JPH0644301Y2 - 極数変換誘導電動機 - Google Patents

極数変換誘導電動機

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JPH0644301Y2
JPH0644301Y2 JP339388U JP339388U JPH0644301Y2 JP H0644301 Y2 JPH0644301 Y2 JP H0644301Y2 JP 339388 U JP339388 U JP 339388U JP 339388 U JP339388 U JP 339388U JP H0644301 Y2 JPH0644301 Y2 JP H0644301Y2
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coil
coils
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豊 田中
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Nippon Signal Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は極数変換誘導電動機に係り、コイル端子の切換
によって、極数を2n(n≧1)極と4n極との間で切り換
え、時計方向の高速回転及び反時計方向の低速回転の2
段切り換えを行なうようにした極数変換誘導電動機に関
する。
〈従来の技術〉 従来の極数変換誘導電動機としては、各極数のコイルを
それぞれ独立に有するものがあるが、これではある極数
で運転する場合に他の極数で運転するためのコイルは遊
ぶことになり、コイルの銅量が多量となって非常に不経
済であり、かつ電動機が大型とならざるを得ないという
欠点がある。また高速時の結線と低速時の結線におい
て、一方は主コイルの形成する磁界と補助コイルが形成
する磁界との空間的位相角が電気角で90°となっても、
他方ではこの位相が電気角90°とならない等の欠点があ
った。
上述の問題点を解決するための先行技術として実願昭58
-26557号がある。この先行技術では、固定子溝数を16n
(n≧1)とし、この溝に4スロットピッチの主コイル
2個を分布巻に配して組をなすコイル4n組配設し、コイ
ルの組を直列に接続してそれぞれ2n組のコイルからなる
2つの主コイルグループL1、L2を構成し、該主コイルを
配設する溝と同じ溝を用い4スロットピッチの補助コイ
ル2個を、分布巻に配して組をなすコイル4n組配設し、
コイルの組を直列に接続してそれぞれ2n組のコイルから
なる2つの補助コイルグループL3、L4を構成し、コイル
グループL1、L3に対するコイルグループL2、L4の接続切
換により、主コイルグループL1、L2による磁界及び補助
コイルグループL3、L4による磁界をそれぞれ2n極と4n極
に変換して、主コイルグループL1、L2及び補助コイルグ
ループL3、L4による回転磁界を正逆に切換えていた。
この先行技術によれば、コイルグループの切換という簡
単な操作によって、2n極と4n極とに切り換え、2n極に切
換えられたときは時計方向に高速回転をし、4n極に切換
えられたときは反時計方向の低速回転をする小型、軽
量、かつ、安価な極数変換誘導電動機が得られる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上述した従来の極数変換誘導電動機で
は、回転方向が時計方向である場合と、反時計方向であ
る場合とで、動作電流に差を生じるという問題点があっ
た。
〈問題点を解決するための手段〉 上述する従来の問題点を解決するため、本考案は、固定
子溝数を16n(n≧1)とし、この溝に4スロットピッ
チの主コイル2個を分布巻に配して組をなすコイル4n組
配設し、コイルの組を直列に接続してそれぞれ2n組のコ
イルからなる2つの主コイルグループL1、L2を構成し、
該主コイルを配設する溝と同じ溝を用い4スロットピッ
チの補助コイル2個を、分布巻に配して組をなすコイル
4n組配設し、コイルの組を直列に接続してそれぞれ2n組
のコイルからなる2つの補助コイルグループL3、L4を構
成し、コイルグループL1、L3に対するコイルグループ
L2、L4の接続切換により、主コイルグループL1、L2によ
る磁界及び補助コイルグループL3、L4による磁界をそれ
ぞれ2n極と4n極に変換して、主コイルグループL1、L2
び補助コイルグループL3、L4による回転磁界を正逆に切
換える極数変換誘導電動機において、前記主コイル及び
補助コイルを、2スロット交互に、スロットの上部及び
下部に入るように配置したことを特徴とする。
〈作用〉 主コイル及び補助コイルを、2スロット交互にスロット
の上部及び下部に入るように配置すると、コイル.イン
ダクタンスが電流の向きに無関係に一定化される。この
ため、時計方向回転と反時計方向回転とで、動作電流の
差がなくなる。
〈実施例〉 第1図(a)はn=3として場合のコイル分布図で、主
コイルは、図面上、上側についてのみ参照符号1で示し
てあり、下側については図示を省略してある。また補助
コイルは、図面上、下側についてのみ参照符号2で示
し、上側については図示を省略してある。本考案では、
固定子溝数を16nとするものであるが、本実施例におい
ては、n=3としてあるので、48個の固定子溝を設けた
例を示している。固定子溝には4スロットピッチの主コ
イル1を、2個分布巻に配設して、組をなすコイル4n=
12組配設する。そして、1つおきにコイルの組をそれぞ
れ線3、4、5、6により直列に接続して、それぞれ2n
組(6組)のコイルからなる2つの主コイルグループ L1(=L11+L12+L13+L14+L15+L16) L2(=L21+L22+L23+L24+L25+L26) を構成し、各主コイルグループL1、L2の端部にそれぞれ
端子(M1、M2)、(M3、M4)を設ける。
また補助コイル2は、主コイル1と同じ固定子溝を用い
て、主コイル1と同様に、4スロットピッチの補助コイ
ル2個を分布巻に配して組をなすコイル4n組(12組)配
設し、コイルの組をそれぞれ線7、8により直列に接続
