JPH0644114U - インダクタ - Google Patents

インダクタ

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Publication number
JPH0644114U
JPH0644114U JP076996U JP7699692U JPH0644114U JP H0644114 U JPH0644114 U JP H0644114U JP 076996 U JP076996 U JP 076996U JP 7699692 U JP7699692 U JP 7699692U JP H0644114 U JPH0644114 U JP H0644114U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
conductor
holes
inductor
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP076996U
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English (en)
Inventor
茂雄 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koa Corp
Original Assignee
Koa Corp
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Publication date
Application filed by Koa Corp filed Critical Koa Corp
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Publication of JPH0644114U publication Critical patent/JPH0644114U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DCRが小さく許容電流の大きなチツプ型イ
ンダクタを提供する。 【構成】 磁心11の2つの貫通穴へ導体14を挿通
し、磁心11から突出した導体14の先端部位を、磁心
11の端面に設けた溝に沿つて折曲げて、電極16へ接
続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はインダクタに関し、特に、その構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のチツプ型のインダクタの構成例を示す図である。 同図において、1は略直方体状のフエライト磁心で、2個のスルーホール3を 有している。また、2は電極、4は導体である。 すなわち、図7に示す素子は、導体4a−スルーホール3a−導体4b−スル ーホール3b−導体4cの経路によつて、一方の電極2から他方の電極2まで電 気的に導通していて、所定のインダクタンスを有したインダクタとして機能する 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例には、次のような問題点があつた。 すなわち、上記従来例においては、電極2,スルーホール3および導体4は、 厚膜印刷や蒸着などによつて形成するため、以下のような欠点があつた。 (1)製造工程が複雑だつた。
【0004】 (2)導体の断面積を大きくするのが難しいので、直流抵抗(以下「DCR」 という)が大きく、許容電流が小さかつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記の課題を解決することを目的としたもので、前記の課題を解決 する一手段として、以下の構成を備える。 すなわち、面から該面に対向する面へ貫通する複数の貫通穴と、前記複数の貫 通穴が開口する開口面と前記複数の貫通穴がなす平面とに略直交する面へ形成さ れた案内溝とを備えた略直方体状の磁心と、前記複数の貫通穴に挿通され前記案 内溝に固設された導体とを有するインダクタにする。
【0006】
【作用】
以上の構成によつて、磁心の複数の貫通穴に挿通され、磁心の案内溝に固設さ れた導体からなるインダクタを提供できる。 例えば、以上の構成によつて、DCRが小さく許容電流の大きなチツプ型イン ダクタを容易に実現できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る一実施例のインダクタを図面を参照して詳細に説明する。
【0008】
【第1実施例】 図1は本考案に係る一実施例のインダクタに用いる磁心の形状例を示す図で、 同図(a)は該磁心の上面図、同図(b)は該磁心の側面図、同図(c)は該磁 心の正面図である。 同図において、11は略直方体状の磁心、12は該磁心を貫通するその断面が 所定形状の貫通穴である。また、13は該磁心の周辺部に設けられた溝で、その 断面は貫通穴12の断面と略一致する。
【0009】 なお、磁心11は、例えばフエライトなどの磁性材料で形成するが、該磁性材 料は、本実施例のインダクタの仕様、すなわち動作周波数帯やインダクタンスな どに応じて、適切なものを選択する。 図2は本実施例の組立状態の一例を示す図である。 同図(a)において、14は略U字状の導体で、例えば所定断面積の軟銅線を 、所定形状に加工したものである。
【0010】 導体14は、磁心11の2つの貫通穴12に挿通されて、同図(b)に一例を 示す状態になる。その後、磁心11から突出した導体14の先端部位を、同図( c)に一例を示すように、溝13に沿つて折曲げる。 図3は本実施例の完成状態の一例を示す図である。 すなわち、導体14を溝13に沿つて折曲げた後、導体14の先端部位が位置 する磁心11の端面に導電性ペーストを塗布して、2つの電極16を形成する。 また、磁心11の残る2つの端面は、絶縁性樹脂15でコーテイングして、導体 14と外部とを絶縁する。
【0011】 その後、本実施例と外部回路とのはんだ付け性をよくするために、電極16に はんだメツキを施したり、電極16にはんだメツキされた金属キヤツプなどを被 せたりする。なお、金属キヤツプを用いる場合は、例えば、電極16と金属キヤ ツプとを、導電性接着剤などによつて固着する。 以上によつて、本実施例の主要な構成は形成されるが、最後に、マーキング, 検測などの工程を経て、本実施例のインダクタが完成する。
