JPH0644587A - 光記録再生装置及び信号演算方法及び光ピックアップ - Google Patents

光記録再生装置及び信号演算方法及び光ピックアップ

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JPH0644587A
JPH0644587A JP19703292A JP19703292A JPH0644587A JP H0644587 A JPH0644587 A JP H0644587A JP 19703292 A JP19703292 A JP 19703292A JP 19703292 A JP19703292 A JP 19703292A JP H0644587 A JPH0644587 A JP H0644587A
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JP
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lens
signal
light
shift
objective lens
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JP19703292A
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English (en)
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Taro Takekoshi
太郎 竹越
Takashi Takeda
高司 武田
Hiroyuki Ishikawa
博之 石川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズのシフトに伴う種々の機能障害
を、簡便かつ信頼性の高い方法で防止する。 【構成】 対物レンズのシフト量を検出するレンズシフ
ト検出手段を備え、各エラー信号のオフセット変動をレ
ンズシフト信号を用いて補正する信号演算方法、または
レンズシフト信号を監視して記録動作を中止する監視回
路、またはレンズシフト信号に応じて光源の発光量を変
化させる駆動電流制御回路等を設けた。 【効果】 レンズシフト信号を使って、純電気的方法に
よりトラックエラー信号やフォーカスエラー信号のオフ
セットをキャンセルする事ができる。また、このレンズ
シフト信号を使って対物レンズ出射光量の変動を抑える
事もできる。更に、対物レンズと磁気記録ヘッドとの位
置ズレもレンズシフト信号で監視できるため、最悪時に
も記録媒体に不正確な情報を書き込む恐れが無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録再生装置、とりわ
け連続トラック溝を有する記録媒体に情報を記録再生す
る形式の装置、または磁気記録ヘッドを有しオーバーラ
イト可能な光磁気方式の装置(書換え型コンパクトディ
スク装置等)、更にはそれら光記録再生装置に用いられ
る光ピックアップ及び信号演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、一般にプッシュプル法
によってトラックエラー信号を生成するため、良く知ら
れているように、対物レンズの入射光束に対するシフト
に伴って、トラックエラー信号のオフセットや、対物レ
ンズからの出射光量の変動が付き物であった。このオフ
セットはトラッキングサーボ系の動作を不安定にし、出
射光量の変動は記録再生特性を劣化させていた。従来は
この対策として、対物レンズのみならずキャリッジも高
速で追従動作させ、対物レンズのシフトを機械的に抑圧
する方法(2段サーボ系)が多く採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
2段サーボ系に必要なボイスコイルモータ(VCM)や
制御回路は複雑かつ高コストであり、精密かつ高速な機
構動作によってオフセットを抑止するため、耐久的な劣
化があり不安定であった。なお、オフセットの発生しに
くいトラックエラー検出方法(3ビーム法)もあるが、
記録媒体のトラック溝からの回折光が検出できないた
め、ウォブリング(細かな蛇行)させた連続トラック溝
に同期信号等を記録させた形式の記録媒体(書換え型コ
ンパクトディスク等)には適用できず、汎用性に限界が
あった。
【0004】本発明はかかる課題を解決するためのもの
であり、その主目的は機構動作によらず簡便な電気的手
法を用いる事によって、対物レンズのシフトに起因する
諸問題を抑止する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の光記録再生装置及び信号演算方法及び光ピックアッ
プの構成は、(1)半導体レーザ等の光源と、キャリッ
ジ上に搭載され光源とは別体で対物レンズを駆動するア
クチュエータと、対物レンズのシフト量をレンズシフト
信号として検出するレンズシフト検出手段と、プッシュ
プル法によってトラックエラー信号を検出するトラック
エラー検出手段と、フォーカスエラー信号を検出するフ
ォーカスエラー検出手段と、を備え、レンズシフト信号
に応じてトラックエラー信号,及び/または,フォーカ
スエラー信号のオフセットを変化させるよう構成した
事、(2)上記(1)の光記録再生装置において、記録
媒体からの反射光量を検出して生成された全和信号に略
比例して、レンズシフト信号をゲイン調整するゲイン調
整回路Aと、トラックエラー信号,及び/または,フォ
ーカスエラー信号から、ゲイン調整回路Aを経過したレ
ンズシフト信号を減算する減算回路と、を有する事、
(3)上記(1)の光記録再生装置において、記録媒体
からの反射光量を検出して生成された全和信号に略反比
例して、トラックエラー信号,及び/または,フォーカ