して、それぞれ2n組(6組)のコイルからなす2つの補
助コイルグループ L3(=L31+L32+L33+L34+L35+L36) L4(=L41+L42+L43+L44+L45+L46) を構成し、各コイルグループL3、L4の端部に端子(A1
A2)、(A3、A4)をそれぞれ設ける。
ここで、主コイル1及び補助コイル2は、2スロット交
互にスロットの上部及び下部に入るように配置する。即
ち、第1図(a)において、実線で示す主コイルL11
補助コイルL41、主コイルL21、補助コイルL32、主コイ
ルL13、補助コイルL43、主コイルL23、補助コイルL34
主コイルL15、補助コイルL45、主コイルL25及び補助コ
イルL36を、最初にスロットの下部に入れた後、次に点
線で示す主コイルL21、補助コイルL31、主コイルL22
補助コイルL42、主コイルL14、補助コイルL33、主コイ
ルL24、補助コイルL44、主コイルL16、補助コイルL35
主コイルL26及び補助コイルL46を、スロットに入れる。
これとは逆に、点線で示すコイルを最初に入れ、実線で
示すコイルを後に入れてもよい。
上述のような構成において、6極電動機を得る場合に
は、第2図(a)に示すように、主コイル1について
は、端子M2、M4を接続し、補助コイル2については端子
A2、A4を接続すると共に、主コイルグループL1の端子M1
と補助コイルグループL3の端子A1は一括して電源Eの端
子に接続し、端子M3−A3間には、進相コンデンサCを接
続し、端子M3には電源Eの他方の端子を接続する。この
ように接続すると、各コイルに流れる電流分布は、第1
図(b)に示すようになり、主コイルグループL1、L2
形成する磁界と補助コイルグループL3、L4が形成する磁
界との位相差が電気角90°であって、時計方向に高速回
転する6極電動機となる。
次に12極電動機を得る場合は、第2図(b)に示すよう
に、コイルグループL2、L4のコイルグループL1、L3に対
する切換接続を行ない、端子M2に対して端子M3を接続
し、端子A2に対して端子A3を接続すると共に端子M4−端
子A4間に進相コンデンサCを接続し、端子M4に電源Eの
端子を接続する。コイルグループL1、L3の一方の端子
M1、A1の接続は6極の場合と同じ状態に保つ。
このように接続すると、各コイルに流れる電流分布は、
第1図(c)に示すようになり、コイルグループL2、L4
の電流方向は第1図(b)の場合と逆になり、主コイル
グループL1、L2が形成する磁界と補助コイルグループ
L3、L4が形成する磁界との位相差が電気角90度の12極電
動機となる。12極の場合、主コイルグループL1、L2及び
補助コイルグループL3、L4による回転磁界の回転方向
は、第1図(b)の場合を時計方向とすれば、第1図
(c)ではこれとは逆の反時計方向となるので、電動機
は反時計方向に低速回転する。
ここで、主コイル1及び補助コイル2は、2スロット交
互にスロットの上部及び下部に入るように配置されてお
り、極を形成する主コイル及び補助コイルが固定子溝の
上下に入るので、時計方向に回転する6極時、及び、反
時計方向に回転する12極時の何れの場合でも、コイルの
インダクタンスが均一化され、時計方向及び反時計方向
で、動作電流の差がなくなる。
なお、主コイルグループ及び補助コイルグループについ
て、各溝内に収納されるコイルの巻数は同一とする。ま
た、実施例では、n=3としたが、n≧1であれば本考
案の構成が実現できる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、低速、高速に対応
するどの極数で運転する場合でも、コイルに遊びを生じ
ることがなく、コイルの利用率が高く、従って小型軽量
で、経済性に富み、しかも、時計方向及び反時計方向の
何れの回転方向でも、動作電流に差のない極数変換誘導
電動機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図(a)は
コイル分布図、同(b)、(c)はコイル切換接続に伴
う電流分布の変化を説明する図、第2図(a)、(b)
はコイル切換接続を説明する回路図である。 1……主コイル、2……補助コイル L1、L2……主コイルグループ L3、L4……補助コイルグループ L11〜L16、L21〜L26……主コイル組 L31〜L36、L41〜L46……補助コイル組 M1〜M4、A1〜A4……端子 C……進相コンデンサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子溝数を160n(n≧1)とし、この溝
    に4スロットピッチの主コイル2個を分布巻に配して組
    をなすコイル4n組配設し、コイルの組を直列に接続して
    それぞれ2n組のコイルからなる2つの主コイルグループ
    L1、L2を構成し、該主コイルを配設する溝と同じ溝を用
    い4スロットピッチの補助コイル2個を、分布巻に配し
    て組をなすコイル4n組配設し、コイルの組を直列に接続
    してそれぞれ2n組のコイルからなる2つの補助コイルグ
    ループL3、L4を構成し、コイルグループL1、L3に対する
    コイルグループL2、L4の接続切換により、主コイルグル
    ープL1、L2による磁界及び補助コイルグループL3、L4
    よる磁界をそれぞれ2n極と4n極に変換して、主コイルグ
    ループL1、L2及び補助コイルグループL3、L4による回転
    磁界を正逆に切換える極数変換誘導電動機において、前
    記主コイル及び補助コイルを、2スロット交互に、スロ
    ットの上部及び下部に入るように配置したことを特徴と
    する極数変換誘導電動機。
JP339388U 1988-01-14 1988-01-14 極数変換誘導電動機 Expired - Lifetime JPH0644301Y2 (ja)

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JPH01109266U JPH01109266U (ja) 1989-07-24
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