JPH064480U - ポペット弁 - Google Patents

ポペット弁

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JPH064480U
JPH064480U JP5581892U JP5581892U JPH064480U JP H064480 U JPH064480 U JP H064480U JP 5581892 U JP5581892 U JP 5581892U JP 5581892 U JP5581892 U JP 5581892U JP H064480 U JPH064480 U JP H064480U
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JP
Japan
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poppet
sleeve
inflow
passage
valve
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JP5581892U
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JPH074376Y2 (ja
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哲 松本
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でポペットに作用する圧油に比例
してポペットの開度を調整可能にする遠隔制御可能なポ
ペット弁を提供する。 【構成】 ポペットがピストンを介して移動するスリー
ブによりその背面室の油路が切換えられ、背面室の圧油
を閉塞もしくは圧油が作用してポペットは前進して弁を
閉じ、背面室がタンクに連通してポペットは後退して弁
を開く。 【効果】 ピストンの動く距離に応じて弁の開度が決ま
るため比例制御が可能になり、ポペットの移動は油圧に
よるのでショックは小さい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポペット弁に関するもので、さらに詳細には遠隔比例制御可能なポ ペット弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポペット弁は機構が簡単なため広く使用されているが、従来は一般にポペット 弁の背圧室の圧力を電磁開閉弁で ON - OFF 制御することによりポペット弁を開 閉していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来技術においては、単にポペット自体を開閉する いわゆる開閉制御であるため、開度を無段階に調整する比例制御は不可能であり 、またポペットの開閉時のショックは大きいためにアクチュエータが急発進・急 停止してスムースに所定の操作が出来ない。
【0004】 本考案はこのような欠点を除去したもので、その目的は簡単な機構でポペット に作用する圧油に比例してポペットの開度を調整可能にする遠隔制御可能なポペ ット弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、タンクに連通する管路,流入路および流出路を設けた弁本体と、同 弁本体に摺動自在に嵌着され流体の流入側の受圧面積より背面側の受圧面積を大 きくし流入路および流出路を円錐部で遮断分離しかつ背面側および流入側が同径 もしくは流入側が背面側より若干大きい軸部を設けると共に,背面側および流入 側に設けた軸端はタンクに連通する管路に開放されたポペットと、同ポペットの 背面側の軸部に対応して弁本体に摺動自在に嵌着し,一端を閉じた有底の筒状で あって該筒状の外側には2個のランドと同ランドの間に1個の環状溝とを備え, 円筒状の外側および内側とはタンクに接続した管路に連通するスリーブと、弁本 体に摺動自在に嵌着されスリーブに接して該スリーブを移動させるピストンと、 一端をスリーブの有底面に接し他端を背面側の軸部に接したスプリングと、弁本 体に穿設され背面側およびスリーブに設けたランドあるいは環状溝に連通する管 路と、流入側から背面室へ流体を導入するため流入路および環状溝に連通する弁 本体に穿設した管路とからなるものである。
【0006】
【作用】
ポペットによって流入路が閉じられると、流入路の圧油は背面室に作用し、こ のとき背面室に一側を開口した管路の他端はスリーブのランドにより閉じられか つポペットに対する背面室の受圧面積は流入側の受圧面積よりも大きいため、ポ ペットは押圧されて前進(図で右方)しポペットの円錐部と弁本体とで流入路を 閉じている。
【0007】 ピストンにパイロット圧油を働かせると、ピストンは右進しスリーブもスプリ ングに抗して右進するため、背面室内の圧油は管路およびスリーブを介してタン クに排出される。従ってポペットは流入炉の圧油に押されて後退(図で左方)す るため、流入路が開いて流出路に連通し、圧油は流入路から流出路に流れる。
【0008】 このときポペットが後退するとスプリングは撓み、ピストンに作用する油圧力 と釣り合った位置で停止する。すなわちスリーブの停止位置はピストンに作用し た油圧力と比例した位置になる。このようにポペットの位置はピストンにより制 御されているため、ピストンに作用する油圧力を変化させるとポペットによる開 度は調整されて比例制御になる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案について実施例を示した図により詳細に説明する。弁本体10は 本体11および12は組立てを容易にするため二分されており、図において右方 に円錐部13と左方および右方が同径もしくは右方が左方より若干大きい軸部1 4ならびに14Aを有するポペット15が本体11に穿設した穴16および16 Aに移動可能に挿入されている。
【0010】 本体12の左方には矢印方向より図示しないパイロット圧油により移動するピ ストン22が挿入されており、ピストン22の右側に接しかつ本体12に穿設し た穴23内には、外側に2個のランド25a,25bとこれらのランド25a, 25bの間に1個の環状溝24を有した有底の筒状のスリーブ26が移動可能に 挿入され、スリーブ26の底面(第1図で左側)とポペット15の軸部14の端 部に取付けた座金27との間にはスプリング28が設けてあり、同スプリング2 8のバネ力によりスリーブ26の左端面はピストン22の右端に接触している。
