JPH0644570Y2 - 管の溝付け用治具 - Google Patents
管の溝付け用治具Info
- Publication number
- JPH0644570Y2 JPH0644570Y2 JP1988167140U JP16714088U JPH0644570Y2 JP H0644570 Y2 JPH0644570 Y2 JP H0644570Y2 JP 1988167140 U JP1988167140 U JP 1988167140U JP 16714088 U JP16714088 U JP 16714088U JP H0644570 Y2 JPH0644570 Y2 JP H0644570Y2
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- Japan
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- jig body
- tube
- jig
- grooving
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば給水、給湯管などのように、ステンレ
ス鋼管などからなる金属管の所定箇所に継手係止用の環
状溝を形成するために適用される管の溝付け用治具に関
するものである。
ス鋼管などからなる金属管の所定箇所に継手係止用の環
状溝を形成するために適用される管の溝付け用治具に関
するものである。
[従来の技術] 例えば、給水、給湯用配管現場などでは、継手を用いて
接続される金属管を所定長さに切断して使用する場合が
あり、この際、差し込み継手の抜止め用のロックリング
に係合される環状溝を管外周面の所定箇所に形成した
り、上記継手に対する管の適正な差し込み量をわかり易
くするために、管外周面の所定箇所にインクなどの着色
塗料を用いてマーキングを施すことが知られている。
接続される金属管を所定長さに切断して使用する場合が
あり、この際、差し込み継手の抜止め用のロックリング
に係合される環状溝を管外周面の所定箇所に形成した
り、上記継手に対する管の適正な差し込み量をわかり易
くするために、管外周面の所定箇所にインクなどの着色
塗料を用いてマーキングを施すことが知られている。
第4図は、その一例であって、例えばステンレス製の差
し込み継手1に対して所定長さに切断された管2を、そ
の外周面に施されたマーキング用標線3を目印として所
定量だけ差し込んだ接合状態を示しており、上記継手1
側の抜止め用ロックリング4が差し込み継手1のテーパ
面5を介して押圧されて管2の外周面に形成された環状
溝6に喰い込み、これによって、管2が抜止め用ロック
リング4によって差し込み継手1に対して確実に抜止め
されている。なお、第4図において、7は漏洩防止用の
環状パッキンである。
し込み継手1に対して所定長さに切断された管2を、そ
の外周面に施されたマーキング用標線3を目印として所
定量だけ差し込んだ接合状態を示しており、上記継手1
側の抜止め用ロックリング4が差し込み継手1のテーパ
面5を介して押圧されて管2の外周面に形成された環状
溝6に喰い込み、これによって、管2が抜止め用ロック
リング4によって差し込み継手1に対して確実に抜止め
されている。なお、第4図において、7は漏洩防止用の
環状パッキンである。
上記のような接合に際して必要な環状溝6を形成するに
あたって、従来では、例えば特開昭55−90217号公報な
どで開示されているように、治具本体の先端部に管切断
用回転刃と溝付け用ローラとを管軸線方向に所定間隔を
隔てて同軸状に支持させるとともに、これら管切断用回
転刃および溝付け用ローラに対してほぼ径方向で対向す
る箇所に受けローラを配置してなる治具が使用されてい
た。
あたって、従来では、例えば特開昭55−90217号公報な
どで開示されているように、治具本体の先端部に管切断
用回転刃と溝付け用ローラとを管軸線方向に所定間隔を
隔てて同軸状に支持させるとともに、これら管切断用回
転刃および溝付け用ローラに対してほぼ径方向で対向す
る箇所に受けローラを配置してなる治具が使用されてい
た。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような構成の治具においては、一般的に、管切断
用回転刃および溝付け用ローラの軸孔と支軸との間に両
者が無理なく相対回転できるようにするために、若干の
隙間が設けられているのが普通であり、そのために、管
切断用回転刃および溝付け用ローラを管に対して強く押
し付けた際に、それら回転刃および溝付け用ローラに振