【0012】 このように本実施例は、銅線などを加工した導体14を用いるので、DCRの 小さな素子を形成できる。例えば、略同一寸法の従来のインダクタと本実施例を 比較すると、従来のインダクタはDCR約50[mΩ],許容電流0.4[A]であつ たのに対して、本実施例はDCR約4[mΩ],許容電流3〜4[A]になる。 また、磁心11に設ける溝13は、図4に一例を示すように、導体14をガイ ドするのに必要な部分だけにしてもよい。
【0013】 以上説明したように、本実施例によれば、銅線などによつて導体を形成するの で、製造が容易であり、かつ、充分な断面積をもつ導体を使用できるので、DC Rが小さく許容電流の大きな素子を容易に実現できる。
【0014】
【第2実施例】 以下、本考案に係る第2実施例のインダクタについて説明する。なお、第2実 施例において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、その 詳細説明を省略する。 図5は第2実施例の組立状態の一例を示す図である。
【0015】 同図(a)において、本実施例は、導体14として、例えば絶縁被覆平角電線 を略U字状に加工したものを用いる。なお、導体14の先端部14aは、絶縁被 覆を除去して、例えばはんだをコーテイングする。 導体14は、磁心11の2つの貫通穴12に挿通されて、同図(b)に一例を 示す状態になる。その後、磁心11から突出した導体14の先端部位を、同図( c)に一例を示すように、磁心11の導体ガイド17に沿つて折曲げる。
【0016】 図6は本実施例の完成状態の一例を示す図である。 すなわち、導体14を導体ガイド17に沿つて折曲げて、導体14の先端部位 と磁心11とを接着剤などで固着することによつて、導体14の先端部14aを 電極とする。 以上説明したように、本実施例によれば、第1実施例と略同様にDCRが小さ く許容電流が大きいといつた効果があるほか、平角電線などを加工して導体とす るので、電極形成が容易になる。
【0017】 さらに、本実施例によれば、被覆電線を加工して導体とするので、絶縁樹脂な どのよる導体と外部回路との絶縁を必要としない。
【0018】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、磁心の複数の貫通穴に挿通され、磁心の案内溝に固設 された導体からなるインダクタを提供できる。 例えば、本考案によつて、DCRが小さく許容電流の大きなチツプ型インダク タを容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例のインダクタに用いる磁
心の形状例を示す図である。
【図2】本実施例の組立状態の一例を示す図である。
【図3】本実施例の完成状態の一例を示す図である。
【図4】本実施例のインダクタに用いる磁心の他の形状
例を示す図である。
【図5】本考案に係る第2実施例の組立状態の一例を示
す図である。
【図6】第2実施例の完成状態の一例を示す図である。
【図7】従来のチツプ型のインダクタの構成例を示す図
である。
【符号の説明】
11 磁心 12 貫通穴 13 溝 14 導体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面から該面に対向する面へ貫通する複数
    の貫通穴と、前記複数の貫通穴が開口する開口面と前記
    複数の貫通穴がなす平面とに略直交する面へ形成された
    案内溝とを備えた略直方体状の磁心と、 前記複数の貫通穴に挿通され前記案内溝に固設された導
    体とを有することを特徴とするインダクタ。
  2. 【請求項2】 面から該面に対向する面へ貫通する複数
    の貫通穴と、前記複数の貫通穴が開口する開口面の一方
    から該開口面と前記複数の貫通穴がなす平面とに略直交
    する面へかけて形成された案内溝とを備えた略直方体状
    の磁心と、 前記複数の貫通穴に挿通され前記案内溝に固設された導
    体とを有することを特徴とするインダクタ。
JP076996U 1992-11-09 1992-11-09 インダクタ Pending JPH0644114U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP076996U JPH0644114U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 インダクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP076996U JPH0644114U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 インダクタ

Publications (1)

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JPH0644114U true JPH0644114U (ja) 1994-06-10

Family

ID=13621396

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JP076996U Pending JPH0644114U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 インダクタ

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JP (1) JPH0644114U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217811B2 (ja) * 1982-08-02 1990-04-23 Nippon Bijinesu Konsarutanto Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217811B2 (ja) * 1982-08-02 1990-04-23 Nippon Bijinesu Konsarutanto Kk

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980407