スエラー信号をゲイン調整するゲイン調整回路Bと、ゲ
イン調整回路Bを経過した各エラー信号から、レンズシ
フト信号を減算する減算回路と、を有する事、(4)対
物レンズを駆動しキャリッジ上に搭載されたアクチュエ
ータと、対物レンズのシフト量をレンズシフト信号とし
て検出するレンズシフト検出手段と、記録媒体を挟んで
対物レンズと対向するようキャリッジに連結された磁気
記録ヘッドと、レンズシフト信号を監視して対物レンズ
が所定のシフト量を超えた事を検出するウィンドーコン
パレータ等から成る監視回路と、を備えた事、(5)上
記(4)に関して、対物レンズのシフト量が約0.3m
mに達した時点のレンズシフト信号レベルをもって、光
源もしくは磁気記録ヘッドの駆動を停止するよう構成さ
れた事、(6)半導体レーザ等の光源と、キャリッジ上
に搭載され光源とは別体で対物レンズを駆動するアクチ
ュエータと、対物レンズのシフト量をレンズシフト信号
として検出するレンズシフト検出手段と、レンズシフト
信号に応じて光源の駆動電流を変化させる駆動電流制御
回路Lと、を備えた事、(7)対物レンズを駆動しキャ
リッジ上に搭載されたアクチュエータと、対物レンズの
シフト量をレンズシフト信号として検出するレンズシフ
ト検出手段と、記録媒体を挟んで前記対物レンズと対向
するようキャリッジに連結された磁気記録ヘッドと、レ
ンズシフト信号に応じて磁気記録ヘッドの駆動電流を変
化させる駆動電流制御回路Hと、を備えた事、(8)対
物レンズを駆動しキャリッジ上に搭載されたアクチュエ
ータと、対物レンズのシフト量を検出するレンズシフト
検出手段とを備え、該レンズシフト検出手段が、キャリ
ッジ上に搭載された発光体と、アクチュエータの可動体
を成すレンズホルダに形成または固着された遮光体と、
キャリッジ上に搭載され発光体の出射光束に於ける遮光
体の射影像の変化を検出する受光素子と、から構成され
た事、(9)上記(8)に関して、発光体または受光素
子がキャリッジ上にて位置調整自在に保持または固着さ
れた事、(10)上記(8)に関して、発光体を対物レ
ンズ入射光の光源と兼用とし、該光源から出射された光
束の一部を遮光体を介して受光素子に入射するよう構成
した事、を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の上記構成によれば、プッシュプル法で
トラックエラー信号を得る形式の光記録再生装置におい
て、レンズシフト検出手段から出力されるレンズシフト
信号を使って、対物レンズのシフトに伴うトラックエラ
ー信号のオフセットを、電気的にキャンセルする事がで
きる。
【0007】また、フォーカスエラー検出手段の構成に
よっては、対物レンズのシフトに伴ってフォーカスエラ
ー信号も若干オフセットを発生する場合があるが、レン
ズシフト信号を使って、フォーカスエラー信号のオフセ
ットをキャンセルする事もできる。
【0008】また、半導体レーザ等の光源から出射され
る光束内の強度分布はガウス分布であり、対物レンズの
シフトに伴って対物レンズを透過する光量即ちスポット
の光パワーが変動するが、レンズシフト信号を使って光
源駆動電流を変化させ、スポットの光パワーの変動を抑
える事もできる。
【0009】また、磁界変調オーバーライト方式の光磁
気方式の記録再生装置においては、対物レンズと磁気記
録ヘッドとの位置ズレが発生すると、記録媒体に集光さ
れたスポットに印可される磁界強度が低下し記録特性が
悪化するが、レンズシフト信号を使って磁気記録ヘッド
駆動電流を変化させ、スポット位置での磁界強度の変動
を抑える事もできる。
【0010】更に、レンズシフト信号を監視しているた
め所定のシフト量を超えるような最悪時にも、記録媒体
に不正確な情報を書き込む恐れが無い。
【0011】なお、以上の作用に必要不可欠であるレン
ズシフト検出手段は、対物レンズの初期位置をゼロ基準
とするように、機械的に調整する事ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の内容を各実施例に基づいて説
明する。
【0013】(実施例1)図1,図2は本発明による実
施例1に関し、図1は光ピックアップを含む光記録再生
装置を示す平面図、図2は側面図を示す。また図3は、
光ピックアップ及び信号演算方法を含む、実施例1の光
記録再生装置を示すブロック図である。図中、10は記
録媒体であり光磁気ディスクを想定している。11は記
録媒体10を回転するスピンドルモータ、12は光ピッ
クアップ30を搭載するキャリッジ、13はキャリッジ
12を移送(スレッド送り)するスレッドモータ、14
はキャリッジ12に結合されたアーム、15はアーム1
4に結合された磁気記録ヘッドである。磁気記録ヘッド
15は情報の再生には関与せず、記録時に高速で反転す
る記録磁界を発生して、いわゆる磁界変調オーバーライ
トを行うためのものである。
【0014】光ピックアップ30は、対物レンズ20を
保持するレンズホルダ31、レンズホルダ31を直交2
方向(図2のF方向及びT方向)に駆動するアクチュエ
ータ32、光ヘッド40、レンズシフト検出手段140
により構成される。光ヘッド40は、半導体レーザによ
る光源41、コリメータレンズ43、光源41とコリメ
ータレンズ43の間に置かれたホログラム素子42、光
源の隣りに置かれたフォトダイオード群44から構成さ
れる。光源41から出射された発散光46fはホログラ
ム素子42を透過し、コリメータレンズ43で平行光4
7fに変換され、ミラー45で反射された後に対物レン
ズ20によって集束光48fに変換され、記録媒体10
にスポット49を形成する。
【0015】記録媒体10で反射された光48rは、対
物レンズ20で集められて再び平行光47rに変換さ
れ、ミラー45で反射された後にコリメータレンズ43
で集束され、戻り光46rに変換される。戻り光46r
は、ホログラム素子42を透過する際に複数の光束群4
