JPH0644020B2 - 電力変換器 - Google Patents

電力変換器

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JPH0644020B2
JPH0644020B2 JP61016370A JP1637086A JPH0644020B2 JP H0644020 B2 JPH0644020 B2 JP H0644020B2 JP 61016370 A JP61016370 A JP 61016370A JP 1637086 A JP1637086 A JP 1637086A JP H0644020 B2 JPH0644020 B2 JP H0644020B2
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voltage
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眞 寺田
浩 鈴木
佳弘 福本
俊二 諏沢
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電力系統の電圧,電流を導入し、これらにも
とづき潮流測定を行うための電力変換器に関する。
〔従来の技術〕
第5図は従来の電力変換器の回路図であり、図におい
て、1は系統の電圧を計測するための電圧入力用変成
器、2は同じく系統の電流を計測する電流入力用変成
器、3は各変成器1,2の電圧,電流より電力を求め、
この電力を電圧に変換するホール素子などの電力/電圧
変換回路、4は変換により得た電圧をサンプルホールド
するサンプルホールド回路、5はサンプルした電圧を適
当なタイミングで周波数変換するフイルタ付の電圧/周
波数変換器、6は周波数変換した信号を係数処理して電
圧信号をデイジタル出力するマイクロプロセツサであ
る。
次に動作について説明する。
電力系統の電圧,電流は各変成器1,2により検出され
て電力/電圧変換回路3に入力され、ここで得た電圧を
一定のタイミングでサンプルホールドし、このサンプル
ホールドした電圧を電圧/周波数変換器5で周波数の信
号電圧に変換し、これをマイクロプロセツサ6に取り込
んで演算し、電力に比例した電圧値をデイジタル出力す
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の電力変換器は以上のように構成されているので、
アナログ式の電力変換器を直接デイジタル式の回路にお
きかえたものであるため、理解が容易で、取扱いが簡単
である反面、得られる電圧値の精度および安定性につい
て不十分であり、特に、潮流変化が激しい電力系統で
は、入力される電圧,電流の変化も著るしく十分な応答
性が得られないなどの問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、高速かつ正確な電力の検出ができるととも
に、潮流変化が激しい電力系統の電力も、十分応答良く
検出できる電力変換器を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明にかかる電力変換器は、電力系統の電圧,電流
の検出値から和差演算回路によつてこれらの一次変換値
を導出し、この一次変換した出力値をサンプルホールド
回路でサンプルホールドし、このサンプルホールド出力
を、マルチプレクサを通した後デイジタル処理回路でデ
イジタル処理し、その処理出力にもとづき、マイクロプ
ロセツサが電力系統の電力を演算によつて求めるような
構成としたものである。
〔作用〕
この発明における電力変換器は電力系統の電圧,電流を
直ちに電力変換することをせずに、和差演算回路で電
流,電圧の和差の一次変換値をアナログ演算し、これら
の各値をサンプリングホールドした後マルチプレクサに
通し、このマルチプレクサから一つづつ取り出した各信
号をデイジタル処理し、マイクロプロセツサにおいて、
予め設定したプログラムデータに従つて、上記デイジタ
ル処理した信号に比例した電力を演算出力するように作
用する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図において、31は電力系統の電圧e,電流iにも
とづき、e+ki,e,e−kiなる3つの瞬時値を演算す
る和差演算回路、51はサンプルホールド回路4でサン
プルホールドした上記瞬時値出力を切り換えながらアナ
ログ/デイジタルコンバータ(以下A/Dコンバータと
いう)52に入力するマルチプレクサ、53はルツクア