れを生じやすく、この状態で治具を管の周りで回転運動
させていくと、溝付け用ローラによって管の外周面に形
成される溝の始端部と終端部とが横ずれして合致せず、
螺旋状の溝が形成されてしまう恐れがあった。
用回転刃および溝付け用ローラの軸孔と支軸との間に両
者が無理なく相対回転できるようにするために、若干の
隙間が設けられているのが普通であり、そのために、管
切断用回転刃および溝付け用ローラを管に対して強く押
し付けた際に、それら回転刃および溝付け用ローラに振
れを生じやすく、この状態で治具を管の周りで回転運動
させていくと、溝付け用ローラによって管の外周面に形
成される溝の始端部と終端部とが横ずれして合致せず、
螺旋状の溝が形成されてしまう恐れがあった。
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、支軸との
間に若干の隙間が設けられていても、溝付け用ローラの
振れにともなう横ずれの発生をなくして、管の外周面の
所定箇所に確実に適正な環状溝を形成することができる
管の溝付け用治具を提供することを目的としている。
間に若干の隙間が設けられていても、溝付け用ローラの
振れにともなう横ずれの発生をなくして、管の外周面の
所定箇所に確実に適正な環状溝を形成することができる
管の溝付け用治具を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係る管の溝付け用
治具は、管を相対回転可能に受止める複数個の回転ロー
ラが治具本体の中央部を含む面に対して左右対称状で、
かつ同心状に支持されてなる位置決め用ローラユニット
の2つを、治具本体の先端部に固定した支持部材の前後
位置にそれぞれ取付けるとともに、これら位置決め用ロ
ーラユニットに対して上記管の径方向でほぼ対向する箇
所で、かつ上記治具本体の中央部を含む面に対して左右
対称の位置に上記管に圧接されて管との相対回転により
管の外周面に環状溝を形成する2つの溝付けローラを上
記2つの位置決め用ローラユニットにおける両側の回転
ローラに対応させ、かつ同軸状に配置させて上記治具本
体に保持させたものである。
治具は、管を相対回転可能に受止める複数個の回転ロー
ラが治具本体の中央部を含む面に対して左右対称状で、
かつ同心状に支持されてなる位置決め用ローラユニット
の2つを、治具本体の先端部に固定した支持部材の前後
位置にそれぞれ取付けるとともに、これら位置決め用ロ
ーラユニットに対して上記管の径方向でほぼ対向する箇
所で、かつ上記治具本体の中央部を含む面に対して左右
対称の位置に上記管に圧接されて管との相対回転により
管の外周面に環状溝を形成する2つの溝付けローラを上
記2つの位置決め用ローラユニットにおける両側の回転
ローラに対応させ、かつ同軸状に配置させて上記治具本
体に保持させたものである。
[作用] 本考案によれば、管の径方向でほぼ対向する箇所の一方
側に2つの位置決め用ローラユニットを圧接させるとと
もに、他方側に2つの溝付けローラを上記2つの位置決
め用ローラユニットにおける両側の回転ローラに対応さ
せて圧接させることによって、治具本体と管との相対位
置および相対姿勢を確実に、かつ安定よく規制すること
が可能である。また、上記2つの位置決め用ローラユニ
ットおよび2つの溝付けローラが治具本体に対して該治
具本体の中央部を含む面に対して左右対称状に配置され
ているので、治具本体を持って管のまわりに旋回させる
時に、治具本体に多少の管軸線方向への振れ力が働いた
としても、その振れ力が作用した側の位置決め用ローラ
ユニットとこれに対向する溝付けローラとの拘束力が振
れ力に対抗して、治具本体の管軸線方向への倒れが規制
されるので、溝付けローラを軸方向に振れさせることな
く、管のまわりに旋回移動させて、管の外周面の所定箇
所に確実に適正な環状溝を形成させることが可能であ
る。
側に2つの位置決め用ローラユニットを圧接させるとと
もに、他方側に2つの溝付けローラを上記2つの位置決
め用ローラユニットにおける両側の回転ローラに対応さ
せて圧接させることによって、治具本体と管との相対位
置および相対姿勢を確実に、かつ安定よく規制すること
が可能である。また、上記2つの位置決め用ローラユニ
ットおよび2つの溝付けローラが治具本体に対して該治
具本体の中央部を含む面に対して左右対称状に配置され
ているので、治具本体を持って管のまわりに旋回させる
時に、治具本体に多少の管軸線方向への振れ力が働いた
としても、その振れ力が作用した側の位置決め用ローラ
ユニットとこれに対向する溝付けローラとの拘束力が振