9に分光されて、多分割されたフォトダイオード群44
に入射する。ホログラム素子42の機能は本出願人によ
る先願の明細書に開示されており、ここでは詳細に図示
しないが、ホログラム素子42表面は図4に示すように
領域42aと42bに2分割されており、それぞれの領
域42a,42bには異なるパターンで曲線状の不均一
な微小ピッチ(数μm)の溝が多数形成されている。
【0016】対物レンズ20で集められた記録媒体10
からの反射光48rには記録媒体10のトラック溝(微
細であるため非図示)で回折された+/−1次光成分が
含まれており、ホログラム素子42表面でトラック溝方
向に対して左右に2分割された領域42a,42bのそ
れぞれは、+1次光または−1次光成分で変調された領
域に対応するように位置設定されている。領域42a,
42bを通過した戻り光46rはそれぞれ異方向に分光
されるため、フォトダイオード群44で受光して変換さ
れた個別の信号のうち適当な信号を選択して、図3に示
すようにトラックエラー検出手段110で差動を取るこ
とにより、プッシュプル法によるトラックエラー信号1
11が生成される。なおトラックエラー検出手段110
は、詳細な図示はしないが、I−V変換(電流−電圧変
換)アンプと差動アンプから構成される。
【0017】ホログラム素子42表面の溝パターンは、
複数の光束群49に分光すると共にに、それぞれの光束
群49に顕著な非点収差を発生するようにパターン設計
されており、対物レンズ20の合焦ズレに対応して、フ
ォトダイオード群44上での受光スポットの形状が変化
する。この受光スポット形状の変化をフォトダイオード
群44で信号として変換し、個別の信号のうち適当な信
号を選択して、図3に示すようにフォーカスエラー検出
手段120で差動を取ることにより、非点収差法による
フォーカスエラー信号121が生成される。(詳細は非
図示)また全和信号検出手段130は、上記のフォトダ
イオード群44で検出した個別の信号の全部または一部
の和を取って、全和信号131を生成する。この全和信
号131は、記録媒体10の反射光量に比例した信号と
なる。
【0018】次に、対物レンズ20のキャリッジ12に
対するシフトについて説明する。対物レンズ20を搭載
するレンズホルダ31は、キャリッジ12に対して記録
媒体10と接近・離反するフォーカシング方向(F方
向)に+/−約0.7mm、記録媒体の半径方向即ちト
ラッキング方向(T方向)に+/−約0.5mm動ける
ように、支持バネ33によって可動自在に支持されてい
る。レンズホルダ31は、アクチュエータ32よってこ
れら直交2方向に駆動され、前述のフォーカスエラー信
号121及びトラックエラー信号111に基づき、サー
ボ制御される。この時、記録媒体10の偏心に伴って、
トラッキング方向にレンズホルダ31即ち対物レンズ2
0が変位(シフト)するが、記録媒体10の回転周波数
即ち偏心周波数は数Hz〜数10Hzと高速であり、一
方キャリッジ12の送り(スレッド)動作の周波数帯域
は高々1Hzと緩やかである。従って、トラッキングサ
ーボ時には、記録媒体10のトラック溝(非図示)に対
して専ら対物レンズ20のみが追随し、トラック溝の偏
心により対物レンズ20がキャリッジ12に対してシフ
トする。このシフト量は、記録媒体10のトラック溝の
偏心やスピンドルモータ11へのチャッキング時のガ
タ、そしてキャリッジ12のスレッド送り精度の誤差等
を含めると、+/−約0.25mmに達する。
【0019】一般に対物レンズ20が入射光束(本実施
例では、平行光47f)に対してシフトすると、そのシ
フト量Sの5/10000〜1/1000に相当する量
だけ、トラッキングエラー信号111がオフセットす
る。これは、トラッキングエラー信号をプッシュプル法
で生成しているためであり、本実施例に照らして説明す
ると、+/−1次回折光で変調された反射光48r,平
行光47r,戻り光46rは、ホログラム素子42表面
でトラック溝方向に対して左右に2分割された領域42
a,42bに入射して2分割され、それぞれの領域42
a,42bを通過する光量の差動がトラックエラー信号
111となる。ここで図4において、領域42a,42
bに均等に戻り光46rが入射する時は、回折光以外の
純粋な反射光成分即ちDC成分は相殺されてオフセット
がゼロとなり、AC成分である+/−1次回折光の差動
のみが検出される。ところが上述のような対物レンズ2
0のシフトが発生すると、ホログラム素子42に対して
入射する記録媒体10からの戻り光46rが図2のX方
向にシフトし、領域42a,42bに入射して透過する
光量が不均一となり、オフセット(図5におけるD)が
発生する。このようなオフセットが発生すると、対物レ
ンズ20で記録媒体10に形成されたスポット49がト
ラック溝上にあっても、トラッキングエラー信号111
は位置ズレを発生しているものとして嘘を付く事になる
ため、正確なトラッキングサーボが出来なくなり、記録
再生特性を悪化させる。本実施例では、対物レンズ20
が0.25mmシフトした時には、トラックエラー信号
111が約0.15μmのトラックズレ(オフトラッ
ク)に相当するオフセットを発生する。一方許容される
オフトラック量は、トラック溝のピッチを1.6μmと
して高々0.1μmであるため、上記のオフセットは全
く許容できない。前述のように従来は、2段サーボ系を
用いてこのようなオフセットの発生を抑止していた。
【0020】本実施例では、かかるオフセットの発生を
電気的な手法により抑止しているのが特徴的である。図
3で、レンズシフト検出手段140からはレンズシフト
検出回路176を介して、レンズホルダ31のトラッキ
ング方向のシフト量に応じてリニアに変化するレンズシ
フト信号141が出力される。シフト量Sとレンズシフ
ト信号141との関係は、図7に示すように+/−0.