ツプテーブル用のリードオンリメモリ(以下ROMとい
う)である。
次に動作を説明する。
まず、この動作の原理について述べる。電力系統の電
圧,電流を導入し、その瞬時値をe,iとすると、 e=Esinωt i=Isin(ωt−) である。ここに、はiのeに対する遅れ角とする。次
に、このe,iから、 eP=e+ki eN=e−ki なる2つの量を定義する。また、ePは eP=A1sin(ωt−θ1) とする。ここに、 である。同様にして、eNは eN=A2sin(ωt+θ2) とする。ここに、 である。ここで、 A=A1−A2 を求めると、 となる、いま、 E2≫k2I2とすると、上式を簡略化して、 A=2kIcos となり、有効分電流を得ることができる。
即ち、e+ki,e−kiなる合成電圧ベクトルの振巾値
A1,A2の差は有効分電流に比例することがわかる。
次に、 WP=(E+A)2 WN=(E−A)2 を計算し、以下の演算を行えば、 W=WP−WN =4EA =8kEIcos となり、電力Wが得られる。
ここに、eP,eN,eは夫々瞬時値を表すが、所定期間積
分を行えば、その平均値(実効値)を求める事ができ
る。
次に、上記原理に沿つて実施例の動作を第2図(a),
(b),(c),(d)のフロー図に従つて説明する。
まず、装置起動と共に諸テーブルの数値をクリヤーして
初期設定を行う(ステツプ)。同時に、クロックを読
込み時刻0を設定する(ステツプ)。次に、第1回目
の外部入力データe,iを読込み(ステツプ)、まず
eが微少値δより小さいか判別し(ステツプ)、小さ
ければ0とみなしてタイマー割込み1を発生させる(ス
テツプ)。以下、各読込み動作毎に0レベルの判定を
行い、この回数が3回目に達したら1サイクル終りと判
別し(ステツプ)、まだ3回目に達していないとき
は、iが微小値δより小さいか判別し(ステツプ)、
小さければ0とみなして、タイマー割込み2を発生させ
る(ステツプ)。以下、各読込み動作毎に0レベルの
判定を行い、この回数が3回目に達したら(ステツプ
)、1サイクル終りと判別する。
次に、e,iが読込まれた場合、上記原理で示したよう
に eP=e+ki eN=e−ki を演算し(ステツプ)、これらのeP,eNが適正な値か
否かを判定し(ステツプ)、適正であるとき、各サン
プリング時点毎の瞬時値としてeP(i),eN(i),e(i)なる
テーブルに記憶する(ステツプ)。この読込みは1サ
イクルを超えてサンプリング間隔X回数が得られる迄繰
返し、所定回mを超えたら(ステツプ)、1サイクル
毎の振巾値処理に入る。
まず、eP,eN,eの各サンプル時点での瞬時値テーブル eP(i),eN(i),e(i) から適当な積分公式により、平均値A1,A2,A0,をe
P(i),eN(i),e(i)に対応して求める(ステツプ)。
次に、このA1,A2から、 を求めると、この値は原理で述べたように、 を満足する(ステツプ)。
更に、このIcosθを用いて、 VP=A0+Icosθ VN=A0−Icosθ を求め(ステツプ)、さらに、 WP=V2 P=(A0+Icosθ)2 WN=V2 N=(A0−Icosθ)2 をルツクアツプテーブル43を参照して求め(ステツプ
)、これから、 W=WP−WN を演算する(ステツプ)。
ここで求めたWは、 W=4A0cosθ となり、A0であるから、 W=4cosθ を表すことになる。
ここ迄で、e又はiと1サイクル間のWの値が求められ
た事になる。
ここでもし、電力量積算が必要な場合には(ステツプ
)、その旨が設定された入力を読込み(ステツプ
)、上記1サイクルに演算した電力値を累加算して、
積算電力量を求める(ステツプ,,)。
当然の事ながら、積算のタイムカウントを別途行つて、
積算終了の制御を行うことになる(ステツプ,,
)。このタイマーはハードウエアあるいはソフトウエ
アいずれでもよいが、ソフトウエアで実現する方が経済
的である。
第3図はこの発明の他の実施例を示し、これが第2図に
示すものと異るところは、電圧入力用変成器1および電
流入力用変成器2に零点クロス検出回路32,33を設
けた点である。そして、第2図の実施例では、ソフトウ
エアによつて、e≒0,i≒0の通過時点を求めていた
のだが、この実施例では、e≒0,i≒0を、ハードウ
エア的に零点クロス検出回路32,33により求めるよ
うに動作する。このように、専用のハードウエアを設け
た事により、通過時点の推定がより正確となり、全体動
作がより確実化できる。また、マイクロプロセツサ6の
