JPH032947Y2 - - Google Patents

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JPH032947Y2
JPH032947Y2 JP10945186U JP10945186U JPH032947Y2 JP H032947 Y2 JPH032947 Y2 JP H032947Y2 JP 10945186 U JP10945186 U JP 10945186U JP 10945186 U JP10945186 U JP 10945186U JP H032947 Y2 JPH032947 Y2 JP H032947Y2
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JP
Japan
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tremolo
string
arm
guitar
unit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電気ギターのトレモロアームに関す
るものである。
〔従来の技術〕
電気ギターに設けられているトレモロアーム
は、演奏中に弦の張力を変化させてビブラート効
果を出すためのもので、このトレモロアームは、
ギター胴部に設けられているトレモロユニツトに
着脱可能に取付けられている。
このトレモロアームを備えた電気ギターについ
て説明すると、第2図において1は電気ギターの
胴部、2はネツク部であり、ギター胴部1にはト
レモロユニツト10が設けられている。
このトレモロユニツト10について説明する
と、第2図および第3図において11はトレモロ
ユニツト10のベースプレートであり、このベー
スプレート11上には6本の弦3,3の一端を止
着する6組の弦止着部が設けられている。この弦
止着部は、ベースプレート11に固定されたサド
ル取付部材12と、このサドル取付部材12に回
動可能に枢着されたサドル13と、このサドル1
3に形成した開口13a内に移動可能に設けられ
た弦固定駒14と、サドル13に螺合挿通されて
前記弦固定駒14をサドル13の開口13aの壁
面に押圧する弦固定ねじ15とから構成されてい
る。そして弦3,3は、その一端を可動サドル1
3の開口13aの壁面と弦固定駒14との間に挟
持固定するとともに、他端をギターのネツク部2
の先端に設けられているチユーニングスクリユー
16,16に巻付けて張設されており、チユーニ
ングつまみ16aによりチユーニングスクリユー
16を回すことによつて張力を調節されるように
なつている。なお、17はベースプレート11の
後端部に螺合挿通されて弦固定ねじ15を下方
(ベースプレート11側)に押圧するフアイン・
チユーニングねじである。このフアイン・チユー
ニングねじ17は弦3の張力を微調整するための
もので、このフアイン・チユーニングねじ17を
回すと、サドル13に螺合挿通されている弦固定
ねじ15を介してサドル13が回動され、弦3の
張力が微調整される。そして、上記トレモロユニ
ツト10は、ギター胴部1の上面に固定した支持
プレート4上に弦張設方向に移動可能に支持され
ている。また、ベースプレート11の下面には、
前記支持プレート4とギター胴部1に設けた開口
からギター胴部1内に挿入される脚ブロツク18
が固定されており、トレモロユニツト10は、弦
3,3の張力と脚ブロツク18を引張する引張り
ばね19のばね力によりネツク部2側に引かれて
いて、トレモロアーム20の回動操作により弦3
を緊張させる方向に移動されるようになつてい
る。
前記トレモロアーム20は、トレモロユニツト
10のベースプレート11に設けたトレモロアー
ム挿入部21に基端部を螺合挿入することによつ
てトレモロユニツト10に着脱可能に取付けられ
るもので、このトレモロアーム20をトレモロア
ーム挿入部21に螺合締結した状態でトレモロア
ーム20を回動操作すると、トレモロアーム挿入
部21に設けられてトレモロアーム20と螺合す
るカム(図示しないがトレモロユニツト10のベ
ースプレート11下に設けられている)がトレモ
ロアーム20とともに回動し、このカムによりト
レモロユニツト10全体が弦3を緊張させる方向
に移動される。
一方、第2図において、22はギターのネツク
部2の先端側に設けられた弦ロツク部である。こ
の弦ロツク部22は、前記チユーニングつまみ1
6aの操作により張力を調整された弦3,3をロ
ツクしてチユーニングの狂いを防止するもので、
この弦ロツク部22は第4図に示すように、ネツ
ク部2の先端側上面に固定ボルト23によつて固
定された弦受け部材24と、この弦受け部材24
上に弦3を押え固定するロツクナツト25と、こ
のロツクナツト25を弦受け部材23に締付ける
弦ロツクねじ26とからなつている。なお、27
はテンシヨンバーである。
ところで、上記電気ギターにおけるチユーニン
グつまり弦3,3の張力の調整は、前記弦ロツク
部22の弦ロツクねじ26を緩めて行なわれ、ま
た弦3,3が切れたときの弦の変換は、前記トレ
モロユニツト10の弦固定ねじ15を緩めて行な
われるが、この場合従来は、弦固定ねじ15およ
び弦ロツクねじ26の頭部に設けられている各形
(通常は六角)の工具差込み穴15a,26aに
嵌入するサイズの棒レンチを使用して弦固定ねじ
15や弦ロツクねじ26を回していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このように棒レンチを使用して
弦固定ねじ15や弦ロツクねじ26を回すので
は、常に弦固定ねじ15および弦ロツクねじ26
を回すための工具として上記棒レンチを携帯する
必要があるし、また上記棒レンチが小さいために
これを紛失してしまうこともあつた。
〔問題点を解決する手段および作用〕
この考案は、ギターの胴部に設けられたトレモ
ロユニツトに着脱可能に取付けられるトレモロア
ームを、前記トレモロユニツトのトレモロアーム
挿入部に挿入されるアーム基部の先端に、前記ト
レモロユニツトに設けられている弦固定ねじの工
具差込み穴と、ギターのネツク部に設けられてい
