JPH0644346U - 電源装置のon/off制御回路 - Google Patents
電源装置のon/off制御回路Info
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- JPH0644346U JPH0644346U JP7866092U JP7866092U JPH0644346U JP H0644346 U JPH0644346 U JP H0644346U JP 7866092 U JP7866092 U JP 7866092U JP 7866092 U JP7866092 U JP 7866092U JP H0644346 U JPH0644346 U JP H0644346U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 3極以上の端子を有する外部電源用プラグを
新たに開発しなくとも、従来からの規格に適合した外部
電源プラグを使用して、AC出力回路のON/OFF制
御を行う電源装置のON/OFF制御回路を提供する。 【構成】 電源トランスの一次巻線に直流電流が流れる
とこれを検出する一次巻線N4、及びこの一次巻線N4
に流れた電流により巻数比に応じて電圧を誘起する二次
巻線N5とから成るカレントトランスCTと、このカレ
ントトランスCTの二次巻線N5に誘起した電圧を整流
平滑して直流電圧を発生させるダイオードD2およびコ
ンデンサC3と,これらによって発生させた電圧が所定
の電位以上であった場合は交流電圧を出力し、また所定
の電位以下であれば交流電圧を出力しないツェナーダイ
オードDZとを備え、入力された交流電力によりAC出
力回路のON/OFF制御回路のON/OFF制御を行
うようにしたものである。
新たに開発しなくとも、従来からの規格に適合した外部
電源プラグを使用して、AC出力回路のON/OFF制
御を行う電源装置のON/OFF制御回路を提供する。 【構成】 電源トランスの一次巻線に直流電流が流れる
とこれを検出する一次巻線N4、及びこの一次巻線N4
に流れた電流により巻数比に応じて電圧を誘起する二次
巻線N5とから成るカレントトランスCTと、このカレ
ントトランスCTの二次巻線N5に誘起した電圧を整流
平滑して直流電圧を発生させるダイオードD2およびコ
ンデンサC3と,これらによって発生させた電圧が所定
の電位以上であった場合は交流電圧を出力し、また所定
の電位以下であれば交流電圧を出力しないツェナーダイ
オードDZとを備え、入力された交流電力によりAC出
力回路のON/OFF制御回路のON/OFF制御を行
うようにしたものである。
Description
【0001】
本考案は、電源装置のAC出力回路のON/OFF制御回路に関するものであ る。
【0002】
図3は従来例を示す電源装置のON/OFF制御回路を示す回路図であり、以 下この図3に基づいて従来例の電源装置のAC出力回路におけるON/OFF制 御回路について説明する。 図において、1はラインフィルタ、2は整流平滑回路、3は制御回路、4はフ ォトカプラ、5は電圧検出回路、6はフォトトライアック、6aはフォトトライ アック6の発光ダイオード部、6bはフォトトライアック6のトライアック部、 R1〜R4は抵抗、C1,C2はコンデンサ、D1は整流ダイオード、Q1はス イッチング素子、T11は電源トランス、TRはトライアック、N1は電源トラ ンスT11の1次巻線、N2は電源トランスT11の2次巻線、N3は電源トラ ンスT11の3次巻線、GはトライアックTRのゲート、T1はトライアックT Rの出力端子、T2はトライアックTRの入力端子、GはトライアックTRのゲ ート端子、RはQ1のベース端子、CはQ1のコレクタ端子、EはQ1のエミッ タ端子、IBはQ1のエミッタ電流、VCEはQ1のエミッタ−コレクタ電圧、 VINはAC入力電圧、V1はDC出力電圧、A1はDC出力電流、VOUTは AC出力電圧、VCNTはAC出力コントロール信号である。
【0003】 このような構成を有する従来の電源装置におけるAC出力回路の本体のスイッ チング電源の動作は広く周知であるので、その詳細な説明は省略する。 次に、上述した従来の構成におけるAC出力回路のON/OFF制御回路の制 御動作を説明すると、まず、AC出力コントロール信号VCNTが印加されると 、抵抗R2により制限された電流がフォトトライアック6の発光ダイオード部6 aに流れる。
【0004】 これにより、フォトトライアック6の発光ダイオード部6aが発光し、この発 光ダイオード部6aの発光を同じくフォトトライアック6のトライアック部6b が受光すると、該フォトトライアック6がONする。そしてこのフォトトライア ック6のONによりトライアックTRのゲート端子Gに、抵抗R4で制限された 電流が流れる。このため、トライアックTRがONし、AC出力電圧VOUTが 出力される。
【0005】 また、前記AC出力コンロール信号VCNTが印加されなくなると、フォトト ライアック6の発光ダイオード部6aに流れる電流が無くなるため、フォトトラ イアック6の発光ダイオード部6aが発光せず、フォトトライアック6はOFF となり、このためトライアックTRもOFFとなって、AC出力電圧VOUTの 出力は停止する。
【0006】
しかしながら上述した従来の電源装置におけるON/OFF制御回路において は、ON/OFF動作を制御するため、AC出力コントロール信号をつくるため の回路を必要としている。 そして、このAC出力コントロール信号を入力するための端子を、DC出力電 圧端子の他にも用意する必要があり、このため外部に出力する場合は3極以上の 端子を有する外部接続用の電源プラグが必要となる。
