は(a)の右側面図である。 (a)は図2(b)のA-A'断面図、(b)は図2(a)のB-B'断面図である。 (a)は上記実施の形態に用いられるキャップの正面図、(b)は(a)のC-C'断面図、(c)は(b)の底面図である。 上記本体部とキャップとを係合した状態を示す縦断面図である。 (a)は上記実施の形態において化粧料を充填する動作の説明図、(b)は本発明の他の実施の形態を示す正面図、(c)は上記他の実施の形態において化粧料を充填する動作の説明図である。 (a)、(b)、(c)は、いずれも一連の実施の形態における化粧料保持用凹部の変形例を示す部分断面図である。 (a)は本発明のさらに他の実施の形態に用いられる本体部の斜視図、(b)は(a)の正面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)のD-D’断面図である。 (a)は本発明のさらに他の実施の形態において、シールを貼っていない状態を示す斜視図、(b)は(a)に用いられるキャップの縦断面図、(c)は(a)のE矢視図、(d)は(a)に用いられるシールの平面図である。 上記さらに他の実施の形態において化粧料を充填する動作の説明図である。 (a)は本発明の他の実施の形態に用いられる本体部の斜視図、(b)は上記本体部とともに用いられるキャップの斜視図である。 上記他の実施の形態において本体部とキャップを係合した状態を示す縦断面図である。 (a)は本発明のさらに他の実施の形態に用いられる本体部の斜視図、(b)は上記本体部とともに用いられるキャップの斜視図である。 上記さらに他の実施の形態において本体部とキャップを係合した状態を示す縦断面図である。 従来の化粧料サンプルの一例を示す斜視図である。 従来の化粧料サンプルの他の例を示す断面図である。 (a)は従来の化粧料サンプルのさらに他の例を示す斜視図、(b)は(a)のX-X'断面図である。
つぎに、本発明を実施するための形態について説明する。ただし、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施の形態である棒状化粧料容器を示している。すなわち、この棒状化粧料容器は、少量の化粧料を簡易的に保持する化粧料サンプルとして用いられるか、携帯用やお試し用として販売される化粧料容器であって、縦長の中空一体成形体からなる本体部20と、この本体部20に着脱自在に係合する有天筒状のキャップ21と、キャップ21の天面部29に貼付される円形のシール35とを備えている。
上記本体部20、キャップ21は、ともにアクリロニトリル-スチレン共重合樹脂(AS)からなり、射出成形による一体成形品である。ただし、成形方法および材料樹脂の種類は、これに限るものではなく、本体部20、キャップ21の形状に成形できれば、どのような製法、材料によっても差し支えない。また、シール35は、容易に破れない程度の強度があれば、どのような材質であってもよいが、通常、樹脂シートや撥水加工がなされた紙シートであって裏面に粘着層が形成されたものが、好適に用いられる。
より詳しく説明すると、上記本体部20は、その正面図である図2(a)、その右側面図である図2(b)に示されているとおり、円筒状の把持部22と、この把持部22の上面から上向きに突出する有天筒状の化粧料保持部24とを備えている。なお、図3(a)は図2(b)のA-A'断面図、図3(b)は図2(a)のB-B'断面図である。
上記把持部22は、使用時に、この部分を指で把持するための部分で、この例では、直径15mm、高さ15mmの円筒状である。また、その上の化粧料保持部24は、上記把持部22よりも一回り小さく縮径された円筒状の側壁部24aと、背面側から正面側に向かって下り傾斜に形成された上面部24bとで構成されており、上記把持部22と化粧料保持部24の側壁部24aとの境界部分に、幅1.5mmの段差面23が形成されている。なお、この段差面23に、キャップ21の下端面が当接するようになっている。