る弦ロツクねじの工具差込み穴とに嵌入するレン
チ部を設けた構造とすることにより、このトレモ
ロアームを利用して弦固定ねじおよび弦ロツクね
じを回すことができるようにしたものであり、こ
の考案によれば、従来のように弦固定ねじおよび
弦ロツクねじを回すための工具として棒レンチを
携帯する必要はない。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図はトレモロアーム20の基部側を示した
もので、このトレモロアーム20の基部には、ギ
ターの胴部1に設けられている第2図および第3
図に示したトレモロユニツト10のトレモロアー
ム挿入部21に螺合挿入されるねじ部20aが設
けられており、このアーム基部の先端には、前記
トレモロユニツト10に設けられている弦固定ね
じ15の工具差込み穴15aと、ギターのネツク
部1に設けられている第2図および第4図に示し
た弦ロツク部22の弦ロツクねじ26の工具差込
み穴26aとに嵌入するレンチ部20bが設けら
れている。このレンチ部20bは、角形棒レンチ
と同じ材質の角形棒材を、トレモロアーム20の
基部先端に穿設した孔部に圧入嵌合して形成され
たものである。
このトレモロアーム20は、常時はアーム基部
のねじ部20aをトレモロユニツト10のトレモ
ロアーム挿入部21に螺合挿入してトレモロユニ
ツト10に取付けられているもので、この状態で
は、アーム基部のねじ部20aはトレモロユニツ
ト10のトレモロアーム挿入部21に設けられて
いるカム(トレモロユニツト10全体を弦3を緊
張させる方向に移動させるカム)に螺合締結され
ている。また、このトレモロアーム20は、弦3
の交換やチユーニングを行なう際にトレモロユニ
ツト10から取外されて前記弦固定ねじ15や弦
ロツクねじ26を回す工具として使用されるもの
で、トレモロユニツト10からのトレモロアーム
20の取外しは、トレモロアーム20をトレモロ
アーム挿入部21への螺合を緩める方向に回すこ
とによつて行なわれる。そして、弦3の交換に際
して前記弦固定ねじ15を回す場合は、トレモロ
ユニツト10から取外したトレモロアーム20の
レンチ部20bを第3図に示すように弦固定ねじ
15の工具差込み穴15aに嵌め込んでこの弦固
定ねじ15をトレモロアーム20によつて回せば
よく、また、チユーニングに際して弦ロツクねじ
26を回す場合は、トレモロユニツト10から取
外したトレモロアーム20のレンチ部20bを第
4図に示すように弦ロツクねじ26の工具差込み
穴26aに嵌め込んでこの弦固定ねじ15をトレ
モロアーム20によつて回せばよい。
すなわち、上記トレモロアームは、ギター胴部
1のトレモロユニツト10に設けられている弦固
定ねじ15と、ギターのネツク部2に設けられて
いる弦ロツクねじ26とを回す工具としても使用
できるようにしたものである。
〔考案の効果〕
この考案は、ギターの胴部に設けられたトレモ
ロユニツトに着脱可能に取付けられるトレモロア
ームを、前記トレモロユニツトのトレモロアーム
挿入部に挿入されるアーム基部の先端に、前記ト
レモロユニツトに設けられている弦固定ねじの工
具差込み穴と、ギターのネツク部に設けられてい
る弦ロツクねじの工具差込み穴とに嵌入するレン
チ部を設けた構造とすることにより、このトレモ
ロアームを利用して弦固定ねじおよび弦ロツクね
じを回すことができるようにしたものであるか
ら、この考案によれば、従来のように弦固定ねじ
および弦ロツクねじを回すための工具として棒レ
ンチを携帯する必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すトレモロア
ームの基部側の斜視図、第2図はトレモロアーム
を備えた電気ギターの正面図、第3図および第4
図は電気ギターのトレモロユニツト部および弦ロ
ツク部の拡大断面図である。 1……ギター胴部、2……ネツク部、10……
トレモロユニツト、15……弦固定ねじ、15a
……工具差込み穴、20……トレモロアーム、2
0b……レンチ部、21……トレモロアーム挿入
部、22……弦ロツク部、26……弦ロツクね
じ、26a……工具差込み穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ギターの胴部に設けられたトレモロユニツトに
    着脱可能に取付けられるトレモロアームであつ
    て、前記トレモロユニツトのトレモロアーム挿入
    部に挿入されるアーム基部の先端に、前記トレモ
    ロユニツトに設けられている弦固定ねじの工具差
    込み穴と、ギターのネツク部に設けられている弦
    ロツクねじの工具差込み穴とに嵌入するレンチ部
    を設けたことを特徴とする電気ギターのトレモロ
    アーム。
JP10945186U 1986-07-18 1986-07-18 Expired JPH032947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10945186U JPH032947Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10945186U JPH032947Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6319896U JPS6319896U (ja) 1988-02-09
JPH032947Y2 true JPH032947Y2 (ja) 1991-01-25

Family

ID=30987561

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10945186U Expired JPH032947Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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JPS6319896U (ja) 1988-02-09

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