【0007】 図4は外部電源プラグの構造を示す説明図であり、この外部電源プラグはEI AJ規格(日本電子機械工業会規格)に適合したもので、図に示すように+端子 と−端子の2極端子による構成となっている。 すなわち、この図4に示したような外部電源プラグの規格品は、従来の制御回 路では使用することができず、従って、新たに3極以上の端子を有する外部電源 用プラグを開発しなければならないという問題があった。
【0008】 本考案は上述した問題点を解決するためになされたものであり、3極以上の端 子を有する外部電源用プラグを新たに開発しなくとも、EIAJ規格に適合した 従来の外部電源プラグを使用できるようにして、AC出力回路のON/OFF動 作を制御する機能を備えた電源装置のON/OFF制御回路を提供することを目 的とするものである。
【0009】
上述した目的を達成するため本考案は、電源トランスを備え、この電源トラン スの二次捲線に誘起する電圧を整流平滑回路により整流平滑して直流電圧を出力 すると共に、入力された交流電力によりAC出力回路のON/OFF動作の制御 を行う電源装置のON/OFF制御回路であって、前記電源トランスの一次巻線 に直流電流が流れるとこれを検出する一次巻線、及びこの一次巻線に流れた電流 により巻数比に応じて電圧を誘起する二次巻線とから成るカレントトランスと、 このカレントトランスの二次巻線に誘起した電圧を整流平滑して直流電圧を発生 させる整流平滑手段と、この整流平滑手段によって発生した電圧が所定の電位以 上であった場合は交流電圧を出力し、また所定の電位以下であれば交流電圧を出 力しないツェナーダイオードとを備え、前記入力された交流電力を検出し、この 検出した電流を変換した電圧の値が所定の電圧に達した時のみAC出力回路のO N/OFF制御回路に電流を出力してON/OFF制御を行うようにしたもので ある。
【0010】
上述した構成により、電源トランスに流れる直流電圧が、カレントトランスの 一次巻線に流れると、該カレントトランス二次捲線には巻数比に応じた電圧が誘 起される。この電圧を整流平滑手段により整流平滑し直流電圧を発生させる。 発生した直流電圧は、その電圧がツェナーダイオードの所定電位以上であった 場合は、AC出力電圧が出力されるよう設定されている。また、所定電位以下で あればAC出力回路は動作しない。これによりAC出力回路のON/OFF制御 を行っている。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。図1は電源装置のON/OF F制御回路の回路図である。なお、従来とほぼ同様のものに対しては従来と同一 符号を付している。 また、図2は図1に示す各部の波形図である。
【0012】 図1において、CTはカレントトランス、N4はカレントトランスCTの一次 捲線、N5はカレントトランスCTの二次捲線、R5は抵抗、D2はダイオード 、C3はコンデンサ、DZはツェナーダイオードである。なお、ここで前記ダイ オードD2とコンデンサC3はこの前記カレントトランスCTで発生させた電圧 を整流平滑する整流平滑手段となる。
【0013】 次に、前記構成の回路によるON/OFF制御動作を説明する。 本考案のAC出力回路のON/OFF制御回路の動作は、電源トランスT11 の一次捲線N1に流れる電流IEがカレントトランスCTの一次捲線N4に流れ ると、カレントトランスCTの二次捲線N5には、カレントトランスCTの巻数 比に応じた電圧が誘起されるので、ダイオードD2およびコンデンサC3では、 整流平滑して直流電圧VCを発生させる。
【0014】 この発生した直流電圧VCの電圧が、ツェナーダイオードDZのツェナー電位 以上であった場合は、抵抗R2によって制限された電流が、フォトトライアック 6の発光ダイオード部6aに流れる。 これにより、フォトトライアック6の発光ダイオード部6aが発光し、この発 光ダイオード部6aの発光を同じくフォトトライアック6のトライアック部6b が受光すると、該フォトトライアック6がONする。そして、このフォトトライ アック6のONによりトライアックTRのゲート端子Gに、抵抗R4で制限され た電流が流れる。このため、トライアックTRがONとなり、AC出力電圧VO UTが出力されるよう設定されている。
【0015】 従って、電源装置における本体のスイッチング電源がONしていても、スタン バイ状態で負荷となる回路が動作していない状態(DC出力電流A1が小さい時 )には、電源トランスT11の一次巻線N1に流れる電流IEは少ないため、カ レントトランスCTの一次巻線N4を介して二次巻線N5に誘起する電圧は低い 。
【0016】 従って、ダイオードD2及びコンデンサC3で整流平滑した直流電圧VCも低 くい。従ってツェナーダイオードDZのツェナー電位を越えないため、フォトト ライアック6には電流は流れず、AC出力回路は動作しない。 また、前記スイッチング電源がONしており、かつ負荷となる回路が動作した 状態(DC出力電流A1が大きい時)には、電源トランスT11の一次巻線N1 に流れる電流IEは増加し、カレントトランスCTの二次巻線N5に誘起する電 圧は高くなる。
【0017】 従って、ダイオードD2及びコンデンサC3で整流平滑した直流電圧VCも高 くなり、ツェナーダイオードDZのツェナー電位を越えることになり、この電流 が抵抗R2に制限されてフォトトライアック6の発光ダイオード6aに流れ、該 発光ダイオード部6aが発光する。この発光ダイオード部6aの発光を、同じく フォトトライアック6のトライアック部6bが受光すると、該フォトトライアッ ク6がONする。おして、このフォトトライアック6のONによって、トライア ックTRのゲート端子Gに抵抗R4で制限された電流が流れ、トライアックTR がONし、AC出力電圧VOUTが出力される。
【0018】 なお、上述した実施例においては、トライアック、フォトサイリスタを使用し たAC出力回路の応用例を述べたが、本考案によるON/OFF制御回路は他の 使用素子にも応用可能である。