5mmのシフト範囲に対してリニアリティを確保されて
いる。一方、対物レンズのシフト量Sとトラックエラー
信号111のオフセット(図5のD)との関係は、図6
に示すように、+/−0.4mmのシフト範囲に対して
ほぼリニアとみなせる。従って基本的には、レンズシフ
ト信号141を適当なゲインでゲイン調整し、これをト
ラックエラー信号111から引き算すれば、オフセット
Dがキャンセルされる事になる。ここで留意すべき事項
は、光記録再生装置の動作モードや記録媒体10の特性
によって、反射光48rの光量が大きく変化する事であ
る。すなわち、光記録再生装置が記録状態か再生状態か
で光源41の発光量は約5倍の違いがあり、この光量変
化は即ちトラックエラー信号111及びオフセットDの
振幅変化となる。また、記録媒体10の種類によっても
トラックエラー信号111及びオフセットDの振幅が変
化する。例えば、再生専用(CD−ROM等)や追記型
(CD−WO等)の媒体では反射率が70%以上である
のに対し、光磁気方式の書換型の媒体(CD−MO等)
では反射率は20%程度である。ゆえに本実施例のよう
に、CD−ROMやCD−WOやCD−MOなど数種類
の記録媒体10に対応する事を念頭に置く光記録再生装
置では、記録媒体10の種類によってもトラックエラー
信号111の振幅が4倍弱変化する事になる。従って、
このように光源41の発光量や記録媒体10の種類が変
わっても、対物レンズ20のシフトによるトラックエラ
ー信号111のオフセットが安定して抑止される必要が
ある。
【0021】本実施例では、前述のように全和信号13
1が全和信号検出手段130から出力しており、この全
和信号131は記録媒体10からの反射光量に比例した
信号である。図3において、ゲイン調整回路A150は
いわゆるアナログ乗算回路であり、全和信号131のレ
ベルに比例して、回路ゲインを変化するよう構成されて
いる。いま、一定の反射光量すなわち同一記録媒体かつ
同一発光量のもとで、ゲイン調整回路A150のゲイン
を適正化すれば、減算回路160でトラックエラー信号
111から補正レンズシフト信号142を減算してでき
た補正トラックエラー112は、対物レンズ20のシフ
トに伴うオフセットをキャンセルされた信号となる。こ
こで、補正レンズシフト信号142は全和信号131即
ち記録媒体10の反射光量に比例した振幅の信号であ
り、一方トラックエラー信号111も記録媒体10の反
射光量に比例した振幅であるため、減算回路160を経
過した補正トラックエラー信号112は、記録媒体10
の反射光量が変わっても、振幅レベルは変化するもの
の、オフセットはキャンセルされた状態を保つ。
【0022】すなわち、本発明によって対物レンズ20
のシフトに起因するトラックエラー信号111のオフセ
ットを純電気的方法によって抑止でき、2段サーボ機構
のように機構的に複雑で耐久的に不安定な要因を排除で
きる。また、記録媒体10の種類を問わず、光源41の
発光量が変わっても安定してオフセットを抑止できる。
【0023】以上の説明は、プッシュプル法によるトラ
ックエラー信号検出にまつわるオフセットの抑止作用を
述べた。ところで本実施例では、フォーカスエラー信号
の検出に、前述のようにホログラム素子42で発生させ
た非点収差を利用している。図4で示したホログラム素
子42の回折溝パターンは、入射する収束光に非点収差
を含ませるために不均一ピッチの曲線群であるため、ホ
ログラム素子42に対して入射する戻り光46rがシフ
トすると、フォトダイオード群44上のスポット形状も
変化する。すると、フォーカスエラー検出手段120で
生成されるフォーカスエラー信号121に若干のオフセ
ットが発生する。このフォーカスエラー信号121のオ
フセットは、前述のトラックエラー信号111に発生す
るオフセットとは異なり、サーボ特性に致命的な弊害を
与えるようなレベルではないが、装置の信頼性向上の観
点から、やはり抑止する事が望ましい。本実施例では図
4に示すように、減算回路161によって、フォーカス
エラー信号121から補正レンズシフト信号143を引
き算し、フォーカスエラー信号に発生するオフセットを
キャンセルさせている。なお、図中では省略している
が、トラックエラー信号111のオフセットをキャンセ
ルするための減算回路160に入力する補正レンズシフ
ト信号142と減算回路161に入力する補正レンズシ
フト信号のゲインは、トラックエラー信号111とフォ
ーカスエラー信号121におけるオフセットの発生具合
に応じて、ゲインを変えている。
【0024】次に、本実施例の光ピックアップ30にお
けるレンズシフト検出手段140の具体的な構造を、図
8を用いて説明する。対物レンズ20を搭載するレンズ
ホルダ31には、板状に突出した遮光体172が形成さ
れている。光ピックアップ30の底部には、LED(発
光ダイオード)である発光体171が保持され、上方に
向かって略平行な光束173を発光する。遮光体172