そして、上記化粧料保持部24の側壁部24aには、上記キャップ21と本体部20との位置合わせのために、その正面中央に、上下方向に延びる突条23aが設けられている。一方、キャップ21の周壁下端部には、図1に示すように、上記突条23aと嵌合しうるスリット21aが設けられており、両者の嵌合により、互いの位置を正確に合わせた状態でキャップ21を被せることができるようになっている。
なお、図3(a)、(b)に示すように、上記把持部22の内周面の背面側に、上下方向に延びる比較的太い突条25が設けられている。この突条25は、本体部20(本体部20とキャップ21とが係合した状態における本体部20を含む)を搬送したり位置決めしたりするときに用いるもので、把持部22に一定の強度を与えるリブとしての役目も果たしている。
また、上記化粧料保持部24の傾斜した上面部24bには、化粧料保持用凹部27が形成され、その周縁部26は環状であり、全周にわたってなだらかに面取りされている。なお、上記化粧料保持用凹部27は、その開口形状が、上面部24bの下り方向に沿って延びる楕円状になっている[図1(a)を参照]。
一方、上記本体部20と係合して上記化粧料保持部24を覆うキャップ21は、その正面図である図4(a)、図4(a)のC-C'断面図である図4(b)、図4(b)の底面図である図4(c)に示されているように、円筒状の側壁部28と、傾斜した天面部29とを備えている。そして、上記側壁部28の下端部には、すでに述べたように、本体部20との位置合わせ用のスリット21aが設けられている。
より詳しく説明すると、まず、上記キャップ21の側壁部28の内周面には、周方向に3等配の配置で、上下方向に延びる3本の小さなリブ30が設けられている。これらのリブ30は、本体部20の化粧料保持部24とキャップ21との嵌合時に、化粧料保持部24の側壁部24aを外側から押圧して、キャップ21を抜け止めする作用を果たす。ただし、本体部20とキャップ21の係合構造は、この例に限るものではなく、両者が着脱自在に係合する構造になっていれば、特に限定するものではない。
また、上記キャップ21の天面部29は、化粧料保持部24の上面部24bの傾斜面と同一の向きで同一の角度に傾斜した傾斜面になっており、その傾斜面の中央よりやや下寄りに、化粧料充填用の貫通穴31が形成されている。
上記キャップ21を化粧料保持部24に係合すると、図5に示すように、化粧料保持部24の上面部24bとキャップ21の天面部29が、所定の隙間を保って平行に対峙するようになっている。そして、上記キャップ21の天面部29に形成された貫通穴31は、上記化粧料保持部24の上面部24bに形成された化粧料保持用凹部27の上に配置されるようになっている。
そして、本発明では、上記キャップ21を化粧料保持部24に係合した状態で、化粧料保持部24の化粧料保持用凹部27内に化粧料を充填することができる。充填方法は、特に限定するものではないが、例えば、図6(a)に示すように、上記キャップ21の傾斜した天面部29が水平になるよう全体を傾斜姿勢で保持し、化粧料充填ノズル40の下に、上記天面部29の貫通穴31を位置決めする。この状態で、キャップ21の天面部29と平行な化粧料保持部24の上面部24bも、化粧料保持用凹部27の底面も、当然ながら、水平になっているため、上記化粧料充填ノズル40から、加熱によって流動性が高められた化粧料を滴下すれば、滴下された化粧料は、化粧料保持用凹部27内で層状に広がり、表面張力によってやや盛り上がった状態で固化し、保持される。
そして、上記キャップ21の天面部29の貫通穴31を、前記シール35(図1参照)で封止することにより、最終製品とすることができる。なお、化粧料が充填された棒状化粧料容器は、そのままの状態で店頭に陳列してテスターとして用いることもできるが、簡易な二つ折りのブリスターパックによる包装やシュリンク包装、あるいは単純な袋詰め等によって、簡単に包装することができる。
上記棒状化粧料容器によれば、化粧料保持用凹部27内に保持される化粧料の周囲が、化粧料保持部24の上面部24bの、環状の周縁部26で囲われているため、化粧料の表面を、直接肌や唇につけて伸ばしても、化粧料全体がずれたり脱落したりすることがない。したがって、一般的なスティックタイプの化粧料容器を使用する場合と同様、キャップ21を外すだけで、本体部20側の化粧料を簡単に露出させることができ、この化粧料を、肌や唇に直接塗布して、化粧料の色味と使用感を実感することができる。