れ力に対抗して、治具本体の管軸線方向への倒れが規制
されるので、溝付けローラを軸方向に振れさせることな
く、管のまわりに旋回移動させて、管の外周面の所定箇
所に確実に適正な環状溝を形成させることが可能であ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例による管の切断及び溝付け用
治具Aの使用状態を示す側面図、第2図は同正面図であ
る。
治具Aの使用状態を示す側面図、第2図は同正面図であ
る。
管切断及び溝付け用用治具Aは、膨らむ部11を有する頑
丈な治具本体10を有し、この治具本体10の先端部にロー
ラ支持部材12が固定され,このローラ支持部材12に合計
6つのローラ13…が回転自在に支持されている。これら
回転ローラ13は、第2図に示すように、3つずつが横に
並べて同心状に支持されて2つの位置決め用ローラユニ
ット13A,13Bを構成しており、この2つの位置決め用ロ
ーラユニット13A,13Bが第1図に示すように、ローラ支
持部材12の前後位置に並べられて取り付けられている。
そして、各位置決め用ローラユニット13A,13Bにおけけ
る3つずつの回転ローラ3…は全て同一径のものに形成
されており、2つの位置決め用ローラユニット13A,13B
間に管2を嵌め込むことにより管2が治具本体10に対し
て相対回転自在に位置決めされる。なお、回転ローラ13
は各位置決め用ローラユニット13A,13Bにおいて必ずし
も3つずつである必要はなく、2つずつ並べられていて
も、4つ以上の複数個が並べられていてもよい。図例の
管切断及び溝付け用治具Aの場合は、治具本体10および
後述する管切断刃17の両側に左右対称状に2つの溝付け
ローラ19,19が振り分け配置され、かつ管切断刃17とそ
の両側の溝付けローラ19,19のそれぞれに位置決め用ロ
ーラユニット13A,13Bにおける3つの回転ローラ13、13
がそれぞれ対応するように配置されており、これによっ
て、管2の位置決め状態を安定させる上で有利である。
丈な治具本体10を有し、この治具本体10の先端部にロー
ラ支持部材12が固定され,このローラ支持部材12に合計
6つのローラ13…が回転自在に支持されている。これら
回転ローラ13は、第2図に示すように、3つずつが横に
並べて同心状に支持されて2つの位置決め用ローラユニ
ット13A,13Bを構成しており、この2つの位置決め用ロ
ーラユニット13A,13Bが第1図に示すように、ローラ支
持部材12の前後位置に並べられて取り付けられている。
そして、各位置決め用ローラユニット13A,13Bにおけけ
る3つずつの回転ローラ3…は全て同一径のものに形成
されており、2つの位置決め用ローラユニット13A,13B
間に管2を嵌め込むことにより管2が治具本体10に対し
て相対回転自在に位置決めされる。なお、回転ローラ13
は各位置決め用ローラユニット13A,13Bにおいて必ずし
も3つずつである必要はなく、2つずつ並べられていて
も、4つ以上の複数個が並べられていてもよい。図例の
管切断及び溝付け用治具Aの場合は、治具本体10および
後述する管切断刃17の両側に左右対称状に2つの溝付け
ローラ19,19が振り分け配置され、かつ管切断刃17とそ
の両側の溝付けローラ19,19のそれぞれに位置決め用ロ
ーラユニット13A,13Bにおける3つの回転ローラ13、13
がそれぞれ対応するように配置されており、これによっ
て、管2の位置決め状態を安定させる上で有利である。
14は押し軸で、上記治具本体10の基端部に設けられたナ
ット体15に貫挿されており、この押し軸14の基端部に設
けられたハンドル16を正または逆方向に回転させること
により、ナット体15と押し軸14とを連結しているねじ機
構(不図示)の作用で治具本体10に対する突出幅または
退入幅を変更することができるようになっている。この
押し軸14の先端部に円板形の管切断刃17が回転自在に支
持されていると共に、押し軸14の先端部から両横に突き
出た四角形断面図の梁部18,18のそれぞれに回転自在な
溝付けローラ19,19を備えたローラユニット20が取り付
けられている。具体的に説明すると、ローラユニット20
は梁部18にスライド自在に嵌まり合う角孔21と止めねじ
22を有しており、ローラユニット20の角孔21を上記梁部
18に嵌め込んで止めねじ22を締め付けることにより梁部
18に固定されている。そして、管切断刃17とそれぞれの
溝付けローラ19,19とは上記ローラ13…により位置決め
された管2の軸心方向に所定間隔a1,a2を隔てており、
それぞれの溝付けローラ19,19と管切断刃17との対向間