動作業務が低減される利点を有する。
第4図はこの発明のさらに他の実施例を示し、これが第
2図に示すものと異るところは、A/Dコンバータ52
をコンパレータ54、デイジタル/アナログコンバータ
(以下、D/Aコンバータという)55で代替した点で
ある。この場合には、和差演算回路31からはe+ki,
e,i,e−kiの4つの信号を出力する。
この実施例では、マイクロプロセツサ6からD/Aコン
バータ55に与える基準入力の値を、以前の蓄積データ
を参照して定めることにより、一種の予測設定ができる
ことになり、同一のハードウエアを用いて高速変換でき
る。これによれば、第2図でe=0,i=0の検出を、
プログラムで実現したり、第3図で零点クロス検出回路
32,33のようなハードウエアで実現していたのを、
加算減算回路31からe,iそのものもサンプルホール
ド入力として与えるようにしたうえ、この値をコンパレ
ータ54で0レベルか判定して、零点クロス検出回路3
2,33の機能を代行させることができるようにしてい
る。従つて、第3図の実施例と同様の動作の合理化、高
速化を期待できるものである。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、和差演算回路で、電
力系統の電圧,電流の一次変換値を求め、これらをそれ
ぞれサンプリングホールドした後、マルチプレクサから
これらを切換えながら出力してデイジタル処理し、これ
らをさらにマイクロプロセツサに取り込んで、電力に変
換するように構成したので、潮流測定に運用する電力に
比例した電圧を簡単な汎用電子回路部品によつて、正確
に検出できると共に、従来例のように電力の演算に電圧
および電流の瞬時値の積の演算を行う必要がないので、
全体の演算を効率よく処理することができ、したがって
電力を、精度速度の性能価格比をバランス良く検出する
ことができるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電力変換器のブロツ
ク接続図、第2図は同じく処理動作を示すフロー図、第
3図および第4図は同じく他の実施例を示すブロツク接
続図、第5図は従来の電力変換器のブロツク接続図であ
る。 1は電圧入力用変成器、2は電流入力用変成器、4はサ
ンプルホールド回路、6はマイクロプロセツサ、31は
和差演算回路、51はマルチプレクサ、52はA/Dコ
ンバータ、53はROM。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏沢 俊二 広島県福山市緑町1番8号 三菱電機株式 会社福山製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−116266(JP,A) 特開 昭62−103579(JP,A) 実開 昭61−6776(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の電圧,電流を導入し、マイクロ
    プロセッサの演算によって電力を求める電力変換器にお
    いて、上記電力系統から導出した電圧および電流の和と
    差に応じた一次変換値を導出する和差演算回路、この和
    差演算回路の出力を所定の周期でサンプルホールドする
    サンプルホールド回路、このサンプルホールド回路の出
    力をデジタル値に変換するA/Dコンバータ、このA/
    Dコンバータの出力するデジタル演算処理するデジタル
    処理回路を備え、このデジタル処理回路は上記一次変換
    値を演算処理することにより上記電力系統の有効分電流
    を導出し、その有効分電流と上記電力系統の電圧実効値
    との和の二乗と差の二乗に基づいて電力値を導出するこ
    とを特徴とする電力変換器。
JP61016370A 1986-01-28 1986-01-28 電力変換器 Expired - Lifetime JPH0644020B2 (ja)

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JPS62174663A JPS62174663A (ja) 1987-07-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS616776U (ja) * 1984-06-20 1986-01-16 株式会社日立製作所 有効電力測定回路

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