しかも、上記棒状化粧料容器は、本体部20とキャップ21を係合した状態のまま、キャップ21に設けられた貫通穴31から、本体部20の化粧料保持用凹部27内に化粧料を充填することができるため、化粧料充填後にキャップ21を本体部20に係合させる必要がなく、キャップ21の下端部が、充填された化粧料に当たって見栄えを損なう等の問題を生じることがない。また、化粧料の充填後、上記貫通穴31をシール35で封止すれば、簡単にキャップ21内を密封することができ、それ以降の工程において、充填された化粧料を衛生的に保つことができる。
そして、上記のように、本体部20とキャップ21を係合し、その状態で化粧料を充填する方が、先に化粧料を充填し、後からキャップ21を係合するよりも、充填工程へのワークの準備や搬送にかかる手間が少なく、コスト的にも有利である。
さらに、上記キャップ21の貫通穴31を封止するシール35に、化粧料に関する表示やキャンペーンに関する表示等を印刷しておけば、容器を使用する都度、シールの表示内容を顧客にアピールすることができ、宣伝効果が大きい。
なお、上記の例において、本体部20の、化粧料保持部24の上面部24bに設けられる化粧料保持用凹部27の底面形状は、必ずしも平坦である必要はない。例えば、図7(a)に示すように、凹んだ湾曲面にしたり、図7(b)に示すように、底面をシボ状や凹凸溝によって粗面にしたりすることができる。これらの形状にすると、化粧料の粘性が比較的少ないものであっても、化粧料がずれたり脱落したりするおそれがなく、好適である。
また、上記の例において、本体部20の化粧料保持部24の上面部24bを傾斜面とし、それに合わせて、キャップ21の天面部29を傾斜面としている。これは、化粧料を唇や肌に塗布して伸ばすときの作業のしやすさを考慮したものであるが、場合によっては、傾斜面にしないで、水平面のままであってもよい。ただし、その場合も、図7(c)に示すように、上面部24bの周縁部26に面取り部を設けることで、化粧料保持用凹部27の周囲が環状に突出するようにすることが好適である。
なお、上記の例のように、化粧料保持部24の上面部24bを傾斜させる場合、その傾斜面が垂線Eとなす角度[図2(b)においてθ1で示す。]は、30~65°に設定することが、上述のような作業性が良好となり、好適である。ちなみに、上記の例では、θ1を60°に設定している。
また、上記の例において、化粧料保持部24に設けられる化粧料保持用凹部27には、1回~数回分の少量の化粧料を保持することができ、しかもその保持された化粧料を、直接唇や肌に当てて塗布することができるようになっていることが重要である。そのためには、上記化粧料保持用凹部27の深さは、0.1~1.2mm程度に設定されることが好適である。
そして、化粧料の保持量は、化粧料の種類にもよるが、化粧料が例えば油性化粧料である場合、化粧料保持用凹部27内に、0.05~0.3g、なかでも、0.1~0.2g程度の化粧料が保持されるようになっていることが好適である。
また、上記の例では、化粧料保持部24の傾斜した上面部24bに合わせて、キャップ21の天面部29も傾斜面にして、上記天面部29に、化粧料充填用の貫通穴31を形成したが、上記貫通穴31は、必ずしもキャップ21の天面部29に設ける必要はなく、例えば、図6(b)に示すように、キャップ21’の側壁部28'を上方に長く伸ばし、その側壁部28'に、化粧料充填用の貫通穴32を設けてもよい。
この場合、上記貫通穴32は、図6(c)に示すように、キャップ21'を本体部20の化粧料保持部24に被せた状態において、キャップ21’の側壁部28'に向かって、上記化粧料保持部24の傾斜した上面部24bを、その傾斜面垂直方向に投影して得られる仮想領域S(わかりやすいようにこの部分だけ斜視図で示している)内の、側壁部28'に形成されている。そして、化粧料充填用のノズル40を、傾斜した側壁部28'内に挿入して化粧料保持部24の上面部24bに接近させやすいように、この貫通穴32は、側壁部28'の軸方向に長く延びる長穴(楕円穴等を含む)になっている。
上記の構成によれば、図1に示す、キャップ21の傾斜した天面部29に貫通穴31を形成する場合に比べて、容器が長くなってやや嵩高くなるが、容器全体が、傾斜面のない略円柱状になるため、保管時や搬送時に取り扱いやすい。また、キャップ21’に貼着するシール(図1における35を参照)が貼着しやすくなり、その上、キャップ21'とシールの表面積が広くなるため、それらに付与する図柄やキャッチフレーズによって、より印象的な外観を付与することができる。なお、図6(b)、(c)において、他の部分は図1に示す例と同様であり、同一部分に同一の符号を付して、その説明を省略する。
さらに、上記一連の例は、本体部20の化粧料保持部24に、単一の化粧料保持用凹部27を設け、一種類の化粧料を保持するものであるが、化粧料保持用凹部を複数設け、それぞれの凹部内に化粧料を保持するようにしてもよい。
例えば、図8(a)に、2個一対の化粧料保持用凹部51、52が設けられた本体部50の一例を示す。この本体部50は、その正面図である図8(b)、その右側面図である図8(c)、図8(b)のD-D'断面図である図8(d)に示されているとおり、円筒状の把持部53と、この把持部53の上面から上向きに突出する円筒状の中間部54と、この中間部の上面から上向き略ドーム状に突出する化粧料保持部55とを備えている。
上記把持部53は、使用時に、この部分を指で把持するための部分で、この例では、直径16mm、高さ15mmの円筒状である。また、その上の中間部54は、上記把持部53よりも一回り小さく縮径されており、把持部53との境界部分に、幅1.5mmの段差面56が形成されている。なお、この段差面56に、後述するキャップ61(図9参照)の下端面が当接するようになっている。
上記中間部54の周面には、キャップ61と本体部50との位置合わせのために、その正面中央と、背面中央に、上下方向に延びる突条54a、54bがそれぞれ設けられている。一方、キャップ61の周壁下端部には、図9に示すように、上記突条54a、54bのそれぞれと嵌合する、幅の異なる2本のスリット61a、61bが設けられている。これら両者の嵌合により、正確にキャップ61を被せることができる。
また、上記中間部54(図8に戻る)の周面には、周方向に4等配の配置で、上下方向に延びる4本の小さなリブ57が設けられている。これらのリブ57は、本体部50とキャップ61との嵌合時に、キャップ61を内側から押圧して、キャップ61を抜け止めする作用を果たす。ただし、これらの、本体部50とキャップ61の係合構造は、この例に限るものではなく、両者が着脱自在に係合する構造になっていれば、特に限定するものではない。
つぎに、上記中間部54の上面から上向き略ドーム状に突出する化粧料保持部55は、その下部58が、正面から見える幅が上記中間部54の幅に等しく[図8(b)を参照]、側面から見える幅が上記中間部54の幅よりも狭くなっており[図8(c)を参照]、その平面視輪郭形状が、前後方向を短軸方向とし、左右方向を長軸方向とする楕円状になっている[図8(a)を参照]。これは、上記化粧料保持部55の短軸方向において、後述する2つの傾斜面70、71に化粧料保持用凹部51、52を形成する際、この部分を広くとれるよう考慮したものである。
そして、上記化粧料保持部55の上部59は、上下方向にやや長く伸びた中空略半球状になっており、その略半球状の周壁のうち、正面側と背面側の部分、すなわち、平面視輪郭形状の短軸方向において互いに対向する部分に、化粧料保持部55の頂部に向かって互いに接近する一対の傾斜面70、71が設けられている。
上記2つの傾斜面70、71は、斜面の上下方向に沿ってやや長く伸びた楕円形状になっており、図8(d)に示すように、傾斜面70、71のそれぞれに、その周縁部を環状に残した状態で、化粧料保持用凹部51、52が形成されている。