【0011】 一端を背面室19に開口した管路29の他端の開口部は図示の状態のとき(ピ ストン22の押力とスプリング28のバネ力が釣り合ったとき)スリーブ26の ランド25bに係合している。前記ポペット15の軸部14Aの右側端面は室3 0と管路31によりタンク32に開放されており、前記本体12の穴23は管路 33によりタンク32に開放されている。
【0012】 さらに、前記管路29における穴23側の開口部の直径とスリーブ26の第2 のランド25bとの巾とはスリーブ26の追従性を良くするためほぼ等しい寸法 に形成されているので、管路29の開口部はピストン22の力とスプリング28 の力とのバランスに応じて流入路21またはタンク32に接続される。
【0013】 また、前記スリーブ26の環状溝24には本体11および12に設けられた管 路44より流入路21の圧油が作用しており、環状溝24の幅は、該スリーブ2 6の移動時に管路29における穴23側の開口部および管路44の穴23側の開 口部のいずれにも連通が保持される寸法に形成されている。前記スリーブ26に はタンク32とスリーブ26の有底側油室とを連通させる穴47を設けている。 なお、34は軸部14を摺動自在に支持するカラーで、本体12に装着されてい る。35は本体11に設けた圧油の流出路である。
【0014】 次に本考案の実施例の動作について説明する。 ピストン22にパイロット圧油が低いときに、スリーブ26はスプリング28の 力によりピストン22に接触しながら穴23内の左端に当接する位置まで移動し ている。このため流入路21の圧油は通路44、スリーブ26の環状溝24、管 路29よりオリフィス36を経て背面室19へ連通している。
【0015】 よって、流入路21と通路44、環状溝24、管路29および背面室19は等 しい圧力になり、ポペット15における流入路21側の断面積と背面室19側の 断面積との関係でポペット15は右方へ押されポペット15の円錐部13が流入 路21と流出路35とを遮断分離している。
【0016】 パイロット圧力が上昇してピストン22がスリーブ26を右方へ移動させ パイロト圧によるピストン22の押力とスプリング28のバネ力が釣り合ってい る図の状態、すなわちスリーブ26のランド25bが管路29の穴23の開口部 を閉鎖した状態から更に微小量右方へ移動すると、ランド25bの左端と管路2 9の開口部に「微小通路」が形成されるので背面室19はタンク32へ接続され 、背面室19の圧力が流入路21の圧力よりも低下し、背面室19と流入路21 との圧力差によりポペット15は左方へ移動する。この結果スプリング28の力 が増加し、この力はスリーブ26へ伝達されるので、スリーブ26はピストン2 2からの力に対抗して左方へ移動しようとする。
【0017】 ところでランド25bの巾と管路29における穴23側の開口部直径とはほぼ 等しい寸法にしてあるので、スリーブ26の応当性が良くスリーブ26が左方へ 移動すると背面室19はタンク32と遮断されると同時に通路44すなわち流入 路21へ接続されるのでポペット15は再び右方へ移動しようとし、最終的には ピストン22の力とスプリング28との力がバランスした状態で位置決めされる 。即ちピストン22に作用するパイロット圧力が上昇するにしたがいこれとバラ ンスするスプリング28の反力も上昇することになり、スプリング28の反力を 上昇すべくピストン22に作用するパイロット圧力に比例してポペット15は左 方へ移動する。
【0018】
【考案の効果】
本考案はポペットがピストンを介して移動するスリーブによりその背面室の油 路が切換えられることにより、背面室の圧油を閉塞もしくは圧油が作用してポペ ットが前進することにより弁を閉じ、さらに背面室がタンクに連通してポペット が後退することにより弁を開くように構成した。このためピストンの動く距離に 応じて弁の開度が決まるため比例制御が可能になった。またポペットの移動は油 圧によるのでショックは小さい等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本考案の実施例における断面図である。
【符号の説明】
10 弁本体 11 本体 12 本体 13 円錐部 14 軸部 14A 軸部 15 ポペット 16 穴 16A 穴 17 穴 19 背面室 21 流入路 22 ピストン 23 穴 24 環状溝 25a ランド 25b ランド 26 スリーブ 27 座金 28 スプリング 29 管路 30 室 31 管路 32 タンク 33 管路 34 カラー 35 流出路 44 通路 47 穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクに連通する管路,流入路および流
    出路を設けた弁本体と、同弁本体に摺動自在に嵌着され
    流体の流入側の受圧面積より背面側の受圧面積を大きく
    し前記流入路および前記流出路を円錐部で遮断分離しか
    つ前記背面側および前記流入側が同径もしくは前記流入
    側が前記背面側より若干大きい軸部を設けると共に,前
    記背面側および流入側に設けた軸端は前記タンクに連通
    する管路に開放されたポペットと、同ポペットの前記背
    面側の軸部に対応して前記弁本体に摺動自在に嵌着し一
    端を閉じた有底の筒状であって該筒状の外側には2個の
    ランドと同ランドの間に1個の環状溝とを備え,円筒状
    の外側および内側とは前記タンクに接続した管路に連通
    するスリーブと、前記弁本体に摺動自在に嵌着され前記
    スリーブに接して該スリーブを移動させるピストンと、
    一端を前記スリーブの有底面に接し他端を前記背面側の
    軸部に接したスプリングと、前記弁本体に穿設され前記
    背面側および前記スリーブに設けた前記ランドあるいは
    前記環状溝に連通する管路と、前記流入側から前記背面
    室へ流体を導入するため前記流入路および前記環状溝に
    連通する前記弁本体に穿設した通路とからなるポペット
    弁。
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JPH064480U true JPH064480U (ja) 1994-01-21
JPH074376Y2 JPH074376Y2 (ja) 1995-02-01

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