JPH0643917A - ロボット群制御方法 - Google Patents

ロボット群制御方法

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JPH0643917A
JPH0643917A JP21858192A JP21858192A JPH0643917A JP H0643917 A JPH0643917 A JP H0643917A JP 21858192 A JP21858192 A JP 21858192A JP 21858192 A JP21858192 A JP 21858192A JP H0643917 A JPH0643917 A JP H0643917A
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JP
Japan
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robot
coordinate system
data
calculated
input
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Application number
JP21858192A
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English (en)
Inventor
Shinobu Shimizu
忍 清水
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のロボットを協調動作させるための教示
工程を簡単化する。 【構成】 1台のロボットの姿勢が定まったら、そのと
きの対象物の座標系と他のロボットの座標系の相対位置
関係を演算する。他のロボットの位置と姿勢は対象物座
標系で入力することにし、それから他のロボットの姿勢
を示すデータを演算する。 【効果】 他のロボットの教示データは製品組付図等か
ら容易にわかる。また1台のロボットの動きに追従する
他のロボットの動きは別に教示することが不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2台以上のロボットを備
えたロボット群を協調動作させる制御技術に関するもの
である。
【0002】ロボットに所望の動作を実行させるために
は、予めその動作に対応するデータをロボットに教示し
ておかなければならない。そして2台以上のロボットを
協調動作させるためには、各ロボット毎に協調動作に対
応するデータを教示しておかなければならない。2台以
上のロボットに教示する技術が特開昭62−10651
1号公報に開示されている。この技術では複数のロボッ
トに対する教示が1台の教示装置から可能となってい
る。すなわち1台の教示装置に教示対象ロボットを切換
えるスイッチを設け、このスイッチを切換えながら複数
のロボットに対して協調動作のためのデータを教示して
いく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この技術によると複数
ロボットへの教示が1台の教示装置で可能になるもの
の、教示作業そのものは各ロボットについてそれぞれ必
要とされる。例えばロボットAでワークWAを移動させ
ながら、ロボットBでワークWAの特定箇所に作業する
場合、ロボットAにはワークWAを移動させるためのデ
ータを教示し、ロボットBにはその移動に追従したうえ
でさらに作業をするためのデータを教示しなければなら
ない。
【0004】しかるにこの場合、ロボットAの動作が決
定すれば、それに追従するためのロボットBの動作も決
定されるはずであり、すべてのロボットについて教示す
る必要はないはずである。すなわち一方のロボットに対
する教示のみすれば、他方のロボットに対する教示作業
は本来不要とできるはずである。そこで本発明では、か
かる知見に基づき、一方のロボットに対する教示のみで
協調動作が実施される制御技術を開発することにした。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
図1にその概念が模式的に示されるように、2台以上の
ロボットA,B…からなるロボット群を協調動作させる
制御方法であり、一方のロボットAの座標系0Aに対す
る他方のロボットBの座標系OBの相対位置関係を示す
データを予め入力しておく第1工程と、ロボットの姿勢
を示すデータθA,θBとそのときのロボットハンドH
A,HBの位置と姿勢を当該ロボットの座標系OA,O
Bで示すデータHA(OA),HB(OB)との変換式
を予めロボット毎に入力しておく第2工程と、ロボット
ハンドHA,HBとロボットハンドで把持される物W
A,WBとの相対位置関係を示すデータを予めロボット
