JPH0644709Y2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0644709Y2
JPH0644709Y2 JP2935490U JP2935490U JPH0644709Y2 JP H0644709 Y2 JPH0644709 Y2 JP H0644709Y2 JP 2935490 U JP2935490 U JP 2935490U JP 2935490 U JP2935490 U JP 2935490U JP H0644709 Y2 JPH0644709 Y2 JP H0644709Y2
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JP
Japan
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printing
cap
endless belt
outer peripheral
peripheral surface
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JP2935490U
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JPH03118676U (ja
Inventor
康行 山本
Original Assignee
株式会社明宏
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、携帯に便利で、比較的長い住所等の押印が可
能な印字装置に関するものである。
〔従来の技術〕
印鑑は、各種の手続きをはじめ、契約等に際して必要不
可欠の携帯品であり、社会生活上極めて慎重に取り扱わ
れる。
特に、署名捺印上の印影は重要であり、そのため印鑑と
して各種の製品が提案されている。
ところが、単に署名捺印だけでなく、それと同時に自己
の住所、氏名の記載を必要とされるのが一般であり、こ
の住所、氏名を手書きで行うのは手間のかかる作業であ
る。
この面倒な住所、氏名の手書き作業を省略する一般的な
手段は、住所、氏名等を刻印した印板とかスタンプを利
用する方法であるが、印板とかスタンプは携帯に不便で
あり、出先での利用が困難である。
この不都合を解消する従来技術としては、実開昭60-859
65号公報に示された「回転式文字印」とか、実開昭61-2
06466号公報に示された「携帯用所在地印」等がある。
実開昭60-85965号公報に示された従来技術は、リング板
の周面に所定の文字を連続的に刻設し、この文字を紙面
等に押し当ててリング板を回転させることにより連続し
た文字列を押印するものであり、実開昭61-206466号公
報に示された従来技術は、印鑑の側面に住所を刻設した
印板を一体的に設けた構成である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した従来技術にあっては、住所、氏名を簡単に印字
でき、特に実開昭60-85965号公報に示された従来技術に
あっては、携帯に便利であると云う利点を発揮するので
あるが、刻印する文字の数に限界があり、刻印文字数を
多くすると全体が大型化して携帯に不便となると云う問
題がある。すなわち、実開昭60-85965号公報に示された
従来技術の場合は、リング板の直径が大きくなり、携帯
の不便さがさらに増すことになり、実開昭61-206466号
公報に示された従来技術の場合は、印板部分の長さが大
きくなって携帯が不便となる。
また、上記した従来技術では、印字体が露出した状態で
取扱われるので、携帯状態で他の物品を朱肉とかインク
で汚すことになるばかりか、印字体の印字表面にホコリ
が付着して早期に鮮明な印字を達成できなくなったり、
他の物品との接触により印字表面が損傷する等の問題が
ある。
そこで、本考案は、上記した従来技術における問題点を
解消すべく考案されたもので、多数の文字を配列して長
くなった印字体を、押印できる状態でコンパクトに収納
することをその技術的課題とし、もって携帯に便利な印
字装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を解決する本考案の手段は、一方端を開
口部とし、閉鎖された他方端の外面に認め印を固着し、
両端部内にローラを回転自在に取付けた筒体を有するこ
と、 外周面に住所、氏名等を刻設すると共に、インクを含浸
させ、筒体の開口部から外周面の一部が筒体外に臨む姿
勢でローラ間に掛け渡された無端ベルト状の印字体を有
すること、 クリップを有し、筒体の一方端部に外装嵌め込みされる
キャップを有すること、 筒体の他方端部に外装嵌め込みされる保護キャップを有
すること、 にある。
ローラ間に掛け渡された印字体の回動動作を円滑に達成
させるために、ローラを、筒体の両端部内に、この筒体
の中心軸芯に直角な方向に沿って架設された軸体に回転
自在に取付けるのが良い。
また、印字体による良好な押印を達成させるために、印
字体を、延び変形の発生が無い無端ベルトと、この無端
ベルトの外周面に一字毎に分離した状態で配列固定さ
れ、表面に文字を刻設すると共に、インクを含浸してい
る印字片とから構成するのが良い。
〔作用〕
キャップおよび保護キャップを装着した状態では、筒体
および認め印は密閉された状態に保持されるので、認め
印および筒体内に収納された印字体に含浸された朱肉お
よびインクが乾燥することがなく、印字の押印が可能で
ある状態に保持されている。また、この状態では、キャ
ップのクリップを利用してポケット等に携帯することが
でき、この携帯状態では、認め印および筒体内は密閉さ
れているので、認め印および印字体が他の物体と接触し
て、この他の物体を汚したり、または印字面にホコリが
付着したり、印字面が損傷したりすることがない。
この状態から、キャップを外して、筒体の開口部から臨
んでいる印字体の表面を紙面の目的箇所に押し当てて、
そのまま筒体を紙面にほぼ垂直にして、ローラの回転軸
に直角な方向に直線的に押し進める。
この筒体の紙面に対する移動に際して、印字体の外周面
は、紙面に対して滑り変位しないので、印字体は筒体の
上記した移動に従って両ローラ間で一定方向に回動変位
し、配列された印字を順に紙面に押圧させ、印字をその
配列通りに紙面に押印する。
押印は、ほぼ一字毎に達成されるので、必要字数だけ印
字することができ、これにより住所と氏名とを別々に印
字することができる。
他方、印字体を利用しての住所および氏名の押印とは別
に、認め印を押印を必要とする場合は、保護キャップを
外して認め印を紙面の所定箇所に押印すれば良い。
ローラを軸体を介して筒体に組付けることにより、筒体
に対するローラの回転を極めて円滑に達成できるように
することにより、印字体外周面の紙面に対する滑りの発
生をより完全になくすことになる。
また、印字体を延び変形の発生の無い無端ベルトと、一
字毎に分割された印字片とから構成することにより、押
印時の印字片外周面の形態が安定すると共に、印字片間
隔も設定された一定値に正確に維持されるの。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、キャップ10および保護キャップ12を外した状
態での筒体1を全縦断面図で、硬質合成樹脂製の筒体1
はほぼ直線四角筒形状に成形されており、両端部の外周
面には、キャップ10および保護キャップ12の嵌装限を設
定する段部4が形成されている。
筒体1の両端部内には、中心軸に対して直角となる姿勢
で軸体5が架設されており、この軸体5にローラ6が回
転自在に取付けられてきるが、このローラ6の軸体5に
対する取付けは、ベアリング等を介してより円滑な回転
が達成できるようにするのが良い。
開口部2側に取付けられたローラ6は、その周面が開口
部2からわずかに突出する程度の位置に取付けられてい
る。
筒体1の他方端の外面への認め印3の固着は、接着剤を
使用しても良いし、または構造的に嵌め込み固定であっ
ても良い。この認め印3は、筒体1とは別体物であっ
て、連続多孔性材料により成形され、朱肉を含浸させた
ものとするのが良い。
印字体7は、両ローラ6間に張設状態で掛け渡され、延
び変形の発生の無い材料で成形された無端ベルト8の外
周面に、外側面に一つの文字を刻設した連続多孔性材料
製の所望数の印字片9を、一定の順序で隣接して配列固
定して構成され、各印字片9にはインクが含浸されてい
る。この印字片9の成形材料としては、印字面と紙面と
の間の慴動抵抗が充分に強大となって、この印字面と紙
面との間で滑りが発生しないようにするために、ゴム系
の連続多孔性材料とするのが良い。
キャップ10および保護キャップ12は、一般的な筆記用具
におせるキャップと同等の構造で、キャップ10に携帯に
便利であるようにクリップ11が一体に設けられている
が、このクリップ11はキャップ10にではなく、保護キャ
ップ12に設けても良いものである。
なお、印字体7は、開口部2に取付けられたローラ6の
回転と一緒になって回動して押印を達成するものである
ので、より安定したかつ良好な押印を達成するには、印
字体7のローラ6に対する組付き姿勢が常に安定してい
る必要がある。それゆえ、例えばローラ6の周面の両端
に高さの低い係止突条を周設し、この両突条間隔を無端
ベルト8の幅とほぼ等しい値に設定して、両突条により
印字体7のローラ6に対する巻付き姿勢を一定に保持す
るようにするのが良い。
〔考案の効果〕
本考案は、上記した構成となっているので、以下に示す
効果を奏する。
印字体を二つのローラ間に掛け渡して筒体内に収納した
ので、全体を細長なものとすることができ、また筒体を
キャップにより密閉すると共に、認め印も保護キャップ
で密閉するので、他の物品を汚すことなく、かつ印字体
および認め印を良好な状態で保持できるので、携帯に極
めて便利である。
押印操作は、印字体を紙面上で走行させるだけの単純な
ものであり、かつ必要字数だけ押印できるので、紙面の
記載欄の形態に応じて適切な押印を良好にかつ簡単に達
成できる。
印字体は両ローラ間に掛け渡されているので、その印字
面の実質的な長さを、両ローラ間の二倍の長さとするこ
とができ、これにより多数の印字を設けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すキャップおよび保護
キャップを外した状態での筒体の全縦断面図である。 第2図は、第1図図示実施例に使用されている印字体の
構造例を示す一部拡大断面図である。 符号の説明 1;筒体、2;開口部、3;認め印、4;段部、5;軸体、6;ロー
ラ、7;印字体、8;無端ベルト、9;印字片、10;キャッ
プ、11;クリップ、12;保護キャップ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方端を開口部(2)とし、閉鎖された他
    方端の外面に認め印(3)を固着し、両端部内にローラ
    (6)を回転自在に取付けた筒体(1)と、 外周面に住所、氏名等を刻設すると共に、インクを含浸
    させ、前記筒体(1)の開口部(2)から外周面の一部
    が前記筒体(1)外に臨む姿勢で前記ローラ(6)間に
    掛け渡された無端ベルト状の印字体(7)と、 クリップ(11)を有し、前記筒体(1)の一方端部に外
    装嵌め込みされるキャップ(10)と、 前記筒体(1)の他方端部に外装嵌め込みされる保護キ
    ャップ(12)と、 から成る印字装置。
  2. 【請求項2】ローラ(6)を、筒体(1)の両端部内
    に、該筒体(1)の中心軸芯に直角な方向に沿って架設
    された軸体(5)に回転自在に取付けた請求項1に記載
    の印字装置。
  3. 【請求項3】印字体(7)を、延び変形の発生が無い無
    端ベルト(8)と、該無端ベルト(8)の外周面に一字
    毎に分離した状態で配列固定され、表面に文字を刻設す
    ると共に、インクを含浸している印字片(9)とから構
    成した請求項1または2に記載の印字装置。
JP2935490U 1990-03-22 1990-03-22 印字装置 Expired - Lifetime JPH0644709Y2 (ja)

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JP2935490U JPH0644709Y2 (ja) 1990-03-22 1990-03-22 印字装置

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JP2935490U JPH0644709Y2 (ja) 1990-03-22 1990-03-22 印字装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03118676U JPH03118676U (ja) 1991-12-06
JPH0644709Y2 true JPH0644709Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31532115

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2935490U Expired - Lifetime JPH0644709Y2 (ja) 1990-03-22 1990-03-22 印字装置

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