JPH064390Y2 - チューニングピン - Google Patents

チューニングピン

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JPH064390Y2
JPH064390Y2 JP1988012894U JP1289488U JPH064390Y2 JP H064390 Y2 JPH064390 Y2 JP H064390Y2 JP 1988012894 U JP1988012894 U JP 1988012894U JP 1289488 U JP1289488 U JP 1289488U JP H064390 Y2 JPH064390 Y2 JP H064390Y2
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JP
Japan
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tuning pin
thread
tuning
pin
threaded portion
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JP1988012894U
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English (en)
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JPH01117695U (ja
Inventor
富士夫 山岸
広彦 三浦
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/305,426 priority patent/US4961361A/en
Priority to DE8916077U priority patent/DE8916077U1/de
Priority to DE3902983A priority patent/DE3902983A1/de
Priority to KR1019890001229A priority patent/KR890013600A/ko
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C3/00Details or accessories
    • G10C3/10Tuning pins; Tensioning devices

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ピアノ等の弦楽器に張設される弦の保持力
を強化するともに楽音ピッチの調整を容易に行えるよう
にしたチューニングピンの改良に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 弦楽器、例えばピアノに使用される弦は、第8図示のよ
うにフレーム7上に設けたヒッチピン(図示せず)に一
端を係止し、他端はフレーム7を介してピン板8に螺設
するチューニングピン1に巻回係止されている。
このチューニングピン1は、弦9をフレーム7に張設・
保持すると共に、微妙に巻回することによって弦9の張
力を加減し、楽音ピッチの調整を行うものである。な
お、10は弦押えである。
従来、チューニングピン1は、上述のような目的を果す
ために、第9図示のような、径7mm前後、長さ60mm程
度の円柱の炭素鋼の表面に切削加工によりねじ長さ35
mm程度のねじ部2を設け、該チューニングピン1の頭部
3にはこのねじ部2を巻回してピン板8に螺設するチュ
ーニングハンマーを挿入するために断面四角形に形成
し、かつ、弦9を挿入する弦孔4が設けられている。
このように、チューニングピン1のねじ部2を切削加工
で形成したものは、第10図示のように、ねじ部2の表
面上に数μmの鱗状の切削痕11があり、この切削痕1
1がチューニングピン1とピン板8との間に適度の摩擦
によりチューニングピン1に静止トルクを生じ、微妙な
調律が行える要因となっていたが、このようなチューニ
ングピン1Dは切削加工で1本ずつ個々にねじ切りする
ため、製造工程が煩雑でねじ部2のねじ山高さの差異に
より、ピン板8への保持力が異なることから製造上の管
理が大変でコスト高の傾向にあった。
他方、前記チューニングピン1のねじ部2を第11図示
のように転造加工によって形成し、安価にチューニング
ピン1Eを製造する方法も提案されているが、ねじ部2
を切削加工で形成するチューニングピン1Dに比べて、
前記ねじ部2のねじ山表面が滑らかに形成されるため、
弦の調律のためにチューニングピン1Eを回転させる
と、ピン板8とチューニングピン1Eとの摩擦抵抗が減
り、静止トルクが少なくなり滑りによる空回りが生じ、
調律に伴なう楽音ピッチの微調整が出来難いという欠点
があった。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上述のような切削加工によるねじ深さの差
異および転造加工によるねじ表面の平滑性によって生ず
るチューニングピンの保持力のバラツキを解消するため
に、チューニングピン1のねじ山2A上にこのねじ山2
Aのねじの巻方向と略直交して断続適に押し潰した設け
たり、該溝5を不規則な幅の溝5としたり、前記溝5ね
じ山2Aの巻き方向に逆くさび形のを切欠き形状6とし
たり、また、前記ねじ部2におけるねじ山2Aは不定形
の波形状に形成すると共に、前記ねじ部2は少なくとも
一部分において異なるピッチ幅のねじ山としたしたこと
を特徴とするものである。
(作用) この考案は上述のように構成することによって、チュー
ニングピン1のねじ部2を従来のような切削加工、転造
加工で形成するチューニングピン1D,1Eでは得られ
ない適度な表面粗さを前記ねじ部2に付与するものであ
り、これによって、ピン板8に螺設するチューニングピ
ン1の最大静止トルクが動トルクに近く設定できるた
め、弦の調律に際して、チューニングピン1を微妙に回
転させしかも滑りによる空回りさせることがなく、微調
整が容易になる。
(実施例) 以下、図面を参照し、この考案の実施例を説明する。
第1図は、この考案の第一実施例のねじ部拡大図であ
る。
第一実施例について説明すれば、このチューニングピン
1AはJISにも規定されているように、径7mm前後,
長さ60mm程度の円柱の炭素鋼に35mm程度のねじ部2
を有している。このねじ部2は、転造加工にて形成され
ており、このねじ部2の加工形成時に同時にねじ山2A
の巻方向と略直交方向に、第3図示のように、断続適に
押し潰して溝5の溝幅wを狭くした部分を1mm間隔で設
けている。
即ち、チューニングピン1Aのねじ山2Aの巻方向に断
続的にねじ山2Aをつぶして溝5を施したものである。
次に第二実施例について説明する。第4図はこの考案の
第二実施例を示す図であり、第5図はこの考案のチュー
ニングピン1Bの第二実施例のねじ部のC−C線横断面
を示す図である。このチューニングピン1Bは前述した
所定大きさのチューニングピン1に35mm程度のねじ部
2を有している。このねじ部2は転造加工にて形成する
ようにし、この加工形成時に同時にチューニングピン1
Bを巻き戻す方向、即ち、チューニングピン1Bがこれ
に巻回する弦9の張力によって緩む方向にくさび形の切
欠き形状6を設けたものである。この切欠き形状6は、
ねじ部2の上端から下端において全面または一部に設
け、従来の切削加工によって形成する場合は発生するね
じ部2の鱗状(数μm)の切削痕11に相当するもので
ある。なお、この第二実施例のねじ部2における切欠き
形状6の外観はスジ程度である。
次に第三実施例について説明する。第6図はこの考案の
チューニングピン1Cにおける第三実施例を示す図であ
る。このチューニングピン1Cは前述した所定の大きさ
のチューニングピン1に35mm程度のねじ部2を有して
いる。このねじ部2は、ねじ部2の上端から下端におい
て、ねじ山2Aは不定形の波形状に形成すると共にピッ
チPを連続的に変化させている。
さらに、第7図示のように、前記第三実施例のチューニ
ングピン1Cに設けたねじ山2Aのねじ巻方向と略直交
に溝5を設けても、その得られる効果は同じである。
なお、第一実施例乃至第三実施例において、チューニン
グピン1の頭部3は、巻回の道具であるチューニングハ
ンマーのために四角形を形成し、かつ、弦9を挿入する
弦孔4が設けられている。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によればねじ部の静止トルクが増
大し、チューニングピンをピン板に良好に張設・保持さ
せることができる。
即ち、従来生じていた滑りによる空回りといった調律を
行うには好ましくない不具合を解消し、チュウニングピ
ンの微妙な回転をチュウニングハンマーで感取すること
ができるので、調律に伴なう微調整が可能となる。
また、転造加工によってねじ部を形成するチューニング
ピンに適用することによって、上記のような高性能のチ
ューニングピンを安価に提供することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は、この考案におけるチューニングピ
ンの実施例図、第8図はピアノにおける張弦状態を示す
図、第9図はチューニングピンの形状を示す図、第10
図,第11図は従来例を示す図である。 1……チューニングピン本体、 2……ねじ部、3……頭部、 4……弦孔、5……溝、 6……切欠き形状、7……フレーム、 8……ピン板、9……弦、 10……弦押え、11……切削痕。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューニングピン(1)のねじ山(2A)上に該
    ねじ山(2A)の巻き方向と略直交して断続適に押し潰した
    不規則な幅の溝(5)を有するねじ部(2)を形成したことを
    特徴とするチューニングピン。
  2. 【請求項2】前記溝(5)はねじ山(2A)の巻き方向に逆く
    さび形の切欠き形状(6)に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のチューニングピン。
  3. 【請求項3】前記ねじ山(2A)は不定形の波形状に形成す
    ると共に、前記ねじ部(2)は少なくとも一部分において
    異なるピッチ幅のねじ山(2A)としたことを特徴とするチ
    ューニングピン。
JP1988012894U 1988-02-02 1988-02-02 チューニングピン Expired - Lifetime JPH064390Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988012894U JPH064390Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 チューニングピン
US07/305,426 US4961361A (en) 1988-02-02 1989-02-01 Tuning pin
DE8916077U DE8916077U1 (de) 1988-02-02 1989-02-01 Stimmnagel
DE3902983A DE3902983A1 (de) 1988-02-02 1989-02-01 Stimmnagel
KR1019890001229A KR890013600A (ko) 1988-02-02 1989-02-02 조 율 핀

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988012894U JPH064390Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 チューニングピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01117695U JPH01117695U (ja) 1989-08-09
JPH064390Y2 true JPH064390Y2 (ja) 1994-02-02

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ID=11818100

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JP1988012894U Expired - Lifetime JPH064390Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 チューニングピン

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JP (1) JPH064390Y2 (ja)
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KR890013600A (ko) 1989-09-25
DE8916077U1 (de) 1993-09-02
DE3902983A1 (de) 1989-08-24
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JPH01117695U (ja) 1989-08-09

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