毎に入力しておく第3工程とを準備工程とし、いずれか
一方のロボットAの姿勢を示すデータθAを入力する第
4工程と、前記第4工程で入力されたデータθAと前記
第2工程で入力されている変換式θA←→HA(OA)
に基づいてロボットハンドHAの位置と姿勢を当該ロボ
ットの座標系OAで示すデータHA(OA)を演算する
第5工程と、前記第5工程で演算されたデータHA(O
A)と前記第3工程で入力されているデータHA←→W
Aとに基づいて当該ロボットAで把持されている物WA
の位置と姿勢を当該ロボットの座標系OAで示すデータ
WA(OA)を演算する第6工程と、前記第6工程で演
算されたデータWA(OA)とロボット群が協調動作す
る対象物WA,WBの形状データとから当該ロボットの
座標系OAと前記対象物の座標系OWとの相対位置関係
を示すデータOA←→OWを演算する第7工程と、前記
対象物の形状データから他方のロボットBで把持される
物WBの位置と姿勢を前記対象物の座標系OWで示すデ
ータWB(OW)を入力する第8工程と、前記第8工程
で入力されたデータWB(OW)と前記第3工程で入力
されているデータHB←→WBとに基づいて前記他方の
ロボットBのロボットハンドHBの位置と姿勢を前記対
象物の座標系OWで示すデータHB(OW)を演算する
第9工程と、前記第1工程で入力されているデータOA
←→OBと前記第7工程で演算されたデータOA←→O
Wとに基づいて前記他方のロボットBの座標系OBと前
記対象物の座標系OWとの相対位置関係を示すデータO
W←→OBを演算する第1O工程と、前記第1O工程で
演算されたデータOW←→OBと前記第9工程で演算さ
れたデータHB(OW)とから前記他方のロボットBの
ロボットハンドHBの位置と姿勢を前記他方のロボット
の座標系OBで示すデータHB(OB)を演算する第1
1工程と、前記第11工程で演算されたデータHB(O
B)と前記第2工程で入力されている変換式θB←→H
B(OB)から前記他方のロボットBの姿勢を示すデー
タθBを演算する第12工程と、前記第4工程で入力さ
れたデータθAに基づいて前記一方のロボットAを、前
記第12工程で演算されたデータθBに基づいて前記他
方のロボットBを駆動する第13工程とを有するロボッ
ト群制御方法を創り出した。なお図1ではロボットAに
教示することによってロボットBに対する教示が不要と
なっている例を例示しているが、その逆も可能である。
またロボットは2台に限られない。すなわち図1は例示
にすぎないものである。
【0006】
【作用】上記工程を備えていると、一方のロボットAに
対する教示(第4工程)によって、そのロボットAに把
持されている物WAの位置と姿勢に関するデータがその
ロボットAの座標系OAで演算される(第6工程)。把
持されている物WAの位置と姿勢がわかれば、ロボット
A,Bが協調動作する対象物WA,WBの形状から、ロ
ボットAの座標系OAと対象物WA,WBの座標系OW
の関係が演算される(第7工程)。
【0007】対象物座標系OWでは、他方のロボットB
によって把持される物WBの位置と姿勢に関するデータ
が容易に算出され、これが入力される(第8工程)。こ
のためその物WBを把持するロボットBのハンドHBの
位置と姿勢を示す対象物座標系OWにおけるデータが算
出される(第9工程)。一方ロボットAとB間の相対位
置関係は予め入力されており(第1工程)、またロボッ
トAに対する対象物座標系OWの位置関係が第7工程で
演算されているから、対象物座標系OWと他方のロボッ
トBの座標系OBの関係もわかる(第10工程)。
【0008】第9工程でロボットBのハンドHBの位置
と姿勢のデータが対象物座標系OWで演算されており、
第10工程で対象物座標系OWとロボットBの座標系O
Bの相対位置関係がわかっているため、ロボットBのハ
ンドHBの位置と姿勢をロボットBの座標系で示すデー
タHB(OB)が演算される(第11工程)。この結果
ロボットBの姿勢に関するデータθBが演算される(第
12工程)。
【0009】このようにしてロボットBの姿勢に関する
データθBが演算され、ロボットAはロボットAの姿勢
を示すデータθAに基づいて、ロボットBはロボットB
の姿勢を示すデータθBに基づいて運転されると、ロボ
ットA,Bは意図した協調動作を実行する。このときい
ずれか一方のロボット(図1の場合はロボットA)につ
いてのみ教示すればよく、他方のロボットBには教示作
業を要しない。
【0010】
【実施例】次に本発明を具現化した一実施例について説
明する。図2はそのハードウエア構成を示しており、3
台のロボットA,B,Tが協調動作する。すなわちロボ
ットAはハンドHAによって略円柱状のワークWAを把
持して移動させる。ロボットBはハンドHBによってフ
ランジ状のワークWBを把持し、ワークWAの所定位置
にあてがう。ロボットTはハンドHTによって溶接用ト
ーチWTを把持し、ワークWAにあてがわれたワークW
Bの縁に沿って移動し、ワークWBをワークWAに溶接
する。なお後記するところから明らかなように、図3の
辺C,Eを溶接する際には固定されたロボットA,Bに
対してロボットTが移動し、辺Dを溶接する際には固定
されたロボットTに対してロボットA,Bが移動する。
すなわちロボットAとBは一定の位置関係を保つように
制御され、それに対してロボットTが移動する。
【0011】図2に示すように、ロボットAはドライバ
Aを介してコントローラプログラマAに、ロボットBは
ドライバBを介してコントローラプログラマBに、ロボ
ットTはドライバTを介してコントローラプログラマT
にそれぞれ接続されている。各コントローラプログラマ
A,B,Tは協調制御装置に接続されている。
【0012】ロボットA,B,Tはいずれも6軸ロボッ
トであり、各関節の角度θ1A〜θ6A(以下これをθ
Aという)、θ1B〜θ6B(θB)、θ1T〜θ6T
(θT)によって姿勢が決まる。逆に姿勢が決まればθ
A,θB,θCが決定される。各ロボットA,B,Tは
それぞれのロボットのための座標系OA,OB,OTを
有し、各ロボットA,B,Tの配置の際に各座標系間の
相対位置関係すなわちOA←→OB←→OTが測定され
ている。
【0013】コントローラプログラマAには、OA座標
系とOB座標系の関係を示すデータOA←→OBと、O
A座標系とOT座標系の関係を示すOA←→OTが記憶
されている。同様にコントローラプログラマBにはOB
←→OT、OB←→OAが、コントローラプログラマT
にはOT←→OA,OT←→OBが記憶されている。こ
のための記憶工程が本発明の第1工程に相当する。
【0014】またコントローラプログラマAには、ロボ
ットAの姿勢を示すデータθAが与えられたときのハン
ドHAの位置と姿勢をロボットAの座標系OAで示すデ
ータHA(OA)を演算する式θA←→HA(OA)が
記憶されている。この式ではロボットAの寸法等がパラ
メータとして利用されている。ここでHAの位置はハン
ド基準点HAPのOA座標系の値で与えられ、その姿勢
は2本の直交ベクトル(図2では図示の明瞭化のためア
プローチベクトルHAXのみが示されている)の方位で
与えられる。同様にコントロールプログラマBには式θ
B←→HB(OB)が、コントロールプログラマTには
式θT←→HT(OT)が記憶されている。このための
記憶工程が本発明の第2工程に相当する。
【0015】さらにコントローラプログラマAには、ハ
ンドHAと、ハンドHAで把持されるワークWAの相対
位置関係を示すデータHA←→WAが記憶されている。
ワークWAの位置と姿勢は図3に示されるワークWAの
基準点PAの位置座標と、ワークWAの対称軸等の基準
軸の方位で与えられる。同様にコントローラプログラマ
Bには、ハンドBとワークWBの相対位置関係を示すデ
ータHB←→WBが記憶されており、コントローラプロ
グラマTには、ハンドHTとトーチWTの相対位置関係
を示すデータHT←→WTが記憶されている。このデー
タの入力工程が本発明の第3工程に相当する。なお以上
の入力工程が準備工程である。各コントローラプログラ
マA,B,Tにはロボットの姿勢を示すデータθA,θ
B,θTを記憶する領域が備えられている。
【0016】さて次に図5を参照して実際の教示工程を
説明する。まずロボットAを実際に動かして所望の姿勢
とする(ステップS2)。例えば図3の辺Cを溶接する
際には辺Cが水平でワークWAの上面となるようにロボ
ットAの姿勢を決める。そしてこの状態でロボットAの
各軸用モータに取付けられているエンコーダから角度情
報を読取り、これをθAとしてコントローラプログラマ
Aに記憶させる。なおθAは6要素からなる。これが本
発明の第4工程に相当する。なお第4工程のために、ロ
ボットAを実際に動かすのは一方法にすぎず、オペレー
タがθAを直接入力してもよい。またオペレータはワー
クWAの位置と姿勢をOA座標系で入力し、これに基づ
いてθAを演算して求め、求められたθAをコントロー
ラプログラマAに入力してもよい。あるいはオフライン
ティーチング装置によってθAを別に定め、これをコン
トローラプログラマAに入力してもよい。すなわちθA
の入力方法には多様なバラエティが存在する。
【0017】さてこのようにしてロボットAの姿勢を示
すデータθAが入力されると、次にコントローラプログ
ラマAに記憶されている変換式θA←→HA(OA)を
用いて、ハンドHAの位置と姿勢をロボット座標系OA
で示すデータHA(OA)に変換し、これをHA(O
A)として協調制御装置に記憶する(ステップS6)。
これが本発明の第5工程に相当する。さらにコントロー
ルプログラマAに記憶されているHA←→WAの関係を
用いて、ワークWAの位置と姿勢をOA座標系で示すデ
ータWA(OA)を演算し、これを協調制御装置に記憶
する(ステップS8)。これが本発明の第6工程に相当
する。次にワークWAの位置と姿勢を対象物座標系OW
で入力する(ステップS10)。ここで対象物座標系O
WはワークWAとワークWBの組付状態における基準座
標系であり、図3に例示されている。すなわちこの場合
はワークAの基準点が同時に対象物座標系OWの原点で
あり、ワークAの軸が対象物座標系OWのX軸にとられ
ている。すなわちこの場合には、ワークWAの位置と姿
勢が対象物座標系でO(位置)、O(姿勢)となるよう
にとられている。ただしワークAの基準点や基準軸は必
ずしも対象物座標系OWと一致させる必要はない。例え
ばワークWBのように、対象物座標系OWの原点と一致
せず、その方向も斜めとなっていてよい。
【0018】このようにして、OA座標系におけるワー
クWAの位置と姿勢と、ワークWAの位置と姿勢に対す
る対象物座標系OWとの関係がわかると、OW座標系と
OA座標系での座標変換に必要なパラメータ(例えば原
点の平行移動量や回転角度といったパラメータ)が演算
可能となる。そこで図5のステップS12で変換パラメ
ータが演算される。これが本発明の第7工程に相当す
る。
【0019】さてOA←→OWの関係がわかると、もと
もとコントロールプログラマAにOA←→OB,OA←
→OTの関係が入力されているために、OW←→OB,
OW←→OTの関係が演算可能となる。そこでステップ
S14でOW座標系での値をOB,OT座標系に変換す
るための変換パラメータが演算され、これが協調制御装
置に記憶される。これが本発明の第10工程に相当す
る。このように第10工程は第7工程のあとであればよ
く、第8,第9工程よりも先に実行されてもよい。
【0020】ステップS16はワークWBの位置と姿勢
をOW座標系で入力する工程である。この工程は組付図
から容易に実行可能である。例えば図4に示す組付図か
ら、図3に示すOW座標系において、ワークWBの位置
と姿勢は(100,−40,14.6,−20゜,−2
5゜,0゜)であることが直ちに読取れる。なおこの場
合もワークWBの位置と姿勢は基準点と基準軸の位置と
方位で示される。この工程が本発明の第8工程に相当す
る。
【0021】さてこのようにしてワークWBの位置と姿
勢が入力されると、ワークWBをその位置と姿勢におく
ために必要なハンドHBの位置と姿勢がわかる。このた
めにコントロールプログラマBに記憶されているHB←
→WBの関係が用いられる。図5のステップS18はこ
れを実行するものであり、得られたハンドHBの位置と
姿勢をOW座標系で示すデータHB(OW)は協調制御
装置に記憶される。これが本発明の第9工程に相当す
る。なおステップS16とS18ではロボットT,ハン
ドHT,トーチWTに対しても同様の処理をする。ハン
ドHB,HTの位置と姿勢がOW座標系で演算される
と、ステップS14でOW←→OB,OW←→OTの変
換パラメータがすでに演算されているために、ハンドH
Bの位置と姿勢に関するOB座標系での値と、ハンドH
Tの位置と姿勢を示すOT座標系での値が演算可能とな
る(ステップS20,S24。これが第11工程に相当
する。また各座標系での位置と姿勢がわかると、そのと
きのロボットBとロボットTの姿勢を示すデータθB,
θTも演算される(ステップS22,S26)。このと
き各コントローラプログラマB,Tに記憶されているθ
B←→HB(OB),θT←→HT(OT)の式が用い
られる。これが第12工程に相当する。このようにして
演算されたロボットBの姿勢を示すデータθBとロボッ
トTの姿勢を示すデータθTは各コントロールプログラ
マB,TのθB,θT記憶領域に記憶される。
【0022】さて次にステップS28で教示が終了した
か否か判断される。ここで図3のC1→C2→C3と教
示してゆく場合、なお教示は終了していない。そこで次
にステップS32が実行される。ここで図3の点C10
の教示が終了するまではステップS32がNOとなる。
そこでロボットAの位置は変えないで、トーチWTの位
置と姿勢を組付図(図4)から読取って入力してゆく。
このようにして点C1〜C10の教示が進行する。点C
10の教示が終了すると図4のステップS32がYES
となる。そこでこのときはロボットAを実際に動かして
教示してゆく。このとき、対象物座標系OWも動いてゆ
くので、OW座標系におけるワークWBの位置と姿勢を
変える必要がなく、ステップS16の入力は簡単になし
得る。なおこの実施例では図示されていないが、ロボッ
トTの位置と姿勢を変えないときには図5のステップS
16でトーチWTの位置等の入力を省略できるようにな
っている。すなわちその間はθTを保存する。このため
辺Dに対する教示も簡単に実行可能となっている。
【0023】このようにしてθAが決まるとそれに応じ
てθB,θTも演算されるので、3台のロボットA,
B,Tを協調動作させる際にも、1台のロボットにのみ
教示を行なえばよいことになる。ロボットAをθAに基
づいて、ロボットBとTをθBとθTに基づいて動作さ
せると、意図した協調動作が行なわれる。なお以上の実
施例では各座標系が直交3軸の座標系である場合を例示
したが、座標系はこれに限られるものでなく、極座標系
等であってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、1台のロボットに対す
る教示によってそのロボット群が協調動作する対象物の
座標系と、各ロボットの座標系の相対位置関係が演算さ
れる。また他のロボットの位置と姿勢は対象物の座標系
で入力すればよく、従って教示データは組付図等から容
易に判明する。他のロボットの位置と姿勢が対象物の座
標系で指定されると、それがそのロボットの座標系での
データに変換され、さらにそのロボットの姿勢を直接示
すデータに自動変換される。このため他のロボットに対
する教示工程が著しく容易化される。また1台のロボッ
トに対する教示によって、そのロボットの動きに追従す
る動きを他のロボットに教示する必要はなくなる。この
ようにして著しく教示工程が簡単化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を模式的に示す図
【図2】一実施例のシステム構成図
【図3】協調動作する対象物とその座標系を例示する図
【図4】協調動作する対象物の組立図を例示する図
【図5】教示工程の処理手順を示す図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台以上のロボットからなるロボット群
    を協調動作させる制御方法であり、 一方のロボットの座標系に対する他方のロボットの座標
    系の相対位置関係を示すデータを予め入力しておく第1
    工程と、 ロボットの姿勢を示すデータとそのときのロボットハン
    ドの位置と姿勢を当該ロボットの座標系で示すデータと
    の変換式を予めロボット毎に入力しておく第2工程と、 ロボットハンドとロボットハンドで把持される物との相
    対位置関係を示すデータを予めロボット毎に入力してお
    く第3工程とを準備工程とし、 いずれか一方のロボットの姿勢を示すデータを入力する
    第4工程と、 前記第4工程で入力されたデータと前記第2工程で入力
    されている変換式に基づいて、ロボットハンドの位置と
    姿勢を当該ロボットの座標系で示すデータを演算する第
    5工程と、 前記第5工程で演算されたデータと前記第3工程で入力
    されているデータとに基づいて、当該ロボットで把持さ
    れている物の位置と姿勢を当該ロボットの座標系で示す
    データを演算する第6工程と、 前記第6工程で演算されたデータとロボット群が協調動
    作する対象物の形状データとから、当該ロボットの座標
    系と前記対象物の座標系との相対位置関係を示すデータ
    を演算する第7工程と、 前記対象物の形状データから他方のロボットで把持され
    る物の位置と姿勢を前記対象物の座標系で示すデータを
    入力する第8工程と、 前記第8工程で入力されたデータと前記第3工程で入力
    されているデータとに基づいて、前記他方のロボットの
    ロボットハンドの位置と姿勢を前記対象物の座標系で示
    すデータを演算する第9工程と、 前記第1工程で入力されているデータと前記第7工程で
    演算されたデータとに基づいて、前記他方のロボットの
    座標系と前記対象物の座標系との相対位置関係を示すデ
    ータを演算する第10工程と、 前記第10工程で演算されたデータと前記第9工程で演
    算されたデータとから、前記他方のロボットのロボット
    ハンドの位置と姿勢を前記他方のロボットの座標系で示
    すデータを演算する第11工程と、 前記第11工程で演算されたデータと前記第2工程で入
    力されている変換式とから、前記他方のロボットの姿勢
    を示すデータを演算する第12工程と、 前記第4工程で入力されたデータに基づいて前記一方の
    ロボットを、前記第12工程で演算されたデータに基づ
    いて前記他方のロボットを駆動する第13工程とを有す
    るロボット群制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017019053A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 トヨタ車体株式会社 ロボット接合システム
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