を挟んで発光体171の反対側には、アクチュエータ3
2を覆っているカバー50の内面に2分割フォトダイオ
ードである受光素子174が固着されている。カバー5
0はキャリッジ12に対し若干量移動自在に保持されて
いる。レンズホルダ31は、図2のF方向(フォーカシ
ング方向)及びT方向(トラッキング方向)の2方向に
アクチュエータ32によって駆動されるが、F方向に移
動しても図8に示す受光素子174上の射影像175は
変化せず、T方向に移動(シフト)した時のみ、遮光体
172による射影像175がT方向に移動する。この
時、受光素子144の2分割パターンのそれぞれで受光
する光量が不均一となり、2分割パターンの出力信号の
差動を取ると、レンズホルダ31のシフト量に比例した
レンズシフト信号141が得られる。
【0025】なお、発光体171と受光素子174との
上下位置関係は図8の構成に限らず、発光体171を上
方に、受光素子174を下方に置いても良い。但し、遮
光体172は極力受光素子174に接近させて配置する
のが望ましい。これは、遮光体172の端面で回折して
回り込む光の影響を少なくし、受光素子174上での射
影像175を鮮明にして、レンズシフト検出手段140
の検出精度を向上するためである。
【0026】ここでレンズシフト検出手段140にまつ
わる回路構成を説明する。図8において受光素子174
のそれぞれ2分割パターンが発生する微弱な電流は、I
−V変換(電流−電圧変換)回路177で電圧に変換さ
れ、差動回路178で差動を取るとレンズシフト信号1
41が生成される。なお前述の図3におけるレンズシフ
ト検出回路176は、図8のI−V変換回路177と作
動回路178に対応している。また、加算回路179で
全和をとって、これを発光体駆動回路180に入力し、
発光体171を点灯させる。発光体171,受光素子1
74,加算回路179、発光体駆動回路180で構成さ
れる系は、いわゆるAPC(自動パワー制御)系を成
し、発光体の耐久的な特性変化があっても、常時安定し
た発光量を得る事ができる。なお、図8に示した回路系
の周波数帯域は1kHz程度に設定している。
【0027】レンズシフト信号141は、前述のトラッ
クエラー信号111やフォーカスエラー信号121のオ
フセットを抑止するために必要な信号であるが、正確に
オフセットを抑止するためには、対物レンズ20の初期
位置でレンズシフト信号141自体にオフセットが無い
事が必要である。このレンズシフト信号のオフセット
は、主として発光体171,遮光体172,受光素子1
74の機械的取付精度によって発生するため、機械的な
位置調整でオフセット調整即ちゼロ点調整するのが望ま
しい。本実施例では、受光素子174を保持するカバー
50の取付位置を調整する事で、ゼロ点調整が可能とな
っている。対物レンズ20がシフトしない状態(初期位
置)で、レンズシフト信号141の電位がゼロになるよ
うにカバー50を位置出しして、接着剤等で固定すれば
調整が完了する。
【0028】(実施例2)図9は本発明の光記録再生装
置における他の実施例を示す図であり、前述の実施例1
とは異なる信号演算方法を示す。この実施例では、レン
ズシフト信号141を全和信号131でゲイン調整せ
ず、トラックエラー信号111とフォーカスエラー信号
121をゲイン調整しているのが特徴的である。
【0029】図9において、ゲイン調整回路B250,
251はいわゆるアナログ割算回路であり、全和信号1
31のレベルに反比例して、回路ゲインを変化するよう
構成されている。即ち、トラックエラー信号211,フ
ォーカスエラー信号221は、ゲイン調整回路B25
0,251によって正規化され、全和信号131即ち記
録媒体の反射光量に影響されない正規化トラックエラー
信号212及び正規化フォーカスエラー信号222が生
成される。減算回路260で正規化トラックエラー信号
212からレンズシフト信号141を減算してできた補
正トラックエラー信号213は、対物レンズ20のシフ
トに伴うオフセットをキャンセルされた信号となる。ま
た同様に、減算回路261で正規化フォーカスエラー信
号222からレンズシフト信号141を減算してできた
補正フォーカスエラー信号223も、対物レンズ20の
シフトに伴うオフセットをキャンセルされた信号とな
る。
【0030】この実施例2では、前述の実施例1に比べ
て、ゲイン調整にまつわる回路構成が一見複雑化するも
のの、実施例1でも補正トラックエラー信号112や補
正フォーカスエラー信号122そのままでサーボ系に入
力すると、記録媒体10からの反射光量の変化によって
サーボゲインも変わってしまうため、図示はしなかった
が、後段側に別のゲイン調整回路が必要になる。従っ
て、光記録再生装置の回路構成全体で見れば、実施例2
の信号演算方法の方が簡素となる。
【0031】(実施例3)図10は、本発明の光記録再
生装置における更に他の実施例を示す図であり、レンズ
シフト信号141を監視する方法に関する。実施例1の