上記化粧料保持用凹部51、52の底面は、傾斜面70、71と平行な傾斜面になっており、上記化粧料保持用凹部51、52内に、図8(d)において一点鎖線で示すように、化粧料を層状に充填した状態で、顧客に提供することができる。
上記本体部50には、図9(a)に示すように、化粧料充填用の貫通穴80が設けられたキャップ61が係合されるようになっており、図1に示す例と同様、本体部50にキャップ61を係合した状態で、上記貫通穴80を利用して、化粧料が充填されるようになっている。
より詳しく説明すると、上記キャップ61は、その縦断面図である図9(b)と、図9(a)を貫通穴80に対し垂直上方向[図9(a)のE矢視方向]から見た図9(c)に示すように、円筒状の側壁部62と、前後に傾斜面63、64が形成された天面部65とを備え、各傾斜面63、64に化粧料充填用の貫通穴80が設けられている。
そして、上記各傾斜面63、64は、キャップ61を本体部50に係合した状態で、本体部50側の化粧料保持部55の各傾斜面70、71と平行になる角度に設定されており、上記各貫通穴80は、同じくキャップ61を本体部50に係合した状態で、本体部50側の化粧料保持部55の各化粧料保持用凹部51、52に対峙する配置になっている(図10を参照)。なお、上記天面部65の頂部は、前後に湾曲するR(アール)が付けられている。
また、図9(d)は、上記キャップ61の貫通穴80を封止するためのシール81で、平面視が縦長の略楕円形状を有しており、図9(a)に一点鎖線で示すように、キャップ61の天面部65に、前後にまたがるように貼付され、傾斜面63、64に設けられた2個の貫通穴80を同時に封止するようになっている。
上記本体部50の化粧料保持用凹部51、52への化粧料の充填は、前記の例と同様、キャップ61を本体部50に係合させた状態で行われる。すなわち、両者を係合した状態で、例えば、図10に示すように、上記キャップ61の天面部65の、片方の傾斜面63が水平になるよう全体を傾斜姿勢で保持し、化粧料充填ノズル40の下に、上記傾斜面63に設けられた貫通穴80を位置決めする。この状態で、当然ながら、キャップ61の傾斜面63と平行な化粧料保持部55の傾斜面70も、化粧料保持用凹部51の底面も、水平になっているため、上記化粧料充填ノズル40から、加熱によって流動性が高められた化粧料を滴下すれば、滴下された化粧料は、化粧料保持用凹部51内で層状に広がって表面張力によってやや盛り上がった状態で固化し、保持される。
つぎに、互いに係合した本体部50とキャップ61を、その状態のまま、上下を反対にして、キャップ61の天面部65の、反対側の傾斜面64が水平となる傾斜姿勢で保持し、第2の化粧料充填ノズルの下に位置決めして、上記と同様にして、反対側の化粧料保持用凹部52内に、第2の化粧料の充填を行う。
このようにして、本体部50とキャップ61を係合した状態のまま、化粧料保持用凹部51、52に、2種類の化粧料をそれぞれ充填保持することができる。そして、図9(a)に示すように、上記キャップ61の天面部65にシール81を貼着し、前後の貫通穴80を封止することによって、目的とする棒状化粧料容器を得ることができる。
なお、上記棒状化粧料容器は、そのままの状態で店頭に陳列してテスターとして用いることもできるが、簡易な二つ折りのブリスターパックによる包装や、シュリンク包装、あるいは単純な袋詰め等によって、簡単に包装することができる。
このようにして化粧料が充填保持された棒状化粧料容器によれば、前述の、図1~図7に示す、化粧料保持部24に単一の化粧料を保持するものと同様の効果を奏するだけでなく、さらに、以下の効果を奏する。すなわち、この例では、化粧料保持部55に2種類の化粧料が保持されているため、例えば色の異なる口紅化粧料を2種類組み合わせたものや、同じ口紅化粧料であってもリップカラーとリップグロスというように異なる種類の化粧料を組み合わせたものを、1本のコンパクトな棒状容器として提供することができる。また、単一の化粧料を2個所に分けて保持した場合、化粧料の保持量が2倍になるため、お試し用や携帯用として、より長期にわたって、これを使用することができ好適である。
