JPH0644266Y2 - コロナ防止型難着雪リング - Google Patents

コロナ防止型難着雪リング

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JPH0644266Y2
JPH0644266Y2 JP5653188U JP5653188U JPH0644266Y2 JP H0644266 Y2 JPH0644266 Y2 JP H0644266Y2 JP 5653188 U JP5653188 U JP 5653188U JP 5653188 U JP5653188 U JP 5653188U JP H0644266 Y2 JPH0644266 Y2 JP H0644266Y2
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JP
Japan
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snow
ring
corona
arc
prevention type
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Application number
JP5653188U
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JPH01162720U (ja
Inventor
孝弘 上野
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コロナ放電を抑制した難着雪リングに関する
ものである。
〔従来技術〕
架空送電線の着雪は撚り目に沿って移動しながら回転
し、大きな筒雪に成長していく性質があるため、従来か
ら架空送電線に図−3のような難着雪リングを取り付け
て、着雪の移動を阻止し、着雪が大きく成長しないよう
にすることが行われている。
従来の難着雪リングは、一対の円弧部1・2を薄肉のヒ
ンジ部3で連結して開閉自在とし、一方の開放端に係合
突片4を、他方の開放端に係合凹部5を形成してなるも
ので、一対の円弧部1・2で送電線をくわえ、係合突片
4を係合凹部5に圧入して、送電線を強く締め付けるこ
とにより送電線に固定されるものである。
〔課題〕
難着雪リングを送電線に取り付けると、そこからコロナ
放電が発生しやすくなる。このコロナ放電は当初、難着
雪リング全体から発生するものと考えられていたが、注
意深い観察によると、難着雪リングの射出成形時にでき
るゲート部から多く発生していることが判明した。すな
わち難着雪リングは射出成形により一体成形されるが、
その際、樹脂の注入口であるゲート部は便宜上、円弧部
の外周面に位置するように設けられており、このため図
−3に示すように円弧部1(または2)の外周面にゲー
ト部6が突起となって残ることになり、このゲート部6
からコロナ放電が発生しやすくなるのである。
コロナ放電が発生すると電波障害を引き起こすだけでな
く、コロナ放電による材質の劣化で難着雪リングの寿命
が著しく短くなるという問題がある。
〔課題の解決手段とその作用〕
本考案は、上記の課題を解決すべくなされたもので、一
対の円弧部と、それらを連結するヒンジ部と、両円弧部
の開放端側を結合する係合部とを射出成形により一体に
形成してなる難着雪リングにおいて、射出成形用のゲー
ト部を円弧部の内面に設けたことを特徴とするものであ
る。
このようにすると、円弧部の外周面にゲート部が突出す
ることがなくなるため、難着雪リングからのコロナ放電
は大幅に減少することになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
図−1は本考案の一実施例を示す。この難着雪リング
は、一対の円弧部1・2と、それらを連結するヒンジ部
3と、両円弧部1・2の開放端を結合する係合突片4お
よび係合凹部5を射出成形により一体に形成した点では
従来と同様であるが、射出成形用のゲート部6を円弧部
2の内面に設けた点に特徴を有するものである。
このような難着雪リングを製造する過程を図−2に示
す。図−2は射出成形された難着雪リングを金型から取
り出した時の状態を示しており、7は射出成形時の樹脂
通路であるランナ、6は樹脂注入口であるゲート部、8
は難着雪リングである。難着雪リングはこのように多数
個一括して射出成形された後、ゲート部6を切断するこ
とにより個々の難着雪リング8に分離されるものであ
る。
なお本考案の難着雪リングは、円弧部の内面にゲート部
が突出することになるが、このゲート部の高さは僅かで
あるので、電線の締付けに障害となることはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る難着雪リングは、射出
成形用のゲート部が円弧部の内面に設けられているの
で、外周面にゲート部が突出することがなく、コロナ放
電の発生を大幅に軽減することができる。したがって電
波障害を軽減できると共に、難着雪リングの寿命を長く
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図−1は本考案の一実施例に係るコロナ防止型難着雪リ
ングを示す正面図、図−2は同リングの製造過程を示す
正面図、図−3は従来の難着雪リングを示す斜視図であ
る。 1・2:円弧部、3:ヒンジ部、4:係合突片、5:係合凹部、
6:ゲート部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の円弧部と、それらを連結するヒンジ
    部と、両円弧部の開放端側を結合する係合部とを射出成
    形により一体に形成してなる難着雪リングにおいて、射
    出成形用のゲート部を円弧部の内面に設けたことを特徴
    とするコロナ防止型難着雪リング。
JP5653188U 1988-04-28 1988-04-28 コロナ防止型難着雪リング Expired - Lifetime JPH0644266Y2 (ja)

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