図8で説明したのと同様の方法により得られたレンズシ
フト信号141を、監視回路310に入力する。監視回
路310はいわゆるウィンドーコンパレータであり、予
め設定した+/−のレベルWの範囲内にレンズシフト信
号141がある時と、レベルWの範囲外にある時とで、
異なる2値のレンズシフト監視信号311を出力する。
本実施例では、レベルWを対物レンズ20が+/−約
0.3mmシフトした時のレンズシフト信号141のレ
ベルに設定している。これは、本実施例の光記録再生装
置が、磁界変調オーバーライト式の光磁気ディスク装置
を前提としており、高速磁界反転を要するために磁気記
録ヘッド15を小型化せざるを得ず、磁気記録ヘッド1
5の有効磁界範囲が半径約0.3mmと小さくなってい
るからである。例えば、実施例1で述べたキャリッジ1
2の送り(スレッド送り)動作が不調をきたし対物レン
ズ20のシフト量がこの有効磁界範囲を越えたような非
常時には、記録媒体10に対物レンズ20で形成された
スポット49に加わる磁界が不足し、正常な情報の書き
込みが阻害される場合がある。本実施例では、レンズシ
フト監視信号311を生成しており、この信号を光記録
再生装置の制御を司るCPU(中央演算装置、非図示)
で監視して、非常時には光源41や磁気記録ヘッド15
の駆動を即座に停止すれば、誤った情報を書き込む恐れ
が無くなる。
【0032】なお、この実施例においては、前述の実施
例1,実施例2のように対物レンズ20が光源41即ち
光ヘッド40と別対で駆動される形式に限らず、小型の
光ヘッド40をレンズホルダ31に組み込んで、一体で
駆動するような形式の光ピックアップであっても良い。
【0033】(実施例4)次に、実施例4について説明
する。この実施例はレンズシフト信号を用いて、光源4
1や磁気記録ヘッド15の駆動電流を変化させる実施例
である。
【0034】一般に半導体レーザ等の光源41から出射
される光束内の強度分布はガウス分布であり、対物レン
ズ20のシフトに伴って対物レンズ20を透過する光量
即ちスポットの光パワーが変動する。また前述の実施例
3で述べたように、磁気記録ヘッド15の有効磁界範囲
は約0.3mmであるが、この範囲内であっても磁界強
度の分布は一様では無く、磁気記録ヘッド15の中心か
ら遠ざかるにつれ磁界強度が低下する。
【0035】本実施例では、図11に示すようにレンズ
シフト信号141を絶対値回路410に入力して、対物
レンズ20のシフト量の絶対値に比例する絶対値信号4
11を生成し、これを光源41の駆動電流を規定する駆
動電流制御回路L420に加算入力する。よって、対物
レンズ20のシフトが発生しても、光源41の駆動電流
を増加させて発光量を増やす事ができ、回路常数を適正
化すれば対物レンズ20がシフトしても、対物レンズ2
0を透過して記録媒体10に出射する光パワーが殆ど変
動しないようにできる。
【0036】一方、上記の絶対値信号411は、磁気記
録ヘッド15を駆動する駆動電流制御回路H430にも
作用して、この回路ゲインを変化させる。すると、対物
レンズ20がシフトしてスポット49が磁気記録ヘッド
15の中心から遠ざかっても磁界強度を増加する事がで
き、回路常数を適正化すれば対物レンズ20がシフトし
ても、スポット49位置における磁界強度が殆ど変動し
ないようにできる。
【0037】(実施例5)最後の実施例は、本発明の光
ピックアップに関し、前述の実施例1以外のレンズシフ
ト検出手段を示すものである。図12におけるビームス
プリッタ545は、実施例1のミラー45(図1参照)
と異なり、入射する平行光47fの一部を透過し、次の
ミラー546で反射して上方に平行光573として出射
する。この平行光573はレンズホルダ31に形成され
た遮光体572で一部蹴られ、その射影像575を受光
素子574で受光する。
【0038】従って、本実施例における平行光573
は、実施例1(図8参照)における発光体171から出
射された略平行な光束173に置き換わったものであ
り、実施例1で説明した原理によってレンズシフト信号
141が生成される。この実施例では、レンズシフト検
出手段のための専用の発光体が不要となり、光ピックア
ップ530の構成を簡素化できる点が特徴的である。
【0039】最後に補足すると、前述の実施例1や実施
例2で用いたゲイン調整回路A150やゲイン調整回路
B250,251は、アナログ乗算回路またはアナログ
割算回路を使っていたが、同様な機能の回路であれば代
替可能である。例えば全和信号131をA/D変換して
CPU(非図示)に入力し、そのレベルに応じて回路ゲ
インを多段階に切り換える方法も適用可能であり、本発
明の主旨を逸脱するものでは無い。
【0040】また、光ピックアップ30,530に用い
たレンズシフト検出手段は、遮光体172,572を使
ったいわゆる透過光型の検出方法となっていたが、別の
方法、例えば反射光型の検出手段または磁気センサ等を