【0019】
【考案の効果】 以上説明したように本考案によれば、電源トランスを備え、この電源トランス の二次捲線に誘起する電圧を整流平滑回路により整流平滑して直流電圧を出力す ると共に、入力された交流電力によりAC出力回路のON/OFF動作の制御を 行う電源装置のON/OFF制御回路であって、前記電源トランスの一次巻線に 直流電流が流れるとこれを検出する一次巻線、及びこの一次巻線に流れた電流に より巻数比に応じて電圧を誘起する二次巻線とから成るカレントトランスと、こ のカレントトランスの二次巻線に誘起した電圧を整流平滑して直流電圧を発生さ せる整流平滑手段と、この整流平滑手段によって発生した電圧が所定の電位以上 であった場合は交流電圧を出力し、また所定の電位以下であれば交流電圧を出力 しないツェナーダイオードとを備え、前記入力された交流電力を検出し、この検 出した電流を変換した電圧の値が所定の電圧に達した時のみAC出力回路のON /OFF制御回路に電流を出力してON/OFF制御を行うようにしたものであ る。
【0020】 このため、AC出力回路のON/OFF制御回路のON/OFF動作を制御す るために外部から入力していたAC出力コントロール信号が不要となる。そのた め、AC出力コントロール信号を作る回路も不要となり、また、このAC出力コ ントロール信号を入力するための端子も不要となる。その結果、DC出力電圧端 子以外にもAC出力コントロール信号用の端子を設けた3極端子構造の外部電源 プラグは不要となり、またこれを新たに研究開発する必要もなくなった。
【0021】 従って、図4に示すようなEIAJ規格に適合した2端子構造による従来の外 部電源プラグを使用することができることになり、外部出力電源プラグに関する 取り扱いや管理は簡素化されることになる。また、新規の開発研究用の費用を削 減することもできる。
【図1】実施例の電源装置のON/OFF制御回路の回
路図である。
路図である。
【図2】図1に示す各構成部の波形図である。
【図3】従来例の電源装置のON/OFF制御回路を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】外部電源プラグの構造を示す説明図である。
T11 電源トランス N1 一次巻線 6 フォトトライアック 6a 発光ダイオード部 6b トライアック部 C コンデンサ D ダイオード R 抵抗 TR トライアック
Claims (1)
- 【請求項1】 電源トランスを備え、この電源トランス
の二次捲線に誘起する電圧を整流平滑回路により整流平
滑して直流電圧を出力すると共に、入力された交流電力
によりAC出力回路のON/OFF制御回路の制御を行
う電源装置のON/OFF制御回路であって、 前記電源トランスの一次巻線に直流電流が流れるとこれ
を検出する一次巻線、及びこの一次巻線に流れた電流に
より巻数比に応じて電圧を誘起する二次巻線とから成る
カレントトランスと、 このカレントトランスの二次巻線に誘起した電圧を整流
平滑して直流電圧を発生させる整流平滑手段と、 この整流平滑手段によって発生した電圧が所定の電位以
上であった場合は交流電圧を出力し、また所定の電位以
下であれば交流電圧を出力しないツェナーダイオードと
を備え、 前記入力された交流電力を検出してこれを電圧に変換
し、かつこの変換した電圧の値が所定の電位以上となっ
た時にのみ前記AC出力回路のON/OFF制御回路に
電流を出力してON/OFF制御を行うことを特徴とす
る電源装置のON/OFF制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992078660U JP2587044Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 電源装置のon/off制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992078660U JP2587044Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 電源装置のon/off制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644346U true JPH0644346U (ja) | 1994-06-10 |
JP2587044Y2 JP2587044Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=13668021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992078660U Expired - Fee Related JP2587044Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 電源装置のon/off制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587044Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051740U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-11 | 株式会社トーキン | 電源一括投入装置 |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP1992078660U patent/JP2587044Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2587044Y2 (ja) | 1998-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |