JPH0644795Y2 - 自動2輪車のフロントブレーキ構造 - Google Patents

自動2輪車のフロントブレーキ構造

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JPH0644795Y2
JPH0644795Y2 JP6113988U JP6113988U JPH0644795Y2 JP H0644795 Y2 JPH0644795 Y2 JP H0644795Y2 JP 6113988 U JP6113988 U JP 6113988U JP 6113988 U JP6113988 U JP 6113988U JP H0644795 Y2 JPH0644795 Y2 JP H0644795Y2
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brake
hose
caliper
inner tube
flexible
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崇好 薗田
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は倒立型フロントフォークを有する自動2輪車の
フロントブレーキ構造に関する。
(従来の技術) 第4図にこの種のブレーキ構造の従来例を示している。
車体に取付けたアウタチューブ1に下端側からインナチ
ューブ2が嵌挿され、これにより倒立型フロントフォー
ク3が構成されている。インナチューブ2の下端にはア
クスルブラケット4が取付けられ、このアクスルブラケ
ット4に前輪5およびブレーキディスク6が支持される
とともに油圧駆動式のキャリパ7が取付けられている。
そして図示しないブレーキマスタシリンダからブレーキ
ホース8がフロントフォーク3に沿って垂下され、キャ
リパ7に接続されている。
ところで、倒立型フロントフォーク3では前輪5の上方
変位吸収時にアウタチューブ1がインナチューブ2側に
相対的に下降突出する状態となるため、ブレーキホース
8にはアウタチューブ1との干渉を避ける手段が必要と
なる。また、ブレーキホース8は地面や側方の障害物等
との接触も避ける構成としなければならない。このた
め、従来ではブレーキホース8を例えばゴムあるいはナ
イロン樹脂等の弾性材製とし、この下端部を、アクスル
ブラケット4とブレーキディスク6との間で一旦上向き
に屈曲させた後、下向きに屈曲させ、これにより変位吸
収および外部接触防止可能な状態としてキャリパ7に接
続している。そして、このブレーキホース8の下端部分
は、アウタチューブ1下端およびアクスルブラケット4
に支持したプロテクタ9およびホルダ10等で保持してい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかし上述した従来の構造ではブレーキホース8全体を
1本の可撓性ホースとしているため、下端部の複雑な屈
曲部を形成保持する作業が面倒で、組立てに多くの手間
を要するという問題がある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、ブレ
ーキホース下端の複雑な屈曲部の組立て作業を容易に行
なえ、しかもその部分の耐久性向上も図れる自動2輪車
のフロントブレーキ構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、車体に取付けたアウタチューブに下端側から
インナチューブを嵌挿してなる倒立型フロントフォーク
を有する自動2輪車に設けられるディスク型のフロント
ブレーキであって、ブレーキマスタシリンダから前記フ
ロントフォークに沿って垂下するブレーキホースの下端
部を、前記インナチューブ下端に取付けたアクスルブラ
ケットとブレーキディスクとの間で一旦上向きに屈曲さ
せた後、下向きに屈曲させてキャリパに接続してなるも
のにおいて、前記ブレーキホース下端の上向きに屈曲す
る部分を金属その他の材料からなる定形ホースで構成す
るとともに、ブレーキマスタシリンダから垂下する部分
とキャリパに接続される部分とを可撓性ホースで構成
し、これら可撓性ホースを前記定形ホースの上向き両端
部にそれぞれ連結したことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、ブレーキホース下端の上向きに屈曲す
る部分を定形ホースで構成したので、1本の長い可撓性
ホースを複雑に屈曲させてブレーキディスクとアクスル
ブラケットとの間に通す従来構造と異なり、予め屈曲形
成した短管の組込みが可能で、組立て作業が極めて容易
となる。また、このブレーキホースの屈曲部分となる定
形ホースは、金属または高強度の樹脂等で成形すること
により、耐久性も優れたものとすることができる。
なお、ブレーキホースのブレーキマスタシリンダから垂
下する部分は可撓性ホースとして定形ホースに連結した
ので、フロントフォークの作動時にはその変位を吸収す
ることができる。
また、キャリパに接続される部分も可撓性ホースとして
定形ホースに連結したので、キャリパの作動やブレーキ
パッドの摩耗等によるキャリパ移動時の捩り変位等も十
分吸収することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。
第1図はフロントブレーキ構造部全体を示す側面図、第
2図はブレーキホース部を抽出して示す分解斜視図であ
る。
第1図に示すように、車体に取付けたアウタチューブ11
に下端側からインナチューブ12が嵌挿され、これにより
倒立型フロントフォーク13が構成されている。インナチ
ューブ12の下端にはアクスルブラケット14が取付けら
れ、このアクスルブラケット14に前輪15およびブレーキ
ディスク16が支持されるとともに油圧式のキャリパ17が
取付けられている。そして図示しないブレーキマスタシ
リンダからブレーキホース18がフロントフォーク13に沿
って垂下し、その下端部がアクスルブラケット14とブレ
ーキディスク16との間で一旦上向きに屈曲された後、下
向きに屈曲してキャリパ17に接続されている。
このものにおいて、ブレーキホース18下端の上向きに屈
曲する部分は、金属または高強度の樹脂で成形された独
立部品としての定形ホース19とされている。この定形ホ
ース19の両端に可撓性の連結金具20,21が取付けられて
いる。一方、ブレーキマスタシリンダから垂下する部分
とキャリパ17に接続される部分とは、ゴムまたはナイロ
ン樹脂等の弾性材からなる可撓性ホース22,23とされ、
これらが定形ホース19の上向き両端に連結金具20,21を
介してそれぞれ連結され、その連結金具20,21のかしめ
により一体化されている。
定形ホース19は第2図に示すように、アクスルブラケッ
ト14に沿う三次元的折曲形状とされ、第1図に示すよう
に両端部および中間部の3点がホルダ24a,24b,24cによ
ってアクスルブラケット14に固定保持されている。ま
た、フロントフォーク13に沿って垂下する可撓性ホース
22はアウチューブ11に支持したプロテクタ25によって車
体前方側から被覆されている。
このような実施例の構成によれば、ブレーキホース18の
複雑な屈曲形状となる下端部分を独立した短管部品とし
ての定形ホース19で構成したことにより、この定形ホー
ス19を単独でアクスルブラケット14とブレーキディスク
16との間に組込み、その後各可撓性ホース22,23を接続
し、これによりブレーキホース18の下端部分の組立てが
行なえる。したがって、1本の長い可撓性ホースを複雑
に屈曲させてブレーキディスクとアクスルブラケットと
の間に通す従来構造に比べて、組立て作業が極めて容易
となる。また、定形ホース19は金属または高強度の樹脂
製であるから、耐久性も優れたものとなる。
しかも、ブレーキホース18のフロントフォーク13に沿っ
て垂下する部分は可撓性ホース22としたので、フロント
フォーク13の作動時の変位を十分に吸収することができ
る。また、キャリキパ17に接続する部分も可撓性ホース
23としたので、キャリパ17の作動やブレーキパッドの摩
耗等によるキャリパ17の移動時の捩り変位等も十分に吸
収することができる。
なお、前記実施例では定形ホース19と可撓性ホース22,2
3との連結具20,21をかしめ式のものとしたが、第3図に
示すように、連結具をねじ式その他の着脱可能な管継手
26a,26b,27a,27bとしてもよい。このような構成によれ
ば、ブレーキホース18の交換または周辺部材の修理等に
伴うブレーキホース18の着脱等がさらに容易になるなど
の利点が得られる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、ブレーキホース下端の
屈曲部分を定形ホースとして組込み易い構成としたこと
により、自動2輪車の組立て作業の容易化が図れるとと
もに、その定形ホースにより耐久性向上が可能になる等
の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動2輪車のフロントブレーキ構
造の一実施例を示す側面図、第2図は第1図におけるブ
レーキホース部分を示す分解斜視図、第3図は本考案の
他の実施例を示すブレーキホース部分の斜視図、第4図
は従来例を示す側面図である。 11…アウタチューブ、12…インナチューブ、13…フロン
トフォーク、14…アクスルブラケット、16…ブレーキデ
ィスク、17…キャリパ、18…ブレーキホース、19…定形
ホース、22,23…可撓性ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に取付けたアウタチューブに下端側か
    らインナチューブを嵌挿してなる倒立型フロントフォー
    クを有する自動2輪車に設けられるディスク型のフロン
    トブレーキであって、ブレーキマスタシリンダから前記
    フロントフォークに沿って垂下するブレーキホースの下
    端部を、前記インナチューブ下端に取付けたアクスルブ
    ラケットとブレーキディスクとの間で一旦上向きに屈曲
    させた後、下向きに屈曲させてキャリパに接続してなる
    ものにおいて、前記ブレーキホース下端の上向きに屈曲
    する部分を金属その他の材料からなる定形ホースで構成
    するとともに、ブレーキマスタシリンダから垂下する部
    分とキャリパに接続される部分とを可撓性ホースで構成
    し、これら可撓性ホースを前記定形ホースの上向き両端
    部にそれぞれ連結したことを特徴とする自動2輪車のフ
    ロントブレーキ構造。
JP6113988U 1988-05-11 1988-05-11 自動2輪車のフロントブレーキ構造 Expired - Lifetime JPH0644795Y2 (ja)

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JPH01170092U JPH01170092U (ja) 1989-11-30
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JP2003261086A (ja) * 2002-03-07 2003-09-16 Shimano Inc 自転車用ブレーキ操作装置

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