用いても、本発明の信号演算方法は適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ッシュプル法でトラックエラー信号を得る形式の光記録
再生装置において、2段サーボ系のような複雑かつ高コ
ストな機構及び制御回路を用いる事なく、レンズシフト
検出手段から出力されるレンズシフト信号を使ってトラ
ックエラー信号のオフセットをキャンセルする事ができ
るため、トラッキングサーボを安定化する事ができる。
これは簡便な電気的手法であり、機構的な動作不良や耐
久劣化等の問題からも回避される。
【0042】また、全和信号によるゲイン調整回路を設
けているため、記録媒体の種類や光源の発光量の変化に
関わらず、安定してトラックエラー信号のオフセットを
キャンセルする事ができる。
【0043】また、このレンズシフト信号を使ってフォ
ーカスエラー信号のオフセットをキャンセルしたり、対
物レンズ出射光量の変動を抑たり、磁気記録ヘッドの発
生磁界を意図的に変える事もできるため、フォーカシン
グサーボや記録動作の安定性が向上する。
【0044】更に、磁界変調オーバーライト方式の光磁
気方式の記録再生装置においては、対物レンズと磁気記
録ヘッドとの位置ズレもレンズシフト信号で監視できる
ため、最悪時にも記録媒体に不正確な情報を書き込む恐
れが無く、記録動作の信頼性が向上する。
【0045】なお、本発明に用いるレンズシフト検出手
段は簡便な構造であり低コストで実現可能であると共
に、ゼロ点調整も容易である。
【0046】よって、光記録再生装置の動作安定化と信
頼性向上、そして一層の市場普及を図るうえで、本発明
の意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に関し、光ピックアップを
含む光記録再生装置を示す平面図である。
【図2】 本発明の実施例1に関し、光ピックアップを
含む光記録再生装置を示す側面図である。
【図3】 本発明の実施例1に関し、光ピックアップ及
び信号演算方法を含む光記録再生装置に関するブロック
図である。
【図4】 本発明の実施例1に関し、ホログラム素子4
2を示す正面図である。
【図5】 本発明の実施例1に関し、トラックエラー信
号のオフセットを示す図である。
【図6】 本発明の実施例1に関し、対物レンズのシフ
ト量Sとトラックエラー信号のオフセットDの関係を示
すグラフである。
【図7】 本発明の実施例1に関し、対物レンズのシフ
ト量Sとレンズシフト信号との関係を示すグラフであ
る。
【図8】 本発明の実施例1の光ピックアップにおける
レンズシフト検出手段の構造と関係する回路構成を示し
たブロック図である。
【図9】 本発明の実施例2を示し、他の信号演算方法
を説明するブロック図である。
【図10】 本発明の実施例3を示し、レンズシフト信
号を監視する方法を説明するブロック図である。
【図11】 本発明の実施例4を示し、駆動電流制御回
路L,駆動電流制御回路Hの周辺を説明するブロック図
である。
【図12】 本発明の実施例5を示し、他のレンズシフ
ト検出手段を含む光ピックアップの構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
10 記録媒体 12 キャリッジ 15 磁気記録ヘッド 20 対物レンズ 30 光ピックアップ 31 レンズホルダ 32 アクチュエータ 40 光ヘッド 41 光源 42 ホログラム素子 43 コリメータレンズ 44 フォトダイオード群 49 スポット 110 トラックエラー検出手段 111 トラックエラー信号 112,213 補正トラックエラー信号 120 フォーカスエラー検出手段 121 フォーカスエラー信号 122,223 補正フォーカスエラー信号 130 全和信号検出手段 131 全和信号 140 レンズシフト検出手段 141 レンズシフト信号 142.143 補正レンズシフト信号 150 ゲイン調整回路A 160,161,260,261 減算回路 171 発光体 172 遮光体 174 受光素子 212 正規化トラックエラー信号 222 正規化フォーカスエラー信号 250,251 ゲイン調整回路B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体レーザ等の光源と、(b)
    キャリッジ上に搭載され、前記光源とは別体で対物レン
    ズを駆動するアクチュエータと、(c)前記対物レンズ
    の前記キャリッジに対するトラッキング方向の変位(以
    下、シフトと称す)を、レンズシフト信号として検出す
    るレンズシフト検出手段と、(d)前記光源からの光束
    を前記対物レンズで集光して形成されたスポットと記録
    媒体のトラック溝との位置誤差を、該トラック溝からの
    回折光の遠視野像の変化(以下、プッシュプル法と称
    す)によって、トラックエラー信号として検出するトラ
    ックエラー検出手段と、(e)前記スポットと前記記録