したがって、この棒状化粧料容器を化粧料サンプルとして配布したりダイレクトメールで送付したりする場合に、嵩張らず、取り扱いやすい。また、お試し用、携帯用の商品として販売する場合も、その保管や携帯に嵩張らないため、好適である。
なお、上記の例において、化粧料保持部55に形成される一対の傾斜面70、71がそれぞれ垂線Eとなす角度[図8(c)においてθ2、θ2'で示す]は、小さすぎると、把持部53および中間部54の非傾斜部分と傾斜面70、71との差が小さくなって、肌等への塗布時に把持部53を持つ指が肌等に当たって化粧しにくくなるおそれがある。また、本体部50の径が一定の場合、傾斜面70、71が軸方向に長く延びるため、本体部55とキャップ61が軸方向に長くなり、嵩高いものとなる点においても好ましくない。また、逆に、その角度θ2、θ2'が大きすぎると、本体部50の径が一定の場合、せっかく化粧料保持部55の平面視輪郭形状を略楕円状にしても、傾斜面70、71の面積が小さくなり、化粧料保持用凹部51、52の開口面積を充分にとれないおそれがある。このような観点から、上記角度θ2、θ2'は、15~30°に設定することが好適である。ちなみに、この例では、上記角度θ2、θ2'は、ともに22.5°に設定されている。
また、上記化粧料保持用凹部51、52の開口形状は、上下方向に延びる略楕円状であること(図8等を参照)が、化粧料をきれいに充填できる点、保持された化粧料の見栄えの点、化粧のしやすさの点で、好適である。このような略楕円状を得るには、化粧料保持部55の上部59を、上記の例のように、略半球状に丸めていることが望ましい。
そして、上記図8、図9に示す例では、キャップ61の天面部65の前後に傾斜面63、64が設けられている以外は、本体部50にキャップ61を被せた全体形状を、略円柱状にしたが、例えば、図11(a)、(b)に示すように、本体部90において、化粧料保持部55の形状はそのままで、把持部91と中間部92、そしてキャップ93の形状をいずれも角張ったものにして、全体形状を略角柱状にしてもよい。この形状は、全体が略円柱状のものより嵩高くなるが、本体部90とキャップ93を安定して立てることができ、また、これらが転がって落下することもないという点で好適である。
なお、上記キャップ93の天面部94には、上記図9に示すキャップ61と同様、その前後に傾斜面95、96が形成され、各傾斜面95、96に、化粧料充填用の貫通穴97が形成されている。そして、上記キャップ93を、本体部90に係合させると、図12に示すように、上記キャップ93の傾斜面95、96が、本体部90の化粧料保持用凹部51、52と対峙し、その化粧料保持用凹部51、52内に、キャップ93の貫通穴97から、化粧料を充填することができるようになっており、上記図8、図9に示す例と同様の効果を奏することができる。
また、上記図8~図12に示す例では、化粧料保持部55の傾斜面70、71に合わせて、キャップ61、93の天面部65、94も傾斜面にして、その傾斜面63、64および95、96に、化粧料充填用の貫通穴80、97を形成したが、本発明において、化粧料充填用の貫通穴は、前述の、図6(b)、(c)に示す例と同様、キャップの側壁部側に設けても差し支えない。
その一例を図13に示す。この例では、図13(a)に示す本体部50と略同一の本体部100と、図13(b)に示すように、天面部102が平坦面であるキャップ101とが組み合わせられている。上記キャップ101の天面部102は平坦で、側壁部103には、その前後2個所に、化粧料充填用の貫通穴104が形成されている。なお、上記本体部100の化粧料保持部110において、その側壁部111の左右両側には、上下方向に延びる突条112が設けられており、キャップ101の内周面の、左右両側に設けられる凹条113と係合して、キャップ101の抜け止めがなされるようになっている。それ以外の構成は、図8、図9に示す本体部50、キャップ61と同様であり、同一部分に同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記貫通穴104は、図14に示すように、キャップ101を本体部100の化粧料保持部110に被せた状態において、キャップ101の側壁部103に向かって、上記化粧料保持部110の傾斜面70、71を、その傾斜面垂直方向に投影して得られる仮想領域S’(わかりやすいようにこの部分だけ斜視図で示している)内の、側壁部103に形成されている。そして、化粧料充填用のノズル40を、側壁部103内に挿入して化粧料保持部110の化粧料保持用凹部51、52内に化粧料を充填できるようになっている。
この構成によれば、前述の図8~図12に示す各例と同様の効果を奏する。そして、本体部100の化粧料保持部110の傾斜面70、71は、その傾斜角度が急峻であるため、図6(b)、(c)に示す場合のように、キャップ101の長さを、上方に長く伸ばす必要がなく、容器全体が嵩高くなることがない。そして、容器全体が、傾斜面のない略円柱状になるため、貫通穴104を封止するシールを貼着しやすく、また保管時や搬送時に取り扱いやすい。
なお、本発明において、化粧料保持用凹部内に保持せる化粧料としては、リップカラー、リップグロス等の口紅化粧料の他、アイカラー、チークカラー、フェイスカラー、フェイスシャドウ、コンシーラー等、各種の油性化粧料を好適に用いることができる。
本発明は、少量の化粧料を保持することができ、安価で使い勝手のよい簡易な棒状化粧料容器として利用することができる。
20 本体部
21 キャップ
22 把持部
24 化粧料保持部
24b 上面部
27 化粧料保持用凹部
29 天面部
31 貫通穴

Claims (4)

  1. 一端側に把持部が形成され他端側に化粧料保持部が形成された本体部と、上記本体部に着脱自在に係合し上記化粧料保持部を被覆するキャップとを備えた棒状化粧料容器であって、
    上記本体部の化粧料保持部が把持部に対して上になる配置において、上記化粧料保持部の上部に水平面もしくは傾斜面が形成され、上記水平面もしくは傾斜面に、環状の周縁部を有する化粧料保持用凹部が形成されており、
    上記キャップは、略筒状の側壁部と天面部とを備え、上記天面部の少なくとも一部が、上記化粧料保持部を被覆した状態において上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面と平行になるよう形成されており、上記天面部上記化粧料充填用の貫通穴が形成されているとともに、上記貫通穴を封止するためのシールが設けられていることを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 一端側に把持部が形成され他端側に化粧料保持部が形成された本体部と、上記本体部に着脱自在に係合し上記化粧料保持部を被覆するキャップとを備えた棒状化粧料容器であって、
    上記本体部の化粧料保持部が把持部に対して上になる配置において、上記化粧料保持部の上部に傾斜面が形成され、上記傾斜面に、環状の周縁部を有する化粧料保持用凹部が形成されており、
    上記キャップは、略筒状の側壁部と天面部とを備え、上記キャップが上記本体部の化粧料保持部を被覆した状態において、上記キャップの側壁部に向かって、上記化粧料保持部の傾斜面を傾斜面垂直方向に投影して得られる仮想領域内に、上記化粧料充填用の貫通穴が形成されているとともに、上記貫通穴を封止するためのシールが設けられていることを特徴とする棒状化粧料容器。
  3. 上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に形成された化粧料保持用凹部の深さが、0.1~1.2mmに設定されている請求項1または2に記載の棒状化粧料容器。
  4. 上記化粧料保持部の水平面もしくは傾斜面に形成された化粧料保持用凹部に、0.05~0.3gの油性化粧料が充填保持されるようになっている請求項1~のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
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