隔a1,a2は各ローラユニット20,20の止めねじ22,22を緩
めて各ローラユニット20,20を管切断刃17に対して遠近
方向に移動させることにより増減調節される。
ット体15に貫挿されており、この押し軸14の基端部に設
けられたハンドル16を正または逆方向に回転させること
により、ナット体15と押し軸14とを連結しているねじ機
構(不図示)の作用で治具本体10に対する突出幅または
退入幅を変更することができるようになっている。この
押し軸14の先端部に円板形の管切断刃17が回転自在に支
持されていると共に、押し軸14の先端部から両横に突き
出た四角形断面図の梁部18,18のそれぞれに回転自在な
溝付けローラ19,19を備えたローラユニット20が取り付
けられている。具体的に説明すると、ローラユニット20
は梁部18にスライド自在に嵌まり合う角孔21と止めねじ
22を有しており、ローラユニット20の角孔21を上記梁部
18に嵌め込んで止めねじ22を締め付けることにより梁部
18に固定されている。そして、管切断刃17とそれぞれの
溝付けローラ19,19とは上記ローラ13…により位置決め
された管2の軸心方向に所定間隔a1,a2を隔てており、
それぞれの溝付けローラ19,19と管切断刃17との対向間
隔a1,a2は各ローラユニット20,20の止めねじ22,22を緩
めて各ローラユニット20,20を管切断刃17に対して遠近
方向に移動させることにより増減調節される。
23はマーキング機構で、長孔25を有するブラケット24と
ばね(不図示)によって管2側に付勢されたマーカー26
とを備え、取付ボルト27を上記長孔25に貫挿してローラ
支持部材12の端部に形成されているねじ孔(不図示)に
ねじ込むことによりローラ支持部材12に取り付けられて
いる。この取り付け状態において、上記マーカー26は管
2に接触している。このようなマーキング機構23は左右
それぞれに設けられており、管切断刃17と各マーキング
機構23,23のマーカー26,26との対向間隔b1,b2は取付ボ
ルト27を緩めてマーキング機構23,23を管切断刃17に対
して遠近方向に移動させることにより増減調節される。
ばね(不図示)によって管2側に付勢されたマーカー26
とを備え、取付ボルト27を上記長孔25に貫挿してローラ
支持部材12の端部に形成されているねじ孔(不図示)に
ねじ込むことによりローラ支持部材12に取り付けられて
いる。この取り付け状態において、上記マーカー26は管
2に接触している。このようなマーキング機構23は左右
それぞれに設けられており、管切断刃17と各マーキング
機構23,23のマーカー26,26との対向間隔b1,b2は取付ボ
ルト27を緩めてマーキング機構23,23を管切断刃17に対
して遠近方向に移動させることにより増減調節される。
上記管切断及び溝付け用治具Aにおいて、2つの位置決
め用ローラユニット13A,13Bにおける回転ローラ13…に
より治具本体10に対して管2を位置決めし、ハンドル16
を回転させて押し軸14を突出させ、管切断刃17を上記管
2に喰い込ませて管2の周囲で治具本体10を旋回させる
と共に、押し軸14の突出幅を次第に大きくし管2に対す
る管切断刃17の喰い込み幅を徐々に増大させていくと、
最終的に管2が切断される。
め用ローラユニット13A,13Bにおける回転ローラ13…に
より治具本体10に対して管2を位置決めし、ハンドル16
を回転させて押し軸14を突出させ、管切断刃17を上記管
2に喰い込ませて管2の周囲で治具本体10を旋回させる
と共に、押し軸14の突出幅を次第に大きくし管2に対す
る管切断刃17の喰い込み幅を徐々に増大させていくと、
最終的に管2が切断される。
そして、上記管切断刃17の刃先と溝付けローラ19,19の
周面との間に管2の肉厚寸法よりも短いレベル差αを設
定しておくと、そのレベル差αに相当する寸法だけ管切
断刃17が管2に喰い込んだ時点から切断刃17によって管
2が切断されてしまうまでの間に、上記溝付けローラ1
9,19によって管2の外周面に、第3図に示すような環状
溝6が形成される。こうして形成される環状溝6と管端
2′との間隔は管切断刃17と溝付けローラ19,19との対
向間隔a1,a2によって定まる。
周面との間に管2の肉厚寸法よりも短いレベル差αを設
定しておくと、そのレベル差αに相当する寸法だけ管切
断刃17が管2に喰い込んだ時点から切断刃17によって管
2が切断されてしまうまでの間に、上記溝付けローラ1
9,19によって管2の外周面に、第3図に示すような環状
溝6が形成される。こうして形成される環状溝6と管端
2′との間隔は管切断刃17と溝付けローラ19,19との対
向間隔a1,a2によって定まる。
また、管2の切断中にはマーカー26によるマーキングが
施される。マーキング個所と管端2′との間隔は管切断
刃17とマーカー26との対向し間隔b1,b2によって定ま
る。
施される。マーキング個所と管端2′との間隔は管切断
刃17とマーカー26との対向し間隔b1,b2によって定ま
る。
以上説明した管切断作業と溝付けとマーキングとは一回
の工程で行なわれ、しかも切断によって得られる二本の
管2,2のそれぞれの端部に溝付けとマーキングとが行な
われる。また、溝付け個所やマーキング個所を変えるこ
とも可能である。
の工程で行なわれ、しかも切断によって得られる二本の
管2,2のそれぞれの端部に溝付けとマーキングとが行な
われる。また、溝付け個所やマーキング個所を変えるこ
とも可能である。
また、第3図に示したように、切断された管2の管端
2′はわずかに絞られる。このような絞り部2″が形成
されると、第4図のような差込み継手1に管2を差し込
むときに絞り部2″のガイド作用により管端2′が抜止
めリング4に衝突しにくくなり、管2をスムーズに差し
止める利点がある。
2′はわずかに絞られる。このような絞り部2″が形成
されると、第4図のような差込み継手1に管2を差し込
むときに絞り部2″のガイド作用により管端2′が抜止
めリング4に衝突しにくくなり、管2をスムーズに差し
止める利点がある。
この実施例では、マーキング機構23をローラ支持部材12
を介して押し軸14に取り付けられているものを説明した
が、マーキング機構23を治具本体11に取り付けることも
可能である。また、ローラユニット20の溝付けローラ1
9,19を出退量調節可能にしておくと、管2に形成される
環状溝6の溝深さを変えられる。そのほか、実施例によ
ると、溝付けローラ19,19を管切断刃17よりも突き出し
ておくことにより、管2を切断せずに溝付けを行なうこ
とが可能であり、また、マーカー22を取り外しておけば
溝付けのみが可能になり、押し軸14の突出幅を調節して
溝付けローラ19,19をガイドローラとして作用させれば
マーキングだけを行なうことも可能である。
を介して押し軸14に取り付けられているものを説明した
が、マーキング機構23を治具本体11に取り付けることも
可能である。また、ローラユニット20の溝付けローラ1
9,19を出退量調節可能にしておくと、管2に形成される
環状溝6の溝深さを変えられる。そのほか、実施例によ
ると、溝付けローラ19,19を管切断刃17よりも突き出し
ておくことにより、管2を切断せずに溝付けを行なうこ
とが可能であり、また、マーカー22を取り外しておけば
溝付けのみが可能になり、押し軸14の突出幅を調節して
溝付けローラ19,19をガイドローラとして作用させれば
マーキングだけを行なうことも可能である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、管の径方向でほぼ対向
する箇所の一方側に2つの位置決め用ローラユニット
を、かつ、他方側に2つの溝付けローラを上記2つの位
置決め用ローラユニットにおける両側の回転ローラに対
応させてそれぞれ圧接させることにより、治具本体と管
との相対位置および相対姿勢を確実に、かつ安定よく規
制することができる。また、上記2つの位置決め用ロー
ラユニットおよび2つの溝付けローラが治具本体に対し
て該治具本体の中央部を含む面に対して左右対称状に配
置されているため、治具本体を持って治具全体を管のま
わりに相対旋回させる際に、治具本体に多少の管軸線方
向への振れ力が働いたとしても、その振れ力が作用した
側の位置決め用ローラユニットとこれに対向する溝付け
ローラとの拘束力が振れ力に対抗して、治具本体の管軸
線方向への倒れを規制することが可能で、環状溝の形成
時に溝付けローラが軸方向に横振れすることを防止しつ
つ、管のまわりに旋回移動させることができる。したが
って、管の外周面に螺旋状の溝が形成されることなく、
管の外周面の所定箇所に確実に適正な環状溝を形成する
ことができる。
する箇所の一方側に2つの位置決め用ローラユニット
を、かつ、他方側に2つの溝付けローラを上記2つの位
置決め用ローラユニットにおける両側の回転ローラに対
応させてそれぞれ圧接させることにより、治具本体と管
との相対位置および相対姿勢を確実に、かつ安定よく規
制することができる。また、上記2つの位置決め用ロー
ラユニットおよび2つの溝付けローラが治具本体に対し
て該治具本体の中央部を含む面に対して左右対称状に配
置されているため、治具本体を持って治具全体を管のま
わりに相対旋回させる際に、治具本体に多少の管軸線方
向への振れ力が働いたとしても、その振れ力が作用した
側の位置決め用ローラユニットとこれに対向する溝付け
ローラとの拘束力が振れ力に対抗して、治具本体の管軸
線方向への倒れを規制することが可能で、環状溝の形成
時に溝付けローラが軸方向に横振れすることを防止しつ
つ、管のまわりに旋回移動させることができる。したが
って、管の外周面に螺旋状の溝が形成されることなく、
管の外周面の所定箇所に確実に適正な環状溝を形成する
ことができる。
第1図は本考案の一実施例による管の切断及び溝付け用
治具の使用状態を示す側面図、第2図は同正面図、第3
図は同上治具を用いて切断・溝付け・マーキングが行な
われた管の一部破断側面図、第4図は差し込み継手に管
を接続した状態の一部破断側面図である。 2…管、6…環状溝、10…治具本体、13…回転ローラ、
13A,13B…位置決め用ローラユニット、19…溝付けロー
ラ、A…管切断及び溝付け用治具。
治具の使用状態を示す側面図、第2図は同正面図、第3
図は同上治具を用いて切断・溝付け・マーキングが行な
われた管の一部破断側面図、第4図は差し込み継手に管
を接続した状態の一部破断側面図である。 2…管、6…環状溝、10…治具本体、13…回転ローラ、
13A,13B…位置決め用ローラユニット、19…溝付けロー
ラ、A…管切断及び溝付け用治具。
Claims (1)
- 【請求項1】管を相対回転可能に受止める複数個の回転
ローラが治具本体の中央部を含む面に対して左右対称状
で、かつ同心状に支持されてなる位置決め用ローラユニ
ットの2つを、治具本体の先端部に固定した支持部材の
前後位置にそれぞれ取付けるとともに、これら位置決め
用ローラユニットに対して上記管の径方向でほぼ対向す
る箇所で、かつ上記治具本体の中央部を含む面に対して
左右対称の位置に上記管に圧接されて管との相対回転に
より管の外周面に環状溝を形成する2つの溝付けローラ
を上記2つの位置決め用ローラユニットにおける両側の
回転ローラに対応させ、かつ同軸状に配置させて上記治
具本体に保持していることを特徴とする管の溝付け用治
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167140U JPH0644570Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 管の溝付け用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167140U JPH0644570Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 管の溝付け用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285525U JPH0285525U (ja) | 1990-07-05 |
JPH0644570Y2 true JPH0644570Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31455167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988167140U Expired - Lifetime JPH0644570Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 管の溝付け用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644570Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52139591U (ja) * | 1976-04-19 | 1977-10-22 | ||
GB2038213B (en) * | 1978-12-27 | 1982-09-29 | Formlo Ltd | Making rings from tube stock |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP1988167140U patent/JPH0644570Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0285525U (ja) | 1990-07-05 |
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