    媒体の焦点誤差を、フォーカスエラー信号として検出す
    るフォーカスエラー検出手段と、を備え、(f)前記レ
    ンズシフト信号に応じて、前記トラックエラー信号,及
    び/または,フォーカスエラー信号のオフセットを変化
    させるよう構成した事を特徴とする光記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光記録再生装置におい
    て、(a)記録媒体からの反射光量を検出して生成され
    た全和信号に略比例して、レンズシフト信号をゲイン調
    整するゲイン調整回路Aと、(b)トラックエラー信
    号,及び/または,フォーカスエラー信号から、前記ゲ
    イン調整回路Aを経過したレンズシフト信号を減算する
    減算回路と、を有する事を特徴とする信号演算方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光記録再生装置におい
    て、(a)記録媒体からの反射光量を検出して生成され
    た全和信号に略反比例して、トラックエラー信号,及び
    /または,フォーカスエラー信号をゲイン調整するゲイ
    ン調整回路Bと、(a)該ゲイン調整回路Bを経過した
    前記の各エラー信号から、レンズシフト信号を減算する
    減算回路と、を有する事を特徴とする信号演算方法。
  4. 【請求項4】 (a)対物レンズを駆動しキャリッジ上
    に搭載されたアクチュエータと、(b)前記対物レンズ
    のシフト量を、レンズシフト信号として検出するレンズ
    シフト検出手段と、(c)記録媒体を挟んで前記対物レ
    ンズと対向するよう、前記キャリッジに連結された磁気
    記録ヘッドと、(d)前記レンズシフト信号を監視し
    て、前記対物レンズが所定のシフト量を超えた事を検出
    する、ウィンドーコンパレータ等から成る監視回路と、
    を備えた事を特徴とする光記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記対物レンズのシフト量が約0.3m
    mに達した時点の前記レンズシフト信号レベルをもっ
    て、前記光源もしくは前記磁気記録ヘッドの駆動を停止
    するよう構成された事を特徴とする、請求項4記載の光
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】 (a)半導体レーザ等の光源と、(b)
    キャリッジ上に搭載され、前記光源とは別体で対物レン
    ズを駆動するアクチュエータと、(c)前記対物レンズ
    のシフト量を、レンズシフト信号として検出するレンズ
    シフト検出手段と、(d)前記レンズシフト信号に応じ
    て前記光源の駆動電流を変化させる駆動電流制御回路L
    と、を備えた事を特徴とする光記録再生装置。
  7. 【請求項7】 (a)対物レンズを駆動しキャリッジ上
    に搭載されたアクチュエータと、(b)前記対物レンズ
    のシフト量を、レンズシフト信号として検出するレンズ
    シフト検出手段と、(c)記録媒体を挟んで前記対物レ
    ンズと対向するよう、前記キャリッジに連結された磁気
    記録ヘッドと、(d)前記レンズシフト信号に応じて前
    記磁気記録ヘッドの駆動電流を変化させる駆動電流制御
    回路Hと、を備えた事を特徴とする光記録再生装置。
  8. 【請求項8】 対物レンズを駆動しキャリッジ上に搭載
    されたアクチュエータと、前記対物レンズのシフト量を
    検出するレンズシフト検出手段とを備え、 該レンズシフト検出手段が、(a)前記キャリッジ上に
    搭載された発光体と、(b)前記アクチュエータの可動
    体を成すレンズホルダに形成または固着された遮光体
    と、(c)前記キャリッジ上に搭載され、前記発光体の
    出射光束に於ける前記遮光体の射影像の変化を検出する
    受光素子と、から構成された事を特徴とする光ピックア
    ップ。
  9. 【請求項9】 前記発光体または前記受光素子が、前記
    キャリッジ上にて位置調整自在に保持または固着された
    事を特徴とする、請求項8記載の光ピックアップ。
  10. 【請求項10】 前記発光体を前記対物レンズ入射光の
    光源と兼用とし、該光源から出射された光束の一部を、
    前記遮光体を介して前記受光素子に入射するよう構成し
    た事を特徴とする、請求項8記載の光ピックアップ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013101740A (ja) * 2011-10-17 2013-05-23 Panasonic Corp 光ピックアップおよび光記録再生装置
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